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【発明の名称】 根菜類収穫機の葉切断装置
【発明者】 【氏名】矢野 典弘

【氏名】岩部 孝章

【要約】 【課題】左右両側に設けた切断刃が同じ高さ位置であり、取付け、及び取外しのときに危険であり、又、両切断刃の外周部に所定の隙間を設けていることにより、切断性能が低下して、藁部の所定位置が正確に切断できないことがあった。

【解決手段】引起装置で引起した根菜類を堀起装置で堀起して移送装置で後方上部へ移送中に首揃移送装置33、及びタッピング移送装置34へと引継ぎ首揃えしながら後方へ移送され、該首揃移送装置33の後側の左右両側で外周(A)部を所定量重合させて上下に設けた左・右切断刃45a,45bで首揃え済み該根菜類の葉部の所定位置を切断する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車両2の一方側の横側に前部から順次根菜類(イ)を引起す引起装置4と、掘起す掘起装置5と、掘起した該根菜類(イ)を後方上部へ移送する移送装置28と、該移送装置28から引継ぎして首揃えしながら後方へ移送する首揃移送装置33及びタッピング移送装置34と、該首揃装置34の後側の左右両側に首揃え済み該根菜類(イ)の葉部の所定位置を切断する左・右切断刃45a,45bと、切断済み葉部を後方へ移送する葉移送装置35とを設けた根菜類収穫機において、該左・右切断刃45a,45bの外径(A)部を所定量重合させて上下に設けたことを特徴とする根菜類収穫機の葉切断装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、引起装置で引起した根菜類を堀起装置で堀起して移送装置で後方上部へ移送中に首揃移送装置、及びタッピング移送装置へと引継ぎ首揃えしながら後方へ移送され、該首揃移送装置の後側の左右両側で外周部を所定量重合させて上下に設けた左・右切断刃で首揃え済み該根菜類の葉部の所定位置が切断され、切断済み藁部は葉移送装置で後方へ移送される技術であり、根菜類収穫機の葉切断装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】根菜類が、例えば、人参であったとすると、この人参を収穫作業するときは、根菜収穫機の走行車両を圃場の畦部を走行させ、この走行車両の横側に前部から順次設けた引起装置で人参は引起され、堀起装置で掘起され、この堀起された人参は移送装置へと引継ぎされて後方上部へ移送され、この移送途中で首揃移送装置、及びタッピング移送装置へと順次引継ぎされ、この首揃移送装置で移送中に人参が首揃され、該首揃移送装置の後側の左右両側で上下方向同じ位置で、更に外周部に所定隙間を設けた切断刃の外周部で人参の葉部の所定位置が切断され、葉部切断済み人参は下側の移送コンベア上へ落下供給されて、この移送コンベアで移送されて収納箱内へ供給されて一時貯留される。
【0003】又、切断済み葉部は前記タッピング装置と、葉移送装置とにより、後方へ移送されて、圃場へ落下排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】左右両側の切断刃の上下方向位置が、同じ高さ位置であることにより、これら切断刃の組付け、及び取外しのときに危険である。又、この切断刃の外周部に所定隙間を設けていることにより、切断性能が低下したり、葉部を切断する所定位置が正確に切断されないことがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、走行車両2の一方側の横側に前部から順次根菜類(イ)を引起す引起装置4と、掘起す掘起装置5と、掘起した該根菜類(イ)を後方上部へ移送する移送装置28と、該移送装置28から引継ぎして首揃えしながら後方へ移送する首揃移送装置33及びタッピング移送装置34と、該首揃装置34の後側の左右両側に首揃え済み該根菜類(イ)の葉部の所定位置を切断する左・右切断刃45a,45bと、切断済み