| 【発明の名称】 |
コンバインの刈取り部構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】片山 靖彦
【氏名】金井 芳秀
【氏名】寺尾 外和
【氏名】征矢 保
【氏名】戸成 厚史
【氏名】西田 和彦
【氏名】高山 良宏
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| 【要約】 |
【課題】刈取り部の伝動回転数を検出する回転センサーを、泥や水、ワラ屑が付着しにくいように刈取り部に設けたコンバインを提供する。
【解決手段】走行機体から上下揺動自在に延出する伝動ケースで成る刈取り部フレーム11からの回転駆動力を、刈取り部フレーム11の延出端部から延出する刈り刃駆動ケース12、この刈り刃駆動ケース12から立ち上がる引き起こし伝動ケース17を介して引き起こし駆動ケース19に伝達する。引き起こし駆動ケース17の上端部の内部に引き起こし変速装置42を設けてある。引き起こし伝動ケース17の上端部に回転センサー64を取り付けてある。回転センサー64は、引き起こし変速装置42の入力回転数を検出する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体から機体前方に上下揺動自在に延出する伝動ケースで成る刈取り部主フレームと、この刈取り部主フレームの遊端部から機体横向きに延出して刈取り部主フレームからの回動力を刈取り装置に伝達する刈り刃駆動ケースと、この刈り刃駆動ケースの延出端部から立ち上がって刈り刃駆動ケースからの回動力を引き起こし駆動ケースに伝達する引き起こし伝動ケースと、この引き起こし伝動ケースの途中に刈取り穀稈搬送装置に伝動するように設けた動力取り出し部とを備えてあるとともに、前記引き起こし伝動ケースの上端部の内部に、引き起こし装置の駆動速度を変更する引き起こし変速装置を設けてあるコンバインの刈取り部構造であって、前記引き起こし伝動ケースの上端部に、前記引き起こし変速装置の入力回転数を検出する回転センサーを取り付けてあるコンバインの刈取り部構造。 【請求項2】 前記回転センサーを、前記引き起こし変速装置の入力側のギヤを検出対象の回転体として検出作動するように構成してある請求項1 記載のコンバインの刈取り部構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体から機体前方に上下揺動自在に延出する伝動ケースで成る刈取り部主フレームと、この刈取り部主フレームの遊端部から機体横向きに延出して刈取り部主フレームからの回動力を刈取り装置に伝達する刈り刃駆動ケースと、この刈り刃駆動ケースの延出端部から立ち上がって刈り刃駆動ケースからの回動力を引き起こし駆動ケースに伝達する引き起こし伝動ケースと、この引き起こし伝動ケースの途中に刈取り穀稈搬送装置に伝動するように設けた動力取り出し部とを備えてあるとともに、前記引き起こし伝動ケースの上端部の内部に、引き起こし装置の駆動速度を変更する引き起こし変速装置を設けてあるコンバインの刈取り部構造に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のコンバインにおいて、穀稈搬送装置への伝動回転数を検出すると、たとえば、刈取り処理された穀稈が脱穀装置に搬送して供給されるまでに掛かる搬送時間を前記検出回転数に基づいて検出し、この検出結果を基に、脱穀装置の選別部の調節を合理的に行える。すなわち、枕地で旋回する際に選別部のチャフシーブの処理物落下孔を閉じ側に自動的に調整させながら走行できるようにするに当たり、枕地に到達して刈取り部に導入される穀稈がなくなると直ちにチャフシーブの処理物落下孔が閉じ側になるのでなく、搬送装置にまだ残留している刈取り穀稈が脱穀装置に供給されて脱穀処理され、脱穀処理物が少なくなってからチャフシーブの処理物落下孔が閉じ側になるように自動調整させられる。 【0003】また、伝動回転数を検出するのに、伝動ギヤを回転センサーの駆動用や検出対象の回転体に利用すると、構造面などでの有利化を図りながら検出できる。