| 【発明の名称】 |
農作業機 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹川 和弘
【氏名】名本 学
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| 【要約】 |
【課題】従来、一般道路を走行できるように構成した農作業機として、左右方向指示灯を装着したものがある。然し乍ら、その左右方向指示灯が操縦席から前を見た状態で視認できない機体後部に設けられている場合には、補助表示器(補助灯)を操縦席から視認できる操作パネル等に特別に設ける必要があった。そこで、本発明は簡略で安価な構成でこの補助表示器を構成するものである。
【解決手段】この発明は、圃場内を作業走行する際に次行程の走行路のセンターラインを地面に線引きする左右線引きマーカー32を各々機体の左右に設けると共に、操縦ハント゛ル4付近に設けたウインカ操作レハ゛ー80にて点滅操作される左右方向指示灯70L・Rを設けた農作業機において、該左右線引きマーカー32の作動状態を示すマーカ作動表示器LMP(R)・(L)を操縦座席8よりも機体前方の操縦者が認知できる位置に配置すると共に、前記ウインカ操作レハ゛ー80にて点滅操作された左右方向指示灯70L・Rに対応してマーカ作動表示器LMP(R)・(L)を表示させるように構成した農作業機としたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】圃場内を作業走行する際に次行程の走行路のセンターラインを地面に線引きする左右線引きマーカー32・32を各々機体の左右に設けると共に、操縦ハンドル4付近に設けたウインカ操作レバー80にて点滅操作される左右方向指示灯70L・70Rを設けた農作業機において、該左右線引きマーカー32・32の作動状態を示すマーカ作動表示器LMP(R)・LMP(L)を操縦座席8よりも機体前方の操縦者が認知できる位置に配置すると共に、前記ウインカ操作レバー80にて点滅操作された左右方向指示灯70L・70Rに対応してマーカ作動表示器LMP(R)・LMP(L)を表示させるように構成したことを特徴とする農作業機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、農耕作業用小型特殊自動車として一般路上を走行できるように構成した田植機や野菜移植機等の農作業機に関するものである。 【0002】 【従来技術と発明が解決しようとする課題】従来、一般道路を走行できるように構成した農作業機として、左右方向指示灯を装着したものがある。然し乍ら、その左右方向指示灯が操縦席から前を見た状態で視認できない機体後部に設けられている場合には、補助表示器(補助灯)を操縦席から視認できる操作パネル等に特別に設ける必要があった。そこで、本発明は簡略で安価な構成でこの補助表示器を構成するものである。 【0003】 【課題を解決するための手段】この発明は、前記の従来技術のもつ課題を解決すべく、圃場内を作業走行する際に次行程の走行路のセンターラインを地面に線引きする左右線引きマーカー32・32を各々機体の左右に設けると共に、操縦ハンドル4付近に設けたウインカ操作レバー80にて点滅操作される左右方向指示灯70L・70Rを設けた農作業機において、該左右線引きマーカー32・32の作動状態を示すマーカ作動表示器LMP(R)・LMP(L)を操縦座席8よりも機体前方の操縦者が認知できる位置に配置すると共に、前記ウインカ操作レバー80にて点滅操作された左右方向指示灯70L・70Rに対応してマーカ作動表示器LMP(R)・LMP(L)を表示させるように構成した農作業機としたものである。 【0004】 【発明の作用効果】この発明は、左右線引きマーカー32・32の作動状態を示すマーカ作動表示器LMP(R)・LMP(L)を操縦座席8よりも機体前方の操縦者が認知できる位置に配置すると共に、前記ウインカ操作レバー80にて点滅操作された左右方向指示灯70L・70Rに対応してマーカ作動表示器LMP(R)・LMP(L)を表示させるように構成したので、左右方向指示灯70L・70Rが操縦座席から前を見た状態で視認できない機体後部に設けられている場合には、補助表示器(補助灯)を操縦席から視認できる操作パネル等に特別に設ける必要があるが、その補助表示器をマーカ作動表示器LMP(R)・LMP(L)に兼用させることができて、簡略な構成となり安価な農作業機を得ることができる。 【0005】 【実施例】図面に基づいて、この発明の一実施例である6条植えの乗用型田植機について説明する。