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【発明の名称】 コンバインの扱深調節モ−タ制御装置
【発明者】 【氏名】岩本 浩

【氏名】坂本 憲之

【要約】 【課題】刈取り開始のときに、刈取り穀稈の稈長に対応して、供給深さを深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側へ変更する扱深調節移送装置の追従性の向上を図ろうとするものである。

【解決手段】走行車台の前部に設けた刈取り穀稈を移送する穀稈移送装置、及び刈取り穀稈を脱穀機へ供給する供給深さを扱深調節用モ−タ6で調節して移送供給する扱深調節移送装置5を設け、該扱深調節移送装置5の作動停止位置、及び停止信号後の再調節信号入力等により、該扱深調節用モ−タ6を始動する出力パルス数を制御装置で変更して出力する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車台2の前部に刈取り穀稈を移送する穀稈移送装置28と、該刈取り穀稈を脱穀機4への供給深さを調節して移送供給する扱深調節移送装置5と、該扱深調節移送装置5を深扱ぎ側及び浅扱側へ調節する扱深調節用モ−タ6とを設けたコンバインにおいて、該扱深調節移送装置5が最深扱ぎ位置、又は最浅扱ぎ位置にあるときに位置変更信号が入力されるときは、該扱深調節用モ−タ6を始動する出力パルスは所定パルス数(A)を出力後に連続パルスに切換制御し、その後に該扱深調節移送装置5の停止信号が入力され、その後に更に深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側への位置変更信号が入力されたときは、該扱深調節用モ−タ6を始動する出力パルスは該所定パルス数(A)より多い所定パルス数(B)を出力後に連続パルスに切換制御する制御装置21を設けたことを特徴とするコンバインの扱深調節モ−タ制御装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行車台の前部に設けた刈取り穀稈を移送する穀稈移送装置、及び刈取り穀稈を脱穀機へ供給する供給深さを扱深調節用モ−タで調節して移送供給する扱深調節移送装置を設け、該扱深調節移送装置の作動停止位置、及び停止信号後の再調節信号入力等により、該扱深調節用モ−タを始動する出力パルス数を制御装置で変更して出力する技術であり、コイバインの扱深調節モ−タ制御装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈を刈取り収穫作業するときは、このコンバインの走行車台の前部に設けた刈取機で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈はこの刈取機の穀稈移送装置と、脱穀機へ供給する刈取り穀稈の供給深さを調節して移送供給する扱深調節移送装置とによっ移送されて、該脱穀機へ供給され、この脱穀機内を移送中に脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒は一時貯留される。
【0003】この収穫作業の開始のとき、及び刈取り作業中のときに、刈取り穀稈の稈長が検出され、この検出結果により、扱深調節用モ−タを始動する出力パルスは、一定のパルス数を出力後に連続パルスに制御装置により、切換制御され、この扱深調節用モ−タの正回転、又は逆回転は間欠回転から連続回転へと切換制御され、この扱深調節用モ−タの間欠回転から連続回転の正回転、又は逆回転により、扱深調節移送装置は深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側へ間欠回動移動から連続回動移動へと切換制御され、刈取り穀稈は深扱き状態、又は浅扱ぎ状態で脱穀機へ移送供給され、この脱穀機内を移送中に脱穀され、脱穀済みで選別済み穀粒は一時貯留される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】刈取作業開始のとき、及び条刈取り作業中のときであっても、扱ぎ深さを深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側へ変更する扱深調節移送装置を回動移動させる扱深調節用モ−タを始動する出力パルスは、一定のパルス数、例えば、3パルスを出力後に連続パルスに切換することにより、刈取り穀稈を深