| 【発明の名称】 |
施肥装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】矢野 真一郎
【氏名】竹川 和弘
【氏名】神谷 寿
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| 【要約】 |
【課題】施肥装置において、エア切替弁の切り替えにより、通常作業時には肥料を搬送する圧風を施肥エアチャンバ−側へ送り、肥料収容ホッパ−内の残留肥料を回収する時には圧風を肥料回収管側へ送るようにしたものがあるが、このエア送給の切り替えを忘れると、施肥作業時での肥料の詰まりを誘発する原因となる。本発明は、通常の施肥作業時において、肥料の詰まりのトラブルを未然に防止せんとするものである。
【解決手段】本発明は、ホッパ−14…から繰り出される肥料を圧送して圃場に散布する施肥エアチャンバ−17側とホッパ−内の残留肥料を回収する肥料回収管23側とに送風するエア切替可能なエア切替弁27を備え、前記肥料回収管23の送り終端側回収口26部に開閉可能な開閉蓋28を設けると共に、この開閉蓋28には回収口閉塞時にエアの吹き付けによって鳴動する警報手段29を設けてあることを特徴としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ホッパ−から繰り出される肥料を圧送して圃場に散布する施肥エアチャンバ−側とホッパ−内の残留肥料を回収する肥料回収管側とに送風するエア切替可能なエア切替弁を備え、前記肥料回収管の送り終端側回収口部に開閉可能な開閉蓋を設けると共に、この開閉蓋には回収口閉塞時にエアの吹き付けによって鳴動する警報手段を設けてあることを特徴とする施肥装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、肥料を圃場に散布する施肥装置に関し、農業機械の技術分野に属する。 【0002】 【従来の技術】施肥しながら同時に田植作業を行なう施肥装置付田植機は知られている。この種の施肥装置は、通常作業時には、エア切替弁を切り替えて圧風を施肥エアチャンバ−側へ送るようにして肥料を散布し、作業終了時等肥料収容ホッパ−内の残留肥料を回収する時には、エア切替弁を切り替えて圧風を肥料回収管側へ送って肥料を回収するようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来は、残留肥料の回収作業が終わっても、エア送給の切り替えをよく忘れることがあって、施肥作業時での肥料の詰まりを誘発する原因となっていた。本発明は、通常の施肥作業時において、施肥エアチャンバ−側へのエア切り替えを忘れている時には警報を発するようにして作業者に報知し、トラブルを未然に防止せんとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。すなわち、本発明にかかる技術的手段は、ホッパ−14…から繰り出される肥料を圧送して圃場に散布する施肥エアチャンバ−17側とホッパ−内の残留肥料を回収する肥料回収管23側とに送風するエア切替可能なエア切替弁27を備え、前記肥料回収管23の送り終端側回収口26部に開閉可能な開閉蓋28を設けると共に、この開閉蓋28には回収口閉塞時にエアの吹き付けによって鳴動する警報手段29を設けてあることを特徴とするものである。 【0005】 【発明の効果】残留肥料の回収作業が終わると、肥料回収管の回収口は開閉蓋によって閉じられる。エア切替弁の肥料回収管側への切り替え忘れがあると、送給される圧風が肥料回収管内を通じて開閉蓋に吹き付けられ警報器(笛)が鳴動する。 【0006】作業者はこれを察知してエア切替弁を切り替えて施肥エアチャンバ−側にエアを送給するようにしてから通常の施肥作業に移行することができる。従って、この発明によれば、肥料の詰まりなどによるトラブルを未然に防止することができるものである。 【0007】 【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面に基づき説明する。図1及び図2は、乗用型の田植機に粒状の肥料を圃場に散布する施肥装置1が装着された施肥装置付乗用型田植機2を示すものであり、この乗用型田植機2は、車体3の前後に走行車輪としての左右一対の前輪4,4及び後輪5,5が架設されている。車体上前部に操作ボックス6及びステアリングハンドル7等を有する操縦装置が設置され、車体後方部には昇降可能な苗植付部8が装備されている。 【0008】操縦装置の後側に運転席9が設置され、運転席の下側に田植機の各部に動力を伝達するエンジン10が搭載されている。苗植付部8は、左右に往復動する苗載タンク11、1株分の苗を切取って土中に植込む6条分の苗植付装置12、苗植付面を整地するフロ−ト13等からなる。 【0009】施肥装置1は、苗植付部8の前方に設けられていて、圃場に散布する粒状肥料を収容する肥料収容ホッパ−14と各条毎の肥料繰出部15…と肥料の搬送を案内する各条毎の案内管16…と該案内管16…に圧風を送給する施肥エアチャンバ−17と該施肥エアチャンバ−17に圧風を送給するブロワ−18等からなる構成である。 