1は乗用型走行車体であって、機体の後部にエンジンを搭載し、機体の前部に変速レバー2にてエンジンの回転駆動力が変速される変速機構と前輪デフ機構と後輪デフ機構とが内蔵されている走行ミッションケースを設けている。 【0006】3・3は左右操向駆動前輪であって、操縦ハンドル4にて操向されるように設けられている。5・5は左右駆動後輪であって、左右クラッチペダル6・6の踏込操作により該左右サイドクラッチが切れ且つ左右サイドブレーキが利くように駆動構成されている。即ち、左右クラッチペダル6・6の踏込操作をした側の駆動後輪5・5の駆動が停止されブレーキが利くようになっている。 【0007】7はFRPにて成型された車体カバーであって、エンジンの周囲を覆うエンジンカバー部7aと、前記エンジンの前方及び左右側方に設けられたステップ7bと、ハンドルポストカバー7cと、エンジンの後方に設けられたステップ7dとが一体形成され、機体上に着脱固定自在に構成されている。 【0008】8は前記車体カバー7上面に設置固定された操縦座席で、操縦者が着座して機体を操向する操縦位置となる。9は上部リンク9aと下部リンク9bとにより構成されるリンク機構であって、基端部は乗用型走行車体1の機体に固着された支持フレームに枢着され、後端部は後述の苗植装置10の機枠に枢着されている。そして、油圧シリンダー50の基部が乗用型走行車体1の機体に枢着され、ピストンの後端が上部リンク9aと一体のアーム9cに連結されている油圧シリンダー50にて上記リンク機構9は上下動されて苗植装置10が上下動できるように構成されている。 【0009】苗植装置10は、フレームを兼ねる植付伝動ケース11と、該植付伝動ケース11に設けられた支持部材に支持されて機体左右方向に往復動する苗載台12と、植付伝動ケース11の後端部に装着され前記苗載台12の下端より1株分づつの苗を分割して圃場に植え付ける6つの苗植付け装置13…と、植付伝動ケース11の下部にその後部が枢支されてその前部が上下揺動自在に装着された整地体である中央整地フロート14・左右整地フロート15・15等にて構成されている。左右整地フロート15・15は、各々左右駆動後輪5・5の後方に配置されており、該左右駆動後輪5・5にて掻き乱された圃場を整地すると共に苗植付け装置13にて苗が植付けられる圃場の前方を整地すべく設けられている。そして、中央整地フロート14は、その前部を油圧バルブに連繋しており、中央整地フロート14の前部が外力にて適正範囲以上に持ち上げられた時には油圧ポンプにて圧油を油圧シリンダー50に送り込んでピストンを突出させリンク機構9を上動させて苗植装置10を所定位置まで上昇せしめ、また、中央整地フロート14の前部が適正範囲以上に下がった時には油圧シリンダー50内の圧油をタンクに戻してリンク機構9を下動させて苗植装置10を所定位置まで下降せしめ、そして、中央整地フロート14の前部が適正範囲にあるとき(苗植装置10が適正な所定位置にある時)には油圧シリンダー50内の圧油の出入りを止めて苗植装置10を一定位置に保持せしめるべく設けられている。即ち、中央整地フロート14を植付装置10の自動高さ制御のための接地センサーとして用いている。 【0010】ここで、苗載台12の構成について詳述すると、6条植えの田植機であるから6つの苗載せ面12a…が左右方向に並んで設けられており、その各苗載せ面12a…間には隔壁としての縦リブ12b…が設けられている。そして、左右最外側の左右縦リブ12c・12cは幅広に構成され、その左右両方の上部には表面側及び裏面側の両方に透明のレンズ71が設けられており、その各々の内部に左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rが装着され、機体の前方及び後方から視認できるようになっている。また、右縦リブ12cの上部内には、車幅灯72(機体の前部に設けた前照灯のスイッチをオンして照灯したときに同時に照らされ、機体の前方から視認できる構成となっている)と制動灯73(ブレーキペダルを踏んだ時に照灯し、機体の後方から視認できる構成となっている)と尾灯74(機体の前部に設けた前照灯のスイッチをオンして照灯したときに同時に照らされ、機体の後方から視認できる構成となっている)と後退灯75(主変速をバック速にしたときに照灯し、機体の後方から視認できる構成となっている)が装着されている。尚、76は自動車で一般的な反射器であって、左右レンズ71の最下部に貼り付けられている。 