葉部を後方へ移送する葉移送装置35とを設けた根菜類収穫機において、該左・右切断刃45a,45bの外径(A)部を所定量重合させて上下に設けたことを特徴とする根菜類収穫機の葉切断装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用】人参(イ)を収穫作業するときは、根菜類収穫機の走行車両2を圃場の畦部を走行させ、この走行車両2の横側に前部から順次設けた引起装置4で人参(イ)は引起され、堀起装置5で堀起され、この堀起された人参(イ)は移送装置28へと引継ぎされて後方上部へ移送され、この移送途中で首揃移送装置33、及びタッピング移送装置34へと順次引継ぎされ、この首揃移送装置33で移送中に人参(イ)が首揃され、該首揃移送装置33の後側の左右両側の左・右切断刃45a,45bの外周(A)部を所定量重合させて、上下に設けたこの左・右切断刃45a,45bで人参(イ)の葉部の所定位置が切断され、葉部切断済み人参(イ)は下側の移送コンベア上へ落下供給され、この移送コンベアで移送されて、収納箱内へ供給されて一時貯留される。
【0007】又、切断済み葉部は前記タッピング移送装置34と、葉部移送装置35とにより、後方へ移送されて、圃場へ落下排出される。
【0008】
【発明の効果】左・右切断刃45a,45bの手前側で下側に設けた該左切断刃45aを先に取外した後に、奥側の該右切断刃45bを取外しすることにより、危険の防止ができる。又、これら左・右切断刃45a,45bの外周(A)部を所定量重合させて設けたことにより、切断性能が向上し、又、葉部の所定位置を正確に切断することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図例は、根菜類(イ)が、例えば、人参(イ)であったとすると、この人参(イ)は圃場から掘起され、この掘起した人参(イ)を移送しながら葉部と、根部の下方部との所定位置を切断して、一時貯留する根菜収穫機1を図示して説明すると共に、葉部の所定位置を切断する葉切断装置12を図示して説明する。
【0010】前記根菜類収穫機1は、図3〜図6で示す如く走行車両2の一方側の側部外側には、収穫作業装置3を設け、この収穫作業装置3は前部の引起装置4と、堀起装置5と、後部の根菜搬送装置6等よりなる構成である。
【0011】前記走行車両2の車台7の下部には、土壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ7aを張設し、該車台7上側の一方側には、走行操作、及び各種制御操作等を行う操作装置8と、作業者が搭乗して各種操作等を行う操縦席9等を設け、この操縦席9の下部には、原動機(エンジン)7b等を搭載している。この原動機7bで走行ギヤ−ケ−ス7c内の伝動機構7dを介して、該各走行クロ−ラ7aを回転駆動する構成である。該伝動機構7dの伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ7eを設けた構成である。
【0012】前記車台7の上側の後方部には、後逑する葉切断装置12で人参(イ)の葉部の所定位置が切断され、又、後逑する人参下部切断装置47で根部の下方部の所定位置が切断され、これら両者が切断された切断済み人参(イ)の供給を受け、操縦席9側の横方向へ向け回転駆動する移送ベルト等を張設してなる第1移送コンベア13、及び回転駆動する移送ベルト等を張設してなる第2移送コンベア14を設け、これら第1・第2移送コンベア13、14は移送終端部へ向けて上り傾斜させて設けている。該第2移送コンベア14の移送終端部の下側で、該車台7上側には、両者が切断された切断済み人参(イ)の供給を受け、収納して一時貯留する収納箱15を載置した構成である。
【0013】前記車台7上側の後部の左側には、上方へ突出する平面視コ字形状の支持板16を固着して設け、この支持板16の上部には、伝動機構17aを内装した伝動ケ−ス17を回動自在に設けている。この伝動ケ−ス17には、前方下部へ突出する支持板18を固着して設け、この支持板18の前側面には、左右両側に前方下部へ突出する受板19aを固着した取付板19bを装着した構成である。この各受板19aの前端部には、前方下部へ突出する補助受板19cを固着した構成である。
