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【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】岩居 晴男

【氏名】寺尾 国一

【氏名】小郷 浩行

【氏名】林 順二

【氏名】久保 誠二

【要約】 【課題】刈取部(8)への既存の伝動形態及びその周辺構造を変更することなく刈取部(8)への伝動経路に刈取変速機を組込めるようにして、高速作業に対応した刈取性能を得る。

【解決手段】高低の歯車対(105)(106)を常時噛合わせて刈取部(8)への出力軸(96)上で空回りさせておき、前記出力軸(96)とともに回転するクラッチ(114)をいずれかの歯車(105)或いは(106)に結合させて伝動を行う刈取変速機(77)を備え、該刈取変速機(77)を脱穀部(4)の前壁に枢支する揺動選別盤駆動軸(76)の入力側端部に組込む。唐箕軸(85)からの入力軸(95)は前記出力軸(96)の外周に設けて一方の歯車(105)と常時結合させておき、また他方の歯車(106)と前記揺動選別盤駆動軸(76)を常時結合させておくことによって、刈取部(8)と揺動選別盤駆動軸(76)への伝動を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 高低の歯車対を常時噛合わせて刈取部への出力軸上で空回りさせておき、前記出力軸とともに回転するクラッチをいずれかの歯車に結合させて伝動を行う刈取変速機を備え、該刈取変速機を脱穀部の前壁に枢支する揺動選別盤駆動軸の入力側端部に組込む構造において、唐箕軸からの入力軸を前記出力軸の外周に設けて一方の歯車と常時結合させておき、また他方の歯車と前記揺動選別盤駆動軸を常時結合させておくことによって、刈取部と揺動選別盤駆動軸への伝動を行うことを特徴とするコンバイン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場の穀稈を連続的に刈取って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2条刈り等小型のコンバインにおいては、脱穀部の前壁に枢支する揺動選別盤駆動軸の右側端部に唐箕軸からの入力プーリと刈取部への出力プーリを設けて、刈取部と揺動選別盤駆動軸への伝動を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、操向操作をレバー操作ではなく自動車と同様に丸ハンドル操作で行うコンバインが開発されて作業の高速化が図られており、その高速作業に対応する刈取性能を得るには、上記のような刈取部への伝動経路にも刈取変速機を組込むことが必要である。しかしながら、唐箕軸から揺動選別盤駆動軸への伝動経路とは別に刈取変速機への伝動経路を新たに追加することは、コスト面ばかりでなく伝動経路を追加するスペースがほとんどないため実施できない。また刈取変速機を揺動選別盤駆動軸の入力部に組込み、刈取変速機から刈取部と揺動選別盤駆動軸に伝動する場合、唐箕軸からの伝動経路は1経統で済むが、揺動選別盤駆動軸へ一定速度の回転を出力しながら刈取部への出力回転速度を変更する必要があるため、刈取変速機内部の伝動構造が複雑になり、コスト面ばかりでなく刈取変速機自体が大きくなってしまいスペース的に組込み得ない。
【0004】本発明は、従来の刈取部への既存の伝動形態及びその周辺構造を変更することなく刈取部への伝動経路に刈取変速機を組込めるようにして、高速作業に対応した刈取性能を得ることができるコンバインを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明のコンバインは、高低の歯車対を常時噛合わせて刈取部への出力軸上で空回りさせておき、前記出力軸とともに回転するクラッチをいずれかの歯車に結合させて伝動を行う刈取変速機を備え、該刈取変速機を脱穀部の前壁に枢支する揺動選別盤駆動軸の入力側端部に組込む構造において、唐箕軸からの入力軸を前記出力軸の外周に設けて一方の歯車と常時結合させておき、また他方の歯車と前記揺動選別盤駆動軸を常時結合させておくことによって、刈取部と揺動選別盤駆動軸への伝動を行う。