| 【発明の名称】 |
田植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】三木 博幸
【氏名】大内 久平
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| 【要約】 |
【課題】苗植付装置を軽小な接地スタンドで安定的に接地支持させられる田植機を提供する。
【解決手段】接地フロート11を支えるフロート支軸10の両端部にスタンド取付部19を備えてある。このスタンド取付け部19に接地スタンド20を取り付けて、苗植付装置3を接地支持させるように構成してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体の後部に昇降操作自在に連結した苗植付装置に、機体横方向に沿うフロート支軸を介して支持される接地フロートを備えるとともに、前記フロート支軸を回動調節することによって接地フロートの植付機体に対する高さを変更する植付け深さ調節操作機構を備えてある田植機であって、前記フロート支軸の両端部に、前記苗植付装置を支持させる接地スタンドを連結するスタンド取付部を備えてある田植機。 【請求項2】 前記スタンド取付部を、前記接地スタンドが下降使用姿勢と上昇格納姿勢とに切り換え自在に連結するように構成してある請求項1に記載の田植機。 【請求項3】 前記上昇格納姿勢を、苗植付装置の苗載せ台を横方向に摺動案内する摺動ガイドレールの端部に対してガード作用する姿勢に設定してある請求項2に記載の田植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、フロート支軸を回動調節することによって接地フロートの植付機体に対する高さを変更して植付け深さを調節するように構成した田植機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】田植機を運搬車に積載して搬送する場合、ガレージに格納する場合、あるいは、メンテナンス作業を行う場合などにおいて、下降させた苗植付装置を支持する接地スタンドを設けて、接地フロートを浮かせることで接地フロートの地面等との接触を避けていた。この種の従来の技術では、苗植付装置の機体部分に接地スタンドを連結するものがあった。(例えば実公昭59−1449号公報) 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の技術では、苗植付装置の両側に接地スタンドを取り付けても、両スタンドの接地点どうしの間隔が狭く、左右方向での安定が悪くなりがちであった。また、接地点どうしの間隔が広くなって安定よく接地支持されるようにするには、植付機体のスタンド取付け部に連結する部分から接地点までの距離が長い接地スタンドを採用する必要があり、接地スタンドが重くなったり大型になるとともに高価なものになっていた。 【0004】本発明は、比較的軽小かつ安価な接地スタンドで安定よく接地支持させられるコンバインを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1にかかる発明の特徴構成は、走行機体の後部に昇降操作自在に連結した苗植付装置に、機体横方向に沿うフロート支軸を介して支持される接地フロートを備えるとともに、前記フロート支軸を回動調節することによって接地フロートの植付機体に対する高さを変更する植付け深さ調節操作機構を備えてある田植機において、前記フロート支軸の両端部に、前記苗植付装置を支持させる接地スタンドを連結するスタンド取付部を備えてある点にある。 【0006】〔作用〕フロート支軸の両端部に接地スタンドを取り付けて、接地支持させるものである。フロート支軸は接地フロートを支持するものであることから、フロート支軸の両端側は植付機体よりも横外側に位置する。これにより、接地スタンドの植付機体に取り付ける従来に比し、機体側のスタンド取付け部に連結する部分から接地点までの距離が短い接地スタンドを採用しながら、その距離の割には両接地スタンドの接地点どうしの間隔を広くして苗植付装置を接地支持させられる。 【0007】〔効果〕左右の接地スタンドどうしの接地点間隔を広くして安定的に接地支持させられる。その割には、接地スタンドとして、スタンド取付け部に連結する部分から接地点までの距離が比較的短くて軽小かつ安価なものを採用して有利に接地支持させられる。 【0008】〔構成〕請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求項1による発明の構成において、前記スタンド取付部を、前記接地スタンドが下降使用姿勢と上昇格納姿勢とに切り換え自在に連結するように構成してある点にある。 