【0014】前記左右両側の引起装置4は、上部を伝動ケ−ス17から前方へ突出する伝動機構20cを内装した上受杆20aで支持すると共に、上下に回動する構成である。下部は補助受板19cから前方へ突出する下受杆20bで支持した構成である。
【0015】前記引起装置4は、根菜搬送装置6の前部の左右両側に設け、この引起装置4は左右両側の引起ケ−ス21に内装して回転自在に、所定間隔に引起ラグ22bを装着した引起チエン22aを張設した構成である。この引起チエン22aのこの引起ラグ22bは、前側下端部から前側上端部の間は、該各引起ケ−ス21から突出し、人参(イ)の葉部を引起す引起作用部であり、又、後側は該引起ラグ22bは収納されて、引起ししない非作用部とした構成である。
【0016】前記各引起ケ−ス21下部の外側面には、人参(イ)の葉部を分離する分草体23を前方へ突出させて設けた構成である。又、図3で示す如く堀起し高さ、及び畦の凹凸を検出する掘起し高さセンサ24は、一方側の該引起ケ−ス21の外側に設けた構成である。この掘起し高さセンサ24は該引起しケ−ス21の外側面に回動自在に設けた支持板25aに、接地プレ−ト25bを装着すると共に、該支持板25aの上端部と、補助受板19cに設けたポテンションメ−タ25cとを連結ロット25dで接続させて、このポテンションメ−タ25cの作動量で検出する構成である。
【0017】前記ポテンションメ−タ25cの検出した作動量と、設定した掘起し高さとが比較され、設定堀起し高さと同じにすべく、上下回動制御する構成である。前記堀起装置5の上下回動制御に伴って、左右両側の引起装置4、及び根菜搬送装置6等も同時に、上下回動制御する構成である。
【0018】前記各掘起装置5は、左右両側の補助受板19cに上下調節可能に設けている。この堀起装置5は前方下部へ傾斜して、突出する支持杆27aの前端部には、上下方向に所定長さの堀起板27bを固着して設けた構成である。この左右両側の堀起装置5の堀起板27bにより、人参(イ)が植付けされているこの人参(イ)の左右両側の畦を除去して、この人参(イ)を堀起す構成である。
【0019】前記車台7の支持板16の前部には、前支持板16aを設け、この前支持板16aには、前方へ突出させて支持杆16bを設け、この支持杆16bの前端部には、L字形状の回動板16cを回動自在に装着して設け、この回動板16cの一方側の下端部と、上下シリンダ26aの前端部とを接続させ、他方側の前端部には、支持杆16dの一方側の端部を装着して設け、この支持杆16dの他方側の端部と、受板19aの前端部とを接続させた構成である。
【0020】前記上下シリンダ26aの作動により、伝動ケ−ス17の上下回動中心26b位置を回動中心として、回動板16c,支持杆16d,受板19a,補助受板19c,及び後逑する連結板29等を介して、各引起装置4、各堀起装置5、及び根菜搬送装置6等を自動で上下回動制御する構成である。
【0021】前記根菜搬送装置6の移送装置28は、引起装置4の後側の左右両側に設けた構成である。この移送装置28の上端の移送終端部は、伝動ケ−ス17後側に連結板29を介して設けた伝動機構30aを内装した支持ケ−ス31の上側に設けた伝動ケ−ス32に内装した伝動機構32aで支持すると共に、回転駆動させる構成である。
【0022】前記移送装置28は伝動ケ−ス17の回動により、連結板29、伝動ケ−ス30、支持ケ−ス31、及び伝動ケ−ス32を介して、上下回動自在な構成である。
【0023】前記移送装置28は、図7で示す如く上下端部に回転自在に軸支した上・下プ−リ28b,28cと、複数個の作用側テンションプ−リ28dと、複数個の非作用側テンションプ−リ28eとに、移送ベルト28aを掛け渡した構成である。各堀起装置5で堀起した人参(イ)の葉部は、この移送ベルト28a,28a間で挾持されて、上部へ移送する構成である。この移送途中で首揃移送装置33、33へ引継ぎする構成である。テンションプ−リ28fは該移送ベルト28aが伸びた時に、伸張操作する構成である。