従って、揺動選別盤駆動軸の入力側端部で同一軸芯上に唐箕軸からの入力プーリと刈取部への出力プーリを設けることができて既存の伝動形態を保持でき、また刈取変速機自体も2軸構造にして小型コンパクトに構成できて揺動選別盤駆動軸の入力側端部に既存の周辺構造を変更することなく刈取変速機を組込むことができ、揺動選別盤駆動軸へ一定速度の回転を出力しながら刈取部への出力回転速度を変更でき、高速作業に対応した刈取性能が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は刈取変速機の断面図、図2はコンバイン全体の左側面図、図3は同右側面図、図4は同平面図、図5は同正面図であり、図中(1)は左右一対の走行クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設するシャーシフレーム、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内蔵する脱穀部、(8)は前記脱穀部(4)の前方に装備する2条用の刈取部、(9)は排藁チェン(10)及び排藁タイン(11)終端を臨ませる排藁処理部、(12)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(13)を介して搬入する穀粒タンク、(14)は前記タンク(12)の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、(15)は運転席(16)の前側にステアリングコラム(17)を介して丸形の操向ハンドル(18)を装備するとともに前記運転席(16)の左側のサイドコラム(19)に主変速レバー(20),副変速レバー(21),脱穀クラッチレバー(22),刈取クラッチレバー(23)並びに刈取変速レバー(24)等を配設する運転操作部、(25)は前記運転席(16)の下側に設けるエンジン、(26)は直進用HST(27)と旋回用HST(28)とを入力部に備えるミッションであり、圃場を移動しながら連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0007】図6乃至図9にも示す如く、前記刈取部(8)は、刈取る穀稈を前端の分草板(29)で未刈穀稈と分離するとともに分草板(29)の後部に立設させる左右引起ケース(30)まで刈取る穀稈を誘導し、左右引起ケース(30)の引起タイン(31)で倒伏した穀稈を起立させるとともに左右引起ケース(30)後部のバリカン型の刈刃(32)で穀稈の稈元が切断されるまで穂先側を支持し、刈取穀稈を前記左右引起ケース(30)後部の左右スターホイル(33)及び突起付きの左右掻込ベルト(34)で、縦搬送チェン(35)及びタイン付き上部搬送チェン(36)の送り始端側に掻込み、稈元側を縦搬送チェン(35)で挟持し、穂先側を上部搬送チェン(36)で係止しながら刈取穀稈を脱穀部(4)まで搬送し、前記縦搬送チェン(35)の送り終端側に送り始端側を臨ませる前記フィードチェン(5)に刈取穀稈の稈元側を受継がせ、穂先側を扱口(37)から前記扱胴(6)を内装する扱室(38)供給するように構成している。
【0008】前記左右引起ケース(30)からなる引起装置と前記左右スターホイル(33)及び左右掻込ベルト(34)からなる掻込装置と前記刈刃(32)からなる切断装置で構成される前処理装置は、刈取部(8)の下部に機体左右方向水平に横架される横伝動軸ケース(39)に刈取フレーム(40)を介して支持されている。前記横伝動軸ケース(39)はこれと平行な横支持杆(41)に左右一対の平行リンク(42)を介して連結されていて、平行リンク(42)の左右回動によって前処理装置が左右にスライド可能となっており、前記横支持杆(41)は、刈取部(8)の最後部で機体左右方向水平に横架される刈取入力軸ケース(43)から前方下向きに突出固定された縦支持杆(44)の下端に一体連結されている。前記刈取入力軸ケース(43)は機台(3)から脱穀部(4)の前面側に立設固定した左右の軸受台(45)に機体左右方向水平軸回りに回動自在に支持されていて、前記縦支持杆(44)と機台(3)間に張架する油圧シリンダ(46)の伸縮によって刈取入力軸ケース(43)を支点に前処理装置が昇降可能となっている。
