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【発明の名称】 コンバインの振動制御装置
【発明者】 【氏名】黒河 雅博

【氏名】白方 幹也

【氏名】西崎 宏

【要約】 【課題】従来の防振装置は、発生した振動を如何に吸収してオペレ−タや搭載機器への伝播を少なくし、振動の弊害をなくするかの対策に過ぎず、振動源に対して発生を未然に防止する技術手段ではないところに課題があった。

【解決手段】本発明は、コンバイン1の車体フレ−ム2に、振動アクチュエ−タ3が装備されたマウント部材4を介して脱穀装置5を搭載する。該脱穀装置5の脱穀・選別作動に起因する振動を検出する振動検出手段6を、前記車体フレ−ム2のマウント部材4の近傍に設ける。前記振動検出手段6から入力された検出情報に基づき前記振動アクチュエ−タ3に制御信号を出力する制御手段7を装備して構成したコンバインの振動制御装置とした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コンバイン1の車体フレ−ム2に、振動アクチュエ−タ3が装備されたマウント部材4を介して、脱穀装置5が搭載され、該脱穀装置5の脱穀・選別作動に起因する振動を検出する振動検出手段6が、前記車体フレ−ム2のマウント部材4の近傍に設けられ、前記振動検出手段6から入力された検出情報に基づき前記振動アクチュエ−タ3に制御信号を出力する制御手段7が装備されたコンバインの振動制御装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの振動制御装置に関するもので、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインは、例えば、エンジンや脱穀装置をゴム素材のマウント部材を用いて車体フレ−ムに搭載し、又、走行用のクロ−ラにはゴムクロ−ラを使用し、操縦座席には、振動吸収マット等からなる座席シ−トを使用して車体振動を防振、軽減し、オペレ−タの居住性を向上する技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の防振装置は、いずれも発生した振動を如何に吸収してオペレ−タや搭載機器への伝播を少なくし、振動の弊害をなくするかの対策に過ぎず、振動源に対して発生を未然に防止する技術手段ではないところに課題があった。
【0004】このような従来技術では、オペレ−タの操縦座席における居住性の向上は、限度があり、振動源、例えば、車体フレ−ムに搭載されている脱穀装置の振動の発生を元から取り除く技術が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。すなわち、コンバイン1の車体フレ−ム2に、振動アクチュエ−タ3が装備されたマウント部材4を介して脱穀装置5が搭載され、該脱穀装置5の脱穀・選別作動に起因する振動を検出する振動検出手段6が、前記車体フレ−ム2のマウント部材4の近傍に設けられ、前記振動検出手段6から入力された検出情報に基づき前記振動アクチュエ−タ3に制御信号を出力する制御手段7が装備されたコンバインの振動制御装置である。
【0006】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されているから、脱穀装置の振動に起因して車体フレ−ムに伝播する振動を、自動的に低減することができ、オペレ−タの居住性を向上すると共に、搭載機器、その他への振動による弊害を未然に防止する効果を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。まず、コンバイン1は、図2に示すように、車体フレ−ム2上にマウント部材4を介して脱穀装置5を搭載して設け、その車体フレ−ム2の前部には刈取前処理装置10を昇降自由に連結して構成している。そして、脱穀装置5は、従来から公知のように、上側に扱室を配置して設け、その下側に選別室を設けて前記刈取前処理装置10から供給された穀稈を脱穀・選別する構成としている。
【0008】そして、刈取前処理装置10は、車体フレ−ム2の前部に設けた刈取懸架台18(図7参照)から前部下方に延長した刈取フレ−ム11に、前側から分草杆12、穀稈引起し装置、刈取装置13、穀稈搬送装置を設け、圃場の穀稈を刈り取って後方の脱穀装置10へ搬送して供給する構成としている。
【0009】そして、操縦座席14は、図2に示すように、車体フレ−ム2の前部で高い位置に設け、オペレ−タが座ってコンバイン1の運転ができるように、各操作機構を集中して配置した構成としている。そして、操縦座席14は、図3および図4に示すように、車体側の取付機枠15(車体フ−レム2側)とシ−ト枠16(操縦座席14側)との間にマウント部材4aを設けて支持する構成としている。
【0010】そして、操縦座席14は、図5に示す実施例の場合、脱穀装置5と接続するエンジンル−ム機枠17を介して設けられているが、この構成において、脱穀装置5とエンジンル−ム機枠17との間にマウント部材4bを設けた構成としている。
【0011】つぎに、操縦座席14は、図6に示す実施例の場合、一体に接続されているエンジンル−ム機枠17と共に、車体フレ−ム2との間にマウント部材4cを介装して取り付けた構成としている。
