| 【発明の名称】 |
野菜収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】水津 清明
【氏名】楫野 豊
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| 【要約】 |
【課題】コンベアの姿勢を適正に維持してコンベアからの野菜の落下を少なくし、また、コンベアの姿勢設定を操縦席側とコンベア側とのいずれからでも行えるものとして操作性の向上及び作業能率の向上を図る。
【解決手段】走行装置6を有する移動用車両2と、移動用車両2上へ野菜を移送するコンベア3とを設けて野菜収穫機を構成する。そして、コンベア3の姿勢を検出する姿勢検出手段51と、コンベア3の姿勢を任意に手動設定する姿勢設定手段46,49と、姿勢検出手段51の検出結果に基づいてコンベア3の姿勢を姿勢設定手段46,49によって設定した姿勢に維持するコンベア姿勢制御手段50とを設ける。更に、姿勢設定手段46,49を移動用車両2の操縦席7近傍側とコンベア3の自由端側とに夫々設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行装置6を有する移動用車両2と、該移動用車両2上へ野菜を移送するコンベア3とを設けた野菜収穫機において、前記コンベア3の姿勢を検出する姿勢検出手段51と、該コンベア3の姿勢を任意に手動設定する姿勢設定手段46,49と、前記姿勢検出手段51の検出結果に基づいてコンベア3の姿勢を前記姿勢設定手段46,49によって設定した姿勢に維持するコンベア姿勢制御手段50とを設けると共に、前記姿勢設定手段46,49を移動用車両2の操縦席7近傍側とコンベア3の自由端側とに夫々設けたことを特徴とする野菜収穫機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、野菜収穫機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、圃場に植生する野菜、例えば西瓜の収穫作業は、この西瓜を蔓切りして運搬車まで積み込む作業を全て手作業で行わねばならず、この西瓜が重量物であるために甚だ重労働を強いられるものであった。そこで、例えば、特開平9−142670号公報や特開平7−289050号公報に記載されているように、走行装置を有する移動用車両に、該移動用車両上へ野菜を移送するコンベアを設けた野菜収穫機が試みられてきた。 【0003】これにより、圃場での収穫作業は手作業で行う必要があるものの、この収穫した野菜をコンベア上に置けば、この野菜を自動的に移動用車両上に移送して積み込み、運搬することができる。このようにして野菜収穫機を圃場作業者の収穫作業に追走させれば、積み込んだ野菜を一括して集積場へ運搬することができ、作業の効率化が図れるというものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の特開平7−289050号公報に記載された野菜収穫機は、コンベアの姿勢を変更調節することができず、また、特開平9−142670号公報に記載された野菜収穫機は、コンベアの姿勢を手動で変更調節するものであった。 【0005】このため、圃場での収穫作業中、移動用車両が圃場面の凹凸等により傾斜すると、コンベアも傾斜してしまい、このコンベア上の野菜が落下してしまう不具合があり、この結果、作業能率が低下する欠点のあるものであった。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き課題を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。すなわち、走行装置6を有する移動用車両2と、該移動用車両2上へ野菜を移送するコンベア3とを設けた野菜収穫機において、前記コンベア3の姿勢を検出する姿勢検出手段51と、該コンベア3の姿勢を任意に手動設定する姿勢設定手段46,49と、前記姿勢検出手段51の検出結果に基づいてコンベア3の姿勢を前記姿勢設定手段46,49によって設定した姿勢に維持するコンベア姿勢制御手段50とを設けると共に、前記姿勢設定手段46,49を移動用車両2の操縦席7近傍側とコンベア3の自由端側とに夫々設けたことを特徴とする野菜収穫機の構成としたものである。 【0007】このような野菜収穫機において、収穫作業を行う際には、走行装置6とコンベア3とを駆動しながら移動用車両2を圃場内において低速走行させる。