| 【発明の名称】 |
苗移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】加藤 哲
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| 【要約】 |
【課題】育苗ポットに苗が収容された苗トレイを所定の移送路に沿って所定の苗取出位置まで移送し、該苗取出位置で苗トレイの育苗ポット内に苗取出具を挿入して苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機において、前記苗取出具の作動機構の簡略化を図る。
【解決手段】苗取出具80の作動機構を、当該苗取出具80を育苗ポット内へ挿入する側へ付勢する付勢手段89と、当該苗取出具80を育苗ポット内から退避させる側へ駆動するカム機構86,87とを組み合わせて構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 育苗ポットに苗が収容された苗トレイを所定の移送路に沿って所定の苗取出位置まで移送し、該苗取出位置で苗トレイの育苗ポット内に苗取出具を挿入し苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機において、前記苗取出具の作動機構を、当該苗取出具を育苗ポット内へ挿入する側へ付勢する付勢手段と、当該苗取出具を育苗ポット内から退避させる側へ駆動するカム機構とを組み合わせて構成したことを特徴とする苗移植機。 【請求項2】 育苗ポット内へ挿入される側への苗取出具の作動範囲を規制するストッパを設けた請求項1に記載の苗移植機。 【請求項3】 手動操作で苗取出具を育苗ポット内から強制的に退避させる手動戻し操作手段を設けると共に、苗トレイを手動で移送路に沿って移送する手動送り手段を設けた請求項1又は2に記載の苗移植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、育苗ポットに苗が収容された苗トレイを所定の移送路に沿って所定の苗取出位置まで移送し、該苗取出位置で苗トレイの育苗ポット内に苗取出具を挿入して苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のポット苗用の苗移植機として、内カムと外カムとでカムフォロアの位置を規制する構成のカム機構により、前記苗取出具を育苗ポット内へ挿入する側及び育苗ポット内から退避させる側へ作動させる構成のものが公知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の苗移植機は、苗取出具の作動機構が内カムと外カムとを備えた構成であるので、該作動機構が大掛かりとなると共に、それを収容するケースも大きくなった。また、苗トレイの位置がずれて苗取出具に大きな負荷がかかった場合等には苗取出具の育苗ポット側への作動を停止する安全クラッチを別途設ける必要があり、苗取出具の作動機構が複雑となっていた。さらに、植付作業終了時に苗植付部の駆動を停止したとき苗取出具が育苗ポット内に挿入された状態にある場合、苗トレイ移送路にある苗トレイを取り出すのが困難であるという問題を有していた。 【0004】そこで、本発明は、苗取出具の作動機構をコンパクトで簡略な構成とし、さらに苗トレイ移送路にある苗トレイを手動で容易に取り出せるようにすることを課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は次のような構成とした。すなわち、本発明にかかる苗移植機は、育苗ポットに苗が収容された苗トレイを所定の移送路に沿って所定の苗取出位置まで移送し、該苗取出位置で苗トレイの育苗ポット内に苗取出具を挿入し苗を取り出して圃場に植付ける苗移植機において、前記苗取出具の作動機構を、当該苗取出具を育苗ポット内へ挿入する側へ付勢する付勢手段と、当該苗取出具を育苗ポット内から退避させる側へ駆動するカム機構とを組み合わせて構成したことを特徴としている。 【0006】この構成とすると、外カムが不要であるので、苗取出具の作動機構及びそれを収容するケースをコンパクトにすることができる。また、苗取出具に大きな負荷がかかっても付勢手段に吸収されるので、安全クラッチを別途設ける必要がない。 【0007】この構成においては、育苗ポット内へ挿入される側への苗取出具の作動範囲を規制するストッパを設けた構成とすると、動作がより確実なものとなる。 