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【発明の名称】 施肥装置付移植機のポンプ装置
【発明者】 【氏名】畑山 至

【氏名】近藤 健一

【要約】 【課題】肥料タンク4の下部に肥料ポンプ装置5を簡単に固定でき、メンテナンス作業が容易で、更に肥料タンク4から肥料ポンプ装置5への肥料の繰出しを良好に行なうことができる施肥装置付移植機のポンプ装置を提供する。

【解決手段】走行機体1aに設置した肥料タンク4内の肥料を、肥料ポンプ装置5を介して繰出して施肥する施肥装置付移植機において、肥料ポンプ装置5を肥料繰出部5aを構成するポンプケース59の一側面に肥料ポンプ部5bを、他側面に繰出伝動部5cとを水平方向に一体的に並設し、肥料タンク4の底壁43に肥ポンプケース59を着脱可能に固定した施肥機のポンプ装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体1aに設置した肥料タンク4内の肥料を、肥料ポンプ装置5を介して繰出して施肥する施肥装置付移植機において、前記肥料ポンプ装置5を、ポンプケース59の一側に肥料ポンプ部5bを、他側に肥料繰出部5aを水平方向に一体的に併設し、前記ポンプケース59を肥料タンク4の下部に取付固定した施肥装置付移植機のポンプ装置。
【請求項2】 ポンプケース59を肥料タンク4に対して、この肥料タンク4内から固定させるように構成した請求項1記載の施肥装置付移植機のポンプ装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施肥装置付移植機の走行機体に設置される肥料タンクに肥料ポンプ装置を簡単且つコンパクトに取付けることができる施肥装置付移植機のポンプ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、苗の植付けと同時にペースト状の流動性を有する肥料を地中に施肥する施肥装置付移植機としての乗用型の田植機は、特開平11−32531号公報に示される構成により、機体の前部両側に搭載する肥料タンクに肥料ポンプ装置を設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の施肥装置付移植機の肥料ポンプ装置5は、図6(B)の断面図に示すように、肥料タンクの下部に一体的に形成されたサブタンク部4cの中に肥料ポンプ部の一部を貫通して設けるとともに、そのタブタンク部4cの両側に肥料ポンプ部5bと繰出伝動部5cをそれぞれ配置して構成している。
【0004】従って、肥料タンク4の形状、特にサブタンク部4cを一体とした下部構造が複雑化するとともに、各部の肥料タンク4への気密接合を要する取付け部分が煩雑になっている。そのために各部に対して個別に取外して行なう修理や点検等のメンテナンス作業を行なうことが困難となる等の欠点があった。
【0005】更に、肥料タンク4は肥料ポンプ装置5がその下方のサブタンク部4cの部分に組付けられる構造になっているので、肥料タンク4がその分、下方に延長されており、その結果、機体の地上高を高くとることができない等の問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る施肥装置付移植機のポンプ装置は、走行機体1aに設置した肥料タンク4内の肥料を、肥料ポンプ装置5を介して繰出して施肥する施肥装置付移植機において、前記肥料ポンプ装置5を、ポンプケース59の一側に肥料ポンプ部5bを、他側に肥料繰出部5aを水平方向に一体的に併設し、前記ポンプケース59を肥料タンク4の下部に取付固定したことを特徴としている。
【0007】更に、ポンプケース59を肥料タンク4に対して、この肥料タンク4内から固定させて組み上げるように構成したことを特徴としている。
【0008】
【実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
【0009】1は、本発明に係る施肥装置2を走行機体1aに備えた施肥装置付移植機であり、図示例では施肥と同時に苗の植付けを行なう乗用型移植機を示している。
