| 【発明の名称】 |
農作業機の変速装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】布野 隆
【氏名】三島 友孝
【氏名】加藤 俊彦
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| 【要約】 |
【課題】作業位置と走行位置及び超低速位置を中立位置を挟んで配置することにより、誤った速度で作業を行うのを防止する。
【解決手段】乗用田植機10は、レバーガイド80に沿い一方向に移動操作自在で、かつ各操作位置に応じてミッションケース16内のギヤ結合を変更して変速操作を可能とする変速レバー81を備えている。この変速レバー81は、機体左右方向に延設されたレバーガイド80に沿い、機体内方から外方に向けて配置された作業位置F1 、中立位置N、走行位置F2 及び超低速位置F0 の4か所に操作可能であって、しかも中立位置Nを挟んでその左方に作業位置F1 が配置され、かつ右方に走行位置F2 及び超低速位置F0 が配置されているため、変速レバー81を誤操作するおそれがなく、誤った速度で農作業を行うことが防止される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 運転操作部に設けられレバーガイドに沿い一方向に移動操作自在で、かつ各操作位置に応じてミッションケース内のギヤ結合を変更して機体の変速操作が可能な変速レバーを備えた農作業機において、前記変速レバーは、少なくとも、前記ミッションケース内のギヤ結合が解除される中立位置、作業位置、走行位置、及び超低速位置の各操作位置に夫々位置決め保持可能であると共に、前記中立位置に隣接して該中立位置の一方側と他方側に夫々前記作業位置と前記走行位置とを配置し、更に前記中立位置に対し前記作業位置の他方側に前記超低速位置を配置した、ことを特徴とする農作業機の変速装置。 【請求項2】 前記レバーガイドを機体進行方向と交差する方向に延設し、前記超低速位置を機体外側方に配置した、ことを特徴とする請求項1記載の農作業機の変速装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機等の農作業機に係り、詳しくは変速レバーの操作位置の配置を改良した農作業機の変速装置に関する。 【0002】 【従来の技術】農作業機としての乗用田植機の変速装置として、例えば本件出願人の実用新案登録第2519227号公報に記載の技術が公知であり、この従来技術によれば、図12に示すように、変速レバー100が機体前後方向に操作自在となっていて、該変速レバー100を中速位置Mに操作すると、カム101が支軸102を中心として回動して図示しない中速ベルトが緊張され、エンジンからの動力が中速でトランスミッションの入力軸に伝達され、また、変速レバー100を高速位置Hに操作すると、高速側の伝動ベルトが緊張されて、エンジン動力が高速でトランスミッションの入力軸に伝達され、更に、変速レバー100を低速位置Lに操作すると、低速側の伝動ベルトが緊張されて、エンジン動力が低速でトランスミッションの入力軸に伝達されるようになっていた。 【0003】更にまた、変速レバー100を最前部まで傾動すると、該変速レバー100が中立位置Nに位置決めされてエンジンからミッションケースへの動力伝達は完全に遮断される。こうして、変速レバー100を一方向に操作することで、高速(H)→中速(M)→低速(L)→中立(N)の順に位置決めされるようになっていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来技術によると、変速レバー100の中立位置(N)が操作端側に位置していて、しかも操作方向順に低速から高速、又は高速から低速に変化するようになっていたため、該変速レバー100の誤操作により作業速度(L又はM)と路上走行速度(H)とを間違えてしまうおそれがあり、例えば中速の作業走行速度(M)に設定しようとして、誤って高速の路上走行速度(H)に設定されるおそれがあった。 【0005】更に、例えば畦越時等に降車したまま変速レバー100を操作して、超低速の低速走行速度(L)に設定しようとして、誤って中速(M)または高速(H)に設定されると、機体は予期しない速い速度で走行するおそれがあった。 