| 【発明の名称】 |
乗用田植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 二教
【氏名】竹内 修
【氏名】神崎 典一
【氏名】橋本 耕二
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| 【要約】 |
【課題】機体のコンパクト化を可能とする田植機を提供すること。
【解決手段】本発明では、変速レバーと植付昇降レバーとをレバー連動機構を介して連動連結して、走行機体を後進させるように変速レバーを機体後進側に姿勢変更すると、それに連動して植付昇降レバーが植付機上昇側に姿勢変更するとともに、植付機が上昇すべく構成してなる乗用田植機において、レバー連動機構は、変速レバーと植付昇降レバーとを機体の左右幅方向に伸延させたレバー連動軸を介して連動連結し、しかも、レバー連動軸の軸線を変速レバーの回動軸の軸線から変位させた位置に配設することとした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体(2) の後部に植付機(3) を昇降可能に配設し、走行機体(2) に運転操作部(8) を設け、同運転操作部(8) の左右側方位置に、走行機体(2) の変速操作を行うための変速レバー(102) と、植付機(3) の昇降操作を行うための植付昇降レバー(103) とをそれぞれ配設し、変速レバー(102) と植付昇降レバー(103) とをレバー連動機構(167) を介して連動連結して、走行機体(2)を後進させるように変速レバー(102) を機体後進側に姿勢変更すると、それに連動して植付昇降レバー(103) が植付機上昇側に姿勢変更するとともに、植付機(3) が上昇すべく構成してなる乗用田植機において、レバー連動機構(167) は、変速レバー(102) と植付昇降レバー(103) とを機体の左右幅方向に伸延させたレバー連動軸(147) を介して連動連結し、しかも、レバー連動軸(147) の軸線を変速レバー(102) の回動軸(146) の軸線から変位させた位置に配設したことを特徴とする乗用田植機。 【請求項2】 植付昇降レバー(103) にディテント板(181) を連動連結し、同ディテント板(181) にディテントアーム(182) を接離自在に設け、同ディテントアーム(182) に変速レバー(102) をレバー連動軸(147) を介して連動連結して、変速レバー(102) を機体後進側に姿勢変更すると、ディテントアーム(182) がディテント板(181) から離反してディテント板(181) の付勢が解除され、植付昇降レバー(103) が植付機上昇側に姿勢変更すべく構成し、しかも、ディテントアーム(182) は、レバー連動軸(147) の端部に取付けたことを特徴とする請求項1記載の乗用田植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の乗用田植機は、走行機体の後部に植付機を昇降可能に配設し、走行機体に運転操作部を設け、同運転操作部に座席を配設し、同座席の左右側方位置に、走行機体の変速操作を行うための変速レバーと、植付機の昇降操作を行うための植付昇降レバーをそれぞれ配設していた。 【0003】そして、変速レバーと植付昇降レバーとをレバー連動機構を介して連動連結して、変速レバーを機体後進側に姿勢変更すると、それに伴って、植付昇降レバーが植付機上昇側に姿勢変更するとともに、植付機が上昇すべく構成しており、機体を後進させる際に、植付機が上昇し、植付機の下端部が圃場や畦に衝突するのを防止して、植付機の破損を未然に防止するようにしていた。 【0004】かかる従来の乗用田植機のレバー連動機構は、座席の直下方位置に左右幅方向へ向けて伸延させた連動軸を配設し、同連動軸の基端部に変速レバーの回動軸を取付ける一方、連動軸の先端部に植付昇降レバーの基端部を連動連結していた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の乗用田植機にあっては、座席の直下方位置に左右幅方向へ向けて伸延させた連動軸を配設し、同連動軸の基端部に変速レバーの回動軸を取付けていたため、変速レバーと植付昇降レバーとの間に形成される空間を連動軸が横断し、しかも、変速レバーの配置によってレバー連動軸の位置が一義的に決定されることとなり、変速レバーと植付昇降レバーとの間に形成される空間に、走行機体の動力を植付機に伝達するための動力伝達機構や植付機を昇降作動させるための昇降機構等を収容する際に、レイアウトの自由度が少なくなってしまい、変速レバーと植付昇降レバーとの間にデッドスペースが形成され、それによって、走行機体を小型化することが困難となっていた。 【0006】また、変速レバーと植付昇降レバーとの連動を電気的に行い、連動軸を廃止することも考えられるが、検出スイッチや制御回路などが必要となり、製造コストが増加するといった不具合があった。 【0007】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、走行機体の後部に植付機を昇降可能に配設し、走行機体に運転操作部を設け、同運転操作部の左右側方位置に、走行機体の変速操作を行うための変速レバーと、植付機の昇降操作を行うための植付昇降レバーとをそれぞれ配設し、変速レバーと植付昇降レバーとをレバー連動機構を介して連動連結して、走行機体を後進させるように変速レバーを機体後進側に姿勢変更すると、それに連動して植付昇降レバーが植付機上昇側に姿勢変更するとともに、植付機が上昇すべく構成してなる乗用田植機において、レバー連動機構は、変速レバーと植付昇降レバーとを機体の左右幅方向に伸延させたレバー連動軸を介して連動連結し、しかも、レバー連動軸の軸線を変速レバーの回動軸の軸線から変位させた位置に配設することとした。 