| 【発明の名称】 |
苗植機の苗補給装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹川 和弘
【氏名】野村 勝
【氏名】加藤 哲
【氏名】小佐野 光
【氏名】玉井 利男
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| 【要約】 |
【課題】多条植形態の苗植機において、補助苗載台に対する補給苗の搭載を行いやすくする。
【解決手段】補給苗Aを載置する補助苗台1を、車体2に対して苗植装置3を昇降する昇降装置4によって左右一側へ傾斜させることを特徴とする苗植機の苗補給装置の構成。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】補給苗Aを載置する補助苗台1を、車体2に対して苗植装置3を昇降する昇降装置4によって左右一側へ傾斜させることを特徴とする苗植機の苗補給装置。 【請求項2】前記補助苗載台1と苗植装置3との間に、この補助苗載台1の傾斜方向を切替える傾斜切替装置5を設けることを特徴とする請求項1に記載の苗植機の苗補給装置。 【請求項3】補助苗載台1の左右横端部に載置される補給苗Aを検出して横送り方向を切替えられる補給苗センサ6と補給コンベア7を有することを特徴とする苗植機の苗補給装置。 【請求項4】車体2上の補助苗載台1と、後部で往復横移動する苗タンク8との間に、この補助苗載台1から受け継いだ補給苗Aをこの苗タンク8へ引き渡す中継タンク9を有することを特徴とする苗植機の苗補給装置。 【請求項5】前記中継タンク9は、補助苗載台1と同位停止状態で補給苗Aの受け継ぎを受ける共に、苗タンク8と同位移動状態で補給苗Aの引き渡しすることを特徴とする請求項4に記載の苗植機の苗補給装置。 【請求項6】前記中継タンク9は、苗タンク8の横移動によって同位位置に係止されて連れ移動されることを特徴とする請求項4、または5に記載の苗植機の苗補給装置。 【請求項7】苗タンク8上方の補助苗タンク12は、苗供給口10部を上方前位から下動させながら後側へ移行するように回動Bさせて苗タンク8上面に接近させることによって補給苗Aを供給することを特徴とする苗植機の苗補給装置。 【請求項8】前記苗タンク8面と、この苗タンク8上の苗押えガイド11の上端部との間に、補助苗タンク12の苗供給口10部をのぞませることを特徴とする請求項7に記載の苗植機の苗補給装置。 【請求項9】前記補助苗タンク12は、苗タンク8の上方後位の苗収容位置Cと、上方前位の苗受位置Dとに停止可能に設けることを特徴とする請求項7、または8に記載の苗植機の苗補給装置。 【請求項10】前記補助苗タンク12の苗供給口10部には、この補助苗タンク12の下動によって苗タンク8への当接によって開放の苗ストッパ13を有することを特徴とする請求項7、8、または9に記載の苗植機の苗補給装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、苗植機の苗補給装置に関し、主として乗用の多条植形態の稲苗植機として利用できる。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】多条植形態の苗植機では、苗植装置の全幅が広いため、中央部では横側からの苗補給が行い難い。このため、苗タンクの上端部に沿わせて横方の補助苗載台を設ける形態として、補給苗の供給、苗タンクへの補給を行い易くする。 【0003】 【課題を解決するための手段】この発明は、次のような技術的手段を講ずる。すなわち、請求項1に記載の発明は、補給苗Aを載置する補助苗載台1を、車体2に対して苗植装置3を昇降する昇降装置4によって左右一側へ傾斜させることを特徴とする苗植機の苗補給装置の構成とする。 【0004】また、請求項2に記載の発明は、前記補助苗載台1と苗植装置3との間に、この補助苗載台1の傾斜方向を切替える傾斜切替装置5を設けることを特徴とする請求項1に記載の苗植機の苗補給装置の構成とする。つぎに、請求項3に記載の発明は、補助苗載台1の左右横端部に載置される補給苗Aを検出して横送り方向を切替えられる補給苗センサ6と補給コンベア7を有することを特徴とする苗植機の苗補給装置の構成とする。 