| 【発明の名称】 |
芝刈機 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡村 英澄
【氏名】小田 尚
【氏名】長谷川 哲
【氏名】中村 雅道
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| 【要約】 |
【課題】リール刃の交換作業を容易とする。
【解決手段】モータ3の回転をベルト32及びプーリ21を介してリール刃2に伝達しているとともにリール刃2がその回転軸20ごとフレーム10に対して着脱自在となっている芝刈機である。リール刃2側のプーリ21にベルト32で連結された駆動側のプーリ36の回転軸35からリール刃2の回転軸20までの距離よりも、上記駆動側のプーリ36の回転軸35からリール刃2の着脱方向におけるフレーム10の端部までの距離を短くする。リール刃2のフレーム10への固定を外せば、リール刃2を駆動側のプーリ36の回転軸35側に寄せることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 モータの回転をベルト及びプーリを介してリール刃に伝達しているとともにリール刃がその回転軸ごとフレームに対して着脱自在となっている芝刈機であって、リール刃側のプーリにベルトで連結された駆動側のプーリの回転軸からリール刃の回転軸までの距離よりも、上記駆動側のプーリの回転軸からリール刃の着脱方向におけるフレームの端部までの距離を短くしていることを特徴とする芝刈機。 【請求項2】 リール刃が下部に配されて下方がリール刃の着脱方向となっているフレームの下部寄りに、モータとリール刃との間に介在するプーリを配して、該プーリの回転軸からフレーム下端までの距離を、該プーリとリール刃側のプーリとの間の軸間距離よりも短くしていることを特徴とする請求項1記載の芝刈機。 【請求項3】 モータとリール刃との間に介在するプーリは、リール刃と固定刃との対向方向と直交する方向に位置させていることを特徴とする請求項2記載の芝刈機。 【請求項4】 ベルトがタイミングベルトであることを特徴とする請求項1または2または3記載の芝刈機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はリール刃を備えた芝刈機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】回転駆動されるリール刃を備えた芝刈機では、リール刃への回転動力の伝達を、図8に示すように、モータ3の出力軸30に設けたプーリ31と、リール刃の回転軸20に設けたプーリ21との間にベルト32を掛け渡すことで行っている。図中1は芝刈機本体、10はそのフレーム、11は前輪、12は後輪、4は固定刃、5はハンドルである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】芝刈機本体1をコンパクトにまとめて、芝刈り作業をしやすくするには、下部に配置しなくてはならないリール刃2の上方側にリール刃2の駆動用のモータ3を配置することになるが、この場合、リール刃2のメンテナンスや交換のためにリール刃2を取り外す時、ベルト32にかけているテンションに対向する力を加えなくてはならず、作業が困難である。 【0004】また、ベルト32にかけたテンションは、図9にも示すように、リール刃2を固定刃4から離す方向の力Fとして作用するために、リール刃2と固定刃4との隙間24は大きくなる傾向にある。 【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたものであって、その目的とするところはリール刃の交換作業が容易である芝刈機を提供するにあり、また他の目的とするところはリール刃と固定刃との隙間の管理が容易である芝刈機を提供するにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】しかして本発明は、モータの回転をベルト及びプーリを介してリール刃に伝達しているとともにリール刃がその回転軸ごとフレームに対して着脱自在となっている芝刈機であって、リール刃側のプーリにベルトで連結された駆動側のプーリの回転軸からリール刃の回転軸までの距離よりも、上記駆動側のプーリの回転軸からリール刃の着脱方向におけるフレームの端部までの距離を短くしていることに特徴を有している。リール刃のフレームへの固定を外せば、リール刃を駆動側のプーリの回転軸側に寄せることができるようにしたものである。 【0007】この時、リール刃が下部に配されて下方がリール刃の着脱方向となっているフレームの下部寄りに、モータとリール刃との間に介在するプーリを配して、該プーリの回転軸からフレーム下端までの距離を、該プーリとリール刃側のプーリとの間の軸間距離よりも短くすると、モータの配置を変更することなく、リール刃の着脱交換を容易とすることができる。 【0008】また、モータとリール刃との間に介在する上記プーリは、リール刃と固定刃との対向方向と直交する方向に位置させることで、ベルトにかけるテンションがリール刃と固定刃との隙間に及ぼす影響を小さくすることができる。 【0009】ベルトにはタイミングベルトを用いてもよい。 【0010】 【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に基づいて詳述すると、図1〜図5において、芝刈機本体1はその後部に集草篭6が着脱自在に取り付けられるもので、本体1の前端側の左右には前輪11が、後端側にはローラー状の後輪12が配設されており、本体1の上面側にはハンドル5が前後方向に回動自在に連結されている。 【0011】本体1内には駆動源であるモータ3と該モータ3によって回転駆動されるリール刃2、そしてリール刃2に接近配置された固定刃4が配設されている。フレーム10に固定された上記モータ3の出力軸30にはプーリ31が固着されており、同じくフレーム10に回転自在に取り付けられたリール刃2の回転軸20にもプーリ21が固着されているのであるが、ここでは両プーリ31,21を直接ベルトで連結するのではなく、フレーム10に軸35を介して回転自在に取り付けたプーリ36を設けて、上記プーリ31とプーリ36との間をベルト33で連結するとともに、プーリ36とプーリ21との間をベルト32で連結して、これらベルト33,32とプーリ31,36,21によってモータ3の回転がリール刃2に伝えられるようにしてある。図中37はこのベルト32,33による動力伝達部の下方側を覆っているカバーである。 