| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】平野 俊樹
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| 【要約】 |
【課題】簡略化並びにコンパクト化を図ると共に、製造コスト低減並びに表示機能の向上を図る。
【解決手段】脱穀部(4)、刈取部(8)、運転席(20)を備えると共に、収穫作業動作状況を表示する総合表示器(34)を運転操作部(19)に設けるコンバインにおいて、総合表示器(34)のモニタ表示部(35g)を、車速の表示と、コントローラ(49)の情報表示に、切換スイッチ(48)操作により切換えることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 脱穀部(4)、刈取部(8)、運転席(20)を備えると共に、収穫作業動作状況を表示する総合表示器(34)を運転操作部(19)に設けるコンバインにおいて、総合表示器(34)のモニタ表示部(35g)を、車速の表示と、コントローラ(49)の情報表示に、切換スイッチ(48)操作により切換えることを特徴とするコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は例えば連続的に穀稈を刈取り脱穀する収穫作業を行う車速などを表示するコンバインに関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、運転操作部に表示器を設けて運転作業状況を表示していたが、表示内容別に表示器を設ける構造では、表示機構が複雑で高コストになり易いと共に、また一時的に表示の必要がある内容のものでも連続的に表示の必要がある内容のものと同様に連続して表示される構造では、表示器のコンパクト化並びに表示機能の向上などを容易に図り得ない等の問題がある。 【0003】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、脱穀部、刈取部、運転席を備えると共に、収穫作業動作状況を表示する総合表示器を運転操作部に設けるコンバインにおいて、総合表示器のモニタ表示部を、車速の表示と、コントローラの情報表示に、切換スイッチ操作により切換えるもので、収穫作業動作状況として連続的に表示が必要な車速表示と、一時的な表示でよりコントローラの情報表示を、モニタ表示部を共用して切換スイッチ操作により容易に行い得、従来に比べて表示機構の簡略化並びにコンパクト化を容易に図り得ると共に、製造コストの低減並びに表示機能の向上をも容易に図り得るものである。 【0004】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は表示器の制御回路図、図2はコンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)などを備える刈取部、(11)は刈取フレーム(12)を介して刈取部(8)を昇降させる油圧シリンダ、(13)は排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁処理部、(15)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する穀物タンク、(17)は前記タンク(15)の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、(18)は運転操作部(19)及び運転席(20)を備える運転キャビン、(21)は運転キャビン(18)下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。 【0005】図4に示す如く、前記走行クローラ(2)を駆動するミッションケース(22)は、1対の第1油圧ポンプ(23)及び第1油圧モータ(24)からなる主変速機構である走行用の油圧式無段変速機構(25)と、1対の第2油圧ポンプ(26)及び第2油圧モータ(27)からなる操向機構である旋回用の油圧式無段変速機構(28)とを備え、前記エンジン(21)の出力軸(21a)に第1油圧ポンプ(23)の入力軸(23a)を伝達ベルト(29)を介し連動連結させると共に、第2油圧ポンプ(26)の入力軸(26a)を伝達ベルト(30)を介し前記第1油圧ポンプ(23)の入力軸(23a)に連動連結させている。 【0006】そして前記第1油圧モータ(24)の出力軸(31)に、副変速機構(32)及び遊星ギヤ式差動機構(33)を介し走行クローラ(2)の駆動輪(2a)を連動連結させ、第1油圧ポンプ(23)の回転斜板の角度調節により、第1油圧モータ(24)の正逆回転と回転数の変更を行って車速を制御する一方、第2油圧ポンプ(26)の回転斜板の角度調節により、第2油圧モータ(27)の正逆回転と回転数の変更を行って、差動機構(33)の左右遊星ギヤ(33a)(33b)を相互逆方向に回転させて機体を操向制御するように構成している。 【0007】図1、図5に示す如く、運転操作部(19)の総合表示器(34)には、表示面であるモニタ面(35)を液晶表示する液晶表示器(36)を備えるもので、前記扱胴(6)及び処理胴(7)の回転を検出してモニタ面(35)の表示部(35a)に表示する扱胴及び処理胴回転センサ(37)(38)と、脱穀部(4)内の2番コンベアの回転を検出してモニタ表示部(35a)に表示する2番回転センサ(39)と、前記穀物タンク(15)の穀粒の貯留量状態を検出してモニタ表示部(35b)に表示する第1〜第6穀粒量センサ(40)と、穀稈の搬送詰まりを検出してモニタ表示部(35c)に表示する搬送詰まりセンサ(41)と、排藁の詰まり状態及び結束機の作動状態を検出してモニタ表示部(35d)に表示する排藁及び結束センサ(42)(43)と、脱穀部(4)に挿入する穀稈の扱深さ状態を検出してモニタ表示部(35e)に表示する扱深さセンサ(44)と、燃料タンク内の燃料貯留量を検出してモニタ表示部(35f)に表示する燃料センサ(45)と、前記第1油圧モータ(24)の回転出力などより車速を検出してモニタ表示部(35g)に数値表示する車速センサ(46)と、モニタ表示部(35g)の表示の切換えなどを行う表示切換スイッチ(47)及び切換スイッチであるブザー停止スイッチ(48)とを、液晶表示器(36)に入力接続させている。 