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【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】森山 浩二

【氏名】宮本 彰

【氏名】上田 康文

【氏名】津島 茂

【要約】 【課題】搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを図る。

【解決手段】圃場の穀稈を刈取部(8)に掻込んで連続的に刈取ると共に、刈刃(9)、引起タイン(23a)、スターホイル(24)(25)(26)、掻込ベルト(27)(28)(29)、下部搬送チェン(30)(32)、上部搬送タイン(31)(33)(35)、縦搬送チェン(34)を、前記刈取部(8)に備えるコンバインにおいて、掻込ベルト(29)とスターホイル(26)の間に取付ける巻付防止カラー(36)の上端部に切欠(37)を介して掻込フレーム(38)を設けたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圃場の穀稈を刈取部に掻込んで連続的に刈取ると共に、刈刃、引起タイン、スターホイル、掻込ベルト、下部搬送チェン、上部搬送タイン、縦搬送チェンを、前記刈取部に備えるコンバインにおいて、掻込ベルトとスターホイルの間に取付ける巻付防止カラーの上端部に切欠を介して掻込フレームを設けたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】 掻込ベルトのアイドルプーリの非作用側を覆う巻付防止体をアイドルプーリ軸に設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】 縦搬送チェンのチェンガイドを縦搬送軸回りに回転させ、長短稈調節による短稈位置の縦搬送チェンを下部搬送チェンに接近させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項4】 縦搬送チェンの挾扼ガイドを挾扼フレームにワンタッチ脱着自在に取付けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項5】 下部搬送チェンを取付ける下部搬送フレームと上部搬送タインの間に伸縮自在な稈ガイドを設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項6】 引起タインの引起し終端側の支持輪体にタイン起立体上端を近接させ、引起し終端部で起立させている引起タインを上部搬送タインに接近させたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項7】 刈刃を駆動する刈刃入力軸上のフライホイル外周の機外側をホイルカバーによって閉塞し、フライホイルから離反する方向に前記ホイルカバーを開動自在に取付けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圃場の穀稈を連続的に刈取って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、圃場の穀稈を刈取部に掻込んで連続的に刈取ると共に、刈刃、引起タイン、スターホイル、掻込ベルト、下部搬送チェン、上部搬送タイン、縦搬送チェンを、前記刈取部に備える技術があり、掻込ベルトとスターホイルの間に取付ける巻付防止カラーの低い位置に切欠を形成して掻込フレームを設けるから、スターホイルと、下部搬送稈ガイドが前記掻込フレームに接近し、穀稈が巻付き易い不具合があると共に、巻付いた穀稈の除去を容易に行い得ず、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部での稈詰り防止などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、圃場の穀稈を刈取部に掻込んで連続的に刈取ると共に、刈刃、引起タイン、スターホイル、掻込ベルト、下部搬送チェン、上部搬送タイン、縦搬送チェンを、前記刈取部に備えるコンバインにおいて、掻込ベルトとスターホイルの間に取付ける巻付防止カラーの上端部に切欠を介して掻込フレームを設けたもので、スターホイル及び下部搬送稈ガイドに対して掻込フレームを上方に離反させ、穀稈の巻付を容易に低減し得、また巻付いた穀稈を容易に除去し得ると共に、前記切欠を小さくして巻付防止カラーの強度を向上させ、穀稈巻付などによる巻付防止カラーの損傷を容易に防止し得、さらにスターホイルをユニット構造にして下方側に容易に取外し得、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図り得るものである。
