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【発明の名称】 根茎収穫機
【発明者】 【氏名】寺元 省二

【氏名】松井 幹夫

【氏名】福井 幸広

【氏名】渡邊 和之

【要約】 【課題】根茎収穫機において、機体の進行中に引き抜かれ、収穫された作物を連続的に機体の走行跡の畝面上に一定の横倒し姿勢となって整列させることができるようにする。

【解決手段】引抜き搬送装置(6)の下方位置に、左右対称に掘起こし刃8・8を配置し、該掘起こし刃を前後方向に振動可能に支持するとともに、エンジン25の回転を、ミッションケース251内に伝達し、該ミッションケースの前部に前後方向に設けた作業出力軸255からベベルギア259を介して横向き駆動軸258に伝達し、該横向き駆動軸の左右両端に形成したクランク33a・33aを介して左右の連結棒33・33に伝達し、該左右の連結棒を介して左右の掘起こし刃に伝達することによって、該左右の掘起こし刃を前後移動させ振動するように構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 畝面に沿わせて機体を走行させながら、畝面の玉葱などの作物を、掘起こし刃にて掘り起こし、引抜き搬送装置にて引き抜き、下部搬送装置にて作物の茎葉部の下部を挟持しながら後方へ搬送し、この搬送過程にて切断装置を介して作物の茎葉部を一定高さ位置で切断し、その処理した作物を、畝面上に横倒し姿勢に整列させる根茎収穫機であって、前記引抜き搬送装置の下方位置に、左右対称に掘起こし刃を配置し、該掘起こし刃を前後方向に振動可能に支持するとともに、エンジンの回転を、ミッションケース内に伝達し、該ミッションケースの前部に前後方向に設けた作業出力軸からベベルギアを介して横向き駆動軸に伝達し、該横向き駆動軸の左右両端に形成したクランクを介して左右の連結棒に伝達し、該左右の連結棒を介して左右の掘起こし刃に伝達することによって、該左右の掘起こし刃を前後移動させ振動するように構成したことを特徴とする根茎収穫機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畝面に列状に植立された玉葱や人参等を引き抜いて収穫する根茎収穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】畝面に植生する玉葱を走行中に抜き上げ、その茎葉部の長さ途中を、エンジンで駆動される切断装置で切り離すように作動する根茎収穫機は存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、根茎収穫機において、機体の進行中に引き抜かれ、収穫された作物を連続的に機体の走行跡の畝面上に一定の横倒し姿勢となって整列させることができるように構成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明では、次の如く構成している。すなわち、畝面Uに沿わせて機体を走行させながら、畝面Uの玉葱wなどの作物を、掘起こし刃8にて掘り起こし、引抜き搬送装置(6)にて引き抜き、下部搬送装置9にて作物wの茎葉部w1の下部を挟持しながら後方へ搬送し、この搬送過程にて切断装置14を介して作物wの茎葉部w1を一定高さ位置で切断し、その処理した作物wを、畝面上に横倒し姿勢に整列させる根茎収穫機であって、前記引抜き搬送装置の下方位置に、左右対称に掘起こし刃8・8を配置し、該掘起こし刃8・8を前後方向に振動可能に支持するとともに、エンジン25の回転を、ミッションケース251内に伝達し、該ミッションケース251の前部に前後方向に設けた作業出力軸255からベベルギア259を介して横向き駆動軸258に伝達し、該横向き駆動軸258の左右両端に形成したクランク33a・33aを介して左右の連結棒33・33に伝達し、該左右の連結棒33・33を介して左右の掘起こし刃8・8に伝達することによって、該左右の掘起こし刃8・8を前後移動させ振動するように構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を説明する。図1は本発明に係る収穫機の平面図、図2は前記収穫機の側面視作動説明図、図3は前記収穫機の動力伝達系統説明図、図4は前記収穫機の正面図、図5は前記収穫機の右側面図、図6は前記収穫機の一部を示す平面図、図7は前記収穫機の要部を示す断面図、図8は前記収穫機の要部を示す側面図、図9は前記収穫機の一部を示す後面図、図10は前記収穫機の一部の作動を示す断面視説明図である。
