| 【発明の名称】 |
コンバインの穀稈搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】飯泉 清
【氏名】三宅 達也
【氏名】高橋 伯郎
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| 【要約】 |
【課題】刈取り穀稈を移送、及び扱深さを調節する扱深調節移送装置に対向する側に設けた挟持杆の移動をスムーズにして、穀稈の挟持を確実にしようとするものである。
【解決手段】刈取り穀稈を後方上部へ移送すると共に、扱ぎ深さを調節する扱深調節移送装置7に対向して設ける挟持杆19を保持する保持装置20と、該扱深移送装置7とを接続する接続パイプ21を設け、該保持装置20は該扱深調節移送装置7に対して所定距離移送終端部側へ片寄せて設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車台2前部の刈取機3の刈刃装置5で刈取りした刈取り穀稈を後方上部へ移送する穀稈移送装置6と、該穀稈移送装置6から該刈取り穀稈を引継ぎ移送すると共に、扱ぎ深さを調節する扱深調節移送装置7と、該扱深調節移送装置7に対向させて設けた挟持杆19を保持する保持装置20と、該保持装置20と該扱深調節移送装置7とを接続する接続パイプ21等とを設けたコンバインにおいて、該挟持杆19を保持する該保持装置20は該扱深調節移送装置7に対して所定距離移送終端部側へ寄せて設けたことを特徴とするコンバインの穀稈搬送装置。 【請求項2】請求項1の構成において、該接続パイプ21は移送される該刈取り穀稈の抵抗にならないように平面視略U字形状(イ)に形成して設けたことを特徴とするコンバインの穀稈搬送装置。 【請求項3】請求項1の構成において、該接続パイプ21の正面視略U字形状(ロ)の底面部(21a)は移送される該刈取り穀稈に対して略直角形状(ハ)に形成して設けたことを特徴とするコンバインの穀稈搬送装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、刈取り穀稈を後方上部へ移送すると共に、扱ぎ深さを調節する扱深調節移送装置に対向させて設ける挟持杆を保持する保持装置と、該保持装置と該扱深調節移送装置とを接続する接続パイプを設け、該保持装置は該扱深調節移送装置に対して所定距離移送終端部側へ片寄せて設けた技術であり、コンバインの穀稈搬送装置として利用できる。 【0002】 【従来の技術】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインの走行車台前部の刈取機の刈刃装置で刈取りした刈取り穀稈は、穀稈移送装置で後方上部へ移送され、この刈取り穀稈を引継ぎ移送すると共に、扱ぎ深さを調節する扱深調節移送装置と、この扱深調節移送装置の前後方向略中央部に設けた保持装置とは、L字形状の接続パイプで接続され、この保持装置で保持して対向状態に設けた挟持杆と、この扱深調節移送装置とによって、引継ぎされて後方上部へ移送され、更に供給移送装置で引継ぎ移送されて脱穀機へ供給され、この脱穀機内を移送中に脱穀され、このコンバインへ脱穀済みで選別済みの穀粒は一時貯留される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】刈取り穀稈を移送、及び扱ぎ深さを調節する扱深調節移送装置と、この扱深調節移送装置の前後方向略中央部に設けた挟持杆を保持する保持装置とを接続する接続パイプの形状は、この保持装置が略中央部に設けられていることにより、L字形状になると共に、該保持装置へ装着する該接続パイプの装着位置が遠くなって、この保持装置の保持が弱くなり、このために、該挟持杆が上下方向、又は前後方向にゆれて、刈取り穀稈の挟持が不確実になることが発生していたが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】このために、この発明は、走行車台2前部の刈取機3の刈刃装置5で刈取りした刈取り穀稈を後方上部へ移送する穀稈移送装置6と、該穀稈移送装置6から該刈取り穀稈を引継ぎ移送すると共に、扱ぎ深さを調節する扱深調節移送装置7と、該扱深調節移送装置7に対向させて設けた挟持杆19を保持する保持装置20と、該保持装置20と該扱深調節移送装置7とを接続する接続パイプ21等とを設けたコンバインにおいて、該挟持杆19を保持する該保持装置20は該扱深調節移送装置7に対して所定距離移送終端部側へ寄せて設け、該接続パイプ21は移送される該刈取り穀稈の抵抗にならないように平面視略U字形状(イ)に形成して設け、該接続パイプ21の正面視略U字形状(ロ)の底面部(21a)は移送される該刈取り穀稈に対して略直角形状(ハ)に形成して設けたことを特徴とするコンバインの穀稈搬送装置の構成とする。 