【0004】また、掻込ベルトのアイドルプーリの非作用側を覆う巻付防止体をアイドルプーリ軸に設けたもので、掻込ベルトのテンション調節時にアイドルプーリと一体的に巻付防止体を移動し得、アイドルプーリへの穀稈の巻付を容易に低減し得、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図り得るものである。
【0005】また、縦搬送チェンのチェンガイドを縦搬送軸回りに回転させ、長短稈調節による短稈位置の縦搬送チェンを下部搬送チェンに接近させるように構成したもので、短稈調節によって縦搬送チェンが下部搬送チェンから離れる従来不具合を容易になくし得、前記各搬送チェン受継部での穀稈詰りを容易に低減し得、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図り得るものである。
【0006】また、縦搬送チェンの挾扼ガイドを挾扼フレームにワンタッチ脱着自在に取付けたもので、工具を用いたボルト脱着などの面倒な操作を行うことなく、挾扼ガイドを脱着させて詰まっている穀稈などを容易に除去し得、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図り得るものである。
【0007】また、下部搬送チェンを取付ける下部搬送フレームと上部搬送タインの間に伸縮自在な稈ガイドを設けたもので、下部搬送フレーム上面側と上部搬送タイン下面側の間に藁屑が堆積するのを前記稈ガイドによって容易に防止し得、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図り得るものである。
【0008】また、引起タインの引起し終端側の支持輪体にタイン起立体上端を近接させ、引起し終端部で起立させている引起タインを上部搬送タインに接近させたもので、例えば長い穀稈または倒伏している穀稈を刈取るときの穂先搬送遅れを容易に低減し得、引起タイン乃至上部搬送タインの穀稈受継性能を容易に向上し得、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図り得るものである。
【0009】また、刈刃を駆動する刈刃入力軸上のフライホイル外周の機外側をホイルカバーによって閉塞し、フライホイルから離反する方向に前記ホイルカバーを開動自在に取付けたもので、フライホイル部に侵入した藁屑をホイルカバーの開動によって速やかに排出させて巻付を容易に低減し得、また穀稈搬送路から離反させてホイルカバーを設置して穀稈搬送スペースを確保し得、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図り得るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀機である脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)などを備える刈取部、(11)は刈取フレーム(12)を介して刈取部(8)を昇降させる油圧シリンダ、(13)は排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁カッター、(15)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する穀物タンク、(17)は前記タンク(15)の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、(18)は操向ハンドル(19)及び運転席(20)を備える運転台、(21)は運転席(20)下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0011】さらに、図3及び図4に示す如く、3条刈り用の複数の分草板(22)間の未刈り穀稈を起立させる引起タイン(23a)を有する3条用引起ケース(23)と、穀稈の稈元側を掻込む左右中のスターホイル(24)(25)(26)及び掻込ベルト(27)(28)(29)と、掻込穀稈の株元を切断する前記刈刃(9)と、右側刈取り穀稈の稈元側を左斜め後方に搬送する右下部搬送チェン(30)と、右側穀稈の穂先側を左斜め後方に向け搬送する右上部搬送タイン(31)と、左側及び中央の刈取り、穀稈の稈元側を右下部搬送チェン(30)に合流させる左下部搬送チェン(32)及び左上部搬送タイン(33)と、前記右下部搬送チェン(30)の送り終端に合流する6条分の穀稈の稈元側を前記フィードチェン(5)の送り始端に受継ぎ搬送する縦搬送チェン(34)と、前記右上部搬送タイン(31)の送り終端に合流する6条分の穀稈穂先側を脱穀部(4)扱口に搬送する後上部搬送タイン(35)を、前記刈取部(8)に備えるもので、3条分の穀稈を刈取部(8)によって連続的に刈取り、脱穀部(4)に供給して脱穀選別処理するように構成している。