このため、従来、引き起こし伝動ケースの途中の前記動力取り出し部に回転センサーを取り付けていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来、前記動力取り出し部は、刈取り穀稈搬送装置に伝動するものであって比較的低レベルに位置することから、圃場から跳ね上がった泥や水が回転センサーに付きやすくなっていた。搬送される穀稈から出る切れワラなどが回転センサーに引っ掛かりやすくなっていた。本発明の目的は、ギヤを検出対象回転体などに利用しながら、かつ、泥や水とかワラ屑などが回転センサーに付着することを回避しやすくしながら伝動回転数を検出できるコンバインの刈取り部構造を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0006】〔構成〕走行機体から機体前方に上下揺動自在に延出する伝動ケースで成る刈取り部主フレームと、この刈取り部主フレームの遊端部から機体横向きに延出して刈取り部主フレームからの回動力を刈取り装置に伝達する刈り刃駆動ケースと、この刈り刃駆動ケースの延出端部から立ち上がって刈り刃駆動ケースからの回動力を引き起こし駆動ケースに伝達する引き起こし伝動ケースと、この引き起こし伝動ケースの途中に刈取り穀稈搬送装置に伝動するように設けた動力取り出し部とを備えてあるとともに、前記引き起こし伝動ケースの上端部の内部に、引き起こし装置の駆動速度を変更する引き起こし変速装置を設けてあるコンバインの刈取り部構造において、前記引き起こし伝動ケースの上端部に、前記引き起こし変速装置の入力回転数を検出する回転センサーを取り付けてある。 【0007】〔作用〕引き起こし変速装置も穀稈搬送装置も引き起こし伝動ケースによって伝動されるから、引き起こし変速装置の入力回転数を検出すれば、穀稈搬送装置への伝動回転数を検出できる。回転センサーが引き起こし伝動ケースの上端部に付いて引き起こし変速装置の入力回転数を検出するものだから、引き起こし変速装置のギヤを回転センサーの検出対象の回転体などに利用しながら、かつ、回転センサーが高レベルに位置して圃場からの泥や水とか搬送穀稈からのワラ屑が回転センサーに付着しにくいようにしながら穀稈搬送装置への伝動回転数を検出できる。 【0008】〔効果〕引き起こし変速装置の入力回転数に基づいて穀稈搬送装置への伝動回転数を検出し、この結果を基に、刈取り穀稈が脱穀装置に供給されるまでに掛かる搬送時間を検出し、この搬送時間を考慮した自動調節を行わせられる。しかも、ギヤを回転センサーの検出対象回転体などに利用して構造簡単に得られるとともに、回転センサーに泥とか水やワラ屑が付着しにくくて回転センサーが故障しにくくなる。また、ワラ屑が付着しやすい場合のようにそれを取り除く手間が掛かるとか、取り除く際に電線が損傷したり切れるトラブルが発生することを回避できる。 【0009】請求項2による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0010】〔構成〕請求項1による発明の構成において、前記回転センサーを、前記引き起こし変速装置の入力側のギヤを検出対象の回転体として検出作動するように構成してある。 【0011】〔作用〕回転センサーが引き起こし変速装置の入力側ギヤを検出対象体の回転体として検出作動し、検出対象体としての専用の回転体を省略しながら回転数を検出できるものである。 【0012】〔効果〕専用の検出対象体を省略して構造簡単に得られる。 【0013】 【発明の実施の形態】図1に示すように、稲、麦などの植立穀稈を引き起こし処理するとともに刈り取り処理し、刈取り穀稈を機体後方に搬送して脱穀装置1の脱穀フィードチェーン1aに供給する刈取り部10を、クローラ式の走行装置2、前記脱穀装置1、運転座席3が備えられている運転部を備えている走行機体の前部にリフトシリンダ4によって機体横向きの軸芯Pまわりで揺動させて昇降操作するように連結して、コンバインを構成してある。 