| 【発明の名称】 |
汎用コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】浜田 健二
【氏名】村山 昌章
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| 【要約】 |
【課題】操縦部内での刈取部の操作性が良好な汎用コンバインを提供すること。
【解決手段】走行装置1,1を具備する機体2前方に刈取部8を配設し、前記機体2上部に、前記走行装置1,1を操縦する操向用ハンドル91を設けた操縦部9と、前記刈取部8で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部5とを設け、さらに、前記操向用ハンドル91を、操縦部9前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおいて、前記操向用ハンドル91の横一側方に前記刈取部8の昇降レバー96を設けるとともに、操向用ハンドル91の横他側方に走行用主変速レバー94を設け、さらに、同走行用主変速レバー94に、前記刈取部8に設けた掻込リール85の上下・前後位置調整スイッチS1,S2を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】走行装置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドルを設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部とを設け、さらに、前記操向用ハンドルを、操縦部前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおいて、前記操向用ハンドルの横一側方に前記刈取部の昇降レバーを設けるとともに、操向用ハンドルの横他側方に走行用主変速レバーを設け、さらに、同走行用主変速レバーに、前記刈取部に設けた掻込リールの上下・前後位置調整スイッチを設けたことを特徴とする汎用コンバイン。 【請求項2】走行用主変速レバーに、刈取部全体が適正な作業開始位置と作業終了位置となるように、掻込リールを含む刈取部全体の昇降動作を制御する刈取部自動制御スイッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の汎用コンバイン。 【請求項3】走行装置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドルを設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部とを設け、さらに、前記操向用ハンドルを、操縦部前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおいて、前記操向用ハンドルの横一側方に、前記刈取部の昇降レバーを設け、しかも、同昇降レバーを上・下へシフト操作することにより、刈取部を適正な作業開始位置へセットする動作と、刈取部を適正な作業終了位置へセットする動作を行うことを特徴とする汎用コンバイン。 【請求項4】刈取部の昇降レバーを上下・前後の十字状にシフト可能な構成とし、上・下へのシフト操作により刈取部を昇降させるとともに、前・後へのシフト操作により、刈取部の適正な作業開始位置へのセット動作と、刈取部の適正な作業終了位置へのセット動作を行うようにしたことを特徴とする請求項1又は3のいずれか1項に記載の汎用コンバイン。 【請求項5】走行用主変速レバーを機体進行方向に対して左側に配設する一方、刈取部の昇降レバーを右側に配設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の汎用コンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、汎用コンバインに関するものであり、詳しくは、同コンバインの操向装置及び刈取部の操作を行う操作部構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の汎用コンバインでは、機体の前方に連結した掻込リールを昇降自在、かつ、前後位置調節自在に構成し、穀物の種類やその生育状態に応じた最適の掻込みが行えるようにしている。 【0003】そして、かかる掻込リールの操作は、操縦部に配設した操作手段を介して行っている。 