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【発明の名称】 コンバインの穀稈引起装置
【発明者】 【氏名】高橋 伯郎

【氏名】飯泉 清

【氏名】三宅 達也

【氏名】北川 智志

【要約】 【課題】穀稈を引起しする引起ケースの前引起ケースと補助引起ケースの補助引起ギヤーケースとの分解、及び組立を容易にしようとするものである。

【解決手段】引起ケース17の前側で立毛穀稈を引起す補助引起ラグ21aを装着して回転駆動する補助引起チエン21bを内装した補助引起ケース20の補助引起ギヤーケース22に設けた取付板26の装着は、前引起ケース17aに設けた補強板24へ装着すると共に、後引起ケース17bに設けた受支持板25へ該補強板24を介して各ツマミ付ボルトで装着した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 立毛穀稈を引起す引起ラグ18aを装着して横方向へ突出させて回転駆動する引起チエン18bを内装する前・後引起ケース17a,17bで形成する引起ケース17と、該前引起ケース17aの内側面へ設けた補強板24と、該引起ケース17の前側で該立毛穀稈を引起す補助引起ラグ21aを装着して前方へ突出させて回転駆動する補助引起チエン21bを内装する補助引起ケース20と、該補助引起ケース20に装着した該補助引起ギヤーケース22に設けた取付板26等よりなるコンバインにおいて、該取付板26は該補強板24へ装着すると共に、該後引起ケース17bの内側面に設けた受支持板25へ該補強板24を介して装着して設けたことを特徴とするコンバインの穀稈引起装置。
【請求項2】請求項1の構成において、該補助引起ケース20の上部に装着した左取付ステー31の上端部は該引起ケース17の上部に設けた伝動ギヤーケース23cの横側へ装着するギヤーケースカバー32を締付用のボルト32aで共締めして設けたことを特徴とするコンバインの穀稈引起装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、引起ケースの前側で立毛穀稈を引起す補助引起ラグを装着して回転駆動する補助引起チエンを内装した補助引起ケースの補助引起ギヤーケースに設けた取付板の装着方法に関する技術であり、コンバインの穀稈引起装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈を刈取り作業のときは、引起ケースの前側に直接装着した補助引起ケースに内装した補助引起チエンの回転駆動により、この補助引起チエンに装着して、該補助引起ケースから前方へ突出する各補助引起ラグで穀稈は引起され、更に引起ケースに内装した引起チエンの回転駆動により、この引起チエンに装着して、該引起ケースから横方向へ突出する各引起ラグで穀稈は引継ぎされて引起され、引起した穀稈は後工程へと引継ぎされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】補助引起ケースに設けた補助引起ギヤーケースは、前・後引起ケースで形成する引起ケースの該前引起ケースへ直接装着されていることにより、この補助引起ギヤーケースのみの分解ができなく、又、該前引起ケースの分解、及び組立が困難であったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、立毛穀稈を引起す引起ラグ18aを装着して横方向へ突出させて回転駆動する引起チエン18bを内装する前・後引起ケース17a,17bで形成する引起ケース17と、該前引起ケース17aの内側面へ設けた補強板24と、該引起ケース17の前側で該立毛穀稈を引起す補助引起ラグ21aを装着して前方へ突出させて回転駆動する補助引起チエン21bを内装する補助引起ケース20と、該補助引起ケース20に装着した該補助引起ギヤーケース22に設けた取付板26等よりなるコンバインにおいて、該取付板26は該補強板24へ装着すると共に、該後引起ケース17bの内側面に設けた受支持板25へ該補強板24を介して装着して設け、該補助引起ケース20の上部に装着した左取付ステー31の上端部は該引起ケース17の上部に設けた伝動ギヤーケース23cの横側へ装着するギヤーケースカバー32を締付用のボルト32aで共締めして設けたことを特徴とするコンバインの穀稈引起