【0024】前記移送ベルト28aは、図7、及び図8で示す如くVベルトと平ベルトとを一体に形成し、更に平ベルトの外周面には、山形状の突出部を形成した構成である。
【0025】前記各非作用側テンションプ−リ28eは、図8で示す如く従来は2点鎖線で示す如く平ベルト部に接触する面積を広くすべく外周部幅を広く形成した構成であったが、本発明では、図8で示す如く平ベルト部に接触する面積を狭すべく外周部幅を狭く形成した構成である。
【0026】前記作用側テンションプ−リ28dは、図8で示す如く従来は2点鎖線で示す如く平ベルト部に接触する面積を広くすべく外周部幅を広く形成した構成であったが、本発明では、図8で示す如く平ベルト部に接触する面積を狭くすべく外周部幅を狭く形成した構成である。該作用側・非作用側テンションプ−リ28d,28e共に接触する面積を狭くした構成である。
【0027】これにより、前記作用側・非作用側テンションプ−リ28d,28eの接触面積を狭くしたことにより、この接触部に泥の付着を防止することができ、泥の付着による移送ベルト28aの張り過ぎにを防止できて、この移送ベルト28aの破損が防止できる。
【0028】前記根菜搬送装置6の首揃移送装置33、タッピング移送装置34、葉移送装置35、及び葉切断装置12は、人参(イ)を収穫作業状態のときには、圃場面に略平行状態に設けた構成である。
【0029】前記首揃移送装置33は、移送装置28の後側で移送終端部から所定距離下方に位置させ、左右両側に設けている。この首揃移送装置33の移送終端は、伝動ケ−ス30に上方へ向けて突出して設けた伝動機構37aを内装した下支持ケ−ス37の上側に設けた上伝動装置38の上伝動ケ−ス38aに内装した伝動機構38bで支持すると共に、回転駆動する構成である。
【0030】前記首揃移送装置33は、図9、及び図10で示す如く左右両側に正面視コ字形状の支持プレ−ト39の前後部には、回転自在に軸支した前・後プ−リ39a,39bを設けた構成である。これら前・後プ−リ39a,39b間の作用側には、複数個の作用側テンションプ−リ40aと、非作用側には、非作用側テンションプ−リ40bとを設けた構成である。これらプ−リ39a,39b,40a,40bに移送ベルト39cを掛け渡した構成である。該作用側テンションプ−リ40aは支持板39dに設けて左右調節できる構成である。
【0031】前記支持プレ−ト39の挾持側の折曲部(B)位置は図10で示す如く作用側テンションプ−リ40a、及び前プ−リ39aの外径部(C)と略同じ位置に形成し、移送中に人参(イ)から落下する藁屑、及び泥等をこれらプ−リ40a,39aのベルト溝への進入を防止する構成である。
【0032】これにより、移送中に落下する藁屑、及び泥等の前記各プ−リ39a,40aのベルト溝部へ侵入することを防止でき、長時間に亘って人参(イ)の収穫作業ができる。
【0033】前記前プ−リ39aは、図9で示す如くテンション装置40cにより、前後へ摺動可能に構成して、移送ベルト39cが伸びた時の対応ができる構成である。該移送ベルト39cの下側には、ベルトカバ−36を設けた構成である。
【0034】前記移送ベルト39c,39cの直線部の挾持移送部は、所定の隙間を設け、これら移送ベルト39c、39c間で人参(イ)の葉部を挾持して移送するが、この挾持力は各移送装置28の各移送ベルト28aの挾持力より、弱く構成している。
【0035】前記首揃移送装置33は、各移送装置28の各移送ベルト28a間に、人参(イ)の葉部を挾持して上部へ移送中に、この移送途中で該各首揃移送装置33の各移送ベルト39c間に、人参(イ)の葉部を引継ぎ挾持する構成である。この人参(イ)の葉部は両者で挾持され、これら各移送ベルト28aにより、更に上部へ移送されることによって、これら各移送ベルト39cの下側面位置へ、この人参(イ)の根部の上部が当接するまで上方へ向けて移動され、首揃えが行われる構成である。