【0009】前記刈取入力軸ケース(43)には刈取入力軸(47)が内挿され、刈取入力軸ケース(43)の右側端部から突出させる前記刈取入力軸(47)の右側端部に刈取入力プーリ(48)が軸支されており、刈取入力プーリ(48)に刈取部(8)の各部を駆動する動力が伝達されるもので、刈取入力軸ケース(43)の中間部に後端部を縦軸回りに回動自在に枢支させて前方に延設させる伸縮自在な揺動伝動軸ケース(49)を設け、また前記横伝動軸ケース(39)の左右端部に固設する左右下部ギヤケース(50)と前記左右引起ケース(30)の背面側上部に固設する左右上部ギヤケース(51)との間に左右引起伝動ケース(52)を立設固定し、前記揺動伝動軸ケース(49)の前端を右引起伝動ケース(52)の上部に組込む入力ギヤケース(53)に連結させるとともに、前記刈取入力軸(47)と前記揺動伝動軸ケース(49)に内挿する揺動伝動軸(54)とを揺動伝動軸ケース(49)の回動軸芯上に設ける縦伝動軸(55)及び傘歯車を介して連動連結させ、揺動伝動軸ケース(49)及び揺動伝動軸(54)を前処理装置の左右スライドに追従して縦伝動軸(55)を中心に左右に揺動させることにより、前処理装置に左右どちらのスライド位置においても動力伝達が可能となっている。
【0010】また、前記前処理装置において、右引起伝動ケース(52)の上部に内挿する右引起上部伝動軸(56)の上端と右引起ケース(30)のタインチェン駆動スプロケット(57)を設ける右引起駆動軸(58)とを傘歯車を介して連動連結させ、前記右引起上部伝動軸(56)の下端と右引起伝動ケース(52)の下部に内挿するの右引起下部伝動軸(59)の上端とを右引起伝動ケース(52)の中間部に組込むギヤケース(60)の歯車郡を介して連動連結させ、前記右引起下部伝動軸(59)の下端と横伝動軸ケース(39)に内挿する横伝動軸(61)の右端とを傘歯車を介して連動連結させ、前記横伝動軸(61)の左端と左引起伝動ケース(52)に内挿するの左引起伝動軸(62)の下端とを連動連結させ、前記左引起伝動軸(62)の上端と左引起ケース(30)のタインチェン駆動スプロケット(63)を設ける左引起駆動軸(64)とを傘歯車を介して連動連結させ、さらに前記右下部ギヤケース(50)の内側で横伝動軸ケース(39)から前方に一体延出する駆動ケース(65)に刈刃駆動軸(66)を設け、前記刈刃駆動軸(66)の中間部を右スターホイル(33)及び突起付きの左右掻込ベルト(34)の駆動軸(67)にウォーム及びウォームホイルを介して連動連結させており、前記右引起上部伝動軸(56)に揺動伝動軸(54)の前端を入力ギヤケース(53)の傘歯車を介して連動連結して動力伝達することによって、前処理装置の引起装置及び掻込装置及び切断装置への伝動が行われるように構成している。
【0011】前記縦搬送チェン(35)と上部搬送チェン(36)からなる穀稈搬送装置は、刈取入力軸ケース(43)の左側端部にこれと同一軸芯上で回動自在に嵌合する駆動ケース(68)に後部が支持され、中間部が前記揺動伝動軸ケース(49)に図示しない扱深調節機構を介して連結された支持パイプ(69)に支持され、前処理装置の昇降に追従して穀稈搬送装置を刈取入力軸ケース(43)を中心に昇降させ、また前処理装置とは別に穀稈搬送装置を刈取入力軸ケース(43)を中心に上下に揺動させる扱深調節動作を行わせるように構成している。前記駆動ケース(68)には、刈取入力軸(47)の左端に傘歯車を介して連動連結された駆動軸(70)が略上下方向に軸支され、前記駆動軸(70)の下端に前記縦搬送チェン駆動スプロケット(71)が設けられるとともに上端に上部搬送チェン駆動スプロケット(72)が設けられて、縦搬送チェン(35)と上部搬送チェン(36)への伝動が行われるもので、縦搬送チェン(35)と上部搬送チェン(36)は前処理装置の左右スライドに追従して前記駆動軸(70)を中心に左右回動可能となっている。