装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈を刈取り作業のときは、補助引起ケース20に装着した補助引起ギヤーケース22に設けた取付板26は、前・後引起ケース17a,17bで形成した引起ケース17の該前引起ケース17aの内側面に設けた補強板24と、該後引起ケース17bの内側面に設けた受支持板25へ該補強板24を介して、この受支持板25とへ各ツマミ付ボルトで装着して、該引起ケース17の前側へ位置させて設けて、該補助引起ケース20に内装した補助引起チエン21bの回転駆動により、この補助引起チエン21bに装着して、該補助引起ケース20から前方へ突出する各補助引起ラグ21aで穀稈は引起され、更に該引起ケース17に内装した引起チエン18bの回転駆動により、この引起チエン18bに装着して、該引起ケース17から横方向へ突出する各引起ラグ18aで穀稈は引継ぎされて引起され、引起した穀稈は後工程へと引継ぎされる。又、該補助引起ケース20は左取付ステー31により、強固に該引起ケース17の上部の伝動ギヤーケース23cへギヤーケースカバー32と共締されている。
【0006】
【発明の効果】補助引起ケース20の装着は、引起ケース17の前引起ケース17aの内側面へ設けた補強板24と、後引起ケース17bの内側面に設けた受支持板25へ該補強板24を介して装着したことにより、この補助引起ケース20に装着した補助引起ギヤーケース22のみの分解が可能となり、又、該受支持板25が該後引起ケース17bの内側面に設けられたことにより、該前引起ケース17aの分解、及び組立が容易になった。又、該補助引起ケース20は強固に装着された。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の前部に設けた刈取機3の立毛穀稈を引起しする引起装置4と、この引起装置4の前側に設けて、立毛穀稈を引起しする補助引起装置5等を設けた構成であり、これら引起装置4と補助引起装置5との接続方法について、図示して説明する。
【0008】前記コンバイン1の走行車台2の下側には、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ6aを張設した走行装置6を配設し、該走行車台2の上側には、フィードチエン7aと挟持杆7bとにより、刈取機3で立毛穀稈を刈取りした刈取り穀稈は、この刈取機3から引継ぎ挟持移送して脱穀し、脱穀された穀粒を選別回収して一時貯留する穀粒貯留タンク8を右横側に装着した脱穀機7を載置した構成である。
【0009】前記脱穀機7の前部で走行車台2の前側には、前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド9a、及び分草体9bと、この分草された穀稈を引き起す補助引起装置5、及び引起装置4と、引き起された穀稈を掻込する穀稈掻込搬送装置10の掻込装置10aと、掻込された穀稈を刈り取る刈刃装置11aと、刈り取られた穀稈を移送し、フィードチエン7aと挟持杆7bとへ受渡しする穀稈掻込搬送装置10の搬送装置10b等を設けた刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ11により、土壌面に対して昇降自在に作用させる構成である。
【0010】前記脱穀機7側には、コンバイン1の始動、停止操作、及び各種調節操作等の操作を行う操作装置12と、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席12aとを設け、この操縦席12aの下部で走行車台2の上側には、エンジン13を載置すると共に、後方には、穀粒貯留タンク8を配設する。これら走行装置6と、脱穀機7と、刈取機3と、エンジン13等によって、該コンバイン1の機体1aを構成している。
【0011】前記刈取機3の穀稈掻込搬送装置10によって形成される穀稈移送経路中には、刈り取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機7へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けている。走行車台2の前端部に装架された走行用のミッションケース14の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ14aを設けた構成である。