【0012】さらに、図5、図6、図7に示す如く、圃場の穀稈を刈取部(8)に掻込んで連続的に刈取ると共に、刈刃(9)、引起タイン(23a)、スターホイル(24)(25)(26)、掻込ベルト(27)(28)(29)、下部搬送チェン(30)(32)、上部搬送タイン(31)(33)(35)、縦搬送チェン(34)を、前記刈取部(8)に備えるコンバインにおいて、中掻込ベルト(29)と中スターホイル(26)の間に取付ける巻付防止カラー(36)の上端部に切欠(37)を介して掻込フレーム(38)を設けている。また、刈取フレーム(12)先端の引起支柱(39)と分草フレーム(40)にブラケット(41)(42)を介して前記掻込フレーム(38)前後端部を着脱自在に固定させ、掻込フレーム(38)中間に軸受(43)を固定させ、回転自在な支軸(44)を介して軸受(43)下端側に中スターホイル(26)を取付け、前記支軸(44)を介して軸受(43)上端側に掻込プーリ(45)を取付けて中掻込ベルト(29)を設けると共に、合成樹脂製の円筒形の前記巻付防止カラー(36)を軸受(43)外周に取付け、分草フレーム(40)のブラケット(42)に前端を固定させる下部搬送稈ガイド(46)の後端側を、中スターホイル(26)上面側で巻付防止カラー(36)外周を介して左中スターホイル(24)(26)噛合い部後方に延設させ、左スターホイル(24)から中スターホイル(26)及び中掻込ベルト(29)に動力を伝えて駆動する一方、前記軸受(43)下方に中スターホイル(26)を離脱させて保守修理を行う。さらに、中スターホイル(26)及び下部搬送稈ガイド(46)に対して掻込フレーム(38)を上方に離反させ、中スターホイル(26)上面に大きな空間を形成して穀稈の巻付を低減し、また巻付いた穀稈を除去できると共に、前記切欠(37)の上下幅寸法(A)を小さくして巻付防止カラー(36)の強度を向上させ、穀稈巻付などによる巻付防止カラー(36)の損傷を防止し、さらにスターホイル(26)をユニット構造にして下方側に取外し自在に設け、、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを図る。
【0013】さらに、図8、図9に示す如く、前記掻込ベルト(27)〜(29)上面をベルトカバー(47)によって覆い、ベルトカバー(47)をカバーフレーム(48)に固定させ、カバーフレーム(48)の長孔(49)にアイドルプーリ軸(50)の上端側を位置調節自在にボルト固定させ、アイドルプーリ軸(50)にテンション調節自在に設けるアイドルプーリ(51)と前記掻込プーリ(45)の間に掻込ベルト(27)〜(29)を張設させ、ベルトカバー(47)に固定させる巻付防止板(52)によって掻込プーリ(45)の非作用側を覆うと共に、掻込ベルト(27)〜(29)のアイドルプーリ(51)の非作用側を覆う板金製巻付防止体(53)をアイドルプーリ軸(50)の下端側に設け、ベルトカバー(47)と巻付防止体(53)の間にアイドルプーリ(51)を取付け、掻込ベルト(27)〜(29)のテンション調節時にアイドルプーリ(51)と一体的に巻付防止体(53)を移動させて取付け間隔を略一定に保ち、アイドルプーリ(51)への穀稈の巻付を低減し、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを図る。
【0014】さらに、図10、図11、図12に示す如く、前記機台(3)前部の刈取支点軸(54)に刈取フレーム(12)を連結させ、前記支点軸(54)回りに刈取部(8)を昇降させると共に、前記支点軸(54)に縦搬送ケース(55)を回転自在に設け、該ケース(55)に縦搬送軸(56)を軸支させ、該軸(56)下端にチェンスプロケット(57)を介して縦搬送チェン(34)を連結させ、前記軸(56)上端にタインスプロケット(58)を介して上部搬送タイン(35)を連結させ、前記支点軸(54)右側の刈取入力プーリ(59)から駆動力を縦搬送軸(56)に伝え、前記チェン(34)及びタイン(35)を駆動する。また、自在継手連結ロッド(60)を介して前記支点軸(54)に縦搬送チェン(34)のチェンガイド(61)を連結させ、該チェンガイド(61)を縦搬送軸(56)回りに回転自在に取付け、長短稈調節による短稈位置の縦搬送チェン(34)を下部搬送チェン(30)に接近させるように構成し、図10の仮想線矢印で示す従来軌跡に対し、実線矢印で示すように各チェン(30)(34)を近接させて短稈の受継を行わせ、短稈調節によって縦搬送チェン(34)が下部搬送チェン(30)から離れる従来不具合をなくし、前記各搬送チェン(30)(34)受継部での穀稈詰りを低減し、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを図る。