【0006】図1において、1は機体の最前部に左右方向の一定間隔毎に設けた縦回し形の分草引起こし装置である。この引起こし装置1は、機体の進行中、図2に示す斜め上方f1へ移動される係止突起1aにより玉葱などの作物wの茎葉部w1を掻き分けて引き起こすようにしてある。各分草引起こし装置1の先端からは分草棒2が斜め前方下向きへ延出させてある。この分草棒2は機体の進行中、作物wの茎葉部w1を掻き分けるものである。
【0007】3は左右一対の掻込み要部4・4からなる掻込み装置で、各掻込み要部4の係止突起4aを掻込み装置3の先端部外方から中央個所へ向けて周回移動させ、続いて斜め上方へ移動させることにより、引起こし装置1の引き起こした茎葉部w1を掻込み装置3の下部中央へ掻き込んで図2示す斜め上方f2へ押し上げるものとなしてある。
【0008】5は左右一対の引抜き搬送要部6・6からなる引抜き搬送装置である。各引抜き搬送要部6・6は図3に示す複数のプーリ6a・6bに引抜き搬送ベルト7を掛け回して形成したものである。これら引抜き搬送要部6・6の引抜き搬送ベルト7・7は対向させ、引抜き搬送ベルト7・7間を引抜き搬送経路kとなす。
【0009】この引抜き搬送装置5は、掻込み装置3の掻き込んだ茎葉部w1の比較的上部を引抜き搬送経路kの搬送始端に受け取り、続いて引抜き搬送ベルト7・7で挟持して図2に示す斜め上方f3へ搬送し、この搬送過程で、図4に示すように下方に位置した掘起こし刃8・8で掘り起こされた畝面Uの作物wを土中から引き抜くようにしてある。
【0010】引抜き搬送ベルト7・7の下方には図5に示すように下部搬送装置9が設けてある。この下部搬送装置9は図6に示すように左右一対の下部搬送要部10・10からなり、これの前後傾斜は引抜き搬送装置5のそれよりも緩やかにしてある。そして、各下部搬送要部10は前後一対の端部プーリ11・12に下部搬送ベルト13を掛け回して形成する。この際、一対の下部搬送ベルト13・13は対向させ、これら下部搬送ベルト13・13間を茎葉部w1の下部の搬送経路k1となす。
【0011】図2等に示すように引抜き搬送装置5と下部搬送装置9の間には切断装置14が設けてあり、この切断装置14は図7に示すように水平部141aと垂直部141bからなる本体フレーム141を備え、水平部141aの内方に回転入力軸142を装設し、また垂直部141bに回転入力軸142とベベルギヤ143を介して連動連結された出力軸144を装設し、この出力軸144に円盤形の回転切り刃145を固定したものとなしてある。
【0012】この切断装置14は機体に対し、固定高さ位置の変更調整自在に装設するのであって、具体的には次のように形成してある。即ち、図7及び図8に示すように、機体と同体に設けた支持板146に、断面がコ字形となされた案内板147をボルト固定し、この案内板147の中央辺部である垂直面部147aに長孔sを形成してあり、一方では切断装置14の水平部141aに鍔部tを形成し、この鍔部tの近傍個所に操作ハンドル148a付のナット体148が螺合される構成としてある。そして、鍔部tは案内板147の対向辺部147b・147b間に嵌合されると共に、水平部141aは長孔sに挿通され、且つ案内板147がナット体148の締結操作によりナット体148と鍔部tとで狭圧されることにより切断装置14が固定されるように形成してある。
【0013】引抜き搬送装置5の下方で、しかも下部搬送装置9(図2)に後続する位置には図2及び図6等に示す整列装置15が設けてある。この整列装置15の要部は、前後の高低個所に一対の第二プーリ16・17を概ね縦面に沿わせるか若しくはプーリ16・17下部を左側へ偏して傾斜させた状態での回転可能に設けると共に、これらプーリ16・17に無端状の搬送ベルト18を掛け回し、適宜な伝動ケースを介して回転を前部の第二プーリ16に伝達し、搬送ベルト18の下側張り部18aを後方の下向きf4へ駆動するように形成してある。