【0008】また、植付昇降レバーにディテント板を連動連結し、同ディテント板にディテントアームを接離自在に設け、同ディテントアームに変速レバーをレバー連動軸を介して連動連結して、変速レバーを機体後進側に姿勢変更すると、ディテントアームがディテント板から離反してディテント板の付勢が解除され、植付昇降レバーが植付機上昇側に姿勢変更すべく構成し、しかも、ディテントアームはレバー連動軸の端部に取付けることとした。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明に係る田植機は、走行機体の後部に植付機を昇降可能に配設し、走行機体に運転操作部を設け、同運転操作部の左右側方位置に、走行機体の変速操作を行うための変速レバーと、植付機の昇降操作を行うための植付昇降レバーとをそれぞれ配設し、変速レバーと植付昇降レバーとをレバー連動機構を介して連動連結して、走行機体を後進させるように変速レバーを機体後進側に姿勢変更すると、それに連動して植付昇降レバーが植付機上昇側に姿勢変更するとともに、植付機が上昇すべく構成したものである。 【0010】しかも、変速レバーと植付昇降レバーとを機体の左右幅方向に伸延させたレバー連動軸を介して連動連結し、レバー連動軸の軸線を変速レバーの回動軸の軸線から変位させた位置に配設したものである。 【0011】そのため、レバー連動軸の配置の自由度が大きくなり、変速レバーと植付昇降レバーとの間に形成される空間に、走行機体の動力を植付機に伝達するための動力伝達機構や植付機を昇降作動させるための昇降機構等を収容する際に、レイアウトの自由度が大きくなって、それによって、走行機体を容易に小型化することができるものである。 【0012】特に、植付昇降レバーにディテント板を連動連結し、同ディテント板にディテントアームを接離自在に設け、同ディテントアームに変速レバーをレバー連動軸を介して連動連結して、変速レバーを機体後進側に姿勢変更すると、ディテントアームがディテント板から離反してディテント板の付勢が解除され、植付昇降レバーが植付機上昇側に姿勢変更すべく構成し、しかも、ディテントアームはレバー連動軸の端部に取付けることによって、レバー連動機構の構造を簡単なものとすることができ、製造コストを低減することができるとともに、組立作業性やメンテナンス性を向上させることができるものである。 【0013】 【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。 【0014】本発明に係る乗用田植機1は、図1に示すように、自走可能に構成した走行機体2の後部に植付機3を昇降機構4を介して昇降可能に連設している。 【0015】走行機体2は、図1に示すように、機体フレーム5の下部に走行部6を配設する一方、機体フレーム5の前側上部に原動機部7を配設し、同原動機部7の後方位置に運転操作部8を配設している。 【0016】機体フレーム5は、図1及び図7に示すように、前後方向に向けて伸延させた左右一対の断面矩形状のメインパイプ9,10と、同メインパイプ9,10の前端部間に架設した断面矩形状の前部パイプ(図示省略)とから平面視コ字状のメインフレーム構成体11を形成し、同メインフレーム構成体11の左右のメインパイプ9,10の中途部に連結桿12,13 を下方へ向けてそれぞれ取付け、各連結桿12,13 の下端部に、前後方向へ向けて伸延させた左右一対の円筒状のサブパイプ14,15 と同サブパイプ14,15 の中途部間に架設した円筒状の連結パイプ16とからなる下部フレーム構成体17を連設している。図中、18は矩形断面状の連結パイプである。 【0017】また、機体フレーム5は、下部フレーム構成体17の後端部及びメインフレーム構成体11の後端部間に、サブパイプ14,15 の後端部に前側上方へ向けて傾斜状に取付けた左右一対の円筒状の後部パイプ19,19 と同後部パイプ19,19 の上端部間に架設した円筒状の上部パイプ20とからなる背面視門型上の後部フレーム構成体21を連設し、更には、同後部フレーム構成体21と下部フレーム構成体17との間に、上部パイプ20の中途部と連結パイプ16の中途部とを前低後高の傾斜状に連結する左右一対の傾斜パイプ22,22 からなる上部フレーム構成体23を連設している。 【0018】原動機部7は、図1に示すように、機体フレーム5の左右のメインパイプ9,10の間に平板状のエンジン載置台(図示省略)を架設し、同エンジン載置台の上部に原動機としてのエンジン25を載置する一方、エンジン載置台の下部に変速機構としてのミッションケース26を取付け、エンジン25とミッションケース26とを高低2段のベルト式変速機構27を介して連動連結している。また、エンジン25には、植付連動機構28を介して植付機3を連動連結している。 【0019】そして、原動機部7は、エンジン25の動力をミッションケース26や植付機3へと伝達するようにしている。 【0020】また、原動機部7は、エンジン25の直上方位置に燃料タンク(図示省略)を配設するとともに、同燃料タンクとエンジン25とをボンネット29で覆い、更には、同ボンネット29の左右側方位置に予備の苗を載置しておくための予備苗台30,30を配設している。 