| 【発明の名称】 |
苗移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】井関 秀夫
【氏名】岡田 優
【氏名】加藤 哲
【氏名】和泉 満孝
【氏名】金井 洋一
【氏名】吉久 三男
【氏名】本多 春義
【氏名】吉川 幸三
【氏名】橋場 正人
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| 【要約】 |
【課題】苗箱供給装置により供給した苗箱を送り爪へ供給して苗取出位置で苗箱から取り出した苗を圃場へ植え付ける構成の苗移植機においては、苗箱供給装置が放出した苗箱の放出の勢いが残った状態で先に供給した前記搬送路上の苗箱へ当たるとその衝撃が大きくなり、苗箱が位置ずれしたり苗箱から苗が脱落したりして、送り爪により適正に苗箱を苗取出位置に供給できずに適正に圃場へ苗を植え付けられなくなる虞がある。
【解決手段】上記構成の苗移植機1において、苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の苗箱検出センサS3に苗箱Cが到達すると該苗箱Cの搬送を一旦停止し、前記苗箱Cの搬送を停止した状態で送り爪72の往復動作における下動である苗送り側動作時に該送り爪72が上動位置から下動してきたことを送り爪位置検出センサS6により検出すると、コントロ−ラ80からの出力信号により前記苗箱Cを放出すべく苗箱供給装置26を作動させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 苗を収容した苗箱Cを所定の搬送路に沿って往復作動して所定量づつ間欠的に搬送する苗箱送り具72と、苗箱供給部25から前記搬送路へ苗箱Cを搬送して供給する苗箱供給装置26とを備え、前記苗箱送り具72により苗箱Cを苗取出位置Dへ供給し、該苗取出位置Dで苗箱Cから取り出した苗Nを圃場へ植え付ける構成の苗移植機において、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前で該苗箱Cの搬送を一旦停止し、前記苗箱Cの搬送を停止した状態で苗箱送り具72の往復動作における苗送り側動作時に前記苗箱Cを放出すべく苗箱供給装置26を作動させる制御手段を設けたことを特徴とする苗移植機。 【請求項2】 苗箱送り具72の動作に対して苗箱供給装置26が苗箱Cを放出するタイミングを調節可能な調節手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。 【請求項3】 苗を収容した苗箱Cを所定の搬送路に沿って往復作動して所定量づつ間欠的に搬送する苗箱送り具72と、苗箱供給部25から前記搬送路へ苗箱Cを搬送して供給する苗箱供給装置26とを備え、前記苗箱送り具72により苗箱Cを苗取出位置Dへ供給し、該苗取出位置Dで苗箱Cから取り出した苗Nを圃場へ植え付ける構成の苗移植機において、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の停止位置で該苗箱Cの搬送を一旦停止し、前記停止位置から苗箱送り具72までの間の苗箱Cの搬送経路の所定位置に苗箱Cが無いときに前記苗箱供給装置26が前記停止位置に有る苗箱Cを放出する構成とし、前記停止位置から前記所定位置までの苗箱Cの搬送経路の任意の位置に苗箱Cが無いときに警報する第一警報装置と、少なくとも苗箱供給部25に苗箱Cが無いときに警報する第二警報装置とを設け、前記第一警報装置と前記第二警報装置とを異なる態様の告知手段としたことを特徴とする苗移植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、苗を収容した苗箱を所定の搬送路に沿って往復作動して所定量づつ間欠的に搬送する苗箱送り具と、苗箱供給部から前記搬送路へ苗箱を搬送して供給する苗箱供給装置とを備え、前記苗箱送り具により苗箱を苗取出位置へ供給し、該苗取出位置で苗箱から取り出した苗を圃場へ植え付ける構成の苗移植機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、特開平10−4723号公報に示されるように、複数株のポット苗を収容した苗箱を所定の搬送路に沿って往復作動して所定量づつ間欠的に搬送する送り爪である苗箱送り具と、苗箱供給部から前記搬送路へ苗箱を搬送して供給する苗箱供給装置とを備え、前記苗箱送り具により苗箱を苗取出位置へ供給し、該苗取出位置で苗箱から取り出した苗を圃場へ植え付ける構成の苗移植機がある。この苗移植機において、苗箱送り具が作動しないときは係止爪が苗箱の角孔に係合して苗箱が搬送路に沿って移動しないように規制し、苗箱送り具が作動するときに前記係止爪の苗箱への係合を解除して前記苗箱送り具が搬送路に沿って苗箱を搬送する構成となっている。そして、前記苗箱供給装置は、駆動ロ−ラ−の駆動により苗箱を前記搬送路へ供給していき、そのまま駆動ロ−ラが継続して駆動することにより苗箱を放出するものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技術の苗移植機においては、上記苗箱供給装置が前記搬送路への苗箱搬送から連続して苗箱を放出する構成となっているので、前記苗箱供給装置が苗箱を放出するとき、搬送における苗箱の勢いが残った状態で先に供給した前記搬送路上の苗箱へ当たると、その衝撃が大きくなり、苗箱が位置ずれしたり苗箱から苗が脱落したりして、苗箱送り具により適正に苗箱を苗取出位置に供給できずに適正に圃場へ苗を植え付けられなくなる虞がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、請求項1に係る発明においては、を収容した苗箱Cを所定の搬送路に沿って往復作動して所定量づつ間欠的に搬送する苗箱送り具72と、苗箱供給部25から前記搬送路へ苗箱Cを搬送して供給する苗箱供給装置26とを備え、前記苗箱送り具72により苗箱Cを苗取出位置Dへ供給し、該苗取出位置Dで苗箱Cから取り出した苗Nを圃場へ植え付ける構成の苗移植機において、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前で該苗箱Cの搬送を一旦停止し、前記苗箱Cの搬送を停止した状態で苗箱送り具72の往復動作における苗送り側動作時に前記苗箱Cを放出すべく苗箱供給装置26を作動させる制御手段を設けたことを特徴とする苗移植機とした。 【0005】また、請求項2に係る発明においては、苗箱送り具72の動作に対して苗箱供給装置26が苗箱Cを放出するタイミングを調節可能な調節手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機とした。