【0005】さらに、請求項4に記載の発明は、車体2上の補助苗載台1と、後部で往復横移動する苗タンク8との間に、この補助苗載台1から受け継いだ補給苗Aをこの苗タンク8へ引き渡す中継タンク9を有することを特徴とする苗植機の苗補給装置の構成とする。 【0006】また、請求項5に記載の発明は、前記中継タンク9は、補助苗載台1と同位停止状態で補給苗Aの受け継ぎを受ける共に、苗タンク8と同位移動状態で補給苗Aの引き渡しすることを特徴とする請求項4に記載の苗植機の苗補給装置の構成とする。 【0007】また、請求項6に記載の発明は、前記中継タンク9は、苗タンク8の横移動によって同位位置に係止されて連れ移動されることを特徴とする請求項4、または5に記載の苗植機の苗補給装置の構成とする。つぎに、請求項7に記載の発明は、苗タンク8上方の補助苗タンク12は、苗供給口10部を上方前位から下動させながら後側へ移行するように回動Bさせて苗タンク8上面に接近させることによって補給苗Aを供給することを特徴とする苗植機の苗補給装置の構成とする。 【0008】また、請求項8に記載の発明は、前記苗タンク8面と、この苗タンク8上の苗押えガイド11の上端部との間に、補助苗タンク12の苗供給口10部をのぞませることを特徴とする請求項7に記載の苗植機の苗補給装置の構成とする。また、請求項9に記載の発明は、前記補助苗タンク12は、苗タンク8の上方後位の苗収容位置Cと、上方前位の苗受位置Dとに停止可能に設けることを特徴とする請求項7、または8に記載の苗植機の苗補給装置の構成とする。また、請求項10に記載の発明は、前記補助苗タンク12の苗供給口10部には、この補助苗タンク12の下動によって苗タンク8への当接によって開放の苗ストッパー13を有することを特徴とする請求項7、8、または9に記載の苗植機の苗補給装置の構成とする。 【0009】 【発明の効果】この発明は、このような構成によって、つぎのような技術的効果を有する。すなわち、請求項1に記載の発明では、補助苗載台1は、苗植装置3を車体2に対して昇降する昇降装置4を利用することによって、左右一側へ傾斜されるために、この補助苗載台1自体を傾斜させるための特別の昇降装置等を要することなく、構成を簡単化できる。そして、この補助苗載台1の傾斜によって一側端に載せた補給苗Aを他側の低い側へ向けての移動を円滑に行わせて、補給苗Aの供給を容易にするものである。 【0010】また、請求項2に記載の発明では、傾斜切替装置5によって、補助苗載台1の傾斜方向を選択できるため、苗植装置3の昇降装置4によって、この補助苗載台1を選択側へ切替て傾斜させることができ、操作性を高めることができる。つぎに、請求項3に記載の発明では、補助苗載台1の補給コンベア7の横端部に、補給苗Aを供給すると、この補給コンベア7が供給側とは反対側へ回転されて、この補給苗Aを同方向へ横送りする。このため、同じ補給コンベア7を用いて補給苗Aを供給位置側から載せるだけで、補給コンベア7の回転方向を切替て搬送することができ、補給苗A供給操作を簡単化できる。 【0011】さらに、請求項4に記載の発明では、補助苗載台1に載置した補給苗Aを中継タンク9に載せ替えて、この中継タンク9から苗タンク8へ供給するもので、この中継タンク9は定位置の補助苗載台1と横移動の苗タンク8との間にあって、補給苗Aの引き渡しを行うものであるから、これら補給苗載台1から中継タンク8への苗渡しを格別に行わせて、苗タンク8への苗補給を行い易くする。 【0012】また、請求項5に記載の発明では、この中継タンク9が補助苗載台1から補給苗Aを受けるときは、この補給苗載台1と同位置で停止した状態にあるため、苗タンク8の横移動位置に関係なく正確な補給苗Aを受け継ぐことができる。しかも、この中継タンク9が補給苗Aを苗タンク8へ引き渡すときは、この苗タンク8と同位移動状態にあるため、苗タンク8を横移動させた状態のままで補給苗Aの引き渡しを正確に行わせることができると共に、苗植作業を停止しないときでも行わせることができ、苗植能率を高めることができる。 【0013】また、請求項6に記載の発明では、このような中継タンク9は、苗タンク8の横移動によって同位位置に係止されて連れ移動されるために、中継タンク9を特別に横移動するような構成を要せず、構成を簡単化でき、同位位置の係止を正確に行わせることができる。 