| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】山崎 弘章
【氏名】江田 秀弥
【氏名】錦織 将浩
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| 【要約】 |
【課題】刈高さ制御機能を備えるコンバインにおいて、圃場条件に応じて刈高さ制御の制御方式を切換可能にし、作業精度や安定性の向上を計る。
【解決手段】制御部12に、刈取部2の対機高さを検出するリフトセンサ11の検出高さを入力し、該検出高さを設定高さに一致させるべく刈取部2を自動的に昇降制御する刈高さポジション制御手段と、刈取部2の対地高さを検出する刈高さセンサ13の検出高さを入力し、該検出高さを設定高さに一致させるべく刈取部2を自動的に昇降制御する刈高さ自動制御手段と、所定の切換操作信号に応じて刈高さポジション制御と刈高さ自動制御とを切換える刈高さ制御切換手段とを設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体前部に昇降自在に連結される刈取部を、刈高さ設定具の設定高さを目標として自動的に昇降制御する制御部を備えたコンバインにおいて、前記制御部に、刈取部の対機高さを検出する対機高さ検出手段の検出高さを入力し、該検出高さを設定高さに一致させるべく刈取部を自動的に昇降制御する刈高さポジション制御手段と、刈取部の対地高さを検出する対地高さ検出手段の検出高さを入力し、該検出高さを設定高さに一致させるべく刈取部を自動的に昇降制御する刈高さ自動制御手段と、所定の切換操作信号に応じて刈高さポジション制御と刈高さ自動制御とを切換える刈高さ制御切換手段とを設けたことを特徴とするコンバイン。 【請求項2】 請求項1において、刈高さ制御切換手段は、刈高さ自動スイッチのON操作に応じて刈高さ自動制御に切換える一方、刈高さ自動スイッチのOFF操作に応じて刈高さポジション制御に切換えることを特徴とするコンバイン。 【請求項3】 請求項1において、刈高さポジション制御の刈高さ設定具と、刈高さ自動制御の刈高さ設定具とを兼用化したことを特徴とするコンバイン。 【請求項4】 請求項3において、刈高さ設定具の操作範囲に、刈高さポジション制御をOFF状態にするためのOFF位置を設けたことを特徴とするコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、刈高さポジション制御手段および刈高さ自動制御手段を備えるコンバインの技術分野に属するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、この種コンバインのなかには、機体前部に昇降自在に連結される刈取部を、刈高さ設定具の設定高さを目標として自動的に昇降制御する機能を備えるものがある。しかるに、従来においては、機体に対する刈取部の高さを検出し、該検出高さを設定高さに一致させるべく刈取部を自動的に昇降制御しているため、平坦な圃場では刈高さを略一定に保つことができるものの、凹凸のある圃場では機体の姿勢変化に伴って刈高さ(対地高さ)が変化する不都合がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで、刈取部の対地高さを検出し、該検出高さを設定高さに一致させるべく刈取部を自動的に昇降制御することが提案されているが、凹凸の激しい圃場では、検出高さが激しく変化するため、刈取部が上昇・下降を繰り返すハンチング現象が発生する可能性がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、機体前部に昇降自在に連結される刈取部を、刈高さ設定具の設定高さを目標として自動的に昇降制御する制御部を備えたコンバインにおいて、前記制御部に、刈取部の対機高さを検出する対機高さ検出手段の検出高さを入力し、該検出高さを設定高さに一致させるべく刈取部を自動的に昇降制御する刈高さポジション制御手段と、刈取部の対地高さを検出する対地高さ検出手段の検出高さを入力し、該検出高さを設定高さに一致させるべく刈取部を自動的に昇降制御する刈高さ自動制御手段と、所定の切換操作信号に応じて刈高さポジション制御と刈高さ自動制御とを切換える刈高さ制御切換手段とを設けたことを特徴とするものである。