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【発明の名称】 側条施肥機
【発明者】 【氏名】竹田 裕一

【氏名】久保 昭博

【要約】 【課題】施肥装置からの肥料回収時に肥料が零れ落ちることがなく、かつ別容器への肥料の移し替えも容易である、専用の肥料回収容器を実施する。

【解決手段】袋体で構成され肥料回収容器を、容量可変とし、前記側条施肥機36もしくは施肥作業車内部に収納可能で、開口部110aにキャップ110cが設けられており、該キャップ110cを開放して前記側条施肥機36の肥料排出口72と接続し、開口部110aより大径の開閉部110bを設けている肥料受け110を、施肥作業車の側条施肥機36の該繰出しケース47前面に着脱自在に配設する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 施肥ホッパーと、その下部に配設される繰出し装置と、該繰出し装置の前方に肥料搬送風を供給するエアパイプを配設し、該繰出し装置後方に施肥ホースを連通接続する施肥作業車の側条施肥機であって、該繰出し装置前面に肥料排出容器を着脱自在に配設することを特徴とする側条施肥機。
【請求項2】 前記肥料排出容器が袋体で構成され、容量が可変であり、前記側条施肥機もしくは施肥作業車内部に収納可能とすることを特徴とする請求項1記載の側条施肥機。
【請求項3】 前記肥料排出容器には肥料流入口に冠着部材が設けられており、該冠着部材を開放して前記側条施肥機の肥料排出部と接続することを特徴とする請求項1記載の側条施肥機。
【請求項4】 前記肥料排出容器は前記肥料流入口より大径の排出口を設けることを特徴とする請求項1記載の側条施肥機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機等の施肥作業車における側条施肥機の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より施肥作業車の施肥装置には、残余肥料排出のための専用の肥料排出口が設けられており、作業者はその肥料排出口を開放して、予め用意した残余肥料を投入する袋、容器等に残余肥料を投入して、施肥装置の残余肥料の回収を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】ところが従来の残余肥料の回収方法では、施肥装置の肥料排出口と肥料回収用の袋、容器との接続部分が密閉されてないために、肥料が零れ落ちて施肥装置や施肥作業車本体上に落下することがあった。また残余肥料が施肥装置に蓄えられているときに施肥装置の肥料排出口を誤って開放してしまった場合は、同様に施肥装置や施肥作業車本体上に肥料が落下することとなった。さらに、施肥装置からの回収に用いた袋、容器より他の残余肥料蓄積容器に残余肥料を移し替える場合には、密閉されていない袋、容器を用いての作業は時間や労力を要するものとなっていた。つまり、施肥装置からの肥料回収時に肥料が零れ落ちることがなく、かつ別容器への肥料の移し替えも容易である、専用の肥料回収容器が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとしている課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。請求項1においては、施肥ホッパーと、その下部に配設される繰出し装置と、該繰出し装置の前方に肥料搬送風を供給するエアパイプを配設し、該繰出し装置後方に施肥ホースを連通接続する施肥作業車の側条施肥機の該繰出し装置前面に肥料排出容器を着脱自在に配設する。
【0005】請求項2においては、前記肥料排出容器が袋体で構成され、容量が可変であり、前記側条施肥機もしくは施肥作業車内部に収納可能とする。
【0006】請求項3においては、前記肥料排出容器には肥料流入口に冠着部材が設けられており、該冠着部材を開放して前記側条施肥機の肥料排出部と接続する。
【0007】請求項4においては、前記肥料排出容器は前記肥料流入口より大径の排出口を設ける。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図であり、図2は同じく平面図であり、図3は側条施肥機の平面断面図であり、図4は同じく正面図であり、図5は同じく側面断面図であり、図6は側条施肥機の支持の様子を示す側面断面図であり、図7は肥料受けの正面図及び側面図であり、図8は肥料受けを側条施肥機に配設した様子を示す側面断面図であり、図9は肥料受けの開閉部を開口して肥料を排出する様子を示す斜視図であり、図10は肥料受けを折曲して収納した様子を示す側面断面図であり、図11は圃場の説明図であり、図12は土壌地図の説明図であり、図13は散布制御回路図であり、図14はトラクタに施肥装置アタッチメントを搭載した側面図である。