【0010】肥料繰出部15…は、肥料収容ホッパ−14の下側に設けられ、繰出ロ−ラ15a…が回転することにより所定量毎に肥料を各条の繰出口15bを介して前記案内管16…に供給されるようになっている。各案内管16…に供給された粒状肥料は、施肥エアチャンバ−17からの圧風により該案内管16…、肥料移送管19…を介して該肥料移送管19…終端に設けられた施肥部20…へ搬送されて圃場に散布される。 【0011】施肥部20…は、作溝器21を備えて構成され、前記肥料移送管19…とブ−ツ22…により接続され、苗植付部8による各条の圃場の苗植付位置の側部であって作溝された溝内に肥料が供給されるようになっている。なお、前記ブ−ツ22は、該ブ−ツの内側の谷部の形状を図7の(A)のような2等辺三角形22aから図7(B)のような下側へ向く不等辺3角形22bとすることにより、ブ−ツの谷部への肥料溜りが防止できるように構成している。 【0012】ホッパ−14内の残留肥料を回収する肥料回収管23が前記施肥エアチャンバ−17と一体的に構成して設けられている。肥料回収管23は、始端側がブロワ−18の吐出口とエア切替部24を介して接続され、ブロワ−18からの圧風を該肥料回収管23に送給可能に構成している。回収管23の終端側には下方に屈曲した屈曲管25を接続して下向きの肥料回収口26を設け、該回収口26から出てくる粒状肥料を袋や容器等で受けて肥料を回収するようになっている。 【0013】前記エア切替部24には、施肥エアチャンバ−17側と肥料回収管23側とにエア切替可能なエア切替弁27を備えている。要するに、通常作業時にはエア切替弁27を肥料回収管23(仮想線位置(イ)側)側に回動させて圧風を施肥エアチャンバ−17へ送給するようにし、作業終了時等肥料収容ホッパ−14内の残留肥料を回収するときには、エア切替弁27を施肥エアチャンバ−17(実線位置(ロ)側)側に回動させて圧風を肥料回収管23へ送給するようにしている。 【0014】前記肥料回収管23の回収口26には軸28a周りに揺動開閉自在な開閉蓋28が設けられ、そして、該開閉蓋28には回収口閉塞時にエアの吹き付けによって鳴動する警報手段、つまり、実施例では笛29が設けられている。開閉蓋28は、残留肥料回収時は開けておき、そして、この回収作業が終わると閉めておくものである。このように回収口26が閉じられている時、圧風が吹き付けられると笛29が鳴動して作業者に報知することになる。 【0015】なお、前記回収口26には下方に向けて飛散防止用網30が吊設されるようになっている。前記繰出ロ−ラ15aの前側には作業終了後等にホッパ−14及び肥料繰出部15に残留する粒状肥料を取り出し回収するための肥料回収管23への肥料取出口31を設けている。肥料繰出部15の前部には前方へ突出する開閉操作具32を設け、該開閉操作具32を繰出ロ−ラ15a…側に押し操作することで、該操作具32と一体のシャッタ−33を繰出ロ−ラ15aの外周面に接触させ、繰出ロ−ラ15a…上方から繰出口15bへのの肥料流下経路を遮断すると共に、繰出ロ−ラ15a…上方から前記取出口31への肥料流下経路を構成するようになっている。従って、シャッタ−33を繰出ロ−ラ15a…の外周面に接触させた状態とし、そして、ブラシ34を前方に回動させて繰出ロ−ラ15a…の外周面から退避させることにより、肥料収容ホッパ−14内及び繰出ロ−ラ15a上方の粒状肥料が自重により流下して前記取出口31を経由して肥料回収管23に供給されることになる。 【0016】肥料収容ホッパ−14の上部には蝶番35を介して上下方向に揺動開閉するカバ−36が設けられている。ホッパ−への肥料補給時にはカバ−36を上方に開けるが、この開けた状態を保持するためのスタンドバ−37がこのカバ−36側に設けられてあり、そして、肥料の補給が終わってカバ−を閉じる時には、スタンドバ−37は不要のためカバ−内面に収納係止しておくことができる。 【0017】従って、前記カバ−36側にスタンドバ−37が設けられているので、肥料を補給するとき、前記カバ−36を上側へ回動させて開くことにより肥料収容ホッパ−14内にスタンドバ−37が位置せず、該スタンドバ−37が邪魔にならずに肥料収容ホッパ−14内に肥料を補給したり該ホッパ−14内の肥料を均したりすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月8日(2000.3.8) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−245513(P2001−245513A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月11日(2001.9.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−63587(P2000−63587) |
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