| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】佐村木 仁
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| 【要約】 |
【課題】小型コンバインにおける機体構成をコンパクトにして剛性良好なものとさせる。
【解決手段】走行部(2)上方に脱穀部(4)を配設したコンバインにおいて、走行部(2)のトラックフレーム(1)と脱穀部(4)の脱穀機枠(41)とを一体形成させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行部上方に脱穀部を配設したコンバインにおいて、走行部のトラックフレームと脱穀部の脱穀機枠とを一体形成させたことを特徴とするコンバイン。 【請求項2】 トラックフレームを平面四角枠に形成すると共に、該トラックフレーム上方に平面視門形の機台を一体形成させたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。 【請求項3】 機台に左右支柱を立設させると共に、左右支柱の上端に前後方向の左右機枠フレームを介して脱穀機枠の後部上横フレームを一体連結させたことを特徴とする請求項2記載のコンバイン。 【請求項4】 フィードチェンなどを取付ける搬送フレームの前端を左支柱に左横フレームを介し一体連結させると共に、搬送フレームの後端を後部上横フレームの左端に一体連結させたことを特徴とする請求項3記載のコンバイン。 【請求項5】 機台の後端と脱穀機枠の後部間を開放部に設けて、機台の後端と脱穀機枠の後部間に空間域を形成したことを特徴とする請求項2及び請求項3記載のコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は圃場の穀稈を連続的に刈取って脱穀するコンバインにおいて、2条刈り用などの小型コンバインに関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、走行クローラなどを取付けるトラックフレームと、機台及び脱穀機枠とはそれぞれ別体に形成され、トラックフレームと機台、機台と脱穀機枠とをそれぞれ連結させてこれらの組付けを行っている。しかし乍らこのような組付構造の場合部品点数が増大して組付工数も多く、構造も複雑化するなどして機体の小型軽量化を図るにも限界があった。 【0003】 【課題を解決するための手段】したがって本発明は、走行部上方に脱穀部を配設したコンバインにおいて、走行部のトラックフレームと脱穀部の脱穀機枠とを一体形成して、走行部と脱穀部など機体の組付け作業の容易化を図ると、機体構成の簡略化と剛性向上を図ってコンバインの小型軽量化を容易に可能とさせるものである。 【0004】また、トラックフレームを平面四角枠に形成すると共に、該トラックフレーム上方に平面視門形の機台を一体形成させて、トラックフレーム及び機台のそれぞれの強度を向上させると共に、これら相互の一体形成によってトラックフレーム及び機台など足回り部の剛性を著しく向上させて、走行性能を安定維持させるものである。 【0005】さらに、機台に左右支柱を立設させると共に、左右支柱の上端に前後方向の左右機枠フレームを介して脱穀機枠の後部上横フレームを一体連結させて、脱穀部の機枠構成をコンパクトなものとさせると共に、後部上横フレームを排藁処理部の支持部材や補強部材などとして有効に活用して、排藁処理部の支持強度や剛性を良好に向上させるものである。 【0006】またさらに、フィードチェンなどを取付ける搬送フレームの前端を左支柱に左横フレームを介し一体連結させると共に、搬送フレームの後端を後部上横フレームの左端に一体連結させて、機枠の剛性を向上させると共に、フィードチェンなど搬送用部材の取付構造を簡略化させ、取付強度も向上させるものである。 【0007】また、機台の後端と脱穀機枠の後部間を開放部に設けて、機台の後端と脱穀機枠の後部間に空間域を形成して、扱胴及び処理胴や揺動選別盤からの排塵のスムーズな機外排出を促進させると共に、機体後側より脱穀部内の揺動選別盤などの保守点検や掃除などを容易に可能とさせるものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2は同平面図、図3は同正面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1)の上方に配設する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)・処理胴(7)・揺動選別盤(8)などを内蔵する脱穀部、(9)は2条分の引起ケース(10)・掻込ホイル(11)・刈刃(12)・掻込ベルト(13)・株元搬送チェン(14)・穂先搬送タイン(15)などを備える刈取部、(16)はフィードチェン(5)終端からの排藁を排藁チェン(17)及び排藁タイン(18)を介し送り込んで排藁カッター(19)により切断して放出する排藁処理部、(20)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(21)を介し投入する穀物タンク、(22)は運転席(23)・操向レバー(24)・走行変速レバー(25)などを備える運転操作部、(26)はコンバインの各部を駆動するエンジンであり、刈取部(9)で連続的に刈取った穀稈を脱穀部(4)で脱穀処理するように構成している。 