【0014】そして、この整列装置15と下部搬送装置9との前後間には図6及び図9に示すような横倒し継送装置Yが設けてある。この横倒し継送装置Yは、下部搬送装置9の後部左側のプーリ12と一体の回転中心軸20にスターホイール21を固定すると共に、下部搬送装置9の後部左側のプーリ12の下方に回転中心軸20廻りへ自在に回転される案内ローラ22を設けた構成となしてある。
【0015】上記整列装置15の一部をなす二本の案内棒23a・23bは、下部搬送装置9の搬送経路k1に関連させて配置すると共に、搬送ベルト18の下方に左右方向で対向するように設けるのであって、さらに具体的には、下部搬送装置9の下面近傍で下部搬送装置9の後部左側のプーリ12よりも前方個所に前端を固定し後方へ向かうに伴って漸次上昇させて下部搬送装置9と案内ローラ22の間を通過させると共に挟持搬送経路k1に近接させ、さらに後方では搬送ベルト18の下側張り部18aに沿って斜め後方に導くと共に、一方の案内棒23bをこれの後端へ向かうに伴って搬送ベルト18から漸次横方へ遠ざけるようにしたものとなす。
【0016】しかして、上記整列装置15には作物wの茎葉部w1に対しその根側重量部w2を上昇させ茎葉部w1の折れ曲がりを緩和させるものとした姿勢変更手段としての案内板24を設けるのである。この案内板24は一方の案内棒23bにのみ固着し、これの案内開始点から案内終了点までの概ね全範囲に亘って存在させる。
【0017】図1及び図5において、25はエンジン、26及び26は機体に装着された車輪、27は引抜き搬送装置5にエンジン25の回転を伝達するための駆動軸28を支持した軸受部、29は機体の前部を適当高さに保持するためのゲイジ輪、30はゲイジ輪29を機体に対し上下変位させるための回転操作ハンドル、31は操縦ハンドル、32は左側の引抜き搬送要部6の上端内方から円弧方向の外側へ移送可能とした茎葉排出装置、33は後述のクランク33aを介して前後移動されるもので掘起こし刃8を支点34廻りへ振動させるための連結棒である。
【0018】上記エンジン25の動力伝達系統は次のように構成してある。即ち、図3に示すように、エンジン25の回転を剛性伝動部材を介してミッションケース251内に伝達させ、次にミッションケース251から左右へ張り出させた伝動ケース252及びファイナルケース253を経て走行車輪26に伝達させる。
【0019】ミッションケース251の前部には前後方向の伝動ケース254を設け、この伝動ケース254内の作業出力軸255とミッションケース251内の剛性伝動系統とを作業クラッチ256を介して結合させる。伝動ケース254には横向きの駆動ケース257を連設し、この駆動ケース257内の横向き駆動軸258とベベルギヤ259を介して連動連結させる。
【0020】横向き駆動軸258の左右各端部にはクランク33aを形成する。また横向き駆動軸258の中央にはウオーム260を形成し、これに噛み合わされたウオームホイール261を介して横向き駆動軸258と引抜き搬送駆動軸262とを連動連結させる。
【0021】この駆動軸262は各引抜き搬送要部6・6(図1)の後方のプーリ6aとチェーン伝動機構等を介して結合させ、またプーリ6aの回転を引抜き搬送ベルト7を介して伝達される前側のプーリ6bの回転中心軸263と、掻込み装置3及び下部搬送装置9の前側のプーリ6bを連動連結する。
【0022】横向き駆動ケース257の右端部からは前向き伝動筒264を延出させ、この伝動筒264内の前向き駆動軸265と横向き駆動軸258をベベルギヤ266を介して結合させ、また前向き駆動軸265と、引起こし装置1を回転させるための上部スプロケット軸267とをベベルギヤ268を介して結合させる。
【0023】また、横向き駆動ケース257の最右端には切断装置用伝動ケース269を固定状に設け、この伝動ケース269の前端部の内方側面と切断装置14とを伝動筒270で結合させ、伝動ケース269と伝動筒270内の伝動部材を介して、横向き駆動軸258と切断装置14の回転入力軸142とを連動連結させる。
