| 【発明の名称】 |
玉ねぎ収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】河村 修
【氏名】岸 徹
【氏名】坂田 誠司
【氏名】山崎 保
【氏名】上田 康文
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| 【要約】 |
【課題】機体のバランスをよくし、安全な収穫作業ができるものにする。
【解決手段】エンジン(E)を機体の左右幅方向略々中央部に位置させ、走行装置駆動用のミッションケ−ス(M)をエンジン(E)の前がわに配設する。エンジン(E)と操縦部(A)との間にラジエ−タ(4)を配置し、ラジエ−タ(4)への外気導入ダクト(5)を操縦部(A)の下側に取りつけ、外気導入ダクト(5)をラジエ−タ(4)の下部がわに連結してラジエ−タ(4)と外気導入ダクト(5)を後方視でL形にし、運転シ−ト(6)とラジエ−タ(4)の間に操作用サイドコラム(7)を介在させ、エンジン(E)のエアクリ−ナ(8)を外気導入ダクト(5)に並設しエアクリ−ナ(8)を外気導入ダクト(5)に連通連結して、外気導入ダクト(5)からエアクリ−ナ(8)に吸入させ、燃料タンク(9)をエンジン(E)の他側方に設ける等の配置構成にする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行装置(1)を有する機体の前部がわにエンジン(E)を搭載し、操縦部(A)をそのエンジン(E)の一側方において機体から突設させ、また、エンジン(E)の前方から上方にかけて機体幅と略々同幅の掘取装置(2)と持上搬送装置(3)を設けてなるもので、エンジン(E)を機体の左右幅方向略々中央部に位置させ、走行装置(1)駆動用のミッションケ−ス(M)をエンジン(E)の前がわに配設して構成したことを特徴とする玉ねぎ収穫機。 【請求項2】 エンジン(E)と操縦部(A)との間にエンジン(E)冷却用のラジエ−タ(4)を配置し、そのラジエ−タ(4)への外気導入ダクト(5)を操縦部(A)の下側に取りつけてあることを特徴とする請求項1.記載の玉ねぎ収穫機。 【請求項3】 操縦部(A)の下側に取りつけた外気導入ダクト(5)をラジエ−タ(4)の下部がわに連結してラジエ−タ(4)と外気導入ダクト(5)を後方視でL形に構成したことを特徴とする請求項2.記載の玉ねぎ収穫機。 【請求項4】 操縦部(A)における運転シ−ト(6)とラジエ−タ(4)の間に操作用サイドコラム(7)を介在させたことを特徴とする請求項3.記載の玉ねぎ収穫機。 【請求項5】 エンジン(E)運転用吸入空気のエアクリ−ナ(8)を外気導入ダクト(5)に並設してエアクリ−ナ(8)を外気導入ダクト(5)に連通連結し、外気導入ダクト(5)を通して吸入空気をエアクリ−ナ(8)に吸入させるようにしたことを特徴とする請求項2.記載の玉ねぎ収穫機。 【請求項6】 エンジン(E)用の燃料タンク(9)をラジエ−タ(4)と反対がわのエンジン(E)の他側方に設け、その燃料タンク(9)上に注油用のバルブユニット(10)を載設してあることを特徴とする請求項2.記載の玉ねぎ収穫機。 【請求項7】 エンジン(E)を挟んで前がわに走行装置(1)のミッションケ−ス(M)を、後方がわに掘取装置(2)と持上搬送装置(3)等に動力を伝達するPTO軸(11)をそれぞれ設け、エンジン(E)の出力軸(12)からミッションケ−ス(M)の入力軸(13)とPTO軸(11)に動力を供給する駆動手段(D)を燃料タンク(9)とエンジン(E)の間に設けたことを特徴とする請求項6.記載の玉ねぎ収穫機。 【請求項8】 駆動手段(D)は出力軸(12)と入力軸(13)とPTO軸(11)を機体の左右幅方向にして平行にしベルト駆動によるものにしてあることを特徴とする請求項7.記載の玉ねぎ収穫機。 【請求項9】 操縦部(A)の外側部に立設状態に設けるオペレ−タ用プロテクタ(14)の下部がわで外気導入ダクト(5)とエアクリ−ナ(8)を覆い、そのプロテクタ(14)を外側方に横倒れ状態にして運転シ−ト(6)の外側部と外気導入ダクト(5)とエアクリ−ナ(8)を開放可能にしたことを特徴とする請求項5.