【0021】ボンネット29は、図1に示すように、機体フレーム5のメインフレーム構成体11の前側上部に取付けており、前側カバー体31と後側カバー体32とから構成している。 【0022】高低2段のベルト式変速機構27は、図1〜図3に示すように、エンジン25の出力軸37に大径の高速側出力プーリー38と小径の低速側出力プーリー39を並べて取付ける一方、ミッションケース26の入力軸40に小径の高速側入力プーリー41と大径の低速側入力プーリー42とを左右に並べて取付け、右側の高速側出力プーリー38と高速側入力プーリー41とに高速側伝動ベルト43を懸架するとともに、左側の低速側出力プーリー39と低速側入力プーリー42とに低速側伝動ベルト44を懸架し、更には、高速側伝動ベルト43に高速側クラッチプーリー45を接離可能に配設するとともに、低速側伝動ベルト44に低速側クラッチプーリー46を接離可能に配設している。 【0023】そして、高速側クラッチプーリー45又は低速側クラッチプーリー46のいずれか一方によって高速側伝動ベルト43又は低速側伝動ベルト44のいずれか一方のみを選択的に引張させることにより、ミッションケース26の入力軸を高速又は低速で回転させ、走行速度を増減できるようにしている。 【0024】すなわち、エンジン25の左側壁47に油圧モーター支持ブラケット48を取付ける一方、機体フレーム5の左側のメインパイプ9の前側上部にクラッチ支軸支持ブラケット49を取付け、同クラッチ支軸支持ブラケット49と油圧モーター支持ブラケット48との間にクラッチ支軸50を軸線を左右幅方向へ向けて回動自在に架設している。図中、51,52 はクラッチ支軸支持用ボスである。 【0025】しかも、クラッチ支軸50の右側部の外周面に下方に向けて伸延させた低速側クラッチアーム53を取付け、同低速側クラッチアーム53の下端部に低速側クラッチプーリー46を回動自在に軸支する一方、クラッチ支軸50の左側部に低速側アーム取付用ボス54を固着し、同低速側アーム取付用ボス54の外周面に上下方向に向けて伸延させた低速側ワイヤーアーム55を取付け、同低速側ワイヤーアーム55の上端部に低速側クラッチワイヤー56の先端部を連動連結し、更には、低速側ワイヤーアーム55の下端部とメインパイプ9との間に付勢スプリング57を架設して、同付勢スプリング57の作用によって低速側クラッチプーリー46を低速側伝動ベルト44へ近接する方向に付勢している。図中、58はクラッチプーリー支軸、59はメインパイプ9の前側上部に取付けたスプリング支持体、60はワイヤー連結ピン、61はスプリング連結ピンである。 【0026】そして、付勢スプリング57に抗して低速側クラッチワイヤー56を引張させると、低速側ワイヤーアーム55とクラッチ支軸50と低速側クラッチアーム53とが図2において時計回りに一体的に回転し、低速側クラッチプーリー46が低速側伝動ベルト44から離反し、それに伴って、低速側伝動ベルト44が弛緩し、エンジン25の低速側出力プーリー39からミッションケース26の低速側入力プーリー42への動力の伝達が切断されるようにしている。 【0027】一方、低速側クラッチワイヤー56を弛緩させると、付勢スプリング57の引張作用によって低速側ワイヤーアーム55とクラッチ支軸50と低速側クラッチアーム53とが図2において反時計回りに一体的に回転し、低速側クラッチプーリー46が低速側伝動ベルト44に近接し、それに伴って、低速側伝動ベルト44が引張し、エンジン25の低速側出力プーリー39からミッションケース26の低速側入力プーリー42へと動力が伝達されるようにしている。 【0028】また、クラッチ支軸50の中途部には、高速側アーム取付用ボス62を回動自在に遊嵌し、同高速側アーム取付用ボス62に上下方向に向けて伸延させた高速側クラッチアーム63を取付け、同高速側クラッチアーム63の下端部に高速側クラッチプーリー45を回動自在に軸支する一方、高速側クラッチアーム63の上端部に高速側クラッチワイヤー64の先端部を連動連結し、更には、高速側クラッチアーム63の中途部とメインパイプ9との間に付勢スプリング65を架設して、同付勢スプリング65の作用によって高速側クラッチプーリー45を高速側伝動ベルト43へ近接する方向に付勢している。図中、66はクラッチプーリ支軸、67はワイヤー連結ピン、68はスプリング連結ピンである。 【0029】そして、付勢スプリング65に抗して高速側クラッチワイヤー64を引張させると、高速側クラッチアーム63が図2において時計回りに一体的に回転し、高速側クラッチプーリー45が高速側伝動ベルト43から離反し、それに伴って、高速側伝動ベルト43が弛緩し、エンジン25の高速側出力プーリー38からミッションケース26の高速側入力プーリー41への動力の伝達が切断されるようにしている。 【0030】一方、高速側クラッチワイヤー64を弛緩させると、付勢スプリング65の引張作用によって高速側クラッチアーム63が図2において反時計回りに一体的に回転し、高速側クラッチプーリー45が高速側伝動ベルト43に近接し、それに伴って、高速側伝動ベルト43が引張し、エンジン25の高速側出力プーリー38からミッションケース26の高速側入力プーリー41へと動力が伝達されるようにしている。 