| 【発明の名称】 |
残幹処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】村上 達三
【氏名】桜原 清文
【氏名】脇野 崇
【氏名】大竹 伸二
【氏名】石田 伊佐男
【氏名】片上 望
【氏名】相沢 良一
【氏名】飛鷹 正利
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| 【要約】 |
【課題】たばこの残幹を所定長さに切断する。
【解決手段】縦方向の刈取軸5に上下方向にずらせて取り付けた複数の円板6,6,…と、円板6,6,…の外周部から突出するように取り付けられている回転刃7と、円板6,6,…の側方で且つ回転刃7の回転方向下手側に設けた固定刃8とて構成し、平面から見て回転刃7の刃部が固定刃8の刃部に対してオーバーラップし且つ接近して回転する。畦に植立しているたばこの残幹12が前側から送り込まれると、残幹12は先ず上下にずれている円板6,6,…の周縁部に受け止められ、次いで、たばこの残幹12は円板6の周縁部と回転刃7の刃部により支持された状態で、回転刃7の刃部により回転下手側に送られ、回転刃7の刃部と固定刃8の刃部により、主低長さに切断される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体の前部に、上端が前位となるよう前方傾斜した回転軸5と、該回転軸5に上下方向略当間隔に回転刃7等からなる切断装置を設けたことを特徴とする残幹処理装置。 【請求項2】 機体の前部に、上端が前位となるよう前方傾斜した回転軸5と、該回転軸5に上下方向略当間隔に回転刃7等からなる切断装置を設けると共に、機体の後部にはロータリ耕耘装置35を設けたことを特徴とする残幹処理装置。 【請求項3】 切断装置は、回転軸5と回転刃7と固定刃8であることを特徴とする請求項1乃至2記載の残幹処理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、たばこや植木等の残幹を切断する残幹処理装置の改良に関するものである。 【0002】 【従来技術】従来のたばこ等の残幹切断装置は例えば次のように構成されていた。即ち、地表上に直立した残幹を機体の側方から前方に亘る長い範囲に設けた挾持ベルトや牽引犁や回転刃等の引き抜き機で残幹全体を引き抜いて、機体後部の切断処理機まで搬送して短い長さに切断していた。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】従来装置は前記のように構成されていて、トラクタの機体前部から側部に残幹引き抜き装置を、機体後部には切断処理機を設けているため、機体の全長が長くなり運転操作が面倒である。また、切断処理した残幹を収納する容器が小さいと、何度も容器を取り替えたり、残幹を別の場所に廃棄に行ったりと能率が悪かった。 【0004】 【問題を解決するための手段】この発明は、従来装置のこのような不具合を解消しようとするものであって、次のような技術的手段を講じた。即ち、請求項1記載の発明は、機体の前部に、上端が前位となるよう前方傾斜した回転軸5と、該回転軸5に上下方向略当間隔に回転刃7等からなる切断装置を設けたことを特徴とする残幹処理装置とした。 【0005】請求項2記載の発明は、機体の前部に、上端が前位となるよう前方傾斜した回転軸5と、該回転軸5に上下方向略当間隔に回転刃7等からなる切断装置を設けると共に、機体の後部にはロータリ耕耘装置35を設けたことを特徴とする残幹処理装置とした。 【0006】請求項3記載の発明は、切断装置は、回転軸5と回転刃7と固定刃8であることを特徴とする請求項1乃至2記載の残幹処理装置とした。 【0007】 【発明の作用及び効果】この発明は、前記の構成としたので、次のような技術的特有の効果を奏する。即ち、請求項1記載の発明は、機体の前部に残幹を切断する残幹処理装置を設けたので、機体の他の部分には残幹処理のための装置を取り付ける必要がなく、残幹処理装置の着脱が容易である。また、残幹を引き抜かずに直接切断するから、切断時に残幹下部が地面で掴まれており逃げにくくなって、切断性能が向上する。また、直立した残幹を上端部から次第に切断するから、逃げや跳ね等の切断性能の低下が少なくなる。 【0008】請求項2記載の発明は、地表上に散乱した切断後の残幹と地中に残る切り株の両者を、ロータリ耕耘装置35の耕耘作業により掘削土壌内に埋没させるから、土壌中の微生物や水分により早く腐食することができ、残幹が邪魔にならない。 【0009】請求項3記載の発明は、切断装置が少ない部材で構成されているから、機体前部に取り付けても重量バランスを崩さずコンパクトであり、取り扱いが容易である。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図1から図6に基づき、この発明の実施例の形態について説明する。この実施例は、たばこの残幹を主体に、他の細い枝の植木等の切断排出処理を円滑にしようとする残幹切断処理装置に関するもので、以下その内容について説明する。 【0011】先ず、構成について説明する。トラクタ1の前ヒッチ3部に残幹切断装置2下部後方に設けたフック37を引き掛けてボルト等で連結固定している。残幹切断装置2の作業枠体4をヒッチ3に連結し、この作業枠体4に縦方向の回転軸5を、上端が前側に所定角度傾斜するように前傾姿勢に斜設している。この回転軸5には、上下方向に所定間隔ずらせて例えば4組の取付板6,6,…を取り付け、この取付板6,6,…には例えば2個の回転刃7,7を周縁部から突出するように180度偏位させて夫れ夫れ取り付けている。 