【0009】図4乃至図10にも示す如く、左右一対の走行フレーム(1a)(1b)の前後両端に前後一対の横機枠フレーム(27)(28)の両端を溶接により一体固定させて、略同一平面上で4角枠にトラックフレーム(1)を形成すると共に、前記機台(3)は左右一対の機台フレーム(29)(30)の後端間に後部下横フレーム(31)の両端を溶接により一体固定させて門形状に形成し、前後の横機枠フレーム(27)(28)に機台フレーム(29)(30)の前端及び中間を各台座フレーム(32)を介して溶接により一体固定させて、略正方形四角枠のトラックフレーム(1)の中央部上方にトラックフレーム(1)より横巾が小で前後長が大の門形状機台(3)を一体連結させている。 【0010】また、前記トラックフレーム(1)の前後略中央上方位置の左右機台フレーム(29)(30)上に長短長さの異なる左右支柱(33)(34)を立設させ、左支柱(33)の上端側を右方向に傾斜させて傾斜部(33a)に形成し、該傾斜部(33a)の中間内側面と右支柱(34)の上端内側面とに横フレーム(35)の両端を溶接により一体固定させている。そして脱穀部(4)の後側上方の左右方向に配設する後部上横フレーム(36)の前面と右支柱(34)の上端後面に前後方向に水平な右機枠フレーム(37)の両端を溶接により一体固定させると共に、左支柱(33)の上端後面に溶接により前端を一体固定させる前後方向に水平な左機枠フレーム(38)の後端側を下方に折曲げて、後部上横フレーム(36)の後面にこの後端を溶接により一体固定させている。 【0011】さらに、前記フィードチェン(5)及びチェンガイドなどを支持する脱穀部(4)左側の搬送フレーム(39)の前端内側面と左支柱(33)の上下略中央外側面に左横フレーム(40)の両端を溶接により一体固定させると共に、搬送フレーム(39)の後端下面を後部横フレーム(36)の右端上面に溶接により一体固定させて、左右支柱(33)(34)と後部上横フレーム(36)と左右機枠フレーム(37)(38)と搬送フレーム(39)と左横フレーム(40)とでトラックフレーム(1)上方に機台(3)を介し脱穀機枠(41)を一体形成している。 【0012】また、前記トラックフレーム(1)の下側に軸受板(42)を介して軸受(43)を溶接により一体固定させ、軸受(43)にトラックローラ(44)を回転自在に軸支させると共に、トラックフレーム(1)後部のテンション輪(45)と、ミッションケース(46)に車軸(47)を介して設ける駆動輪(48)と、前記の複数のトラックローラ(44)に走行クローラ(2)を張設させるように構成している。 【0013】そして平面視で左支柱(33)及び各フレーム(36)(38)(39)(40)で囲まれる空間部(49)に前後方向に軸架する扱胴(6)など配設し、左右支柱(33)(34)及び各フレーム(35)(36)(37)(38)で囲まれる空間部(50)に処理胴(7)など配設してこれらの支持強度を向上させると共に、側面視で左機枠フレーム(38)を右機枠フレーム(37)より一定寸法高い位置に設けて、右機枠フレーム(37)の下方に前記排藁チェン(17)及び排藁タイン(18)などの排藁搬送路を有効に確保し、また機台(3)後側の下横フレーム(31)とこの上方の後部上横フレーム(36)間に、縦方向のフレームなど有しない開放構造の空間域(51)を形成して、扱胴(6)及び処理胴(7)や揺動選別盤(8)からの排塵のスムーズな機外排出を促進させると共に、機体後側より脱穀部(4)内の揺動選別盤(8)などの保守点検や掃除などを容易に可能とさせて、小型コンバインにおける脱穀性能の安定維持を図るように構成している。さらに前記後部上横フレーム(36)は右端部を右機枠フレーム(37)より右外方に突出させて機体の略左右幅一杯に設けて、脱穀部(4)の剛性向上や、穀物タンク(20)の支持強度の向上を図ると共に、この後方に配設する排藁処理部(16)の支持部材や補強部材として該横フレーム(36)を用いるように構成している。 【0014】而して前記運転操作部(22)の右側に近接させて刈取部(9)の搬送チェン(14)や搬送タイン(15)を配設して、運転席(23)位置より刈取穀稈の脱穀部(4)への供給状態を常に確認しながらの作業を可能とさせると共に、運転席(23)の下方にエンジン(26)を、また運転席(23)の後方に近接して穀物タンク(20)を、さらに刈取部(9)の後方で穀物タンク(20)の左側に近接して脱穀部(4)をそれぞれ配設して、運転操作部(22)とエンジン(26)と穀物タンク(20)の重心が右走行クローラ(2)の略中心ライン上に、また脱穀部(4)の重心が左走行クローラ(2)の略中心ライン上に位置するように設けて、このコンバインの小型化と機体の左右バランスの安定化を図るように構成している。 【0015】また図11乃至図12に示す如く、左右支柱(33)(34)及び各フレーム(35)(36)(37)(38)(40)と脱穀部(3)の脱穀側板(52)とによって、相互を補強して脱穀機枠強度を向上させると共に、板厚が薄く軽量な材料によって脱穀側板(52)を形成しても必要な強度を充分に確保して、機体の軽量化及び小型化を図るように構成している。 【0016】さらに、図11に示す如く、前記後部下横フレーム(31)と上横フレーム(36)間に単一或いは複数の縦フレーム(53)を介設させても良く、縦フレーム(53)を介設することによって脱穀機枠(41)の剛性を向上させて、薄肉軽量の各部材によって強度を確保した脱穀機枠(41)の形成が可能となって一層良好な機体の軽量化及び小型化を図ることができる。 