| 【発明の名称】 |
芝刈り機 |
| 【発明者】 |
【氏名】前川 勝
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| 【要約】 |
【課題】土手の端等や凸状斜面等の刈り残しや刈り込み過ぎを防止し、更には従来より容易に方向転換させることを可能な、特に、高齢者に好適な芝刈り機を提供する。
【解決手段】エンジン付手押し式芝刈り機において、車輪を機体1の前方、後方、右方、左方に夫々配置し、即ち、略菱形状の位置に配置した構成とする。又、後車輪を左右に回転自在とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】エンジン付手押し式芝刈り機において、車輪が略菱形状となる位置に配置し更に後車輪が左右に回転自在な構成であることを特徴とする芝刈り機。 【請求項2】芝刈り高を調整する構造において、支柱下部が機体に固着する二本の支柱10A10Bが適宜の間をあけ及びこの支柱10A10Bにボルトが通った状態に立設しこの支柱10A10B間に中部材を上下にスライド可能に挟み上記ボルトにナットを締めて固定し更にこのナットを緩めて中部材を上下に調整した後にこのナットを締める刈り高調整部であり、中部材には細長のボルト孔を支柱10A10B側に貫通した状態に設け及びこの中部材下部には車軸径より大きめの貫通孔を設けこの大きめの貫通孔に車軸が通った刈り高調整構造であることを特徴とする請求項1記載の芝刈り機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン付手押し式芝刈り機に関するものであり、より詳しくは、この芝刈り機の四輪が機体の前方、後方、右方、左方である即ち、略菱形状の位置に配置し、後車輪が左右に回転自在な構成であることを特徴とする芝刈り機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ゴルフ場や公園、庭園、学校等をはじめとして芝生のあるところでは、この芝を刈るのに一般的に、四輪及びハンドルを備えたエンジン付手押し式芝刈り機を用いていた(図12参照)。ところが、この芝刈り機の車輪においては、車輪の配置(図13参照)は、前車輪として左右対称的に、後車輪として左右対称的に配置されており、これを上から見ると前側車輪と後側車輪が平行状に配置された構成であった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、土手の長手方向上部の芝を刈る場合は、土手上部斜面の端に前及び後車輪の片側の車輪を寄せて刈っていたが、車輪が土手からはみだせない為に、土手の長手方向の端の芝を刈ることができずに刈り残しがあった(図14参照)。この土手の端の芝を下から斜面に沿って刈り上げていく場合にも端に刈り残しができており(図15参照)、この刈り残しを手で刈っていた。又、図16を参照して、なだらかな凸状斜面をのぼりながら芝を刈る場合、刈り高を一定化させることができない為、芝刈り機の車輪間中央に凸状斜面の峰がさしかかった時には、機体の腹がついたような状態となり芝を短く刈り込みすぎていたり芝の根が入っている土までも刃で削るような場合が多かった。凸状斜面の峰等の芝を刈る場合にも(図17参照)機体の腹が峰についた状態となり車輪が浮いて土までも削っていた等しており、芝を張り替えたり種を蒔き替えたり等の養生が大変である等作業効率が悪かった。更には、芝刈り機を方向転換させる場合、後側車輪が左右に回転自在になっていない為、前輪を浮かす為にハンドルを下方向に力を込めることで後輪左・右に重心をかけながら方向を変えていたので、刃が浮いて刈り残しができたり、力の弱い人や、特に、高齢者にとっては取扱い上で不便があった等の問題があった。 【0004】本発明は上記のような背景に着目してなされたものであり、土手の端等の芝の刈り残しをすることなく刈れることやなだらかな凸状斜面の芝の刈り込み過ぎを防止し、従来の芝刈り機より容易に方向転換をさせることができ、特に高齢者に好適な芝刈り機を提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決する手段】上記課題を解決するために本発明は、エンジン付手押し式芝刈り機において、車輪が機体の前方、後方、右方、左方である即ち、この四輪が略菱形状となる位置に配置し、且つ、後車輪を左右へ回転自在な構成とする。