【0014】前記刈取り部10は、図2、図4、図5などに示すように構成してある。すなわち、走行機体の前部に位置する左右一対の支持部5,5から機体前方に前記軸芯Pまわりで上下揺動自在に延出している円筒状の伝動ケースで成る刈取り部主フレーム11と、この刈取り部主フレーム11の遊端部に中間部が連結していることによって、刈取り部主フレ−ム11の遊端部から機体左向きにも右向きにも延出している円筒状の刈り刃駆動ケース12と、この刈り刃駆動ケース12の両端部および中間部から機体前方向きに延出している丸パイプ材で成る分草杆13と、この3 本の分草杆13の基端側どうしを連結している機体横向きの連結フレーム14と、この連結フレーム14の複数箇所から機体前方向きに延出している丸パイプ材で成る分草杆13とにより、基端部11aが前記左右一対の支持部5,5に回動自在に連結して走行機体に軸芯Pまわりで上下揺動自在に支持される刈取り部フレームを構成してある。 【0015】機体横方向に並ぶ前記複数本の分草杆13それぞれの先端部に分草具5を取り付けてある。この分草具5は、植立穀稈を刈取り対象の植立穀稈と非刈取り対象の植立穀稈とに分草したり、刈取り対象の植立穀稈を前記複数本の分草杆13の隣接し合う分草杆13どうしの間の引き起こし経路に導入する。引き起こし経路に導入された植立穀稈を引き起こし処理するとともに複数個の引き起こし経路の植立穀稈に各別に作用するように機体横方向に並ぶ複数個の引き起こし装置16それぞれの下端側を前記分草杆13の先端側に支持される取付け部材13aに取付け、前記複数個の引き起こし装置16それぞれの上端側を、前記刈り刃駆動ケース12の機体左側の延出端部から立ち上がっている引き起こし伝動ケース17の上端部と、前記刈り刃駆動ケース12の機体右側の延出端部によって下端側が支持されている支柱18の上端部とにわたって取り付けてある引き起こし駆動ケース19から延出する分配伝動ケース20に取り付けることにより、前記複数個の引き起こし装置16を前記刈取り部フレームに支持させてある。前記複数個の引き起こし装置16によって引き起こし処理される植立穀稈の株元を切断する一つのバリカン形の刈取り装置21を、前記分草杆13の基端側の下方の前記連結フレーム14の前方近くに取り付け、各引き起こし装置16が引き起こし処理する植立穀稈の株元側を刈取り装置21に供給し、かつ、刈取り穀稈を脱穀装置1に供給する穀稈搬送装置22を、刈取り部フレームの前記分草杆13に連結している支持部材や前記刈取り部主フレーム11に取り付けてある。 【0016】前記穀稈搬送装置22は、図3などに示す如く構成してある。すなわち、引き起こし装置16が引き起こし処理する穀稈の株元側を、各引き起こし装置16に対応する無端回動ベルト23の搬送爪23aによって機体後方に係止搬送して刈取り装置21に供給する。刈取り装置21が刈取り処理した刈り取り穀稈を、前記無端回動ベルト23と、この無端回動ベルト23の搬送爪23aよりも株元側に掻き込み作用するように噛合い回動する一対の掻き込み回転体24とによって刈り取り装置21の後側に搬送する。機体横方向に並ぶ複数の掻き込み回転体対のうちの最も機体右端に位置する掻き込み回転体対からの刈取り穀稈を、株元側に搬送作用するとともに搬送方向に並ぶ三つの挟持搬送装置25a,25b,25cと、穂先側に搬送作用する係止搬送装置25dとで成る主搬送装置25によって機体後方に搬送して脱穀フィードチェーン1aの搬送始端部に供給する。機体横方向に並ぶ複数の掻き込み回転体対のうちの最も機体右端に位置するもの以外の掻き込み回転体対からの刈取り穀稈を、株元側に搬送作用する挟持搬送装置26aと、穂先側に搬送作用する係止搬送装置26bとで成る中間搬送装置26によって立ち姿勢で機体後方側に搬送し、複数の掻き込み回転体対に各別に対応する前記複数の中間搬送装置26からの刈取り穀稈を前記主搬送装置25の搬送経路の途中に供給して最も右端の掻き込み回転体対からの刈取り穀稈に合流させ、主搬送装置26によって機体後方に搬送して脱穀フィードチェーン1aの搬送始端部に供給する。 