【0036】前記タッピング移送装置34の移送終端部は、上伝動装置38の上伝動ケ−ス38aに上下に突出させて設けた上支持ケ−ス41に内装した伝動機構41aの下側で支持すると共に、回転駆動する構成である。
【0037】前記タッピング移送装置34は、首揃移送装置33の上側に所定間隔を設けて平行状態に左右両側に設けると共に、移送始端部は該首揃移送装置33の前後方向の略中央部に位置させて設けた構成である。
【0038】前記タッピング移送装置34は、前後端部に回転自在に軸支した前・後プ−リ42a,42bには、移送ベルト42cを掛け渡した構成であり、左右両側の該各移送ベルト42c間には、人参(イ)の葉部を挾持して移送する構成である。各首揃移送装置33の各移送ベルト39cと、これら各移送ベルト42cとの両者で、人参(イ)の葉部を挾持して移送し、途中からは該各移送ベルト42cと後逑する各移送ベルト43cとの両者で、切断済み葉部を挾持して移送する構成である。
【0039】前記葉移送装置35の移送始端部は、上支持ケ−ス41に内装した伝動機構41aの上側部で支持すると共に、回転駆動する構成である。この葉移送装置35はタッピング移送装置34の上側に所定間隔を設けて平行状態に設けると共に、移送始端部は該タッピング移送装置34の移送始端部より、所定距離後方に位置させた構成である。
【0040】前記葉移送装置35は、前後端部に回転自在に軸支した前・後プ−リ43a,43bには、移送ベルト43cを掛け渡した構成であり、左右両側の該各移送ベルト43c間には、人参(イ)の葉部を挾持して移送する構成である。各タッピング移送装置34の各移送ベルト42cと、途中からは該各移送ベルト43cにも引継ぎされ、両者で挾持して移送する構成である。又、後逑する葉切断装置12の後側部よりは、この葉切断装置12で切断した切断葉を挾持して移送し、両者の移送終端部より、圃場内へ落下排出する構成である。
【0041】前記葉切断装置12は、図1〜図3で示す如く首揃移送装置33の後側で、タッピング移送装置34の下側に設け、上伝動装置38の上伝動ケ−ス38aから下部へ突出させて、回転自在に回転軸46を設け、この回転軸46には、廻り止めする四角形状46a部を設けた構成である。
【0042】前記回転軸46の四角形状46a部には、中央部に四角孔を有する支持板44と支持メタル44aとを挿入し、この支持板44へこの支持メタル44aをボルト46b等で装着した構成である。又、この支持メタル44aの下側で、該回転軸46の下端部には、ナット46cを旋挿入して、これら支持メタル44aと支持板44とを装着した構成である。
【0043】前記各支持板44の下側面には、内径が支持メタル44aの外経より、径大であると共に、外周(A)部が所定径の左・右切断刃45a,45bをボルト45cで装着した構成である。これら左・右切断刃45a,45bの外周(A)部は平面視所定量(L)重合させると共に、側面視は左側の該左切断刃45aを下側に位置させ、右側の該右切断刃45bを上側に位置させて設けた構成である。上下に設けたこれら左・右切断刃45a,45bの上下間の隙間は、最小隙間の0に近い状態の構成である。これら左・右切断刃45a,45bを上下に位置させて設けると共に、重合させたことにより、切断性能を向上させると共に、分解、及び組立時の危険を防止した構成である。
【0044】前記左切断刃45aの下側面位置は、首揃移送装置33の移送ベルト39aの下側端部より、若干上部に位置させた構成である。人参下部切断装置47は、堀起装置5後方上部に前方下部から上方後部へ傾斜状態に設け、この人参下部切断装置47は左右に所定間隔で、上下2箇所に山形状を形成した案内杆48aを複数個設けると共に、この2箇所の山形状内には、回転外周部に複数個の切断刃48bを装着した各回転具48cを回転自在に上下に所定間隔を設けて軸支した構成である。