そして、圃場作業者は、圃場に植生する野菜を手作業で収穫して野菜収穫機のコンベア3上に載置供給する。すると、コンベア3上に載置供給された野菜は、該コンベア3によって移動用車両2上へ移送される。尚、移動用車両2上では、移送されてきた野菜を機体上作業者の手作業等により、貯留部へ収納可能である。 【0008】しかして、このような収穫作業中、コンベア3の姿勢を姿勢検出手段51によって検出し、コンベア姿勢制御手段50により、姿勢検出手段51の検出結果に基づいてコンベア3の姿勢が姿勢設定手段46,49によって設定した姿勢に維持される。これにより、コンベア3上の野菜の落下を少なくすることができる。 【0009】また、コンベア3の姿勢を任意に手動設定する姿勢設定手段46,49が、移動用車両2の操縦席7近傍側とコンベア3の自由端側とに夫々設けられるため、操縦席7側とコンベア3側とのいずれからでもコンベア3の姿勢設定を行うことができる。 【0010】 【発明の効果】以上のように、この発明は、走行装置6を有する移動用車両2と、該移動用車両2上へ野菜を移送するコンベア3とを設けた野菜収穫機において、前記コンベア3の姿勢を検出する姿勢検出手段51と、該コンベア3の姿勢を任意に手動設定する姿勢設定手段46,49と、前記姿勢検出手段51の検出結果に基づいてコンベア3の姿勢を前記姿勢設定手段46,49によって設定した姿勢に維持するコンベア姿勢制御手段50とを設けると共に、前記姿勢設定手段46,49を移動用車両2の操縦席7近傍側とコンベア3の自由端側とに夫々設けたことを特徴とする野菜収穫機としたので、コンベア3の姿勢を適正に維持してコンベア3からの野菜の落下を少なくし、また、コンベア3の姿勢設定を操縦席7側とコンベア3側とのいずれからでも行えるものとして操作性の向上及び作業能率の向上を図ることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】この発明の実施の形態について説明する。まず、収穫対象野菜を西瓜(イ)とし、圃場において手作業で収穫した西瓜(イ)を、移動用車両2の一側に設けた移送コンベア装置3(コンベア3)に供給して移動用車両2上へ移送する構成とする。そこで、これら移動用車両2、及び移送コンベア装置3等よりなる野菜収穫機1を図示して説明する。 【0012】図1〜図4に示すように、前記移動用車両2の車台4の下部には、土壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ5を張設した走行装置6を配設すると共に、後端部の左右両側には、補助車輪5aを設ける。また、該車台4の平面視右側の前方部には、作業者が搭乗する操縦席7を設け、該操縦席7の前方部には、操作装置8を設ける。 【0013】前記操作装置8は、移送コンベア装置3の移送終端部近傍で立ち作業する作業者Bによって操作可能な位置に配置する。また、図7、図8に示すように、該操作装置8には、移動用車両2の走行速度を前後に無段階に変速操作する主変速手段9を設ける。該主変速手段9には、例えば、低速位置へ操作して低速の走行速度を設定し、この設定した走行速度状態を保持するか又はこの低速の走行速度を更に遅い略半分の超低速に切換える補助切換手段10を設ける。また、前記操作装置8には、左右方向への操作により走行方向を調節する方向切換手段11と、アクセルレバ−12、及び副変速切換手段13を設ける。尚、前記補助切換手段10は、主変速手段9の近傍に配置する。これにより、前記補助切換手段10の切換操作によって、主変速手段9の操作で設定される低速から高速までの走行速度は、該補助切換手段10の切換操作により、閉位置への操作ではそのままの走行速度に維持され、開位置への操作では略半分の遅い走行速度に切換られる構成である。 【0014】そして、前記操縦席7の下部で且つ車台4の上側には、エンジン14を搭載すると共に、該車台4の上側には、西瓜(イ)を収納して貯留するコンテナ15を搭載する。また、前記車台4上側における後方一側、例えば平面視右側には、前記コンテナ15の下側に回転自在に設けたコンテナ用車輪15aを保持する三角形状で所定幅の車輪固定具16,16を前後方向に所定間隔を設けて装着する。これにより、該コンテナ15搭載時の搭載位置の位置決めが容易になると共に、西瓜(イ)を投入する際に、該コンテナ15の移動が防止できる。