記載の玉ねぎ収穫機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用形の玉ねぎ収穫機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、走行装置を有する機体の前部がわにエンジンを搭載し、操縦部をそのエンジンの一側方において機体から突設させ、また、エンジンの前方から上方にかけて機体幅と略々同幅の掘取装置と持上搬送装置を設けてなる玉ねぎ収穫機等の乗用形自走作業機は実開平58−158633号公報、実開平58−158718号公報等によって公開されて一般に知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このように、乗用形の玉ねぎ収穫機なるものは既に公開されて知られているところであるが、本発明はこの乗用形のものの機体のバランスをよくしてオペレ−タが安全な収穫作業ができるように改善するのを主目的として発明に至ったものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、走行装置を有する機体の前部がわにエンジンを搭載し、操縦部をそのエンジンの一側方において機体から突設させ、また、エンジンの前方から上方にかけて機体幅と略々同幅の掘取装置と持上搬送装置を設けてなるもので、エンジンを機体の左右幅方向略々中央部に位置させ、走行装置駆動用のミッションケ−スをエンジンの前がわに配設して構成したのである。 【0005】また、エンジンと操縦部との間にエンジン冷却用のラジエ−タを配置し、そのラジエ−タへの外気導入ダクトを操縦部の下側に取りつけたのである。 【0006】この操縦部の下側に取りつけた外気導入ダクトはラジエ−タの下部がわに連結してラジエ−タと外気導入ダクトを後方視でL形にしたのである。 【0007】そして、操縦部における運転シ−トとラジエ−タの間に操作用サイドコラムを介在させてある。 【0008】エンジン運転用吸入空気のエアクリ−ナを外気導入ダクトに並設してエアクリ−ナを外気導入ダクトに連通連結し、外気導入ダクトを通して吸入空気をエアクリ−ナに吸入させるようにしたのである。 【0009】また、エンジン用の燃料タンクをラジエ−タと反対がわのエンジンの他側方に設け、その燃料タンク上に注油用のバルブユニットを載設する。 【0010】前記のエンジンを挟んで前がわに走行装置のミッションケ−スを、後方がわに掘取装置と持上搬送装置等に動力を伝達するPTO軸をそれぞれ設け、エンジンの出力軸からミッションケ−スの入力軸とPTO軸に動力を供給する駆動手段を燃料タンクとエンジンの間に設けたのである。 【0011】この駆動手段は出力軸と入力軸とPTO軸を機体の左右幅方向にして平行にしベルト駆動によるものにしてある。 【0012】また、操縦部の外側部に立設状態に設けるオペレ−タ用プロテクタの下部がわで外気導入ダクトとエアクリ−ナを覆い、そのプロテクタを外側方に横倒れ状態にして運転シ−トの外側部と外気導入ダクトとエアクリ−ナを開放可能にしてある。 【0013】 【発明の実施の形態】 【実施例】以下、この発明による玉ねぎ収穫機について実施例図を参照し説明すると、この収穫機は乗用形であって、先ず、図3〜図5によりその概要を記載することにする。 【0014】(1)はクロ−ラ式の走行装置を示し、この走行装置(1)は機体の水平を検出する水平センサ−を備え、その水平センサ−の検出により油圧シリンダによって左右がわの各クロ−ラ(15)を上下動して機体を水平状態に修正する水平制御手段を具備している。 【0015】上記の走行装置(1)を備えた機体前部がわの走行機台(16)部分にエンジン(E)を搭載し、操縦部(A)はエンジン(E)の右側方である一側方において走行機台(16)を延出した延設部(16a)上に設けて機体から突設させ、エンジン(E)の前方から上方にかけては機体幅と略々同幅の掘取装置(2)と、この掘取装置(2)で掘取ったものを持上げる持上搬送装置(3)が設けられ、掘取装置(2)と持上搬送装置(3)の間には掻上装置(17)が介装され、また、持上搬送装置(3)により持上げたものを受継いで後方に搬送する間に選別する選別搬送装置(18)を備えている。 【0016】そして、持上搬送装置(3)および掘取装置(2)と掻上装置(17)は油圧シリンダ(19)によって昇降し、また、掘取装置(2)と掻上装置(17)は油圧シリンダ(20)により前記の昇降に上下動が附加されて対地高さが変更調節可能になっている。 