【0006】本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、作業位置と走行位置及び超低速位置を中立位置を挟んで配置することにより、誤った速度で作業を行うのを防止し得る農作業機の変速装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、運転操作部に設けられレバーガイド(80)に沿い一方向に移動操作自在で、かつ各操作位置に応じてミッションケース(16)内のギヤ結合を変更して機体の変速操作が可能な変速レバー(81)を備えた農作業機(10)において、前記変速レバー(81)は、少なくとも、前記ミッションケース(16)内のギヤ結合が解除される中立位置(N)、作業位置(F1 )、走行位置(F2 )、及び超低速位置(F0 )の各操作位置に夫々位置決め保持可能であると共に、前記中立位置(N)に隣接して該中立位置(N)の一方側と他方側に夫々前記作業位置(F1 )と前記走行位置(F2 )とを配置し、更に前記中立位置(N)に対し前記作業位置(F1 )の他方側に前記超低速位置(F0 )を配置した、ことを特徴とする。 【0008】また、請求項2記載の発明は、前記レバーガイド(80)を機体進行方向と交差する方向に延設し、前記超低速位置(F0 )を機体外側方に配置した、ことを特徴とする。 【0009】[作用]以上の発明特定事項に基づき、本発明の農作業機(10)は、レバーガイド(80)に沿い一方向に移動操作自在で、各操作位置に応じてミッションケース(16)内のギヤ結合を変更して変速操作を可能とする変速レバー(81)を備えていて、この変速レバー(81)は、少なくとも作業位置(F1 )と中立位置(N)、走行位置(F2 )及び超低速位置(F0 )の4つの操作位置に操作可能であって、しかも、中立位置(N)を挟んでその一方側に作業位置(F1 )が配置され、かつ他方側に走行位置(F2 )及び超低速位置(F0 )が配置されているため、変速レバー(81)を誤操作するおそれがなく、誤った速度で農作業を行うことが防止される。また、例えば路上走行において、走行位置(F2 )に操作すべきところ、誤操作により変速レバー(81)を超低速位置(F0 )に操作したとしても、機体の走行速度は超低速走行となるので安全性が保たれる。 【0010】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参照するために示すものであって、本発明を何ら限定するものではない。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。 【0012】図1及び図2に示すように、乗用田植機10は、前輪11及び後輪12により支持された走行機体13を有しており、該走行機体13にはその前輪前方のボンネット14内にエンジン15と燃料タンク19が搭載され、エンジン15の後方にはトランスミッションを収容するミッションケース16がエンジン15と一体的に固定されている。また、走行機体5の前後方向の中間部には、ステアリングホイール17と座席シート18を有する運転席49が配設されていて、ステアリングホイール17の側方及びその下方には、クラッチレバー20とクラッチペダル21が設けられている。このクラッチレバー20又はクラッチペダル21の操作により、前記エンジン15からトランスミッションへの動力の伝達が断接されると共に、該クラッチレバー20の操作により前進及び後進が切換えられる(後述)。 【0013】なお、前記走行機体13の後方には、昇降リンク機構22を介して植付部23が昇降自在に支持され、該植付部23には多数のプランタアーム24、フロー卜25及びマット苗を上下方向に載置し得る苗載せ台26が備えられている。そして、前記走行機体13には、昇降リンク機構22との間に油圧シリンダ27が配設されていて、座席シート18の側方に設けられた手動操作レバー(図示せず)の操作に基づき、座席シート18下部のリヤカバー28内に配置された油圧コントロールバルブ(図示せず)を介して前記油圧シリンダ27が伸縮制御されて、植付部23が昇降制御される。 【0014】次いで、図3に示すように、前記エンジン15の出力軸29には駆動プーリ30が固定され、またトランスミッションの入力軸31には従動プーリ32が固定されていて、これら駆動プーリ30と従動プーリ32との間には巻掛けベルト33が巻回されている。