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【発明の名称】 半自走型摘採機
【発明者】 【氏名】松村 鋼司

【氏名】岡田 真佳

【氏名】鈴木 康稔

【要約】 【課題】構造を複雑化することなく、しかも重量の軽減化を図ることで作業者への負担を低減することが可能な構成を備えた半自走型摘採機を提供する。

【解決手段】茶樹畝を挾んで一方の畝間を自走する走行装置1と、茶樹畝の上を移動させる摘採装置3とを有し、摘採装置の頂部側に備えているハンドル部材37を、作業者が支持して畝列方向へ移動させる半自走型摘採機において、摘採装置は、茶木畝の幅方向に延びるフレーム31と、その左右端部に配置される側板32,33と、左右の側板に跨って茶木畝形状に湾曲して支持されるバリカン刃34と、送風機39とを備え、フレームはその裾側が送風機の吐出口に連通され、裾側と反対側に位置する頂部側で迂回させて先端が折り返され、その先端にはバリカン刃により剪枝された枝や葉を裾方向へ吹き飛ばす吹き出し口41Aが形成された送風ダクトとして構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 茶樹畝を挾んで一方の畝間を自走する走行装置と、茶樹畝の上を移動させる摘採装置とを有し、該摘採装置の裾側を前記走行装置に上下動可能に支持させて、前記摘採装置の頂部側に備えているハンドル部材を、作業者が支持して畝列方向へ移動させる半自走型摘採機において、前記摘採装置は、茶木畝の幅方向に延びるフレームと、フレームの左右端部に配置される側板と、左右の側板間に跨って茶木畝形状に湾曲して支持されるバリカン刃と、前記バリカン刃を駆動するエンジンと、前記エンジンにより駆動される送風機とを備え、前記エンジンおよび送風機は前記フレームの裾側に搭載され、前記フレームは、その裾側が前記送風機の吐出口に連通され、裾側と反対側に位置する頂部側で迂回させて先端が折り返され、その先端にはバリカン刃により剪枝された枝や葉を裾方向へ吹き飛ばす吹き出し口が形成された送風ダクトとして構成されていることを特徴とする半自走型摘採機。
【請求項2】 上記フレームは、上記バリカン刃の上方に配置されていることを特徴とする請求項1記載の半自走型摘採機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、列条に栽植された茶樹畝を挾んでその一方の畝間を自走する走行装置に、さらに詳しくは、茶樹畝の上を移動させる摘採装置の一方(裾側)を支持させ、摘採装置の他方(頂部側)を作業者がハンドルにより支持して茶樹畝上を移動する過程で所要の剪枝作業等を行う半自走型摘採機の摘採装置支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、列状に栽植された茶樹畝の栽培管理作業機として、2人で可搬して作業する2人用摘採機や、摘採装置の一方側を走行装置に支持して2人または1人で作業する半自走型の摘採機や、1人で作業する全自走型の摘採機等が知られている。
【0003】上記茶葉の栽培管理作業機として本出願人は、先に特開平7ー79631号公報により半自走型の摘採機を提案した。この半自走型摘採機は、茶畝の片面ずつで往復刈りすることができるものであり、畝間を自走する走行装置に、茶樹畝の上を移動する摘採装置を設け、その摘採装置の裾側を走行装置に対して上下動可能に支持させ、一方の畝間を歩行する作業者が走行装置を操縦すると共に他方の畝間を歩行する作業者により摘採装置の裾側を支持して畝列方向へ移動させる構成を前提とし、摘採装置に装備されているエンジンおよび送風機を摘採装置側で茶木畝の幅方向に湾曲して延びるフレームの裾側に搭載すると共に、フレーム端部には進行方向の後部が畝間方向に向くように形成された側板を配置し、送風機の吐出口に連通する送風ダクトをフレームの頂部側に迂回させて先端を折り返すことで剪枝された枝や茶葉を裾側方向へ吹き飛ばし、さらに、送風ダクトの吐出口を側板の屈曲方向に向けて開口させることで剪枝された枝や茶葉が裾側から畝間方向に流れるようにした構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示された半自走型摘採機にあっては、走行装置に支持されたフレームの裾側に重量物であるエンジンおよび送風機が搭載されることでフレームの頂部側を支持しながら移動する作業者への負担を軽減できると共に、送風ダクトがフレーム側の頂部に迂回され、先端が折り返されてダクト先端の吹き出し口がバリカン刃にて剪枝された枝や葉を裾側に吹き飛ばすことができることにより剪枝された枝や葉が裾側に順次吹き寄せられて畝間への移動を円滑にすることができるという利点が得られる。