【0031】尚、図中、69は油圧モーター、70はエンジン25の出力軸37に取付けた油圧モーター駆動用出力プーリー、71は油圧モーターの入力軸72に取付けた油圧モーター駆動用入力プーリー、73は油圧モーター駆動用入出力プーリー70,71 の間に懸架した伝動ベルトである。 【0032】走行部6は、図1に示すように、ミッションケース26に左右一対のフロントアクスルケース74,75 を連動連結し、各フロントアクスルケース74,75 に前側の車輪76を連動連結し、更には、ミッションケース26にリヤアクスルケース77を連動連結し、同リヤアクスルケース77に左右一対の後側の車輪78,78 を連動連結している。 【0033】このようにして、エンジン25の動力をエンジン25からミッションケース26へ伝達し、同ミッションケース26からフロントアクスルケース74,75 へ伝達し、同フロントアクスルケース75から前側の車輪76,76 へ伝達する一方、ミッションケース26からリヤアクスルケース77へ伝達し、同リヤアクスルケース77から後側の車輪78,78 へ伝達する動力伝達経路79を形成している。 【0034】運転操作部8は、ボンネット29の頂部にステアリングホイール87を回動自在に配設し、同ステアリングホイール87の直後方位置に座席101 を配設し、同座席101 の左側方位置に、走行機体2の変速操作をするための変速レバー102 を前後方向に向けて揺動操作可能に配設する一方、座席101 の右側方位置に、植付機3の昇降操作をするための植付昇降レバー103 を前後方向に向けて揺動操作可能に配設し、更には、変速レバー102 と植付昇降レバー103 とをレバー連動機構167 を介して連動連結している。図中、105 はケーシング体である。 【0035】また、運転操作部8は、ボンネット29の左側方位置に、後述するクラッチ−ブレーキ連動機構106 に設けた連動操作部材としての連動操作レバー107 を前後方向に向けて揺動操作可能に配設し、同連動操作レバー107 の左側方位置にクラッチペダル108 を踏み込み操作可能に配設している。尚、ボンネット29の右側方位置には、フット式のブレーキペダル220 を踏み込み操作可能に配設している。 【0036】連動操作レバー107 は、クラッチ−ブレーキ連動機構106 に設けており、同クラッチ−ブレーキ連動機構106 は、原動機部7と走行部6との間に介設したクラッチ機構109 とブレーキ機構110 とを連動連結するものである。、クラッチ機構109 は、機体フレーム5の左側の連結桿12に連動軸111 を軸線を左右幅方向に向けて前後回動自在に取付け、同連動軸111 に上下方向に伸延させた2 枚の作動板112,113 を左右に間隔を開けて取付け、右側の作動板113 に連動操作レバー107 の基端部を左右幅方向に揺動自在に取付ける一方、左側の作動板112 と連結桿12との間に付勢スプリング115 を介設して、連動操作レバー107 を前方へ向けて付勢している。図中、114 は付勢スプリング、124 は連結ピン、125 は押圧板である。 【0037】また、クラッチ機構109 は、機体フレーム5の左側のメインパイプ9にクラッチペダル軸116 を軸線を左右幅方向に向けて前後回動自在に取付け、同クラッチペダル軸116 の左端部にクラッチペダル108 の基端部を取付ける一方、クラッチペダル軸116 の右端部に前低後高の傾斜状に伸延させた左右一対の連動板117,118 の中途部を取付け、同連動板117,118 の下端部に、左右の作動板112,113 の間を通って前後方向に伸延させたクラッチロッド119 の基端部を回動自在に取付けるとともに、同クラッチロッド119 の先端部に横長リング状の係合体120 を形成し、同係合体120 に、低速側ワイヤーアーム55の右側上部に右側方へ向けて突設した低速側係合ピン121 と、高速側クラッチアーム63の左側上部に左側方へ向けて突設した高速側係合ピン122 とを係合している。図中、156 は左側の連動板117 の上端部に連動連結した植付連動ワイヤー、139 はクラッチペダル108 とメインパイプ9との間に介設した付勢スプリングであり、同付勢スプリング139 によってクラッチペダル108 をクラッチペダル軸116 を中心にして図2において時計回りに付勢している。 【0038】更には、クラッチ機構109 は、クラッチロッド119 の後部であって、かつ、左右の作動板112,113 の直後方位置に受体123 を取付けている。 【0039】そして、クラッチペダル108 を踏み込むと、連動板117,118 がクラッチペダル軸116 を中心にして図2において反時計回りに回動するとともに、クラッチロッド119 が後方に向けて移動し、それに伴って、低速側ワイヤーアーム55と高速側クラッチアーム63とがクラッチ支軸50を中心にして図2において時計回りに回動するとともに、高速側クラッチプーリー45と低速側クラッチプーリー46とがそれぞれ高速側伝動ベルト43と低速側伝動ベルト44とから離反して、クラッチ機構109 が切断状態となって、エンジン25からミッションケース26への動力の伝達が切断されるようにしている。 【0040】また、連動操作レバー107 を後方に向けて操作した場合にも、作動板112,113が連動軸111 を中心にして図2において時計廻りに回動するとともに、作動板112,113 の先端部が受体123 を後方に押圧し、それに伴って、クラッチロッド119が後方に向けて移動し、前述したと同様にして、クラッチ機構109 が切断状態となって、エンジン25からミッションケース26への動力の伝達が切断されるようにしている。 