また、請求項3に係る発明においては、苗を収容した苗箱Cを所定の搬送路に沿って往復作動して所定量づつ間欠的に搬送する苗箱送り具72と、苗箱供給部25から前記搬送路へ苗箱Cを搬送して供給する苗箱供給装置26とを備え、前記苗箱送り具72により苗箱Cを苗取出位置Dへ供給し、該苗取出位置Dで苗箱Cから取り出した苗Nを圃場へ植え付ける構成の苗移植機において、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の停止位置で該苗箱Cの搬送を一旦停止し、前記停止位置から苗箱送り具72までの間の苗箱Cの搬送経路の所定位置に苗箱Cが無いときに前記苗箱供給装置26が前記停止位置に有る苗箱Cを放出する構成とし、前記停止位置から前記所定位置までの苗箱Cの搬送経路の任意の位置に苗箱Cが無いときに警報する第一警報装置と、少なくとも苗箱供給部25に苗箱Cが無いときに警報する第二警報装置とを設け、前記第一警報装置と前記第二警報装置とを異なる態様の告知手段としたことを特徴とする苗移植機とした。 【0006】従って、本発明の苗移植機は、苗箱送り具72の往復作動により所定量づつ苗箱Cを搬送路に沿って搬送して苗取出位置Dへ供給し、苗取出位置Dで苗Nを取り出し、その取り出した苗Nを圃場へ植え付ける。尚、苗箱供給装置26が搬送路に苗箱Cを供給するとき、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の位置まで苗箱Cを搬送して一旦停止してから苗箱Cを放出する。 【0007】そして、請求項1に係る苗移植機は、苗箱供給装置25が搬送路に苗箱Cを供給するとき、前記苗箱送り具72が往復動作における苗送り側動作をしているときに、前記苗箱供給装置26により苗箱Cを放出する直前の停止位置で停止している苗箱Cを放出する。 【0008】また、請求項2に係る苗移植機は、調節手段により、前記苗箱送り具72が往復動作における苗送り側動作をしている間において前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出するタイミングを調節することができる。また、請求項3に係る苗移植機は、苗箱供給装置26が苗箱Cを放出して苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の上記停止位置から上記所定位置までの苗箱Cの搬送経路の任意の位置に苗箱Cが無いときには第一警報装置により警報し、少なくとも苗箱供給部25に苗箱が無いときには前記第一警報装置とは告知手段が異なる態様の第二警報装置により警報する。 【0009】 【発明の効果】よって、本発明の苗移植機は、苗箱供給装置26が搬送路に苗箱を供給するとき、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の位置まで苗箱Cを搬送して一旦停止してから苗箱Cを放出するので、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出するとき、搬送における苗箱Cの勢いを制止して該苗箱Cを放出でき、先に供給した前記搬送路上の苗箱Cへ当たる衝撃を抑制することができ、苗箱Cが位置ずれしたり苗箱Cから苗Nが脱落したりするのを抑え、苗箱送り具72による苗箱Cの苗取出位置Dへの供給の適正化を図ることができ、適正に圃場へ苗Nを植え付けることができる。 【0010】そして、請求項1に係る苗移植機は、前記苗箱送り具72が往復動作における苗送り側に動作をしているときに前記苗箱供給装置26により苗箱Cを放出する直前の停止位置で停止している苗箱Cを放出するので、苗箱送り具72が搬送している苗箱Cに苗箱供給装置26が放出した苗箱Cが当たるタイミングを放出された苗箱Cの落下時間を加味して苗箱送り具72の苗送り側への動作が完了して逆側への動作が開始される前とすることができ、苗箱送り具72が動作を停止して該苗箱送り具72が搬送している苗箱Cが確実に停止しているときに前記苗箱供給装置26により放出される苗箱Cが当たるようになり、苗箱Cが位置ずれしたり苗箱Cから苗が脱落したりするのを抑えることができる。 【0011】また、請求項2に係る苗移植機は、調節手段により苗箱送り具72の動作に対して苗箱供給装置26が苗箱Cを放出するタイミングを調節することができるので、苗箱送り具72の作動速度を変化させても、苗箱送り具72が動作を停止して該苗箱送り具72が搬送している苗箱Cを確実に停止しているときに前記苗箱供給装置26により放出される苗箱Cが当たるようにでき、苗箱Cが位置ずれしたり苗箱Cから苗Nが脱落したりするのを抑えることができる。 【0012】また、請求項3に係る苗移植機は、第一警報装置により、苗箱供給装置26により苗箱Cが一枚分供給されたことをオペレ−タが認識することができ、オペレ−タが苗箱供給部25への苗箱Cの補給の必要度を判断することができ、植付作業能率を向上させることができる。また、第二警報装置により、苗箱供給部25に苗箱Cが無いときにオペレ−タに前記苗箱供給部25への苗箱Cの補給を促すことができる。また、前記第一警報装置と前記第二警報装置とは告知手段が異なる態様であるため、前記第一警報装置が作動しても必ずしも苗箱供給部25への苗箱Cの補給を要さないことをオペレ−タが判断でき、植付作業を無闇に中断せずに、植付作業能率を向上させることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。図1は、たまねぎの苗を圃場へ植え付けるたまねぎ苗移植機1は、トラクタ2の後部に設けられている3Pリンク機構3に昇降可能に装着された苗植付部4が、トラクタ2に牽引されて地面を移動するとともに、トラクタ2から伝達される動力で各作動部が駆動するようになっている。 【0014】トラクタ2は、駆動回転する各左右一対の前輪5と後輪6を備え、操縦座席7の前方に設けたステアリングハンドル8で操向車輪である前輪5を操向操作する。このトラクタ2は他の農作業にも使用可能な汎用タイプのものであるが、たまねぎ苗移植機1として使用するときには、予備の苗を載せる前苗枠9及び後苗枠10と、植付作業時における自動操向のための自動操向装置11とが設けられる。 【0015】自動操向装置11は、図1及び図2に示すように、機体の前端左右中央部を回動支点にして前端側が左右に揺動自在に揺動アーム12を取り付け、該揺動アーム12の前端部にそれに対し先端側が上下に回動自在にガイド輪支持アーム13を取り付け、該ガイド輪支持アーム13の先端部にガイド輪14を回転自在に支持している。そして、揺動アーム12がステアリング機構のピットマンアーム15と一体に作動するように、両者を連結部材16で連結している。ピットマンアーム15は、タイロッド17を介して、前輪5を変向可能に支持する左右の前輪支持ケース18に固着したスイングアーム19と連結されている。