【0012】上記固定刃4は、リール刃2に微小な隙間を介して対向するもので、フレーム10に後端が軸41で支持されている左右一対の調節アーム40,40間に取り付けられている。該調節アーム40はその前端側が調節ねじ42とばね43とによってフレーム10に取り付けられており、調節ねじ42を回して軸41を中心として調節アーム40を回動させることにより、リール刃2との間の隙間を調節することができるようになっている。 【0013】また、後輪12はフレーム10の所定位置に取り付けられているのに対して、左右一対の前輪11は回動板15を介してフレーム10に取り付けられており、回動板15から突設されて本体1上面側に突出している調節レバー16で回動板15を軸17を中心として回動させることで、フレーム10に対する前輪10の上下位置を変更することができるようになっており、このために芝の刈り高さを変更することができる。 【0014】リール刃2を回転駆動させれば、リール刃2と固定刃4との間で芝を切断することができるものであり、切断された芝はリール刃2の回転に伴って後方上部へと送られて集草篭6に入る。この時、リール刃2が螺旋状に形成されたブレードを周部に複数枚備えたものとして形成されている関係で、刈られた芝は集草篭6の一側に寄ってしまう傾向にあるが、ここではリール刃2から本体1の後端開口面(集草篭6の取り付け面)に至る空間に、上方側からガイド板19を配設して、芝の偏りを防ぐようにしてある。 【0015】そして、上記リール刃2であるが、この交換は図4に示すように、固定刃4を備えた調整アーム40を回動させて固定刃4をリール刃2の直下位置から退避させるとともにカバー47を外した後、図5に示すように、リール刃2の回転軸20を受けている軸受25のフレーム10への固定用の押さえ板17の固定用ビスを外して押さえ板17を取り外せば、リール刃2を回転軸20及び軸受25ごとフレーム10の下方側に抜き出すことができるものであり、この時、リール刃2のプーリ21にベルト32によって回転を伝えるプーリ36の軸35からフレーム10下端までの距離Lは、軸35と回転軸20との軸間距離Dよりもかなり短いものとなっているために、ベルト32に力を加えたりしなくても、フレーム10に邪魔されることなくベルト32に対するプーリ21の掛け外しを行うことができる。従って、リール刃2の交換を容易に行うことができるものである。 【0016】図6に他例を示す。これは軸35及びプーリ36をモータ3及びリール刃2の後方側で且つリール刃2と固定刃4との対向方向と直交する方向のところに配置したもので、軸35の位置がモータ3の位置より低く、このために上記のものと同様にリール刃2の交換を容易に行うことができることに加えて、リール刃2のプーリ21とプーリ35との間に働かせるベルト32のテンションによる力Fは、図7に示すように、リール刃2と固定刃4との隙間32の寸法をあまり大きくしてしまうことがなく、隙間32の管理が容易となる。 【0017】なお、ここではリール刃2の着脱をフレーム10の下方側に引き出して交換することを前提としたことから、軸35及びプーリ36を介在させることで、リール刃2のプーリ21とこれの駆動側のプーリ36との軸間距離よりも、駆動側のプーリ36の回転軸からフレーム10下端までの距離をかなり短くすることができるようにしたものを示したが、プーリ31とプーリ21とを直接ベルト32で接続する場合、フレーム10における軸20の固定部の前方側あるいは後方側にフレーム10下端までつながるとともに少し上方側に延びた溝を設ければ、軸受25の固定を外して溝の上端まで回転軸20を移動させることで、ベルト32に力を加えなくても、フレーム10に邪魔されることなくベルト32に対するプーリ21の掛け外しを行うことができる。 【0018】また、ベルト32としてタイミングベルトを用いると、スリップの無い駆動を行うことができるほか、プーリ21へのベルト32の嵌め込み深さを浅くすることができるために、プーリ21(回転軸20)を駆動側に少し寄せるだけで、ベルト32にテンションをかけることなくリール刃2の交換を行うことができる。 【0019】 【発明の効果】以上のように本発明においては、モータの回転をベルト及びプーリを介してリール刃に伝達しているとともにリール刃がその回転軸ごとフレームに対して着脱自在となっている芝刈機において、リール刃側のプーリにベルトで連結された駆動側のプーリの回転軸からリール刃の回転軸までの距離よりも、上記駆動側のプーリの回転軸からリール刃の着脱方向におけるフレームの端部までの距離を短くしているために、リール刃のフレームへの固定を外せば、リール刃を駆動側のプーリの回転軸側にフレームに邪魔されることなく寄せることができるものであり、このためにベルトを緩めた状態でリール刃の着脱を行うことができ、リール刃のメンテナンスや交換を容易に行えるものである。 【0020】この時、リール刃が下部に配されて下方がリール刃の着脱方向となっているフレームの下部寄りに、モータとリール刃との間に介在するプーリを配して、該プーリの回転軸からフレーム下端までの距離を、該プーリとリール刃側のプーリとの間の軸間距離よりも短くすると、モータの配置を変更することなく、リール刃の着脱交換を容易とすることができる。 【0021】また、モータとリール刃との間に介在する上記プーリは、リール刃と固定刃との対向方向と直交する方向に位置させることで、ベルトにかけるテンションがリール刃と固定刃との隙間を大きくする方向に作用することがなくて、隙間の管理が容易となる。 【0022】そして、ベルトにタイミングベルトを用いれば、スリップの無い駆動を行うことができるとともに、ベルトのプーリへのはめ込み深さを浅くすることができるために、プーリのベルトに対する掛け外しが容易となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月10日(1999.11.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−128529(P2001−128529A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月15日(2001.5.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−319854 |
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