【0012】前記脱穀部(4)は扱胴(6)及び処理胴(7)の他、揺動選別盤(73)及び唐箕(74)等を備え、脱穀部(4)の右側壁前上部に脱穀入力ケース(75)を設け、また直前に左右の前記軸受台(45)が立ち上げられる脱穀部(4)の前壁下部に機体左右方向水平に枢支した揺動選別盤駆動軸(76)の右側端部に刈取変速機(77)を組込むとともに前記刈取変速機(77)を脱穀部(4)の前壁に固定支持するもので、前記エンジン(25)の出力軸(78)と前記脱穀入力ケース(75)の脱穀入力軸(79)とを出入力プーリ(80)(81),伝動ベルト(82)並びにテンションローラである脱穀クラッチ(83)を介して連動連結させ、前記脱穀入力軸(76)に傘歯車を介して連動連結させる胴駆動軸(84)から扱胴(6)及び処理胴(7)への伝動を行っている。また前記脱穀入力軸(76)と唐箕軸(85)の右端部とを出入力プーリ(86)(87),伝動ベルト(88)並びにテンションローラ(89)を介して連動連結させ、前記唐箕軸(85)から前記刈取変速機(77)に動力を伝達して、刈取変速機(77)から前記刈取部(8)と揺動選別盤駆動軸(76)への伝動を行うように構成している。前記揺動選別盤駆動軸(76)の右端側はフィードチェン駆動スプロケット(90)を設けるフィードチェン駆動軸(91)にフィードチェン駆動ケース(92)の平歯車対を介して連動連結されている。
【0013】前記エンジン(25)の出力軸(78)を前記直進用HST(27)の油圧ポンプ入力軸(93)とベルト伝動で連動連結させるとともに前記直進用HST(27)の油圧ポンプ入力軸(93)を旋回用HST(28)の油圧ポンプ入力軸(94)とベルト伝動で連動連結させ、前記直進用HST(27)及び旋回用HST(28)の各油圧モータを適宜駆動させて動力をミッション(26)に伝達させ、左右の前記走行クローラ(2)を同一回転方向で同一回転速度で駆動する機体の前後方向直進走行及び左右の前記走行クローラ(2)を逆方向に駆動する左或いは右旋回及び左右の前記走行クローラ(2)を同一回転方向で異なる回転速度で駆動する進路修正を行わせるように構成している。
【0014】図1に示す如く、前記刈取変速機(77)は、前記唐箕軸(85)からの入力軸(95)と刈取部(8)への出力軸(96)とを二重軸構造に形成して、これら入力軸(95)と出力軸(96)とを前記揺動選別盤駆動軸(76)の右側端部(入力側端部)で同一軸芯上に設け、外側の中空状の前記入力軸(95)を刈取変速機(77)のケーシング(97)に回転自在に軸受けし、ケーシング(97)の右外側に突出させる前記入力軸(95)の右側端部に入力プーリ(98)を一体に設け、前記唐箕軸(85)に入力軸(95)を出入力プーリ(99)(98),伝動ベルト(100)並びにテンションローラ(101)を介して連動連結させ、内側の前記出力軸(96)を前記入力軸(95)の中空に回転自在に軸受けし、ケーシング(97)の右外側に前記入力軸(95)の右側端部から突出させる出力軸(96)の右側端部に出力プーリ(102)を一体に設け、前記刈取入力軸(47)に出力軸(96)を出入力プーリ(102)(48),伝動ベルト(103)並びにテンションローラである刈取クラッチ(104)を介して連動連結させている。
