| 【発明の名称】 |
トレーラー |
| 【発明者】 |
【氏名】熊谷 敏雄
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| 【要約】 |
【課題】底部を全面開口することができるトレーラーを提供する。
【解決手段】底板を複数に分割して分割底板17,17Aを並列に設ける。分割底板17,17Aの両側にそれぞれ吊り部材19の下端を連結する。吊り部材19の上端を車台フレ−ム4に回動自在に連結する。分割底板17Aにシリンダー装置25を設けると共に、分割底板17,17Aをリンク機構22により連結する。吊り部材19は逆V字形状に形成する。シリンダー装置25を作動することにより、分割底板17,17Aを回動して斜めとして底面を全面的に開口して収容した籾殻などを確実に散布することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車輪を備えた車台フレ−ムを連結部を介して牽引本機に連結し、前記車台フレ−ムに底板を開閉自在に設けたトレーラーにおいて、前記底板を複数に分割して並列に設け、これら分割底板の両側にそれぞれ吊り部材の下端を連結すると共に、上端を前記車台フレ−ムに回動自在に連結し、前記分割底板に回動駆動手段を設けたことを特徴とするトレーラー。 【請求項2】 前記分割底板を車台フレ−ムの前後方向に並列に設け、前記分割底板相互をリンク機構により連結すると共に、前記分割底板又は前記リンクにシリンダー装置を連結することにより前記回動駆動手段を形成することを特徴とする請求項1記載のトレーラー。 【請求項3】 前記吊り部材はほぼ三角形状板材により形成され、該吊り部材の底辺部を前記分割底板に連結すると共に、頂部を前記車台フレ−ムの垂直壁に回動自在に連結したことを特徴とする請求項1又は2記載のトレーラー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、籾殻を運搬すると共に圃場等に散布するためなどに使用するトレーラーに関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、この種のものとして特許第2906028号公報の籾殻散布アタッチメントが公知である。この籾殻散布アタッチメントは、前記公報の段落0004、0005等に開示されたように牽引本機への連結部を有する車台フレ−ムに、少くとも上部をネット張りとし、また中間高さに扉付きの籾殻供給口を一つ以上設け、さらに底部を開放した籾殻集積箱を搭載し、前記車台フレ−ムは断面L型の両側フレ−ムの垂直壁間に水平壁より浮かせて二等辺三角形状の断面が二等辺三角形状山型の振分け枠を等間隔に架設して構成し、前記両側フレ−ムの水平壁と振分け枠底面とで形成する引出し空間に前記振分け枠同士の隙間を塞ぐ幅の格子板を連結枠により一体化した格子状枠を前方に備えた挺子杆に連接した作動杆と連結してスライド可能に格納したものであり、トラクタ等の牽引本機に連結し、籾殻集積箱底部の振分け枠同士の隙間が格子状枠の格子板に塞がれた状態において、籾殻集積箱の籾殻供給口の扉を開けて、籾摺機からダクトを経て籾殻集積箱内に籾殻を集積し、このとき吸引エア−は上部のネットより箱外へ逃げる。そして圃場に臨んだら、挺子杆を操作して格子状枠をスライドさせることにより格子板を振分け枠同士の隙間よりずらす。そして牽引本機を圃場に走行させると、籾殻集積箱内に堆積している籾殻が順次振分け枠に振分けられつつ隙間より圃場の上に自然落下し、効率的且つ均一に散布されるというものである。 【0003】このような従来技術においては、格子状枠をスライドさせることにより格子板を振分け枠同士の隙間よりずらして、籾殻集積箱内に堆積している籾殻を順次振分け枠に振分けられつつ隙間より圃場の上に自然落下させるものであるから、トレーラーの底面のほぼ半分が開口するにすぎないので、落下効率に劣るという問題がある。 【0004】そこで、本発明は、底面を全面的に開口することができるトレーラーを提供することを目的とする。また、本発明はコンパクトに形成することができるトレーラーを提供することを目的とする。さらに、本発明は強度に優れるトレーラーを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車輪を備えた車台フレ−ムを連結部を介して牽引本機に連結し、前記車台フレ−ムに底板を開閉自在に設けたトレーラーにおいて、前記底板を複数に分割して並列に設け、これら分割底板の両側にそれぞれ吊り部材の下端を連結すると共に、上端を前記車台フレ−ムに回動自在に連結し、前記分割底板に回動駆動手段を設けたことを特徴とするトレーラーである。 