【0017】図4などに示すように、前記刈取り部主フレーム11の基端部11aの一端側に位置する入力プーリ27が一端側に一体回動自在に連結している入力軸28を前記基端部11aの内部に設けて、走行機体の運転座席3の下方に位置するエンジンからの回転駆動力を入力プーリ27と入力軸28とによって刈取り部主フレーム11の基端部11aに導入するように構成し、この刈取り部主フレーム11から図4〜図7に示す伝動構造によって穀稈搬送装置22、引き起こし装置16、刈取り装置21に伝達してこれらを駆動するようにしてある。 【0018】すなわち、図4に示すように、前記入力軸28の前記入力プーリ27が連結している側とは反対側の端部に連動している動力取り出しギヤ29aを備える第1動力取り出し部29を、刈取り部主フレーム11の基端部11aの一端側に設けてある。前記動力取り出しギヤ29aに一端側が連結している伝動軸10の他端側を、前記主搬送装置25の前記三つ挟持搬送装置25a,25b,25cのうちの脱穀フィードチェーン1aに最も近い第3挟持搬送装置25cの搬送チェーンを駆動するチェーンスプロケット25eと、前記主搬送装置25の係止搬送装置25dの搬送チェーンを駆動するチェーンスプロケット25fとに連動させてある。 【0019】図4、図5に示すように、前記入力軸28の中間部にベベルギヤ機構を介して一端側が連動している基端側伝動軸31と、この基端側伝動軸31の他端側にギヤ機構を介して一端側が連動している先端側伝動軸32とを、刈取り部主フレーム11の前記基端部11aから機体前方側に延出しているアーム部11bの内部に設けてある。前記両伝動軸31,32を連動させているギヤ機構を構成しているベベルギヤで成る動力取り出しギヤ32aを備える第2動力取り出し部32と、前記先端側伝動軸32に連動している動力取り出しギヤ34aを備える第3動力取り出し部34とを刈取り部主フレーム11の前記アーム部11bに設けてある。第2動力取り出し部32の動力取り出しギヤ32aを、これに一端側が連動している回転伝動軸35を有する伝動機構により、前記主搬送装置25における前記三つの挟持搬送装置25a,25b,25cの第1挟持搬送装置25aの搬送チェーンを駆動するチェースプロケット25gと、第2挟持搬送装置25bの搬送チェーンを駆動するチェーンスプロケット25hとに連動させてある。この伝動機構は、前記第2動力取り出し部32から延出して前記第1および第2挟持搬送装置25a,25bを支持する第1搬送伝動ケース36の内部に設けてある。 第3動力取り出し部34の動力取り出しギヤ34aを、これに一端側が連結している伝動軸37を有する伝動機構により、前記一方の中間搬送装置26の挟持搬送装置26aの搬送チェーンを駆動するチェーンスプロケット26cと、係止搬送装置26bの搬送チェーンを駆動するチェーンスプロケット26dとに連動させてある。この伝動機構は、第3動力取り出し部34から延出して中間搬送装置26を支持する第2搬送伝動ケース38の内部に設けてある。 【0020】図4、図6に示すように、前記先端側伝動軸32の先端側にベベルギヤ機構を介して中間部が連動している伝動軸39を前記刈り刃駆動ケース12の内部に設けるとともに、この刈り刃駆動ケース12の両端側で、前記伝動軸39の回転駆動力を伝動軸40によって前記刈取り装置21の駆動部21aに連動させてある。前記一対の駆動部21a,21aのそれぞれは、刈取り装置21の可動刃を構成している左右一対の分割可動刃の一方に揺動リンクを介して一端側が連動している連動杆の他端側が周縁部に回動自在に連結している回転体を備え、この回転体が回転駆動されることにより、その回動力を往復動力に変換して分割可動刃に伝達し、この分割可動刃を機体横方向に沿う固定刃に対して往復摺動するように駆動する。 