【0010】図1,図2において施肥機1は、前輪1bと後輪1cを有する走行機体1aの前部にエンジン1dを搭載してボンネット1fで覆い、その後部に運転席1eを設け、機体1aの後部に昇降リンク機構を介して苗載台3aに載置した苗を掻取って圃場の地面に植付ける植付爪3b等を有する植付装置3を備え、更に施肥装置2の肥料タンク4を前輪1bの上方前部で、走行機体1aの左右両側位置に配設している。そして肥料タンク4内に収容している流動性肥料を肥料ポンプ装置5から繰出して肥料管5pを介して、その終端に設けたノズル管5kによって植付苗の側方の地中に吐出施肥する構成としている。
【0011】このような構成からなる移植機1は、エンジン動力を機体フレーム10の中腹部に設置したトランスミッション11から、本発明による繰出伝動構造6及び肥料の繰出変速操作構造7を介して肥料ポンプ装置5を変速伝動可能に駆動することにより、圃場又は苗の状況、或いは走行速度に対応させた適正量の施肥を的確に行なうことができるようにしている。
【0012】次に、施肥装置付移植機1に搭載した施肥装置2の各部の詳細な構成について説明する。
【0013】(肥料タンク)先ず肥料タンク4は図2〜図6(A)及び図7に示すように、機体フレーム10に設けた取付枠4aに機体前後方向に沿って支持し、その上部中央に蓋40を開閉可能に有する大径の肥料供給口41を開口している。
【0014】また、肥料タンク4の下方は下向きに集束する漏斗状に形成し、その下端に図8に示したポンプケース59の上面の開口部59aと接合する開口部43aを設け、この開口部43aの周囲には底壁43を一体的に成形し、この底壁43には上記ポンプケース59を取付ネジ45で取付けるための取付孔を開口している。
【0015】(肥料ポンプ装置)肥料ポンプ装置5は、図8〜図13に示すように、前記肥料タンク4の底壁43に対して着脱可能に取付けられるポンプケース59(一種のサブタンクを構成している)内に、複数の攪拌体50(肥料の攪拌と移送を行う)を回転可能に機体前後方向に列設支持してなる「肥料繰出部5a」と、ポンプ筒51とこのポンプ筒51内で回転可能に軸支されるスクリューポンプ式のネジポンプ52とからなり、ポンプケース59の内側に各攪拌体50に対応して着脱可能に取付けられる「肥料ポンプ部5b」と、更にポンプケース59の機体外方に後述する繰出伝動構造6の入力軸69から各繰出体50に設けたポンプ軸53が有するスプロケット55にチェン56を介して転動駆動させる「繰出伝動部5c」とで構成されている。
【0016】従って、上記のように構成された肥料ポンプ装置5においては、肥料繰出部5aが肥料タンク4の底部に固定され、肥料ポンプ部5bと繰出伝動部5cがともに図10及び図6(A)に示すように肥料繰出部5aの外殻を形成しているポンプケース59の両側面に、水平方向に並設されて組立てられることになる。
【0017】その結果、伝動機構とポンプ軸の構成が水平方向に平面的になり、肥料タンク4の下部に平面的にコンパクトにまとめて取付けることができ、そのため、機体全高を高くすることなく、地上高を可及的に高くすることができるものである。
【0018】また、従来の肥料タンク4においては図6(B)に示すように、この肥料タンク4の下部の外方両側面に、肥料ポンプ部5bと繰出伝動部5cをサンドイッチ状に組上げている。
【0019】これに対して本発明の肥料ポンプ装置5は、肥料繰出部5aを構成するポンプケース59を中心とし、一方の側面に肥料ポンプ部5bを、他方の側面に繰出伝動部5cを、あらかじめ「ブロック状」に部品組みした状態で、中央のポンプケース59を肥料タンク4の下方に組付けるように構成しており、肥料ポンプ装置5の組付け及び分解が簡単でメンテナンス作業等も能率よく容易に行なうことができるものである。なお、5dは繰出伝動部5cを覆うカバーであり、ポンプケース59に着脱可能に取付けている。
【0020】(肥料ポンプ装置と肥料タンクとの連結)肥料ポンプ装置5の肥料タンク4に取付ける際には、図3,図6(A),図8ないし図10に示すように、先ずポンプケース59の開口部59aの周囲の対角線位置に突設しているスタッドボルト59cを、肥料タンク4の下部の開口部43aの周囲の底壁43の孔に挿通し、これを肥料タンク4内で連結してポンプケース59の位置決めと仮支持を行なう。