尚、後側のコンテナ用車輪15aは操向しない構成であるが、これを従動操向自在に構成するもよい。 【0015】また、前記車台4の車輪固定具16を装着した側の前部には、コンテナ15を平面視右側へ移動させた際に、該コンテナ15の前側で右側のコンテナ用車輪15aを受ける補助受台17を設ける。これにより、該コンテナ15の移動が容易であると共に、該コンテナ15をフォ−クリフトにより積み降ろしする作業が容易となる。 【0016】そして、前記車台4の上側には、コンテナ15の搭載部と、移送コンベア装置3で移送される西瓜(イ)を移送終端部で取り出してコンテナ15へ投入する等の後処理作業を行う作業者Bの搭乗位置とを仕切るL字形状の仕切板18を設け、該仕切板18の高さを、作業者Bが容易に越えることができる高さに設定する。このように該仕切板18を設けたことにより、コンテナ15の積み込み及び積み降しをフォ−クリフトにより、安全に行うことができる。 【0017】また、図9の油圧回路図に示す如く、エンジン14からの回転を変速する変速器19は、一方側に姿勢可変式の斜盤を有する可変ポンプ20を設け、前記主変速手段9の操作位置に応じて、該可変ポンプ20の斜盤姿勢を調節して走行速度を無段変速できる構成とする。尚、前記変速器19の他方側にはモ−タ21を設けると共に、中間部位には変速回路22を設ける。そして、前記補助切換手段10の開位置への切換操作により、前記モ−タ21へ送油する送油量を減少制御する可変絞り弁23を作動させる構成とする。また、前記補助切換手段10を開位置へ切換操作すると、前記可変絞り弁23が絞り状態に作動し、前記モ−タ21の回転数を前記主変速手段9の操作で変更して得られる走行速度は、略半分の遅い速度に変更される。 【0018】また、24はオイルタンクであり、該オイルタンク24から一方側のポンプ25aを介して送られる送油によって、上下シリンダ26及びサイドクラッチ操作用のプッシュシリンダ27,27を作動制御する構成である。尚、28,29は切換弁である。また、前記オイルタンク24から他方側のポンプ25bを介して送られる送油は、切換弁30を経てコンベアモ−タ31へ送油される構成である。尚、該コンベアモ−タ31によって移送コンベア装置3を回転駆動する構成である。 【0019】しかして、図3、図4に示すように、前記車台4の上側で平面視前部の左側には、移送コンベア装置3を縦軸回動自在に軸支する主支柱メタル32を設ける。そして、移送コンベア装置3の前後両側に設けた根元支持板33の、収穫作業状態時に前側になる該根元支持板33の外側へ突出させて設けた受メタル34aに、主支柱34bを設け、該主支柱34bを前記主支柱メタル32へ挿入して支持させ、前記移送コンベア装置3を縦軸回動自在に構成する。 【0020】そして、前記移送コンベア装置3は、前後両側に根元支持板33と、先支持板35とを設け、該根元支持板33の移送終端部側には、鼓形状のプ−リ36aを回転自在に軸支する。また、前記先支持板35の移送始端部側には、回動自在に回動ピン35aで軸支した回動杆35bを設け、該回動杆35bの一方側の先端部には、鼓形状のプ−リ36bを回転自在に軸支して設け、これら各プ−リ36a,36bに移送ベルト37を掛け渡す。尚、この状態において、図5に示すように、前記移送ベルト37の断面形状は、V字状ないしU字状となる。また、該移送ベルト37の周面には、所定間隔で前後両側に移送板37aを装着しており、移送コンベア装置3前側で手作業で西瓜(イ)を収穫する作業者Aにより、前記移送ベルト37上へ収穫された西瓜(イ)が載置供給され、該移送ベルト37周面に設けた移送板37aによって西瓜(イ)が係止移送される構成である。尚、前記回動杆35bの他方側の端部には、固定用溝35cを設け、該固定用溝35cを前記先支持板35のボルト35dへ挿入して蝶ナット等により締結する。 【0021】また、前記根元支持板33と先支持板35との接合部は、左右方向に傾斜させた構成であり、前側のこれら両支持板33,35の接合部には、各接合メタル38a,38bを設け、これら各接合メタル38a,38bの接合孔部には、接合ピン39を左右方向に傾斜状態に挿入し、接合させて構成する。従って、移送コンベア装置3は、前記接合ピン39を回動支点として、先端部側を回動させて折り畳み可能である。そして、移送コンベア装置3を折り畳み状態に操作したときには、前記回動ピン39を回動支点として、先端部の前記先支持板35の移送始端部を上部とし、接合部を下部として、先支持板35側を傾斜状態に折り畳む構成である。 