【0009】図1、図2において、1は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン2を車体フレーム3前部上方に搭載させ、ミッションケース4前方にフロントアクスルケースを介して走行用前輪6を支持させると共に、前記ミッションケース4の後部にリヤアクスルケースを連接し、前記リヤアクスルケースに走行用後輪8を支持させる。そして、前記エンジン2等をボンネット9で覆うと共に、ステップ11を介して作業者が搭乗する車体カバー12上部に運転席13を取付け、その運転席13の前方で前記ボンネット9後部に操向ハンドル14を設ける。
【0010】また、図中15は6条植え用の苗載台16並びに複数の植付爪17などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台16を下部レール18及びガイドレール19を介して植付ケース20に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース21を前記植付ケース20に支持させ、該ロータリケース21の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース22・22を配設し、その爪ケース22・22先端に植付爪17・17を取り付ける。また、前記植付ケース20の前側に図示せぬローリング支点軸を介して支持フレーム24を設け、トップリンク25及びロワーリンク26を含むリンク機構27を介して走行車1後側に支持フレーム24を連結させ、前記リンク機構27を介して植付部15を昇降させる図示せぬ昇降シリンダをロワーリンク26に連結させ、前記前後輪6・8を操向駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台16から一株分の苗を植付爪17によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。
【0011】また、図中29は走行変速レバー、30は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、35は均平用フロート、36は一条用の側条施肥機であり、六つの側条施肥機36全体で施肥装置37を構成している。
【0012】これより側条施肥機について説明する。図1及び図6に示すように、車体フレーム3に立設された支持フレーム40と、該車体フレーム3の後端部に下端部を枢着した左右一対のサイドステー54・54とを介して、該支持フレームの上部に支持機枠53を支持し、該支持機枠53上に側条施肥機36を6条用に6つ載置している。また、該側条施肥機36の二個おきに、側板140が該支持機枠53上に立設され、下方から上方へ向けて順に第一・第二・第三フレーム55・56・57が横設されて、該側板140・140・・・を支持固定している。
【0013】図3〜図5に示すように、側条施肥機36は、施肥ホッパー46と、肥料Aを定量供給する繰出ケース47と、前記均平用フロート35の側条施肥ノズル48に肥料Aを送出するフレキシブル形送出パイプ49と、円筒形のエアパイプ51とを、該側条施肥機36にそれぞれ備えている。また、該エアパイプ51の右端にファンと電動モーターを内装する空気排出手段としてのブロワ50を配設している。
【0014】繰出ケース47上側の取入口69では施肥ホッパー46の下部出口を嵌着すると共に、該繰出ケース47前面の排出部47a下側に取出口70を形成し、該取出口70を前後方向摺動自在の摺動体71によって閉塞している。また、該取出口70下方には、円筒状の肥料排出口72が該繰出ケース47と固着して設けられている。施肥ホッパー46内の残留肥料排出は、該摺動体71を前方に摺動し、該肥料排出口に後述する肥料受け110内部に肥料Aを自重で落下させて行う。
【0015】また、繰出ケース47は下部の排出部76後方で前記フレキシブル形送出パイプ49と軟質合成樹脂製の接合パイプ77を介して連通連結している。同様に排出部76前方でも、エアパイプ51後方の排出口161と該排出部76前部が接合パイプ162を介して連通連結している。加えて該排出部76内部に、前記ブロワ50からの気流を増速して負圧を発生させるためのベンチェリ部79を形成し、該ベンチェリ部79に肥料Aの出口78を臨ませている。
