| 【発明の名称】 |
バリカン式草刈機のバリカン刃 |
| 【発明者】 |
【氏名】松浦 卓司
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| 【要約】 |
【課題】切断性能の維持の長期化図り、工具経済が結果としてプラスとなるバリカン刃を提供する。
【解決手段】基材15に凸形の刃体16を複数突出させたものを摺動可能に二枚重ねたバリカン式草刈機のバリカン刃において、刃体の切断部を超硬材17とした。超硬材を適宜形状の超硬チップとし、超硬チップを本体にロウ付けもしくはカム式クランプで止め付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基材に凸形の刃体を複数突出させたものを摺動可能に二枚重ねたバリカン式草刈機のバリカン刃において、刃体の切断部を超硬材としたことを特徴とするバリカン式草刈機のバリカン刃。 【請求項2】 超硬材を適宜形状の超硬チップとし、超硬チップを刃体にロウ付けしてなる請求項1に記載のバリカン式草刈機のバリカン刃。 【請求項3】 超硬チップを刃体にカム式クランプで止め付けてなる請求項1に記載のバリカン式草刈機のバリカン刃。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、バリカン式草刈機のバリカン刃に関するものである。 【0002】 【従来の技術】基材に凸形の刃体を複数突出させたバリカン刃は周知であり、草刈機を始めとする種々の切断装置に使用されている。ところが、従来のバリカン刈刃は、ハイス(高速度鋼)で製作されており、所定時間使用すると、磨耗して切れ味を低下させていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】切れ味が低下したバリカン刃は、研削して再度鋭利にする必要があるが、バリカン刃の刃体は数多く設けられているから、研削作業も大変である。加えて、バリカン刃の研削にはある程度の熟練を要するから、一般ユーザーは、一度磨耗したバリカン刃は、そのまま遺棄することが多かった。特に、バリカン式草刈機では、バリカン刃は土を噛み込むから、磨耗は極めて早く到来していた。 【0004】本発明は、このような事情に鑑みて案出されたものであり、刃体の切断部に超硬材を使用してその切断性能の維持の長期化を図ったものである。従来、ロータリ刃には超硬材を使用したものがあったが、バリカン刃には何故か見られなかったが、上記したような事情がその理由であろう。 【0005】 【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明は、基材に凸形の刃体を複数突出させたものを摺動可能に二枚重ねたバリカン式草刈機のバリカン刃において、刃体の切断部を超硬材としたことを特徴とするバリカン式草刈機のバリカン刃を提供したものである。 【0006】以上の手段により、切れ味低下までの時間が長くなるから、イニシャルコストは高いものの、工具経済にとってプラスとなる。特に、バリカン式草刈機では、バリカン刃が地上低い位置に設定されて二枚の刃で土や砂を噛み込むから、その寿命が短かったのであるが、超硬材により長寿命化が果たせ、結果的にはプラスとなる。尚、超硬材の取付け態様としては、適当形状の超硬チップを採用してこれを刃体にロウ付けする方法、超硬チップを刃体にカム式クランプで止め付ける方法とが一般的である。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図2は本発明に係るバリカン刃を装着したバリカン式草刈機の主要部の平面図、図3はその縦断面図、図4はバリカン刃の部分の横断面図、図5はバリカン式草刈機の全体図であるが、このバリカン式草刈機は、伝動管兼基体である操作杆1の先端(下端)にクランクケース2を取り付けたものである。 【0008】クランクケース2の基部には、伝動軸3が軸装されており、操作杆1の基端に設けられる原動機20の動力を操作杆1の内部に挿通される駆動軸4によってベベルギア機構5を介して伝動軸3に伝えるようにしてある(操作杆1の途中には操縦用のハンドル21が取り付けられ、肩掛け紐22で肩から吊るされる)。尚、バリカン式草刈機には、図6で示されるように、原動機20を負い子23に載せて背中に背負い、フレキシブルの駆動構造24で操作杆1の基端に導くものもあるが、本発明は、このようなバリカン式草刈機にも適用されるのは言うまでもない。 【0009】クランクケース2の中央部には、クランクロッド6を係着するクランク7が収容されており、伝動軸3に伝えられた動力は、ギア機構8を介してクランク7を回転させ、クランクロッド6を往復動させる。クランクケース2の先端からはバリカン刃9が突出しており、バリカン刃9の根元側はクランクロッド6とピン10で枢着されている。これにより、クランクロッド6の往復動は、バリカン刃9の往復動に変換される。 【0010】以上のクランクロッド6とバリカン刃9の組は上下に二個設けられており、各クランクロッド6は、クランク7の対称位置に設けられる二カ所の偏心部位に連結されている。従って、クランク6の回転に伴ってバリカン刃9は互いに正反対の方向に往復動することになる。 【0011】二枚のバリカン刃9は、往復動を阻害しない隙間を保って離れないように重合させられている。具体的には、バリカン刃9の中央部に相当数の長手方向の長孔11があけられており(往復動するから)、この長孔11の中にボルト12を通し、上側のバリカン刃9の上に押え板13を重ねてナット14で締めて固定している。この場合、ボルト12とナット14の締め具合を調整することで、前記した隙間の調整を図っている。 【0012】ここで、バリカン刃9は、細長い基材15にその軸線と直角方向に凸形(台形)をした刃体16を複数個適当ピッチで突出させたものであり、刃体16は、基材15の両側に各々のピッチを半分ずつずらせて突出させてある。刃体16の周縁にはエッジが形成されているが、上方のものは上面にエッジ(すくい面)が、下方のものは下面にエッジが形成されるものである。但し、上下裏返して使用できるから、同一の形状のものを共用できる。 【0013】図1は本発明に係るバリカン刃9の平面図であるが、本発明は、以上のバリカン刃9の刃体16の切断部(周縁)を超硬材17としたものである。刃体16すべてを超硬材17としてもよいが、コストと脆さの解消を考慮して切断に関与する刃体16の切断部(周縁)に適当形状をしたチップ状の超硬チップ17を取り付けるものの方が効果的である。超硬チップ17の取付けには種々の方法があるが、銀蝋等で溶着するロウ付けが一般的である。この他、図7に示すように、カム18を刃体16の台金となる部分に埋設し、これで超硬チップ17を締め付けて固定するカム式クランプ19に依ってもよい。 【0014】 【発明の効果】以上、本発明によると、イニシャルコストは高いものの、切れ味低下までの時間が長くなるから、工具経済にとって結局はプラスとなる。特に、この刃をバリカン式草刈機機に適用すれば、バリカン式草刈機では、バリカン刃が地上低い位置に設定されて土や砂を噛むから、その寿命が短かったのであるが、超硬材により長寿命化が果たせ、結果的にはプラスとなる。。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000134981 【氏名又は名称】株式会社ニッカリ 【識別番号】599154696 【氏名又は名称】株式会社源平刃物工場 【識別番号】599154700 【氏名又は名称】株式会社日光製作所
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| 【出願日】 |
平成11年11月2日(1999.11.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088993 【弁理士】 【氏名又は名称】板野 嘉男
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| 【公開番号】 |
特開2001−128525(P2001−128525A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月15日(2001.5.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−311886 |
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