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【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】仲谷 章一

【要約】 【課題】大型のエンジンが搭載される大型機種のものにおいても、コンバインの全長が長くなる不都合や居住性の低下を招くことなく運転キャビンを装備できるようにする。

【解決手段】走行機体2の前部にエンジン15をその出力軸15aが前後向きになる姿勢で搭載するとともに、出力軸15aに複数の油圧ポンプ17〜19,21をエンジン15の下部から前方に向けて延出する状態に連結し、エンジン15と複数の油圧ポンプ17〜19,21の上方に、それらに沿ってそれらの前端から後端に亘る全域を上方から覆う形状に形成された底壁22を有するとともに、底壁22における油圧ポンプ17からエンジン15に亘る段差部22Aの上端箇所に運転座席23が配備された運転キャビン4を配設した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体の前部にエンジンをその出力軸が前後向きになる姿勢で搭載するとともに、前記出力軸に複数の油圧ポンプを前記エンジンの下部から前方に向けて延出する状態に連結し、前記エンジンと複数の油圧ポンプの上方に、それらに沿ってそれらの前端から後端に亘る全域を上方から覆う形状に形成された底壁を有するとともに、該底壁における前記油圧ポンプから前記エンジンに亘る段差部の上端箇所に運転座席が配備された運転キャビンを配設してあるコンバイン。
【請求項2】 前記運転キャビンにおける前記運転座席の後方空間にエアコンユニットを配備してある請求項1記載のコンバイン。
【請求項3】 前記後部空間にラジエータを配設してある請求項1又は2記載のコンバイン。
【請求項4】 前記運転キャビンを、その前下部に設定した横軸芯周りで前倒れ姿勢に姿勢切り換え可能に構成してある請求項1〜3のいずれか一つに記載のコンバイン。
【請求項5】 前記エンジンの出力軸に、前記エンジンの後方に配設される穀粒タンクに装備されたスクリュー式の穀粒排出装置の入力軸を連結してある請求項1〜4のいずれか一つに記載のコンバイン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体の前部にエンジンを搭載するとともに運転キャビンを配設してあるコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなコンバインのうち、小型のエンジンが搭載された小型機種のものにおいては、走行機体の前部に、その直上方に搭乗ステップが位置し、かつ、エンジンの上方に運転座席が位置する状態となるように運転キャビンを配設している。
【0003】ところが、大型のエンジンが搭載される大型機種のコンバインにおいては、小型機種のものと同様に運転キャビンを配設すると、搭乗ステップに対して運転座席の位置が高くなり過ぎる不都合が生じるようになることから、従来では、走行機体の前部に、その直上方に搭乗ステップが位置し、かつ、エンジンの上部前方に運転座席が位置する状態となるように運転キャビンを配設していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の従来技術によると、エンジンの前方に運転座席が位置するように運転キャビンを走行機体から更に前方側に張り出させた状態で配設する必要が生じることから、コンバインの全長が長くなる不都合を招くようになっていた。
【0005】又、運転キャビンを走行機体から更に前方側に張り出させる分、運転キャビンの支持スパンが短くなって安定性が低下するようになり、それによって、運転キャビンに機体の振動が伝わり易くなることから、居住性の低下をも招くようになっていた。
【0006】本発明の目的は、大型のエンジンが搭載される大型機種のものにおいても、コンバインの全長が長くなる不都合や居住性の低下を招くことなく運転キャビンを装備できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、走行機体の前部にエンジンをその出力軸が前後向きになる姿勢で搭載するとともに、前記出力軸に複数の油圧ポンプを前記エンジンの下部から前方に向けて延出する状態に連結し、前記エンジンと複数の油圧ポンプの上方に、それらに沿ってそれらの前端から後端に亘る全域を上方から覆う形状に形成された底壁を有するとともに、該底壁における前記油圧ポンプから前記エンジンに亘る段差部の上端箇所に運転座席が配備された運転キャビンを配設した。