【0004】例えば、運転席の直前方に操向用のステアリングホイルを配設した汎用コンバインにおいて、ステアリングホイルの左後側方、すなわち、運転席の前端部の左側方に走行用の主変速レバーを設け、同レバーのグリップ上に刈取部全体の昇降スイッチや掻込リールの上下位置調節スイッチを設けるとともに、前記ステアリングホイルの右側にコラム式操作レバーを操作自在に突設し、同操作レバーの上下・前後への操作に応じて、掻込リールの前後位置調節や回転速度調節を行うようにしたものがあった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成のものは、操作性について未だ解決されていない課題が残されていた。 【0006】すなわち、掻込リールの前後位置調節はステアリングホイルの右側に配置されたコラム式操作レバーで行い、上下位置調節はステアリングホイルの左側に配置された主変速レバー上のスイッチで行うというように、掻込リールの位置調節手段が左右に分離しているために、掻込リールの前後位置調節は右手で行い、上下位置調節は左手で行わなければならない。 【0007】これでは、走行中であればステアリングハンドルを左右の手で持ち替えなければならなくなり、掻込リールの前後位置、上下位置を迅速かつ的確に調節することが難しくなるとともに、作業能率までも低下してしまう。 【0008】またこのように、同じ掻込リールの操作にもかかわらず操作手段が左右に分離していると操作しにくい面がある。 【0009】さらに、刈取部の調節を左手側の主変速レバー上で行うというのは、右利きが多いなかで、微調整を行いにくいと感じるものが多数いることを示している。 【0010】本発明は、上記課題を解決することのできる汎用コンバインを提供することを目的としている。 【0011】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明では、走行装置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドルを設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部とを設け、さらに、前記操向用ハンドルを、操縦部前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおいて、前記操向用ハンドルの横一側方に前記刈取部の昇降レバーを設けるとともに、操向用ハンドルの横他側方に走行用主変速レバーを設け、さらに、同走行用主変速レバーに、前記刈取部に設けた掻込リールの上下・前後位置調整スイッチを設けた。 【0012】また、請求項2記載の本発明では、走行用主変速レバーに、刈取部全体が適正な作業開始位置と作業終了位置となるように、掻込リールを含む刈取部全体の昇降動作を制御する刈取部自動制御スイッチを設けた。 【0013】また、請求項3記載の本発明では、走行装置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドルを設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部とを設け、さらに、前記操向用ハンドルを、操縦部前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおいて、前記操向用ハンドルの横一側方に、前記刈取部の昇降レバーを設け、しかも、同昇降レバーを上・下へシフト操作することにより、刈取部を適正な作業開始位置へセットする動作と、刈取部を適正な作業終了位置へセットする動作を行うようにした。 【0014】また、請求項4記載の本発明では、刈取部の昇降レバーを上下・前後の十字状にシフト可能な構成とし、上・下へのシフト操作により刈取部を昇降させるとともに、前・後へのシフト操作により、刈取部の適正な作業開始位置へのセット動作と、刈取部の適正な作業終了位置へのセット動作を行うようにした。 【0015】さらに、請求項5記載の本発明では、走行用主変速レバーを機体進行方向に対して左側に配設する一方、刈取部の昇降レバーを右側に配設した。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明は、走行装置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドルを設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部とを設け、さらに、前記操向用ハンドルを、操縦部前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおいて、前記操向用ハンドルの横一側方に前記刈取部の昇降レバーを設けるとともに、操向用ハンドルの横他側方に走行用主変速レバーを設け、さらに、同走行用主変速レバーに、前記刈取部に設けた掻込リールの上下・前後位置調整スイッチを設けたものである。 