【0012】そして、刈取懸架台18は、図7に示す実施例の場合、車体フレ−ム2側との間にマウント部材4dを介装して構成している。そして、前述した刈取フレ−ム11は、図7で解るように、刈取懸架台18上に回動自由に取り付けて刈取前処理装置10を昇降可能に支持した構成としている。
【0013】そして、グレンタンク19は、図8に示す実施例の場合、車体フレ−ム2との間にマウント部材4eを介装して搭載し、脱穀装置5で脱穀・選別した穀粒を貯留してまとめ、満杯に達すると機外(例えば、農道に待機させたトラックのタンク等)に排出できる構成としている。20は穀粒排出オ−ガである。
【0014】つぎに、揺動選別棚21は、図9に示すように、選別上手側から移送棚22、チャフシ−ブ23、ストロ−ラック24を設け、下側にグレンシ−ブ25を設けて構成し、揺動可能に吊持して設けている。そして、揺動選別棚21は、図9に示す実施例の場合、揺動ア−ム26を介して脱穀装置5の機体27に支持しているが、その揺動ア−ム26と機体27との間にマウント部材4fを介装して構成している。なお、28は偏芯カムである。
【0015】以上述べた各マウント部材4、4a、4b、4c、4d、4e、4fは、それぞれ振動アクチュエ−タ3、3a、3b、3c、3d、3e、3fを装備した特殊な緩衝機構に構成している。すなわち、各振動アクチュエ−タ3、3a、3b、3c、3d、3e、3fは、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タで構成し、図2に示す本発明の実施例のように、脱穀装置5の振動と同期した振動をマウント部材4に与えることによって車体フレ−ム2側への振動伝播を阻止できる構成にしている。
【0016】そして、振動センサ(「振動検出手段」に相当する)6は、図2に示すように、脱穀装置5の駆動回転に伴って発生する振動を、車体フレ−ム2側で検出するように、前記マウント部材4の近くに設けている。このようにして、各振動センサ6a、6b、6c、6d、6e、6fは、各図の実施例に示すように、振動が伝播する側において、各マウント部材4a、4b、4c、4d、4e、4fの近くに設け、上記マウント部材を介して伝わる振動を検出する構成にしている。
【0017】なお、29はクロ−ラであって、ゴムを素材として成型加工されており、推進力と緩衝機能を有する構成としている。つぎに、マイクロコンピュ−タを利用したコントロ−ラ(「制御手段」に相当する)7について説明する。
【0018】まず、コントロ−ラ7は、図1に示すように、入力側に各振動センサ6、6a、6b、6c、6d、6e、6fと脱穀クラッチスイッチ30とをそれぞれ接続している。更に、コントロ−ラ7は、その出力側に、各振動アクチュエ−タ3、3a、3b、3c、3d、3e、3fをそれぞれ接続し、出力する制御信号に基づいて制御作動ができる構成としている。
【0019】そして、コントロ−ラ7は、予め設定した制御モ−ド及び基準とする各種のデ−タ−を入力して記憶させており、これらの予め設定している基準情報と前記各センサ−から入力される検出情報とに基づいて比較演算しながら制御信号を出力する構成としている。
【0020】つぎにその作用について説明する。まず、刈取脱穀作業を行なう場合、エンジンを始動した後、回転各部を駆動しながら、脱穀クラッチを入り操作すると、関連して脱穀クラッチスイッチ30が入力されてコントロ−ラ7が作動状態に立上り作業の準備が完了する。
【0021】そして、コンバイン1は、前進させて刈取装置13によって刈り取った穀稈を穀稈搬送装置によって脱穀装置5まで搬送して供給する。このようにして、脱穀装置5は、穀稈が連続的に供給されると、上側の扱室において脱穀した脱穀物を下側の選別室に供給して選別作用を行い、精選した穀粒をグレンタンク19に搬送して貯留する。
【0022】このようにして、コンバイン1は、刈取・脱穀・選別の一連の連続した作業を行なっているが、そのときの振動制御について、図1および図2に基づいて説明する。
【0023】まず、オペレ−タは、操縦座席14に座った状態で、連続的に作業を続けていると、脱穀装置5からマウント部材4を介して車体フレ−ム2に伝播して来る振動を振動センサ6が検出し、その検出情報がコントロ−ラ7に入力される。すると、コントロ−ラ7は、入力された検出情報に基づいて制御処理を行って、振動アクチュエ−タ3に制御信号を出力する。このとき、振動アクチュエ−タ3は、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タであるから、上記制御信号を受けると、脱穀装置5の振動と同期した振動をマウント部材4に与える。このように、振動アクチュエ−タ3は、制御信号に基づいて振動し層厚が微妙に変動することにより、マウント部材4の振動吸収を大幅に増大することができる。
【0024】したがって、脱穀装置5の振動は、車体フレ−ム2側への伝播が著しく減少する結果になるものである。つぎに、図3乃至図9に各実施例の作用についてまとめて説明する。