【0017】また、選別搬送装置(18)の始端がわでは小石や搬送中の玉ねぎのうち小形のものが漏下し樋(21)内を落下して前側の受箱(22)に入り、搬送の途上においては走行機台(16)から外側方に突出する作業ステップ(23)上に立つ作業者によって、玉ねぎのなかの腐りなどの不良品がピックアップされて樋(24)内から後側の受箱(25)に落下し、選別搬送装置(18)の終端に至って落下する標準大以上の玉ねぎは走行機台(16)の後端から突出し油圧シリンダ(26)と昇降ガイド(27)によって昇降自在のフォ−ク(28)に載置したコンテナ(29)に落下し収容されるようになっている。 【0018】次に、図1と図2によって機体前部がわの走行機台(16)部分に搭載したエンジン(E)と、そのエンジン(E)周りおよび延設部(16a)上に設ける操縦部(A)等の関連配置構成について記載する。 【0019】前記エンジン(E)は機体の左右幅方向の略々中央部において走行機台(16)上に位置し、走行装置(1)駆動用のミッションケ−ス(M)をそのエンジン(E)の前がわに設けるとともに、エンジン(E)の出力軸(12)とミッションケ−ス(M)の入力軸(13)を機体の左右幅方向にして平行に設置するのである。なお、(30)はエンジン(E)のマフラ−、(31)はクロ−ラ(15)が懸回するところの駆動スプロケットである。 【0020】(4)はエンジン(E)冷却用のラジエ−タで、エンジン(E)と操縦部(A)との間に設けられ、(5)は外気導入ダクトであって、吸入がわを外側方に向け操縦部(A)のステップ(32)の下側で走行機台(16)の延設部(16a)の間に形成される空間に取りつけてラジエ−タ(4)の下部がわに連結し、ラジエ−タ(4)と外気導入ダクト(5)を後方視でL形に構成して、操縦部(A)の操作用サイドコラム(7)をラジエ−タ(4)の上部がわの側面にそわせた状態で隣設させている。(33)はラジエ−タファンである。 【0021】(34)は操縦部(A)のステップ(32)上に立設する操縦コラム、(35)はこの操縦コラム(34)から上方に向け突出する操縦用の丸ハンドル、(6)は丸ハンドル(35)の後方がわに設けた運転シ−トで、サイドコラム(7)に装着する支持ア−ム(36)に取りつけられ、運転シ−ト(6)とラジエ−タ(4)の間に前記のサイドコラム(7)を介在させたのである。 【0022】(8)はエンジン(E)の吸入空気のエアクリ−ナであって、外気導入ダクト(5)の後がわでステップ(32)と延設部(16a)の間に配置され、そのエアクリ−ナ(8)は連通パイプ(37)により外気導入ダクト(5)に連通連結して外気導入ダクト(5)を通して吸入空気をエアクリ−ナ(8)に吸入させるようにしている。なお、(38)はエアクリ−ナ(8)からエンジン(E)への吸入パイプ、(39)は外気導入ダクト(5)の前がわに設置したバッテリ−である。 【0023】(9)はエンジン(E)用の燃料タンクを示し、その燃料タンク(9)はラジエ−タ(4)と反対がわのエンジン(E)の左側方である他側方において走行機台(16)上に設置され、給油口(40)から補充される燃料は燃料ポンプによってエンジン(E)に送られるようになり、燃料タンク(9)の上に各部に注油するためのバルブユニット(10)が載設されている。 【0024】そして、前記のように、エンジン(E)の前がわにミッションケ−ス(M)が配設され、エンジン(E)の出力軸(12)とミッションケ−ス(M)の入力軸(13)は左右幅方向にして平行になっているが、そのエンジン(E)の後方がわに変速ケ−ス(41)から左側方に向け平行に横設して、掘取装置(2)・掻上装置(17)・持上搬送装置(3)・選別搬送装置(18)等に動力を供給するPTO軸(11)が設けられ、エンジン(E)と燃料タンク(9)の間に出力軸(12)から入力軸(13)とPTO軸(11)にベルト駆動による駆動手段(D)が設けてある。(42)は注油タンクを示したものである。 