【0006】この請求項1の構成によれば、回動駆動手段により分割底板を回動することにより、該分割底板を傾斜させて底部を開口して、被収容物を落下させることができる。 【0007】請求項2の発明は、前記分割底板を車台フレ−ムの前後方向に並列に設け、前記分割底板相互をリンク機構により連結すると共に、前記分割底板又は前記リンクにシリンダー装置を連結することにより前記回動駆動手段を形成することを特徴とする請求項1記載のトレーラーである。 【0008】この請求項2の構成によれば、シリンダー装置を作動することによりリンクを介して分割底板を傾斜させることができる。 【0009】請求項3の発明においては、前記吊り部材はほぼ三角形状板材により形成され、該吊り部材の底辺部を前記分割底板に連結すると共に、頂部を前記車台フレ−ムの垂直壁に回動自在に連結したことを特徴とする請求項1又は2記載のトレーラーである。 【0010】この請求項3の構成によれば、三角形状板材の頂部を回転中心として分割底板を回動することができる。 【0011】 【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図を参照して説明する。トラクターたる牽引本機1に連結部2を介して連結するトレーラー3の車台フレ−ム4は、左右の両側フレーム5,6及び前後フレーム7,8を備えて箱型に形成されている。左右の両側フレーム5,6は垂直壁9,10からなる。また、前後フレーム7,8はそれぞれ垂直壁11からなり、後フレーム8は下部を軸着して回動自在に設けた煽り板12によって形成される。さらに、それぞれ垂直壁9,10の下部の内側間には補強用部材たる桟13が架設されている。また、両側フレーム5,6の下部には車輪14が回動自在に設けられ、この車輪14の車軸15を支脚15Aにより回動自在に設けたものである。さらに、前フレーム7に縦設した受け筒16Aには、支持脚16が下方向へ進退自在に設けられており、この支持脚16は、走行時は上方に引き上げられて固定され、一方トレーラーを駐車しておくときには、下方に引き出して接地すると共に固定して支持できるようになっている。 【0012】さらに、車台フレ−ム4の底板は前後方向に複数に、実施例では6枚に分割されて並列に前後方向に設けられたものであり、該分割底板17は平面が長方形をなしており、その長辺部18が前後フレーム7と平行に設けられ、一方短辺部18Aは両側フレーム5,6に沿うように配置される。そして、各分割底板17に吊り部材19の下部を連結すると共に上部を両側フレーム5,6の垂直壁9,10に回動自在に連結する。前記吊り部材19はほぼ三角形状の金属板材により形成されている。実施例では逆V字形状の二等辺三角形状板材であり、その底辺部20を短辺部18Aに沿って固着し、短辺部18Aを二等分した垂線上の垂直壁9,10の部位に軸21を介して頂部20Aを回動自在に連結している。前記軸21は等間隔で垂直壁9,10に同じ高さに配設されている。図中20Bは斜辺部である。各分割底板17の下面後部には該下面に係止可能な前記桟13が垂直壁9,10間に架設される。したがって、各分割底板17は吊り部材19により軸21を回転中心として前端が下向きとなるように回動できると共に、桟13に係止されて水平を保つことができるようになっている。さらに、各分割底板17の下面前部にアーム状の突起23を下方に向けて設け、前後方向に向けて設けた1本のリンク杆24に各分割底板17の突起23を回動自在に連結してリンク機構22を形成している。尚、実施例では前記アーム状の突起23及び前後方向に向けて配置されるリンク杆24は、各分割底板17の左右にそれぞれ配設されている。また、最後部から2番目の分割底板17Aに該分割底板17Aを回動駆動するためのシリンダー装置25を設ける。このシリンダー装置25はシリンダー本体26を車台フレ−ム4のほぼ中央に位置する中央桟13B等にブラケット13Aを介して固定し、該シリンダ本体26に対して進退する伸縮軸たるロッド26Aを後方へ向けて配置すると共に、該ロッド26Aを分割底板17Aの下面に設けたアーム状の突部29に回動自在に連結する。そして、リンク機構22とシリンダー装置25等により分割底板17,17Aを回動する回動駆動手段27を形成する。