【0017】すなわち、一方の手で主変速レバーを操作しながら、他方の手で操向用ハンドルを持って運転することができ、しかも、そのときに、掻込リールに関しては、主変速レバー上に集中しているために、走行状態に合わせてリールの位置調整などを容易に行うことができる。 【0018】また、上記走行用主変速レバーは、機体進行方向に対して左側に配設し、刈取部の昇降レバーは右側に配設することが好ましい。 【0019】かかる構成とすれば、使用頻度の高い刈取部の昇降レバーを通常利き腕となる右手で操作できるので、微調整しながらの操作が行いやすくなる。 【0020】また、走行用主変速レバーに、刈取部全体が適正な作業開始位置と作業終了位置となるように、掻込リールを含む刈取部全体の昇降動作を制御する刈取部自動制御スイッチを設けることができる。 【0021】このように、主変速レバーを多機能シフトレバーとして使用可能とすることにより、左右いずれのレバー操作によっても刈取部の昇降が行えることになり、様々な作業への対応が容易となる。 【0022】また、他の実施形態として、前記操向用ハンドルの横一側方、例えば右側に、前記刈取部の昇降レバーを設け、しかも、同昇降レバーを上・下へシフト操作することにより、刈取部を適正な作業開始位置へセットする動作と、刈取部を適正な作業終了位置へセットする動作を行えるようにすることもできる。 【0023】この場合、上記刈取部の昇降レバーを、上下・前後の十字状にシフト可能な構成とすることができ、このときに、上・下へのシフト操作により刈取部を昇降させるようにして、前・後へのシフト操作では、刈取部の適正な作業開始位置へのセット動作と、刈取部の適正な作業終了位置へのセット動作を行うようにすることができる。 【0024】かかる構成では、刈取部の昇降動作と、刈取開始及び刈取終了時における刈取部の設定位置に自動セットする動作とを、単一の昇降レバーを用いて操作可能となり、やはり使い勝手を良好にすることができる。 【0025】なお、この実施形態においても、走行用主変速レバーは機体進行方向に対して左側に配設することが望ましい。 【0026】 【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。 【0027】(第1実施例)図1は本実施例にかかる汎用コンバインの側面図、図2は同平面図、図3は刈取部の説明図である。 【0028】図1及び図2に示すように、本実施例に係る汎用コンバインAは、左右のクローラ式走行装置1,1を下部に設けて自走可能に構成した走行機体2の上部に、同機体2の前進方向に向かって右側前部にキャビン3を配設し、同キャビン3の後方に原動機部(図示せず)及び穀粒蓄積用タンク4を配設するとともに、走行機体2の左側には、円周外面にダブルピッチのスクリュー板と適宜個数の扱歯とを植設した前後長手状の扱胴5aなどを内蔵した脱穀部5とを配設している。 【0029】そして、同脱穀部5の下方には、受け網やシーブなどを備える揺動選別装置6と、唐箕71を具備し、この唐箕71の送風による風選別装置7を配設している。51は前記穀粒蓄積用タンク4内の穀粒を外部に排出するための排出筒である。 【0030】また、走行機体2の前面に刈取部8を上下揺動自在に取付けている。 【0031】同刈取部8は、前記脱穀部5の前部開口に連通するフィーダハウス81と、同フィーダハウス81の前端開口部に連通する矩形筒状の介装枠体82と、同介装枠体82に着脱自在に取付けられるとともに、走行機体2の全幅にわたって左右に延びたバケット状のプラットホーム83とを具備する刈取前処理装置8aを備えている。84は同刈取前処理装置8aの昇降用アクチュエータとしての油圧シリンダである。 【0032】さらに、同刈取部8は、図3に示すように、前記プラットホーム83の前側上部に、走行機体2の全幅にわたってタインバー85aを有し、かつ前転可能に取付けた掻込リール85を備えている。85bは前記タインバー85aに、全幅方向に一定間隔で多数設けた掻込タイン、85cは掻込リール駆動用チェーン、85dは同チェーン85cのケースである。 【0033】また、前記プラットホーム83の下面側には、図2に示すように、左右長手状に伸延したバリカン状の刈刃86を設けており、さらにプラットホーム83の底板上方には、掻込オーガ87を架設している。 【0034】なお、上記した掻込リール85、刈刃86、掻込オーガ87は、前記原動機部からの動力を伝達する伝導軸などからなる伝導機構(図示せず)を介して回転駆動される。 【0035】図2中、87a,87bは、掻込オーガ87の円周面に、同オーガ87の軸方向中央部分を残して互いに反対の旋回方向となるように設けられたスクリュー状掻板である。