【0015】そして、前記出力軸(96)上に小径の高速歯車(105)と大径の低速歯車(106)とをそれぞれ回転自在に軸支させ、前記出力軸(96)と平行にケーシング(97)に回転自在に軸受けさせた伝動軸(107)上に前記高速歯車(105)に常時噛合わせる大径の伝動歯車(108)と前記低速歯車(106)に常時噛合わせる小径の伝動歯車(109)とを一体に軸支させ、また高速歯車(105)と低速歯車(106)との間の前記出力軸(96)上にスプライン(110)を介して嵌合するクラッチ輪(111)と、前記クラッチ輪(111)と高速歯車(105)との相対向する面に固設する一対の高速側クラッチ爪(112)と、前記クラッチ輪(111)と低速歯車(106)との相対向する面に固設する一対の低速側クラッチ爪(113)とで変速クラッチ(114)を形成し、さらに前記出力軸(96)の中間部に回転自在に軸支させた前記高速歯車(105)を前記入力軸(95)の左端部に一対の常時噛合い爪(115)を介して常時結合させる一方、前記出力軸(96)の左端部に回転自在に軸支させた前記低速歯車(106)のボス部(116)をケーシング(97)の左外側まで延設させてボス部(116)の外面をケーシング(97)に回転自在に軸受けさせ、前記揺動選別盤駆動軸(76)の右端部をケーシング(97)の左側からボス部(116)に挿入させ、揺動選別盤駆動軸(76)の右端部外面をボス部(116)の内面にスプライン(117)で常時結合させるもので、一対の高速歯車(105)と低速歯車(106)とを常時噛合わせ、且つ、唐箕軸(85)からの前記入力軸(95)を高速歯車(105)と常時結合させて、これら高低の歯車対(105)(106)を刈取部(8)への出力軸(96)上で空回りさせておき、前記出力軸(96)とともに回転する変速クラッチ(114)のクラッチ輪(111)を高速側クラッチ爪(112)或いは低速側クラッチ爪(113)を介していずれかの歯車(105)或いは(106)に択一的に結合させることによって、刈取部(8)の刈取入力軸(47)に伝える回転の回転速度を高低2段に切換える一方、前記低速歯車(106)と揺動選別盤駆動軸(76)を常時結合させておくことによって、前記刈取変速にかかわらず揺動選別盤駆動軸(76)に常に一定速度の回転を伝えるように構成している。
【0016】尚、前記変速クラッチ(114)のクラッチシフター(118)を前記刈取変速レバー(24)にワイヤー(119)を介して連結させている。
【0017】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明のコンバインは、高低の歯車対(105)(106)を常時噛合わせて刈取部(8)への出力軸(96)上で空回りさせておき、前記出力軸(96)とともに回転するクラッチ(114)をいずれかの歯車(105)或いは(106)に結合させて伝動を行う刈取変速機(77)を備え、該刈取変速機(77)を脱穀部(4)の前壁に枢支する揺動選別盤駆動軸(76)の入力側端部に組込む構造において、唐箕軸(85)からの入力軸(95)を前記出力軸(96)の外周に設けて一方の歯車(105)と常時結合させておき、また他方の歯車(106)と前記揺動選別盤駆動軸(76)を常時結合させておくことによって、刈取部(8)と揺動選別盤駆動軸(76)への伝動を行うもので、揺動選別盤駆動軸(76)の入力側端部で同一軸芯上に唐箕軸(85)からの入力プーリ(98)と刈取部(8)への出力プーリ(102)を設けることができて既存の伝動形態を保持でき、また刈取変速機(77)自体も2軸構造にして小型コンパクトに構成できて揺動選別盤駆動軸(76)の入力側端部に既存の周辺構造を変更することなく刈取変速機(77)を組込むことができ、揺動選別盤駆動軸(76)へ一定速度の回転を出力しながら刈取部(8)への出力回転速度を変更でき、高速作業に対応した刈取性能を得ることができる顕著な効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】000005164
【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
【出願日】 平成11年10月7日(1999.10.7)
【代理人】 【識別番号】100062270
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 忠治
【公開番号】 特開2001−103828(P2001−103828A)
【公開日】 平成13年4月17日(2001.4.17)
【出願番号】 特願平11−286222