【0005】 【発明の作用】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインの走行車台2前部の刈取機3の刈刃装置5で刈取りした刈取り穀稈は、穀稈移送装置6で後方上部へ移送され、この刈取り穀稈を引継ぎ移送すると共に、扱ぎ深さを調節する扱深調節移送装置7と、この扱深調節移送装置7の前後方向の移送終端部側へ寄せて設けた保持装置20とは、平面視略U字形状(イ)に形成して移送される刈取り穀稈の抵抗にならないよう形成すると共に、平面視も略U字形状(ロ)に形成して底部(21a)は、移送される刈取穀稈に略直角形状(ハ)に形成した接続パイプ21で接続され、この保持装置20で保持して対向状態に設けた挟持杆19と、この扱深調節移送装置7とによって、引継ぎされて後方上部へ移送され、更に供給移送装置で引継ぎ移送されて脱穀機へ供給され、この脱穀機内を移送中に脱穀され、このコンバインへ脱穀済みで選別済みの穀粒は一時貯留される。 【0006】 【発明の効果】刈取り穀稈を移送、及び扱ぎ深さを調節する扱深調節移送装置7と、この扱深調節移送装置7に対して所定距離移送終端部側へ寄せて設けた挟持杆19を保持する保持装置20とを接続する接続パイプ21の形状は、平・正面視共に略U字形状(イ)、(ロ)に形成して設けられ、又、このU字形状(ロ)の底部(21a)は移送される穀稈に対して略直角形状(ハ)に形成して設けていることにより、該接続パイプ21の両者への接続支点が互に近くなることにより、このために、該保持装置20で該挟持杆19は強固に保持されることとなり、この挟持杆19の上下方向、及び前後方向へのゆれが防止できて、刈取り穀稈の挟持が確実になり、又、該接続パイプ21をU字形状(イ)、(ロ)、及び略直角形状(ハ)に形成したことにより、刈取り穀稈の移送抵抗になることがなくなり、刈取り穀稈はスムーズに移送される。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の前部に設けた刈取機3は、前方下部から後方上部へ順次に、立毛穀稈を掻込する掻込移送装置4と、この掻込みした穀稈を刈取る刈刃装置5と、刈取り穀稈を移送する穀稈移送装置6と、該穀稈移送装置6から引継ぎした刈取り穀稈を移送、及び扱ぎ深さを調節する扱深調節移送装置7と、該扱深調節移送装置7から引継ぎした刈取り穀稈を移送する移送終端部の供給移送装置8とを設け、この供給移送装置8で移送された穀稈は、該走行車台2上側に載置した脱穀機9のフィードチエン10aと挟持杆10bとへ引継ぎして、この脱穀機9内を該フィードチエン10aと該挟持杆10bとで挟持移送中に脱穀する構成である。この扱深調節移送装置7を主に図示して説明する。 【0008】前記コンバイン1の走行車台2の下側には、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ11aを張設した走行装置11を配設し、該走行車台2の上側に載置した脱穀機9の平面視右横側には、脱穀済みで選別済みの穀粒を回収して、一時貯留する穀粒貯留タンク9aを装着した構成である。この脱穀機9へ刈取り穀稈が供給される供給口9bの上部には、供給穀稈の供給姿勢を撮影するCCDカメラ9Cを設けた構成である。 【0009】前記穀粒貯留タンク9aの後側には、この穀粒貯留タンク9a内に貯留した穀粒を機外へ排出する縦移送螺旋12aを内装した排出支持筒12を略垂直姿勢で回動自在に支承して設け、この排出支持筒12の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋13aを収縮自在に内装した排出オーガ13を収縮自在、上下回動自在、左右旋回自在に配設した構成である。 【0010】前記脱穀機9側には、コンバイン1の各部を操作、及び調節する操作装置14と、操縦作業者が搭乗する操縦席14a等を設け、この操縦席14aの下側で走行車台2の上側面には、エンジン15を載置すると共に、後方には、穀粒貯留タンク9aを配設した構成である。これら脱穀機9と、刈取機3と、エンジン15と、走行装置11等により、該コンバイン1の機体1aを構成している。前記操作装置14には、走行装置11の走行速度を設定する主変速レバー14bを設け、この主変速レバー14bには、触覚センサ14cを設けた構成である。 【0011】前記刈取機3の供給移送装置8によって、形成される穀稈搬送経路中には、刈取られて移送される刈取り穀稈に接触作用することにより、脱穀機9へ穀稈供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。走行車台2の前端部に装架された走行用のミッションケース15a内の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ15bを設けた構成である。 