【0025】まず、図1に示す制御機構に示すように、各振動センサ6a、6b、6c、6d、6e、6fが、それぞれマウント部材4a、4b、4c、4d、4e、4fを経由して伝播されて来る振動をすぐ近くで検出し、その各検出情報がコントロ−ラ7に入力される。すると、コントロ−ラ7は、入力された検出情報に基づいて制御処理を行って、各振動アクチュエ−タ3a、3b、3c……に制御信号を出力する。このとき、振動アクチュエ−タ3a、3b、3c……は、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タであるから、上記制御信号を受けると、振動を伝える側の振動と同期した振動をマウント部材4a、4b、4c……に与える。このように、振動アクチュエ−タ3a、3b、3c……は、制御信号に基づいて振動し層厚が微妙に変動することにより、マウント部材4a、4b、4c……の振動吸収を大幅に増大することになる。
【0026】以上述べたように、本案の振動アクチュエ−タ3は、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タであって、制御信号を受けると、振動で層厚が微妙に変動してマウント部材4の振動吸収を大幅に増大する特徴がある。したがって、脱穀装置5は、車体フレ−ム2側への振動の伝播が著しく減少され、オペレ−タの居住性を向上する共に、搭載機器への振動による弊害を少なくできる効果を有するものである。
【0027】別実施例1つぎに、図10に基づいて別実施例1を説明する。まず、脱穀装置5は、図10に示すように、振動アクチュエ−タ3gを装備したマウント部材4gを介装してコンバイン1の車体フレ−ム2上に搭載している。そして、振動アクチュエ−タ3gは、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タで構成している。そして、振動センサ6gは、図10に示すように、脱穀装置5側でマウント部材4gに近い位置に装備して、車体フレ−ム2側からマウント部材4gを介して伝播される振動を計測して図示しないコントロ−ラに入力する構成としている。
【0028】別実施例1は、以上のように構成しているから、作業中に、車体フレ−ム2側からマウント部材4gを介して伝わる振動が振動センサ6gによって検出され、コントロ−ラに入力される。すると、コントロ−ラは、入力された検出情報に基づいて制御処理を行って、振動アクチュエ−タ3gに制御信号を出力する。このとき、振動アクチュエ−タ3gは、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タであるから、上記制御信号を受けると、車体フレ−ム2の振動と同期した振動をマウント部材4gに与える。このように、振動アクチュエ−タ3gは、制御信号に基づいて振動し層厚が微妙に変動することにより、マウント部材4gの振動吸収を大幅に増大することができる。
【0029】別実施例2つぎに、図11に基づいて別実施例2を説明する。まず、グレンタンク19は、図11に示すように、振動アクチュエ−タ3hを装備したマウント部材4hを介装してコンバイン1の車体フレ−ム2上に搭載している。そして、振動アクチュエ−タ3hは、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タで構成している。そして、振動センサ6hは、図11に示すように、グレンタンク19側でマウント部材4hに近い位置に装備して、車体フレ−ム2側からマウント部材4hを介して伝播される振動を計測して図示しないコントロ−ラに入力する構成としている。
【0030】そして、コントロ−ラは、予め設定した制御モ−ド及び基準とする各種のデ−タ−を入力して記憶させており、これらの予め設定している基準情報と前記センサ6hから入力される検出情報とに基づいて比較演算しながら制御信号を出力する構成としているが、高速籾排出時には振動アクチュエ−タ3hに振動を与える制御信号を出力する構成としている。
【0031】別実施例2は、以上のように構成しているから、作業中に、車体フレ−ム2側からマウント部材4hを介して伝わる振動が振動センサ6hによって検出され、コントロ−ラに入力される。すると、コントロ−ラは、入力された検出情報に基づいて制御処理を行って、振動アクチュエ−タ3hに制御信号を出力する。このとき、振動アクチュエ−タ3hは、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タであるから、上記制御信号を受けると、車体フレ−ム2の振動を越える振動をマウント部材4hに与える。このように、振動アクチュエ−タ3hは、制御信号に基づいて振動し層厚が微妙に変動することにより、グレンタンク19のブリッジの発生を阻止し、素早い籾の排出を実現させることができる。
【0032】別実施例3つぎに、図12に基づいて別実施例3を説明する。まず、揺動選別棚21は、図12に示すように、振動アクチュエ−タ3iを装備したマウント部材4iを介装して機体27に吊持されている。そして、振動アクチュエ−タ3iは、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タで構成している。そして、振動センサ6iは、図12に示すように、揺動選別棚21側でマウント部材4iに近い位置に装備して、計測した振動を図示しないコントロ−ラに入力する構成としている。