【0011】16は施肥装置の肥料タンクであって、乗用型走行車体1の機体後部に固着されており、該施肥タンク16と、その下部に装着され施肥タンク16内の粒状肥料を一定量づつ繰り出す肥料繰出装置と、該肥料繰出装置にて繰り出された肥料を案内する透明の施肥パイプと、中央整地フロート14・左右整地フロート15・15に固着され苗植付け位置側方の圃場に施肥溝を掘り施肥パイプにて案内された粒状肥料を該施肥溝内に落下案内する作溝器とにより施肥装置が構成されている。 【0012】17は車体カバー7より突出して操縦座席8の右側方に設けられた操作レバーであって、走行ミッションケースに設けられたPTOクラッチを操作して施肥装置及び苗植装置10への動力を入切り操作できるように構成されていると共に、油圧バルブを操作して手動にて苗植装置10を上下動できるようにも構成されている。即ち、操作レバー17は、PTOクラッチが入り施肥装置及び苗植装置10が駆動され且つ油圧バルブが中央整地フロート14の上下動にて切換えられる自動制御状態となる植付け作業位置と、PTOクラッチが切りで且つ油圧バルブが中央整地フロート14の上下動にて切換えられる自動制御状態になる下降位置と、PTOクラッチが切れ施肥装置及び苗植装置10の作動が停止し且つ油圧バルブが強制的に苗植装置10を上昇する側に切換えられて苗植装置10が上昇される上昇位置と、PTOクラッチが切れ施肥装置及び苗植装置10の作動が停止し且つ油圧バルブが油圧シリンダー50内の圧油の出入りを止めて苗植装置10を一定位置に保持せしめる位置に切換えられて苗植装置10が上昇も下降もしない固定位置とに操作できるようになっている。 【0013】18・18は乗用型走行車体1の前部左右位置に設けられた左右予備苗載部であって、機体に基部が固定された支持フレーム19の中途部に縦フレーム20を立設し、この縦フレーム20の上端と中途部とに上下回転支持板21・21の基部を固着し、この上下回転支持板21・21に設けた支持孔22・22に予備苗載台支柱23を挿通して、該支柱23を回転自在に支持している。この支柱23に4段の予備苗載台24を設けて、育苗箱ごと4枚の苗を載置できるように構成している。25は支柱23に固着された鉄パイプよりなる枠体で、育苗箱から苗を掬って取り出す時に用いる苗掬い板26を上方より挿入して支持できるように構成している。 【0014】27は縦フレーム20に基部が枢支された回転用ペダルであって、該ペダル27に係止ピン28の基部を枢支し、該係止ピン28の先端は支柱23に固着した係止円板29に形成した3つの係止孔30…の何れかに挿入できるように構成されており、ペダル27を踏むとバネ31に抗して係止ピン28がイ方向に下動して係止孔30から外れて予備苗載台24が回転できるようになる。そして、ペダル27を踏み込みを止めると、バネ31の付勢力にて係止ピン28が反イ方向に上動し、係止孔30…の何れかに挿入して回転を固定する。 【0015】このように、予備苗載台24は、図2に実線にて示す機体外方に突出した位置と矢印ハの終端位置まで略180度回転させた機体内方に収納した位置と両位置の中間位置(図1に実線にて示す機体外方に突出した位置から90度回転させた位置)とに回動して固定できるように構成されている。 【0016】32・32は左右線引きマーカーであって、前記予備苗載台支柱23に固着された横フレーム23aの先端に基部が固着されたマーカー支持フレーム35の先端部に上下回動自在に枢着されている。そして、この左右線引きマーカー32・32は、圃場内で往復走行して植付作業するときに、作業走行中に未植付側の泥土面に線引きマーカー体32aを滑走させて、次行程作業走行路のセンターラインを線引き作用するものである。 【0017】34は走行車体2の前端部左右中央位置に設けられたセンターマスコットで、このセンターマスコット34を前行程で線引きマーカー32にて線引きされたセンターラインに合わせて植付作業走行すれば、前行程作業走行時に植え付けられた苗の隣接条に対して所定の条間隔で植付作業走行することができる。 【0018】線引きマーカー32の基部には断面コ字状の回動部60が設けてあり、この回動部60がマーカー支持フレーム35の先端部に枢支ピン38にて回動自在に枢着され、バネ39にて線引きマーカー32が作用位置となるロ方向に下動するよう付勢されている。そして、回動部60に基端が固着されたパイプ61の先端部には、筒状体62が回動自在に外嵌されており、その筒状体62には下端に線引きマーカー体32aが設けられた杆体63の上端が固着されている。 