【0016】前記繰出ケース47中部には三枚の円板状の上繰出ロール60と中繰出ロール61と下繰出ロール62が配置され、それぞれのロール上には繰出用の孔が開口され、上繰出ロール60と下繰出ロール62は繰出ケース47に固定され、中繰出ロール61は繰出軸87の下部に固定されている。そして、該繰出軸87を回転駆動させることによって、上繰出ロール60の繰出孔82から中繰出ロール61の繰出口83に肥料Aが入り、中繰出ロール61が回転されて、下繰出ロール62の繰出孔84と一致すると肥料Aがフレキシブル形送出パイプ49内へ落下して一定量ずつ繰り出されるのである。
【0017】前記繰出軸87への動力伝達は、次のようにして行われる。前記ミッションケース4の後端から後向きに突出するPTO軸の中途部に固定したチェーンスプロケットと車体フレーム3に立設される支持フレーム40に固定した軸受ケース100内のチェーンスプロケット101とにチェーンを巻回して動力伝達し、さらに軸受ケース100内の外横位置の伝動軸102にチェーン伝動する。該伝動軸102の端部のベベルギヤ102aと噛合する従動ベベルギヤ105aを介して下縦伝動軸105に動力伝達した後、その上端に設けたリングコーン式無段変速機構90を介して上縦伝動軸103に伝達する。該リングコーン式無段変速装置90は、図5に示すように、入力側の下縦伝動軸105と一体的に回転する入力円板92と、出力側の上縦伝動軸103に回転可能に設けられた出力円板93と、両円板92、93の間で相対的に回転可能に配置された複数の遊星コーン94(この遊星コーン94群は上縦伝動軸103と一体的に公転する)と、これら遊星コーン94の円錐面に位置移動可能に摺接する非回転の変速リング95等からなり、これらは変速機ケース96内に収納されている。変速機ケース96の後端のガイド部に、回転数(ひいては単位時間あたりの肥料の繰出し量)の調節ノブ97を有する調節ネジ98を配置し、該調節ネジ98にシフタ99の後端を螺合させ、該シフタ99は前記変速リング95に係合連結しており、調節ネジ98の正回転、逆回転に応じてシフタ99を図5において昇降させて、変速リング95が押圧当接する遊星コーン94の円錐面の位置を変化させて変速するものである。該上縦伝動軸103上端に固着しているベベルギヤ103bは、図3、図4に示すように、入力軸124に固着しているベベルギヤ124aと噛合している。該入力軸124は、側条施肥機36・36・・・を貫通して左右方向に延設されている。そして図5に示すように、該側条施肥機36内部で、該入力軸124上に固設されているベベルギヤ124bとベベルギヤ87aとは噛合しており、該繰出軸87は後端で該ベベルギヤ87aと固着している。
【0018】前記構成により、PTO軸からの動力が繰出軸87に伝達されて、前記中繰出ロール61が回転して肥料Aの繰出し作業が行われる。また、前記調節ノブ97の操作により、該繰出軸87の回転速度を変化させて、肥料Aを繰出す量を変化させることができる。
【0019】これより、本発明の肥料受けについて説明する。肥料受け110は、図7(a)及び(b)に示すように、素材が繊維または軟質の合成樹脂等で円筒状の袋体で構成され、上部に二箇所円筒状の突出部を有し、該突出部の上端は開口して開口部110aを形成しており、本体の一側にはファスナー式の開閉部110bを設けている。また、該開口部110aには、着脱自在のキャップ110cが設けられている。なお、ファスナー式の開閉部110bは開放時、開口部110aより大径となるよう構成されている。該肥料受け110が二箇所の開口部110aを設けているのは、図4に示すように、該肥料受け110一袋で二つの側条施肥機36の肥料排出に対応するためである。
【0020】図8に示すように、通常の状態では、繰出ケース47の前記肥料排出口72に肥料受け110の開口部110aを冠着し、該肥料受け110の底面が運転席13後方の車体カバー12上に載置されている。この状態で、前述するように前記摺動体71を前方に摺動させて、施肥ホッパー46内の残留肥料排出を行う。
【0021】肥料受け110に排出すべき肥料Aが充填された場合は、前記摺動体71を後方に摺動させて施肥ホッパー46からの残留肥料の排出を停止し、前記肥料排出口72より開口部110aをはずしてて、該肥料受け110を側条施肥機36より分離する。次いで、該開口部110aにキャップ110cを冠着する。上記操作によって該肥料受け110は密封される。