【0012】前記刈取機3は、図1〜図5、及び図16で示す如く前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16を設け、この支持杆16の上端部には、伝動機構を内装した支持パイプ杆16aを左右方向に設け、この支持パイプ杆16aは走行車台2上側に設けた支持装置16bで、この支持パイプ杆16a部を回動中心として、回動自在に支持した構成である。 【0013】前記刈取機3は油圧駆動による伸縮シリンダ3bの作動により、支持パイプ杆16aを回動中心として、土壌面に対して昇降自在に回動する構成である。前記刈取機3は、図1〜図6、及び図15で示す如く前先端部位置から順次に、立毛穀稈を分離するナローガイド17a、及び分草体17bと、分離した穀稈を引起す引起ラグ付ベルト18aを張設し、この引起ラグ付ベルト18aを回転駆動する減速可能な引起モータ18b等よりなる各引起装置18と、引起した穀稈の株元側を掻込する各掻込スターホイル4aと、穂先側を掻込みする各掻込ラグ付ベルト4b等よりなる掻込移送装置4と、掻込みした穀稈を刈取る刈刃装置5と、刈取られた穀稈の株元側を移送する各株元移送チエン6aと、穂先側を移送する各移送ラグ付チエン6bと、各移送用挟持杆6c等よりなる穀稈移送装置6と、移送する穀稈の稈長等により、脱穀機9へ供給する穀稈の供給深さを調節する回動メタル7aを回動中心として、扱深調節移送チエン7bを上下回動移動させる正逆回転用の扱深モータ7c等よりなる扱深調節移送装置7と、この扱深調節移送装置7に対向させて設けた挟持杆19と、この挟持杆19を保持する保持装置20と、この保持装置20と該扱深調節移送装置7とを接続させる接続パイプ21等よりなる移送挟持装置22と、移送終端部の略3角形状に形成した供給移送チエン8aと、移送用挟持杆8bよりなる供給移送装置8を設けた構成である。 【0014】前記穀稈移送装置6の上側には、移送される穀稈が長稈であるか、又は短稈であるかを検出する長稈検出杆23a、及び短稈検出杆23bを設け、これら長・短検出杆23a,23bの作動を検出するON−OFFスイッチ方式の各検出スイッチ(図示せず)等よりなる長短稈センサ23を設けた構成である。 【0015】前記挟持杆19と、保持装置20と、接続パイプ21等よりなる挟持移送装置22の該挟持杆19を保持するこの保持装置20に設けた前・後支持杆20a,20bの各中心位置と、扱深調節移送装置7の扱深移送チエン7bを掛け渡しする移送始端部側の駆動スプロケット24aと、移送終端部側の従動輪24bとの各中心位置までは、図1〜図3で示す如く移送始端部側の前支持杆20aの装着位置(L1)は、移送終端部側の後支持杆20bの装着位置(L2)より長くして、所定距離移送終端側へ片寄せて設け、装着位置の関係は装着位置(L1)>装着位置(L2)の関係に位置させて、該挟持杆19を保持する該保持装置20を移送終端部側へ片寄せて設けた構成である。 【0016】前記挟持杆19は、図1〜図3で示す如くコ字形状に形成すると共に、前後方向の所定位置の前後2箇所には、各突出部19aを設け、これら前後で左右両側の各突出部19a間には、前・後支持杆20a,20bの平面視右端部に固着して設けた各支持ボス25を挿入して、この各支持ボス25を各支持ピン25aで軸支した構成であり、この各支持ピン25aは割ピン等で抜け止めを施した構成である。このコ字形状の挟持杆19の上・下押板29b,29c部は扱深調節移送装置7の扱深移送チエン7b上側のチエンプレート7dを略中心位置として、所定の隙間を設けて上下に位置させて、重合状態に設けた構成である。 【0017】前記挟持杆19の前・後支持杆20a,20bは、図1〜図3で示す如く保持装置22を形成するコ字形状の上・下ケース26a,26bで箱形状に形成したこれら上・下ケース26a,26bへ挿入すると共に、この箱形状に形成した箱体(A)内には、内・外カラー27a,27bと、弾発するスプリング27cを内装して、これら前・後支持杆20a,20bへ挿入すると共に、これら前・後支持杆20a,20bには、抜け止め用の割ピン等を挿入した構成である。このスプリング27cの弾発作用により、該挟持杆19を扱深移送チエン7b側へ弾発させた構成である。 【0018】前記挟持移送装置22の挟持杆19の前後方向位置は、扱深移送チエン7bに対して移送終端部側へ寄せて設けたことにより、移送始端部側が長くなり、弱い力で入口側が開き、このために、入口側での穀稈の引継ぎを良好にした構成である。 【0019】前記扱深調節移送装置7の扱深移送チエン7bの上下両側には、図1〜図3で示す如く上・下チエンケース28a,28bを設けると共に、この上チエンケース28aの上側には、安全カバー28cを設け、該下チエンケース28bの下側面には、支持板28dを設けた構成である。 