【0008】〔作用〕上記請求項1記載の発明によると、エンジンの下部から前方に向けて延出する状態となる複数の油圧ポンプの直上方に搭乗ステップが位置するようになることから、大型のエンジンが搭載されるものにおいて、その上方に運転座席が位置するように配設しても、搭乗ステップに対して運転座席の位置が高くなり過ぎる不都合を招くことがなく、又、それによって、運転座席がエンジンの前方に位置するように運転キャビンを走行機体の前方側に更に張り出させた状態で配設する必要がないことから、コンバインの全長が長くなる不都合も招くことがなく、その上、運転座席を大型のエンジンの上方に位置する高い位置に配置できることから、作業時の視認性の向上を図れるようになる。
【0009】又、運転キャビンを、その底壁が複数の油圧ポンプの前端からエンジンの後端に亘る全域を上方から覆う前後方向に長いものに形成することができ、それによって、前後方向での支持スパンの長い、機体の振動が伝わり難い安定性の良いものにすることができるので、居住性の向上をも図れるようになる。
【0010】しかも、例えば複数の油圧ポンプをエンジンから後方に向けて延出させた状態で配設する場合には、エンジンの後方に配設される穀粒タンクに油圧ポンプ配設用の凹部を形成する必要が生じることから、その分、穀粒タンクの容量が小さくなる不都合を招くようになるのであるが、上記請求項1記載の発明では、複数の油圧ポンプをエンジンから前方に向けて延出することで、穀粒タンクに油圧ポンプ配設用の凹部を形成する必要がないことから、穀粒タンクの容量が小さくなる不都合を招くこともない。
【0011】〔効果〕従って、大型のエンジンが搭載される大型機種のものにおいても、搭乗ステップに対して運転座席の位置が高くなり過ぎることや、コンバインの全長が長くなる、あるいは、穀粒タンクの容量が小さくなる、といった不都合を招くことなく運転キャビンを装備できる上に、居住性の向上や作業時の視認性の向上を図れるようになった。
【0012】〔構成〕本発明のうちの請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明において、前記運転キャビンにおける前記運転座席の後方空間にエアコンユニットを配備した。
【0013】〔作用〕運転キャビンにおいては、運転座席上方の天井部にエアコンユニットを配備することが一般的に行われているが、このような配置を前述した請求項1記載の発明のものに採用すると、コンバイン全体としての車高が制限高さよりも高くなる不都合や頭上空間が狭くなって運転者に圧迫感を与え易くなる不都合を招くようになる。
【0014】そこで、上記請求項2記載の発明では、運転キャビンの底壁を複数の油圧ポンプの前端からエンジンの後端に亘る全域を上方から覆う前後方向に長いものに形成することによって得られる運転キャビンにおける運転座席の後方空間をエアコンユニットの配設空間として有効利用するようにしているのであり、これによって、運転キャビンにエアコンユニットを装備しながらも、コンバイン全体としての車高を制限高さ内に収めることができるとともに、運転キャビン内における頭上空間を大きく確保することができるようになる。
【0015】〔効果〕従って、大型エンジンの上方に運転座席が位置するように運転キャビンを比較的高い位置に配設するものでありながら、その運転キャビンに、コンバイン全体としての車高が制限高さよりも高くなる不都合や、頭上空間が狭くなって運転者に圧迫感を与え易くなる不都合を招くことなく、エアコンユニットを装備することができるようになった。
【0016】〔構成〕本発明のうちの請求項3記載の発明では、上記請求項1又は2記載の発明において、前記後部空間にラジエータを配設してある請求項1又は2記載のコンバイン。