これにより、ガイド輪14の機体進行方向と交差する方向の動きに連係して前輪5が操向される。 【0016】また、揺動アーム12とガイド輪支持アーム13とは拡縮リンク20によって連結されており、ワイヤ21を介して苗植付部4の昇降に連動して拡縮リンク20を拡縮させることにより、ガイド輪14が接地する状態と接地しない状態とに支持アーム13を回動させるようになっている。 【0017】植付作業時には、ガイド輪14が接地する状態となり、当該ガイド輪14が後述する誘導溝切りディスク22によって圃場の表土部に形成された誘導溝G1に沿って案内される。機体の進路が誘導溝G1に対し左右にずれると、ガイド輪14が進行方向と交差する方向に動き、その動きがピットマンアーム15に伝えられて、機体進路を誘導溝G1に一致させるように前輪5を操向する。このため、植付作業時に手離し運転が可能で、オペレ−タが植付作業を中断することなく前苗枠9又は後苗枠10から苗植付部4への苗補給作業を行える。畦際での機体旋回時等に苗植付部4を上昇させると、それに連動してガイド輪14が接地しない状態となり、この自動操向が解除され、ステアリングハンドル8の操作による操向に切り替わる。 【0018】ところで、この苗移植機1では、育苗ポットPが縦横に所定の間隔で並んだプラスチック製の可撓性を有する苗箱Cで育成された苗を使用する。前記苗箱Cは、複数個の育苗ポットの開口部Paが互いに連結し底部Pb側が独立した形状に成形されている。また、苗箱Cの長手方向に沿う左右の端縁部Caには、育苗ポットPの長手方向の間隔に合わせて苗箱送り用の角孔Cbを設けている。各育苗ポットPの底部Pbには、苗を育苗ポットPから取り出すための苗押出しピン49が底部側から侵入できる切れ目Pcを設けている。Ccは左右(短手方向)中央で長手方向に向けて設けられた広間隔部である。育苗は、各育苗ポットP内に床土を詰めて播種、覆土し、育苗される。 【0019】苗植付部4は4条植えの構成で、苗が育苗された前記苗箱が2条で1組の苗箱供給部25に複数枚(2枚)づつ装填される。各苗箱供給部25に装填された苗箱Cは苗箱供給装置26により苗箱搬送部27へ供給され、前記苗箱搬送部27の所定の搬送路に沿って苗箱Cが搬送されてその搬送路途中にある苗取出位置Dで横一列の育苗ポットPから苗が一斉に押し出される。押し出された苗は、苗ホルダー28に保持されて下側前方へ弧を描くような軌跡で移送され、横送りベルト29の上に落とされる。その苗は、横送りベルト29によって半分づつ左右両側に送られて、その外端部から縦送りベルト30の間に落下供給され、さらに該縦送りベルト30によって挾持されて下方に送られて苗植付装置31に一株づつ供給される。そして、各条の植付溝切りディスク32と作溝器33によって圃場の表土部に形成された植付溝内に、苗植付装置31が苗を植付ける。植付けが完了した植付溝は、遊転する左右一対の覆土輪34によって埋め戻される。 【0020】苗植付部4は、機体の移動につられて地面を転がりながら回転するように設けた左右一対の接地輪35によって地面に支持される。上下調節ハンドル36を回転操作して接地輪35の機体に対する取付高さを変更することにより、苗植付装置31による苗の植付深さが調節される。接地輪35の前側には、外周部に等間隔で4枚の前記植付溝切りディスク32を取り付けた鎮圧ローラ37を設けている。この鎮圧ローラ37の回転軸37aは、接地輪35の車軸35aに後端部が回動自在に取り付けられた左右のチェーンケース38の前端部に回転自在に支承され、スプリング39によって下向きに付勢されている。接地輪35の車軸35aと鎮圧ローラ37の回転軸37aとはチェーンケース38内の伝動チェーン40を介して伝動連結され、接地輪35の回転速度よりも高速で鎮圧ローラ37が回転するようになっている。これにより、植付溝切りディスク付き鎮圧ローラ37が地面に押し付けられた状態で土壌に対して回転し、圃場の表土部を鎮圧するとともに4条の植付溝を形成する。そして、その植付溝の跡を作溝器33が通過し、植付溝を適正な形状に仕上げる。 【0021】また、苗植付部4の左右側方には、次行程で前記ガイド輪14が通る誘導溝G1を圃場に形成するための誘導溝切りディスク22を接地して溝切り作用する状態と地面から浮き上がって溝切り作用しない状態とに切替可能に設けている。この切替は苗植付部4の昇降に連動して行われ、苗植付部4を接地させての植付作業時には次行程で機体が通る側の誘導溝切りディスク22だけが溝切り作用する状態となり、旋回等で苗植付部4を上昇させると左右いずれの誘導溝切りディスク22も溝切り作用しない状態となる。 【0022】次に、苗植付部4の要部の構成について説明する。前記苗ホルダー28は、苗箱Cの横一列の育苗ポットPの数と同数の苗ホールド部28aを有している。各苗ホールド部28aは、前後に開口し上方が切り欠かれた形状をしており、その内部に床土部Naが嵌り込む状態で苗Nを保持するようになっている。苗ホールド28aの底部には、保持されている苗の床土部の外周面に下側から面接触するようにトルクスプリング28bによって上向きに付勢された曲面状の押付け板28cを設けている。この押付け板28cで苗Nの床土部Naを苗ホールド部28aの上部壁面に押付けることにより、苗がずれないように固定する。押付け板28cは床土部の外周面に面接触するだけであるから、苗を傷つけない。苗ホルダー28は左右側端が支持プレート28dに支持され、その支持プレート28dは左右各上下2本づつの揺動アーム28e,28fの先端部に枢着されている。後述の副植付伝動ケ−ス41から突出する駆動軸42の回転により苗ホルダ−用クランクロッド28gを介して揺動アーム28eを揺動させることにより、苗ホルダー28が円弧軌跡Fを描いて苗取出位置Dと苗抜取り位置Eの間を往復動する。 【0023】苗箱搬送部27の苗箱搬送が停止かつ苗ホルダー28が苗取出位置Dで停止しているとき、苗箱Cの短手方向の育苗ポットPと同数同ピッチで配置された苗押出しピン43が育苗ポットP底部の切れ目Pcから苗取出位置Dにある横一列分の育苗ポットP内に挿入され、苗Nを後方に押し出す。尚、前記苗押出しピン43は、後述の副植付伝動ケ−ス41から突出する駆動軸42の回転により苗押出しピン用クランクロッド43aを介して前後に摺動する構成となっている。押し出された苗Nは、床土部Naが苗ホールド部28aに嵌り込む状態で苗ホルダー28に保持される。苗を保持した苗ホルダー28は苗抜取り位置Eまで移動し、そこで苗抜き具44により苗ホルダー28から苗Nを抜き出すとともに、抜き出された苗Nを苗叩き45によって横送りベルト29の上に叩き落とす。 【0024】苗取出位置Dの上側位置には、搬送路を搬送中の苗箱Cから後方に向けて生えている苗の葉茎部同士が互いに絡まないようにする苗分離装置46を設けている。この苗分離装置46は、隣接する苗Nの葉茎部を左右に分ける分離板46aを備えている。