【0005】しかし、このような構成においては、構成が大がかりとなり作業者への負担軽減が十分でないという不具合がある。すなわち、摘採装置は、自らの機枠が茶木畝の幅方向に湾曲して延びる一対の支持フレームをはじめとして複数のフレームを用いて構成されている。このようなフレーム構造に加えて摘採装置には送風ダクトも搭載されている。従って、複数のフレーム構造を用いることで摘採装置の構造が複雑化するばかりでなく、重量の軽減化が図れず、摘採装置を支持しながら移動する作業者側での負担の軽減が十分とはいえない虞がある。刈ならし作業の際には、上記公報にあるような二人ではなく、一人で作業することも可能であるので、この場合には重量に対する負担をかけることは極力避けることが望ましい。
【0006】本発明の目的は、上記従来の半自走型摘採機における問題に鑑み、構造を複雑化することなく、しかも重量の軽減化を図ることで作業者への負担を低減することが可能な構成を備えた半自走型摘採機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、請求項1記載の発明は、茶樹畝を挾んで一方の畝間を自走する走行装置と、茶樹畝の上を移動させる摘採装置とを有し、該摘採装置の裾側を前記走行装置に上下動可能に支持させて、前記摘採装置の頂部側に備えているハンドル部材を、作業者が支持して畝列方向へ移動させる半自走型摘採機において、前記摘採装置は、茶木畝の幅方向に延びるフレームと、フレームの左右端部に配置される側板と、左右の側板間に跨って茶木畝形状に湾曲して支持されるバリカン刃と、前記バリカン刃を駆動するエンジンと、前記エンジンにより駆動される送風機とを備え、前記エンジンおよび送風機は前記フレームの裾側に搭載され、前記フレームは、その裾側が前記送風機の吐出口に連通され、裾側と反対側に位置する頂部側で迂回させて先端が折り返され、その先端にはバリカン刃により剪枝された枝や葉を裾方向へ吹き飛ばす吹き出し口が形成された送風ダクトとして構成されていることを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、上記フレームは、上記バリカン刃の上方に配置されていることを特徴としている。
【0009】請求項1および2記載の発明では、摘採装置に備えられているフレームが剪枝された枝や葉を茶畝の裾方向に吹き飛ばす吹き出し口を有した送風ダクトとして用いられているので、敢えて送風ダクトを設ける必要がない。しかも、送風ダクトとして用いられるフレームはバリカン刃の上方に配置されているので、バリカン刃により剪定枝葉の移動を妨げることがない。これにより、通常必要とされていた送風ダクトをなくして構成の簡略化と重量軽減を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図示実施例により本発明の詳細を説明する。図1,図2は本発明実施例による半自走型摘採機の正面図、側面図であり、これら各図に示されている部材において、摘採装置の構成以外、特に走行装置に関する構成は、先に挙げた本出願人の先願である特開平7−79631号公報に示された構成を対象としている。図1,図2において符号1は、列状に栽植された茶樹畝の一方の畝間を自走する走行装置、符号2は前記走行装置1の前後方向中央部に立設される支柱フレーム、符号3は前記支柱フレーム2に上下動可能かつ左右傾斜角度調節可能に支持される摘採装置である。