【0012】前記穀粒貯留タンク8内の底部には、貯留穀粒を後方へ横送りする横移送螺旋8aを前後方向に設けると共に、横送りされた穀粒を引継ぎして、継手ケース8bを介して方向変換する縦移送螺旋15aを内装した縦移送筒15を略垂直姿勢で旋回可能に、該継手ケース8bの上側で該穀粒貯留タンク8の後側に設けた構成である。
【0013】前記縦移送筒15の上端部には、上端部を支点として、その全長がコンバイン1の前後長に亘り、伸縮自在な排出螺旋16aを内装した伸縮自在、上下回動自在、旋回自在な排出オーガ16を装着した構成である。平面視左側端部の前記引起装置4を説明すると、この引起装置4は、図1〜図4で示す如く前・後引起ケース17a,17bを接続させて引起ケース17を形成し、この引起ケース17内には、引起ラグ18aを所定間隔に装着した引起チエン18bは、該引起ケース17内の上下端部近傍に設けた上・下スプロケット18c、18dに掛け渡した構成である。この上スプロケット18cは該引起ケース17の上部で、刈取機3を支持する支持杆23aの上端部に左右方向に設けたパイプ支持杆23b部に設けた伝動ギヤーケース23cから支持ケース23dを介して設けた引起ギヤーケース19に内装した伝動機構19aで回転駆動する構成であり、この回転駆動により、該引起チエン18bが回転駆動する構成である。39aは該引起ケース17の外側の左サイドカバーである。
【0014】前記引起ラグ18aは、図3で示す如く内側の下部から上部までの間は、引起ケース17から横方向へ突出して回転駆動され、穀稈を引起しする穀稈引起作用部の構成である。又、外側の上部から内側の下部までの間は、該引起ラグ18aは該引起ケース17内へ収納状態で回転駆動され、穀稈を引起ししない引起非作用部の構成である。
【0015】平面視左側端部の前記補助引起装置5を説明すると、この補助引起装置5は、図1〜図4で示す如く引起装置4の引起ケース17の前側に設けた構成である。この補助引起装置5は左・右補助引起ケース20a,20bを接続させて、補助引起ケース20を形成し、この補助引起ケース20内には、補助引起ラグ21aを所定間隔に装着した補助引起チエン21bは、該補助引起ケース20内の上下端部近傍に設け上・下補助スプロケット21c、21dに掛け渡した構成である。この上補助スプロケット21cは該補助引起ケース20に装着した補助引起ギヤーケース22に内装した伝動機構22aで回転駆動する構成であり、この回転駆動により、該補助引起チエン21bが回転駆動する構成である。
【0016】前記補助引起ラグ21aは、図4で示す如く前側の下部から上部までの間は、補助引起ケース20から前方向へ突出して回転駆動され、穀稈を引起しする穀稈引起作用部の構成である。又、前側の上部から後側の下部までの間は、該補助引起ラグ21aは該補助引起ケース20内へ収納状態で回転駆動され、穀稈を引起ししない引起非作用部の構成である。
【0017】前記補助引起ケース20の左・右補助引起ケース20a,20bの外側面には、図3、及び図4で示す如く穀稈を分離する補助左・右ナローガイド33a,33bを装着した構成である。前記補助引起装置5を装着する装着部材、及び装着機構は、図1〜図4で示す如く引起ケース17の前引起ケース17aの内側面に、上下方向の中央部を内側へ突出させた補強板24を固着した構成である。又、該引起ケース17の後引起ケース17bの内側面には、クランク形状の受支持板25を装着した構成である。これら補強板24と受支持板25とへ装着する構成である。
【0018】前記補助引起装置5の装着は、引起ケース17の前引起ケース17aに設けた孔部17cから、図1、及び図2で示す如くこの補助引起装置5の補助引起ケース20の右補助引起ケース20bの外側面にL字形状の補助引起ギヤーケース22を装着して設け、この補助引起ギヤーケース22の先端部には、コ字形状の取付板26を設け、この取付板26には、パイプ材よりなる複数個の受パイプ27aを固着した補助板27を固着して設けて、この取付板26の強度アップを図った構成である。該補助引起装置5の補助引起ギヤーケース22は、締付用のツマミ付ボルト28aをこれら補助引起ギヤーケース22、取付板26、補助板27、受パイプ27a、及び補強板24へ挿入して、この補強板24の内側面に固着したナット28cへ螺挿入して、該補強板24へ装着した構成である。又、締付用のツマミ付ボルト28bをこれら、取付板26、補助板27、受パイプ27a、補強板24、及び受支持板25へ挿入して、この受支持板25の内側面へ固着したナット28cへ螺挿入して、該受支持板25へ装着した構成である。