【0015】さらに、図13に示す如く、縦搬送チェン(34)の挾扼ガイド(62)を挾扼フレーム(63)にワンタッチ脱着自在に取付け、工具を用いたボルト脱着などの面倒な操作を行うことなく、挾扼ガイド(62)を脱着させて詰まっている穀稈などを除去し、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを図るもので、前記刈取フレーム(12)に固定させる挾扼フレーム(63)のブラケット(64)に台板(65)をノブネジ(66)によって着脱自在に固定させ、前記台板(65)の係合孔(67)にガイドホルダ(68)の平頭ピン(69)を係脱自在に係入させると共に、摺動自在な軸(70)及び挾扼バネ(71)によってガイドホルダ(68)に挾扼ガイド(62)を取付け、挾扼ガイド(62)を縦搬送チェン(34)に弾圧させる挾扼バネ(71)の反力によって平頭ピン(69)を係合孔(67)に係入維持させる一方、挾扼バネ(71)の反力に抗してガイドホルダ(68)を作業者が押込み操作し、平頭ピン(69)を係合孔(67)から離脱させ、挾扼ガイド(62)のワンタッチ脱着操作を行う。
【0016】さらに、図14、図15に示す如く、右下部搬送チェン(30)を取付ける右下部搬送フレーム(72)と後上部搬送タイン(35)の間に上下方向に伸縮自在な蛇腹形稈ガイド(73)を設け、右下部搬送フレーム(72)上面側と後上部搬送タイン(35)下面側の間に藁屑が堆積するのを前記稈ガイド(73)によって防止し、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを図るもので、右引起ケース(23)背面に固定させる右ガイド板(74)と前記稈ガイド(73)とにより、右引起ケース(23)後面と、右掻込ベルト(28)及び下部搬送チェン(30)の各上面と、後上部搬送タイン(35)下面との間を閉塞し、右下部搬送フレーム(72)上に藁屑が堆積するのを防ぎ、穀稈(B)搬送性能を向上させる。
【0017】さらに、図16に示す如く、右引起タイン(23a)を起立させる擬タインガイド(75)上端にタイン起立体(76)下端を一体的に連設させ、右引起タイン(23a)の引起し終端側の支持輪体である駆動スプロケット(77)にタイン起立体(76)上端を近接させ、引起し終端部で起立させている引起タイン(23a)を上部搬送タイン(35)に接近させ、例えば長い穀稈または倒伏している穀稈を刈取るときの穂先搬送遅れを低減し、引起タイン(23a)乃至上部搬送タイン(35)の穀稈受継性能を向上し、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを図る。
【0018】さらに、図17、図18に示す如く、前記刈刃(9)にクランクアーム(78)及びロッド(79)を介して連結させるフライホイル(80)を設けると共に、入力ケース(81)及び駆動スプロケット(82)を介して左下部搬送チェン(32)を張設させ、該チェン(32)送り終端下側に巻付防止板(83)を固定させ、前記チェン(32)の藁巻付を防ぐ。また、前記巻付防止板(83)下面に蝶番(84)を介しホイルカバー(85)上端を連結させ、前記フライホイル(80)への接近をストッパ(86)によって阻止するようにホイルカバー(85)を揺動自在に吊下げると共に、刈刃(9)を駆動する刈刃入力軸(87)上のフライホイル(80)外周後面の機外側をホイルカバー(85)によって閉塞し、フライホイル(80)から離反する方向に前記ホイルカバー(85)を開動自在に取付け、フライホイル(80)部に侵入した藁屑をホイルカバー(85)の開動によって速やかに排出させて巻付を低減し、また穀稈搬送路から離反させてホイルカバー(85)を設置して穀稈搬送スペースを確保し、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを図る。