また、この芝刈り機において、芝の刈り高の調整を行なう構造として、支柱下部が機体に固着する二本の支柱10A10Bが適宜の間をあけ、及び、この支柱10A10Bにボルトが通った状態に立設し、この支柱10A10B間に中部材を上下にスライド可能に挟み上記ボルトにナットを締めて固定し、又、このナットを緩めて中部材を上下に調整した後にこのナットを締める刈り高調整部であり、中部材には細長のボルト孔を支柱10A10B側に貫通した状態に設け、及びこの中部材下部には車軸径より大きめの貫通孔を設け、この大きめの貫通孔に車軸が通った刈り高調整構造の芝刈り機を構成することを特徴てする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態を示す斜視図であり、車輪が機体前方、後方、右方、左方に、即ち、略菱形状となる位置に配置していることを示す。図2は、図1の車輪の取付け状態を示す斜視図である。図5は、図1及び図2の車輪の位置の概要を示す平面図である。 【0007】1は機体であり、2はハンドルである。この機体1及びハンドル2については従来技術のものを用いる。本発明では車輪は機体1の、前方に前車輪3、後方に後車輪4、右方に右車輪5、左方に左車輪6というように、機体1の前後左右、即ち、略菱形状の位置に夫々配置される。尚、後輪は、左右に回転自在の構成とする。この四輪の機体1への取付け方法は、例えば図2のように、車軸7の一方に車輪を取付け他方はクランク状に形成し且つピン孔を設けており、機体1にはこの車軸7を取り付ける為の止め部8を設け、この止め部8に車軸7を差し込んでから車軸7のピン孔に割りピン等で固定する構成とする。 【0008】更に図3の刈り高調整部、及び、図4の中部材の側面図を参照して、車軸7を適宜の状態で固定する為に、及び、芝刈り高を調整する為に、刈り高調整部9として、目盛りのついた支柱10A、10Bを、後述する目盛りのついた中部材11が上下にスライド可能な間隔をあけこの支柱下端を機体1に溶着(又はボルト・ナットで締める)する。支柱10A10B上部にはボルト孔を設けボルトを通しナットで締めるようにする。 【0009】目盛りのついた中部材11下部には車軸7径より大きめの貫通孔11aが空いており、この貫通孔に車軸が通っている。又、この中部材には、支柱10A、10B間に挟まる状態に取り付ける場合の支柱10A、10B側に貫通する細長のボルト孔11b設ける。 【0010】この支柱10A、10B間に挟まった中部材11を目盛りを適宜に合わせてナットを締めて固定する。この場合には、支柱は車軸を挟み、且つ、車軸をその高さより上下にずれないようにする効果を奏するものである。更に刈り高を調整する場合は、ナットを緩め中部材を上又は下にスライドさせて調節しナットを再び締めて固定することにより、芝の刈り高の調整を行なう構造としたものである。尚、この取付け方法は前後左右各々の車輪は同様の取付け方とする。 【0011】このように車輪を略菱形状に配置することにより、図6を参照して、土手の長手方向上部の芝を長手方向に刈るような場合、例えば右一車輪を土手から外しても三輪車のような動きで前後車輪と左車輪とで刈り高を一定させて機体1内の刃1aが土手上部の端よりはみだして進行させることにより、芝を刈り残しをすることなく容易に刈ることができる。(図中の矢印は芝刈り機の進行方向を示す)。図7は図6の正面面であり、右車輪が土手から食み出した状態で土手上部の芝を刈ることができる状態を示す。 【0012】又、図8のように土手の端の芝を下から斜面に沿って刈り上げていく場合にも左車輪が土手の端から食み出した状態でも前後車輪及び右車輪で刈り高を一定させながら刈り残しをすることなくきれいに刈ることができる。 【0013】本発明は車輪の配置が、機体中心から前方、後方、右方、左方位置に略菱形状の位置に配置しているので、図9のように、なだらかな峰に向い芝を下から上へ刈り上げ、峰を刈り更にを刈り下がる場合、前後左右の車輪は常に凸状斜面上に位置することとなり、凸状左右には左右車輪で対応することができる。凸状前後には前後車輪が対応することができる。