【0045】前記人参下部切断装置47は、各移送装置28の移送ベルト28a,28a間で挾持されて、上部へ移送中に全長の短い人参(イ)の根部の先端部が下側の山形の案内杆48a,48a間に入り、下側の切断刃48bにより、この人参(イ)の根部の先端所定位置が切断される。又、上部へ移送中に全長の長い人参(イ)は、下側の山形の該案内杆48a部を通過し、上側の山形の該案内杆48a,48a間に、この人参(イ)の根部の先端部が入り、この根部の先端所定位置を上側の該切断刃48bにより、切断される。人参(イ)の根部の全長により、この人参の根部先端の所定位置を切断する構成である。
【0046】前記根葉類収穫機1の回転支持部は、図11で示す如く車台7に設ける支持板16と、第1・第2移送コンベア13、14との間の隙間(L1)は、従来より、所定距離後方に位置させて設けると共に、伝動メタル17を回動中心26bとして、この伝動メタル17に設ける連結板29を上方へ突出させて設け、この連結板29には、伝動ケ−ス30を設けると共に、この伝動ケ−ス30には、支持ケ−ス31、及び伝動ケ−ス32等を介して各移送装置28を設けこの各移送装置28を上下回動自在な構成である。
【0047】前記第1・第2移送コンベア13、14と支持板16との間の隙間(L1)を広くして、葉切断装置12で切断された人参(イ)の葉部を各タッピング装置34の移送ベルト42c,42c間と、各葉移送装置35の移送ベルト43c,43c間とにより、挾持されて移送中に落下する切断されて発生する藁屑等は、直接圃場へ落下させる構成である。
【0048】これにより、前記各葉切断装置12で切断された切断済み葉部を各タッピング移送装置34と各葉移送装置35とにより、挾持されて移送中に落下する藁屑等は、隙間(L1)が広くなったことにより、直接圃場へ落下させることができる。
【0049】前記根菜類収穫機1の首揃移送装置33、タッピング移送装置34、葉移送装置35、葉切断装置12の伝動構成は、図12、及び図13で示す如くタッピングケ−ス49に設けた入力軸49aは、伝動ケ−ス30の伝動機構30aから入力により、回転駆動される。この入力軸49aのギヤ−49bから後中間軸50のギヤ−50aを介して、後部伝動軸51のギヤ−51aが回転駆動される構成である。
【0050】前記入力軸49aの上端部のスプロケット49dと、葉切断装置12の回転軸46に設けたスプロケット46dとには、チエン49cを掛け渡した構成である。この回転軸46の上端部に設けたギヤ−46eと、前中間軸50bに設けたギヤ−50cと、首揃移送装置33の後軸52に設けたギヤ−52aとは噛合する構成であり、この首揃移送装置33のこの後軸52設けた後プ−リ39bと、前軸52bに設けた前プ−リ39aとに掛け渡した移送ベルト39cが回転駆動する構成である。
【0051】前記タッピングケ−ス49の上端面には、ケ−スカバ−53を設け、このケ−スカバ−53の上側面には、複数個の支持杆53aを固着して設け、これら各支持杆53aの上側には、支持板54を設け、この支持板54には、複数個のテンションプ−リ55を複数個のテンション軸55aで軸支した構成である。
【0052】前記首揃移送装置33の支持プレ−ト39の上側面には、支持杆53bを固着して設け、この支持杆53bの上側には、支持枠56に挿入したタッピング移送装置34の前プ−リ42aを前軸56aで軸支して設け、この前軸56aは該支持杆53bへ前後移動自在に装着した構成である。このプ−リ42aと、後伝動軸51に軸支した後プ−リ42bと、支持板54に設けた各テンションプ−リ55とには、移送ベルト42cを掛け渡した構成である。
【0053】前記後伝動軸51には、タッピング移送装置34の後プ−リ42cの上側に遊動状態に支持ボス57を挿入して設け、この支持ボス57には、断面形状がコ字状の下支持板57aを固着して設け、この下支持板57aの上側面には、上支持板57bを固着して設けた構成である。この上支持板57bには、複数個のテンションプ−リ58を複数個のテンション軸58aで軸支した構成である。