【0009】〔作用〕接地スタンドを上昇格納姿勢にしてフロート支軸に取り付けることで、接地スタンドを苗植付装置に取り付けたままにしながら、かつ、接地スタンドが障害物にならないようにしながら田植え作業や走行を行うことができ、接地スタンドを取り外して保管する場合のように紛失するなどのおそれがなくなるとともに、接地スタンドを使用する場合にわざわざ取りにいく必要もなくなる。 【0010】〔効果〕接地スタンドを不要なときでも苗植付装置に取り付けたままにしておき、紛失などしないように有利に格納したり、移動先で必要になると、出発点に取りに戻ることなくその場で使用できる。 【0011】〔構成〕請求項3にかかる発明の特徴構成は、請求項2による発明の構成において、前記上昇格納姿勢を、苗植付装置の苗載せ台を横方向に摺動案内する摺動ガイドレールの端部に対してガード作用する姿勢に設定してある点にある。 【0012】〔作用〕接地スタンドを上昇格納姿勢にして取り付けると、接地スタンドが摺動ガイドレールの端部をガードする状態になり、接地スタンドを摺動ガイドレールに対するガード部材にしながら格納しておりける。 【0013】〔効果〕接地スタンドを格納する際、これをガード手段に利用して、摺動ガイドレールの破損防止を安価に行える。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した乗用型田植機を示している。この田植機は、走行機体1の後部にリンク機構2を介して苗植付装置3を昇降自在、並びに前後軸芯周りに左右ローリング自在に連結して、構成してある。また、走行機体1の前部に搭載したエンジン4からの動力をPTO用伝動軸5によって苗植付装置3に伝えている。 【0015】図2に示されているように前記苗植付装置3には、リンク機構2に前後軸芯周りでローリング自在に連結されるフィードケース6、このフィードケース6の左右に配置されるチェーンケース7を設けるとともに、各チェーンケース7の後部の左右両側に配置されるロータリケース8を装着し、このロータリケース8の遊端部に一対の植付アーム9が配置されており、PTO用伝動軸2の動力は、フィードケース6、チェーンケース7を介してロータリケース8に伝達され、ロータリケース8の1回転により2株の植付を行うように構成してある。 【0016】図2及び図3に示されているように、苗植付装置3には、前記チェーンケース7の基部の下方に位置させて、左右方向に亘るパイプ材からなるフロート支軸10を仮設するとともに、このフロート支点軸10の中央と左右個所から後向き片持ち状に延出した支持アーム12の各先端位置に、接地フロート11の後部が支軸13を介して上下揺動自在に支持されている。接地フロート11の前端は、屈伸型のリンク部材14を介して植付機体に支持されている。これにより、接地フロート11は軸芯Xまわりで上下揺動自在に支持されている。また、前記ロータリケース8の上方には、一定ストロークで往復横移動される苗載せ台15を設けるとともに、苗載せ台15には、その横ストロークエンドにおいて、載置苗を所定量ずつ下方の植付アーム9に向けて送り出すベルト式の縦送り装置17を備えてある。 【0017】次に接地スタンド20の構造について説明する。図5及び図6に示されているように、接地スタンド20をコ字状に屈曲したパイプ材で形成するとともに、この接地スタンド20の一端部をフロート支軸10の端部に備えられたスタンド取付部に軸芯Xまわりに、下降使用姿勢と上昇格納姿勢とに回動可能に連結してある。下降使用姿勢の状態では、接地フロート20の遊端側の屈曲変部20bが地す。また、接地スタンド20をフロート支軸10の軸芯Xまわりに姿勢変更させることによって得られる上昇格納姿勢では、接地スタンド20の遊端側が摺動ガイドレール16の端部の横外側に位置し、摺動ガイドレール16の端部が他物に接触して変形あるいは破損することを防止するガード部材として機能する。 【0018】接地スタンド20の取り付け構造について説明する。スタンド取付部19を、フロート支軸10の端部と、この支軸端部に固定の固定部材21とで構成してある。すなわち、フロート支軸10に接地スタンド20の基端部を挿入して支持させる。接地スタンド20の基端部をフロート支持10に対して回動操作することにより、接地スタンド20が前記上昇格納姿勢と下降使用姿勢とに切り換わる。接地スタンド20を上昇格納姿勢にした場合も、下降使用姿勢にした場合も、スタンド20に固定のロック部材22の貫通孔24bを挿通させた締め付けねじ23を、前記固定部材21のねじ孔24aに螺合させて、ロック部材22を固定部材21に締め付けることにより、接地スタンド20を各姿勢に維持できる。 【0019】次に植付深さ調節操作機構について説明する。図2及び図4に示されているように、植付深さ調節レバー25の下端側は、フロート支軸10と一体回動する連結板25aの上端部にボルト式連結部25b並びに舌片式連結部25cの2点によって連結されており、この植付深さ調節レバー25を任意の操作位置に係止させることのできる係止部28aを形成した植付深さレバーガイド28を設けている。