【0041】一方、連動操作レバー107 を前方に向けて操作した場合には、作動板112,113が連動軸111 を中心にして図2において反時計廻りに回動するとともに、作動板112,113 の先端部が受体123 から離反し、クラッチロッド119 が前方に向けて移動し、低速側ワイヤーアーム55又は高速側クラッチアーム63がクラッチ支軸50を中心にして図2において反時計回りに回動し、高速側クラッチプーリー45又は低速側クラッチプーリー46が高速側伝動ベルト43又は低速側伝動ベルト44に近接して、クラッチ機構109 が接続状態となって、エンジン25からミッションケース26へ動力が伝達されるようにしている。 【0042】ブレーキ機構110 は、連動軸111 の右端部にブレーキ連結体126 の基端部を取付け、同ブレーキ連結体126 の先端部に支持体127 を取付け、同支持体127 に連結桿128 の基端部を上下位置調節自在に螺着している。 【0043】また、ブレーキ機構110 は、左側のサブパイプ14の先端部に前後に間隔を開けて支持ブラケット129,130 を右側方へ向けて突設し、同支持ブラケット129,130の先端部間にブレーキ作動軸131 を軸線を前後方向に向けて伸延させた状態で左右回動自在に取付け、同ブレーキ作動軸131 の前部に連動体132 を前方へ向けて突設し、同連動体132 の先端部に前記連結桿128 の先端部を連動連結する一方、ブレーキ作動軸131 の後部に作動体221 を前方へ向けて突設し、同作動体221 の先端部に支持ボス133 を連設し、同支持ボス133 にブレーキ体134 を進退自在に取付け、同ブレーキ体134 の先端にブレーキパッド135 を取付けており、同ブレーキパッド135 が、ドライブシャフト99の前部に取付けたブレーキプーリー136の外周面に形成したブレーキ溝137 に接離自在となるようにしている。図中、138 は付勢スプリングである。 【0044】ブレーキ機構110 には、ブレーキプーリー136 の外周面に付着した泥や土を除去するための泥土除去機構152 を設けている。 【0045】泥土除去機構152 は、図2及び図5に示すように、ブレーキ作動軸131 を支持する後側の支持ブラケット130 の中途部に、スクレーパーを支持するための支持体153 を左右回動自在に軸支し、同支持体153 の先端部に樹脂又はゴム等の弾性体からなるスクレーパー154 を回動自在に支持し、サブパイプ14と支持体153 との間に介設した付勢スプリング155 によって、スクレーパー154 をブレーキプーリー136 の外周面に押圧している。 【0046】スクレーパー154 は、背面視でブレーキパッド135 の左下方位置に配設している。これにより、ドライブシャフト99の機体前進時の回転方向、すなわち、図5において時計回りに向けてスクレーパー154 とブレーキパッド135 を順に配設されることになる。 【0047】ブレーキ機構110 は、以上のように構成しており、連動操作レバー107 を後方に向けて操作すると、ブレーキ連結体126 が連動軸111 を中心にして図2において時計回りに回動し、それに伴って、ブレーキ体134 がブレーキ作動軸131 を中心にして図6において反時計回りに回動し、ブレーキパッド135 がブレーキ溝137 を押圧することによりブレーキ機構110 が作動して、ドライブシャフト99の回動が停止し、機体を停止させることができるようにしている。 【0048】この際に、ブレーキパッド135 がブレーキ溝137 を押圧してブレーキ機構110が作動するよりも前に、作動板112,113 の先端部が受体123 を後方に押圧し、クラッチロッド119 が後方に向けて移動してクラッチ機構109 が切断状態となるようにしている。 【0049】一方、連動操作レバー107 を前方に向けて操作すると、ブレーキ連結体126 が連動軸111 を中心にして図2において反時計回りに回動し、それに伴って、ブレーキ体134 がブレーキ作動軸131 を中心にして図6において時計回りに回動し、ブレーキパッド135 がブレーキ溝137 から離反することによりブレーキ機構110が解除され、ドライブシャフト99が回動し、機体を走行させることができるようにしている。 【0050】この際には、ブレーキパッド135 がブレーキ溝137 から離反してブレーキ機構110 が解除状態となった後に、作動板112,113 の先端部が受体123 から離反してクラッチ機構109 が接続状態となるようにしている。 【0051】このように、連動操作レバー107 は、クラッチ機構109 を接続状態にし、かつ、ブレーキ機構110 を解除状態にする機体走行姿勢(140) と、クラッチ機構109を切断状態にし、かつ、ブレーキ機構110 を作動状態にする機体停止姿勢(141)とに姿勢変更可能に構成している。 【0052】また、連動操作レバー107 は、左側のメインパイプ9に取付けたガイド板142に形成したL字状のガイド孔143 に挿通しており、同ガイド孔143 に沿って機体走行姿勢(140) と機体停止姿勢(141) とに姿勢変更するようにしている。図中、144 はブラケットである。 【0053】すなわち、連動操作レバー107 を機体走行姿勢(140) から機体停止姿勢(141)へ姿勢変更する場合には、連動操作レバー107 を直後方へ向けて回動操作した後、右側方へ向けて揺動操作することにより、連動操作レバー107 を直上方へ向けて直立させた状態で機体停止姿勢(141) に保持するようにしている。