【0014】さらに、請求項7に記載の発明にあっては、補助苗タンク12を苗タンク8の上側面に接近させて、補給苗Aを供給することができ、この苗供給口10部を上方前位から下動させながら後側へ移動するように回動Bさせることによって、苗タンク8に既に供給されている苗を損傷させないようにして、この苗に対する苗継ぎ足しを正確に行わせることができる。 【0015】また、請求項8に記載の発明にあっては、前記補助苗タンク12の苗供給口10部を、苗タンク8面と苗押えガイド11上端部との間にのぞませるようにして接近させて、補給苗Aを苗タンク8へ供給するものであるから、補給苗Aを苗押えガイド11で案内させながら供給して正確な苗の継足供給を行わせることができる。 【0016】また、請求項9に記載の発明では、前記補助苗タンク12が、苗収容位置Cで停止するときは、苗タンク8の上方後位にあって補給苗Aを収容して安定的に支持することができ、また、これより上方前位に移動されて苗受け位置Dに停止するときは、この補助苗タンク12を車体2の操縦席側へ移動させて補給苗Aの載置が行われやすくなる。しかも、これら各苗収容位置C、苗受け位置D、さらには前記苗タンク8への接近回動は、一連の回動Bによって切替ることができ、操作が容易、迅速である。 【0017】さらにまた、請求項10に記載の発明では、補助苗タンク12を下動させて苗タンク8へ接近回動させるときは、この苗供給口10部の苗ストッパ13が苗タンク8部に接近して自動的に開放されるために、補給苗Aを自動的に苗供給口10から苗タンク8へ供給させることができ、操作性を容易化できる。 【0018】 【発明の実施の形態】この発明は、つぎのような形態で実施できる。乗用の多条植え形態の稲苗植機として利用でき、乗用走行のトラクタ車体の後側に苗植装置を装着する形態で、この苗植装置の苗タンクに対して苗補給するための補給苗を搭載する補助苗載せ台は、トラクタ車体部の後部側に直接装着することができる。 【0019】そこで、請求項1に記載の発明では、補給苗を載置する補助苗載台を、車体に対して苗植装置を昇降する昇降装置によって左右一側へ傾斜させることを特徴とする苗植機の苗補給装置の構成とするもので、簡単な構成で、補助苗載台を傾斜させて補給苗の供給搭載を円滑に行わせる。さらに、請求項2に記載の発明では、前記補助苗載台と苗植装置との間に、この補助苗載台の傾斜方向を切替える傾斜切替装置を設けることを特徴とするもので、傾斜切替装置の操作で、前記昇降装置による補助苗載台の傾斜を選択して、操作性を高める。 【0020】ここにおいて、苗植装置は、車体の後側に油圧によって伸縮される昇降シリンダや、この昇降シリンダによって昇降回動される上下一対の平行リンク形態のリフトリンク等から構成される昇降装置を介して、車体に対して昇降可能に装着される。補助苗載台は、この昇降装置によって直接連動して傾斜する形態とするもよく、この昇降装置によって昇降される苗植装置等の一部の構成部材を介して間接的に連動して傾斜する形態とするもよい。 【0021】また、この補助苗載台における補給苗の載置面は、単なるレール面とするもよく、また、回転自在のローラを配置するもよい。この補助苗載台は左側、または右側へ傾斜させるもので、補給苗搭載を行う搭載側を高くし、反対側を低くすることによって、搭載させた補給苗を低い側へ移動させるものである。 【0022】このような補給苗は、マット状に育苗されたもので、この育苗用の苗箱を有したままの状態で、この苗箱と共に補助苗載台上面に搭載供給される。このような形態では、補助苗載台上の苗箱からマット状の補給苗を取出しながら、各苗タンクへ供給することができる。 【0023】また、傾斜切替装置は、補助苗載台の傾斜方向を選択するだけで、この傾斜作動は昇降装置による昇降によって行われるものであるため、構成、および操作も簡単化できる。つぎに、請求項3に記載の発明では、補助苗載台の左右横端部に載置される補給苗を検出して横送り方向を切替えられる補給苗センサと補給コンベアを有することを特徴とする苗植機の苗補給装置とするもので、補給苗の補助苗載台に対する供給位置によって、補給コンベアの回転方向を正逆に切替ることによって、補給苗の供給操作を簡単化できる。 