| 【発明の名称】 |
結球野菜の切断装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】金光 幹雄
【氏名】貝沼 秀夫
【氏名】長木 司
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| 【要約】 |
【課題】キャベツのような結球野菜を収穫する収穫機に採用するのに適し、結球部から根茎部を精度よく切断する結球野菜の切断装置の開発。
【解決手段】挟持搬送部2と切断刃駆動部6を同調して駆動させ、挟持搬送部2の所定の位置に根茎部1bがあることを検知して、挟持搬送部の側方から根茎部が搬送される位置に向かって結球部1a側に膨出する円弧状あるいは曲線状の断面形状を持つ切断刃5を往復作動させる。挟持搬送部の左右一対のオーガ間に、移動してくる根茎部と当接する接触端子7を設けた。接触端子と連係して切断刃駆動部を起動させて切断刃を切断待機位置から切断位置まで一往復させ、該切断刃駆動部の作動に連動して接触端子と切断刃駆動部の連係を解除し、根茎部が接触端子と当接しない位置まで搬送された段階で接触端子を当接待機位置まで復帰させる付勢機構13,14を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 結球部と根茎部を有する収穫野菜の根茎部を挟持して搬送する挟持搬送部と、搬送中の結球部から根茎部を切断する切断刃を駆動する切断刃駆動部を有する結球野菜の切断装置において、前記挟持搬送部と切断刃駆動部を同調して駆動すると共に、挟持搬送部の所定の位置に根茎部があることを検知することによって、挟持搬送部の側方から根茎部が搬送される位置に向かって結球部側に膨出する円弧状あるいは曲線状の断面形状を持つ切断刃を往復作動させることを特徴とする結球野菜の切断装置。 【請求項2】 前記挟持搬送部を左右一対のオーガで構成し、この一対のオーガの間に、移動してくる根茎部と当接して検知する接触端子を設けたことを特徴とする請求項1記載の結球野菜の切断装置。 【請求項3】 前記接触端子と連係して切断刃駆動部を起動させて切断刃を切断待機位置から切断位置まで一往復させ、該切断刃駆動部の作動に連動して接触端子と切断刃駆動部の連係を解除し、根茎部が接触端子と当接しない位置まで搬送された段階で接触端子を当接待機位置まで復帰させる付勢機構を設け、この付勢機構により接触端子と切断刃駆動部を再び連係状態に復帰させることを特徴とする請求項1又は2記載の結球野菜の切断装置。 【請求項4】 前記挟持搬送部の上方に、搬送される結球部の頂部に接して上下動する押圧装置を設けると共に、挟持搬送部の側方から切断刃駆動部により往復作動する切断刃の高さを上下調節可能とし、前記押圧装置と切断刃駆動部をリンク杆で連係し、結球部の高さに連動して切断刃の高さを上下動させることを特徴とする請求項1、2又は3記載の結球野菜の切断装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、キャベツのような結球野菜を収穫する収穫機に採用するのに適し、結球部から根茎部を精度よく切断する結球野菜の切断装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、走行装置により走行する機体の先端部に、圃場に植生しているキャベツを機体の進行と共に掻き込む左右一対の掻き込み装置を設け、この掻き込み装置に続いて該掻き込み装置により掻き込まれたキャベツの根茎部を挟持して引き抜くと共に、根茎部を挟持しながら後方に向け搬送する左右一対のオーガからなる挟持搬送部と、搬送中の結球部から根茎部を切断する切断刃を駆動する切断刃駆動部を有するキャベツ収穫機が周知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記キャベツ収穫機においては、左右一対(2軸)のオーガにより根茎部が挟持されて搬送されてくるキャベツは、その搬送姿勢が、左右横方向にはほとんど傾斜しないが前後方向には傾斜しやすいという性質がある。このため、切断装置の切断刃が2軸オーガ一と平行に設けられる円盤形状のもの、特開平8−280222号公報に開示されているような、横部搬送ベルト17・17により結球野菜Kの両側を挟持して搬送する途中部に、正面視U字形の断続的に回転する仕上げカッター3を配設し、該仕上げカッター3の前方に茎検出センサー4を配し、結球野菜Kの茎部Kaを検知してから所定時間後に仕上げカッター3を位置回転させて、結球野菜Kの茎根元部を半球状に切断するもの、特開平9−38号公報に開示されているような、カッターCをスクリューコンベア3a,3bと直交する回転軸4により回転自在とし、この回転軸4の外周に、中央部5aが大径で両端側5b,5cが小径となる複数の刃板5を配設したもの、などでは、キャベツが前後に傾斜して搬送される場合に、根茎部を適切な状態で切断することができず、結球部の一部を切断して傷つけ、商品価値を低下させてしまうことがある、という問題点があった。