つまり、対機高さ基準で刈取部を昇降制御する刈高さポジション制御手段と、対地高さ基準で刈取部を昇降制御する刈高さ自動制御手段とを備えると共に、各制御を任意に切換えることができるため、圃場条件に適合する制御を実行して作業精度や安定性の向上を計ることができる。また、刈高さ制御切換手段は、刈高さ自動スイッチのON操作に応じて刈高さ自動制御に切換える一方、刈高さ自動スイッチのOFF操作に応じて刈高さポジション制御に切換えることを特徴とするものである。つまり、刈高さ自動スイッチのON/OFF操作で各制御を切換えることができるため、各制御に対応する一対のスイッチを設ける場合に比して部品点数を削減できる許りでなく、オペレータの操作労力も軽減することができる。また、刈高さポジション制御の刈高さ設定具と、刈高さ自動制御の刈高さ設定具とを兼用化したことを特徴とするものである。つまり、部品点数を削減してコストダウンを計ることができる。また、刈高さ設定具の操作範囲に、刈高さポジション制御をOFF状態にするためのOFF位置を設けたことを特徴とするものである。つまり、刈高さ設定具を刈高さポジション制御の切換操作具に兼用しているため、部品点数を削減してコストダウンを計ることができる。 【0005】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つを図面に基づいて説明する。図面において、1はコンバインであって、該コンバイン1は、茎稈を刈取る刈取部2、刈り取った茎稈の脱穀処理および選別処理を行う脱穀選別部3、選別済みの穀粒が貯溜される穀粒タンク(図示せず)、運転席や各種の操作具が配設される操作部(図示せず)、左右一対のクローラ走行装置を備える走行部4等を備えるが、これらの基本構成は何れも従来通りである。 【0006】前記刈取部2は、茎稈を分草するデバイダ5、茎稈を引き起す引起装置6、茎稈の株元を切断する刈刃装置7、刈取茎稈を後方に搬送する茎稈搬送装置8、該茎稈搬送装置8の終端部まで搬送された茎稈を脱穀選別部3まで搬送する扱深さ搬送装置9等で構成されるが、刈取部2全体は、コンバイン1の機体前端部に昇降自在に連結されると共に、リフトシリンダ10の油圧伸縮作動に基づいて強制的に昇降されるようになっている。 【0007】11は前記刈取部2の昇降支点部位に設けられるリフトセンサ(対機高さ検出手段)であって、該リフトセンサ11は、ポテンショメータを用いて刈取部2の対機高さ(機体に対する刈取部高さ)を検出し、その検出信号を後述する制御部12に入力するように構成されている。 【0008】13は刈取部2の前端側に設けられる刈高さセンサ(対地高さ検出手段)であって、該刈高さセンサ13は、超音波センサを用いて刈取部2の対地高さ(地面に対する刈取部高さ)を検出し、その検出信号を制御部12に入力するように構成されている。 【0009】14は前記操作部に設けられる刈高さ操作パネルであって、該刈高さ操作パネル14には、後述する刈高さ自動制御をON/OFF操作する刈高さ自動スイッチ15や、刈取部2の目標高さを設定する刈高さ設定ダイヤル16が設けられているが、該刈高さ設定ダイヤル16は、刈高さ自動制御および刈高さポジション制御の刈高さ設定具に兼用されると共に、その設定操作範囲には、刈高さポジション制御をOFF状態にするためのOFF位置が確保されている。 【0010】前記制御部12は、マイクロコンピュータ(CPU、ROM、RAM等を含む)を用いて構成されており、その入力側には、前述したリフトセンサ11、刈高さセンサ13、刈高さ自動スイッチ15、刈高さ設定ダイヤル16等の入力機器が所定の入力インタフェース回路を介して接続される一方、出力側には、リフトシリンダ用電磁油圧バルブ17の上昇用ソレノイド17a、下降用ソレノイド17b等の出力機器が所定の出力インタフェース回路を介して接続されている。つまり、制御部12は、リフトセンサ11の検出高さを入力し、該検出高さを刈高さ設定ダイヤル16の設定高さに一致させるべく刈取部2を自動的に昇降制御する刈高さポジション制御手段、刈高さセンサ13の検出高さを入力し、該検出高さを刈高さ設定ダイヤル16の設定高さに一致させるべく刈取部2を自動的に昇降制御する刈高さ自動制御手段、所定の切換操作信号に応じて刈高さポジション制御と刈高さ自動制御とを切換える刈高さ制御切換手段等の制御手段を具備しており、以下、これらの制御手順を含む「刈高さ制御」の制御手順をフローチャートに基づいて説明する。 【0011】前記「刈高さ制御」では、まず、刈高さ自動スイッチ15のON/OFFを判断し、該判断結果がONである場合には刈高さ自動制御を実行する。