| 【発明の名称】 |
施肥装置付き田植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】高尾 裕
【氏名】園田 義昭
【氏名】中村 正一
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 肥料タンク(5)に接続された肥料供給管(17)を横架固定すると共に、施肥用ノズル(13)に肥料を圧送する複数のポンプ(18)を、前記肥料供給管(17)に連通するように、前記肥料供給管(17)に並べて接続してある施肥装置付き田植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、苗の植え付けと同時にペースト状の肥料を施肥するように構成された施肥装置付き田植機に関する。 【0002】 【従来の技術】ペースト状の肥料の施肥を行う施肥装置付き田植機としては、例えば実公昭63−49148号公報に開示されているように、肥料タンク及び肥料を圧送する複数のポンプを乗用走行車体に備え、乗用走行車体の後部に連結された苗植付装置の下部に、圃場に突入する施肥用ノズルを備えて、肥料タンクと複数のポンプとをホースで接続し、複数のポンプと施肥用ノズルとをホースで接続したものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術に記載の施肥装置付き田植機は、肥料タンクと複数のポンプ、及び複数のポンプと施肥用ノズルとを、ホースで各々接続している為に、肥料供給の経路が複雑になって、ホースの組み付け及び配置に手数を要するものとなっていた。又、多条植型式になるほど、肥料圧送部の構造が複雑で大型化し易いものになっていた。本発明は施肥装置付き田植機において、肥料圧送部に合理的な改良を加えることにより、多条植型式の施肥装置付き田植機でも、肥料圧送部及び複数のポンプへの肥料の供給構造を、簡素化することができるようにすることを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、施肥装置付き田植機において、次のように構成することにある。肥料タンクに接続された肥料供給管を横架固定すると共に、施肥用ノズルに肥料を圧送する複数のポンプを、肥料供給管に連通するように、肥料供給管に並べて接続してある。 【0005】 【作用】請求項1の特徴によると、肥料供給管にポンプを並べて接続することにより、複数のポンプへの肥料の流入路を形成することができる。施肥用ノズルにペースト状の肥料を圧送するポンプを、植付条に応じた数だけ肥料供給管に並べて接続することによって、任意の植付条数の施肥を行う肥料圧送部を構成することができる。 【0006】 【発明の効果】請求項1の特徴によると、ポンプへの肥料の流入路を形成する場合に、個々のポンプへの配管の接続等が不要になり、個々のポンプへの肥料の供給構造が簡単なものになる。請求項1の特徴によると、肥料供給管にポンプを並べて接続することにより、植付条数に対応した肥料圧送部を容易に構成することができて、多条植型式の施肥装置付きの田植機に有効なものとなる。 【0007】 【実施例】図1に、本発明に係る施肥装置付きの乗用型田植機が示されている。この乗用型田植機は、乗用走行車体1の後部に油圧駆動される昇降リンク機構2を介して、6条植型式の苗植付装置3が昇降可能に連結された構造となっており、苗植付装置3にペースト状の肥料の施肥を行う施肥装置4が備えられ、乗用走行車体1の前部に左右一対の肥料タンク5が、支持アーム6を介して縦向き軸芯P周りに回動可能に支持されている。 【0008】図1,3,4に示すように苗植付装置3は、横架された角筒状のフレーム7、乗用走行車体1の動力が伝達される伝動ケース8、6つの植付条の苗を載置して一定ストロークで左右に往復移動する苗のせ台9、伝動ケース8の動力が伝達されるように並列配置された3個の植付ケース10、植付ケース10の左右に備えられて苗のせ台9の下端から1株分ずつ苗を切り出して田面に植付ける回転式の苗植付機構11、田面を2つの植付条ずつ整地するように植付ケース10の下方に配置された3個の整地フロート12等を備えており、伝動ケース8がフレーム7の中央部に取り付けられて、植付ケース10がフレーム7に後ろ向きに片持ち状に連結支持されている。 【0009】図1,3,4に示すように施肥装置4は、植付条の横側に浅い施肥(側条施肥)を行うように構成されており、整地フロート12の左右に一対の施肥用ノズル13が高さ調節可能に備えられている。植付ケース10の後部上方に連結脚14を介して下向きコ字状の支持台15が横架され、支持台15に施肥用ノズル13の各々に対する肥料圧送部16が設置されている。肥料圧送部16は、支持台15に沿って横架固定された肥料供給管17、6個のポンプ18及び変速機構19から構成されており、図1,2,4に示すように肥料供給管17と左右の肥料タンク5とが、ホース20を介して接続されている。 【0010】図3及び図5に示すように、右の植付ケース10に動力を伝達する伝動軸21に連動連結された動力取出軸22が後方上方に延出され、支持台15の下方に軸受けブラケット23を介して配置された中間伝動軸24に、動力取出軸22が自在継手50を介して連結されている。