分離板46aは、苗押出位置Dから遠い上端部では葉茎部の根本部分だけを左右に分け、苗押出位置Dに近くでは葉茎部の先端付近まで左右に分けるように、苗の分離作用を行う部分の側面視形状が三角形に形成されている。各分離板46aは、その下端後端部で、左右方向の回動支点軸46bに回動自在に嵌合する筒体46cに取り付けられている。前記回動支点軸46bの上方には回動軸46dを設け、この回動軸46dの左端部に固着の回動アーム46eの先端部と、苗ホルダー28の左の上側揺動アーム28eに固着した連結片47とがロッド46fで連結されている。また、回動軸46dの左右中央部に固着の変角アーム46gと、中央部の2枚の分離板46aにかけ渡した固定棒46hに固着の連結片46iとにリンク46jが連結されている。以上の構成により、苗ホルダー28の往復移動に連動して、回動支点軸46bを支点にして各分離板46aがA位置とB位置との間を揺動し、当該分離板46aの苗の分離作用を行う部分が苗Nの身丈方向への動作であり、絡み合った葉茎部をほぐしながら真っ直ぐに伸ばす作用をする。このため、隣接する苗Nの葉茎部同士が完全に分離された状態で苗押出位置Dに苗が供給され、苗箱Cから苗ホルダー28への苗Nの取り出しが良好に行われる。 【0025】苗抜き具44は、図9(b)における右側の苗ホールド部28a内に図示されているような背面視で横長楕円形のゴム板44aを先端部に取り付けた苗押出し棒44bが、苗ホルダー28の苗ホールド部28aの位置に対応させて、取付プレート44cに固定して取り付けられている。苗抜取り位置E付近では苗ホルダー28はほぼ水平方向に移動するので、苗ホルダー28が苗抜取り位置Eへ移動してくるとき、苗押出し棒44bは苗ホールド部28aを前方から後方へ突き抜く。これにより、苗ホールド部28aに保持されている苗Nの床土部Naを後方に押し出す。また、このときゴム板44aが苗ホールド部28aの内壁に摺接もしくは近接状態で移動することにより、苗ホールド部28a内の残り土や苗の残りカスを除去する。 【0026】また、前記苗叩き45は、前部が櫛状45aに分岐した鉄板製のプレートで、後部下面には適当な肉厚を有するスポンジ等の弾性体45bを貼着している。この苗叩き45は、左右方向の苗叩き回動軸45cに取り付けた苗叩き支持アーム45dの後端部に固着されている。また、苗叩き回動軸45cには苗叩き変角アーム45eを一体に取り付け、該苗叩き変角アーム45eの先端部に回転自在に支持されたカムローラ45fがカムディスク49のカム面に接当するように、苗叩き変角アーム45eをスプリング45gで付勢している。カムディスク49には、カムローラ45fが落ち込んで苗叩き45を下向きに回動させる凹部49aが形成されている。苗ホルダー28の作動と同期してカムディスク49が所定方向に回転することにより、苗抜き具44によって苗ホルダー28から苗が抜き出されると直ちに苗叩き45が下動し、抜き出された苗Nを横送りベルト29の上に叩き落とす。この際、苗の床土部Naには苗叩き45の櫛状部分45aが当たり、苗の葉茎部Nbには弾性体45bが当たるようになっている。鉄板製の櫛状部分45aで苗の床土部Naを叩くことにより、苗叩きの打撃力が効率的に苗の床土部Naに伝わり、横送りベルト29上に苗Nが確実に落下供給される。また、弾性体45bで苗の葉茎部Nbを叩くことにより、柔らかい苗の葉茎部Nbを傷めることを防いでいる。 【0027】苗植付部4の伝動機構について、図12に基づき以下に説明する。トラクタ2のPTO軸から図示しない伝動軸等を介して植付伝動ケ−ス50の入力部に設けた入力軸51に動力が入力される。入力軸51からベベルギヤ52を介して左右方向の植付伝動軸53に伝動し、各2条毎の副植付伝動ケ−ス41内の伝動機構に伝動する。副植付伝動ケ−ス41内には、植付伝動軸53からギヤ54とカウンタ−軸55上のギヤ56、及びギヤ57、そして、各2条毎のクラッチ58を介して苗押出しピン43及び苗ホルダ−28の駆動軸42に伝動する。58aは、前記クラッチ58を入り切り操作するクラッチ作動ピンである。尚、該駆動軸42の副植付伝動ケ−ス41からの突出部分には苗叩き45を作動させるカムディスク49を設け、このカムディスク49が前記駆動軸42と一体回転する。また、前記駆動軸42の副植付伝動ケ−ス41内部分には一体回転するよう苗箱送りカム59が組み付けられ、そのカム59に送り爪駆動軸60に一体回動するよう組まれたア−ム61のロ−ラ61aが前記カム59の一回転毎に接当し、送り爪駆動軸60を揺動する。尚、前記送り爪駆動軸60には前記ロ−ラ61aを前記苗箱送りカム59側に付勢する送り用トルクスプリング62を設け、前記苗箱送りカム59が前記トルクスプリング62に抗して前記ロ−ラ61aに当接することにより送り爪駆動軸60を回転揺動させるようになっている。また、植付伝動軸53からベベルギヤ63を介して横送りベルト29の駆動軸65に伝動する。尚、横送りベルト29の駆動軸65と一体回転するスプロケット66からチェ−ン67、従動スプロケット68を介して縦送りベルト30の駆動軸69を駆動し、前記縦送りベルト30が駆動する。尚、苗植付装置31は、縦送りベルト30の駆動軸69から伝動されて駆動する。 【0028】苗箱供給部25は、後下がりに傾斜した載置台により構成され、苗箱Cを2枚直列に載せられるスペ−スを有している。苗箱供給部25の底面には空転ロ−ラ71を設けており、この空転ロ−ラ71により苗箱Cが自重で後側に移動するようになっている。苗箱供給装置26は、前記苗箱供給部25の後端部に設けられており、左右一対の供給ロ−ラ26aと該供給ロ−ラ26aの上側に設けた押さえロ−ラ26bと前記供給ロ−ラ26aの前側に設けた送り案内ロ−ラ26cとを備えている。尚、前記案内ロ−ラ26cは、該ロ−ラ26cの外周に設けた突起26dが育苗ポットPと育苗ポットPとの隙間に苗箱Cの下側から係合し、苗箱Cの搬送を促すものとなっている。前記左右の供給ロ−ラ26a及び前記案内ロ−ラ26cは、苗箱供給モ−タ26eの駆動により回転駆動する。尚、前記案内ロ−ラ26cは、前記苗箱供給モ−タ26eの出力軸26fから伝動ベルト26gを介して伝動されて駆動する。前記押さえロ−ラ26bは、押さえロ−ラ支持ア−ム26hの回動先端部に取り付けられ、図示しない付勢スプリングにより供給ロ−ラ26a方向へ付勢されている。従って、左右それぞれの供給ロ−ラ26aと押さえロ−ラ26bとにより、左右の苗箱端縁部Caをそれぞれ挟んで苗箱を搬送する構成となっている。 【0029】苗箱搬送部27には、搬送路に沿って苗箱Cを育苗ポットPの長手方向のピッチ分づつ間欠的に送る苗箱送り具としての送り爪72を左右に設けている。この送り爪72は、副植付伝動ケ−ス41から突出する送り爪駆動軸60の揺動により送り爪駆動ロッド73、揺動ア−ム74を介して上下に往復作動する構成となっている。