【0021】図7に示すように、刈り刃駆動ケース12の前記伝動軸39の一端側にベベルギヤ機構を介して下端側が連動している伝動軸41と、この伝動軸41の上端部に一対の入力側ギヤ42a,42bが一体回動自在に連結している引き起こし変速装置42とを備える伝動機構を、引き起こし変速装置42が前記引き起こし伝動ケース17の上端部の内側に位置する状態でこの引き起こし伝動ケース17の内部に設けてある。前記伝動軸41に連動するベベルギヤで成る動力取り出しギヤ43aを備える動力取り出し部43を、引き起こし伝動ケース17の途中に設けるとともに、前記動力取り出しギヤ43aを、これに一端側が連結している伝動軸44を有する伝動機構により、前記穀稈搬送装置22の他方の中間搬送装置26における挟持搬送装置26aの搬送チェーンを駆動するチェーンスプロケット26cと、係止搬送装置26bの搬送チェーンを駆動するチェーンスプロケット26dとに連動させてある。この伝動機構は、動力取り出し部43から延出して中間搬送装置26を支持する第3搬送伝動ケース45の内部に設けてある。前記引き起こし変速装置42の出力軸42cの上端側にベベルギヤ機構を介して一端側が連動している引き起こし駆動軸46を前記引き起こし駆動ケース19の内部に設けるとともに、前記引き起こし駆動軸46を、前記分配伝動ケース26の内部に位置する伝動軸47により、引き起こし装置16の引き起こし爪16aが付いている引き起こしチェーンを駆動するチェーンスプロケットに連動させてある。 【0022】図7に明示するように、前記引き起こし変速装置42は、前記出力軸42cにスプライン係合によって一体回転および摺動自在に付いているシフトギヤ42dをシフトフォーク42eによって摺動操作して、シフトギヤ42dが備える一対のギヤ部の一方が前記一対の入力側ギヤ42a,42bの一方のギヤ42aに噛合う状態と、他方のギヤ部が他方の入力側ギヤ42bに噛合う状態とに切り換えることにより、前記伝動軸41の回動力を高低の二段階に変速して出力軸42cから引き起こし駆動ケース19の引き起こし駆動軸46に伝達する。 【0023】図6に示すように、前記掻き込み回転体24と、この掻き込み回転体24の上方に位置する無端回動ベルト23の搬送終端側が巻回する回転体48とを、1本の筒形または中実の支軸49に一体回動自在に支持させて、この支軸49によって連動させてある。主搬送装置25の第1挟持搬送装置25aは、これの搬送チェーンの搬送始端側を巻回してある回転体50がこの回転体50と同軸芯に並ぶ無端回動ベルト23の前記回転体48および掻き込み回転体24の支軸49に一体回動自在に支持されていることにより、この支軸49によって無端回動ベルト23および掻き込み回転体24に連動している。中間搬送装置26の挟持搬送装置26aは、これの搬送チェーンの搬送始端側を巻回してある回転体51がこの回転体51と同軸芯に並ぶ無端回動ベルト23の前記回転体48および掻き込み回転体24の支軸49に一体回動自在に支持されていることにより、この支軸49によって無端回動ベルト23および掻き込み回転体24に連動している。 【0024】つまり、刈取り部主フレーム11の基端部11aに入力されたエンジンからの回転駆動力を、刈取り部主フレーム11の基端部11aの第1動力取り出し部29から伝動軸30に伝達し、この伝動軸30によって穀稈搬送装置22の主搬送装置25における第3挟持搬送装置25cと係止搬送装置25dに伝達する。刈取り部主フレーム11の基端部11aからアーム部11bに伝達される回転駆動力を、このアーム部11bの第2動力取り出し部32から第1搬送伝動ケース36に伝達し、この第1搬送伝動ケース36によって穀稈搬送装置22の主搬送装置25における第1および第2挟持搬送装置25a,25bに伝達し、第1挟持搬送装置25aの搬送チェーンによって、主搬送装置25に対応する無端回動ベルト23と掻き込み回転体24とに伝達する。刈取り部主フレーム11の基端部11aからアーム部11bに伝達される回転駆動力を、このアーム部11bの第3動力取り出し部34から第2搬送伝動ケース38に伝達し、第2搬送伝動ケース38によって穀稈搬送装置22の一方の中間搬送装置26における挟持搬送装置26aと係止搬送装置26bとに伝達し、挟持搬送装置26aの搬送チェーンによって、この中間搬送装置26に対応する無端回動ベルト23と掻き込み回転体24とに伝達する。