【0019】64はパイプ61に固着されたストッパーで、その先端部64aが筒状体62の段部62aに接当することにより筒状体62の一定方向の回動を阻止する。また、65はストッパー64と前記杆体63との間に設けられた巻きバネで、ストッパー64の先端部64aと筒状体62の段部62aとが接当する方向に杆体63が回動するように付勢するよう設けられている。即ち、ストッパー64の先端部64aと筒状体62の段部62aとが接当した状態で、マーカー体32aは圃場面に対して適正な線引き姿勢となり、硬い土塊等の障害物にマーカー体32aが当った時や杆体63が障害物に当った時に、筒状体62が巻きバネに抗して回動し、杆体63及びマーカー体32aの破損を防止できる構成となっている。 【0020】66はC型止め輪であって、筒状体62を所定位置に規制するものである。一方、前記苗植装置10を上動すべくリンク機構9が上動されると引っ張られるように構成された操作ワイヤ40の先端がマーカー32の基部の回動部60に連繋されており、苗植装置10を上動すべくリンク機構9が上動されると左右線引きマーカー32・32は図3のように収納された位置となり、苗植え作業の為に苗植装置10を下動すべくリンク機構9が下動されると周知の左右選択機構にて左右何れかの操作ワイヤ40が弛んでその選択された側のマーカー32が図4のように線引き作用位置となるように構成されている。そして、左右線引きマーカー32・32は、左右予備苗載台24の回転により、各々左右予備苗載台24と共に回転して作用位置と収納位置とになる。 【0021】ここで、左右線引きマーカー32の構成を更に詳述すると、操作ワイヤ40・40の他端側は、そのインナーワイヤー40aがリンク機構9を昇降駆動する油圧シリンダー50のピストン部50aに連結され、アウター40bが油圧シリンダー50のシリンダ部50bに連結されている。よって、田植作業中に枕地で旋回走行するときに苗植装置10を水田面から高く上昇させるが、このとき油圧シリンダー50のピストン部50aがシリンダ部50bから突出作動して、操作ワイヤ40・40のインナーワイヤー40aが引かれる。これにより、横倒しになって線引き作用姿勢にある線引きマーカー32は引き上げられて起立し非線引き作用姿勢に切り替わる。 【0022】一方、左右一対の操作ワイヤ40・40には、油圧シリンダー50のピストン部50aがシリンダ部50b内に引っ込み作動しても前記ワイヤー40・40のインナーワイヤー40a・40aが引き戻されないようにロックするロック機構Lが設けられている。枕地での旋回が終了して苗植装置10を下降させたとき、ロック機構Lにより、操作ワイヤ40・40がロックされていれば、線引きマーカー32は線引き作用姿勢に移動しない。また、ロック機構Lにより、操作ワイヤ40・40が非ロック状態であれば、線引きマーカー32はバネ39の付勢により横倒しの線引き作用姿勢に移動する。但し、ロック機構Lは、油圧シリンダー50のピストン部50aが突出作動してインナーワイヤー40aを油圧シリンダ側に引っ張る動作に対してはロック作用しない。そして、このロック機構Lは、左右両方のインナーワイヤー40aをロックするように操作できるし、苗植装置10の上昇操作の度に左右一方のみ交互に自動的に切替可能にロックするようにも操作できる。また、左右両方のインナーワイヤー40a・40aをロックしないようにも操作できる。よって、前記操作により、左右両方の線引きマーカー32・32を引き上げて左右の線引きマーカーを非線引き作用姿勢にすることができる。従って、前記操作により、左右一方の線引きマーカー32を自動的に切替えて左右一方の線引きマーカーを線引き作用姿勢にすることができるし、左右両方の線引きマーカー32・32を同時に線引き作用姿勢にすることもできる。 【0023】ロック機構Lは、そのケースL’に操作ワイヤ40・40のインナーワイヤー40a・40aの油圧シリンダ側を挿通する2つのワイヤ挿通孔52・52を一側に設けた2つのソレノイド53L・53R(図面では一方のみを示す)から、そのプランジャ54・54が突・没する孔55・55が設けられている。また、ソレノイド53L・53Rのプランジャ54・54は、ソレノイドコイルに通電されないときはバネ56・56によって孔55・55から突出して、プランジャの先端部が油圧シリンダ側のインナーワイヤー40a末端部に連結したスライダーピン57・57の段差部57’・57’に係合してインナーワイヤ40’・40’の線引きマーカー側への移動を阻止する。