連結部25b,25cのうちのボルト式連結部25bは、連結板25aと植付深さ調節レバー25との孔に挿通しているボルトと、ナットとによって連結板25aと植付深さ調節レバー25とを挟むとともに、ボルトの頭部分と植付深さ調節レバー25との間にバネを設けて構成している。また、舌片式連結部25cは、連結板25aにこれの打抜きに舌片によって形成した突起部を、植付深さ調節レバー25の受け入れ孔に入り込ませて調節レバー25に係止させるように構成している。 【0020】つまり、植付深さ調節レバー25を前記フロート支軸10の軸芯X周りに操作した場合には、前記2点の連結部によって植付深さ調節レバー25と連結板25aとが一体揺動し、前記フロート支軸10を回転操作できる。また、植付深さ調節レバーをフロート支軸10の軸芯方向(前記ボルト式連結部25bのボルト軸芯方向)に操作した場合には、植付深さ調節レバー25のみが所定角度揺動可能に構成してあり、この揺動操作により前記係止部26aに対して係脱させることができるとともに、前記ボルト式連結部25bのバネ25dによって係止部26aに係入する側に付勢されている。 【0021】よって、この植付深さ調節レバー25をフロート支軸10の軸芯X周りに揺動操作することにより、フロート支軸10が回転して支持アーム12が回動し、その先端の支点13が上下動することによって、苗植付装置3と、接地フロート11の後端側との上下間隔が変化し、植付深さが変更される。そして、任意の操作位置に操作した植付深さ調節レバー25は、係止部26aにバネの付勢によって係止させることで任意の植付深さに固定するのである。 【0022】苗取り量調節操作構造について説明する。図2及び図4に示されているように、苗取り量調節レバー27の下端側は、調節軸31bと一体回動する連結板27aの上端部に、ボルト式連結部27b並びに打抜き舌片式連結部27cの2点によって前記植付深さ調節レバー25と同様に連結されており、この苗取り量調節レバー27に任意の操作位置に係止させることのできる係止部28aを形成した苗取り量レバーガイド28を設けている。 【0023】つまり、この苗取り調節レバー27を調節軸31bの軸芯Y周りに揺動操作することによって、この調節軸31bに一体回動自在に設けられている調節アーム部材31が軸芯Y周りに揺動する。すると、調節アーム部材31が摺動ガイドレール16をガイド部材32に沿わせて移動させることによって苗載せ台15を植付アーム9の苗植え運動軌跡に対して遠近方向に移動させる。これにより、植付アーム9が苗載せ台15から取り出す苗の苗載せ台縦方向での取出し量を調節することができるのである。そして、任意の操作位置に操作した苗取り調節レバー27は、係止部28bにバネ27dの付勢によって係止することで任意の植付深さに固定するのである。 【0024】そして、前記レバーガイド26及び28は、フィードケース6に連結している支持部材29に支持されている機体左右方向の支持パイプ30の両端に取り付けてある。よって、両レバーガイド26,28は、簡易な構造で取付けながら左右の調和のとれた部材の配置構造となっている。尚、連結部25b及び連結部27bのそれぞれに形成されている孔は、調節レバー25,27をフロート支軸10の軸芯方向へ揺動操作した場合の、この調節レバー25,27に対するボルト並びに突起部の所定角度までの位置移動を許容する形状となっている。 【0025】〔別実施の形態〕上記した実施形態では、フロート支軸10と固定部材21とによってスタンド取付部19を構成したが、これに替え、接地スタンド20のフロート支軸10に連結する一端または全体を多角形状に形成するとともに、フロート支軸10にも軸芯方向に多角形状のスタンド取付け穴を形成し、接地スタンド20を取付け穴に差し込むことで位置固定するように構成してもよい。また、この構造を上記した実施形態の連結構造と共に採用してもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成12年2月14日(2000.2.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−224212(P2001−224212A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月21日(2001.8.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−34763(P2000−34763) |
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