刈取り部主フレーム11の基端部11aからアーム部11bに伝達される回転駆動力を、このアーム部11bの先端から刈り刃駆動ケース12に伝達し、この刈り刃駆動ケース12の一端部から刈取り装置21の一方の駆動部21aに、他端部から刈取り装置21の他方の駆動部21aにそれぞれ伝達する。刈取り部主フレーム11から刈り刃駆動ケース12に伝達される回転駆動力を、刈り刃駆動ケース12の一端側から引き起こし伝動ケース17に伝達し、この引き起こし伝動ケース17の途中の動力取り出し部43から第3搬送伝動ケース45に伝達し、この第3搬送伝動ケース45によって穀稈搬送装置22の他方の中間搬送装置26における挟持搬送装置26aと係止搬送装置26bとに伝達し、挟持搬送装置26aの搬送チェーンによってこの中間搬送装置26に対応する無端回動ベルト23と掻き込み回転体24とに伝達する。刈り刃駆動ケース12から引き起こし伝動ケース17に伝達される回転駆動力を、この引き起こし伝動ケース17の上端部から引き起こし駆動ケース19に伝達するとともにこの引き起こし駆動ケース19から複数個の分配伝動ケース20に伝達し、各分配伝動ケース20からこの分配伝動ケース20に連結している引き起こし装置16に伝達してある。 【0025】これにより、標準の走行速度より低速で走行しながら刈り取り作業する際、引き起こし変速装置42を高速側に切り換えて、引き起こし装置16が刈取り装置21や穀稈搬送装置22の駆動速度の割には高速で駆動されるようにし、穀稈の引き起こし不良やち切れが生じにくいようにしながら作業する。 【0026】図8に示すように、脱穀装置1の選別部に脱穀処理物を穀粒と塵埃とに選別するように備えてある揺動選別装置55において、この揺動選別装置55のチャフシーブ56を構成するべく揺動選別枠57の前後方向に並ぶ複数枚の選別板56aそれぞれの上端側を揺動選別枠57に回動自在に支持させるとともに、各選別板56aの下端側どうしを連動部材58によって連結してある。この連動部材58の一端側に操作ケーブル59を介して遊端側が連結している揺動レバー60と、この揺動レバー60の基端側が一体回動自在に連結しているレバー支軸60aに一体回動自在に連結している扇形ギヤ61と、この扇形ギヤ61に出力ギヤ62aが噛合っている電動モータ62とにより、チャフシーブ56をモータ62によって開閉調節するチャフシーブ操作機構を構成してある。すなわち、電動モータ62を駆動操作すると、このモータ62が扇形ギヤ61を回動操作して揺動レバー60を揺動操作する。すると、連動部材58が揺動選別枠57に対してその前後方向にスライド移動して複数枚の選別板56aが連動して揺動選別枠57に対して揺動し、隣接し合う選別板56aどうしによって形成される処理物通過孔が閉じや開き側に変化する。すなわち、モータ62によってチャフシーブ56を選別処理物が落下しにくいように閉じ側に調節したり、選別処理物が落下しやすいように開き側に調節したりできる。 【0027】前記電動モータ62の駆動回路部に連係している選別制御機構63に、刈取り部10に位置する回転センサー64と起動センサー65とを連係させてある。 【0028】図7に示すように、回転センサー64は、前記引き起こし伝動ケース17の上端部に取り付けてあるとともに、引き起こし変速装置42の前記一対の入力ギヤ42a,42bのうちの高レベルに位置する方の入力ギヤ42aの歯先が検出範囲を通過する毎にパルスを発信して選別制御機構63に出力する。つまり、前記入力ギヤ42aを検出対象の回転体として検出作動し、かつ、設定時間内のパルス発信回数を計測することによって引き起こし変速装置42の入力回転数を検出させ、この検出入力回転数に基づいて穀稈搬送装置22による刈取り穀稈の搬送速度を検出させるべく作動する。 