【0024】ここに、補給コンベアは、補助苗載台の左右方向に沿って張設されるベルトを伝動機構によって駆動するか、あるいは電動モータによって駆動して、補給苗を搬送する。この補給コンベアは、補給苗の苗幅毎に間歇的に駆動される形態があるが、電気的スイッチ等からなる補給苗センサによって、補給コンベアを駆動する伝動機構のクラッチを入り切りしたり、モータのスイッチを入り切りすることによっても行うことができる。 【0025】つぎに、請求項4に記載の発明では、車体上の補助苗載台と、後部で往復横移動する苗タンクとの間に、この補助苗載台から受け継いだ補給苗をこの苗タンクへ引き渡す中継タンクを有することを特徴とする苗植機の苗補給装置とするもので、中継タンクによって補助苗載台から苗植装置の苗タンクへの補給苗の供給を行い易くする。また、請求項5に記載の発明では、この中継タンクは、補助苗載台と同位停止状態で補給苗の受け継ぎを受ける共に、苗タンクと同位移動状態で補給苗の引き渡しすることを特徴とするもので、この中継タンクを、補助苗載台と同停止状態で補給苗を中継して、苗タンクと同移動状態で補給苗の供給を行うもので、苗植能率を高める。さらに、請求項6に記載の発明では、この中継タンクは、苗タンクの横移動によって同位位置に係止されて連れ移動されることを特徴とするもので、中継タンクの横移動を簡単な構成とする。 【0026】ここに、中継タンクは、一枚の補給苗を収容する単一タンク構成とすることができるが、複数の中継タンクや、苗タンクと同じ多数の中継タンク形態とすることができる。また、中継タンクは、補助苗載台からの補給苗の受け継ぎ形態によって作動を異にするが、補助苗載台と苗タンクとの間の上下高さが大きい場合は、中継タンクを上下作動させたり、傾斜させることができる。この中継タンクで受け継ぎされる補給苗は、苗箱から取り出されたマット状の補給苗として取り扱われる。 【0027】つぎに、請求項7に記載の発明では、苗タンク上方の補助苗タンクは、苗供給口部を上方前位から下動させながら後側へ移行するように回動させて苗タンク上面に接近させることによって補給苗を供給することを特徴とする苗植機の苗補給装置とするもので、苗タンクに既に供給されている苗を損傷させないようにして、この苗に対する苗継ぎ足しを正確に行わせるものである。また、請求項8に記載の発明では、前記苗タンク面と、この苗タンク上の苗押えガイドの上端部との間に、補助苗タンクの苗供給口部をのぞませることを特徴とするもので、この補給苗を苗押えガイドで案内させながら供給して正確な継足供給を行わせる。また、請求項9に記載の発明では、前記補助苗タンクは、苗タンクの上方後位の苗収容位置と、上方前位の苗受位置とに停止可能に設けることを特徴とするもので、補助苗タンクを苗タンク上で前後に移動させて、補給苗の収容支持姿勢や、苗受姿勢、ないしこれらの切替えを適切な位置にとることができる。さらには、請求項10に記載の発明では、前記補助苗タンクの苗供給口部には、この補助苗タンクの下動によって苗タンクへの当接によって開放の苗ストッパを有することを特徴とするもので、苗供給口部の苗ストッパの自動開放で、補給苗供給の操作性を容易化できる。 【0028】ここにおいて、補助苗タンクは、苗植装置の苗タンクに対して補給苗を供給するもので、前記中継タンクを兼ねる形態とすることもできる。また、この補助苗タンクは、苗タンク上に設けて一体的に左右横移動する形態とすることができるが、前記中継タンクと同様に苗タンクとは別個に車体に対して支持させる形態とすることもできる。 【0029】とくに、補助苗タンク上の補給苗を、苗植装置の苗タンクに自動供給させる形態では、補助苗タンクの苗供給口部を苗タンク上面に接近させるために、この補助苗タンク面から苗タンク面への補給苗の滑動を円滑に行わせる。苗押えガイドは、苗植装置の苗植付部へ向けて傾斜する苗タンクの苗床部に沿って、針金からなるくし状の形態に構成されて、マット状の苗が苗タンク面に沿って供給されるように維持する。また、この苗押えガイドは、苗タンクやこれに収容される苗と共に苗植付装置に対して左右へ往復横移動する。 【0030】 【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面にもとづいて説明する。