【0017】〔作用〕コンバインにおいては、ラジエータを機体の左右一側端部にエンジンの横側に隣接させた状態で配設することが一般的に行われているが、このようにすると、機体の横外側方からエンジンやその周辺機器に対するメンテナンスを行う際に、エンジン周辺機器の一例であるラジエータに対するメンテナンスは容易に行えるものの、ラジエータよりも機体内方側に位置するエンジンや他のエンジン周辺機器に対するメンテナンスはラジエータが邪魔になって行い難くなっている。
【0018】そこで、上記請求項3記載の発明では、運転キャビンにおける運転座席の後方空間をラジエータの配設空間として有効利用することで、ラジエータをエンジンの横側から外れた位置に配設できるようにしているのであり、これによって、エンジンやラジエータ以外のエンジン周辺機器に対するメンテナンスをラジエータに邪魔されることなく容易に行えるようになる。
【0019】又、ラジエータに対するメンテナンスは、運転キャビンにおける後方空間形成個所の横外側壁部分などを開閉可能に構成することで容易に行えるようになる。
【0020】〔効果〕従って、エンジンやその周辺機器に対するメンテナンス性の向上を図れるようになった。
【0021】〔構成〕本発明のうちの請求項4記載の発明では、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記運転キャビンを、その前下部に設定した横軸芯周りで前倒れ姿勢に姿勢切り換え可能に構成した。
【0022】〔作用〕上記請求項4記載の発明によると、運転キャビンを、その下方に油圧ポンプが位置する高い位置に設定された横軸芯周りで前倒れ姿勢に切り換えることができ、その分、その前方に刈取搬送部が配設される構成でありながら前方に大きく傾倒させることができるので、運転キャビンの下方に位置するエンジンや複数の油圧ポンプなどの周囲を大きく開放することができるようになる。
【0023】〔効果〕従って、運転キャビンの下方に位置するエンジンや複数の油圧ポンプなどに対するメンテナンス性の大幅な向上を図れるようになった。
【0024】〔構成〕本発明のうちの請求項5記載の発明では、上記請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記エンジンの出力軸に、前記エンジンの後方に配設される穀粒タンクに装備されたスクリュー式の穀粒排出装置の入力軸を連結した。
【0025】〔作用〕上記請求項5記載の発明によると、エンジンをその出力軸が前後向きになる姿勢で搭載するとともに、出力軸に複数の油圧ポンプをエンジンの下部から前方に向けて延出する状態に連結したことと、本来よりエンジンの後方に位置する穀粒タンクに配設されている穀粒排出装置の入力軸が前後向き姿勢であることを有効利用して、その入力軸を、エンジンの出力軸に同軸芯上又は略同軸芯上に位置させた状態で直線的に連結するようにしているのであり、これによって、エンジンの出力軸が横向きである場合や出力軸の後部側に油圧ポンプなどを連動連結する場合のように、エンジンの出力軸から穀粒排出装置の入力軸に亘る伝動系をエンジンなどを迂回するように配設する必要がない。
【0026】〔効果〕従って、エンジンの出力軸から穀粒排出装置の入力軸に亘る伝動構造の簡素化や省スペース化あるいは製造コストの削減を図れるようになった。
【0027】
【発明の実施の形態】図1には全稈投入型コンバインの全体側面が示されており、このコンバインは、左右一対のクローラ式走行装置1で走行する走行機体2、走行機体2の前部に横軸芯P1周りに上下揺動可能に連結された刈取搬送部3、走行機体2の右前部に配設された運転キャビン4、走行機体2の左半部に搭載された脱穀装置5、脱穀装置5の後部に連結された排ワラ処理部6、及び、走行機体2の右後部に搭載された穀粒タンク7、などによって構成されている。
【0028】図1〜3に示すように、刈取搬送部3は、機体の走行に伴って、その前上部に配備された回転リール8が植立穀稈を引き起こしながら機体後方側に掻き込み、掻き込まれた植立穀稈をバリカン型の刈取装置9が刈り取り、刈り取られた穀稈をベルト式のフロントコンベヤ10が後方に向けて搬送し、搬送された刈取穀稈をオーガ11が刈幅方向の所定箇所に寄せ集め、寄せ集められた刈取穀稈をフィーダ12が脱穀装置5に向けて搬送するように構成されている。