【0022】即ち、先端部側の前記先支持板35を折り畳む操作を行うときは、回動杆35bを回動させて、移送ベルト37をプ−リ36bから取り外した後に前記先支持板35を折り畳み、その後に、前記移送ベルト37を根元部側の根元支持板33,33間の上側へ折り畳み状態に収納する構成とする。これにより、折り畳み操作が容易となり、また、接合部を傾斜させることにより、折り畳んで収納したときに、その全長が短くなり、収納幅も狭くすることができる。 【0023】また、前記主支柱34bに設けた保持板40と前側の根元支持板33に設けた支持杆40aとの間には、調節シリンダ41を設け、該調節シリンダ41の作動により、保持板40に設けた回動ピン40bを回動中心として、移送コンベア装置3を上下回動させる構成とする。そして、前記根元支持板33の外側面の移送終端部には、移送ベルト37を回転駆動する重量物であるコンベアモ−タ31、及び、減速器43等を設ける。これにより、上下回動支点の回動ピン40b部から先端部が長い構成の移送コンベア装置3のバランスをとることができる。 【0024】しかして、前記操縦席7の側方に運転席側操作パネル42を配置する一方、前記移送コンベア装置3の自由端部(搬送始端部)にコンベア側操作ボックス43を取り付ける。そして、前記運転席側操作パネル42には、自動傾斜制御入り切りスイッチ44と、手動上下スイッチ45と、傾き調整ダイヤル46(姿勢設定手段)とを配置する。また、前記コンベア側操作ボックス43にも、自動傾斜制御入り切りスイッチ47と、手動上下スイッチ48と、傾き調整ダイヤル49(姿勢設定手段)とを配置する。 【0025】そして、図12に示すように、コントロ−ラ50(コンベア姿勢制御手段50)に対して、その入力側に、コンベア傾斜センサ51(姿勢検出手段51)と、前記運転席側操作パネル42の自動傾斜制御入り切りスイッチ44と手動上下スイッチ45と傾き調整ダイヤル46とを接続すると共に、コンベア側操作ボックス43の自動傾斜制御入り切りスイッチ47と手動上下スイッチ48と傾き調整ダイヤル49とを接続する。一方、前記コントロ−ラ50に対して、その出力側に、調節シリンダ41を伸長させる切換弁のコンベア上昇ソレノイド52と、調節シリンダ41を短縮させる切換弁のコンベア下降ソレノイド53とを接続する。 【0026】以上の構成により、運転席側操作パネル42の自動傾斜制御入り切りスイッチ44またはコンベア側操作ボックス43の自動傾斜制御入り切りスイッチ47のいずれかを入りとすると、コンベア傾斜センサ51の検出結果に基づいて、移送コンベア装置3の姿勢を、傾き調整ダイヤル46ないし傾き調整ダイヤル49のいずれかによって設定した傾斜姿勢に維持すべく、コントロ−ラ50からコンベア上昇ソレノイド52及びコンベア下降ソレノイド53に出力がなされる。この際、傾き調整ダイヤル46と傾き調整ダイヤル49との設定傾斜姿勢のうち、制御目標として有効になるのは、自動傾斜制御入り切りスイッチ44または自動傾斜制御入り切りスイッチ47のうち、入り操作された側の運転席側操作パネル42側またはコンベア側操作ボックス43側の傾き調整ダイヤル46または傾き調整ダイヤル49の設定傾斜姿勢である。また、この傾斜制御中に傾き調整ダイヤル46ないし傾き調整ダイヤル49が操作された場合には、この操作量に応じてコンベア上昇ソレノイド52またはコンベア下降ソレノイド53に出力がなされ、移送コンベア装置3の傾斜姿勢(目標姿勢)を調整可能である。尚、この傾斜制御中に、手動上下スイッチ45または手動上下スイッチ48が操作された場合には、この傾斜制御に優先してコンベア上昇ソレノイド52及びコンベア下降ソレノイド53に出力がなされ、移送コンベア装置3を任意に上下調節することができる。 【0027】また、前記移送コンベア装置3を自動収納可能に構成してもよい。即ち、図13に示すように、コントロ−ラ54に対して、その入力側に、傾き調整ダイヤル55と、コンベア傾斜センサ56と、手動上下スイッチ57と、モ−メンタリ型スイッチより成る収納スイッチ58とを接続する一方、その出力側に、移送コンベア装置3を主支柱34b中心に旋回させるコンベア旋回モ−タ59と、調節シリンダ41を伸長させる切換弁のコンベア上昇用ソレノイド60と、調節シリンダ41を短縮させる切換弁のコンベア下降用ソレノイド61とを接続する。