また、判断結果がOFFである場合には、刈高さ設定ダイヤル16がOFF位置であるか否かを判断し、ここでOFF位置以外であると判断した場合には、刈高さポジション制御を実行する一方、OFF位置であると判断した場合には、何れの制御も実行することなく上位ルーチンに復帰するようになっている。 【0012】刈高さ自動制御を実行する場合は、刈高さセンサ13の検出データをセンサデータ変数Aにセットした後、該センサデータ変数Aと刈高さ設定ダイヤル値Bとを比較する。そして、センサデータ変数Aが刈高さ設定ダイヤル値Bよりも大きい場合には刈取部2を下降させる一方、センサデータ変数Aが刈高さ設定ダイヤル値Bよりも小さい場合には刈取部2を上昇させ、また、センサデータ変数Aが刈高さ設定ダイヤル値Bに一致(不感帯を含む)する場合には刈取部2の昇降を停止するようになっている。 【0013】一方、刈高さポジション制御を実行する場合は、リフトセンサ11の検出データをセンサデータ変数Aにセットした後、該センサデータ変数Aと刈高さ設定ダイヤル値Bとを比較する。そして、センサデータ変数Aが刈高さ設定ダイヤル値Bよりも大きい場合には刈取部2を下降させる一方、センサデータ変数Aが刈高さ設定ダイヤル値Bよりも小さい場合には刈取部2を上昇させ、また、センサデータ変数Aが刈高さ設定ダイヤル値Bに一致(不感帯を含む)する場合には刈取部2の昇降を停止するようになっている。 【0014】また、何れの制御も実行しない場合は、別途定義されるルーチンに基づいて刈取部2が手動昇降操作されることになる。つまり、操作部には、刈取部2を手動で昇降操作するためのリフト操作レバー(図示せず)が設けられており、前記刈高さ自動制御および刈高さポジション制御がOFFの状態では、リフト操作レバーの操作に基づいて刈取部2が昇降されるようになっている。 【0015】叙述の如く構成されたものにおいて、機体前部に昇降自在に連結される刈取部2を、刈高さ設定ダイヤル16の設定高さを目標として自動的に昇降制御する制御部12を備えるものであるが、前記制御部12に、刈取部2の対機高さを検出するリフトセンサ11の検出高さを入力し、該検出高さを設定高さに一致させるべく刈取部2を自動的に昇降制御する刈高さポジション制御手段と、刈取部2の対地高さを検出する刈高さセンサ13の検出高さを入力し、該検出高さを設定高さに一致させるべく刈取部2を自動的に昇降制御する刈高さ自動制御手段と、所定の切換操作信号に応じて刈高さポジション制御と刈高さ自動制御とを切換える刈高さ制御切換手段とを設けたため、圃場条件に適合する刈高さ制御を選択的に実行して作業精度や安定性の向上を計ることができる。 【0016】また、刈高さ自動スイッチ15のON操作に応じて刈高さ自動制御を実行する一方、刈高さ自動スイッチ15のOFF操作に応じて刈高さポジション制御を実行するため、刈高さ自動スイッチ15のON/OFF操作で各制御を切換えることができ、その結果、各制御に対応する一対のスイッチを設ける場合に比して部品点数を削減できる許りでなく、オペレータの操作労力も軽減することができる。 【0017】また、刈高さ設定ダイヤル16は、刈高さポジション制御および刈高さ自動制御の刈高さ設定具に兼用されているため、部品点数を削減してコストダウンを計ることができる許りでなく、操作を簡略化できる利点がある。 【0018】また、刈高さ設定ダイヤル16の操作範囲に、刈高さポジション制御をOFF状態にするためのOFF位置を設けたため、刈高さ設定ダイヤル16を刈高さポジション制御の切換操作具に兼用して部品点数の削減を計ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月13日(2000.1.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085394 【弁理士】 【氏名又は名称】廣瀬 哲夫
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| 【公開番号】 |
特開2001−190113(P2001−190113A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月17日(2001.7.17) |
| 【出願番号】 |
特願2000−4595(P2000−4595) |
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