| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】桐畑 俊紀
【氏名】古田 東司
【氏名】米田 靖
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| 【要約】 |
【課題】取扱い操作の簡略化並びに収穫作業能率の向上などを図る。
【解決手段】脱穀部(4)前側にフィーダハウス(19)後部の駆動軸(51)を設け、フィーダハウス(19)前側に穀物刈取ヘッダー(18)を設けて刈取部(10)を形成し、脱穀部(4)前方に刈取部(10)を昇降自在に設けるコンバインにおいて、穀物刈取ヘッダー(18)の穀稈掻込オーガ(23)を逆転させる駆動モータ(48)を設け、駆動軸(51)を介して穀稈掻込オーガ(23)を駆動モータ(48)によって逆転させるように構成したことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 脱穀部前側にフィーダハウス後部の駆動軸を設け、フィーダハウス前側に穀物刈取ヘッダーを設けて刈取部を形成し、脱穀部前方に刈取部を昇降自在に設けるコンバインにおいて、穀物刈取ヘッダーの穀稈掻込オーガを逆転させる駆動モータを設け、駆動軸を介して穀稈掻込オーガを駆動モータによって逆転させるように構成したことを特徴とするコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は例えば稲・麦・大豆など穀物を刈取って脱穀処理するようにした普通形コンバインに関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、脱穀部前側にフィーダハウス後部の駆動軸を設け、フィーダハウス前側に穀物刈取ヘッダーを設けて刈取部を形成し、脱穀部前方に刈取部を昇降自在に設け、穀物刈取ヘッダーで刈取った穀稈をフィーダハウスから脱穀部に搬入させ、連続的に収穫作業を行う技術があるが、穀物刈取ヘッダーからフィーダハウスに送出させる刈取り穀稈が詰ると、収穫作業を中止し、エンジンを停止させて詰った穀稈を穀物ヘッダーまたはフィーダハウスから取出す作業を行う必要があり、取扱い操作の簡略化並びに収穫作業能率の向上などを容易に図り得ない等の問題がある。 【0003】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、脱穀部前側にフィーダハウス後部の駆動軸を設け、フィーダハウス前側に穀物刈取ヘッダーを設けて刈取部を形成し、脱穀部前方に刈取部を昇降自在に設けるコンバインにおいて、穀物刈取ヘッダーの穀稈掻込オーガを逆転させる駆動モータを設け、収穫作業中に刈取り穀稈が詰っても、駆動モータによって穀稈掻込オーガを逆転させて詰った穀稈を排出させ得、収穫作業能率の向上などを容易に図ると共に、駆動軸を介して穀稈掻込オーガを駆動モータによって逆転させるように構成し、前記駆動軸の逆転駆動によって穀物刈取ヘッダーとフィーダハウスの両方の詰った穀稈を容易に排出させ得、刈取り穀稈の詰りを容易に解除し得、収穫作業を速やかに再開し得、取扱い操作の簡略化などを容易に図り得るものである。 【0004】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はフィーダハウスの正面説明図、図2は全体の側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)をトラックフレーム(3)に装備する機台、(4)は軸流式のスクリュ形扱胴(5)及び処理胴(6)及び選別機構(7)などを備えていて前記機台(1)に搭載する脱穀部、(8)は揚穀筒(9)を介して取出す脱穀部(4)の穀粒を溜める穀物タンク、(10)は前記脱穀部(4)の下部前方に油圧シリンダ(11)を介して昇降可能に装設する刈取部、(12)は運転席(13)及び運転操作部(14)を備えて前記穀物タンク(8)の前方に配設させる運転キャビン、(15)は前記穀物タンク(8)の後方に備えていてエンジン(16)を内設するエンジン部、(17)は前記穀物タンク(8)内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。 【0005】そして前記刈取部(10)は、未刈り穀稈を取入れる穀物刈取ヘッダー(18)と、該ヘッダー(18)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部(4)に送給するフィーダハウス(19)によって構成すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(20)と、往復駆動型第1及び第2刈刃(21)(22)と、穀稈掻込オーガ(23)とを前記穀物ヘッダー(18)に備え、前記ヘッダー(18)に取込まれる刈取穀稈をフィーダハウス(19)に内設する供給チェンコンベア(24)を介し脱穀部(4)に送り込んで脱穀処理するように構成している。 【0006】また前記脱穀部(4)の右外側には二番還元筒(25)を配備させていて、二番処理物を処理胴(6)を介し脱穀部(4)に戻して再脱穀及び再選別するように設けている。 