【0033】そして、コントロ−ラは、予め設定した制御モ−ド及び基準とする各種のデ−タ−を入力して記憶させており、これらの予め設定している基準情報と前記センサ6iから入力される検出情報とに基づいて比較演算しながら制御信号を出力する構成としているが、特に、別実施例3では、濡れ扱ぎ時に振動アクチュエ−タ3iに振動を与える制御信号を出力する構成としている。
【0034】別実施例3において、濡れ扱ぎ作業を行なう場合に、コントロ−ラは、振動センサ6iから揺動選別棚21の検出情報が入力されると、その検出情報に基づいて制御処理を行って、振動アクチュエ−タ3iに制御信号を出力する。このとき、振動アクチュエ−タ3iは、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タであるから、上記制御信号を受けると、揺動選別棚21の振動を越える振動をマウント部材4iに与える。このように、振動アクチュエ−タ3iは、制御信号に基づいて振動し層厚が微妙に変動することにより、揺動選別棚21の振動が増大され、被選別物の付着を未然に防止して適確に濡れ扱ぎ作業を行なうことができる。
【0035】別実施例4つぎに、図13乃至図16に基づいて別実施例4を説明する。まず、トラックフレ−ム40は、図13乃至図15に示すように、振動アクチュエ−タ3jを装備したマウント部材4jを介装してコンバイン1の車体フレ−ム2の下部に連結して構成している。そして、図16の構成例は、前後のロ−リング支点機枠41と車体フレ−ム2との間に振動アクチュエ−タ3jを装備したマウント部材4jを介装して構成している。この場合、前後のロ−リング支点機枠41は、図16で解るように、一方をロ−リングシリンダ42に他方をトラックフレ−ム40に連結したロ−リングア−ム43の中間(折曲部)を枢着して構成している。
【0036】そして、振動アクチュエ−タ3jは、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タで構成している。そして、振動センサ6jは、図13、図15、図16に示すように、車体フレ−ム2側でマウント部材4jに近い位置に装備して、トラックフレ−ム40側からマウント部材4jを介して伝播される振動を計測して図示しないコントロ−ラに入力する構成としている。
【0037】別実施例4は、以上のように構成しているから、走行中に、トラックフレ−ム40(クロ−ラ)側からマウント部材4jを介して伝わる振動が振動センサ6jによって検出され、コントロ−ラに入力される。すると、コントロ−ラは、入力された検出情報に基づいて制御処理を行って、振動アクチュエ−タ3jに制御信号を出力する。このとき、振動アクチュエ−タ3jは、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タであるから、上記制御信号を受けると、トラックフレ−ム40の振動と同期した振動をマウント部材4jに与える。このように、振動アクチュエ−タ3jは、制御信号に基づいて振動し層厚が微妙に変動することにより、マウント部材4jの振動吸収を大幅に増大することができる。
【0038】別実施例5つぎに、図17および図18に基づいて別実施例5を説明する。まず、刈取装置13は、図18に示すように、刈取フレ−ム50に支持部材51を介して取り付けられている刈取支持機枠53に、マウント部材4kを介装して支持され、左右両側に揺動装置52を連結して往復摺動できる構成としている。そして、前記マウント部材4kは、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能な振動アクチュエ−タ3kを装備した特殊な緩衝機構に構成している。
【0039】そして、振動センサ6kは、図17および図18に示すように、刈取支持機枠53側でマウント部材4kに近い位置に装備して、刈取装置13側からマウント部材4kを介して伝播される振動を計測して図示しないコントロ−ラに入力する構成としている。
【0040】別実施例5は、以上のように構成しているから、刈取作業中に、刈取装置13側からマウント部材4kを介して伝わる振動が振動センサ6kによって検出され、コントロ−ラに入力される。すると、コントロ−ラは、入力された検出情報に基づいて制御処理を行って、振動アクチュエ−タ3kに制御信号を出力する。このとき、振動アクチュエ−タ3kは、積層圧電アクチュエ−タ等の高速作動が可能なアクチュエ−タであるから、上記制御信号を受けると、刈取装置13の振動と同期した振動をマウント部材4kに与える。このように、振動アクチュエ−タ3kは、制御信号に基づいて振動し層厚が微妙に変動することにより、マウント部材4kの振動吸収を大幅に増大することができる。
【0041】以上の構成によって、コンバイン1は、刈り取り装置13から伝播される振動が著しく減少してオペレ−タの疲労を減少できる利点がある。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成11年9月22日(1999.9.22)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−86840(P2001−86840A)
【公開日】 平成13年4月3日(2001.4.3)
【出願番号】 特願平11−268931