そして、エンジン15の動力は、前記駆動プーリ30から巻掛けベルト33を緊張・弛緩するテンションクラッチCを介して、従動プーリ32によりトランスミッションに入力され、更にこのトランスミッションから前述した前輪11,後輪12及び植付部23に夫々伝達される。前記テンションクラッチCは、揺動支点34を中心として揺動可能なテンションアーム35と、前記巻掛けベルト33に転接して該巻掛けベルト33を緊張・弛緩するテンションプーリ36とを有している。 【0015】この図3において、前記クラッチレバー20に一体的に固定されたレバーカム37は、支持軸38を中心として回動可能であると共に、このレバーカム37に隣接し、かつローラ39を介して該レバーカム37に摺接するクラッチカム40が、回動支点41を中心として回動可能に配設されている。また、このクラッチカム40には、一端をピン42にて該クラッチカム40に軸着され、他端をピン43にて前記テンションアーム35に連結されたクラッチアーム44が延設されている。これらクラッチカム40とクラッチアーム44とは、スプリング50により常時クラッチ入方向に付勢されている。なお、前述したように、前記テンションアーム35は、一端を揺動支点34を中心として揺動可能に軸着され、他端には前記巻掛けベルト33に転接する前記テンションプーリ36が設けられている。 【0016】更に、前記従動プーリ32の外周部には、該従動プーリ32の略々半円周部分を覆うように、帯状のブレーキ部材45が近接配置されている。このブレーキ部材45は、一端を機体フレーム側に係止され、他端をスプリング46を介して前記レバーカム37に係止されている。なお、駆動プーリ30側の近傍の巻掛けベルト33には、対面側(ベルトの張り側と緩み側)に夫々ベルト押え47,48が設けられている。 【0017】そして、テンションクラッチCを切断すべく、クラッチレバー20を図面A方向(時計方向)に操作することで、前記テンションアーム35がクラッチ切方向(矢印方向)に移動して該テンションクラッチCが切れ、かつブレーキ部材45が従動プーリ32側の巻掛けベルト33を駆動プーリ30側に付勢して該従動プーリ32を制動する。 【0018】すなわち、クラッチレバー20をA方向に操作すると、レバーカム37は支持軸38を中心として時計方向に回動すると共に、このレバーカム37にローラ39を介して摺接しているクラッチカム40が、回動支点41を中心としてB方向(反時計方向)に回動し、該クラッチカム40の一端に軸着42されているクラッチアーム44が長手方向(矢印方向)に移動する。このクラッチアーム44の移動により、テンションアーム35が揺動支点34を中心として時計方向(矢印方向)に揺動する。これにより、テンションアーム35の先端に取付けられ、かつ巻掛けベルト33に転接して該ベルトを緊張していたテンションプーリ36がベルト33から離反し、巻掛けベルト33は弛緩してテンションクラッチCが切断される。 【0019】このクラッチ切操作と略々同時に、一端をレバーカム37に取付けられたブレーキ部材45が、クラッチレバー20の回動操作に伴い、図面矢印方向に引っ張られる。このため、ブレーキ部材45は、従動プーリ32の外周側に浮き上がった巻掛けベルト33を外側から押圧し、従動プーリ32側から駆動プーリ30側に向けてガイドしながら押圧付勢する。このとき、ブレーキ部材45は、従動プーリ32側の巻掛けベルト33を駆動プーリ30側に向けて案内するベルトガイドの役目をなす。そして、駆動プーリ30側に付勢された巻掛けベルト33は、該駆動プーリ30側においてベルト押え47,48の作用で外周側にのみ浮き上がり(図3の破線状態)、該駆動プーリ30と巻掛けベルト33との接触が確実に断たれる。 【0020】更に、前記ブレーキ部材45が、従動プーリ32の外周側の巻掛けベルト33を外側から中心側(入力軸31側)に押圧付勢することで、該巻掛けベルト33を介して従動プーリ32に制動作用が付与され、従動プーリ32は確実に停止される。この場合、クラッチ切断時に前記ブレーキ部材45が従動プーリ32を停止させて駐車ブレーキの役目をなすと共に、巻掛けベルト33は従動プーリ32に当接して該従動プーリ32の回転を止めるブレーキシューの役割を果たす。 【0021】図4(a)(b)は、クラッチレバー20による前後進の切換え構造を示している。 【0022】すなわち、ミッションケース16の側方には、前後進切換シャフト56が上下方向に延設されており、この前後進切換シャフト56の上端部は、操作プレート57に固定されている。