【0011】上記走行装置1は横幅が狭く縦方向に長い形状をしており、前部にキャスタ状の前輪11が軸支され、後部には駆動輪12a,12aをゴムクローラ12bで連結した無限軌道帯12が設けられている。また、前記走行装置1の上方には、走行装置用のエンジン13が搭載され、該エンジン13からの動力が、ベルト伝動系14を介して油圧式無段変速機(HST)15に入力され、ニュートラルレバー15aの操作により変速された動力が、ベルト伝動系16、チェン伝動系17を介して上記無限軌道帯12に設けられた駆動輪12aに伝達されてゴムクローラ12bを駆動し、走行装置1が自走するようにしている。さらに上記走行装置1には、該走行装置1を支えるスタンド18が収納可能に設けられている。
【0012】上記支柱フレーム2は、上記走行装置1に対し垂直に立設されており、コロを有する昇降体21が、前記支柱フレーム2の上端部に配設される上下調節機構22により該支柱フレーム2に対し上下動可能に設けられ、また、前記走行装置1を操縦する操縦ハンドル23がハンドル支持杆24を介して前記支柱フレーム2に支持されている。該操縦ハンドル23には、上記油圧式無段変速機15を切換え、前進、後進及び変速操作する走行操作レバー23aと、上記エンジンのスロットルレバー23bとが設けられている。上記昇降体21には、後方に向け支持杆21aが突設され、該支持杆21aに対しては、後で詳しく説明する摘採装置3が連結される。また、該支持杆21aの上部にはモータ21bが配設されていて、該モータ21bの回転を制御する傾斜調節スイッチ23cが、上記操縦ハンドル23に設けられている。
【0013】一方、上記上下調節機構22は、内部にモータシリンダ22aが設けられ、該モータシリンダ22aには滑車22bが固定されている。そして、上記支持杆21aの先端に接続されるワイヤ25が滑車22c,22b,22dを介して、上記ハンドル支持杆24に上下回動可能に支持された上下微調節アーム26の先端部に接続されている。該上下微調節アーム26は操縦ハンドル23と共にハンドル支持杆24に対してノブ23eにより上下回動、固定可能に支持されている。また、前記モータシリンダ22aの伸縮制御を行う上下調節スイッチ23dが前記操縦ハンドル23設けられている。
【0014】上記上下調節機構22の構成により、モータシリンダ22aを伸縮させることで滑車22bが上下動し、昇降体21が支柱フレーム2上を上下動する。さらに操縦ハンドル23を上下動することで、上下微調節アーム26が小さく上下動し、昇降体21が支柱フレーム2上で上下方向に微調整される。
【0015】ここで上記摘採装置3の構成を、該摘採装置3の正面図である図3と、該摘採装置3の上面図である図4とを用いて説明すると次の通りである。図3,図4に示すように、この摘採装置3の機枠は、茶樹畝の巾方向へ弯曲して延びるフレーム31により上部が形成れ、裾側(走行装置1側)の側部は、フレーム31に直交する面を有して配設される裾側側板32と、該裾側側板の下部にて摘採装置3の移動方向と平行に配設された中空管フレーム32Aと、裾側と反対側(頂部側)にてフレーム31の下部に固着されている頂部側側板33とで構成されている。フレーム31は、本実施例の場合、図2に示すように、走行装置1の移動方向(図中、矢印で示す方向)に対して、後述するバリカン刃34の後方上部に配置されている。上記機枠の下部は、裾側および頂部側の各側板32、33間に跨って茶木畝形状に湾曲して架設される底板34Aと該底板34Aに対して往復スライド可能に支持されているバリカン刃34と、底板34Aの後部に固定されている案内板35とで構成されている。裾側側板32に配設されている中空管フレーム32Aは、図2に示すように、昇降体21に設けられている支持杆21aに挿入されて固定されることにより、摘採装置3が走行装置1側に対して昇降自在に支持される。案内板35の一部35Aは、図3および図4に示すように機枠の下部から上方に折り返され、フレーム31にその端部が一体化されることでバリカン刃34の後方空間を覆うようになっている。これにより、バリカン刃34によって刈り取られた枝や葉等の摘採物が刈りならしを終えている茶木畝上に飛散しないようにするとともに、後述する吐出空気の流れに沿って裾側側板32に向けて移動しやすいようになっている。なお、上記案内板35の一部35Aは、刈り取られた枝や葉の飛散防止を行うためのものであり、この構成としては、上述した一体構造だけでなく、別体を案内板35に取り付けて一体化する構造とすることも可能である。