本発明は、上記の問題点を解決することを目的になされたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために本発明は、A.結球部と根茎部を有する収穫野菜の根茎部を挟持して搬送する挟持搬送部と、搬送中の結球部から根茎部を切断する切断刃を駆動する切断刃駆動部を有する結球野菜の切断装置において、前記挟持搬送部と切断刃駆動部を同調して駆動すると共に、挟持搬送部の所定の位置に根茎部があることを検知することによって、挟持搬送部の側方から根茎部が搬送される位置に向かって結球部側に膨出する円弧状あるいは曲線状の断面形状を持つ切断刃を往復作動させることを特徴としている。 【0005】B.前記挟持搬送部を左右一対のオーガで構成し、この一対のオーガの間に、移動してくる根茎部と当接して検知する接触端子を設けたことを特徴としている。 【0006】C.前記接触端子と連係して切断刃駆動部を起動させて切断刃を切断待機位置から切断位置まで一往復させ、該切断刃駆動部の作動に連動して接触端子と切断刃駆動部の連係を解除し、根茎部が接触端子と当接しない位置まで搬送された段階で接触端子を当接待機位置まで復帰させる付勢機構を設け、この付勢機構により接触端子と切断刃駆動部を再び連係状態に復帰させることを特徴としている。 【0007】D.前記挟持搬送部の上方に、搬送される結球部の頂部に接して上下動する押圧装置を設けると共に、挟持搬送部の側方から切断刃駆動部により往復作動する切断刃の高さを上下調節可能とし、前記押圧装置と切断刃駆動部をリンク杆で連係し、結球部の高さに連動して切断刃の高さを上下動させることを特徴としている。 【0008】 【作用】上記の構成によって本発明の結球野菜の切断装置は、以下の作用をする。 ■.上記A.の構成を備えることにより、挟持搬送部と切断刃駆動部が同調して駆動し、挟持搬送部の所定の位置に根茎部があることが検知されてから挟持搬送部の側方から根茎部が搬送される位置に向かって切断刃が往復作動し、結球野菜が前後に傾斜していても結球部から根茎部の根元を円弧状に切断することで、結球部を傷つけることなく根茎部を適正な状態で切除する。 【0009】■.上記B.の構成を備えることにより、左右一対のオーガ間に、移動してくる根茎部と当接して検知する接触端子が設けられ、切断刃が根茎部を切断するオーガ搬送位置の1ピッチ前の位置で根茎部を検出してから切断刃駆動部を作動させ、結球部から根茎部を切断刃により切断し、結球部を傷つけることなく根茎部を適正に切除する。 【0010】■.上記C.の構成を備えることにより、接触端子と連係して切断刃駆動部が起動して切断刃を切断待機位置から切断位置まで一往復させ、結球部から根茎部を切断する。挟持搬送部と切断駆動部を同調回転させることによって、切断刃は正確に搬送中の結球野菜の根茎部を切断することができる。切断刃駆動部が作動状態になると接触端子と切断刃駆動部の連係が解除され、根茎部が接触端子と当接しない位置まで搬送されると接触端子は付勢機構により当接待機位置まで復帰し、接触端子と切断刃駆動部は再び連係状態に復帰する。これによって切断刃駆動部が1個の結球野菜に対して複数回作動して結球部を切断するようなミスを回避できる。 【0011】■.上記D.の構成を備えることにより、挟持搬送部の上方に設けた押圧装置の上下動と連動して切断刃駆動部により往復作動する切断刃の高さを上下調節し、結球部の高さに連動して切断刃の高さを上下動させて切断刃により結球部から根茎部を適正高さで切除する。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明による結球野菜の切断装置の第1実施例の全体斜視図で、切断装置として単独で使用できることはもちろん、周知のキャベツ収穫機に容易に組み込めるものである。符号1は圃場から抜き取られた状態のキャベツであり、結球部1aと根茎部1bを有している。このうちの根茎部1bを挟持して矢印方向に搬送する左右一対のスクリューオーガ(挟持搬送部)2が設けられ、該スクリューオーガ2には、入力軸3から動力を受ける伝動ケース4を介して回転動力が伝達され、ともに内側(矢印方向)に回転してキャベツ1の根茎部1bを挟持しつつ搬送するものである。 