【0007】図4乃至図7に示す如く、前記刈取部(10)は本機側前面に回動支点軸(26)を介しローリング自在に支持させるもので、刈取部(10)後端側の上部横フレーム(27)を回動枠(28)上部の載置台(29)及びフック部材(30)に係合保持させると共に、刈取部(10)後端側の下部横フレーム(31)を回動枠(28)下部の横フレーム(32)にセットボルト(33)を介して固定支持させて、前記刈取部(9)を回動枠(28)と一体に前記支点軸(26)を中心に左右に揺動自在に支持させている。 【0008】前記支点軸(26)はフィーダハウス(19)の前面に開口する穀物取入口(34)の右前面板(19a)に先端を突設させ、前記回動枠(28)に開設する穀物送給口(35)の右枠板(28a)の略中央に取付ける支点軸受板(36)を、前記支点軸(26)に調芯ベアリング(37)を介して水平回動自在に嵌合支持させている。そして前記前面板(19a)の支点軸(26)を中心とした上下位置に刈取回動補助用の上下摺動ローラ(38)(39)をローラ保持体(40)(41)を介して設けると共に、前記穀物取入口(34)の左前面板(19b)の左外側略中央寄りに刈取回動補助用の左摺動ローラ(42)をローラ保持体(43)を介して設け、前記摺動ローラ(38)(39)を前記右枠板(28a)の後側面にボルト止め固定する凵形状の一対のローラ案内部材(44)(44)に、また前記左摺動ローラ(42)を前記送給口(35)の左枠板(28b)にボルト止め固定するローラ案内部材(45)にそれぞれ嵌合支持させて、これら各ローラ(38)(39)(42)でもって支点軸(26)を中心とする刈取部(10)回動時の補助を行うように構成している。 【0009】さらに、フィーダハウス(19)の前面と、回動枠(28)に係合保持する横フレーム(27)との間に一定の回動隙間(t)を形成して、ローリング時の干渉防止を行うと共に、ローリング時の穀物送給口(35)の開口率を大とさせるように構成している。 【0010】またさらに、前記フィーダハウス(19)の前部左外側面と回動枠(28)の左枠板(28b)裏側下部間にローリングシリンダ(46)及びストロークセンサ(47)を介設して、ローリングシリンダ(46)でもって刈取部(10)のローリング制御を行うように構成している。 【0011】前記フィーダハウス(19)の供給チェンコンベア(24)を正逆駆動する刈取駆動用の油圧モータ(48)を、フィーダハウス(19)左外側下方で脱穀部(4)前面位置のモータ台(49)に設置するもので、モータ台(49)の左外側に突出状にモータ(48)を固設すると共に、モータ台(49)右外側に突出させるモータ軸(48a)のスプロケット(50)に、前記チェンコンベア(24)送り終端側のコンベア駆動軸(51)のスプロケット(52)を伝動系であるチェン(53)を介し連動連結させて、これら駆動軸(51)と油圧モータ(48)組付時の芯ズレを吸収させて芯出しを容易とさせるように構成している。 【0012】また図8及び図11にも示す如く、前記駆動軸(51)はフィーダハウス(19)の右外側で、リール(20)・刈刃(21)・オーガ(23)など刈取各部に駆動力を伝達する刈取駆動チェン(54)に連結させるもので、右前面板(19a)裏側の軸受(55)に支持する第1カウンタ軸(56)の従動スプロケット(57)を、前記駆動軸(51)の原動スプロケット(58)に駆動チェン(54)を介し連動連結させている。 【0013】さらに、前記カウンタ軸(56)の右側に第2カウンタ軸(59)を連動連結させていて、前記掻込オーガ(23)のオーガ軸(23a)にスプロケット(60)(61)及びチェン(62)を介し、また前記第1刈刃(21)の刈刃入力軸(63)にプーリ(64)(65)及びベルト(66)及び刈刃クラッチであるテンションローラクラッチ(67)を介し第2カウンタ軸(59)をそれぞれ連動連結させて、掻込オーガ(23)及び第1刈刃(21)の各駆動を行うように構成している。 【0014】またさらに前記第2カウンタ軸(59)は、リール駆動用の第3カウンタ軸(68)にスプロケット(69)(70)及びチェン(71)及び爪クラッチで構成するリールクラッチ(72)を介し連動連結すると共に、前記リール(20)を支持するリール支持アーム(73)基端の第4カウンタ軸(74)にスプロケット(75)(76)及びチェン(77)を介し第3カウンタ軸(68)を連動連結させて、リール(20)の駆動を行うように構成している。 【0015】そして図9に示す如く、前記クラッチ(67)(72)を操作するモノレバー式のクラッチレバー(78)を、横フレーム(27)背面に固設するレバーガイド(79)のレバー軸(80)に左右横方向に揺動操作自在に設けるもので、前記ローラクラッチ(67)のテンションアーム(81)に引張バネ(82)及びワイヤ(83)を介しクラッチレバー(78)を連結させると共に、前記リールクラッチ(72)を入切するクラッチレバー(84)に前記ワイヤ(83)とは180度逆方向に引張バネ(85)及びワイヤ(86)を介しクラッチレバー(78)を連動連結させて、この1本のクラッチレバー(78)によってリール(20)及び刈刃(21)のクラッチ(72)(67)を同時に入切するように構成している。またこの場合、前記レバー(78)を中心に180度反対方向にワイヤ(83)(86)を連結させる如く配設することによって、レバー(78)の入切操作時に一方のバネ(82)或いは(85)を引張るとき、レバー(78)には他方のバネ(85)或いは(82)による戻し力が働いて操作力を軽減させることができる。 