前記送り爪72は、図示しないトルクスプリングにより搬送路側に付勢された状態で揺動ア−ム74の先端部に取り付けられ、搬送路に沿って上下に往復動し、下動するときに苗箱Cの角孔Cbに係合して苗箱Cを下方に送るようになっている。また、前記送り爪72は、上動することにより苗箱Cの角孔Cbとの係合が外れて隣の角孔Cbに係合する。従って、前記送り爪72の上下往復作動により、搬送路に沿って苗箱Cが育苗ポットPの長手方向のピッチ分づつ間欠的に送られ、育苗ポットPを横一列分づつ苗取出位置Dへ搬送するようになっている。尚、前記送り爪駆動軸60には該軸60と一体で揺動する苗箱送り駆動レバ−75を設けており、植付作業終了時等に、作業者が該レバ−75を前記送り爪駆動軸60部に設けた送り用トルクスプリング62に抗して揺動させることにより、送り爪72を作動させて苗箱Cを苗箱搬送部27から取り出せるようになっている。 【0030】また、苗箱搬送部27には、前記送り爪72とは別に苗箱Cの角孔Cbに係合する係止爪76を左右に設けている。この係止爪76は、送り爪72の停止時に苗箱Cの角孔Cbに係合して搬送路に沿って苗箱Cが下降するのを規制している。前記係止爪76は、図示しないトルクスプリングにより搬送路側に付勢された状態で機体に揺動可能に取り付けられている。尚、前記係止爪76は、送り爪72が上位置に作動すると、揺動ア−ム74の先端部に取り付けた係止解除ロ−ラ77が当接することにより搬送路とは反対側に回動して苗箱Cの角孔Cbとの係合が外れ、送り爪72による苗箱Cの搬送を許容するようになっている。 【0031】尚、苗箱Cの角孔Cbに作用して送り爪72が下動すると、苗箱Cの長手方向における前記角孔Cbの両端部に送り爪72と前記係止爪76とがそれぞれ当接して係合するようになり、これにより送り爪駆動軸60部に設けた送り用トルクスプリング62の付勢方向すなわち送り爪72の下動方向への作動を規制しており、苗箱Cの角孔Cbの端部に送り爪72が当接する状態の上下往復作動における下動端で所定時間停止するようになっている。従って、前記角孔Cbの両端部に送り爪72と前記係止爪76とがそれぞれ当接して係合することにより、苗箱Cが確実に停止する。 【0032】苗箱搬送部27で苗を取り出した空の苗箱Cは、前記送り爪72の作動により次に搬送される苗箱Cに押されて苗箱搬送部27から前側へ湾曲して連接される空箱搬送部77を介して前側上方へ搬送され、前記空箱搬送部77の出口に設けた空箱収容枠78へ搬送され、前記空箱収容枠78内で空箱Cが複数枚重なった状態で回収される。 【0033】苗箱供給部25、苗箱搬送部27及び空箱搬送部77には、苗箱の有無を検出する苗箱検出センサS1〜S5を5個設けている。S1は、前記苗箱供給部25の苗箱供給装置26より前側位置に設けられ、苗箱供給部25の苗箱Cの有無を検出する。S2は、苗箱供給装置26の直ぐ後側に設けられ、苗箱供給装置26の供給ロ−ラ26aと押さえロ−ラ26bとによる苗箱Cの挾持の有無を検出する。S3は、前記苗箱供給装置26の供給ロ−ラ26aからの距離が苗箱1枚分の長手方向の長さより若干短くなる位置に設けられ、苗箱供給装置26の作動により該苗箱供給装置26の供給ロ−ラ26aと押さえロ−ラ26bとによる苗箱Cの挾持から苗箱Cが離れる寸前に該苗箱Cが搬送されたか否かを検出する。S4は、前記S3より少し苗箱Cの搬送下手側で送り爪72より苗箱Cの搬送上手側の位置で前記供給ロ−ラ26aからの距離が苗箱1枚分の長手方向の長さより若干長くなる位置に設けられている。S5は、苗取出位置Dより苗箱Cの搬送下手側である空箱搬送部77の前側上方への搬送部分に設けられている。 【0034】また、送り爪72を作動させる送り爪駆動軸60と一体の苗箱送り駆動レバ−75部分には、該レバ−75位置を検出することにより送り爪72が往復作動における下動位置にあるか否かを検出する送り爪位置検出センサS6を設けている。 【0035】そして、5個の前記苗箱検出センサS1〜S5及び送り爪位置検出センサS6の検出信号は、苗箱供給部支持フレ−ム79に取り付けたコントロ−ラ80に入力される。前記コントロ−ラ80は、苗箱供給装置26の苗箱供給モ−タ26a及び後述するブザ−81に出力信号を出し、これらの作動を制御する。尚、前記コントロ−ラ80における制御は図14のフロ−チャ−トに示しており、該フロ−チャ−トにおける「入力条件」は図19に示す動作表における苗箱検出センサS1〜S5及び送り爪位置検出センサS6からの検出入力パタ−ンに応じて決定される。 【0036】図19の動作表において、苗箱検出センサS1〜S5については「0」は苗箱非検出、「1」は苗箱検出を示し、送り爪位置検出センサS6については「1」は送り爪の下動位置検出を示している。尚、該動作表における空欄部は、これらの苗箱検出センサS1〜S5あるいは送り爪位置検出センサS6の検出入力に拘らないことを示す。 【0037】そして、図14におけるフロ−チャ−トに示すコントロ−ラの制御は、まず入力信号を読み込んだ後、入力信号に変化があった場合に図19に示す「入力条件」に基づいて出力信号を制御する構成となっている。この苗移植機1において、植付作業を開始するにあたり、まず作業者が苗箱供給部25に苗箱Cを装填すると、S1のみが苗箱Cを検出するのでS1が「1」となり、図19における「入力条件」がNo.3となり、図14のフロ−チャ−トに示すようにコントロ−ラ80から苗箱供給装置26の苗箱供給モ−タ26eへ出力信号を出し、前記苗箱供給モ−タ26eを駆動する(ステップ1)。その後、前記苗箱供給モ−タ26eの駆動によりS2が苗箱Cを検出して「1」、S3及びS4は苗箱Cを検出しないので「0」であり、前記「入力条件」がNo.4となるが、このときも前記苗箱供給モ−タ26eを駆動するようになっているので(ステップ2)、苗箱Cが苗箱供給装置26により継続して搬送される。そして、S3が苗箱Cを検出する位置まで苗箱Cが到達して且つ送り爪位置検出センサS6により送り爪72が往復作動して下動位置にあることを検出すると、前記「入力条件」がNo.5となり、図14のフロ−チャ−トに示すように「カウンタ」値を1増加して「1」とする(ステップ3)。尚、前記フロ−チャ−トに示すように、植付作業開始時には、S2又はS3が苗箱を検出しないので前記「カウンタ」値が「0」に設定されている(ステップ4)。そして、「カウンタ」が「1」であるので、苗箱供給モ−タ26eへ信号を出して該モ−タ26eを停止させる(ステップ5)。 【0038】そして、送り爪位置検出センサS6により送り爪72が往復作動して下動位置にないことを検出すると、該センサS6の検出の変化により図14のフロ−チャ−トに基づいて制御されるが、どの「入力条件」にも該当しないので出力信号は変化せず、苗箱供給モ−タ26e及びブザ−81が停止したままとなる。