尚、ガイド孔143 の係止突起145 で連動操作レバー107 の中途部を係止して、連動操作レバー107 が左側方に揺動しないようにしている。 【0054】一方、連動操作レバー107 を機体停止姿勢(141) から機体走行姿勢(140) へ姿勢変更する場合には、連動操作レバー107 を一旦後方へ向けて回動操作してから左側方へ向けて揺動操作した後、前方へ向けて回動操作することにより、連動操作レバー107 を左上方へ向けて傾斜させた状態で機体走行姿勢(140) に保持するようにしている。 【0055】変速レバー102 は、図7〜図9に示すように、機体フレーム5の左側のメインパイプ9の後方下部に支持ブラケット157 を垂設し、同支持ブラケット157 に基端側変速レバー構成体158 の基端部の回動軸146 を前後回動自在に取付け、同基端側変速レバー構成体158 の先端部に先端側変速レバー構成体159 を左右揺動自在に取付けており、基端側変速レバー構成体158 の中途部に、ミッションケース26に連動連結した変速ロッド222 の基端部を調節板160 を介して連動連結している。 【0056】そして、変速レバー102 は、前方から後方へ向けて傾倒することにより順に、機体を路上走行させる走行姿勢(161) 、機体を停止させる中立姿勢(162) 、植付作業を行う植付姿勢(163) 、機体を後進させる後進姿勢(164) に姿勢変更できるようにしている。 【0057】変速ロッド222 は、図8に示すように、調節板160 にリンクボール223 を取付け、同リンクボール223 にロッド224 をターンバックル225 を介して取付けている。図中、226 はミッションケース26の変速アーム、227 は副変速レバー、228は連結ピンである。 【0058】このように、調節板160 とロッド224 との間にリンクボール223 を介設しているため、変速ロッド222 のこじれを防止して、変速レバー102 の操作感を良好なものとしている。また、調節板160 とロッド224 との間にターンバックル225 を介設しているため、変速ロッド222 の長さ調節を容易なものとしている。 【0059】また、変速レバー102 は、基端側変速レバー構成体158 の中途部に右側方へ向けて作動ローラ165 を回動自在に突設する一方、メインパイプ9に略L字状の作動体166 の前端部を前後回動自在に軸支し、同作動体166 の前端部に、レバー連動機構167 を構成するレバー連動軸147 を軸線を左右幅方向に向けた状態で、かつ、レバー連動軸147 の軸線を変速レバー102 の回動軸146 の軸線から変位させた位置に取付けている。尚、レバー連動軸147 は、左右のメインパイプ9,10 の間に回動自在に横架している。図中、149,150 はメインパイプ9,10 の下部に取付けたボスである。 【0060】そして、変速レバー102 を植付姿勢(163) から後進姿勢(164) に変速操作すると、作動ローラ165 が作動体166 に当接し、作動体166 とともにレバー連動軸147 が前方に向けて回動するようにしている。図中、148 、168 はブラケット、169 は枢軸、170 は調節用長孔、171 は調節ネジ、172 は枢軸である。 【0061】植付昇降レバー103 は、図7及び図10〜図15に示すように、機体フレーム5の右側のメインパイプ10の後方上部に支持ブラケット173 を突設し、同支持ブラケット173 に基端側昇降レバー構成体174 の基端部を前後回動自在に取付け、同基端側昇降レバー構成体174 の先端部に先端側昇降レバー構成体175 を連設しており、基端側昇降レバー構成体174 の中途部と右側の後部パイプ19との間に付勢スプリング176 を介設して、植付昇降レバー103 を後方へ向けて付勢している。177 は昇降レバー軸、178 は油圧流路切換バルブ、179 は同油圧流路切換バルブ178 のスプール、180 はメインパイプ10の上部に突設したブラケットである。 【0062】また、植付昇降レバー103 は、昇降レバー軸177 の中途部にディテント板181を取付ける一方、レバー連動軸147 の右側端部にディテントアーム182 の中途部を前高後低の傾斜状に取付け、同ディテントアーム182 の前端部にディテントローラー183 を回動自在に取付けるとともに、ディテントアーム182 の後端部と右側のサブパイプ15との間に付勢スプリング184 を介設して、ディテントローラー183 がディテント板181 に当接する方向にディテントアーム182 を付勢している。 【0063】ディテント板181 の外周面には、ディテント凹部185 を形成しており、同ディテント凹部185 とディテントローラー183 とが係合することにより、植付昇降レバー103 を前方から後方へ向けて傾倒すると、順に、機体を高速で走行させながら植付作業を行う高速側植付姿勢(186) 、機体を低速で走行させながら植付作業を行う低速側植付姿勢(187) 、エンジン25から植付機3への動力の伝達を遮断するとともに植付機3を降下させる降下姿勢(188) 、中立姿勢(189) 、植付機3を上昇させる上昇姿勢(190) に姿勢変更できるようにしている。 