ソレノイドコイルに通電されたときはバネ56・56に抗して孔55・55に没して、インナーワイヤー40a・40aの線引きマーカー側への移動を許容する。 【0024】前記ソレノイド53L・53Rの切換操作は、図7に示されるマーカスイッチSW1によって行なわれる。このスイッチSW1は、苗植装置10への伝動を断続操作する操作レバー17の切り操作一回ごとに交互に切り替わるように設けられている。また、マーカスイッチSW1と電源(バッテリ)BT間には、メインスイッチSW0が設けられている。このメインスイッチSW0をオートマーカ位置にすると、旋回時の前記操作レバー17の入り切り操作によってマーカースイッチSW1が切り替わり、2つのソレノイド53L・53Rが交互に励磁して、左右の線引きマーカー32・32が左右一方側のみ交互に倒伏して線引き作用位置に移動する自動作動状態となる。また、メインスイッチSW0を両出し位置にすると、旋回時の前記操作レバー17の入り切り操作によってマーカースイッチSW1が切り替わるのに関わらず、2つのソレノイド53L・53Rが両方とも励磁して、左右の線引きマーカー32・32が左右両方側が共に倒伏して線引き作用位置に移動する作動状態となる。尚、メインスイッチSW0を切位置にすると、左右の線引きマーカー32・32は作動しない状態となる。また、メインスイッチSW0は、操作パネルに設けられている。 【0025】更に、ソレノイド53L・53Rのオン・オフと同期して点灯するマーカ作動表示器であるマーカランプLMP(R)・LMP(L)が操作パネルに設けられている。即ち、右線引きマーカー32が下降して線引き作用状態にあるときは、マーカランプLMP(R)が点灯し、逆に、左線引きマーカー32が下降して線引き作用状態にあるときは、マーカランプLMP(L)が点灯して、作業者に左右何れの線引きマーカー32が作用状態にあるか認識できる構成となっている(本実施例と異なり、左右線引きマーカー32を操縦座席8よりも後方に設けた田植機とした場合には、作業者が後方を確認しなくても左右線引きマーカー32の何れが作用状態であるかこのマーカランプLMP(R)・LMP(L)にて確認できるので非常に作業性が良い)。 【0026】尚、ここで線引きマーカー32を作用状態に下動させた時の機体に対する位置関係を説明すると、この乗用型田植機は6条植えであるので機体の左右中央に対して左右対称に3条づつの全部で6条の苗列P…を植付ける。このとき、線引きマーカー32の線引きマーカー体32aは、今植付けている6条の苗列の側方に次行程で機体が苗を植付ける際の機体の左右中央に当る位置に線を引く。 【0027】41は前工程で植付けた苗に位置合わせをして機体位置を確認する為の条合わせマーカーである。80は操縦ハンドル4の右下方に配置された自動車で一般的なウインカ操作レバーであって、該ウインカ操作レバー80を上動操作するとウインカスイッチSW2が切り替わりフラッシャユニットBLにて苗載台12の左方向指示灯(ウインカー)70Lが点滅すると共に、操作パネルのマーカランプLMP(L)も点滅する。逆に、ウインカ操作レバー80を下動操作するとウインカスイッチSW2が切り替わり苗載台12の右方向指示灯(ウインカー)70Rが点滅すると共に、操作パネルのマーカランプLMP(R)も点滅する。従って、操縦者の前方に位置する操作パネルの左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)が操縦者が前方を見ている状態では視認できない機体後方に位置する左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rの補助灯になっている。法規上で農耕作業用小型特殊自動車として一般路上を走行できる為には、操縦者が左右方向指示灯の点滅が容易に目視できない場合には、操縦者が容易に目視できる位置に左右方向指示灯の補助灯を設けなければならないが、この実施例では操作パネルの左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)を左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rの補助灯に兼用しているので、安価に且つ簡潔な構成とすることができ、小型の車輌に適している。 【0028】次に、上記の6条植えの乗用型田植機にて田植作業を行う説明をする。先ず、施肥装置の肥料タンク16に粒状肥料を入れ、苗載台12に苗を載置し、各予備苗載台24…に苗の入った育苗箱を載置する。