これにより、牽引本機1の運転席1Aにある操作部を操作することにより、シリンダ装置25を作動せしめて、ロッド26Aを伸ばして、分割底板17Aを前端が下方に向くように回動する。この回動により、リンク杆24を後方に移動することにより、各分割底板17はその前端がそれぞれ下向きとなるように回動でき、この結果、積載した籾殻等を隙間Aより落下させることができる。一方、シリンダー装置25によりロッド27を縮小すると分割底板17Aは逆回動して桟13に係止され、水平に維持される。同時にリンク杆24が前方に移動することにより、他の分割底板17は水平に保たれる。尚、28は各分割底板17、17Aの底面の両側に突設した突部であり、後部の突部28が桟13に係止されるようになっている。 【0013】前記牽引本機1とトレーラー3とを連結する連結部2は、トラクター等の3点リンク機構30に接続された前部牽引杆31と、トレーラー3の前フレーム7中央から前方へ突設した後部牽引杆32とを左右及び上下方向に回動が自在な自在継ぎ手33によって接続している。前記3点リンク機構30はトラクターたる牽引本機1の後部に設けられ、下部左右に設けられたロアリンク34と、上部中央に設けられたトップリンク(図示せず)とを備え、これらには昇降アーム(図示せず)が接続されて、該昇降アームを運転席1Aにある操作レバー(図示せず)を操作することにより、3点リンク機構30を昇降できるようになっている。そして、この3点リンク機構30と前部牽引杆31を一体的に設け、3点リンク機構30を昇降することにより、前部牽引杆31を昇降できるようにしている。そして、前部牽引杆31の後端は上下に二股形状に形成されると共に、やや扁平な円筒体34Aの軸心を縦向きとし、両者を縦軸34により上下方向回動自在に接続する。同様に後部牽引杆32の先端を左右に二股形状に形成されると共に、円筒体34の周面を縦軸34と直交する横軸35により両者を左右方向回動自在に接続する。 【0014】車台フレ−ム4の左右両側フレーム5,6、前後フレーム7,8の上部には、支柱パイプ36を差込んで立てると共に、これら支柱36の上端間に梁パイプ37を架設し、また支柱パイプ36、梁パイプ37に囲まれた個所にパイプ枠38を取り付けると共に、前後左右および上面に覆い部39A,39Bを取り付ける。この覆い部39A,39Bは、通気用孔40を備えたネット等により形成される。通気用孔40は籾殻が抜け出すことができない程度の大きさを有している。 【0015】次に前記構成についてその作用を説明する。籾殻を収容する場合は、予めシリンダ装置25を操作して分割底板17,17Aを水平に保ち隙間Aを閉じておく。そして、上部覆い部39Bをめくり上げて、該個所を籾殻供給口としてダクト(図示せず)を利用して被収容物たる籾殻を収容する。この際、多量の空気も入り込むが通気用孔40より外部に排気される。このようにして籾殻を収容した後、牽引本機1を運転してトレーラー3を圃場に移動する。圃場では運転席1Aの操作部を操作してシリンダ本体26を作動してロッド27を介して分割底板17Aを回動してその前端を下方へ向けると、他の分割底板17も回動してその前端を下方へ向けられ、この結果隙間Aが開く。したがって、トレーラー3の走行に伴い籾殻は分割底板17,17Aの傾斜に沿って滑り落ちて圃場に散布される。このような籾殻の散布を行なう際、隙間Aを閉じた運搬途中においては分割底板17,17Aの上方に籾殻が載置しており、分割底板17,17Aの傾斜を順次大きくすることにより、籾殻などを完全に散布することができる。また、籾殻の湿度などの状況によって万一ブリッジ現象、すなわち籾殻が塊状となり隣接する分割底板17,17A相互間に橋状となって籾殻の落下ができなくなったときには、3点リンク機構30を上方へ向けて回動することにより、前部牽引杆31の後端を上向きとする。これにより、横軸35を回転中心として後部牽引杆32の前端が上向きとなり一方後端は下向きとなる。これにより、車台フレ−ム4は上向きに傾斜して、塊状を破壊し籾殻は滑って落下する。このように車台フレ−ム4を上向きに傾斜することにより、籾殻に伴う荷重の状態を変化させてブリッジ現象を破壊することができる。 【0016】以上のように、前記実施例では、底板を複数に分割して分割底板17,17Aを並列に設け、これら分割底板17,17Aの両側にそれぞれ吊り部材19の下端を連結すると共に、上端を前記車台フレ−ム4に回動自在に連結し、前記分割底板17Aにシリンダー装置25を設けると共に、分割底板17,17Aをリンク機構22により連結した回動駆動手段27を設けたことにより、シリンダー装置25を作動することにより、分割底板17,17Aを回動して斜めとすると共に、隙間Aを形成して底面を全面的に開口して収容した籾殻などを確実に散布することができる。 