【0019】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、圃場の穀稈を刈取部(8)に掻込んで連続的に刈取ると共に、刈刃(9)、引起タイン(23a)、スターホイル(24)(25)(26)、掻込ベルト(27)(28)(29)、下部搬送チェン(30)(32)、上部搬送タイン(31)(33)(35)、縦搬送チェン(34)を、前記刈取部(8)に備えるコンバインにおいて、掻込ベルト(29)とスターホイル(26)の間に取付ける巻付防止カラー(36)の上端部に切欠(37)を介して掻込フレーム(38)を設けたもので、スターホイル(26)及び下部搬送稈ガイド(46)に対して掻込フレーム(38)を上方に離反させ、穀稈の巻付を容易に低減でき、また巻付いた穀稈を容易に除去できると共に、前記切欠(37)を小さくして巻付防止カラー(36)の強度を向上させ、穀稈巻付などによる巻付防止カラー(36)の損傷を容易に防止でき、さらにスターホイル(26)をユニット構造にして下方側に容易に取外すことができ、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図ることができるものである。
【0020】また、掻込ベルト(27)〜(29)のアイドルプーリ(51)の非作用側を覆う巻付防止体(53)をアイドルプーリ軸(50)に設けたもので、掻込ベルト(27)〜(29)のテンション調節時にアイドルプーリ(51)と一体的に巻付防止体(53)を移動でき、アイドルプーリ(51)への穀稈の巻付を容易に低減でき、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図ることができるものである。
【0021】また、縦搬送チェン(34)のチェンガイド(61)を縦搬送軸(56)回りに回転させ、長短稈調節による短稈位置の縦搬送チェン(34)を下部搬送チェン(30)に接近させるように構成したもので、短稈調節によって縦搬送チェン(34)が下部搬送チェン(30)から離れる従来不具合を容易になくすことができ、前記各搬送チェン(30)(34)受継部での穀稈詰りを容易に低減でき、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図ることができるものである。
【0022】また、縦搬送チェン(34)の挾扼ガイド(62)を挾扼フレーム(63)にワンタッチ脱着自在に取付けたもので、工具を用いたボルト脱着などの面倒な操作を行うことなく、挾扼ガイド(62)を脱着させて詰まっている穀稈などを容易に除去でき、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図ることができるものである。
【0023】また、下部搬送チェン(30)を取付ける下部搬送フレーム(72)と上部搬送タイン(35)の間に伸縮自在な稈ガイド(73)を設けたもので、下部搬送フレーム(72)上面側と上部搬送タイン(35)下面側の間に藁屑が堆積するのを前記稈ガイド(73)によって容易に防止でき、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図ることができるものである。
【0024】また、引起タイン(23a)の引起し終端側の支持輪体(77)にタイン起立体(76)上端を近接させ、引起し終端部で起立させている引起タイン(23a)を上部搬送タイン(35)に接近させたもので、例えば長い穀稈または倒伏している穀稈を刈取るときの穂先搬送遅れを容易に低減でき、引起タイン(23a)乃至上部搬送タイン(35)の穀稈受継性能を容易に向上でき、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図ることができるものである。
【0025】また、刈刃(9)を駆動する刈刃入力軸(87)上のフライホイル(80)外周の機外側をホイルカバー(85)によって閉塞し、フライホイル(80)から離反する方向に前記ホイルカバー(85)を開動自在に取付けたもので、フライホイル(80)部に侵入した藁屑をホイルカバー(85)の開動によって速やかに排出させて巻付を容易に低減でき、また穀稈搬送路から離反させてホイルカバー(85)を設置して穀稈搬送スペースを確保でき、搬送穀稈姿勢の乱れ防止並びに刈取部(8)での稈詰り防止並びに取扱い操作性の向上などを容易に図ることができるものである。
【出願人】 【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
【識別番号】000005164
【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
【出願日】 平成12年4月28日(2000.4.28)
【代理人】 【識別番号】100062270
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 忠治
【公開番号】 特開2001−299050(P2001−299050A)
【公開日】 平成13年10月30日(2001.10.30)
【出願番号】 特願2000−130107(P2000−130107)