【0064】また、メインパイプ10に植付クラッチアーム191 を上下回動自在に取付け、同植付クラッチアーム191 の中途部に作動ローラー192 を回動自在に取付けるとともに、植付クラッチアーム191 の先端部に、植付機3の植付クラッチ(図示省略)に連動連結した連動ワイヤー193 を連動連結して、同連動ワイヤー193 の張力によってディテント板181 の前側上部に作動ローラー192 を当接するようにしている。 【0065】そして、植付昇降レバー103 が高速側植付姿勢(186) 又は低速側植付姿勢(187) にある場合には、ディテント板181 の前側上部が作動ローラー192 を押圧し、植付クラッチアーム191 が前方に回転し、連動ワイヤー193 が引張することによって、植付機3が作動し、一方、植付昇降レバー103 が降下姿勢(188) 、中立姿勢(189) 、上昇姿勢(190) にある場合には、連動ワイヤー193 が弛緩することによって、植付機3が停止するようにしている。 【0066】昇降レバー軸177 の中途部には、上下方向に伸延させたスプール作動板194 を取付け、同スプール作動板194 の下部とブラケット180 との間に介設した付勢スプリング195 の張力によって、スプール作動板194 の上側後部を油圧流路切換バルブ178 のスプール179 から離反する方向に付勢している。 【0067】そして、植付昇降レバー103 を上昇姿勢(190) に姿勢変更することにより、スプール作動板194 の上側後部が油圧流路切換バルブ178 の先端部を押圧して、植付機3を上昇させ、一方、植付昇降レバー103 を高速側植付姿勢(186) 、低速側植付姿勢(187) 、降下姿勢(188) に姿勢変更することにより、植付機3が植付作業位置(降下位置)で停止するようにしている。 【0068】植付昇降レバー103 の直前方位置には、図11に示すように、メインパイプ10の上部に支持体196 を突設し、同支持体196 の先端に回動軸197 を軸線を左右幅方向へ向けて前後回動自在に取付け、同回動軸197 に側面視菱形状の切換板198 を上下方向に伸延させた状態で取付け、同切換板198 の上端部に高速側クラッチワイヤー64を連動連結する一方、切換板198 の下端部に低速側クラッチワイヤー56を連動連結している。 【0069】また、植付昇降レバー103 の中途部には、切換ピン199 を左側方へ向けて突設し、一方、回動軸197 の中途部には、切換作動板200 を取付け、植付昇降レバー103 を回動操作すると、植付昇降レバー103 の切換ピン199 が切換作動板200 の上部に形成した係合凹部201 に係合して、植付昇降レバー103 に連動して、切換板198 が前後に回動するようにしている。図中、202 はU字状の連結体、203 は切換作動板200 を支点越えさせるための付勢スプリング、204 はデフロックレバー、205 はワイヤー支持体である。 【0070】そして、図11に示すように、植付昇降レバー103 が低速側植付姿勢(187) にある場合には、切換板198 が上下方向に伸延した状態となっており、高速側クラッチワイヤー64が引張する一方、低速側クラッチワイヤー56が弛緩し、それによって、前述したように、低速側クラッチプーリー46が低速側伝動ベルト44に近接し、低速側伝動ベルト44が引張し、エンジン25の低速側出力プーリー39からミッションケース26の低速側入力プーリー42へと動力が伝達されて、機体が低速で走行するようにしている。 【0071】一方、植付昇降レバー103 が高速側植付姿勢(186) にある場合には、切換板198 が前後方向に伸延した状態となっており、低速側クラッチワイヤー56が引張する一方、高速側クラッチワイヤー64が弛緩し、それによって、前述したように、高速側クラッチプーリー45が高速側伝動ベルト43に近接し、高速側伝動ベルト43が引張し、エンジン25の高速側出力プーリー38からミッションケース26の高速側入力プーリー41へと動力が伝達されて、機体が高速で走行するようにしている。 【0072】ディテント板181 には、右端部にクラッチ機構109 の連動板117 に連動連結した植付連動ワイヤー156 を連動連結している。 【0073】そして、クラッチペダル108 を踏み込み操作した場合には、図14に示すように、植付連動ワイヤー156 が引張し、同植付連動ワイヤー156 の張力によって、植付昇降レバー103 が低速側植付姿勢(187) となる位置までディテント板181 が時計回りに回動する。 【0074】また、変速レバー102 を後進姿勢(164 )に姿勢変更した場合には、レバー連動機構167 としてのレバー連動軸147 が前方に向けて回動し、それに伴ってディテントアーム182 が下方に回動し、ディテント板181 のディテント凹部185 からディテントローラー183 が離反するとともに、付勢スプリング176 の付勢力によって植付昇降レバー103 が上昇姿勢(190) に姿勢変更し、それに伴って、連動ワイヤー193 が弛緩して植付機3の作動が停止するとともに、スプール作動板194の上側後部が油圧流路切換バルブ178 の先端部を押圧して、植付機3が上昇するようにしている。 【0075】このように、変速レバー102 を後進姿勢(164) に姿勢変更すると、それに連動して、植付昇降レバー103 が上昇姿勢(190) に姿勢変更するとともに、植付機3を上昇するようにしているため、機体を後進する際に、植付機3が畦や路上の障害物に衝突してしまうことがなく、植付機3の破損を防止することができる。 