【0025】(14)は操縦部(A)の右外側部、即ち、オペレ−タの乗降がわに立設状態に設けたプロテクタで、走行機台(16)の延設部(16a)の外端に下端を樞支して矢印のように外側方に横倒れ状態に変更可能にし、立設の状態にすることによりオペレ−タのプロテクタの役目を果たすとともに、外気導入ダクト(5)とエアクリ−ナ(8)の外側部を覆い、横倒れ状態にして運転シ−ト(6)の外側部と外気導入ダクト(5)とエアクリ−ナ(8)を開放可能にしている。 【0026】これによって、機体の前部がわはバランスよくコンパクトになり機体は安定して、エンジン(E)の快調な運転とオペレ−タの安全性・操縦性がよい状態で玉ねぎの収穫作業が行え能率が向上するのである。 【0027】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。 【0028】走行装置を有する機体の前部がわにエンジンを搭載し、操縦部をそのエンジンの一側方において機体から突設させ、また、エンジンの前方から上方にかけて機体幅と略々同幅の掘取装置と持上搬送装置を設けてなるもので、エンジンを機体の左右幅方向略々中央部に位置させ、走行装置駆動用のミッションケ−スをエンジンの前がわに配設して構成したから、エンジンとミッションケ−スの2つの重量物の機体中央部への配設により機体の左右バランスが改善されてオペレ−タは安全な収穫作業ができる。 【0029】エンジンと操縦部との間にエンジン冷却用のラジエ−タを配置し、そのラジエ−タへの外気導入ダクトを操縦部の下側に取りつけてあるから、外気導入ダクトは機体の空白スペ−スを有効に利用して外側から新鮮な冷風をラジエ−タに供給しエンジンの冷却効果を向上させる。 【0030】操縦部の下側に取りつけた外気導入ダクトをラジエ−タの下部がわに連結してラジエ−タと外気導入ダクトを後方視でL形に構成することにより、操縦部を低位に設定することができオペレ−タの乗降が楽に行える。 【0031】操縦部における運転シ−トとラジエ−タの間に操作用サイドコラムを介在させたことによって、サイドコラムが隔壁の役目を兼ねオペレ−タの安全が確保できる。 【0032】エンジン運転用吸入空気のエアクリ−ナを外気導入ダクトに並設してエアクリ−ナを外気導入ダクトに連通連結し、外気導入ダクトを通して吸入空気をエアクリ−ナに吸入させものにしたから、ラジエ−タへの外気導入ダクトを利用することにより構成を簡略化しながらエアクリ−ナの汚れを極力防止できる。 【0033】エンジン用の燃料タンクをラジエ−タと反対がわのエンジンの他側方に設け、その燃料タンク上に注油用のバルブユニットを載設してあるから、燃料タンクとバルブユニットによって機体の左右バランスがはかられ、バルブユニットのメンテナンス性も向上する。 【0034】エンジンを挟んで前がわに走行装置のミッションケ−スを、後方がわに掘取装置と持上搬送装置等に動力を伝達するPTO軸をそれぞれ設け、エンジンの出力軸からミッションケ−スの入力軸とPTO軸に動力を供給する駆動手段を燃料タンクとエンジンの間に設けたことによって、駆動手段の側方が燃料タンクによりカバ−されて安全である。 【0035】駆動手段は出力軸と入力軸とPTO軸を機体の左右幅方向にして平行にしベルト駆動によるものにしてあるから、駆動手段が簡単なものでエンジンからミッションケ−スの入力軸とPTO軸に動力伝達が可能になる。 【0036】操縦部の外側部に立設状態に設けるオペレ−タ用プロテクタの下部がわで外気導入ダクトとエアクリ−ナを覆い、そのプロテクタを外側方に横倒れ状態にして運転シ−トの外側部と外気導入ダクトとエアクリ−ナを開放可能にしたことにより、プロテクタは外気導入ダクトとエアクリ−ナの覆い部材を兼ね、かつ、横倒れ状態になるから外気導入ダクトとエアクリ−ナのメンテナンス性がよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月11日(1999.8.11) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−45820(P2001−45820A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月20日(2001.2.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−227803 |
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