変速機構19から後方に突出した入力軸19aと中間伝動軸24とが、チェーン25を介して連動連結されており、変速機構19から前方に突出した出力軸19bとポンプ18の入力軸26とが、チェーン27を介して連動連結されている。 【0011】図7に、変速機構19の内部構造が示されている。変速機構19に入力軸19a、中間軸19c及び出力軸19bが支持されており、入力軸19aに径の異なる3枚のギヤG1が遊嵌され、ギヤG1に咬合する3枚のギヤG2が中間軸19cに固定されている。中間軸19cに径の異なる3枚のギヤG3が遊嵌され、ギヤG3に咬合する3枚のギヤG4が出力軸19bに固定されている。3枚のギヤG1のうちのいずれか一つにのみ係合可能なスライドキー28が、入力軸19aの軸心方向にシフト操作可能に備えられ、3枚のギヤG3のうちのいずれか一つにのみ係合可能なスライドキー29が、中間軸19cの軸心方向にシフト操作可能に備えられている。 【0012】図7に示すように、スライドキー28,29が、スペーサリング30を乗り越え通過できるように板バネ31,32によって内周側に付勢され、シフト軸33,34に係止部材33a,34aを介して連結されている。シフト軸33,34の押し引き操作により、スライドキー28,29をシフト操作していづれか一つのギヤG1,G3に内周から係合させることで、出力軸19bを9段(3段×3段)に変速できるように構成されている。 【0013】図8及び図9に、ポンプ18の詳細な構造が示されている。ポンプ18は、ゴム製のステータ18aとスクリュー状のロータ18bとを、ケーシング18cに内装して構成されており、肥料供給管17に設けた取付座17aにケーシング18cを連結することで、肥料供給管17とケーシング18cの入口室35とが直接に連通する。入力軸26に連結されたロータ18bを回転させることにより、入口室35の肥料を加圧して吐出口36から圧送し、流路切換弁37及び供給ホース38を介して施肥用ノズル13に供給する。 【0014】図8及び図9に示すように、流路切換弁37は、レバー39の切換揺動によって、吐出口36の肥料を供給ホース38に送り出す供給位置on、及び吐出口36の肥料をバイパス管路40を介して入口室35に戻す非供給位置offに切換可能に構成されており、バネ41によってレバー39が常に供給位置onに付勢されている。6つの植付条の苗植付機構11を2つの植付条ごとに停止させる畦際クラッチレバー42に、レバー39がレリーズワイヤ43を介して以下のように連係されている。 【0015】図1に示すように、畦際クラッチレバー42が苗のせ台9の背部に3本設けられており、図3及び図10に示すように植付ケース10の基部に備えられた畦際クラッチ44に、畦際クラッチレバー42がレリーズワイヤ45を介して連係されて、植付ケース10の単位(2つの植付条の単位)で苗植付機構11を停止させることができる。図10に示すように、停止した苗植付機構11の植付条に対応するポンプ18を停止させることができるように、3本の畦際クラッチレバー42が、対応する一対ずつのポンプ18のレバー39に、レリーズワイヤ43を介して連係されている。畦際クラッチレバー42は、植え付けが停止された植付条の苗の縦送りも停止させるように、縦送りクラッチ(図示せず)にもワイヤ(図示せず)で連係されている。 【0016】これにより例えば、右の2つの植付条の植え付けを停止して4つの植付条の植え付けを行う場合、右の2つの植付条の苗植付機構11に対する畦際クラッチレバー42を切り操作することで、右の畦際クラッチ44を切り操作し、右の2つの植付条の施肥用ノズル13に対する肥料の供給を停止する。 【0017】図6に示すように、施肥用ノズル13に肥料の流動の有無を検知する流動センサ46が備えられ、レバー39が非供給位置offに切り換えられたことを検知するスイッチ47が備えられており、制御回路48に接続されている。これにより、レバー39が供給位置onに在り、且つ、対応する施肥用ノズル13の流動センサ46が肥料の流動を検知しない場合、詰まりが発生したものとして警報装置49を作動させる。 【0018】[別実施例]レバー39に作用するバネ41を無くし、レバー39を供給位置onと非供給位置offとに切換及び保持可能に構成して、畦際クラッチレバー42とレバー39とをプッシュプルワイヤ(図示せず)で連係し、プッシュプルワイヤとレバー39とを簡単に連結及び解除できるように構成しておくと、畦際クラッチレバー42との連係が解除されたポンプ18を、人為的に非供給位置offに切換及び保持することにより、1つの植付条又は3つの植付条における肥料の供給の停止を任意に行うことができて、便利なものとなる。 【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成6年10月28日(1994.10.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−245514(P2001−245514A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月11日(2001.9.11) |
| 【出願番号】 |
特願2001−36606(P2001−36606) |
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