また、87cは、スクリュー状掻板87a,87bが設けられていない前記オーガ87の軸方向中央部分に、円周の略下面側で下向きに突出させ、路上面側で没するように出没自在に設けられた掻込棒である。さらに、88は刈取前処理装置8aの左右両端から前方へ突出させた分草体である。 【0036】上記した刈取部8の構成により、掻込リール85で後方に引き倒された穀稈を刈刃86で刈取り、そして、掻込オーガ87により集稈する。このとき、刈取られた穀稈は、掻込オーガ87に設けた前記スクリュー状掻板87a,87bによりプラットホーム83上を横方向に送られて、掻込オーガ87の横方向中央部において掻込棒87cにより掻きこまれ、前記フィーダハウス81の前端開口部において同フィーダハウス81内に設けたチェーンコンベヤ81a(図3)に受け継がれて前記脱穀部5に搬送される。 【0037】ところで、前記掻込リール85は、図3に示すように、穀稈の倒伏状態や生育状態に応じて、リール昇降用油圧シリンダ89a及びリール前後調整用油圧シリンダ89bにより、上下位置調節及び前後位置調節自在に構成されている。 【0038】そして、掻込リール85の位置調節は、前記調節用アクチュエータであるリール昇降用油圧シリンダ89a及びリール前後調整用油圧シリンダ89bを介して、前記キャビン3内に設けられた操縦部9おいて操作可能となっている。 【0039】なお、図3中、80は刈取部8の刈取り高さを自動調節するための接地型センサであり、支軸80aを中心に下方へ回動して接地し、圃場の凹凸を検出することができるように構成されている。 【0040】ここで、本発明の要部となる操縦部9の構成について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は操縦部9の説明図、図5は同操縦部9内に設けられた刈取部昇降レバー96の説明図である。 【0041】操縦部9は、図4に示すように、前面にフロントガラス31を備え、機体進行方向に対して右側面に乗降ドア32を、左側にはガラス窓33を設けた平面視矩形形状のキャビン3内に設けられている。32aは乗降ドア32の取っ手である。 【0042】操縦部9は、その前部中央に操縦コラム90を立設し、同コラム90の上面に前記クローラ式走行装置1,1を操向するための操向ハンドルであるステアリングホイル91を回転自在及び前後チルト自在に取付け、操縦コラム90の後方には運転座席92を配設している。このように、運転座席92の前方には操縦コラム90のみを配置しているために、前方視界を広く確保している。90aはステアリングホイル91のチルト用レバー、91aはステアリングホイル91を片手で容易に操作できるようにホイルに回転自在に取り付けた補助グリップである。 【0043】また、操縦コラム90の左側方に、前記ガラス窓33に沿って操作盤93を配設するとともに、同操作盤93上に走行用の主変速レバー94を前後シフト自在に立設している。 【0044】また、操縦コラム90の右側面からは、刈取部昇降レバー96を横方向へ突設している。 【0045】同刈取部昇降レバー96は、図5に示すように、クランク状に折曲形成されており、中立復帰付勢されたコラム式で上下方向へ操作可能としている。96aは刈取部昇降レバー96のガイド溝であり、操縦コラム90の右側面に上下略直線状に形成されている。 【0046】そして、同刈取部昇降レバー96を上方向に操作すると、刈取部8を上方へ移動させることができ、下方向に操作すると、刈取部8を下方へ移動させることができる。 【0047】また、前記走行用の主変速レバー94には、そのグリップ94aの前部に、刈取部8に設けた掻込リール85の上下・前後位置調整スイッチS1,S2を設けている。 【0048】同上下・前後位置調整スイッチS1,S2は、前記グリップ94aの前側やや上部面から斜め前上方へ、ツノ状に平行に突設されており、前後(上下)へ傾動自在としている。 【0049】そして、それぞれのスイッチ操作によって、掻込リール85を任意に上下動させて位置調整を可能としている。 【0050】このように、本実施例によれば、一方の手で主変速レバー94を操作しながら、他方の手でステアリングホイル91を持って運転することができ、しかも、そのときに、掻込リール85の上下・前後への位置調節に関しては、主変速レバー94上に上下・前後位置調整スイッチS1,S2を集中配置しているために、操向状態に合わせて容易かつ迅速に行うことができる。 【0051】さらに、本実施例では、主変速レバー94上に、刈取部8全体が適正な作業開始位置と作業終了位置となるように、掻込リール85を含む刈取部8全体の昇降動作を制御する刈取部自動制御スイッチS3,S4を設けている。 