【0022】肥料の充填された肥料受け110は、上記操作によって密封されているので、前記車体カバー12上より運搬されて、肥料を別容器に移し替えることができる。図9に示すように、前記開閉部110bを開放することで、該肥料受け110の肥料の排出を行うことができる。該開閉部110bは円筒状の本体の一側に設けられており、かつ前記開口部110aより大径の溝が設けられているので、該肥料受け110内部に蓄積されている肥料を余すところなくすべて排出することができる。
【0023】また、肥料受け110は前述のように素材が繊維または軟質の合成樹脂で構成されているため、図10に示すように、折りたたんで小さな容量とし、前記エアパイプ51上に載置することができる。該肥料受け110は、上記のようにしてコンパクトな状態で収納が可能であるため、前述のように通常は、繰出ケース47の前記肥料排出口72に肥料受け110の開口部110aを冠着して、該繰出ケース47に敷設した状態にしておく。該肥料受け110の該繰出ケース47からの脱着を行うのは、前述のように、該肥料受け110より肥料を排出する場合のみである。
【0024】次に、土壌サンプリングデータに対応した施肥方法について説明する。該施肥方法は、採集された土壌サンプルの分析結果によって作成された土壌地図に基づいて、次回の施肥における施肥量の過不足を防止して施肥効率の向上ならびに収穫増大を容易に図ると共に、施肥量調節の制御性能の向上及び省力化などを容易に実現して、自動制御による施肥を行うことを目的としている。
【0025】土壌の様子の一例としては図11に示す如く、畦240で囲まれた圃場241の高位置側の水路242の水を取水口243から導入し、圃場241の水を低位置側の水路244に排水口45から排出させ、水稲を育成することにより、取水口243付近では肥料が不足して収穫する穀粒量が少なくなり易く、また圃場241中央部の水溜り部で肥料が多くなり、穀稈量が局部的に多くなったり、穀粒量が局部的に多くなったりする。図中丸十字の印で示される土壌サンプル採取位置及び、該土壌サンプルを分析して得られる含有肥料濃度及び酸アルカリなどの分析結果を、マイクロコンピュータで形成する採取地図作成コントローラによって情報処理し、図12に示すように土壌地図251として出力するのである。該土壌地図251は互換可能な磁気ディスク239に記録することで、後述するように施肥作業車が該ディスク239を読取って次回の施肥を行い、圃場241全体の収穫増量を図り、かつ肥料の無駄な使用を防ぎ、肥培管理を適正に行えるように構成している。なお、GPS(全地球測位システム)衛星からの電波を受信するGPS受信機237を土壌サンプルの採取を行うサンプル採取作業機に搭載し、土壌サンプル採取位置を高精度に認識している。
【0026】次に、土壌地図データに対応して適切かつ自動化されて行われる施肥方法について説明する。図13は、施肥装置に搭載する施肥制御回路図であり、施肥作業を行う施肥作業車(本実施例では田植機)にこの機構を搭載する。まず、上記ディスク239に記録している土壌地図251データを入力させる土壌地図読取り機253と、圃場241内の施肥作業位置を測定入力させるGPS受信機237を、マイクロコンピュータで構成するコントローラ254に接続させる。また、前記リングコーン式無段変速機構90と基本的な機構は同一であるリングコーン式無段変速機構255に内装されているパイロットモータ256を、該コントローラ254にドライバ257を介して接続させ、GPS受信機237入力によって圃場241内の施肥作業位置を認識させ、読取り機253の土壌地図251データに基づいた出力信号を、該コントローラ254より該パイロットモータ256に向けて発信する。
【0027】パイロットモータによる側条施肥機の施肥量調節について説明する。前記側乗施肥機36は前述のように、前記繰出軸87の回転数によって施肥量を調節している。該繰出軸87への動力伝達はこれも前述のように、PTO軸からの動力伝達が前記リングコーン式無段変速機構255を経由することで調節されている。該リングコーン式無段変速機構255は前述のようにパイロットモータ256が内装され、該パイロットモータ256への入力信号によって前記調節ネジ98を正逆回転させる構成としており、手動での操作手段である前記調節ノブ97を配設していない。そして、該繰出軸87の回転数が該リングコーン式無段変速機構255によって変速操作を受けることで、該繰出軸87と固着している中繰出ロール61の回転が操作されて、前記側条施肥機36による施肥量が調節されるのである。つまり、図13に示すように、土壌地図251データに基づいたコントローラ254の出力信号により、パイロットモータ256、リングコーン式無段変速機構255、側条施肥機36の順に操作されて施肥量が調節される。