そして、圃場(水田)で田植作業を行うには、エンジンを始動して変速レバー2を植付速にして機体を前進せしめ、メインスイッチSW0をオートマーカ位置にして操作レバー17を植付け作業位置にするとPTOクラッチが入り施肥装置及び苗植装置10が駆動され且つ油圧バルブが中央整地フロート14の上下動にて切換えられる自動制御状態となり、適正な苗の植付作業と施肥作業が行なえると共に、機体の一側方に線引きマーカー32にて次行程の機体中心位置を示す線が圃場に引かれる。 【0029】そして、畦際まで植付けが進み操作レバー17を上昇位置に操作すると、PTOクラッチが切れ施肥装置及び苗植装置10の作動が停止し且つ油圧バルブが強制的に苗植装置10を上昇する側に切換えられて苗植装置10が上昇されるので、畦際で機体を180度旋回させる。 【0030】旋回後、操作レバー17にて苗植装置10を下降させて同様に植付作業を行うが、前行程で線引きされたセンターラインに機体の左右中央に設けられたセンターマスコット34が位置するように操向して、植付走行すると、前行程で植付けられた苗の隣接条から所定の条間隔(30cm)で苗を植付けていくことができる。 【0031】以下、旋回して苗植装置10を泥面まで下降させると、前行程で線引き作用姿勢にあった側とは反対側の線引きマーカー32が線引き作用姿勢に自動的に切替わる。これは、次行程に移るときに必ず一旦苗植装置10への操作レバー17を切りに操作するので、その切り操作に連動してマーカースイッチSW1が切り替わるからである。 【0032】このようにして、植付作業と同時に施肥装置により苗植付位置の側方の圃場中に粒状肥料が施肥される。そして、植付作業中に苗載台12上の苗が残り少なくなると、機体を停止させてペダル27を踏んで予備苗載台24を図2に実線にて示す位置から90度回転させた位置に回動して固定して、作業者は苗掬い板26にて予備苗載台24上の育苗箱から苗を掬い出して苗載台12に供給する。このように予備苗載台24を後方に回動させておくと、左右予備苗載部18・18の予備苗載台24と苗載台12との距離が短くなるので作業性が非常に良い。 【0033】更に、田植作業を進めて左右予備苗載部18・18の苗が無くなると、機体前端を畦に近付けて、予備苗載台24を図2に実線にて示す位置に戻して、畦より予備苗載台24に苗を補給する。一方、路上走行をする場合には、操作レバー17を上昇位置にして苗植装置10を最上部まで上昇させた状態とすると共に、左右予備苗載台24を図2の矢印ハの終端位置まで略180度回転させた機体内方に収納した位置(左右予備苗載部18・18に左右線引きマーカー32・32が装着されているので、左右予備苗載台24と左右線引きマーカー32・32とが共に容易に収納されて、機体全体の最も広い横幅は苗植装置10の横幅となる)とする。この状態で、メインスイッチSW0を切位置にしておくと、左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)は共に消灯した状態となる。そこで、変速レバー2を路上走行速にして、一般路上を走行するのであるが、左折する場合には、ウインカ操作レバー80を上動操作するとウインカスイッチSW2が切り替わりフラッシャユニットBLにて苗載台12の左方向指示灯(ウインカー)70Lが点滅すると共に、操作パネルのマーカランプLMP(L)も点滅する。また右折する場合には、ウインカ操作レバー80を下動操作するとウインカスイッチSW2が切り替わり苗載台12の右方向指示灯(ウインカー)70Rが点滅すると共に、操作パネルのマーカランプLMP(R)も点滅する。従って、操縦者の前方に位置する操作パネルの左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)が操縦者が前方を見ている状態では視認できない機体後方に位置する左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rの補助灯になっているので、操縦者は前方を見たまま安全に機体の左折又は右折操作をすることができる。また、苗植装置10を最上部まで上昇させた状態の苗載台12の上部に左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rは設けられているから、機体の前方及び後方の何れからも見え、他の自動車や通行人も容易に視認することができて安全である。