【0021】次に、各取付孔(ネジ孔)59dに肥料タンク4内側から取付ネジ45を螺挿して締結すると、ポンプケース59は肥料タンク4の底壁43と簡単かつ的確に固定することができるものである。
【0022】前記のように肥料タンク4とポンプケース59の取付部を肥料タンク4内に設けたので、ポンプケース59を大きくすることなく、タンク4の下部を幅広に構成でき、従って車体前部の幅を広げることなく、タンク容量を広げることができる。
【0023】また、図8に示すようにポンプケース59には可撓性を有するパイプからなる肥料排出筒5eを設けている。更に、図10,11に示すようにポンプケース59の底壁の中央部には洗浄時にポンプケース59内に残留しようとする肥料及び水を排出するための排出口5fを開口しており、この排出口5fを開閉可能に覆う蓋5gを固定する取付ネジ螺挿用のネジ孔5hを、攪拌体50の攪拌羽根50aが存在しない軸部に近接させてポンプケース59の内方に突出させた底壁部位に形成している。
【0024】また、図12に示すようにポンプケース59の底壁は攪拌体50の上記軸部に沿わせて隙間を小とするように近接させて形成しており、排出口5fから肥料及び水を排出する際に、ポンプケース59内に肥料及び水を多量に残留させることなく洗浄を良好に行なうことができるようにしている。
【0025】そのために本発明に係る装置においては従来の装置に比較して機体幅を大きく構成する必要がなく、従って回行半径を小さく抑えると共に、肥料タンク4内から肥料ポンプ装置5への肥料の供給を良好、且つ速やかに行なうことができる。
【0026】(肥料ポンプ装置,繰出伝導構造,繰出変速操作構造)次に肥料ポンプ装置5の繰出伝動構造6及び繰出変速操作構造7等について説明すると、先ず繰出伝動構造6は、図2,図14,15,16及び図19に示すように、トランスミッション11(図2)の出力軸に設けている出力スプロケット60と、その前方に位置する施肥変速伝動部61の入力軸62に設けた入力スプロケット63との間に駆動チェン65を巻掛けし、施肥変速伝動部61内に設置されて繰出変速操作構造7で変速切換操作される変速機構(図示せず)と、これを介して変速回転可能に軸支される変速伝動軸66で構成されている。
【0027】そしてこの変速伝動軸66は、左右の肥料ポンプ装置5の直近まで横軸で延長され、その両端と前記肥料ポンプ装置5の入力軸69との間を後述する接手構造8を介して係脱可能に連結する構成にしている。
【0028】また、この構成において施肥変速伝動部61の変速伝動ケース67(図18)は、右方の肥料ポンプ装置5の内側近傍で、且つ、変速伝動軸66を両入力軸69と横方向の同一線上で直接的に連結する位置において機体フレーム10に固定している(図2)とともに、入力軸62を変速伝動軸66より前方の位置に軸支させた構成にしている。
【0029】(繰出伝動構造と施肥装置付移植機の旋回操作)以上のような繰出伝動構造6で伝動される左右の肥料ポンプ装置5は、これらの間に設置した施肥変速伝動部61の変速伝動軸66を両側に突出させ、そしてこの変速伝動軸66と横方向の同一軸線上に肥料ポンプ装置5の最後部において内向きに入力軸69を突出させ、両者を接手構造8で直接的に連結するように構成している(図15)。
【0030】一方、従来の施肥装置付移植機においては、機体の前側に肥料ポンプ装置の変速伝動軸を設けている関係で、機体を旋回走行させる際に変速伝動軸や肥料ポンプ装置の伝動軸や入力軸部等の伝動構造が、畦等に接当して損傷を受け易いといった欠点があった。
【0031】これに対して本発明に係る施肥装置付移植機においては、前記構成の繰出伝動構造6を採用しているので、走行機体1aを畦に接近させて旋回させても、畦等に接当することなく、損傷を防止できるため、効率のよい施肥作業を行なうことができることになる。
【0032】また、トランスミッション11から肥料ポンプ装置5への繰出伝動構造6は、図2に示すように肥料ポンプ装置5の後方部に集約的に設置されているので、機体フレーム10の前部に繰出伝動構造6の保護カバー等を省略できる。