【0052】すなわち、本実施例によれば、ステアリングホイル91を中心に、左右いずれの側からでも(左:刈取部自動制御スイッチS3,S4 右:刈取部昇降レバー96)刈取部8の操作ができることになり、様々な作業に対応可能となっている。 【0053】かかる刈取部自動制御スイッチS3,S4は、刈取部8を適正な刈取作業開始位置として予め設定された位置へ自動セットする動作と、刈取部8を適正な作業終了位置として予め設定された位置へ自動セットする動作とをそれぞれ行うもので、主変速レバー94の内側側面、すなわち、運転座席92側にボタンスイッチの形態で縦斜め方向に並設されている。 【0054】したがって、主変速レバー94のグリップ94aに左手を掛けた状態で、その親指で簡単に操作することができる。 【0055】ところで、図4中、51aは穀粒を排出するための排出筒51の旋回や初期位置への収納などをコントロールするコントロールパネルであり、運転座席92の右後側部に配設している。 【0056】また、93a,93bはスピードメータやタコメータなどを中心とするメータ類、93cは刈取部8の昇降スイッチ群、93dは刈取クラッチ、93eは揺動選別装置6において、穀稈の状態に応じて穀粒などの漏下量を適宜変更するためにシーブの角度を変更するシーブ角度変更レバー、93fは刈取高微調整用ペダル、93gはリール回転コントロールスイッチである。 【0057】(第2実施例)次に、図6を参照しながら本発明の第2実施例について説明する。なお、汎用コンバインAとしての基本構成は、第1実施例と同様であり、ここでの説明は省略する。また、使用する符号については、第1実施例と同一構成要素については同一符号を用いている。 【0058】本実施例では、前述した刈取部自動制御スイッチS3,S4と同機能を有する刈取部操作レバー96'を、図6に示すように、第1実施例で説明した刈取部昇降レバー96に代えて、操縦コラム90の右側方に突設している。 【0059】かかる刈取部操作レバー96'も、上下方向に操作可能とし、かつ、中立復帰付勢された構成とすることができる。 【0060】そして、下側に向けて操作すれば、刈取部8を適正な刈取作業開始位置として予め設定された位置へ自動セットすることができ、上側に向けて操作すれば、刈取部8を適正な作業終了位置として予め設定された位置へ自動セットすることができるものである。 【0061】しかも、本実施例では、同刈取部操作レバー96'をステアリングホイル91と操縦コラム90とを連結するホイル軸91bに取付けている。 【0062】したがって、刈取部操作レバー96'はステアリングホイル91の回転に追従することになり、ステアリングホイル91を手にしての旋回操作中であっても、常に刈取部操作レバー96'が手元にあることになるので、極めて操作性が良好なものとなる。 【0063】なお、刈取部操作レバー96'の操作方向を上下方向に操作するものとしたが、前後方向に操作するように構成しても構わない。 【0064】さらに、このように、刈取部8を刈取開始時と終了時の位置に自動セットする手段をコラム式として操縦コラム90の右側に突設する形態としては、必ずしも本実施例のようにホイル軸91bに取付ける必要はなく、第1実施例において説明した刈取部昇降レバー96のように、操縦コラム90から突設しても構わない。 【0065】(第3実施例)次に、図7を参照しながら本発明の第3実施例について説明する。なお、汎用コンバインAとしての基本構成は、第1、第2実施例と同様であり、ここでの説明は省略する。また、使用する符号については、第1、第2実施例と同一構成要素については同一符号を用いている。 【0066】本実施例では、刈取部8の昇降レバーとしてのコラム式操作レバー96''を、操縦コラム90の右側に突設するとともに、上下・前後の十字状にシフト可能な構成としている。ここでもレバー96''は中立復帰付勢された構成としている。96bはコラム式操作レバー96''のガイド溝であり、操縦コラム90の右側面に十字状に形成されている。 【0067】そして、上・下へのシフト操作により刈取部8を昇降させるとともに、前・後へのシフト操作により、第1実施例における刈取部自動制御スイッチS3,S4や、第2実施例における刈取部操作レバー96'同様に、刈取部8の適正な作業開始位置へのセット動作(セット)と、刈取部8の適正な作業終了位置へのセット動作(リフト)を行うようにしている。 【0068】このように、本実施例では、操縦コラム90の右側部に設けたコラム式操作レバー96''を刈取部8のマルチレバーとして機能させるようにしているので、作業効率が向上するとともに、上下のシフトが刈取部8の昇降、前後のシフトがセット及びリフトとしたことで、レバー操作が感覚的に分かりやすい。 