【0020】前記接続パイプ21は、図1〜図3で示す如く上部の前後方向の後端部から下部へ延設して、下部は右側から左側へと延設して、更に下部から上部へ延設した平面視略U字形状(イ)で、正面視も略U字形状(ロ)で、側面視は上部の前後方向の後端部から下部へ延設して、更に下部から前方上部へ傾斜した状態に形成した構成である。この接続パイプ21の一方側の端部は支持板28dへ挿入して固着し、他方側の端部には、固着板21bに固着して設けた構成であり、この固着板21bは保持装置20の下ケース26aに設けた受板26cへボルト、及びナット等により装着して設けて、これらを接続させた構成である。又、この接続パイプ21の正面視の略U字形状(ロ)の底部21aは、扱深移送チエン7bと挟持杆19とに挟持されて移送される穀稈に対して略直角形状(ハ)に形成して、移送される穀稈の抵抗にならない構成である。 【0021】これにより、前記接続パイプ21の前後方向の関係位置を短くすることができて強度アップを図ることができると共に、底部21aを移送される穀稈に対して略直角形状(ハ)に形成したことにより、移送される穀稈の抵抗になることがなく、穀稈はスムーズに移送される。 【0022】前記挟持杆19の移送終端部側の横側板29aの内側面には、図1、及び図3で示す如く弾性材、例えば、ゴム材、又は樹脂材等よりなる補助挟持板30aを移送終端部へ向けて突出させて設けた構成である。これにより、株元のばらけを押さえて整然と穀稈が移送できて、移送性能の向上を図ることができると共に、弾性材であることにより、点検、及び補修のときに、作業者に対して安全である。 【0023】前記挟持杆19の下押板29cの下側面で移送始端部側には、先端が外側へ湾曲した棒材よりなる前補助杆30bは、扱深移送チエン7bの上下方向の略中央部に位置させて設けた構成である。又、横側板29aの前後方向略中央部で外側面には、棒材よりなる中補助杆30cは、該横側板29aの外側面から内側へと挿入して、該扱深移送チエン7bの上下方向の略中央部に設けた構成である。30dは後補助杆である。 【0024】前記操作装置14内には、図6で示す如く制御装置31を内装して設け、この制御装置31には、走行装置11の走行速度を検出する車速センサ15bが検出した検出値と、引起ラグ付ベルト18aの回転数を検出する引起装置18に設けた引起センサ32が検出した検出値と、触覚センサ14cの検出と、立毛穀稈の倒伏モードを設定する操作装置14に設けた倒伏設定ダイヤル33aと、立毛穀稈の脱粒のモードを設定する脱粒設定ダイヤル33bとの操作と、CCDカメラ9cの撮影とが入力回路34aからCPU34bへ入力され、これらの入力により、該CPU34bから出力回路34cを経て、引起モータ18bの回転数の制御、及びエンジン15の始動、停止及び回転数の制御等を行う構成である。 【0025】前記引起装置18の引起ラグ付ベルト18aの回転速度制御の作用について説明すると、CCDカメラ9cで撮影された脱穀機9へ供給される穀稈の供給姿勢が良好のときは、該CPU34bへ設定して記憶させた所定回転数に、該引起ラグ付ベルト18aの回転数が制御装置31により、図7で示す如く制御される構成である。 【0026】又、前記倒伏設定ダイヤル33aの操作で倒伏モードへ設定され、このモードへ設定したときは、走行装置11の走行車速を検出する車速センサ15bが車速が0であると検出したときで、主変速レバー14bに設けた触覚センサ14cへ作業者が触れてON状態になって、引起モータ18bが始動され、引起装置18の引起ラグ付ベルト18aが回転駆動される構成である。又、作業者が該触覚センサ14cから手を離すとOFF状態となって、車速が0であると検出されると、該引起モータ18が始動されず、該引起ラグ付ベルト18aは回転駆動されない構成であり、引起速度と車速との関係制御は図7で示す如く制御される構成である。 【0027】これにより、前記主変速レバー14bの触覚センサ14cから手を離すと、車速が0のときには、引起装置4の回転駆動は停止される構成であり、倒伏時の作業が容易である。前記刈取機3の引起装置18の上方の後方部から、脱穀機9の上方の前方部までの間には、図8、及び図9で示す如くこの刈取機3を覆う状態に前後に2分割した前・後カバー35、36を設け、この後カバー36は前後方向へ移動自在な構成である。 【0028】前記後カバー36の内側面の左右両側で前後方向には、前カバー35に設けたローラ37で受ける左・右レール38a,38bを固着して設けた構成であり、これら左・右レール38a,38b、又はこれ左・右レール38a,38bのいずれか一方側の前端部には、L字形状のストッパ39を固着して設けた構成である。 