【0033】また、繰出伝動構造6は図16,図17に示す接手構造8によってその組付け分解等をメンテナンス作業性をよく行なうようにしている。
【0034】(接手構造)接手構造8は図15〜17に示すように、変速伝動軸66の端部に固定した自在接手80と、この自在接手80の自由端に着脱係止可能な係止部81と入力軸69の端部に形成したスプライン部69aに軸方向スライド可能に嵌挿するスプライン穴81を有する可動接手83で構成され、上記入力軸69の端部は自在接手80の端部とスライド接手間隔を持って離間させている。
【0035】従って、上記接手構造8は図16(B)で示す可動接手83を入力軸69に深く嵌挿した状態において、可動接手83が自在接手80と分離された状態にあるので肥料ポンプ装置5及び変速伝動ケース67(18)を、互いに一方を固定した状態においても他方の着脱を簡単に行なうことができる。
【0036】また、図16(C)のように可動接手83をスライドさせて自在接手80と連結することにより両者を簡単に接続できる。従って、肥料ポンプ装置5と変速伝動ケース67のメンテナンス作業を個別或いは両方のいずれにおいても能率よく容易に行なうことができるものである。
【0037】(繰出変速操作構造)次に繰出変速操作構造7について説明する。
【0038】この繰出変速操作構造7は施肥変速伝動部61(図2)操作用の主変速操作レバー7aと副変速操作レバー7bを、肥料タンク4の側方に沿わせ(図4〜6)ボンネット1fの側方に形成されるステップ1sとの間に前後に並べて立設している。そして両レバー7a,7bのステップ1s側は補助苗載台15を支持する支柱16に横設された横枠17でガードした構造になっており(図4)、ステップ1s上を歩行する際の足との接触を防止している。また、この横枠17(図7)は両レバー7a,7bの変速位置を表示する主変速表示部7cと副変速表示部7dを貼着する表示部材を兼ねさせている(図5)。
【0039】従って、肥料タンク4とステップ1sとの小さな空隙部に、主変速操作レバー7aと副変速操作レバー7bとを容易に設置することができる。このように構成したことによってこれらのレバー7a,7bの存在確認を運転者が把握し易くしている。また、両レバー7a,7bの上方を握って前後動作をするので、誤操作がなく、択一操作を的確に行なうことができる等の特徴がある。
【0040】また、上記の操作形態を有する両レバー7a,7bは図18,図19に示すような立体交差状リンク機構を介して変速伝動ケース67に、縦軸を回動できるように枢支される主変速作動軸70と副変速作動軸71とを、変速伝動ケース67の側方で、前後動作によって択一操作を簡単な構成で行なうことができるようにしている。
【0041】即ち、主変速操作レバー7aと副変速操作レバー7bは、それぞれ変速伝動ケース67側からその幅内において側方に突設したブラケット72に前後方向の操作間隔を開けて回動可能に軸支されたレバー軸73a,73bの外端に立設させることにより、前記肥料タンク4とステップ1sとの間に配置できる(図4)とともに、立体交差状リンク機構を変速伝動ケース67の上方にまとめて構成させることができるようにしている。
【0042】この立体交差状リンク機構は、レバー軸73aの軸上に立設したレバーアーム74aと、主変速作動軸70の作動アーム70aとを両端部にボールジョイントを有するターンバックル型のリンク75で連結することにより、主変速操作レバー7aの前後回動操作によって低速(1速)から高速(4速)の適数段に変速切換を行なうようにしている。
【0043】一方、レバー軸73b上には上記レバーアーム74aより短いレバーアーム74bを立設し、上記と同様なリンク76をリンク75の下方を交差状に通して副変速作動軸71に設けた作動アーム71aと連結することにより、主変速操作レバー7aの中立位置から前後回動操作によって高速と中速・低速位置とに択一操作をすることができるようにしている。