【0013】スクリューオーガ2により搬送中のキャベツ1の結球部1aから根茎部1bを切断する切断刃5を駆動する切断刃駆動部6が、スクリューオーガ2の側方に設けられている。切断刃5は、スクリューオーガ2により搬送されてくるキャベツ1の側方から根茎部1bが搬送される位置に向かって一往復し、結球部1a側に膨出する円弧状あるいは曲線状の断面形状を有するものである。挟持搬送部であるスクリューオーガ2と一回転クラッチの機能を有する切断刃駆動部6とは、同調して駆動するように、以下のように構成されている。 【0014】スクリューオーガ2,2間に、図4に詳細に示すように、移動してくるキャベツ1の根茎部1bと当接して検知する接触端子7を設けている。この接触端子7は円弧状に延びる先端側をスクリューオーガ2,2間に臨ませ、基端部を装置の機枠に固定した軸筒8に回動自在に軸支している。接触端子7の基部側に設けた延長部7aに第1のリンク杆9の一端が枢支され、その他端はベルクランク10の一端に枢支されている。ベルクランク10の他端には第2のリンク杆11の一端が枢支され、その他端は、図3に詳細に示すように、連係解除機構12の連係レバー12aの一端に枢支されている。 【0015】接触端子の延長部7aと装置機枠との間、及び連係レバー12aの第2のリンク杆11を枢支した側と切断刃駆動部6のケースとの間には、それぞれ付勢機構としての第1の付勢バネ13と第2の付勢バネ14が設けられ、接触端子7がキャベツ1の根茎部1bと当接して軸筒8を中心に回動し、根茎部1bが接触端子7と当接しない位置まで搬送された段階で接触端子7を当接待機位置まで復帰させる。切断刃駆動部6には、入力軸3から動力を受ける伝動ボックス15からチェン伝動系16を介して動力が伝達される。上記連係レバー12aは、切断刃駆動部6のケース上に軸12bを介して所定の範囲で水平方向に回動、かつ上下動可能に支持され、水平方向の回動は第2のリンク杆11により、また、上下移動は連係レバー12aの他端下面に接するカムアーム20により行われる。 【0016】連係レバー12aに近接して一回転クラッチ起動レバー17が水平方向に所定の範囲で回動可能に設けられ、連係レバー12aが回動すると起動レバー17と当接して回動し一回転クラッチを起動させる。この起動レバー17により一回転クラッチが起動すると、切断刃駆動部6のケースから上方に突出している出力軸部18に出力され、その上端部に設けられた回転盤19を一回転させる。回転盤19の外周縁には下側に向け押圧カムが形成されており、この押圧カムに上記カムアーム20の一端側を摺接させ、その他端側は連係レバー12aの下面に摺接している。 【0017】一方、上記切断刃5は、スクリューオーガ2と同方向に設けられた平行リンクからなる切断刃支持アーム21の先端部に支持されている。この切断刃支持アーム21はその基部側が、縦軸22を介して水平方向に、横軸23を介して上下方向にそれぞれ回動可能に装置フレーム24に支持されており、切断刃支持アーム21と上記回転盤19との間に設けられたクランクアーム25により切断刃5をスクリューオーガ2の側方から往復移動させ、スクリューオーガ2により搬送中のキャベツ1の結球部1aから根茎部1bを切断するようにしている。 【0018】スクリューオーガ2の上方には、スクリューオーガ2により搬送されてくる結球部1aの頂部に接して上下動する、押圧装置としての押圧ベルト26が設けられ、スクリューオーガ2の側方から切断刃駆動部6からの動力により往復移動する切断刃5の高さを上下調節可能としている。押圧ベルト26は駆動プーリ27と従動プーリに巻回されて矢印方向に回動し、キャベツ1の結球部1aの頂部に接することによる上下動を連係リンク28,リンク杆29を介して切断刃支持アーム21に伝達するようにしている。また、スクリューオーガ2の上方に、スクリューオーガ2により搬送されてくる結球部1aを左右両側から挟持して搬送する挟持搬送ベルト30(一方のみ図示)を設けてもよいものである。 【0019】次に、上記のように構成された結球野菜の切断装置の動作について説明する。スクリューオーガ2にキャベツ1が供給されていない状態では、切断刃5は図1に示す状態で往復移動及び上下移動しない。スクリューオーガ2にキャベツ1が供給されると、スクリューオーガ2による搬送過程で根茎部1bが接触端子7と当接し、接触端子7を第1の付勢バネ13の弾発力に抗して軸筒8を中心に図1で時計方向に回動させる。接触端子7の回動により、第1のリンク杆9、ベルクランク10、第2のリンク杆11を介して連係解除機構12の連係レバー12aを第2の付勢バネ14の弾発力に抗して時計方向に回動させ、一回転クラッチ起動レバー17を回動させて切断刃駆動部6を作動状態にする。 