【0016】また、フレーム31の頂部側には、その頂部側に固定された支持部材36に対して補助ハンドル37が取り付け座37Aを介して左右のスライド(長さ調節)および上下角度調節を可能な状態で取り付けられている。さらに、フレーム31には、これと直交する傾斜調節軸38が固設されている。
【0017】摘採装置3には、バリカン刃34の駆動機構および剪枝された枝や葉を畝間に移動させる枝葉移動機構が設けられている。すなわち、図3において、枝葉移動機構は送風機構によって構成されており、裾側のフレーム31上には送風機39が横向きで固定され、該送風機39と前記バリカン刃34とを駆動させるエンジン40が該送風機39の上面に配設されている。エンジン40からの駆動力は、図3において符号40Aで示す遠心クラッチを介して送風機39に伝達され、さらに、送風機39の回転軸に連動するギヤ群40Bを介してそのギヤ群40Bの出力側軸40Cに伝達される。図5においてギヤ群40B(図3参照)の出力側軸40Cは、ジョイント部材40Dを介してバリカン刃側のギヤ群34Bに駆動力を伝達できるようになっており、バリカン刃34を往復スライドさせるようになっている。
【0018】上述した裾側側板32は、図5に示すように、摘採装置3におけるバリカン刃ケース34Cの上方、詳しくはバリカン刃34の後方上部をえぐり取られて開放された形状とされ、その欠損部分32Bが刈り払われた枝や葉を畝間に向け落下させる箇所とされている。なお、図5は、図3において符号(5)で示す箇所の側面図であるが、フレーム31は省略してある。
【0019】一方、上述したフレーム31は中空パイプで構成されており、裾側に位置する端部が送風機39の吐出口に連通させてある。すなわち、図3においてフレーム31の頂部側端部は、頂部側側板33の下部近傍に挿通される向きに折り返されたエルボ41に連通しており、エルボ41の先端には、図6に示すように、バリカン刃34によって刈り取られた枝や葉を裾側側板32に向けて吹き飛ばすことが可能な吹き出し口41Aが形成されている。これにより、フレーム31は、裾側では送風機39に連通し、頂部側では頂部側側板33に挿通されたエルボ41の吹き出し口41Aを有する送風ダクトを構成している。なお、エルボ41は、フレーム31に接続される構成であるが、フレーム31自体にエルボと同じ形状部を構成することでエルボ41を連結した場合と同じ作用を得ることも可能である。この場合には、フレーム31の先端に吹き出し口が設けられる。
【0020】本実施例は以上のような構成であるから、その作用を説明すると次の通りである。まず、摘採装置3は、走行装置1に以下のようにして連結される。図1に示す昇降体21に固着されている支持杆21aを、上記摘採装置3の機枠を構成する中空管フレーム32Aに嵌挿する。さらに前記支持杆21aの上部に配設されるモータ21bと、摘採装置3の機枠を形成するフレーム31に固設された傾斜調節軸38とをチェンCで枢着する。
【0021】上述のように連結された摘採装置3は、支持杆21aの上下動により走行装置1に対して上下動し、さらに、モータ21bを作動することによりチェンCが駆動され、前記摘採装置3は中空管フレーム32Aを支軸に、走行装置1に対して傾斜調節される。
【0022】摘採装置3は、フレーム31自体が送風ダクトとして用いられているので、特別に送風管を要することがない。これにより、従来の摘採装置に比べてフレームを用いた機枠の構造が簡略化され、更に部品点数の低減により重量が軽減される。
【0023】一方、上記半自走型摘採機は、列状に栽植された茶樹畝の一方の畝間を作業者の操縦により走行装置1が走行し、該走行装置1に連結する摘採装置3に設けられた補助ハンドル37を、茶樹畝の他方の畝間に位置する作業者が支持して走行装置1の移動と共に移動しながら作業する。この際、前記摘採装置3は、上下調節機構22により適切な作業高さに調節され、また、モータ21bにより適切な作業角度に調整される。この場合には、走行装置1側および摘採装置3の頂部側に位置する畝間側とにそれぞれ作業者が位置して必要な操作を行ったり、あるいは、走行装置1を操作して畝間側のみに作業者が位置して必要な操作を行うことができる。