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側への変更の追従性は一定であり、特に刈取り始めの追従性が悪く、このために、扱ぎ残し粒が多くなったり、刈取機から脱穀機へ穀稈を引継ぎのときに、穀稈のこぼれが発生したり、又、稈切が多く発生したりすることがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、走行車台2の前部に刈取り穀稈を移送する穀稈移送装置28と、該刈取り穀稈を脱穀機4への供給深さを調節して移送供給する扱深調節移送装置5と、該扱深調節移送装置5を深扱ぎ側及び浅扱側へ調節する扱深調節用モ−タ6とを設けたコンバインにおいて、該扱深調節移送装置5が最深扱ぎ位置、又は最浅扱ぎ位置にあるときに位置変更信号が入力されるときは、該扱深調節用モ−タ6を始動する出力パルスは所定パルス数(A)を出力後に連続パルスに切換制御し、その後に該扱深調節移送装置5の停止信号が入力され、その後に更に深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側への位置変更信号が入力されたときは、該扱深調節用モ−タ6を始動する出力パルスは該所定パルス数(A)より多い所定パルス数(B)を出力後に連続パルスに切換制御する制御装置21を設けたことを特徴とするコンバインの扱深調節モ−タ制御装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈を刈取り収穫作業するときは、このコンバインの走行車台2の前部に設けた刈取機で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈はこの刈取機の穀稈移送装置28と、脱穀機4へ供給する刈取り穀稈の供給深さを調節して移送供給する扱深調節移送装置5とによって移送されて、該脱穀機4へ供給され、この脱穀機4内を移送中に脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒は一時貯留される。
【0007】この収穫作業開始のときに前記扱深調節移送装置5が最深扱ぎ位置、又は最浅扱ぎ位置にあり、刈取り穀稈の稈長が検出され、この検出結果により、この扱深調節移送装置5の上下位置を変更する信号が制御装置21へ入力されたときには、扱深調節用モ−タ6を始動する出力パルス数は、所定パルス数(A)、例えば、2パルスを出力後に連続パルスが該制御装置21によって出力され、この扱深調節用モ−タ6の正回転、又は逆回転は、間欠回転から連続回転へと切換制御され、この扱深調節用モ−タ6の間欠回転から連続回転の正・逆回転により、該扱深調節移送装置5は稈長の検出結果に伴って、深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側へ該扱深調節用モ−タ6により、間欠回動移動から連続回転移動へと切換制御されて回動移動される。これにより、刈取り穀稈は深扱ぎ状態、又は浅扱ぎ状態で脱穀機4へ移送供給される。
【0008】前記の刈取り作業を継続中で、前記扱深調節用モ−タ6へ連続パルス出力中のその後に、扱深調節移送装置5、及び穀稈移送装置28等の停止信号が制御装置21から入力され、これら穀稈移送装置28、及び該扱深調節移送装置5の作動が該制御装置21によって停止制御され、その後に刈取り作業が再開始され、該扱深調節移送装置5を刈取り穀稈の稈長検出結果により、深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側へ上下位置を変更する信号が該制御装置21から出力されたときは、この制御装置21により、扱深調節用モ−タ6を始動する出力パルスは前記の所定パルス数(A)(2パルス)より、多い所定パルス数(B)、例えば、3パルスを出力後に連続パルスが該制御装置21によって出力され、この扱調節用モ−タ6の正回転、又は逆回転は、間欠回転から連続回転へと切換制御され、この扱深調節用モ−タ6の間欠回転から連続回転の正・逆回転により、該扱深調節移送装置5は稈長の検出結果に伴って、深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側へ該扱深調節モ−タ6により、間欠回転移動から連続回転移動へと切換制御され、刈取り穀稈は深扱ぎ状態、又は浅扱ぎ状態で脱穀機4へ移送供給される。
【0009】