また、前後進切換シャフト56の下端には、シフトアーム58が固定されていて、このシフトアーム58はシフトシャフト59を介してミッションケース16に内蔵された前後進切換ギヤ63を操作して前進(F)、中立(N)及び後進(R)に切り換える。 【0023】一方、前記クラッチレバー20は、左右方向を向く支持軸38と前後方向を向くピン61によって夫々回動自在に支承されたプレート20aを有し、前記支持軸38は、ステアリングコラム62に固設されている。そして、クラッチレバー20を、支持軸38を中心に前後方向に回動させることにより、走行機体13の走行速度を低速から高速に至り連続的に切換え、また、該クラッチレバー20を、ピン61を中心として左右方向に回動させることにより、走行機体13は前後進に切換えられる。 【0024】図4(a)及び図5に示すように、前記プレート20aの下端には、操作ピン64が固着されていて、この操作ピン64が操作プレート57に形成された三角形状溝57aに嵌挿されている。そして、前記クラッチレバー20を左右方向に操作すると、操作ピン64の左右移動に基づき、操作プレート57が左右に揺動して前後進切換シャフト56による前後進切換え動作が行われる。 【0025】以上により、クラッチレバー20の操作により、テンションクラッチCの入切操作と前進後進の切換え操作とが可能となっている。 【0026】次に、図6及び図7は、前述したテンションクラッチCを乗用田植機10に適用した実施の形態を示しており、図3と同一又は相当する部材には同一の符号を付している。 【0027】図6は、テンションクラッチ切時の状態を示したもので、このとき、クラッチレバー20は機体後方に操作されている。このクラッチ切時には、テンションアーム35の先端に取付けられたテンションプーリ36が巻掛けベルト33から離反し、該ベルトを弛緩させてテンションクラッチCが切断される。また、運転席49の下部には、踏込み式のクラッチペダル21が連結アーム51を介して回動軸52に連結されていて、この回動軸52に連結された連結ロッド53を介し、図示しないトランスミッション内のクラッチアームが作動してディスククラッチ(図示せず)が入切される。しかし、前記ブレーキ部材45はクラッチレバー20の入切操作と略々連動しているが、クラッチペダル21と前記ブレーキ部材45とは独立に作動し、該クラッチペダル21を踏み込み操作してトランスミッション内のディスククラッチを切ってもブレーキ部材45は作動しない。 【0028】すなわち、クラッチレバー20によりテンションクラッチCを切操作すると、これに略々連動して前記ブレーキ部材45が作動して前記従動プーリ32に制動作用が付与されるが、クラッチペダル21によりトランスミッション内のディスククラッチを切操作しても、前記ブレーキ部材45は作動せず、この場合は前記従動プーリ32に制動作用が付与されないようになっている。 【0029】図7は、テンションクラッチ入時の状態を示したもので、このとき、クラッチレバー20は機体前方に操作されている。このクラッチ入時には、テンションアーム35の先端のテンションプーリ36が巻掛けベルト33に転接し、該ベルトを緊張させてテンションクラッチCが接続される。 【0030】一方、図6〜図8に示すように、運転席49の下部には、踏込み式のクラッチペダル21が連結アーム51を介して回動軸52に連結されていて、この回動軸52に連結された連結ロッド53を介し、図示しないクラッチアームが作動してトランスミッション側のディスククラッチが入切される。これと同時に、前記連結ロッド53が前記クラッチカム40にも連繋されている(図6及び図7参照)。このため、このクラッチペダル21を踏込むと、トランスミッション側のディスククラッチが切断されると共に、クラッチカム40が回動支点41を中心として図6の反時計方向に回動し、前述した経路でテンションクラッチCも切断されるなお、図8において、前記回動軸52には、これと一体的に牽制部材54が固定され、この牽制部材54が、クラッチレバー20側の牽制部材55の移動路上に出退可能となっていて、クラッチペダル21の踏み込み操作(クラッチ切操作)でトランスミッション側のディスククラッチの切操作で前記牽制部材54が退避して、クラッチレバー20による前後進の切換え操作が可能となっている。