この構成により、コンベア傾斜センサ56の検出結果を傾き調整ダイヤル55によって設定した傾きに合致させるべく、コンベア上昇用ソレノイド60とコンベア下降用ソレノイド61とに出力がなされる。そして、収納スイッチ58をワンタッチ操作すると、コンベア上昇用ソレノイド60に所定時間の出力がなされ、移送コンベア装置3が一定量上昇し、旋回収納可能な高さに至る。尚、この後、コンベア旋回モ−タ59に所定時間出力を行って、移送コンベア装置3を収納位置まで自動旋回させるように構成するとよい。このように、収納スイッチ58を操作することにより、ワンタッチで移送コンベア装置3を収納可能な高さまで上昇させることができるため、操作性及び作業能率が向上する。 【0028】また、前記移送コンベア装置3の傾斜制御を次のように構成してもよい。即ち、図14に示すように、コントロ−ラ62に対して、その入力側に、スロ−プセンサ63と、傾き調整ダイヤル64と、自動水平制御入り切りスイッチ65とを接続する一方、その出力側に、調節シリンダ41を伸長させる切換弁のコンベア上昇用ソレノイド66と、調節シリンダ41を短縮させる切換弁のコンベア下降用ソレノイド67とを接続する。この構成により、自動水平制御入り切りスイッチ65を入り状態とすると、スロ−プセンサ63の検出結果を傾き調整ダイヤル64によって設定した傾きに合致させるべく、コンベア上昇用ソレノイド66とコンベア上昇用ソレノイド66とに出力がなされる。但し、図15、図16に示すように、この出力は、例えば3秒毎の一定時間毎に出力許可期間を設定し、この出力許可期間内に出力要請があった場合にのみ出力されるものとする。従って、出力許可期間以外は出力禁止期間となる。このように出力許可期間を設定することにより、該移送コンベア装置3の自由端部が頻繁に上下動することを抑え、圃場作業者が西瓜(イ)を移送コンベア装置3上に安全かつ容易に載置供給し易くすることができる。 【0029】また、図17に示すように、前記コントロ−ラ62の出力側に、更に、ブザ−68とランプ69とを接続して構成し、図18に示すように、前記出力禁止期間中に該ランプ69を点灯させ、出力禁止期間終了直前(即ち、出力許可期間開始直前)に前記ブザ−68を鳴らすようにしてもよい。このように構成することで、圃場作業者が移送コンベア装置3の上下動開始を視覚と聴覚とで察知でき、西瓜(イ)を移送コンベア装置3上に載置供給するタイミングを容易に計ることができ、作業能率を向上させることができる。 【0030】また、前記移送コンベア装置3の傾斜制御を次のように構成してもよい。即ち、図19に示すように、コントロ−ラ70に対して、その入力側に、スロ−プセンサ71と、傾き調整ダイヤル72と、自動水平制御入り切りスイッチ73と、西瓜検出センサ74とを接続する一方、その出力側に、コンベアモ−タ31へ送油を行う切換弁30のソレノイド77と、調節シリンダ41を伸長させる切換弁のコンベア上昇用ソレノイド75と、調節シリンダ41を短縮させる切換弁のコンベア下降用ソレノイド76とを接続する。この構成により、図20に示すように、自動水平制御入り切りスイッチ73を入り状態とすると、スロ−プセンサ71の検出結果を傾き調整ダイヤル72によって設定した傾きに合致させるべく、コンベア上昇用ソレノイド75とコンベア上昇用ソレノイド76とに出力がなされる。但し、西瓜検出センサ74によって、西瓜(イ)がまだ移送コンベア装置3の端部にあること(即ち、移送コンベア装置が停止していること)が検出されている場合には、出力要求があっても、コントロ−ラ70からコンベア上昇用ソレノイド75とコンベア下降用ソレノイド76とに出力はなされない。これにより、作業者が西瓜(イ)を取り損なうことを防止することができ、西瓜(イ)の損傷を防ぐと共に、作業効率を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月2日(1999.8.2) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−45848(P2001−45848A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月20日(2001.2.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−218999 |
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