【0017】さらに、前記分割底板17,17Aを車台フレ−ム4の前後方向に並列に設けたことにより、車台フレ−ム4の幅方向、すなわち分割底板17,17Aの前縁に沿って籾殻等を散布することができ、さらに前記分割底板17,17Aをリンク杆24により連結すると共に、前記分割底板17Aにシリンダー装置25を連結することにより回動駆動手段27を形成することにより、リンク22により他の分割底板17を連動して回動することができるようにしたので、装置全体をコンパクトに形成することができる。 【0018】また、前記吊り部材19はほぼ三角形状板材たる逆V字形状に形成され、該吊り部材19の底辺部20を前記分割底板17,17Aに連結すると共に、頂部20Aを軸21を介して前記車台フレ−ム4の垂直壁9,11に回動自在に連結したことにより、分割底板17,17Aに載置した籾殻などの荷重は斜辺部20Bを介して頂部20Aの軸21に伝達するようにしたので、即ち、分割底板17,17Aは前後に配置される長辺部18側を吊るように設けるものであるので、分割底板17,17Aの取付強度を向上することができる。 【0019】しかも、該吊り部材19を逆V字形状とし、その底辺部20を前記分割底板17,17Aの短辺部18Aに連結すると共に、頂部20Aを前記車台フレ−ム4の垂直壁9,11に軸21を介して回動自在に連結したことにより、分割底板17,17Aの取付強度を向上することができると共に、吊り部材19自体の計量化も図ることができる。 【0020】尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、例えばシリンダー装置のロッドをリンク杆自体に連結してもよく、また回転駆動装置をモータにより形成するなど種々の変形実施が可能である。 【0021】 【発明の効果】請求項1の発明は、車輪を備えた車台フレ−ムを連結部を介して牽引本機に連結し、前記車台フレ−ムに底板を開閉自在に設けたトレーラーにおいて、前記底板を複数に分割して並列に設け、これら分割底板の両側にそれぞれ吊り部材の下端を連結すると共に、上端を前記車台フレ−ムに回動自在に連結し、前記分割底板に回動駆動手段を設けたことを特徴とするトレーラーであり、分割底板を回動することにより、底面を全面的に開口して被収容物を落下することができる。 【0022】請求項2の発明は、前記分割底板を車台フレ−ムの前後方向に並列に設け、前記分割底板相互をリンク機構により連結すると共に、前記分割底板又は前記リンクにシリンダー装置を連結することにより前記回動駆動手段を形成することを特徴とする請求項1記載のトレーラーであり、前記リンク機構を用いることで分割底板を連動してか移動できるのでトレーラーをコンパクトに形成することができる。 【0023】請求項3の発明は、前記吊り部材はほぼ三角形状板材により形成され、該吊り部材の底辺部を前記分割底板に連結すると共に、頂部を前記車台フレ−ムの垂直壁に回動自在に連結したことを特徴とする請求項1又は2記載のトレーラーであり、三角形状板材からなる吊り部材により分割底板を確実に取付することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】594187976 【氏名又は名称】株式会社熊谷農機
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| 【出願日】 |
平成11年10月26日(1999.10.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080089 【弁理士】 【氏名又は名称】牛木 護
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| 【公開番号】 |
特開2001−120023(P2001−120023A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月8日(2001.5.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−304425 |
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