【0076】以上に説明したように、本実施例では、変速レバー102 と植付昇降レバー103とを機体の左右幅方向に伸延させたレバー連動軸147 を介して連動連結し、しかも、レバー連動軸147 の軸線を変速レバー102 の回動軸146 の軸線から変位させた位置に配設しているため、レバー連動軸147 の配置の自由度が大きくなり、変速レバー102 と植付昇降レバー103 との間に形成される空間に、走行機体の動力を植付機3に伝達するための動力伝達機構や植付機3を昇降作動させるための昇降機構等を収容する際に、レイアウトの自由度が大きくなって、それによって、走行機体を小型化することが容易となる。 【0077】特に、本実施例のように、植付昇降レバー103 にディテント板181 を連動連結し、同ディテント板181 にディテントアーム182 を接離自在に設け、同ディテントアーム182 に変速レバー102 をレバー連動軸147 を介して連動連結して、変速レバー102 を機体後進側に姿勢変更すると、ディテントアーム182 がディテント板181 から離反してディテント板181 の付勢が解除され、植付昇降レバー103 が植付機上昇側に姿勢変更すべく構成し、しかも、ディテントアーム182 はレバー連動軸147 の端部に取付けているため、レバー連動機構167 の構造を簡単なものとすることができ、製造コストを低減することができるとともに、組立作業性やメンテナンス性を向上させることができる。 【0078】植付機3は、図1に示すように、昇降機構4の後部に植付作業装置206 を連結し、同植付作業装置206 の上部に苗載台207 を前高後低の傾斜状に載設している。図中、208 はフロート、209 は施肥装置である。 【0079】また、植付機3は、図16に示すように、出荷時においては植付作業装置206 を構成する植付駆動チェーンケース229 に弾性を有するプラスチック製のスタンド230 を着脱自在に取付けており、搬送時の衝撃を緩和できるようにして、植付機3の破損を防止するようにしている。図中、231 は植付爪である。 【0080】植付連動機構28は、図1に示すように、ミッションケース26に駆動軸210 を連動連結し、同駆動軸210 に従動軸211 を連動連結し、同従動軸211 に植付作業装置206 を連動連結している。 【0081】昇降機構4は、図1に示すように、植付作業装置206 の前側上部に支持体212を取付け、同支持体212 の左右基端部とメインパイプ9,10 の後端部との間に左右一対の下側支持桿215 をそれぞれ上下回動自在に取付ける一方、支持体212 の先端部と上部パイプ20との間に上側支持桿213,214 をそれぞれ上下回動自在に取付けて、上側支持桿213,214 と下側支持桿215 とで平行リンクを構成し、更には、メインパイプ9,10 の後端部にクランク桿216 を前後回動自在に取付け、同クランク桿216 の先端部と連結パイプ16との間に油圧式の昇降シリンダー217 を配設し、同昇降シリンダー217 の先端部に作動桿218 の基端部を連動連結し、同作動桿218 の先端部に植付作業装置206 の前部を連動連結している。 【0082】そして、昇降シリンダー217 を伸張させることにより、植付機3を降下させ、一方、昇降シリンダー217 を短縮させることにより、植付機3を上昇させるようにしている。 【0083】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0084】(1)本発明では、変速レバーと植付昇降レバーとを機体の左右幅方向に伸延させたレバー連動軸を介して連動連結し、しかも、レバー連動軸の軸線を変速レバーの回動軸の軸線から変位させた位置に配設しているため、レバー連動軸の配置の自由度が大きくなり、変速レバーと植付昇降レバーとの間に形成される空間に、走行機体の動力を植付機に伝達するための動力伝達機構や植付機を昇降作動させるための昇降機構等を収容する際に、レイアウトの自由度が大きくなって、それによって、走行機体を小型化することが容易となる。 【0085】(2)本発明では、植付昇降レバーにディテント板を連動連結し、同ディテント板にディテントアームを接離自在に設け、同ディテントアームに変速レバーをレバー連動軸を介して連動連結して、変速レバーを機体後進側に姿勢変更すると、ディテントアームがディテント板から離反してディテント板の付勢が解除され、植付昇降レバーが植付機上昇側に姿勢変更すべく構成し、しかも、ディテントアームはレバー連動軸の端部に取付けているため、レバー連動機構の構造を簡単なものとすることができ、製造コストを低減することができるとともに、組立作業性やメンテナンス性を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月17日(1999.12.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080160 【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−169623(P2001−169623A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月26日(2001.6.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−359923 |
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