【0008】そして、コンバイン作業で刈取部(8)の刈取高さ制御・穀稈の扱深さ制御・車体の水平制御・脱穀負荷一定維持のための脱穀制御及び車速制御などを行う第1のコントローラ(49)と、エンジン(21)の電子ガバナを制御する第2の電子ガバナコントローラ(50)とを備え、前記液晶表示器(36)と、これらコントローラ(49)(50)とを通信線(51)でループに接続させ、エンジン(21)の回転数及び回転負荷をモニタ表示部(35h)(35i)に表示するように構成している。 【0009】さらに、バッテリの充電状態をモニタ表示部(35j)に発光表示する光電表示素子(52)と、エンジンオイルの送油圧の適正をモニタ表示部(35j)に発光表示する油圧表示素子(53)と、エンジン冷却水の水温をモニタ表示部(35j)に発光表示する水温表示素子(54)と、ヒータの加熱温度をモニタ表示部(35j)に発光表示するヒータ表示素子(55)とを総合表示器(34)に設けている。 【0010】そして車速を表示するモニタ表示部(35g)には、各コントローラ(49)(50)にエラーが発生している場合において、ブザー停止スイッチ(48)が操作されるとき車速の表示に換えコントローラ(49)(50)のエラーが表示されるように構成したものである。 【0011】上記から明らかなように、脱穀部(4)、刈取部(8)、運転席(20)を備えると共に、収穫作業動作状況を表示する総合表示器(34)を運転操作部(19)に設けるコンバインにおいて、総合表示器(34)のモニタ表示部(35g)を、車速の表示と、コントローラ(49)の情報表示に、切換スイッチ(48)操作により切換える。そして、収穫作業動作状況として連続的に表示が必要な車速表示と、一時的な表示でよりコントローラ(49)の情報表示を、モニタ表示部(35g)を共用して切換スイッチであるブザー停止スイッチ(48)操作により行い、従来に比べて表示機構の簡略化並びにコンパクト化を図ると共に、製造コストの低減並びに表示機能の向上をも図る。 【0012】以下図6のフローチャート及び図7のフローを参照してこの作用を説明すると、前記表示部(35g)には常時は車速が表示され、各コントローラ(49)(50)にエラーが発生した場合には、表示部(35g)のエラーコードの表示(35k)が点灯され、この表示中にブザー停止スイッチ(48)が一定時間(例えば5秒間)以上連続してオンとなったとき、車速に切換ってエラー表示が行われる。 【0013】エラー表示はコントローラ(49)(50)の番号・エラーコードの順に行い、複数のエラーが発生した時には所定時間(例えば2秒)毎にエラーコードの表示を切換え、全てのエラーコードの表示が終了すると車速表示に戻るものである。 【0014】図8は各コントローラ(49)(50)で発生したエラー情報を読出す一例を示すもので、液晶表示器(36)よりコントローラ(49)(50)に定期的(例えば1秒に1回)に6バイトのエラー読出し命令を送信する。 【0015】表示器(36)からのエラー読出し命令は、・エラー読出しコマンド(’E’’R’ ’R’)、・ID番号(01H)、・エンドコマンド(’E’ ’N’’D’)から成り、ID番号=1としてコマンドをコントローラ(49)(50)に送信する。 【0016】また、コントローラ(49)(50)はエラー読出し命令を受取り、第1コントローラ(49)にエラー情報がない場合にはID番号に1を加えて(02H)第2コントローラ(50)にエラー読出し命令を転送し、第2コントローラ(50)にエラー情報がある場合にはエラー読出しコマンド(’E’ ’R’ ’R’)に続いてこのコントローラ(50)のID番号(03H)を送信し、最後にエンドコマンド(’E’ ’N’ ’D’)を表示器(36)に送信する。 【0017】さらに、第1コントローラ(49)にエラー情報がある場合には、エラー読出しコマンド(’E’ ’R’ ’R’)に続いて、自身のID番号(02H)と、エラーコード(23H、24H、25H、34H、35H)(第1コントローラ(49)に5個エラーが発生)を送信し、最後にエンドコマンド(’E’ ’N’ ’D’)を送信し、第2コントローラ(50)にエラー情報がある場合にはエラー読出しコマンド(’E’ ’R’ ’R’)に続いて、受信した前の第1コントローラ(49)のエラーコードをそのまま送信し、次に第2コントローラ(50)で発生したエラーコード(23H、24H)(第2コントローラ(50)に2個エラーが発生)を同様に送信し、最後にエンドコマンドを液晶表示器(36)に送信する。 【0018】このように液晶表示器(36)から各コントローラ(49)(50)に送られたコマンドは、各コントローラ(49)(50)にエラー情報がある場合には、この情報を取り込んで、液晶表示器(36)に戻して、図7に示す如くモニタ表示器(35g)にコントローラ(49)(50)のID番号(C1)(C2)とそのエラーコード(23Hなど)を順次表示するものである。 【0019】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、脱穀部(4)、刈取部(8)、運転席(20)を備えると共に、収穫作業動作状況を表示する総合表示器(34)を運転操作部(19)に設けるコンバインにおいて、総合表示器(34)のモニタ表示部(35g)を、車速の表示と、コントローラ(49)の情報表示に、切換スイッチ(48)操作により切換えるもので、収穫作業動作状況として連続的に表示が必要な車速表示と、一時的な表示でよりコントローラ(49)の情報表示を、モニタ表示部(35g)を共用して切換スイッチ(48)操作により容易に行うことができ、従来に比べて表示機構の簡略化並びにコンパクト化を容易に図ることができると共に、製造コストの低減並びに表示機能の向上をも容易に図ることができるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成8年5月10日(1996.5.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062270 【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開2001−251939(P2001−251939A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月18日(2001.9.18) |
| 【出願番号】 |
特願2001−43446(P2001−43446) |
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