【0019】前記補助引起装置5の補助引起ケース20の装着は、補強板24と受支持板25との両者へ装着することにより、補助引起ギヤーケース22、及び前引起ケース17aの分解、及び組立が容易な構成である。前記補助引起ケース20の下部の装着は、図3、及び図4で示す如くこの補助引起ケース20の左・右補助引起ケース20a、20bの下部の外側面には、中央部に突出部29aと、前後両側に切欠部29bとを設けた支持板29を固着して設け、この各支持板29のこの各切欠部29は、分草体9bの分草パイプ9cの左右両側の外周面へ固着して設けた受板30の前後両側に固着して設けた支持ピン30aで受けて支持する構成である。
【0020】前記補助引起ケース20の上部の装着は、図1、及び図3、図4で示す如くこの補助引起ケース20の上部に、左取付ステー31の一方側の下端部は、ツマミ付ボルト28aで装着した構成である。又、該左取付ステー31の他方側の上端部は、引起ケース17の上部に設けた伝動ギヤーケース23cへ装着するギヤーケースカバー32を締付用のボルト32aで共締めする構成である。
【0021】これにより、前記左取付ステー31はギヤーケースカバー32と共に、伝動ギヤーケース23cへ共締めすることにより、補助引起ケース17の振れ等の防止ができると共に、この補助引起ケース17の着脱が容易になった。平面視右側端部の右補助引起装置34は、図5、及び図6で示す如く右補助引起ギヤーケース35は補助引起ギヤーケース22と同じ方法により、右側端部の引起ケース36を形成する前・後引起ケース36a,36bのこの前引起ケース36aへ装置して、前部へ設けた構成であり、この右補助引起ギヤーケース35の先端部には、補助ギヤーケース35aを装着し、この補助ギヤーケース35aを右側の補助引起ケース37を形成する左・右補助引起ケース37a,37bのこの左補助引起ケース37aへ装着した構成である。
【0022】前記補助引起ケース37の上下部の装着は、図5、及び図6で示す如くこの補助引起ケース37の下部の装着は、左側端部の補助引起ケース20と同じ方向で装着した構成である。上部の装着は、この補助引起ケース37の上部に、右取付ステー38の一方側の下端部は、ツマミ付ボルト28aで装着した構成である。又、該右取付ステー38の他方側の上端部は、支持ケース23dから突出させて設けた取付板38aへボルト、及びナット等で装着した構成である。この右取付ステー38は、該引起ケース36と右サイドカバー39bとの間を経由して、上方へ突出させて装着した構成である。
【0023】これにより、前記右取付ステー38の上部の取付位置を動力入力部より、上方へ設けると共に、支持ケース23dに装着して設けたことにより、右補助引起装置34の振れを防止できると共に、補助引起ケース37の着脱が容易になった。前記補助引起ケース37の左・右補助引起ケース37a,37bの外側面には、穀稈を分離する左・右補助ナローガイド40a,40bを装着した構成である。
【0024】平面視中央部の中補助引起装置41は、図7、及び図8で示す如く右補助引起ギヤーケース35を共用使用し、この右補助引起ギヤーケース35は補助引起ギヤーケース22と同じ方向により、中央左側部の引起ケース42を形成する前・後引起ケース42a,42bのこの前引起ケース42aへ装着すると共に、中央部の補助引起ケース43を形成する左・右補助引起ケース43a,43bのこの左補助引起ケース43aへ装着した構成である。
【0025】前記補助引起ケース43の上下部の装着は、図7、及び図8で示す如くこの補助引起ケース43の下部の装着は、左側端部の補助引起ケース20と同じ方向で装着した構成である。上部の装着は、この補助引起ケース43の上部に中取付ステー44の一方側の下端部は、ツマミ付ボルト28aで装着した構成である。又、該中取付ステー44の他方側の上端部は、支持ケース23dへボルト、及びナット等で装着した構成である。この中取付ステー44は、左右両側の引起ケース42、42間を上方へ突出させて装着した構成である。