その後、送り爪72が下動して上動位置から下動してきたことを送り爪位置検出センサS6が検出して「1」となると、再度「入力条件」がNo.5となり、「カウンタ」値を1増加して「2」とし、これにより苗箱供給モ−タ26eへ信号を出して該モ−タ26eを駆動させる(ステップ6)。すると、苗箱Cは、搬送されて苗箱供給装置26の供給ロ−ラ26aと押さえロ−ラ26bとによる挾持から開放されて放出され、送り爪72に供給される。 【0039】このとき、S2が苗箱Cを検出しないので「0」、S4が苗箱Cを検出して「1」、S3が苗箱Cを検出したままで「1」となるが、その後送り爪72の作動により苗箱Cが搬送されていきS3の位置に苗箱が無くなったのを検出すると、S3が「0」となる。そして、苗箱供給部25に次の苗箱Cが供給されていると、S1が「1」となるので、「入力条件」がNo.1となり、ブザ−81に出力信号を出して4秒後にON時間0.25秒、OFF時間0.75秒で間欠的にブザ−81を10秒間鳴らせる(ステップ7)。これにより、苗箱Cが1枚分送り爪72に供給されたことをオペレ−タが判断するようになっており、これらのS1、S3、ブザ−81及びコントロ−ラ80の制御装置等により苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の停止位置すなわちS3の位置に苗箱Cが無いときに警報する第一警報装置を構成している。 【0040】また、S3が「0」となる状態で苗箱供給部25に次の苗箱Cが供給されておらずにS1が「0」となると、「入力条件」がNo.2となり、ブザ−81に出力信号を出して4秒後にON時間0.25秒、OFF時間0.25秒で間欠的にブザ−81を10秒間鳴らせる(ステップ8)。これにより、苗箱供給装置26が供給する次の苗箱Cが苗箱供給部25に無いことをオペレ−タが判断するようになっており、これらのS1、S3、ブザ−81及びコントロ−ラ80の制御装置等により苗箱供給部25に苗箱Cが無いときに警報する第二警報装置を構成している。尚、この第二警報装置は、告知手段であるブザ−81が前記第一警報装置より短い周期で間欠的に鳴るので前記第一警報装置とは異なる態様のものとなり、オペレ−タが前記第一警報装置と区別することができる。尚、前記第二警報装置の作動中にオペレ−タが苗箱供給部25へ苗箱Cを供給すると、S1が「1」となるので、「入力条件」がNo.1となって第一警報装置が作動し、間欠的になるブザ−の周期が長くなる。 【0041】そして、苗箱供給部25に次の苗箱Cが供給されているとS1が「1」、S2が「0」となり、「入力条件」がNo.3となり、苗箱供給モ−タ26eを駆動させる。そして、前記苗箱CがS2の位置に到達し、前の苗箱Cが送り爪72により搬送されてS3及びS4の位置に苗箱Cが無ければ、「入力条件」がNo.4となるので、前記苗箱供給モ−タ26eを駆動させ、以下、前述と同様に苗箱Cを送り爪72に供給していく。 【0042】以上により、この苗移植機1は、苗を収容した苗箱Cを苗箱搬送部27の所定の搬送路に沿って上下往復作動して育苗ポットPの長手方向のピッチ分づつ間欠的に搬送する送り爪72と、苗箱供給部25から前記搬送路へ苗箱Cを搬送して供給する苗箱供給装置26とを備え、前記送り爪72により苗箱Cの育苗ポットPを横一列分づつ苗取出位置Dへ供給し、該苗取出位置Dで苗押出しピン43により前記育苗ポットPから取り出した苗Nを苗ホルダ−28、横送りベルト29及び縦送りベルト30等を介して苗植付装置31へ搬送し、前記苗植付装置31により圃場へ苗を植え付ける。そして、前記苗箱供給装置26により該苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の苗箱検出センサS3に苗箱Cが到達すると該苗箱Cの搬送を一旦停止し、送り爪位置検出センサS6からの入力信号による送り爪72の往復動作に関連してコントロ−ラ80からの出力信号により前記苗箱Cを放出すべく苗箱供給装置26を作動させる。 【0043】従って、この苗移植機1は、送り爪72の往復作動により育苗ポットPの長手方向のピッチ分づつ苗箱Cを前記搬送路に沿って搬送して苗取出位置Dへ供給し、苗取出位置Dで苗押出しピン43により苗Nを取り出し、その取り出した苗Nを苗植付装置31により圃場へ植え付ける。尚、苗箱供給装置26が前記搬送路に苗箱Cを供給するとき、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の苗箱検出センサS3の位置まで苗箱Cを搬送して一旦停止してから送り爪72の往復動作に関連して苗箱Cを放出する。 【0044】よって、苗箱供給装置26が前記搬送路に苗箱Cを供給するとき、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の苗箱検出センサS3の位置に到達するまで苗箱Cを搬送して一旦停止してから苗箱Cを放出するので、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出するとき、搬送における苗箱Cの勢いを制止して該苗箱Cを放出できると共に該苗箱Cを低位置から放出でき、放出した苗箱Cが先に供給した前記搬送路上の苗箱Cへ当たる衝撃を抑制することができ、苗箱Cが位置ずれしたり苗箱Cから苗Nが脱落したりするのを抑え、送り爪72による苗箱Cの育苗ポットP内の苗Nの苗取出位置Dへの供給の適正化を図ることができ、苗植付装置31へ苗を搬送する苗ホルダ−28、横送りベルト29及び縦送りベルト30等に適正な位置に苗が供給されて苗植付装置31へ適正に苗が供給され、前記苗植付装置31により適正に圃場へ苗を植え付けることができる。尚、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の苗箱検出センサS3に到達する位置で苗箱Cの搬送を一旦停止するため、前記苗箱検出センサS3に到達する位置まで苗箱Cを高速で搬送しても、これに拘らず前記苗箱供給装置26が放出した苗箱Cが先に供給した前記搬送路上の苗箱Cへ当たる衝撃が抑制されるので、前記苗箱供給装置26による苗箱Cの搬送において高速化を図ることができ、植付作業の作業能率を向上させることができる。 【0045】また、この苗移植機1は、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の苗箱検出センサS3に苗箱Cが到達すると該苗箱Cの搬送を一旦停止し、前記苗箱Cの搬送を停止した状態で送り爪72の往復動作における下動である苗送り側動作時に該送り爪72が上動位置から下動してきたことを送り爪位置検出センサS6により検出すると、コントロ−ラ80からの出力信号により前記苗箱Cを放出すべく苗箱供給装置26を作動させる。 