【0029】図5に示すように、起動センサー65は、刈取り部10の刈取り装置21に供給される穀稈の株元に接触作用するように刈取り装置21の横端部付近に取り付けた接触センサーで成り、穀稈に接触すると、刈取り部10に穀稈があると検出し、穀稈と接触しなくなると、刈取り部10から穀稈がなくなったと検出し、これらの検出結果を電気信号にして選別制御機構63に出力する。 【0030】選別制御機構63は、マイクロコンピュータで成り、起動センサー65および回転センサー64からの情報に基いてチャフシーブ操作機構を自動的に操作する。すなわち、起動センサー65が穀稈なしから穀稈ありの検出状態に切り換わると、この時の回転センサー64からの情報に基づいて穀稈搬送装置22による穀稈搬送速度を検出するとともに、この検出搬送速度と、前記起動センサー65が位置する部位から脱穀装置1までの穀稈搬送距離とを基に、起動センサー65が穀稈なしから穀稈ありに切り換わってから穀稈が脱穀装置1に供給されるまでに掛かる時間を演算し、起動センサー65が穀稈ありの検出状態に切り換わってから前記演算時間が経過した後にチャフシーブ操作機構のモータ62を開き側に自動的に操作する。起動センサー65が穀稈ありから穀稈なしの検出状態に切り換わると、この時の回転センサー64からの情報に基づいて穀稈搬送装置22による穀稈搬送速度を検出するとともに、この検出搬送速度と、前記起動センサー65が位置する部位から脱穀装置1までの穀稈搬送距離とを基に、起動センサー65が穀稈なしの検出状態に切り換わってから脱穀装置1に刈取り穀稈が供給されるまでに掛かる時間を演算し、起動センサー65が穀稈なしの検出状態に切り換わった後、前記演算時間と、脱穀装置1の脱穀部に供給された刈取り穀稈の脱穀処理がほぼ完了するまでに掛かるものとして予め設定して入力してある設定脱穀時間とが経過した後にチャフシーブ操作機構のモータ62を閉じ側に自動的に操作する。 【0031】これにより、刈取り走行を行う際、脱穀装置1に刈取り穀稈が供給されると、これに起因してチャフシーブ56に供給される処理物が多くなることから、選別制御機構63がチャフシーブ56を開き側に調節し、脱穀装置1の選別部は穀粒が塵埃と共に機外に排出されにくいようにしながら選別処理する。畦際で旋回するなど刈取りを中断した際、刈取りを中断したときに穀稈搬送装置22に残留していた刈取り穀稈が脱穀装置1に供給された後で、さらにそれから前記設定脱穀時間が経過すると、これに起因してチャフシーブ56に供給される処理物が少なくなることから、選別制御機構63がチャフシーブ56を閉じ側に自動的に調節し、脱穀装置1の選別部はワラ屑などが穀粒に混入しにくいようにしながら選別処理する。 【0032】図9に示すように、刈り刃駆動ケース12や前記連結フレーム14から前方に延出して分草具15を支持する前記分草杆13に、この分草杆13を形成する丸パイプ材の先端部を板状に押しつぶし加工して作成した分草具取付け部13bと、この分草具取付け部13bのやや後ろ側の一個所のみで丸パイプ材を折り曲げ加工した折り曲げ点13cとを備えてある。前記折り曲げ点13cは、刈取り部10を作業レベルに下降操作した状態において、分草杆13の折り曲げ点13cよりも先端側が水平またはそれに近い姿勢になり、折り曲げ点13cよりも後端側が前下がり傾斜の姿勢になるように分草杆13を形成するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成12年2月16日(2000.2.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−224226(P2001−224226A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月21日(2001.8.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−38529(P2000−38529) |
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