尚、メインスイッチSW0を切位置にするのを忘れてオートマーカ位置又は両出し位置にしていても、左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)は点灯したままであり、ウインカ操作レバー80を操作するとフラッシャユニットBLにて操作した側のマーカランプLMP(L)又はLMP(R)のみが点滅するので、操縦者は左右何れの左右方向指示灯(ウインカー)が点滅しているのか容易に認識できる。 【0034】また、苗載台12の右縦リブ12cの上部には、制動灯73が設けられているので、操縦者がブレーキペダルを踏んだ時に照灯し、機体の後方から容易に視認できて安全である。更に、苗載台12の右縦リブ12cの上部には、後退灯75が設けられているので、操縦者が変速レバー2をバック速にして機体を後進させるときに該後退灯75が照灯し、機体の後方から容易に視認できて安全である。一方、夜間走行時に前照灯を照灯すると、同時に、苗載台12の右縦リブ12cの上部の車幅灯72と尾灯74も同時に照灯するので、機体の前方から車幅灯72が容易に視認でき、且つ、機体の後方から尾灯74が容易に視認できて安全である。尚、苗載台12の左右両側には反射器76貼り付けられているので、夜間走行時に後方から来る車輌の前照灯にて照らされて反射するので後方から来る車輌の操縦者が即座に認識できるので安全である。 【0035】図11は、第2実施例を示す線引きマーカーのロック機構及びウインカの電気回路図であり、図7の実施例に対してフラッシャユニットBLに接続する配線をメインスイッチSW0の切位置に接続したものである。このように構成すると、メインスイッチSW0を切位置にした時のみ、左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)が左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rの補助灯になるので、路上走行時にはメインスイッチSW0を切位置に必ずすることにより、左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)が点灯したままの状態とならないで左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rの補助灯になるので、誤認が防止される。 【0036】図12は、第3実施例を示す苗載台12の側面図を示し、苗載台12の左右最外側の左右縦リブ12c・12cの上部には表面側及び裏面側の両方に透明のレンズ71が設けられており、その各々の内部に左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rが装着され、機体の前方及び後方から視認できるようになっている。また、右縦リブ12cの上部内には、車幅灯72(機体の前部に設けた前照灯のスイッチをオンして照灯したときに同時に照らされ、機体の前方から視認できる構成となっている)と制動灯73(ブレーキペダルを踏んだ時に照灯し、機体の後方から視認できる構成となっている)と尾灯74(機体の前部に設けた前照灯のスイッチをオンして照灯したときに同時に照らされ、機体の後方から視認できる構成となっている)と後退灯75(主変速をバック速にしたときに照灯し、機体の後方から視認できる構成となっている)が装着されている。そして、特に、左右反射器76・76が左右縦リブ12c・12cの各々の上面に基部が固定された左右支持アーム90・90の上部の機体後方からのライトにより反射して後方(斜め後方も含む)から視認できる位置に貼り付けられている。また、左右反射器76・76は、苗載台12に苗を載置した状態で、苗の高さhよりも高い位置になるように構成されており、苗載台12に苗を載置したまま路上走行をしても、苗で左右反射器76・76が隠れることがなく、後方若しくは斜め後方からライトが照射されても適正に反射して後方(斜め後方)から容易に視認でき安全である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月21日(2000.3.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−258338(P2001−258338A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月25日(2001.9.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−78114(P2000−78114) |
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