【0017】このように、走行部である走行クローラ(2)の上方に脱穀部(4)を配設したコンバインにおいて、走行クローラ(2)のトラックフレーム(1)と脱穀部(4)の脱穀機枠(41)とを溶接によって一体形成させて、走行クローラ(2)のトラックフレーム(1)に対する脱穀部(4)など機体の組付け作業の容易化を図ると共に、機体構成の簡略化と剛性強度を測って、コンバインの小型軽量化を容易に可能とさせるもので、トラックフレーム(1)を平面上で正方四角枠に形成すると共に、該トラックフレーム(1)上方に平面視門形の機台(3)を溶接によって一体形成させたことによって、トラックフレーム(1)及び機台(3)のそれぞれの強度を向上させると共に、これら相互の一体形成によってトラックフレーム(1)及び機台(3)など足回り部の剛性を著しく向上させて、走行性能を安定維持させるものである。 【0018】また、機台(3)に左右支柱(33)(34)を立設させると共に、左右支柱(33)(34)の上端に前後方向の左右機枠フレーム(37)(38)を介して脱穀機枠(41)の後部上横フレーム(36)を一体連結させたことによって、脱穀部(4)の機枠構成をコンパクトなものとさせると共に、後部上横フレーム(36)を排藁処理部(16)の支持部材や補強部材などとして有効に活用して、排藁処理部(16)の支持強度や剛性を良好に向上させるものである。 【0019】またさらに、フィードチェン(5)などを取付ける搬送フレーム(39)の前端を左支柱(33)に左横フレーム(40)を介し一体連結させると共に、搬送フレーム(39)の後端を後部上横フレーム(36)の左端に一体連結させることによって、機枠(41)を剛性させると共に、フィードチェン(5)など搬送用部材の取付構造を簡略化させ、取付強度も向上させるものである。 【0020】また、機台(3)の後端と脱穀機枠(41)の後部間を開放部に設けて、機台(3)後端と脱穀機枠(41)の後部間に空間域(51)を形成して、扱胴(6)及び処理胴(7)や揺動選別盤(8)からの排藁のスムーズな機外排出を促進させると共に、機体後側より脱穀部(4)内の揺動選別盤(8)などの保守点検や掃除などを容易に可能とさせるものである。 【0021】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、走行部(2)上方に脱穀部(4)を配設したコンバインにおいて、走行部(2)のトラックフレーム(1)と脱穀部(4)の脱穀機枠(41)とを一体形成させるものであるから、走行部(2)と脱穀部(4)など機体の組付け作業の容易化を図ると共に、機体構成の簡略化と剛性向上を図ってコンバインの小型軽量化を容易に可能とさせることができるものである。 【0022】また、トラックフレーム(1)を平面四角枠に形成すると共に、該トラックフレーム(1)上方に平面視門形の機台(3)を一体形成させたものであるから、トラックフレーム(1)及び機台(3)のそれぞれの強度を向上させると共に、これら相互の一体形成によってトラックフレーム(1)及び機台(3)など足回り部の剛性を著しく向上させて、走行性能を安定維持させることができるものである。 【0023】さらに、機台(3)に左右支柱(33)(34)を立設させると共に、左右支柱(33)(34)の上端に前後方向の左右機枠フレーム(37)(38)を介して脱穀機枠(41)の後部上横フレーム(36)を一体連結させたものであるから、脱穀部(4)の機枠構成をコンパクトなものとさせると共に、後部上横フレーム(36)を排藁処理部(16)の支持部材や補強部材などとして有効に活用して、排藁処理部(16)の支持強度や剛性を良好に向上させることができるものである。 【0024】またさらに、フィードチェン(5)などを取付ける搬送フレーム(39)の前端を左支柱(33)に左横フレーム(40)を介し一体連結させると共に、搬送フレーム(39)の後端を後部上横フレーム(36)の左端に一体連結させるものであるから、機枠(41)の剛性を向上させると共に、フィードチェン(5)など搬送用部材の取付構造を簡略化させ、取付強度も向上させることができるものである。 【0025】また、機台(3)の後端と脱穀機枠(41)の後部間を開放部に設けて、機台(3)の後端と脱穀機枠(41)の後部間に空間域(51)を形成するものであるから、扱胴(6)及び処理胴(7)や揺動選別盤(8)からの排塵のスムーズな機外排出を促進させると共に、機体後側より脱穀部(4)内の揺動選別盤(8)などの保守点検や掃除などを容易に可能とさせて、小型コンバインにおける脱穀性能の安定維持を図ることができるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月8日(1999.9.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062270 【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開2001−78541(P2001−78541A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月27日(2001.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願平11−253691 |
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