【0020】図3において、(a)及び(c)は、連係レバー12aと一回転クラッチ起動レバー17が連係可能状態にあり、カムアーム20は回転盤19の押圧カムにより押圧されておらず、接触端子7と切断刃駆動部6が連係された状態であり、この状態で接触端子7が根茎部1bと接触して連係レバー12aが軸12bを中心に水平方向に回動すると、連係レバー12aに押されて一回転クラッチ起動レバー17が回動して切断刃駆動部6をオン状態にする。すると、回転盤19が出力軸部18を中心に一回転し、クランクアーム25を介して切断刃支持アーム21を往復作動させて切断刃5がスクリューオーガ2の側方からスクリューオーガ2により搬送中のキャベツ1の結球部1aから根茎部1bを切断する。接触端子7が根茎部1bを検出してから切断刃5が根茎部1bを切断するまでのタイムラグは、この実施例ではスクリューオーガ2の搬送位置の1ピッチ分である。 【0021】切断刃駆動部6が作動状態になると、回転盤19の回転によりその押圧カムによってカムアーム20が押圧され、図3(d)に示すように、連係レバー12aの軸12が押し上げられ、連係レバー12aと一回転クラッチ起動レバー17が離間して連係状態は解除され、一回転クラッチ起動レバー17により切断刃駆動部6が作動状態になることはない。そして、接触端子7と切断刃駆動部6の連係が解除された状態で、根茎部1bが接触端子7と当接しない位置まで搬送された段階では接触端子7は第1の付勢バネ13により当接待機位置まで復帰し、また同時に、連係レバー12aは第2の付勢バネ14により一回転クラッチ起動レバー17と連係可能位置まで復帰し、接触端子7と切断刃駆動部6を連係可能状態に復帰させる。 【0022】一方、スクリューオーガ2により搬送されてくるキャベツ1の結球部1aの頂部は押圧ベルト26と接し、押圧ベルト26を上下動させ、この上下動は、連係リンク28,リンク杆29を介して切断刃支持アーム21に伝達され、スクリューオーガ2の側方から切断刃駆動部6からの動力により往復動する切断刃5の上下高さを調節する。従って、切断刃5は、接触端子7が根茎部1bを検出するのと同調して切断刃駆動部6により切断刃支持アーム21を往復作動させ、スクリューオーガ2の側方からスクリューオーガ2により搬送中のキャベツ1の結球部1aから根茎部1bを切断する際、結球部1aの高さに応じて切断刃5の上下高さを自動調節し、結球部1aから根茎部1bを適切な状態に切断する。なお、スクリューオーガ2により搬送されてくる結球部1aを左右両側から挟持して搬送する挟持搬送ベルト30を設けていると、根茎部1bをより安定して切断することができる。 【0023】円弧状の切断刃5により、スクリューオーガ2の側方からキャベツ1の結球部1aから根茎部1bを切断するときは、図2に示すように、(a)のように結球部1aがスクリューオーガ2により正立状態で搬送されていると、切断刃5の中心位置Cが結球部1aの前後中心位置とほぼ合致し、切断刃5は広い範囲にわたって根茎部1bを切断する。(b)のように結球部1aがスクリューオーガ2により前倒れ状態で搬送されていると、切断刃5の中心位置Cが結球部1aの前側に偏奇し、切断刃5の後半部で根茎部1bを切断するが、切断刃5が円弧状のため根茎部1bは支障なく切断される。(c)のように結球部1aがスクリューオーガ2により後倒れ状態で搬送されていると、切断刃5の中心位置Cが結球部1aの後側に偏奇し、切断刃5の前半部で根茎部1bを切断するが、切断刃5が円弧状のため根茎部1bは支障なく切断される。 【0024】図5に示す本発明の第2実施例のものは、第1実施例のものに比べ、切断刃5の支持構造を変更したもので、第1実施例の切断刃支持アーム21、縦軸22、横軸23に代えて、前後方向に屈伸する下部支持リンク31と上部支持リンク32からなり、上部支持リンク32の上端に切断刃5を取付け、切断刃5の後方に上記クランクアーム25の先端部を枢支し、下部支持リンク31の側部にリンク杆29aの先端部を枢支したものである。 【0025】この第2実施例のものにおいては、その動作において、第1実施例のものに比べて切断刃5の運動軌跡がやや異なり、根茎部1bの切断面が3次局面状に切断されることになり、結球部1aがスクリューオーガ2により傾斜して搬送されてきても、上述の第1実施例のものものと同様、あるいはそれ以上の精度で根茎部1bをより正確に切断することができる。 【0026】図6に示す本発明の第3実施例のものは、上記第1実施例及び第2実施例のものにおける接触端子7から切断刃駆動部6までの伝達手段を機械的なもので構成しているのを、電気的な構成にしたものである。