【0024】しかして、伝動ケース269内の伝動構造は次のようになしてある。即ち、図3及び図7に示すように伝動ケース269の後端部に横向き駆動軸258と、ベベルギヤ266aを介して結合されたスプロケット軸271を設け、一方では伝動ケース269の前端部にスプロケット軸272を設ける。各スプロケット軸271・272に固定したスプロケット273・274間に無端状のチェーン275を掛け回し、このチェーン257の中間位置を、伝動ケース269に設けた案内車276に案内させ、さらに伝動ケース269に装着した図5に示すバネ板277を介してこのチェーン275を緊張させる。
【0025】また、伝動筒270内の伝動構造は次のようになしてある。即ち、図7に示すように、スプロケット軸272の中心孔に挿通された回転軸278と、切断装置14の回転入力軸142の各々に自在継ぎ手279・280の一端部を結合させ、この自在継ぎ手279・280の他端部間を剛性伝動軸281で結合する。この際、剛性伝動軸281はスプライン嵌合282等による伸縮自在となす。
【0026】スプロケット軸272と回転軸278との間にはトルクリミッタ283を介装する。このトルクリミッタ283はスプロケット軸272と同体に形成された円盤部284と、回転軸278に固定された摺接回転体285とを備え、摺接回転体285に回転軸278方向の孔hを設け、これに圧縮スプリングmとボールm1を挿入し、円盤体284の摺接面にはボールm1が係合する凹みを同一半径位置に複数設ける。
【0027】そして、剛性伝動軸281を剛性管286で被い、この剛性管286の各端部と、伝動ケース269の側面及び、切断装置14の本体フレーム141とは撓曲自在管287で結合する。
【0028】次に、上記のように構成した収穫機で玉葱wを収穫する際の作動を説明する。図1、図2及び図4に示すように畝面Uに沿わせて機体を走行させると、掘起こし刃8・8は畝面Uを適当深さで掘り起こすと共に、引抜き搬送装置5は茎葉部w1の比較的上部を挟持して玉葱wを引き抜き、後方の斜め上方f3へ搬送する。
【0029】こうして搬送される玉葱wは茎葉部w1の下部を下部搬送装置9の搬送始端に供給され、この後は下部搬送ベルト13・13がこの茎葉部w1の下部を挟持し、ほぼ水平向きの後方へ搬送する。
【0030】引抜き搬送装置5と下部搬送装置9による搬送中、引抜き搬送装置5は茎葉部w1を上方へ引張し、この一方では下部搬送装置9が下部搬送ベルト13・13を介して根側重量部である玉部w2を係止してその上昇を阻止する。従って、下部搬送ベルト13・13は茎葉部w1の首部を挟持しつつ後方へ移動させ、また引抜き搬送装置5は下部搬送装置9との間に位置した茎葉部w1に引上げ力を付与してこれを緊張状態となす。
【0031】こうして下部搬送装置9等による茎葉部w1の搬送が進行すると、この搬送過程で切断装置14の切り刃145が回転作動して茎葉部w1を一定高さ位置で切断し、このように処理された玉葱wはやがて横倒し継送装置Yに達する。
【0032】この継送装置Yに達した茎葉部w1は下部搬送装置9の搬送終点に達する前に、図6に示す左側の下部搬送ベルト13若しくは案内棒23a・23bの前端部と、整列装置15の搬送ベルト18とで挟持されて後方へ搬送され、この搬送過程で茎葉部w1にスターホイール21による係止搬送作用が及ぶと共に、玉部w2に案内ローラ22(図9)による案内作用が及ぶものとなる。この際、茎葉部w1はスターホイール21の外周の円弧に沿って左側後方へ移動され、一方、玉部w2は案内ローラ22の周面に接して後方へ円滑に移動されるため、玉葱wは確実に横倒し姿勢となされる。
【0033】こうして横倒しされた茎葉部w1が整列装置15の搬送始端で搬送ベルト18と案内棒23a・23bとで挟持された後は、搬送ベルト18が茎葉部w1を図10に示すように案内棒23a・23b上に上方から押さえつつ後方の斜め下方へ搬送するのであり、この搬送中、玉部w2は茎葉部w1で吊り下げられた状態となり、この状態の下で、その端部を案内板24に案内されて少しずつ右側へ押されて漸次上昇されるようになる。
【0034】こうして玉部w2が整列装置15の搬送終端に達したとき、茎葉部w1の倒れ姿勢は変化しなくてもその首部の折れ曲がりは緩和された状態となり、玉葱wは全体的な横倒し姿勢となって、この姿勢のまま開放され、畝面U上に落下される。
【0035】このような作動は機体の進行中に引き抜かれた各玉葱wについて連続的に行われるのであり、収穫された玉葱wは機体の走行跡の畝面U上に一定の横倒し姿勢となって整列される。