ここに、第一実施例は、請求項1、および2に記載の発明の実施例として、図1〜図4によって現わされる。第二実施例は、請求項3に記載の発明の実施例として、主として図5によって現わされる。第三実施例は、請求項4〜6に記載の発明の実施例として、主として図6〜図9によって現わされる。そして、第四実施例は、請求項7〜10に記載の発明の実施例として、主として図10、図11によって現わされる。 【0031】 【第一実施例】トラクタ車体2の後側に、リフトリンク14によって多条植形態の苗植装置3が昇降自在に連結されると共に、操縦席15の後側部に補助苗載台1が支持フレーム16上に支持される。この補助苗載台1の下側には、苗植装置3による苗植付部に施肥する施肥装置17が装着される。 【0032】車体2は、ステアリングハンドル18で操向自在の前車輪19と後車輪20を有して、操縦席15の下部に搭載のエンジンで駆動して走行しうる四輪駆動走行形態としている。苗植装置3や施肥装置17等の伝動部は、車体2の後部に連動のPTO軸21で伝動する。リフトリンク14は、上下一対の平行リンク形態で、前端部が車体2後端部の後部フレーム22に対して上下回動自在にして連結されて、車体2との間を油圧伸縮される昇降シリンダ23で連結されて昇降される構成で、昇降装置4を構成する。 【0033】苗植装置3は、前上り傾斜の苗タンク8と、この後下端部においてこの苗タンク8から供給される苗を分離挿植する苗植付装置24と、これらを装着する苗植フレーム25と、この下側において土壌面を滑走しながら均平するフロート26と等から構成されて、苗タンク8や苗植付装置24等を左右の方向へ多数配置して多条植形態の構成としている。 【0034】この苗植装置3は、操縦席15の横側のリフトレバー27の操作で、昇降装置4を構成の昇降シリンダ23を油圧伸縮して昇降できる。また、苗植装置3の中央部のフロート26の上下揺動で土壌深さを検出して、昇降制御弁28を切替えて、この昇降シリンダ23を伸縮し、苗植装置3を自動昇降して苗植深さを一定に維持するように苗植深さ制御する。 【0035】前記苗植装置3の苗タンク8は、苗植フレーム25から苗タンク8の底部に沿って設けられるタンク支持フレーム29の上端部にレール30を介して支持し、横移動案内させて、一苗タンク8の横幅相当の間隔にわたって往復横移動する。この左右のタンク支持フレーム29のフレーム上端部31によって補助苗載台1を押し上げて上昇させることができる。 【0036】補助苗載台1は、左右に長い囲桁形態として、前後辺部に沿ってローラ32を回転自在に配置し、上面に補給苗Aを収容した苗箱33を左右横方向へ移動自在の構成とする。この補助苗載台1は、左右両側部を後部フレーム22の上端部に屈折リンク34,35を介して支持させる。屈折リンク34,35は屈折ピン36の回りに拡縮回動でき、片側の屈折リンク34はピン39で後部フレーム22の支持ブラケット37に連結支持し、他側の屈折リンク35はピン38で補助苗載台1に連結支持させる。このような屈折リンク34,35の拡縮によって、補助苗載台1を左右へ傾斜できる。 【0037】この左側傾斜と右側傾斜とに切替る傾斜切替装置5が、レバー40と、これによって回動されるアーム41とによって構成される。これらアーム41やレバー40は左右両側部の屈折リンク34に軸支される。アーム41が上下方向に向いているときは、前記フレーム上端部31の上動圏外に位置し、水平方向に向いているときはフレーム上端部31の上動で係合されて押し上げられる。 【0038】このため、左右いずれかを上昇させたい側のアーム41を水平状態にすれば、昇降シリンダ23により苗植装置3を上昇させて非苗植作業姿勢とすることによって、補助苗載台1を傾斜させることができる。このため、この上昇側の端部上に補給苗Aを苗箱33と共に供給すると、苗箱33は傾斜によってローラ32上を滑って低い側へ順次移動される。42は補助苗載台1の左右両側端のストッパで、苗箱33の滑動を係止できる。 【0039】このようにして、補助苗載台1を左右一側へ傾斜させた状態で、傾斜上手側から補給苗Aを載せて、下手側へ移動させながら、補助苗載台1全体幅にわたって並載して苗植作業を行う。苗植は苗植装置3を昇降装置4により下降させた状態で行うが、このときフレーム上端部31で押し上げられて傾斜されていた補助苗載台1は、下動されて左右両側部が支持ブラケット37部で支持されて左右水平状態となる。