【0029】脱穀装置5は、フィーダ12からの刈取穀稈に対して脱穀処理を施し、それによって得られた処理物に対して篩い選別処理を施すとともに選別風による風力選別処理を付加するように構成されている。そして、それらの選別処理で得られた穀粒は穀粒タンク7に貯留され、脱穀処理後の排ワラは排ワラ処理部6から機外に排出されるようになっている。
【0030】穀粒タンク7に貯留された穀粒は、その底部に前後向き姿勢で配備された底スクリュー14A、底スクリュー14Aの後端に接続された縦送りスクリューコンベヤ14B、及び、縦送りスクリューコンベヤ14Bの上端にその軸芯P2周りに旋回可能かつ横軸芯P3周りに起伏揺動可能に接続された排出オーガ14C、などからなる穀粒排出装置14によって機外に排出できるようになっている。尚、穀粒タンク7は、走行機体2の上方に位置して脱穀装置5からの穀粒を貯留する作業位置と、走行機体2の上方から外れて脱穀装置5から離間するメンテナンス位置とに亘って、縦送りスクリューコンベヤ14Bの軸芯P2周りに揺動可能に構成され、又、図外のロック機構によって作業位置にて固定保持できるようになっている。
【0031】走行機体2における穀粒タンク7の前方箇所には、エンジン15がその出力軸15aが前後向きになる姿勢で搭載され、その出力軸15aには、ギヤケース16、左右のクローラ式走行装置1を各別に駆動する静油圧式無段変速装置の油圧ポンプ17,18、静油圧式無段変速装置に対するチャージ用の油圧ポンプ19、及び、刈取搬送部3を上下揺動させる油圧シリンダ20などに対する作業用の油圧ポンプ21などが、エンジン15の下部から前方に向けて延出する状態で連動連結されている。
【0032】運転キャビン4は、上述したエンジン15、ギヤケース16、及び各油圧ポンプ17〜19,21の上方に、それらに沿ってそれらの前端から後端に亘る全域を上方から覆う形状に形成された底壁22を有するとともに、その底壁22における油圧ポンプ17からエンジン15に亘る段差部22Aの上端箇所に運転座席23が配備されている。
【0033】つまり、底壁22の前半部で形成される運転キャビン4の搭乗ステップ24を、エンジン15の下部から前方に向けて延出する状態となる各油圧ポンプ17〜19,21の直上方に位置する高い位置に形成していることから、全稈投入型に構成する上で大型のエンジン15を搭載しながらも、その上方に運転座席23を配備することによって搭乗ステップ24に対して運転座席23の位置が高くなり過ぎる、といった不都合を招くことを回避でき、又、それによって、運転座席23がエンジン15の前方に位置するように運転キャビン4を走行機体2の前方側に大きく張り出させた状態で配設する必要がないことから、コンバインの全長が長くなるといった不都合を招くことも回避でき、その上、運転座席23を大型のエンジン15の上方に位置する高い位置に配置できることから、作業時の視認性の向上を図れるようになっている。
【0034】又、運転キャビン4を、その底壁22が最前に位置する油圧ポンプ19の前端からエンジン15の後端に亘る全域を上方から覆う前後方向に長いものに形成することができ、それによって、図外の支持フレームによる前後方向での支持スパンの長い、機体の振動が伝わり難い安定性の良いものにすることができるので、居住性の向上をも図れるようになっている。
【0035】図2及び図3に示すように、運転キャビン4における運転座席23の後方には、仕切壁25によって区画された空間26が備えられており、その後方空間26の天井部にはエアコンユニット27が装備され、その後方空間26におけるエアコンユニット27の下方にはラジエータ28やオイルクーラ29などが配備されている。又、運転キャビン4は、その前下部に設定した横軸芯P4周りで前倒れ姿勢に姿勢切り換え可能に構成されている。
【0036】つまり、運転キャビン4の底壁22を最前に位置する油圧ポンプ19の前端からエンジン15の後端に亘る全域を上方から覆う前後方向に長いものに形成することによって得られる運転キャビン4における運転座席23の後方空間26をエアコンユニット27やラジエータ28及びオイルクーラ29の配設空間として有効利用するようにしているのであり、これによって、運転キャビン4にエアコンユニット27を装備しながらも、コンバイン全体としての車高を制限高さ内に収めることができるとともに、運転キャビン4内における頭上空間を広く確保することができて居住性の向上を図れるようになり、又、運転キャビン4を前倒れ姿勢に切り換えることによって、その下方に配設されたエンジン15、ギヤケース16、及び各油圧ポンプ17〜19,21、などの周囲を大きく開放することができるので、それらに対するメンテナンス性の向上を大幅に図れるようになっている。