【0029】前記前カバー35の上側面で左右両側の後端部近傍には、各支持メタル37bで軸支した各支持軸37aで回転自在に軸支したローラ37を設けた構成であり、この各ローラ37の外周面で後カバー36の各左・右レール38a,38bを受け、この後カバー36が前後方向へ摺動移動する構成である。 【0030】これにより、前記後カバー36はストッパ39で移動が規制されることにより、オーバーランすることが防止できて、この後カバー36の破損が防止できる。又、左・右レール38a,38b内へ異物の侵入が防止できる。前記刈取機3の穀稈移送装置6の穂先側を移送する移送ラグ付チエン6bは、図10、及び図11で示す如く前下ケース40aと後下ケース40bとに前後に2分割したこれら前・後下ケース40a,40bの上側に装置した上ケース41との間に内装した構成である。この移送ラグ付チエン6bは移送用チエン42aと、所定間隔に回動自在に設けた移送ラグ42bとよりなる構成であり、この移送ラグ42bは該前・後下ケース40a,40bの図11の(B)部側では、これら前・後ケース40a,40b、及び上ケース41から突出して穀稈を移送する作用側であり、図11の(C)部側では、収納状態になって穀稈を移送しない非作用側になる構成である。 【0031】前記前下ケース40aの移送始端部(前端部)には、回転ローラ43aと、この回転ローラ43aを収縮移動させる調節具43bと、前チエンレール43cとを一体に形成して、この前下ケース40aに着脱自在な構成であり、該回転ローラ43aは該調節具43bに設けた前支持軸43dで軸支した構成である。中チエンレール44aは該前・後下ケース40a,40b間に亘って固着して設けた構成である。コーナ部の後チエンレール44bは着脱自在に設けた構成である。 【0032】前記後下ケース40bの移送終端部(後端部)には、駆動スプロケット45aを軸支した後支持軸45bを装着した支持板45cを着脱自在に設けた構成である。又、コーナ部には、スプロケット46を設けた構成である。移送ラグ付チエン6bは回転ローラ43aと、該スプロケット46と、該駆動スプロケット45aとに掛け渡した構成である。 【0033】前記上ケース41は中チエンレール44aに設けた各取付板47aと、後下ケース40bに設けた取付板47bと、この上ケース41の前端部に設けた長孔41a部を前支持軸43dへ挿入して、取付ける構成である。これにより、穀稈の移送始端部と、コーナ部とは、穀稈移送時の負荷が大きくなり、前・後チエンレール43c,44bが摩耗することが多くなるが着脱自在に構成したことにより、容易に交換が可能となり、又、分割した前・後下ケース40a,40bは中チエンレール44aで接続したことにより、強度アップを図ることができた。 【0034】前記調節具43bは、図12〜図14で示す如く略C字形状のホルダ48には、横ホルダ板48aを固着して設け、このホルダ48の前側壁板には、横方向の長孔48bを設けると共に、後側壁板には、丸孔48cとを設けた構成であり、このホルダ48の底板部は前下ケース40aの内側面へボルト49、及びナット等によって装着した構成である。 【0035】前記回転ローラ43aを支持するコ字形状で横受部50aを設けたローラ支持板50には、支持板51aを固着して設けると共に、この支持板51aには、支持軸51bをナット51cによって装着した構成である。このローラ支持板50に設けた挿入孔50bには、回転ローラ43aの前支持軸43dを挿入して支持させた構成である。 【0036】前記ローラ支持板50と支持軸51bとを組付けした組立品をホルダ48への組付けするときは、図13、及び図14で示す如く支持軸51bを長孔48bへ挿入して、左右に傾斜させてた後にスプリング52を挿入し、その後にこの支持軸51bを丸孔48cへ挿入して、ヘアーピン52aを挿入して組立が終了する構成である。 【0037】これにより、前記移送ラグ付チエン6bは全長が長いことにより、ロングストロークのスプリング52を使用する必要があり、このために、このスプリング52の組付けが困難であったが、この発明により、ホルダ48に容易に組付けすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月27日(2000.3.27) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−269039(P2001−269039A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月2日(2001.10.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−86654(P2000−86654) |
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