【0012】作業枠体4における取付板6,6,…の側方で且つ回転刃7,7,…の回転下手側に夫れ夫れ固定刃8,8,…を配置し、平面から見て回転刃7,7,…の刃部が固定刃8,8,…の刃部に対してオーバーラップし且つ接近して回転する構成としている。 【0013】作業枠体4には回転刃7,7,…の周囲を被覆するカバー9を取り付けている。このカバー9の前部には前側開口部9aを開口して、たばこの残幹が送り込まれる構成とし、また、左右一側方で且つ回転刃7,7,…の回転下手側に左右側開口部9bを開口し、この左右側開口部9bに放出ダクト10を連接している。 【0014】次に、トラクタ1から残幹切断装置2への伝動構成について説明する。図1で示す残幹切断装置2は、天井部の作業枠体4上に搭載した上部エンジン38の駆動力を、遠心クラッチ39や減速歯車40,41を経て、回転軸5に伝達する構成としている。図示しないスロットルレバーを操作して、該上部エンジン38の回転を上げると遠心クラッチ39により回転軸5は駆動回転し、上部エンジン38の回転を下げると回転軸5は停止する。 【0015】図3,4,5で示すものは、トラクタ1側のエンジン14のクランク軸15の原動プーリ16から、伝動ベルト17,PTOプーリ18,PTO軸19に動力を伝達し、PTO軸19からカップリング20,中間伝動軸23,カップリング20を介して残幹切断装置2側のベベルケース22に支架しているの動力取入軸21に動力を伝動し、更に、ベベルギヤG1,第2ベベルギヤG2,伸縮調節できる縦軸26,刈取ベベルケース27の第3ベベルギヤG3,第4ベベルギヤG4,第2中間軸28,第5ベベルギヤG5,第6ベベルギヤG6を経由して、前記回転軸5に伝達される構成である。 【0016】そして、伝動ベルト17をテンションクラッチプーリ30により緊張・弛緩して動力を断続している。なお、PTOプーリ18とPTO軸19の間に電磁クラッチ(図示省略)を介装して動力をON・OFFする構成としてもよい。 【0017】また、ベベルケース22には、残幹切断装置2の刈取ベベルケース27が伸縮調節できる縦軸26を介して上下調節自在に取り付けられていて、電動シリンダ31により上下調節できて、残幹切断装置2を畦11の高低に合わせて調節できる。 【0018】しかして、畦11に植立しているたばこの残幹12が前側から送り込まれて来ると、残幹12は先ず上下方向に偏位している取付板6,6,…の周縁部に受け止められ、次いで、平面視反時計方向に回転している回転刃7,7,…の刃部により回転下手側(図2(2)の矢印方向)に送られ、たばこの残幹12は取付板6,6,…の周縁部及び回転刃7,7,…の刃部で支持された状態で回転下手側に移動し、回転刃7,7,…の刃部と固定刃8,8,…の刃部により切断される。 【0019】また、回転軸5はその上部が前側に位置するように前傾姿勢で支架されているので、たばこの残幹12はその上部側が早く下部側が遅れて残幹切断装置2に順次送り込まれ、上部側の残幹12から回転刃7,7,…及び固定刃8,8,…により所定長さに順次切断され、切断された残幹12は左右側開口部9b,放出ダクト10を経て放出され、畦11側方の溝13に落下する。 【0020】また、図面は省略したが、残幹切断装置2の下部に畦表面からの高さを検出する刈り高さセンサを設けて、刈り高さセンサの検出情報をCPU内臓の制御部に入力し、制御部からの指令で電動シリンダあるいは油圧シリンダにより、残幹切断装置2を検出情報に関連して上下調節し、残幹切断装置2を畦11の表面から所定高さに沿って進行する刈り高さ制御をしてもよい。すると、たばこの残幹12が根本部からきれいに揃えて切断でき、後の耕耘作業等を円滑に行なうことができる。 【0021】次に、図7に示す実施例について説明する。トラクタ1の機体後部に、上部リンク,下部リンクからなる3P連結装置32を介して作業機取付部33を昇降自在に支持し、作業機取付部33の左右一側にオフセットして前記残幹切断装置2を取り付け、機体後部のPTO軸(図示省略)から残幹切断装置2に動力を伝動する。また、トラクタ1の前ヒッチ3には、畦11の表面を被覆しているマルチフイルムを剥ぎ取ることのできるマルチ剥ぎ取り装置34を取り付けている。 【0022】しかして、トラクタ1を畦11に沿って走行させると、トラクタ1の右側方の畦11のたばこの残幹12を残幹切断装置2により切断処理し、トラクタ1の走行する畦11のマルチフイルムを機体後方のマルチ剥ぎ取り装置34により剥ぎ取り、たばこの残幹処理及びマルチフイルムの剥ぎ取り作業を能率的にすることができる。 【0023】なお、図8に示すように、トラクタ1の機体前部に残幹切断装置2を連結し、機体後部には3P連結装置によりロータリ耕耘装置35を連結する構成としてもよい。このように構成すると、機体前部の残幹切断装置2でたばこ残幹の切断処理をし、後続のロータリ耕耘装置35により耕耘作業をすることができて、残幹の切断処理及び耕耘作業を能率的に行なうことができる。 【0024】切断装置としては、図に示す回転刃と固定刃形態の固定刃に変えて回転軸と略平行状に設ける第2の軸を回転ロータ形態としてもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月29日(2000.2.29) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−238511(P2001−238511A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月4日(2001.9.4) |
| 【出願番号】 |
特願2000−54092(P2000−54092) |
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