【発明の効果】刈取り穀稈を脱穀機4へ移送供給する供給深さを調節して移送する扱深調節移送装置5を回動移動させる扱深調節用モ−タ6を回転始動するパルス数を作業開始時と作業中とによって変更したことにより、刈取り穀稈の稈長に対して、この扱深調節移送装置5の追従性が良好となり、このために、扱ぎ残し粒の発生、稈切の発生を防止できると共に、刈取機から該脱穀機4へ穀稈を引継ぎのときに、穀稈のこぼれが防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の前部に設けた刈取機3で刈取りした刈取り穀稈を移送して、脱穀機4へ供給する刈取り穀稈の供給深さを調節する回動自在に設けた扱深調節移送装置5を上下に回動移動調節する扱深調節用モ−タ6を始動する出力パルスは、所定パルス数から連続出力パルスに変更するこの所定パルス数の制御について図示して説明する。
【0011】前記コンバイン1の走行車台2の下側には、土壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ7aを張設した走行装置7を配設している。該走行車台2の上側には、フィ−ドチエン8aと挾持杆8bとにより、刈取機3で移送される刈取穀稈を引継ぎ挾持移送して、移送中に脱穀する脱穀機4を載置すると共に、脱穀済みで選別済みの穀粒を回収して、一時貯留する穀粒タンク9は、該脱穀機4の平面視右横側に装着して、該走行車台2の上側に載置した構成である。
【0012】前記穀粒貯留タンク9の後側には、縦移送螺旋10aを内装した排出支持筒10を略垂直姿勢で回動可能に装着して設け、この排出支持筒10の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋11aを伸縮自在に内装した排出オ−ガ11を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に横方向へ配設した構成である。
【0013】前記走行車台2上側の脱穀機4側には、コンバイン1の走行操作、及び各種操作等を行う操作装置12と、操縦者が搭乗して操作等を行う操縦席13とを設け、この操縦席13の下部には、エンジン14を載置すると共に、後方には、穀粒貯留タンク9を配置した構成である。
【0014】前記走行装置7と、刈取機3と、脱穀機4と、穀粒貯留タンク9と、エンジン14等より、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。前記操作装置12の表面板12a部に設けた主要部品のみ説明する。刈取機3を昇降、及び走行装置7を旋回させるときに操作する刈取調節レバ−15a、該走行装置7の走行速度を変更のときに操作する主変速レバ−15b、及び副変速レバ−15c、スロットルレバ−15d、排出オ−ガ11を旋回のときに操作するオ−ガ旋回レバ−16a、該排出オ−ガ11から穀粒を排出するときに操作する排出レバ−16bを設けた構成である。
【0015】又、扱深調節ダイヤル17a、刈高調節ダイヤル17b、扱深さ手動(浅)スイッチ18a、扱深さ手動(深)スイッチ18b、方向スイッチ19a、車速スイッチ19b、刈取りスイッチ19c、刈取停止スイッチ19d、脱穀スイッチ20a及び各種項目を表示する表示装置20等を設けると共に、この表示装置20内には、制御装置21を内装した構成である。
【0016】前記脱穀機4の前部で走行車台2の前側には、刈取る立毛穀稈を分離するナロ−ガイド22a、及び分草体22bと、分離された穀稈を引起す引起装置23と、引起された穀稈を掻込みする各スタ−ホイル方式の穀稈掻込装置24と、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置25と、刈取りされた穀稈を上部へ移送して、該脱穀機4へ供給する各穂先移送ラグ付ベルト26aと各挾持杆26bとよりなる穂先移送装置26と、各根元移送チエン27aと各挾持杆27bとよりなる株元移送装置27とよりなる穀稈移送装置28と、刈取り穀稈を該脱穀機4へ移送して供給する供給深さを回動移動調節により、扱ぎ深さを調節する扱深調節チエン5aと挾持杆5bとよりなる扱深調節移送装置5と、この扱深調節移送装置5を回動移動調節する扱深調節用モ−タ6と、供給移送チエン29aと挾持杆29bとよりなる供給移送装置29等よりなる刈取機3は、油圧による上下シリンダ30により、土壌面に対して昇降自在な構成である。