【0069】また、利き腕となることの多い右手による操作なので、刈取部8の昇降操作の微調整が可能となるとともに、左手の操作負担を軽減することができる。すなわち、左手の負荷が軽減することによって、走行に関する主変速レバー94の操作を確実に行えるので安全性が向上する。 【0070】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0071】(1)請求項1記載の本発明では、走行装置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドルを設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部とを設け、さらに、前記操向用ハンドルを、操縦部前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおいて、前記操向用ハンドルの横一側方に前記刈取部の昇降レバーを設けるとともに、操向用ハンドルの横他側方に走行用主変速レバーを設け、さらに、同走行用主変速レバーに、前記刈取部に設けた掻込リールの上下・前後位置調整スイッチを設けたことにより、刈取部操作を簡単な構成で行える。 【0072】また、リール関係のスイッチを集中させることができ、操作性が向上する。また、使用頻度の高い刈取部の昇降操作を利き腕となることの多い右手で操作できるので、微調整も行いやすい。しかも、操向用ハンドルを持つ右手で刈取部の昇降操作ができ、左手は走行に関する変速操作などに集中することができるので安全性が高まる。 【0073】(2)請求項2記載の本発明では、走行用主変速レバーに、刈取部全体が適正な作業開始位置と作業終了位置となるように、掻込リールを含む刈取部全体の昇降動作を制御する刈取部自動制御スイッチを設けたことにより、上記(1)の効果に加え、操向用ハンドルの左右いずれの側からも刈取部の昇降操作が可能となり、様々な作業に対応可能となる。 【0074】(3)請求項3記載の本発明では、走行装置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドルを設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部とを設け、さらに、前記操向用ハンドルを、操縦部前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおいて、前記操向用ハンドルの横一側方に、前記刈取部の昇降レバーを設け、しかも、同昇降レバーを上・下へシフト操作することにより、刈取部を適正な作業開始位置へセットする動作と、刈取部を適正な作業終了位置へセットする動作を行うようにしたことにより、操向用ハンドルを持つ右手で刈取のオート操作ができ、左手は走行に関する変速操作などに集中することができるので安全性が高まる。また、ハンドルを握ったままでの昇降レバー操作も可能となるので操作性、安全性ともに向上する。 【0075】(4)請求項4記載の本発明では、刈取部の昇降レバーを上下・前後の十字状にシフト可能な構成とし、上・下へのシフト操作により刈取部を昇降させるとともに、前・後へのシフト操作により、刈取部の適正な作業開始位置へのセット動作と、刈取部の適正な作業終了位置へのセット動作を行うようにしたことにより、左手への操作負担を軽減し、左手による変速操作が確実に行えるので安全性が向上する。また、刈取部操作をワンレバーで行えるので作業効率が向上する。さらに、十字状のシフトを行わせることで、操作が感覚的に分かりやすい。 【0076】(5)請求項5記載の本発明では、走行用主変速レバーを機体進行方向に対して左側に配設する一方、刈取部の昇降レバーを右側に配設したことにより、利き腕となることの多い右手による操作となるので刈取部の微調整についても正確に行いやすい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月6日(2000.3.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080160 【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−245521(P2001−245521A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月11日(2001.9.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−60142(P2000−60142) |
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