【0008】また、手動操作で苗取出具を育苗ポット内から強制的に退避させる手動戻し操作手段を設けると共に、苗トレイを手動で苗トレイ移送路に沿って搬送する手動送り手段を設けることにより、苗トレイ移送路にある苗トレイを容易に取り出せる構成になる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面に表された好ましい実施の形態について説明する。この苗移植機1は、乗用走行車体2の後側にリンク装置3を介して8条植えの植付部4が昇降可能に装着され、また、走行車体2の後部には、側条施肥装置5の肥料ホッパ5aと、各条ごとに肥料を繰り出す肥料繰出装置5b,…が配設されている。 【0010】走行車体2は、駆動回転する左右一対の操向可能な前輪6,6と駆動回転する左右一対の後輪7,7とを備えている。後輪7,7は、左右中心位置に設けた後輪ローリグ軸を中心にしてローリング可能に支持されている(図11参照、同図は6条植の構成となっている)。ミッションケース9の背面部から後方に延設されたメインフレーム8の上にエンジンEが搭載されており、該エンジンEの回転動力が、第一ベルト伝動装置10によりミッションケース9の上部に取り付けた油圧ポンプに一旦伝動され、さらに無段変速操作可能な第二ベルト伝動装置11によりミッションケース9内に伝動される。そして、ミッションケース9内のトランスミッションで変速された動力が、前輪6,6及び後輪7,7に伝動されるとともに、伝動軸9a、中間ギヤケース9b、伝動軸9cを介して植付部4に伝動される。なお、図中の12は前輪6,6を操向操作するためのハンドル、13は操縦者が座る座席、14は操縦者が走行車体上を移動するためのステップフロア、15は予備の苗を載せておく予備苗載台、16は次行程における走行車体2の進路を圃場面に線引きする線引きマーカである。 【0011】リンク装置3は、走行車体2のフレーム8の後端部に固着のリンクベース20に上リンク21,21及び下リンク22,22が回動自在に取り付けられ、これら上下リンクの後端部に連結枠23が連結されている。そして、その連結枠23の下端部に、植付部4側に回転自在に支持された植付部ローリング軸24の前端部が挿入連結される。これにより、植付部4は進行方向に対してローリング自在に装着される。また、リンク装置3を駆動するための油圧シリンダ26が、基部側をフレーム8に取り付けて設けられていて、そのピストンロッド側が上リンク21,21の基部から下向きに一体的に固着されたアーム27の先端部にスプリングを介して連結されている。この油圧シリンダ26が伸縮作動すると、上下のリンク21,21,22,22がリンクベース20側の支軸回りに回動し、植付部4が昇降動するようになっている。 【0012】植付部4は8条植えの構成で、隣接する2条づつで共用の後下がりに傾斜した上下2段の苗載台30,…が左右並列に4組設けられ、これら各組の苗載台の後端部に苗トレイ移送路31,…が接続されている。各苗トレイ移送路31は、上下2段の苗載台30,30から順に1個づつ供給される苗トレイを前半は下向きに移送し、途中で移送方向をしだいに変えて、後半は上向きに移送する側面視略U字状に形成されている。苗トレイ移送路31の終端部に接続して、後記苗取出位置Pで苗を取り出された後の空の苗トレイを複数個上下に重ねた状態で収容することのできる空トレイ収容枠38が設けられている。なお、苗トレイとしては、縦横に多数配列した育苗ポットに苗が一株づつ収容された可撓性を有する苗トレイが使用される。 【0013】各苗トレイ移送路31に対応して、苗トレイを苗トレイ移送路31に沿って移送する苗トレイ送り装置32と、苗トレイ移送路31の苗取出位置Pで苗トレイからポット横一列分づつ苗を取り出す苗取出装置33と、取り出された苗を下側前方に弧を描くような軌跡で搬送する苗搬送装置34と、該苗搬送装置から苗を抜き出す苗抜き装置35と、該苗抜き装置によって抜き出された横1列分の苗を半分づつ左右両側に横送りする苗横送り装置36と、該苗横送り装置によって供給される苗を取って圃場に植え付ける苗植付装置37,37とが設けられている。これらの装置は2条づつで1ユニットとなっている。 【0014】上記苗トレイ移送路31,…及び各装置を支持するとともに各装置への伝動機構を内蔵する植付部フレームは、苗トレイ移送路31,…のU字の内側に配した駆動ケース41,…と、該駆動ケースと一体な梯子形フレーム42と、該梯子形フレームの下側左右水平部分から後方に延びる5個の植付伝動フレーム45,…とから構成されている。