【0046】従って、この苗移植機1は、苗箱供給装置26が苗箱搬送部27の搬送路に苗箱Cを供給するとき、前記送り爪72が往復動作における下動すなわち苗送り側動作をしているときに、前記苗箱供給装置26により放出する直前の苗箱検出センサS3の位置で停止している苗箱Cを放出する。 【0047】よって、前記送り爪72が往復動作における苗送り側に動作をしているときに前記苗箱供給装置26により苗箱Cを放出する直前の苗箱検出センサS3の位置で停止している苗箱Cを放出するので、送り爪72が搬送している苗箱Cに苗箱供給装置26が放出した苗箱Cが当たるタイミングを放出された苗箱Cの落下時間を加味して送り爪72の苗送り側への動作が完了して逆側への動作が開始される前の送り爪72の停止時とすることができ、送り爪72と係止爪76とにより該送り爪72が搬送している苗箱Cが確実に停止しているときに前記苗箱供給装置26により放出される苗箱Cが当たるようになり、苗箱Cが位置ずれしたり苗箱Cから苗が脱落したりするのを抑え、送り爪72による苗箱Cの育苗ポットP内の苗Nの苗取出位置Dへの供給の適正化を図ることができ、苗植付装置31へ苗を搬送する苗ホルダ−28、横送りベルト29及び縦送りベルト30等に適正な位置に苗Nが供給されて苗植付装置31へ適正に苗Nが供給され、前記苗植付装置31により適正に圃場へ苗Nを植え付けることができる。 【0048】また、この苗移植機1は、苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の苗箱検出センサS3の位置すなわち停止位置から送り爪72までの間の苗箱Cの搬送経路の所定位置すなわち苗箱検出センサS4に苗箱Cが無いときに前記苗箱供給装置26が前記S3の位置に有る苗箱Cを放出する構成とし、前記S3の位置から前記S4の位置までの苗箱Cの搬送経路の任意の位置である前記S3の位置に苗箱Cが無く且つ苗箱供給部25に苗箱Cが有るときに警報する第一警報装置と、前記S3の位置に苗箱Cが無く且つ苗箱供給部25に苗箱が無いときに警報する第二警報装置とを設け、前記第一警報装置と前記第二警報装置とを間欠的になるブザ−81の周期を異ならせて異なる態様の告知手段としている。 【0049】従って、この苗移植機1は、苗箱供給部25に未だ予備の苗箱Cが有るときに、苗箱供給装置26が苗箱Cを放出した後に送り爪72により該苗箱Cを搬送して苗箱検出センサS3の位置から苗箱Cが無くなるとき、すなわち通常の苗箱Cの搬送における苗箱Cと苗箱Cとの間を検出したときには、第一警報装置により警報する。また、苗箱供給部25に予備の苗箱Cが無いときに、苗箱供給装置26が苗箱Cを放出した後に送り爪72により該苗箱Cを搬送して苗箱検出センサS3の位置から苗箱Cが無くなるとき、すなわち前記苗箱検出センサS3の位置より搬送上手側に苗箱Cが無くなったときには、前記第一警報装置とは間欠的に鳴るブザ−81の周期が異なる第二警報装置により警報する。 【0050】よって、前記第一警報装置により、前記苗箱供給装置26により苗箱Cが一枚分供給されたことを前方を向いていて苗植付部4の状態を度々視認できないオペレ−タが認識することができ、オペレ−タが前方を向いたままで植付作業中に苗箱供給部25の苗箱Cが何枚苗箱搬送部27へ供給されたか判断でき、オペレ−タが苗箱供給部25への苗箱Cの補給の必要度を判断することができ、植付作業能率を向上させることができる。また、第二警報装置により、苗箱検出センサS3の位置より搬送上手側に苗箱Cが無いときにオペレ−タに前苗枠9又は後苗枠10から前記苗箱供給部25への苗箱Cの補給を促すことができる。尚、植付作業中に前記苗箱供給部25への苗箱の補給を行うときは、自動操向装置11により、植付作業を継続しながら苗箱Cの補給を行える。また、前記第一警報装置と前記第二警報装置とは間欠的になるブザ−81の周期を異ならせて告知手段を異なる態様としているため、前記第一警報装置が作動しても必ずしも苗箱供給部25への苗箱Cの補給を要さないことをオペレ−タが判断でき、植付作業を無闇に中断せずに、植付作業能率を向上させることができる。 【0051】尚、前記第一警報装置と前記第二警報装置とは、前述では間欠的に鳴るブザ−81の周期を異ならせて告知手段を異なる態様としたが、ブザ−81の音質を異ならせたり一方の警報をランプの点灯で告知したりあるいは双方の警報を異なるランプの点灯で告知したりする等、オペレ−タが双方の警報の相違が判断できるような告知手段であればよい。 【0052】また、この苗移植機1は、苗箱検出センサS3の位置より搬送上手側に苗箱Cが無いときに第二警報装置が作動するようにしているので、苗箱供給部25に苗箱Cが無くなっても送り爪72による苗箱Cの搬送で前記苗箱検出センサS3まで苗箱Cが無くなるまでオペレ−タに前記苗箱供給部25への苗箱Cの補給を促す警報をしないので、さほど前記苗箱供給部25への苗箱Cの補給を促す警報を植付作業が継続できなくなる直前に近づけることができ、前記苗箱供給部25への苗箱Cの補給作業のために植付作業を無闇に中断せずに、植付作業能率を向上させることができる。 【0053】また、前記第二警報装置により、苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の停止位置すなわち苗箱検出センサS3の位置に苗箱Cが無いために苗箱供給装置26により即座に送り爪72へ苗箱Cが供給できないときに第二警報装置が作動するようにしているので、第二警報装置の作動後にオペレ−タが苗箱供給部25へ供給した苗箱Cは、先に送り爪72に供給された苗箱Cが前記送り爪72の作動により苗箱検出センサS4の位置から無くなるまでの間に前記S3の位置で待機させることができる。従って、苗箱検出センサS4の位置に苗箱Cが無くなったときに苗箱供給装置26が前記S3の位置に有る苗箱Cを放出することができ、先に送り爪72に供給された苗箱Cとの距離を広げない状態で前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出することにより該苗箱Cの落下距離が大きくならず(S3とS4と間の距離となる)、苗箱供給装置26により放出した苗箱Cが先に供給した前記搬送路上の苗箱Cへ当たる衝撃を抑制することができ、苗箱Cが位置ずれしたり苗箱Cから苗Nが脱落したりするのを抑え、送り爪72による苗箱Cの育苗ポットP内の苗Nの苗取出位置Dへの供給の適正化を図ることができ、苗植付装置31へ苗を搬送する苗ホルダ−28、横送りベルト29及び縦送りベルト30等に適正な位置に苗Nが供給されて苗植付装置31へ適正に苗が供給され、前記苗植付装置31により適正に圃場へ苗Nを植え付けることができる。 【0054】尚、苗箱検出センサS3付近の苗箱搬送経路を構成する苗箱Cの左右の端縁部を案内する左右それぞれの案内レ−ル91には、苗箱Cの前記端縁部Caを上側から底板92側に押しつけるための苗箱押さえ体93を固着して設けている。