即ち、接触端子7の延長部7aによりオン・オフされるリミットスイッチ33を設け、このリミットスイッチ33を制御装置34に接続し、制御装置34からの出力によりソレノイド(サーボモータでもよい)35により一回転クラッチ起動レバー17を制御するものである。なお、接触端子7を光電センサとして制御装置34に入力するようにしてもよく、また、切断刃駆動部6を一回転クラッチに限らず、例えば一回転モータにしてもよいものである。これによって、図3に示すような機械的な連係解除機能を設けることなく、遅延リレーのような電気的制御機能の付加によって、1個の結球野菜に複数回切断作動するようなミスを回避することができる。 【0027】この第3実施例のものにおいても、動作上は上記第1実施例及び第2実施例のものと変わるところがない。第1実施例及び第2実施例の機械的な構成に比べて構成を簡略化することができる。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように本発明の結球野菜の切断装置によれば、以下の作用効果を奏することができる。 【0029】■.挟持搬送部と切断刃駆動部を同調して駆動すると共に、挟持搬送部の所定の位置に根茎部があることを検知することによって、挟持搬送部の側方から根茎部が搬送される位置に向かって結球部側に膨出する円弧状あるいは曲線状の断面形状を持つ切断刃を往復作動させるが、挟持搬送部と切断刃駆動部が同調して駆動していることから、切断刃の中心部は、正常な姿勢で搬送されている結球野菜の根茎部を正確に切断することができる。また、結球野菜が前後に傾斜して搬送されてきても、結球部の側方から根茎部の根元を円弧状に切断することにより、結球部を傷つけることなく根茎部を適正な状態で切除することができる。 【0030】■.挟持搬送部を左右一対のオーガで構成し、この一対のオーガの間に、移動してくる根茎部と当接して検知する接触端子を設けたので、左右一対のオーガ間に設けられた接触端子が移動してくる根茎部と当接して検知し、この根茎部の検出と連動して切断刃駆動部を作動させ、切断刃により結球部から根茎部を切断し、しかも結球部を傷つけることなく適正に切除することができる。 【0031】■.接触端子と連係して切断刃駆動部を起動させて切断刃を切断待機位置から切断位置まで一往復させ、該切断刃駆動部の作動に連動して接触端子と切断刃駆動部の連係を解除し、根茎部が接触端子と当接しない位置まで搬送された段階で接触端子を当接待機位置まで復帰させる付勢機構を設け、この付勢機構により接触端子と切断刃駆動部を再び連係状態に復帰させるので、切断刃駆動部は1個の結球野菜に対して1回だけ作動することから、複数回作動して結球部を切断するようなミスを回避できる。また、切断刃駆動部が作動状態になると接触端子と切断刃駆動部の連係が解除され、根茎部が接触端子と当接しない位置まで搬送されると接触端子は付勢機構により当接待機位置まで復帰し、接触端子と切断刃駆動部は再び連係状態に復帰することができる。 【0032】■.挟持搬送部の上方に、搬送される結球部の頂部に接して上下動する押圧装置を設けると共に、挟持搬送部の側方から切断刃駆動部により往復作動する切断刃の高さを上下調節可能とし、前記押圧装置と切断刃駆動部をリンク杆で連係し、結球部の高さに連動して切断刃の高さを上下動させるので、挟持搬送部の上方に設けた押圧装置の上下動と連動して切断刃駆動部により往復移動する切断刃の高さを上下調節し、結球部の高さの変化に連動して切断刃の高さを上下動させて切断刃により結球部から根茎部を適正高さで切除することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000195568 【氏名又は名称】生物系特定産業技術研究推進機構
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| 【出願日】 |
平成11年8月25日(1999.8.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100063565 【弁理士】 【氏名又は名称】小橋 信淳
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| 【公開番号】 |
特開2001−61326(P2001−61326A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月13日(2001.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−238207 |
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