苗タンク8の苗が苗植によって減少すると、操縦者が補助苗載台1上から補給苗Aを取出しながら各苗タンク8へ供給することができる。 【0040】 【第二実施例】つぎに、第二実施例を図2にもとづいて、上例と異なる点を説明する。補助苗載台1には、横方向にわたって補給苗Aの収容された苗箱を載せて移送するベルトからなる補給コンベア7を設ける。この補給コンベア7の底部には左右両側端部に補給苗Aの載置を検出するスイッチからなる補給苗センサ6を設ける。補給コンベア7の一側端には正、逆駆動するモータ43を有して、例えば、左側の補給苗センサ6が補給苗Aの載置を検出すると、モータ43の正転で補給コンベア7を右側へ駆動し、また、右側のセンサ6が検出するとモータ43の逆転でコンベア7を左側へ駆動させる構成とする。 【0041】このようにして、補助苗載台1の左右いずれの側端部からでも補給苗Aの載置を行って、全幅にわたって載置させて苗植作業を行い、苗タンク8への供給を行うことができる。 【0042】 【第三実施例】つぎに、第三実施例を図6〜図9にもとづいて、上例と異なる点を説明する。苗タンク8の上端部には、中継タンク9が連設されるように上下一対の平行状のリフトリンク44で後部フレーム22に対して昇降自在に連結される。このリフトリンク44は車体2との間の昇降シリンダ45の伸縮によって昇降される。この中継タンク9は、苗タンク8と同幅に形成されて、下降位置では下端縁49をこの苗タンク8の上端縁50に接近させて、補給苗Aを受け渡すことができる。また、上昇位置では補助苗載台1の下側に接近させて、この補助苗載台1から補給苗Aを受け継ぐことができる。 【0043】ここに、中継タンク9は、リフトリンク44に対してガイドレール45で左右横方向へ移動自在に支持される。そして、苗タンク8上端縁50との間には、係止機構46を設けて、中継タンク9と苗タンク8とが同位相の位置になったときは、この係止機構46の係合によって、苗タンク8の左右横移動によって中継タンク9を一体的に横移動することができる。この係止機構46は、例えば、苗タンク8の上端縁50に係合突子47をばね48で弾発させて突出させ、この係合突子47を中継タンク9の下端縁49に形成の突子穴51に係合させることによって、一体的に移動できる。この係合突子47が突子穴51に係合しない間は、下端縁49に摺動して中継タンク9は移動されない。 【0044】さらに、補助苗載台1は、車体2の後部フレーム22上の支持レール52にハンドル53で前後摺動自在に設けられる。この補助苗載台1は、苗棚54が上下三段に配置されて、基部を横方向の棚軸55の回りに下方へ回動して、支持レール52後端のストッパ56で下動係止できる。また、この苗棚54は、レバー58の操作で前後水平状態の位置に係止したり、下動することができる構成としている。 【0045】さらに、この苗棚54は、基部側を板面状に形成すると共に、後端部側をストッパ部57を有したくし状の切欠部を形成し、前記中継タンク9の上端部に形成のくし状の切欠部と交差させて、下動時に中継タンク9よりも下側へ回動しうる構成として、載置収容した補給苗Aを、これら苗棚54から中継タンク9へ供給することができる。 【0046】また、この補助苗載台1の幅は、苗タンク8、および中継タンク9と同幅に形成され、中継タンク9と同位相位置で補給苗Aを下段部から上段へ一段毎供給できる。この実施例における補給苗Aは、苗箱から取り出された状態の補給苗として各苗棚54に載置される。 【0047】補給苗Aを中継タンク9で受け取るときは、補助苗載台1を後方へ移動させて、中継タンク9を上昇させる(図6)。このとき、中継タンク9は、補助苗載台1と同位相位置で横移動が停止されていて、昇降される。最下段の苗棚54を下動させると、この苗棚54上の補給苗Aが滑降されて中継タンク9に受けられる。このとき中継タンク9の下端口59では針形態のストッパ60が閉鎖されていて補給苗Aを収容支持している。 【0048】このようにして、中継タンク9で補給苗Aを受け取ったあと下降して、この中継タンク9の下端縁49を苗タンク8の上端縁50に接近させる。