尚、前記底板92は苗箱Cを下側から支えるように前記左右の案内レ−ル91の間を繋いだ構成となっており、該底板92の略左右中央に前記苗箱検出センサS3を取り付けている。従って、前記苗箱押さえ体93により、前記苗箱検出センサS3側に苗箱Cを押しつけて、苗箱検出センサS3が苗箱搬送経路が急傾斜に変化する位置にあっても、苗箱検出センサS3により確実に苗箱Cを検出できるようにしている。これにより、苗箱供給装置26により搬送される苗箱Cが前記苗箱検出センサS3の位置で確実に停止し、停止した後に苗箱供給装置26が苗箱Cを放出することができ、苗箱供給装置26により先に供給された苗箱Cへ当たる衝撃を抑制させることができる。 【0055】また、苗箱検出センサS4が前記S3より少し苗箱Cの搬送下手側で送り爪72より苗箱Cの搬送上手側の位置で前記供給ロ−ラ26aからの距離が苗箱1枚分の長手方向の長さより若干長くなる位置に設けられているので、前記S3と前記S4との距離が短くなり、送り爪72の作動により前記S4の位置に苗箱Cが無くなったのに連動して苗箱供給装置26により放出される苗箱Cの先に供給された苗箱Cに当たるまでの落下距離を短くすることができ、放出される苗箱Cが苗箱供給装置26により先に供給された苗箱Cへ当たる衝撃を抑制させることができる。 【0056】ところで、苗箱送り駆動レバ−75の位置を検出することにより送り爪72が往復作動における下動位置にあるか否かを検出する送り爪位置検出センサS6の代わりに、図17及び図18に示すように、苗押出しピン43及び苗ホルダ−28の駆動軸42の副植付伝動ケ−ス41からの突出部に該軸42と一体回転する送り爪位置検出用カム95を設け、このカム95に当接する位置に送り爪位置検出センサS7を設ける構成としてもよい。尚、前記送り爪位置検出用カム95は、送り爪72の1往復動作につき一定速度で1回転する。前記送り爪位置検出用カム95には送り爪位置検出センサS7を押すための径大部95aを設けており、送り爪72の往復動作における下動時に前記径大部95aが前記送り爪位置検出センサS7により検出されるタイミングとなっている。尚、送り爪位置検出用カム95は、該カム95の内径部に設けた無数のスプライン溝95bが前記駆動軸42の外周に設けたスプライン溝部42aに噛み合って、前記駆動軸42と一体回転する構成となっている。そして、前記送り爪位置検出センサS7が送り爪位置検出用カム95を検出するタイミングを調節したいときには、前記駆動軸42に対して前記カム95の位相を前記スプライン溝95bを介して異ならせた状態で前記カム95を前記駆動軸42に取り付けるようになっている。従って、これが、送り爪72の動作に対して苗箱供給装置26が苗箱Cを放出するタイミングを調節可能な調節手段となる。 【0057】この構成により、苗移植機1においては、前記苗箱供給装置26が苗箱Cを放出する直前の苗箱検出センサS3に苗箱Cが到達すると該苗箱Cの搬送を一旦停止し、前記苗箱Cの搬送を停止した状態で送り爪72の往復動作における下動である苗送り側動作時に該送り爪72が上動位置から下動してきたことを送り爪位置検出センサS7により検出すると、コントロ−ラ80からの出力信号により前記苗箱Cを放出すべく苗箱供給装置26を作動させる。従って、前記送り爪72が往復動作における下動すなわち苗送り側動作をしているときに、前記苗箱供給装置26により苗箱Cを放出する直前の苗箱検出センサS3の位置で停止している苗箱Cを放出する。そして、前記駆動軸42に対して前記カム95の位相を異ならせることにより、送り爪72が往復動作における苗送り側動作をしている間において、送り爪72の動作に対して苗箱供給装置26が苗箱Cを放出するタイミングを変更して調節できる。 【0058】よって、前記駆動軸42に対して前記カム95の位相を異ならせることにより、送り爪72の動作に対して苗箱供給装置26が苗箱Cを放出するタイミングを調節することができるので、走行速度を変化させて植付作業速度を変化させることにより送り爪72の作動速度が変化しても、送り爪72が搬送している苗箱Cに苗箱供給装置26が放出した苗箱Cが当たるタイミングを放出された苗箱Cの落下時間を考慮して送り爪72の苗送り側への動作が完了して逆側への動作が開始される前の送り爪72の停止時とすることができ、前記送り爪72と係止爪76とにより送り爪72が搬送している苗箱Cを確実に停止させているときに前記苗箱供給装置26により放出される苗箱Cが当たるようにでき、苗箱Cが位置ずれしたり苗箱Cから苗Nが脱落したりするのを抑え、送り爪72による苗箱Cの育苗ポットP内の苗Nの苗取出位置Dへの供給の適正化を図ることができ、苗植付装置31へ苗Nを搬送する苗ホルダ−28、横送りベルト29及び縦送りベルト30等に適正な位置に苗が供給されて苗植付装置31へ適正に苗Nが供給され、前記苗植付装置31により適正に圃場へ苗Nを植え付けることができる。 【0059】また、定速回転する送り爪位置検出用カム95により送り爪位置検出センサS7が送り爪72の動作を検出するようにしているので、送り爪72の動作に対する前記送り爪位置検出センサS7の検出のタイミングの安定化を図れ、送り爪72が搬送している苗箱Cに苗箱供給装置26が放出した苗箱Cが当たるタイミングを確実に放出された苗箱Cの落下時間を考慮して送り爪72の苗送り側への動作が完了して逆側への動作が開始される前の送り爪72の停止時とすることができ、前記送り爪72と係止爪76とにより送り爪72が搬送している苗箱Cを確実に停止させているときに前記苗箱供給装置26により放出される苗箱Cが当たるようにできる。 【0060】尚、前述の送り爪位置検出用カム95に代えて、コントロ−ラ80内の制御手段によるもの等、他の手段により送り爪72の動作に対して苗箱供給装置26が苗箱Cを放出するタイミングを調節する構成としてもよい。尚、この発明の実施の形態はたまねぎの苗を圃場へ植え付けるたまねぎ苗移植機1について詳述したが、本発明はこれに限定されるものではない。 【0061】尚、この発明の実施の形態はトラクタ2の後部に苗植付部4を装着した構成の苗移植機について詳述したが、本発明はこれに限定されるものではない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月10日(2000.3.10) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−251912(P2001−251912A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月18日(2001.9.18) |
| 【出願番号】 |
特願2000−66987(P2000−66987) |
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