【0017】前記扱深調節移送装置5は、図2、及び図3で示す如く穂先移送装置26の移送終端部には、この穂先移送装置26と扱深調節移送装置5とで移送される刈取り穀稈の稈長を検出する穂先側検出杆31a、及び株元側検出杆31bでON−OFFされて稈長を検出する稈長センサ31を設け、この稈長センサ31の検出に基づいて、該扱深調節移送装置5を上下に回動移動調節して、扱ぎ深さを制御する構成である。
【0018】前記扱深調節移送装置5の上下の回動移動調節は、移送始端部32bを回動中心として、この扱深調節移送装置5の扱深移送チエン5aを上下回動装置32によって上下回動移動調節する構成である。この上下回動装置32は扱深調節用モ−タ6で作動すると共に、上下回動移動調節位置の検出は、ポテンションメ−タ32aで検出して、上下回動を制御して扱ぎ深さを調節制御する構成である。
【0019】前記供給移送装置29は、図2、及び図3で示す如く平面視三角形状に供給移送チエン29aを張設した構成である。扱深調節移送装置5と穀稈移送装置28の穂先移送装置26とで移送する刈取り穀稈は、この供給移送装置29で引継ぎ移送し、更に脱穀機4のフィ−ドチエン8aと挾持杆8bとで引継ぎ移送し、移送中にこの脱穀機4で脱穀する構成である。33は供給用モ−タである。
【0020】図5のブロック図で示す如く前記穀稈センサ31の穂先側検出杆31a、及び株元側検出杆31bで刈取り穀稈の稈長が検出され、この検出結果が入力回路34からCPU35へ入力され、この入力に基づいて該CPU35から出力回路36を経て扱深調節用モ−タ6が正・逆回転する構成である。
【0021】前記脱穀スイッチ20aのON操作が該入力回路34からCPU35へ入力され、この入力に基づいて該CPU35から該出力回路36を経て脱穀機4を回転駆動する構成である。前記主変速レバ−15b、刈取スイッチ19c、刈取停止スイッチ19dの操作、及び穀稈有無センサ37の検出結果が入力回路34からCPU35へ入力され、この入力に基づいて、該CPU35から出力回路36を経て刈取機3の作動時間が制御される構成である。
【0022】前記扱深調節移送装置5で移送する刈取り穀稈を、脱穀機4へ供給する供給深さを深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側へ変更するこの扱深調節移送装置5を上下回動移動調節する扱深調節用モ−タ6を始動する出力パルプの制御について説明する。前記刈取機3で穀稈を刈取り開始するときに、扱深調節移送装置5が最深扱ぎ位置、又は最浅扱ぎ位置にあるときに、穀稈センサ31が検出した穀稈の稈長が制御装置21の入力回路34からCPU35へ入力され、この入力に基づいて、最深扱ぎ位置を浅扱ぎ側へ、又、最浅扱ぎ位置を深扱ぎ側へ位置変更信号が該制御装置21の該CPU35から出力回路36を経て出力されたときは、該扱深調節移送装置5を作動する扱深調節用モ−タ6を始動する出力パルス数は、図1で示す如く所定パルス数(A)、例えば、2パルスを出力後に連続パルスに該制御装置21の該CPU35から出力回路36を経て出力され、該扱深調節用モ−タ6は間欠回転から連続回転へと切換制御される構成である。
【0023】前記扱深調節用モ−タ6の間欠回転から連続回転の正回転、又は逆回転により、扱深調節移送装置5は深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側へ間欠回動移動から連続回動移動へと切換制御されて回動移動される。これにより、刈取り穀稈は深扱ぎ状態、又は浅扱ぎ状態で脱穀機4へ供給される構成である。間欠回転から連続回転への切換制御が早く行われて、刈取り穀稈の稈長に対して該扱深調節移送装置5の追従性の向上を図った構成である。
【0024】前逑の刈取り作業を径続中で、前記扱深調節用モ−タ6へは連続パルス出力中のその後に、刈取り穀稈の移送経路である穀稈移送装置28、扱深調節移送装置5等の停止信号が制御装置21の入力回路からCPU35へ入力され、この入力により、このCPU35から出力回路36を経てこれら穀稈移送装置28、扱深調節移送装置5等が停止制御され、その後に刈取り作業が再開始され、穀稈センサ31が検出した穀稈の稈長が該制御装置21の該入力回路34から該CPU35へ入力され、この入力に基づいて、該扱深調節移送装置5を深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側へ位置変更信号が該制御装置21の該CPU35から出力回路36を経て出力されたときは、この扱深調節移送装置5を作動する扱深調節用モ−タ6を始動する出力パルス数は、図1で示す如く所定パルス数(A)、(2パルス)より、多い所定パルス数(B)、例えば、3パルスを出力後に連続パルスに該制御装置21の該CPU35から出力回路36を経て出力され、該扱深調節用モ−タ6は間欠回転から連続回転へと切換制御される構成である。