【0024】バリカン刃34により摘採された摘採物は、送風機39からフレーム31内を経てエルボ管41の吹き出し口41Aに向け送り出される送風により底板34A上を裾側側板32に向けて吹き飛ばされる。走行装置1が前進すると、上記摘採物は上述した送風の吹き出し方向と走行装置1の移動により後方に移動し、裾側側板32における欠損部分32Bに向かうことで畝間に吹き飛ばされる。なお、摘採物を畝間に移動させるための構造として、フレーム31の途中、好ましくは裾側側板32が位置する近傍の畝間に向けて刈り取られた枝や葉を移動させることが可能な枝葉移動機構を設けることも可能である。図7はこの場合の例を示している。図7において、ギヤ群40Bの出力側軸40Cに設けられているジョイント部材40Dには回転羽根43が取り付けられ、その回転羽根43の回転時に生じる羽根の向きによる押しつけ力によって裾側側板32に向けて移動してきた摘採物が裾側側板32に向けて強制的に移動させられ、畝間に向けて排出されるようにする。なお、回転羽根43は、上記ジョイント部材40Dに限らず、バリカン刃ケース34Bにおける回転部分に取り付けることも可能である。このような枝葉移動機構を設けることで、走行装置1の移動速度が速い場合でも摘採物が確実に後方に移動し、裾側側板32の欠損部分から畝間に摘採物を吹き落とすことができる。このような摘採物の移動は、例えば、摘採物である剪枝屑が少ない、いわゆる比較的浅い刈り込み量の刈りならしを行う場合には特に有効である。
【0025】以上のような実施例によれば、フレーム31として送風ダクトを兼ねた構造としたので、送風量を確保できる口径を有することで通常のフレームに比べて断面剛性を高めることが可能となり、フレームの数を増やして摘採装置3の支持剛性を高める場合に比べて重量軽減が図れる。なお、上述した実施例では摘採装置3は、走行装置1の左右いずれかの側に付け替えることができるようにすることも可能なものであり、付け替える場合には、例えば、逆方向での刈りならしが行える形状に摘採装置3をはじめとしてこの装置3の関連部分の構造を変更すれば良い。これにより、走行装置1が位置する畝間をはさんで隣り合う茶畝の一方側の片側を対象として刈ならし作業を行い、今までと逆方向に走行装置を移動させて茶畝の他方側の片側を対象として刈なら示唆業を行うことができる。上述した実施例では、フレーム31が茶畝の幅方向に沿って湾曲した構成の場合を説明したが、本発明では、このフレーム31が茶畝の幅方向に沿ったものであるので、例えば、茶樹畝の頂面が水平形状である場合を対象とした場合にはその形状に沿って水平方向の延ばされて構成されること勿論可能である。
【0026】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、摘採装置に備えられているフレームが剪枝された枝や葉を茶畝の裾方向に吹き飛ばす吹き出し口を有した送風ダクトとして用いられているので、敢えて送風ダクトを設ける必要がない。しかも、送風ダクトとして用いられるフレームはバリカン刃の上方に配置されているので、バリカン刃により剪定枝葉の移動を妨げることがない。これにより、通常必要とされていた送風ダクトをなくして構成の簡略化と重量軽減を図ることができる。従って、作業者への負担を軽減して作業性を向上させることが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000250270
【氏名又は名称】落合刃物工業株式会社
【出願日】 平成11年9月6日(1999.9.6)
【代理人】 【識別番号】100063565
【弁理士】
【氏名又は名称】小橋 信淳
【公開番号】 特開2001−69839(P2001−69839A)
【公開日】 平成13年3月21日(2001.3.21)
【出願番号】 特願平11−251630