また、駆動ケース41,…の上面には苗載台支持フレーム46,…の基部が固着され、これにて上下2段の苗載台30,30,…を支持している。前記ローリング軸24は、梯子形フレーム42の下側左右水平部分の左右中央部に固着の植付部支持ブラケット48に取り付けた軸受ケース50に回転自在に挿入されている。これにより、植付部全体がローリング自在に支持されている。 【0015】各ユニットの下方には、植付作業時に圃場面を整地しながら滑走するフロート52,…が設けられている。これらフロート52,…の左右両側に、各条の苗植付位置の近傍の圃場面に施肥用の溝を形成する作溝器54,…と、その後側に位置する平面視断面が後方開口のU字状の施肥ガイド5c,…とが取り付けられ、該施肥ガイドに肥料繰出装置5b,…から繰り出される肥料を移送する施肥ホース5d,…が連結されている。 【0016】中央2個のフロート52,52は圃場面の凹凸を検出する接地体であり、植付作業時には上記両フロートの前端部の上下動が上下動検出機構55に検出され、その検出結果に応じて前記油圧シリンダ26の制御バルブを切り替えて植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。 【0017】次に、植付部4の各部の構成について説明する。苗トレイ送り装置32は、図5及び図6に示すように、各左右一対の送り爪60,60及び係止爪61,61を備えている。送り爪60,60は、苗トレイ移送路31に沿って上下に往復動し、下動するときには苗トレイTの左右端縁部に育苗ポットTaのピッチと同ピッチで穿設された苗トレイ送り用の角孔Tbに係合し、上動するときは角孔との係合が外れて次の角孔まで乗り越すように作動する。係止爪61,61は、送り爪60,60の動作と連動し、送り爪60,60が下動するときには角孔から外れ、送り爪60,60が上動するときには角孔に係合して苗トレイを支えるように作動する。これら送り爪60,60及び係止爪61,61の作動により、苗トレイ移送路31に沿って苗トレイTが1ピッチづつ間欠的に送られる。この苗トレイ送り装置32の送り作動は、後記苗取出装置33の苗押出しピン80,…が育苗ポットTa,…内に挿入されていない時に行われる。 【0018】送り爪の作動機構は以下の構成となっている。すなわち、駆動ケース41の下部に支承された左右方向のカム軸64に苗トレイ送りカム65を設け、ローラ支持アーム66に回転自在に支持されたローラ67を上記カム65の外周面に常時当接するようにローラ支持アーム66をスプリング68,68で付勢している。ローラ支持アーム66は、駆動ケース41の上部に設けた苗トレイ送り駆動軸69にこれと一体回動するように取り付けられている。また、苗トレイ送り駆動軸69の左端部に苗トレイ送り作動アーム70を取り付け、該苗トレイ送り作動アームと左側の送り爪60Lを支持する苗トレイ送り駆動アーム71Lとを連結ロッド72を介して連結している。左側の送り爪60Lを支持する苗トレイ送り駆動アーム71Rと、右側の送り爪60Rを支持する苗トレイ送り駆動アーム71Rとは共通の支持軸73に支持されている。この構成により、苗トレイ送りカム65が回転すると、ローラ支持アーム66が揺動し、そのローラ支持アーム66の揺動が苗トレイ送り駆動アーム71L,71Rに伝えられ、送り爪60,60が上下に往復動する。 【0019】また、前記苗トレイ送り作動アーム70と一体に、手動送り手段として手動送りレバー75が設けられている。この苗トレイ送り作動アーム70は苗トレイ送り駆動軸69に対し軸方向に摺動自在になっており、植付作業時には、図6において実線で示すように、引っ張りスプリング76の作用により苗トレイ送り作動アーム70が苗トレイ送り駆動軸69のスプライン部69aに嵌合し、両者が一体回動する。植付作業終了時に苗トレイ移送路31に残った苗トレイを取り出す場合には、図6において鎖線で示すように、手動送りレバー75を外方にスライドさせて、苗トレイ送り作動アーム70を苗トレイ送り駆動軸69の丸棒部69bに嵌合させる。このように苗トレイ送り駆動軸69の負荷がかからない状態にして、手動送りレバー75を反復回動させることにより、楽に手動で苗トレイ送りを行うことができる。 【0020】苗取出装置33は、図7及び図8に示すように、苗トレイの育苗ポット内に挿入して苗を取り出す苗押出具として、育苗ポットと同数同ピッチで配置された苗押出しピン80,…を備えている。苗押出しピン80,…を保持する保持体81の左右端部は、前後方向に摺動自在な左右一対のスライド軸82,82に取り付けられている。