【0036】また、切断装置14で切り離された茎葉部w1の先部は、引抜き搬送装置5によりさらに上方へ搬送された後、茎葉排出装置32により横方へ搬送され、機体側方へ落下される。
【0037】切断装置14の使用例及びその際の作動を、図3、図7及び図8を参照して説明する。茎葉部w1の切り離し位置を上方へ変更したいときは操作ハンドル148aを持ってナット体148を緩め、本体フレーム141を上方へ変位させ、再びナット体148を締結操作する。
【0038】この際、剛性伝動軸281は伸張し、また自在継ぎ手279・280や撓曲自在管287が適当に折れ曲がるため、上記操作は支障なく行われ、またエンジン25の回転は切断装置14に円滑に伝達される。従って、切り刃145は高い位置で円滑に回転し、茎葉部w1の先部寄り位置を切り離すものとなる。
【0039】一方、茎葉部w1の切り離し位置を下方へ変更したいときはナット体148を同様に操作して本体フレーム141を下方へ変位させるのであり、これにより、切り刃145は低い位置で円滑に回転し、茎葉部w1の元部寄り位置を切り離すものとなる。
【0040】このような切断中に、切り刃145に過大な負荷が作用すると、摺接回転体285が円盤体284に対し、その凹みへのボールm1の係合による係止力に打ち勝って相対回転し、切り刃145はこの係止力に関連した回転伝達力よりも大きなトルクを付与されることはないのである。
【0041】上記実施例の変形例を説明する。図11はこの変形例に係る収穫機を示す側面図、図12はこの収穫機の要部を示す説明図である。
【0042】固定状の伝動ケースである駆動ケース257に第一伝動ケース288を縦面に沿った揺動可能に設けると共に、この第一伝動ケース288の先側に第二伝動ケース289を縦面に沿った揺動可能に設けている。そして、第二伝動ケース289の先側に横向き剛性伝動筒290を固定し、この横向き剛性伝動筒290の先端部を切断装置14に回転変位可能に接続させてある。
【0043】第一伝動ケース288の駆動ケース257に対する揺動中心は駆動軸258に合致させてあり、第一伝動ケース288の内方に位置した駆動軸258部分にスプロケット291を固定してある。
【0044】また、第二伝動ケース289の第一伝動ケース288に対する揺動中心にはスプロケット軸292を設け、各伝動ケース288・289の内方に位置したスプロケット軸292部分にはスプロケット293・294が固定してある。第二伝動ケース289の先部で伝動筒290の位置する個所の内方には剛性伝動軸295が設けてあり、この伝動軸295の第二伝動ケース289内の部分と、スプロケット296とは先のものと同様なトルクリミッタ283を介して結合させてある。
【0045】そして、スプロケット291・293間とスプロケット294・294間の各々に無端状のチェーン297・298を掛け回すと共に、伝動軸295の内方端を切断装置14の回転入力軸に結合させてある。その他の部分は先のものと同一である。
【0046】この変形例においても、茎葉部w1の切り離し位置を変更する際は、先と同様に切断装置14の高さを変更させる。この場合、第一伝動ケース288と第二伝動ケース289がスプロケット軸292廻りに折れ曲がって、切断装置14の変位を可能となし、またエンジン25から切断装置14までの回転伝達が確実に行われるのである。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。請求項1の如く構成したことによって、収穫された作物wは機体の走行跡の畝面U上に一定の横倒し姿勢となって整列させることができる。
【出願人】 【識別番号】000005164
【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
【出願日】 平成9年9月12日(1997.9.12)
【代理人】 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎
【公開番号】 特開2001−169632(P2001−169632A)
【公開日】 平成13年6月26日(2001.6.26)
【出願番号】 特願2000−353916(P2000−353916)