【0026】これにより、前記中取付ステー44の上部の取付位置を動力入力部より、上方へ設けると共に、支持ケース23dに装着して設けたことにより、中補助引起装置41の振れを防止できると共に、補助引起ケース43の着脱が容易になった。前記補助引起ケース43の左・右補助引起ケース43a,43bの外側面には、穀稈を分離する左・右ナローガイド45a,45bを装着した構成である。
【0027】前記ナローガイド9aは、図10〜図12で示す如く前・後ナローガイド46a,46bに2分割とし、これら前・後ナローガイド46a,46bは接合具46cで接続した構成であり、この前ナローガイド46aの前端部は、分草パイプ9cへ左右へ回動自在にピン46eで装着した構成であると共に、支持杆46dを固着して設け、この支持杆46dを刈取機3に設けた支持パイプ3bへ挿入して支持させると共に、該ピン46eを回動中心として、左右へ回動移動する構成である。
【0028】前記前ナローガイド46aの前後方向略中央部には、補助ナローガイド47を挿入して支持する支持具47aを設け、この補助ナローガイド47は該支持具47aを介してボルト、及びナット等で装着するもよく、又、挿入した該補助ナローガイド47の抜け止めを施して、上下に回動自在な構成とするもよい。
【0029】前記後ナローガイド46bは後方へ向けて略水平状態に設け、補助ナローガイド47は前方下部から後方上部へ向けて上り傾斜状態に設けた構成であると共に、後端部は刈取機3の供給移送装置3cから脱穀機7のフィードチエン7aへ穀稈を引継ぎする引継部(イ)より、後方部まで延長して設けた構成である。
【0030】前記後ナローガイド46bはコンバイン1の機体1aの後端部まで延長して設けた構成である。前記補助ナローガイド47を設けたことにより、稈長が超長稈、例えば、140cm程度であると、未刈稈の株元側がナローガイド9aに干渉して姿勢不良が発生すると共に、引継部(イ)へ巻き込まれることが発生していたが、これらの問題点を解消することができた。
【0031】前記穀稈掻込移送装置10の搬送装置10bは、図13、及び図14で示す如く根元移送装置48aと穂先移送装置48bとよりなり、この穂先移送装置48bの上部移送ケース48cの上側には、案内板49を設け、この案内板49の前部は引起装置4の後側面へ装着して、移送方向に沿って穀稈の穂先側を案内すべく設け、先端部は該根元移送装置48aの合流部より下手側まで延長すると共に、該穂先移送装置48bの穂先ガイド棒50は合流部の後方へ延長し、これら案内板49と穂先ガイド棒50とは、ラップさせ、更に該案内板49の一部に切欠部49aを設けて、この案内板49のこの切欠部49aより、該穂先ガイド棒50を突出させた構成である。
【0032】これにより、移送される穀稈は前記案内板49と穂先ガイド棒50とにより、停滞することなく移送されると共に、藁の引掛りを防止することができる。前記伸縮シリンダ11のシリンダ51の先端部には、図15、及び図16で示す如く支持具52をボルト、及びナット等で装着して設け、この支持具52を支持杆23aにボルト及びナットで装着した受具53へ挿入し、取付具54で装着して支持させると共に、シリンダケース(図示せず)は走行用のミッションケース14へ装着した構成である。
【0033】前記支持具52は上下方向のコ字形状に形成し、上端部にはストッパ部52aを設け、下部の左右両側には支持ピン52bを固着して設けると共に、上部の左右両側には、挿入孔52cを設けた構成である。前記受具53は前後方向にコ字形状に形成し、下部には、支持具52の支持ピン52bを受ける受溝53aを設け、中央部には、逃溝53bを設けると共に、上部には、挿入孔53cと、螺旋ネジ孔53dを設けた構成である。
【0034】前記取付具54は支持板54aに支持ピン54bを固着すると共に、上部に挿入孔54cを設けた構成である。前記支持具52は、図17、及び図18で示す如くシリンダ51へ装着するボルトの上部にストッパ板52dを設け、ダブルストッパとするもよい。
【0035】前記伸縮シリンダ11のシリンダ51に設けた支持具52にストッパー部52aを設けたことにより、この支持具52の挿入孔52cの孔合せがワンタッチで可能となり、この伸縮シリンダ11の着脱作業を一人作業で行うことができると共に、該ストッパー部52aを一体に成形したことにより、コスト低減が可能になった。