【0016】また、第2刈刃(22)の駆動も油圧モータ(87)で行うもので、図12に示す如く、第2刈刃用油圧モータ(87)と刈取駆動用油圧モータ(48)とがエンジン(16)によって駆動する油圧ポンプ(88)に直列に配管接続されていて、使用油量の低減化を可能とさせると共に、刈取本体部に負荷が加わるとき第2刈刃(22)も減速させるように構成したものである。 【0017】上記から明らかなように、脱穀部(4)前側にフィーダハウス(19)後部の駆動軸(51)を設け、フィーダハウス(19)前側に穀物刈取ヘッダー(18)を設けて刈取部(10)を形成し、脱穀部(4)前方に刈取部(10)を昇降自在に設けるコンバインにおいて、穀物刈取ヘッダー(18)の穀稈掻込オーガ(23)を逆転させる駆動モータである油圧モータ(48)を設け、収穫作業中に刈取り穀稈が詰っても、油圧モータ(48)によって穀稈掻込オーガ(23)を逆転させて詰った穀稈を排出させ、取扱い操作の簡略化並びに収穫作業能率の向上などを図ると共に、駆動軸(51)を介して穀稈掻込オーガ(23)を油圧モータ(48)によって逆転させ、前記駆動軸(51)の逆転駆動によって穀物刈取ヘッダー(18)とフィーダハウス(19)の両方の詰った穀稈を排出させ、刈取り穀稈の詰りを解除し、収穫作業を速やかに再開し、取扱い操作の簡略化などを図るもので、運転席(13)を設ける機体右側に片寄らせて刈取部(10)の駆動機構である刈取駆動チェン(54)及びチェン(62)及びベルト(66)及びチェン(77)を配設させると共に、フィーダハウス(19)の後部右側方に油圧モータ(48)を設け、一般に運転席(13)を設ける機体右側を既刈り側として収穫作業を行い、刈取部(10)を駆動するチェン(54)(62)(77)及びベルト(66)に藁草が巻付くのを防止し、かつフィーダハウス(19)右側の脱穀部(4)前側スペースを利用して前記油圧モータ(48)を配設し、取扱い操作の簡略化などを図る。 【0018】ところで図10にも示す如く、前記走行クローラ(2)を支持するイコライザ転輪(89)は、トラックフレーム(3)の外側に片持ち状に支持するもので、トラックフレーム(3)の下側で枢着板(90)に枢支するイコライザ軸(91)に、前後両端に一対の転輪(89)を有するイコライザ(92)のボス(93)を前後揺動自在に支持させて、トラックフレーム(3)より外側に片持ちで、ボス(93)の地面よりの地上高さ(A)を低く形成して、イコライザ転輪(89)の前後揺動代を大とさせるように構成している。 【0019】本実施例は上記の如く構成するものにして、大豆刈取作業などにあって左右一方のクローラ(2)が大豆畝面に乗り上げて本機姿勢が傾いた場合などに水平センサの検出に基づいて前記ローリングシリンダ(46)を駆動制御して刈取部(10)の水平保持を図るものである。 【0020】而して前記フィーダハウス(19)に内設する供給チェンコンベア(24)の駆動軸(51)に油圧モータ(48)を連結させることなく、この近傍位置に分離させて設けて、油圧モータ(48)と駆動軸(51)とをチェン(53)で連動連結させることによって、これらの組立時油圧モータ(48)のモータ軸(48a)と駆動軸(51)の芯合せに精度を必要とさせることなく、多少の芯ズレがある場合でもチェン(53)によって吸収してこの組立作業の容易化を可能とすることができる。 【0021】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、脱穀部(4)前側にフィーダハウス(19)後部の駆動軸(51)を設け、フィーダハウス(19)前側に穀物刈取ヘッダー(18)を設けて刈取部(10)を形成し、脱穀部(4)前方に刈取部(10)を昇降自在に設けるコンバインにおいて、穀物刈取ヘッダー(18)の穀稈掻込オーガ(23)を逆転させる駆動モータ(48)を設け、収穫作業中に刈取り穀稈が詰っても、駆動モータ(48)によって穀稈掻込オーガ(23)を逆転させて詰った穀稈を排出させることができ、収穫作業能率の向上などを容易に図ることができると共に、駆動軸(51)を介して穀稈掻込オーガ(23)を駆動モータ(48)によって逆転させるように構成したもので、前記駆動軸(51)の逆転駆動によって穀物刈取ヘッダー(18)とフィーダハウス(19)の両方の詰った穀稈を容易に排出させることができ、刈取り穀稈の詰りを容易に解除でき、収穫作業を速やかに再開させ、取扱い操作の簡略化などを容易に図ることができるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成5年8月31日(1993.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062270 【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開2001−78538(P2001−78538A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月27日(2001.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−258408(P2000−258408) |
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