これらスライド軸82,82に形成されたラック82a,82aに、苗取出駆動軸83の左右両端に取り付けた扇形ギヤ84,84がそれぞれ噛み合っている。また、苗取出駆動軸83にはローラ支持アーム85が取り付けられ、それに回転自在に支持されているローラ86(カム機構)が、前記カム軸64に設けた苗取出カム87(カム機構)の外周面に常時当接するように、スプリング取付アーム88に取り付けた付勢手段としてのスプリング89,89によってローラ支持アーム85を付勢している。 【0021】この構成により、苗取出カム87が回転すると、スライド軸82,82が前後にスライドし、苗押出しピン80,…が育苗ポットTa,…に対し突出及び退避動作を行う。苗取出カム87の大径部にローラ86が当接しているときは苗押出しピン80,…が退避し(図7にて実線で示す)、苗取出カム87の小径部にローラ86が当接しているときは苗押出しピン80,…が突出して、育苗ポットの底部に形成された切れ目から該ポット内に挿入され、苗を後方に押し出す。(図7にて鎖線で示す)。このとき苗を押し出し過ぎないように、スプリング取付アーム88に係合するストッパ90により、苗押出しピン80,…の作動範囲を規制している。苗トレイ送り不良等により育苗ポットの切れ目の位置が苗押出しピン80,…からずれてしまった場合、苗押出しピン80,…の押出し作動がスプリング89,89に吸収されるので、カム軸64以後の伝動系に所定以上の負荷がかからない。このため、別途に安全クラッチを設ける必要がない。 【0022】前記苗取出駆動軸83は中央部で左右に分離されており、左側部分83Lに一体の前記スプリング取付アーム88と、右側部分83に一体の連結アーム92とをボルト93で一体化している。連結アーム92のボルト挿入穴は長穴になっていて、ボルト93の挿入位置を変更することにより、各苗押出しピン80,…の突出量が同じになるように、左右の扇形ギヤ84,84の位相を調節することができる。 【0023】また、手動戻し操作手段として、手動退避レバー94が設けられている。植付作業終了時に苗押出しピン80,…が育苗ポットTa,…に挿入された状態で苗取出装置33が停止した場合、図7にて鎖線で示すように、この手動退避レバー94を前方に回動操作すると、該レバーと一体の作動回動するアーム95がスプリング取付アーム88を下方に押し下げ、苗押出しピン80,…が育苗ポットTa,…から退避させられる。その状態で前記手動送りレバー75を操作して苗トレイ移送路31に残った苗トレイを取り出す。 【0024】苗搬送装置34は、前後に開口し上側が切り欠かれた背面視凹状の苗保持部が苗押出しピン80,…の位置に対応して形成された苗ホルダー100を備えている。苗ホルダー100は、左右各上下一対の揺動リンク101,102に連結された支持部材103に左右両端が固定されている。図9に示すように、前記カム軸64の回転が、アーム104、伸縮ロッド105、及びアーム106を介して、隣接する二つのユニット間に設けたブレーキケース107の入力軸に反復回動運動として伝達され、さらにその運動が、ブレーキケース107内のギヤ機構を介して、二つのユニットの左右の下側揺動リンク102の基部が一体に取り付けられた苗搬送駆動軸108に伝達される。この苗搬送駆動軸108の反復回動により、揺動リンク101,102が上下に揺動し、苗ホルダー100が円弧軌跡に沿って往復移動する。苗ホルダー100が軌跡の上端に位置するときに苗取出装置33により苗トレイから押し出された横一列分の苗を苗保持部が受け取り、苗ホルダー100が移動してその受け取った苗を前側下方に搬送する。 【0025】前記苗搬送駆動軸108は、左ユニット部分108Lと右側のユニット部分108Rに分離されており、両部分にそれぞれ固定の連結アーム110L,110Rをボルト111で結合することで両部分を一体化している。一方の連結アーム110のボルト挿入穴は長穴になっていて、ボルト111の挿入位置を変更することにより、左右ユニット間の位相調節を行うようになっている。また、個々のユニットについては、右側の揺動リンク102Rは苗搬送駆動軸108に直接固定されているが、右側の揺動リンク102Lは苗搬送駆動軸108に固定の取付アーム112にボルト113で結合している。取付アーム112のボルト挿入穴は長穴になっていて、ボルト113の挿入位置を変更することにより、左右の揺動リンク102L,102R間の位相調節を行う。 