苗タンク8が横移動中であったり、中継タンク9との位相位置が不一致のときは、係合突子47が下端縁49に摺接した状態にあるが、この苗タンク8の移動で位相が一致したとき、係合突子47がばね48に押されていて突子穴51に係合して、中継タンク9を係合して一体的に移動し、これと同時にストッパ60が開かれて、中継タンク9内の補給苗Aを苗タンク8へ自動的に滑降供給することができる。 【0049】このとき、ストッパ60は、苗タンク8に中継タンク9を接合することによって、この接合圧等で機械的にストッパ60が中継タンク9の底部側へ引き込むように構成することができる(図面省略)。 【0050】 【第四実施例】つぎに、第四実施例を図10、図11にもとづいて、上例と異なる点を説明する。苗植装置3の苗タンク8は、下半部には底部に苗底面を受けて繰り出す繰出ベルト61を間歇的に駆動するように構成し、この上側部に沿って苗床部上面を案内する針金形態の苗押えガイド11が適宜幅方向間隔にして配置される。この苗押えガイド11は、繰り出されるマット状の苗の浮き上がりを防止して、正確な繰出を行わせるものである。 【0051】これら苗繰出ベルト61および苗押えガイド11の後端部の苗タンク8上に、補給苗Aを収容する補助苗タンク12を装着する。この補助苗タンク12は、苗タンク8と同幅に形成されて、一体的に左右往復移動されるものである。この補助苗タンク12は、前後一対の平行リンク62で支持されて、前側の平行リンク62の支軸63をギヤドモータ64で駆動することによって、苗タンク8と平行状態にして回動することができる。そして、この補助苗タンク12の上動位置は補給苗Aを収容支持する苗収容位置Cとして、平行リンク62は支軸63の直上位置を越えて後側部に位置し、補給苗Aの重量を受けて支持位置を安定させることができる。 【0052】さらに、補助苗タンク12を後側から最下端に回動Bさせて、苗タンク8上面に接近させる苗供給位置Eにすると、この後下端の苗供給口10がこの苗タンク8上面に沿って苗繰出ベルト61と苗押えガイド11側へ接近させることができる。このとき、補助苗タンク12の苗供給口10は、苗押えガイド11の上端部に邪魔されることなく下動でき、補給苗Aが苗タンク8面に沿って苗押えガイド11の先端側から供給して、正確で円滑な苗供給を行わせることができる。 【0053】そして、補助苗タンク9を、これらの回動Bの中間位置で苗受位置Dに停止するときは、前記前側の操縦席15に最も近い状態にあって、この補助苗タンク9への補給苗Aの供給を行い易い状態とすることができる。このような、補助苗タンク12の各停止位置は、ギヤドモータ64の回転停止によって行われる。 【0054】さらには、補助苗タンク12の苗供給口10部の苗ストッパ13は、この苗供給口10の底部に横方向のストッパ軸65の回りに回動されて、下方に倒されると補給苗Aが滑降されて苗タンク8へ供給される。この苗ストッパ13はばね66によって苗供給口10を閉鎖するが、下側に作動片67が設けられて、苗供給位置Eでこの作動片67を苗タンク8面に押し付けることによって、苗ストッパ13をばね66に抗して開くことができる。 【0055】補助苗タンク12に補給苗Aを載せるときは、苗受位置Dに回動させておき、この苗載せが終わると上後方へ回動させて苗収容位置Cに位置させる。苗植によって苗タンク8の苗が減少して、苗供給を行うときは、補助苗タンク12を苗供給位置Eへ回動Bさせる。苗ストッパ13が自動的に開かれて、補給苗Aが苗供給口10から苗タンク8の繰出ベルト61と苗押えガイド11との間へ供給される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月28日(2000.3.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−269022(P2001−269022A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月2日(2001.10.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−89226(P2000−89226) |
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