【0044】従って、上記繰出変速操作構造7は、ステップ1sの直下に沿って入力軸62と変速伝動軸66とを前後に設置した施肥変速伝動部61の変速伝動ケース67上に、この変速伝動ケース67の側方(図19)に立設して上方握りで前後動作させる主変速操作レバー7aと副変速操作レバー7b(図18)に対して連繋させる立体交差状リンク機構を、主変速操作レバー7a側のリンク75と副変速操作レバー7b側のリンク76とを上下段に交差させて構成されている。
【0045】上記構成により、両レバー7a,7bの操作ストロークを過大にさせることなく、主変速作動軸70と副変速作動軸71を所望量だけ無理なく回動させて所望の操作を的確に行なうことができるところの操作性を向上させ、変速伝動ケース67上でコンパクトにまとめることができるものである。
【0046】なお、従来の装置においては、操作レバー類が変速伝動ケース67の下部に設置され、機体の外側から操作するようになっていた。しかし、本発明においては繰出変速操作構造7にかかる構成を採用していないことから、地上高を可及的に高くすることができる。また、泥土飛散は変速伝動ケース67によって遮られ、操作レバー類に泥土が著しく付着したり堆積したりする等の不具合いも防止することができる等の利点がある。
【0047】以上のように構成された移植機1は、走行機体1aを走行させながら植付装置3によって圃場に苗を植付ける植付作業と同時に、施肥装置2によって肥料タンク4に収容されている肥料を、肥料繰出部5aの繰出体50の回転攪拌でスムースに肥料ポンプ部5bに送り、肥料ポンプ部5bで肥料を圧送して肥料管5p及びノズル管5kを介して植付苗の側方の地中に筋状に施肥することができる。
【0048】このような施肥作業にあたって、施肥装置2の伝動構造は、トランスミッション11の前方に設けた繰出変速操作構造7の主変速操作レバー7aと副変速操作レバー7bを有する施肥変速伝動部61の変速伝動軸66から、肥料ポンプ装置5の後部に配設された入力軸69に直結伝動するようにしているので、繰出変速操作構造7の操作によって所望の肥料吐出量を簡単且つ適切に選定でき、圃場や作物等の状況に適応した施肥を良好に行なうことができる。
【0049】また、入力軸69等の伝動構造は、肥料ポンプ装置5の後部にまとめて設置しているから、機体を小旋回走行させたとしても、これらの伝動構造を畦等に接当させて破損させることなく高能率な施肥作業を行なうことができるものである。
【0050】更に、肥料ポンプ装置5は肥料タンク4の底壁43に地上高を低くすることなく設置され、施肥変速伝動部61の繰出変速操作構造7は、変速伝動ケース67上にまとめて構成しているので、これらが畦越え走行の際に接当することが防止でき、また泥土飛散による不具合も可及的に抑制しながら円滑な施肥作業を行なうことを可能にしているものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る施肥機のポンプ装置によれば、肥料繰出部5aを内蔵したポンプケース59の一側面に肥料ポンプ部5bを、他側面に繰出伝動部5cを水平方向に一体的に並設した肥料ポンプ装置5として構成し、このポンプケース59を肥料タンク4の下部の底壁43部分に固定するように構成したので、肥料タンク4と肥料ポンプ装置5を簡単な構成により、簡単な操作で取付けることができるとともに、メンテナンス作業も容易にすることができる。
【0052】また、肥料タンク4の肥料供給口を介して、その内部からポンプケース59を取付ける構成としたことによって、ポンプケース59を小さく構成でき、また、肥料タンク4からポンプケース59への開口部を拡大できるので、機体幅を大きくすることなく、機体回行半径を小さく抑えるとともに、肥料の繰り出しを良好に行なうことができる。
【出願人】 【識別番号】000001878
【氏名又は名称】三菱農機株式会社
【出願日】 平成12年4月27日(2000.4.27)
【代理人】 【識別番号】100066865
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 信一 (外2名)
【公開番号】 特開2001−299034(P2001−299034A)
【公開日】 平成13年10月30日(2001.10.30)
【出願番号】 特願2000−128190(P2000−128190)