【0037】特に、ラジエータ28及びオイルクーラ29をエンジン15の横外側から外れた位置に配設していることから、エンジン15やその近くに配設されているマフラ30などのエンジン周辺機器に対するメンテナンスを、ラジエータ28及びオイルクーラ29が邪魔になるといった不都合を招くことなく容易に行えるようになっている。
【0038】尚、図示は省略するが、運転キャビン4において、ラジエータ28及びオイルクーラ29に面する右側壁後部箇所は開閉可能に構成されており、この箇所を開き操作することによってラジエータ28やオイルクーラ29に対するメンテナンスを行えるようになっている。又、ラジエータ28は、運転座席23の後方空間26に配設された油圧ポンプで駆動され、ラジエータ28やオイルクーラ29、又は油圧ポンプに接続される走行機体2側からの各接続ホースは、運転キャビン4の横軸芯P4周りでの姿勢切り換えを可能にするために横軸芯P4側に迂回する状態で配設されている。
【0039】穀粒排出装置14の前下部には、排出クラッチ31A及び減速機構31Bを内装した伝動ケース31とジョイント32とが装備されており、穀粒タンク7を作業位置に位置させた状態では、穀粒排出装置14の入力軸となる底スクリュー14Aの前端部14aが、排出クラッチ31A、減速機構31B、及びジョイント32を介して、エンジン15の出力軸15aに連動連結されるようになっている。
【0040】つまり、エンジン15をその出力軸15aが前後向きになる姿勢で搭載するとともに、出力軸15aにギヤケース16と各油圧ポンプ17〜19,21をエンジン15の下部から前方に向けて延出する状態に連結したことと、エンジン15の後方に位置する穀粒タンク7に配設されている穀粒排出装置14の入力軸14aが前後向き姿勢であることを有効利用して、その入力軸14aを、エンジン15の出力軸15aに略同軸芯上に位置させた状態で直線的に連結するようにしているのであり、これによって、エンジン15の出力軸15aが横向きである場合や出力軸15aの後部側にギヤケース16や各油圧ポンプ17〜19,21を連動連結する場合のように、エンジン15の出力軸15aから穀粒排出装置14の入力軸14aに亘る伝動系をエンジン15などを迂回させて配設する必要がないことから、エンジン15の出力軸15aから穀粒排出装置14の入力軸14aに亘る伝動構造の簡素化や省スペース化あるいは製造コストの削減を図れるようになっている。
【0041】又、ギヤケース16や各油圧ポンプ17〜19,21をエンジン15から後方に向けて延出させた状態で配設する場合には、エンジン15の後方に配設される穀粒タンク7に、ギヤケース16や各油圧ポンプ17〜19,21を配設するための凹部を形成する必要が生じることから、その分、穀粒タンク7の容量が小さくなる不都合を招くようになるのであるが、本実施形態では、ギヤケース16や各油圧ポンプ17〜19,21をエンジン15から前方に向けて延出させたことで、穀粒タンク7にギヤケース16や各油圧ポンプ17〜19,21を配設するための凹部を形成する必要がないので、穀粒タンク7の容量が小さくなる不都合を回避できるようになっている。
【0042】〔別実施形態〕
■ コンバインとしては、大型のエンジン15が搭載される大型機種の自脱型コンバインであってもよい。
■ 運転キャビン4の後方空間26に、ラジエータ28やオイルクーラ29以外のエンジン周辺機器を配備するようにしてもよい。
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【出願日】 平成12年3月30日(2000.3.30)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開2001−275446(P2001−275446A)
【公開日】 平成13年10月9日(2001.10.9)
【出願番号】 特願2000−92823(P2000−92823)