【0036】前記穀稈を脱穀機7へ供給する引継部(イ)の穀稈の株元側を移送する供給移送装置3cの供給チエン3dは、図19で示す如く移送される穀稈の姿勢に対して直交せずに鋭角で移送する構成である。前記供給チエン3d用の供給挟持装置55は、箱形状の挟持ケース55aでL字形状の支持ロット56aを軸支して設け、この支持ロット56aのL字部には、ロット回動ボス56bを挿入して軸支し、この回動ボス56bには、板材と丸棒材等よりなる供給挟持杆56cを設けた構成である。又、この支持ロット56aは該挟持ケース55aに内装した弾発するスプリング55bにより、該供給チエン3dへ弾発させる構成である。
【0037】これにより、前記供給挟持杆56cの下側の構成部品を小形化することができて、株元の乱れが防止でき、又、葉の引掛りを防止することができ、更に短稈時の株元の乱れを防止することにより、旋回時の移送穀稈の切目での穀稈のこぼれが防止できる。
【0038】下部に伝動ケース57を設け、この伝動ケース57には、図20、及び図21で示す如く伝動軸57aを軸支して設け、この伝動軸57aの所定位置には、キー57dを設けて根元スプロケット57bを軸支して設け、この根元スプロケット57bには、根元チエン57cを張設した構成である。
【0039】前記伝動軸57aの上側には、上伝動ケース58で軸支した上伝動軸58aを設け、この上伝動軸58aの上端部には、穂先スプロケット59aを軸支した構成であり、これら伝動軸57aと上伝動軸58aとは、カップリング59で接続した構成である。このカップリング59の下側面と該伝動軸57aに設けた根元スプロケット57bの上側面との間は、該根元スプロケット57bの全幅(L1)より、広幅(L2)に形成した構成である。
【0040】前記根元チエン57cに穀稈等の詰りが発生して過負荷になると、キー57dをトルクリミッタとしていることにより、このキー57dが破損することがあり、このときには、このキー57dを交換するが、この交換のときには、該根元スプロケット57bを上方へ移動させて、簡単に該キー57dを交換することができる構成である。
【0041】これにより、前記上伝動軸58aを分解(取り外す)することなく、伝動軸57aの根元スプロケット57bのキー57dの交換を容易に行うことができる。中央部の左右両側の引起ケース42、42の後側には、図22、及び図23で示す如く伝動機構60aを内装した伝動パイプメタル60を設け、これら引起ケース42、42の内部の構成部品を回転駆動する構成である。この伝動パイプメタル60の上下方向略中間部には、引起ケース後42b,42bを接続させる接続板61と、テンション装置62aを支持するステー板62を該接続板61に固着して設け、この接続板61は該テンション装置62aを覆うべく上板61a部を広く形成すると共に、この上板61a部の該伝動パイプメタル60の近傍には、挿入孔61bを設け、この挿入孔61bへ配線63a、及び配管63b等を貫通させて設けた構成である。
【0042】これにより、前記引起ケース42、42の後側に藁屑、草等の引掛を防止すると共に、配線63a、及び配管63bを安全に通すことができる。前記伝動パイプメタル60の下部に設けるベベルギヤー64a,64bを内装するベベルケース65は、図24〜図27で示す如く一方側の開口部65aに、該ベベルギヤー46aを軸支し、この開口部65aにはインロー部65bを設けた構成である。
【0043】前記ベベルケース65は各ベベルギヤー64a,64bの交差面方向に対して対称状に左・右に2分割に構成して、左・右ギヤーケース66a,66bとした構成であり、各軸受部の保持孔は無加工としたダイカストにて成形した構成であると共に、該ベベルケース65の開放部65c側の外側軸受65d部には、防塵カラー67を軸受孔67aに一体的に挿入した構成である。
【0044】これにより、大幅なコストダウンが可能になった。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成12年5月30日(2000.5.30)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−333620(P2001−333620A)
【公開日】 平成13年12月4日(2001.12.4)
【出願番号】 特願2000−160466(P2000−160466)