【0054】前記下支持板57aの上側面には、支持枠59に挿入した葉移送装置35の前プ−リ43aを前軸59aで軸支して設け、この前軸59aは該下支持板57aへ前後移動自在に装着した構成である。この前プ−リ43aと、後伝動軸51に軸支した後プ−リ43bと、上支持板57bに設けた各テンションコンプ−リ58とには、移送ベルト43cを掛け渡した構成である。。
【0055】これにより、前記タッピング移送装置34の上下方向の前部を薄くして、首揃移送装置33からこのタッピング移送装置34への引継ぎを良好にし、移送性能の向上を図ることができた。
【0056】前記タッピング移送装置34の移送始端部側から一番目のテンション軸55aと、2番目のテンション軸55aとの間(M)の略中央位置(M1)に、図12で示す如く葉移送装置35の移送始端部の前軸59aを位置させた構成である。又、該前軸59aと、該葉移送装置35の移送始端部側から一番目のテンション軸58aとの間(N)の略中央位置(N1)に、図12で示す如くタッピング移送装置34の移送始端部側から2番目の該テンション軸55aを位置させた構成である。又、該タッピング移送装置34の移送始端部側から2番目の該テンション軸55aと、3番目の該テンション軸55aとの間(S)の略中央位置(S1)に、図12で示す如く該葉移送装置35の移送始端部側から1番目のテンション軸58aを位置させた構成である。
【0057】これにより、前記各切断装置12で切断する前段で、人参(イ)の葉部の挾持力をアップすることができ、この人参(イ)の上下のズレをなくすることができて、切断時に人参(イ)の根部を切断することが防止できる。
【0058】前記タッピングケ−ス49と受板19aとの間には、図14、及び図15で示す如く連接杆60aの上下端部に設けた上・下取付板60b,60c等よりなる連接装置60をボルト、及びナット等により、装着した構成であり、タッピング移送装置34、34間の拡がりを防止した構成である。
【0059】これにより、前記タッピング移送装置34、34が強度アップされ、横への広がりが防止され、挾持性能をアップすることができる。前記タッピング移送装置34の移送始端部の支持構成は、図16、及び図17で示す如く支持板54の上側面と、支持枠56の上側面とは、接続板56bで接続させた構成である。この支持枠56は調節具56cにより、前後調節移動する構成である。この支持枠56に装着した前プ−リ42aは、この支持枠56を介して前後調節移動することにより、移送ベルト42cを伸縮調節する構成である。又、葉移送装置35の支持枠59は調節具59bにより、前後調節移動する構成である。この支持枠59に装着した前プ−リ43aは、この支持枠59を介して前後移動することにより、移送ベルト43cを伸縮調節する構成である。
【0060】これにより、前記各タッピング移送装置34の前プ−リ42a,42a間の挾持力の弛みがなくなり、引継ぎが良好となり、移送性能をアップすることができる。
【0061】前記テンションプ−リ55、58の上外側面には、図18で示す如く防塵カバ−55b,58bを個別に設けた構成であり、この防塵カバ−55b,58bの中央部には、該各テンションプ−リ55、58内へ突出する折曲部を設け、この折曲部の内径部は各テンション軸55a,58aの外径部と略同じ径に形成した構成である。
【0062】これにより、防塵性能の向上を図ることができる。前記テンションプ−リ58、55は、図19〜図21で示す如く上下に2分割し、この分割した小外径部側には、円周の2箇所に凸部61aと、凹部61bとよりなる爪部61cを交互に設けた構成である。この上下2分割の該爪部61cを互に噛合させた構成である。
【0063】これにより、前記テンションプ−リ58、55はコスト低減が可能である。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成11年11月19日(1999.11.19)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−145403(P2001−145403A)
【公開日】 平成13年5月29日(2001.5.29)
【出願番号】 特願平11−330265