従って、従来の車輪のように機体の腹が地面につくというようなことがなく、前後左右の四輪が刈り高を一定させバランスのとれた状態で凸状斜面を上り下りすることが容易であり、芝の長さを一定に刈ることができるものである。 【0014】また、図10のように、凸状斜面のなだらかな峰に沿って芝を刈るような場合にも、従来技術では車輪が峰をまたがる状態となるため機体の腹が峰について土まで切る等、使用勝手が悪かったが、本発明では機体の前方に前車輪3、後方に後車輪4が配置されているので、前後左右の車輪は常に凸状斜面に位置することとなり、凸状左右には左右車輪で対応することができる。凸状前後には前後車輪が対応することができる。即ち、前車輪3と後車輪4との二輪と左右いずれかの一輪との三輪の状態でも凸状斜面の峰の上を進行することができる。しかも、前後車輪で刈り高が一定する為、この峰に機体1の腹がつくことなく芝を一定の長さに刈ることができる。この場合、なだらかな峰に沿って芝を刈る場合は、前後車輪が主となり右斜面の刈り込みには右車輪との三輪で、左斜面の刈り込みには左車輪との三輪で、峰の部分の刈り込みには左右いずれかとの三輪で刈ることにより、刈り高を一定に刈ることができる。図11は、図10の正面からの車輪の状態を示し、左車輪が凸状斜面から浮いた三輪状態でを峰の芝を刈り残しすることなく刈っていけるものである。 【0015】更に、本発明では後輪が左右に回転自在となっているので、わずかな力で方向転換させることが可能であり、この場合、方向転換中にも従来のように前側車輪を浮くことがないので刈り残しをすることなくきれいに刈ることができるものである。 【0016】 【発明の効果】このように本発明は、芝刈り機の車輪を略菱形状に配置したことにより、土手の長手方向上部の芝を刈ったり、土手の端の芝を下から刈り上げたり、凸状斜面の峰の芝を刈る場合でも、右又は左車輪の一輪が土手から外れた状態での三輪の状態でも、前後車輪と右又は左車輪のいずれかの車輪での三輪は常に芝上に位置するので刈り高を一定させて芝を刈り残すことなく、きれいに刈り取ることができるようになった。また、凸状斜面を下から凸状を超えながら芝を刈る場合にも、前後左右の車輪は常に斜面に刈り高を一定した状態で凸状斜面上に位置するので、凸状左右には左右車輪が対応することができる。凸状前後には前後車輪が対応することができる。この場合、芝を長く切りすぎたり芝の根が入っている土まで削り取ってしまうことがなくなったので、従来のように刈り残し部分を手作業で刈りとるとか峰に刃が食い込むこというようなことがなくなった。又、ゴルフ場でのプレイヤーにとってもきれいに刈り取られたコースで楽しいプレーができる。 【0017】更にはこの車輪の後輪だけを左右方向に回転自在の構成としたことにより、わずかな力で後車輪に重心をかけて方向転換をすることができるものである。しかも、自在に操作してジグザグに芝を刈っていくこともできる使い良い芝刈り機となった。 【0018】また、本発明の芝の刈り高を調整部は、支柱間に中部材が上下にスライド可能な構造は、極めて低コストであり且つ、ナットを緩めて中部材を上下にスライド調節を行ないナットを締めて固定するだけでよい実用的なものである。 【0019】即ち、ゴルフ場とか学校等をはじめ芝刈り作業は、一般的に高齢者が作業をすることが多いので特に、体力の弱い人や高齢者には労力の無だを軽減し作業効率が向上する使い良い芝刈り機である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591202616 【氏名又は名称】前川 勝
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| 【出願日】 |
平成11年8月2日(1999.8.2) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−45831(P2001−45831A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月20日(2001.2.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−250577 |
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