【0026】苗抜き装置35は、苗ホルダー100の前記苗保持部を前後に通り抜け可能な櫛状の苗叩き35aが上下回動するように設けられており、苗ホルダー100が移動軌跡下端に移動してきたとき、苗ホルダー100の各苗保持部に保持されている苗N,…を苗叩き35aが受け止め苗ホルダー100のみを通過させて苗を抜き出すとともに、苗叩き100が下向きに回動し、抜き出された苗N,…を後記苗横送り装置36の苗送りベルト123,123上に叩き落とすように構成されている。 【0027】苗横送り装置36は、梯子形フレーム42から後方に突出する苗横送り駆動軸120に取り付けた駆動ローラ121と従動ローラ122とに巻き掛けた左右一対の苗送りベルト123,123を、それぞれの横送り作用部が外側へ移動するように左右対称に設けている。苗抜き装置35により抜き落とされた横一列分の苗N,…は、2組の苗横送り装置の各苗送りベルト123,123の上に整列状態で落下し、これを受けた苗送りベルト123,123が左右半分づつの苗をそれぞれ左右両側に搬送する。苗送りベルト123で搬送された苗は、適当な隙間を開けて設けられている一対の植付ガイド124,124の間に落とし込まれる。 【0028】苗植付装置37は、植付伝動フレーム45の後端部に設けられた植付駆動軸130と一体回転する回転ケース131に一対の苗植込具132,132が取り付けられ、苗植込具132,132が閉ループの先端軌跡を描いて移動する。各苗植込具132は、植付ガイド124,124の間に落とし込まれた苗を交互に一株づつ取り、それを植付ガイド124,124の間を移動させて圃場に植付ける。 【0029】図10に示すように、中央6条の苗植付装置37−2〜37−7は植付伝動フレーム45−2〜45−4の左右両側に設けられ、左右最外側の苗植付装置37−1,37−8は植付伝動フレーム45−1,45−5の内側に設けられている。苗植付装置37−2〜37−7については、条間を適正に保つために、植付伝動フレーム45との回転ケース131の間にスペーサ用ケース125が設けられている。これに対し、苗植付装置37−1,37−8については、前記スペーサ用ケース125を設けず、その分だけ植付伝動フレーム45−1,45−5を植付条に接近させて配置している。この構成とすることにより、植付部フレームの左右幅を縮小することができ、該植付部フレームが畦と接触しにくくなる。 【0030】なお、6条植の苗移植機に関しては、植付部4を最下げ位置まで降ろした状態のとき、図11にて鎖線で示すように、左右の空トレイ収容枠38L,38Rが後輪7,7の上側に該後輪に近接させて配置されている。このため、後輪7,7が大きくローリングした場合、同図にて実線で示すように、上昇側の後輪7と同じ側の空トレイ収容枠38とが重複するが、空トレイ収容枠38内の空トレイTは後輪7と接触したら上側に逃げて全く損傷しないので、何ら問題はない。この構成とすることにより、植付部4を走行車体側に接近して設けることができ、機体の全長を短くなる。 【0031】 【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる苗移植機は、苗トレイの育苗ポット内に挿入して苗を取り出す苗取出具の作動機構を、当該苗取出具を育苗ポット内へ挿入する側へ付勢する付勢手段と、当該苗取出具を育苗ポット内から退避させる側へ駆動するカム機構とを組み合わせて構成することにより、コンパクトで簡略な構成にすることができた。 【0032】また、手動操作で苗取出具を育苗ポット内から強制的に退避させる手動戻し操作手段と、苗トレイを手動で移送路に沿って移送する手動送り手段とを設けておけば、植付作業終了時に苗トレイ移送路に残った苗トレイを容易に取り出せるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月31日(2000.3.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083611 【弁理士】 【氏名又は名称】菅原 弘志
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| 【公開番号】 |
特開2001−275411(P2001−275411A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月9日(2001.10.9) |
| 【出願番号】 |
特願2000−99183(P2000−99183) |
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