【0028】前記リングコーン式無段変速機構90・255に備えられている無段変速装置は、ゼロからの変速を可能としている。このため、無施肥地帯から多量の施肥を必要とする地帯まで、それぞれの地帯に必要とされる適切な施肥量の調節ができる。
【0029】また図14に示すように、追肥用にトラクタにアタッチメントとしての施肥装置を接続して、前記の土壌サンプリングデータに対応した施肥方法を実行することも可能である。トラクタ301は、前後に前輪302・302及び後輪303・303を懸架する本機の前部にボンネット304を配置し、該ボンネット304にエンジン305を内蔵している。ボンネット304の後方にはステアリングハンドル351を設けて、該ステアリングハンドル351の後方にはシート352を配設している。また、ステアリングハンドル351の前方にはインストルメントパネル318が配設されている。そして、ステアリングハンドル351、シート352、及びインストルメントパネル318等はキャビン312により覆われている。エンジン305の後方にはトランスミッション353を連設し、エンジン305からの動力を後輪303に伝達して駆動している。また、エンジン305の駆動力は、機体後端から後方に突出したPTO軸360を駆動し、機体後端部の作業機装着装置356に接続した施肥装置370を駆動するように構成している。また前記と同じく、図13に示すような機構が該トラクタ301にも搭載されている。施肥装置370前部にはリングコーン式無段変速機構380が配設されており、該PTO軸の入力を変速して該施肥装置370内部に出力している。また、該リングコーン式無段変速機構380はパイロットモータを内装しており、図示せぬケーブルを介してトラクタ301より信号を受け取り、適切な変速を行っている。該出力は、施肥装置370に内装されている図示せぬ繰出軸を回動して、適切な施肥作業を実施する。
【0030】前記制御回路に基づく機構を施肥作業車に搭載することにより、植付けと同時に施肥を行う田植機の場合であれば、土壌に応じた適切な施肥を行うことができるようになり、追肥を行う施肥作業車の場合は肥料残量が少ない地点での施肥量を自動的に多くし、肥料残量が多い地点での施肥量を自動的に少なくするなどの制御を自動的に行い、施肥を効率良く行うことを可能としている。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の如く、施肥ホッパーと、その下部に配設される繰出し装置と、該繰出し装置の前方に肥料搬送風を供給するエアパイプを配設し、該繰出し装置後方に施肥ホースを連通接続する施肥作業車の側条施肥機の該繰出し装置前面に肥料排出容器を着脱自在に配設するので、本発明は以下のような効果がある。肥料が満載された場合を除き、肥料排出容器は側条施肥機に取付けられているため、紛失しにくい。また、肥料排出容器は側条施肥機に密閉した状態で接続されているため、肥料排出時に肥料が零れることがなく、肥料粉が舞うこともない。前述のように、肥料排出容器は通常、側条施肥機に取付けられているため、誤操作による肥料の零れ落ちもない。つまり、側条施肥機や施肥作業車本体上に肥料が落下して、メンテナンスの障害となることがないのである。
【0032】請求項2記載の如く、前記肥料排出容器が繊維を素材とする袋体で構成され、容量が可変であり、前記側条施肥機もしくは施肥作業車内部に収納可能とするので、肥料排出容器を側条施肥機に取付けた状態のままにしても、作業の邪魔になることがないのである。
【0033】請求項3記載の如く、前記肥料排出容器には肥料流入口に冠着部材が設けられており、該冠着部材を開放して前記側条施肥機の肥料排出部と接続するので、肥料排出容器を側条施肥機から外して運搬する際にも、肥料が零れることがない。
【0034】請求項4記載の如く、前記肥料排出容器は前記肥料流入口より大径の排出口を設けるので、肥料排出容器に充填された肥料を該排出口を経由して他の容器に移し替えるとき、側条施肥機との接続部分である肥料排出容器の肥料流入口から移し替える場合よりも、素早く作業を行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
【出願日】 平成11年10月26日(1999.10.26)
【代理人】 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎
【公開番号】 特開2001−120025(P2001−120025A)
【公開日】 平成13年5月8日(2001.5.8)
【出願番号】 特願平11−303567