【0025】前記扱深調節用モ−タ6の間欠回転から連続回転の正回転、又は逆回転により、扱深調節移送装置5は深扱ぎ側、又は浅扱ぎ側へ間欠回動移動から連続回動移動へと切換制御されて回動移動される構成である。作業中の扱ぎ深さの切換制御は、前逑より遅く切換制御しても、作業中のときは、この扱深調節移送装置5は最深扱ぎ位置、又は最浅扱ぎ位置に位置していることがないために、追従性が悪くなることがない構成である。
【0026】前記コンバイン1で脱穀スイッチ20a、及び刈取スイッチ19c等がON操作され、刈取り作業が開始され、この刈取り作業中に刈取停止スイッチ19dをON操作により、刈取機3が停止状態に操作されたときには、この刈取機3の穀稈移送装置28の穂先移送装置26に設けたこの穂先移送装置26内の刈取り穀稈の有無を検出する穀稈有無センサ37が刈取り穀稈を検出してON状態にあり、更に主変速レバ−15bを前進走行位置から中立位置、又は後進走行位置へ操作したときには、図6で示すタイムチャ−トの如く該刈取機3は所定時間(T)作動制御され、該穀稈移送装置28内の刈取り穀稈が脱穀機4へ供給されて、該穀稈有無センサ37が刈取り穀稈を検出しなくなり、OFF状態になると、該刈取機3の作動を停止制御する構成である。
【0027】これにより、前記刈取機3の穀稈移送経路中にある刈取り穀稈を全て脱穀機4へ引継ぎ後に、該刈取機3の作動を停止することにより、該刈取機3から該脱穀機4へ刈取り穀稈を引継ぎのときに、穀稈のこぼれを防止できる。前記エンジン3を始動のときは、図8で示す如く主変速ポテンションセンサ38(ポテンションメ−タ)が検出した検出値が中立位置を検出したときには、中立ソレノイド出力を行ない。中立位置のときには、図11で示す如く走行装置7の走行用ミッション39に内装したセンタギヤ−40から左右両側のサイドクラッチギヤ41を左右両側のシフタ−42で抜き、左右両側のブレ−キ板43を作動させて動力伝達をカットする構成である。
【0028】前逑の電機回路は図9で示す如く前記主変速ポテンションセンサ38の検出値が制御装置21へ入力され、この入力により、中立用ソレノイド弁43aが作動制御される構成である。又、油圧回路は図10で示す如く主変速ポテンションセンサ38が中立のときには、中立ソレノイド出力を行う構成であり、中立時の油圧オイルの流れは、ポンプ44から切換弁45を介してシリンダ46、46へ送油される構成である。47はオイルタンクであり、中立停止の確実化を図った構成である。
【0029】これにより、中立停止のときは確実に中立位置で停止できる構成である。前記脱穀スイッチ20a、及び刈取スイッチ19cのON操作が、図12で示す如く制御装置21へ入力され、更に刈取調節レバ−15aが左側、又は右側へ倒し操作されて該制御装置21へ入力され、この入力されてからの時間が該制御装置21へ設定して記憶させた所定時間以上倒し操作されているときには、該刈取調節レバ−15aの下側に設けた刈取調節レバ−駆動モ−タ48は減速リレ−49を介して減速方向へ回転制御され、現在の速度(主変速ポテンションセンサ38で検出している電圧値)の所定値を、例えば、20%減速させる構成である。該刈取調節レバ−駆動モ−タ48を増速するときは、増速リレ−50を介して増速方向へ回転制御する構成である。刈取り作業、及び脱穀作業での旋回のときは、回転数をできるだけ一定にした構成である。
【0030】又、前逑のブロック図12において、前記操作装置12の表示装置20へ負荷モニタが表示されたときには、前逑と同じように、現在の速度の所定値を、例えば、20%減速させる構成である。刈取り作業、及び脱穀作業での負荷時のときは、回転数をできるだけ一定にした構成である。
【0031】これらにより、穀粒の選別性能の向上、操縦作業者に作業中の不快感の解消、旋回時間の短縮、及び前記刈取調節レバ−15aの操作の容易化ができる。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成11年12月22日(1999.12.22)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−178242(P2001−178242A)
【公開日】 平成13年7月3日(2001.7.3)
【出願番号】 特願平11−364506