しかし、クラッチペダル21を踏み込まなければ、前記牽制部材54が牽制部材55の移動路上に進出して、クラッチレバー20による前後進の切換え操作ができないようになっている。 【0031】次いで、図9〜図11に示すように、運転操作部には、機体進行方向に対し略々直交方向に延設されたレバーガイド80に沿い移動操作自在で、かつ機体の変速操作が可能な変速レバー81が設けられている。この変速レバー81を各操作位置に操作すると、それに応じてミッションケース16内のギヤ結合が変更されて機体の走行速度が変更されるようになっていて、ミッションケース16内のギヤ結合が解除される中立位置(N)、作業時の走行速度が得られる作業位置(F1 )、路上走行時の走行速度が得られる走行位置(F2 )、及び畦越時等における走行速度が得られる超低速位置(F0 )の各操作位置に夫々位置決め保持可能となっている。 【0032】そして、前記変速レバー81は、前記中立位置(N)に隣接して該中立位置(N)に対し機体左方側に作業位置(F1 )が配置され、また中立位置(N)に対し機体右方側に走行位置(F2 )が配置されていて、更に前記中立位置(N)に対し作業位置(F1 )の反対側(機体右方側)に超低速位置(F0 )が配置されている。 【0033】前記変速レバー81は、基端側にアーム部材82の一端が固定され、このアーム部材82は、中途部をミッションケース16に固定されたブラケット83に回動可能に軸着84されていて、アーム部材82の他端は、シフトシャフト85にピン86にて連結されている。このシフトシャフト85には、シフトアーム87が取り付けられていて、該シフトアーム87は、スプライン軸(O2 軸)89の軸方向に沿ってシフトギヤ88を摺動自在に該シフトギヤ88に係合されている。 【0034】そして、変速レバー81を、レバーガイド80に沿い機体の最も右方側に操作して超低速位置(F0 )に設定すると、シフトギヤ88が図10の位置に摺動して、該シフトギヤ88のギヤ88−1と変速軸(O3 )93の超低速ギヤ90とが噛み合い、また、変速レバー81を走行位置(F2 )に設定すると、シフトギヤ88のギヤ88−2と変速軸(O3 )93の走行ギヤ91とが噛み合い、更に、変速レバー81を中立位置(N)に設定すると、シフトギヤ88の各ギヤと変速軸(O3 )93の各ギヤとの噛み合いは解除され、更にまた、変速レバー81を作業位置(F1 )に設定すると、シフトギヤ88のギヤ88−3と変速軸(O3 )93の作業ギヤ92とが噛み合う。 【0035】次に、本実施の形態における作用について説明する。 【0036】変速レバー81は、中立位置(N)と作業位置(F1 )と走行位置(F2 )及び超低速位置(F0 )に夫々操作可能であって、かつレバーガイド80は機体進行方向と略々直交する方向に延設されていて、変速レバー81を中立位置(N)から左方(機体内方)に所定量操作すると作業位置(F1 )に位置決めされ、また、該中立位置(N)から右方(機体外方)に所定量操作すると走行位置(F2)に位置決めされ、更にこの走行位置(F2 )から右方(機体外方)に所定量操作すると超低速位置(F0 )に位置決めされるようになっているので、中立位置(N)に隣接して該中立位置(N)の左右側に作業位置(F1 )と走行位置(F2 )が配置されているので、これら作業位置(F1 )と走行位置(F2 )との変速レバー81による誤操作を防止することができる。 【0037】また、中立位置(N)を中心として、作業位置(F1 )の他方側に走行位置(F2 )と超低速位置(F0 )とを配置しているので、走行位置(F2 )に操作すべきところ、誤操作により超低速位置(F0 )に操作したとしても、機体の走行速度は超低速走行となるので安全である。しかも、超低速位置(F0 )を機体右方端に配置したことにより、畦越時等の超低速走行時にはオペレータは降車したまま変速レバー81を操作することができる。 【0038】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、変速レバーは、中立位置、作業位置、走行位置、超低速位置に夫々位置決め保持可能であると共に、中立位置に隣接して該中立位置の一方側と他方側に夫々作業位置と走行位置とを配置し、更に、中立位置に対し作業位置の他方側に超低速位置を配置したので、作業位置と走行位置及び超低速位置とが中立位置を挟んで配置されることにより、誤った速度で農作業を行うことを防止することができる。また、路上走行の走行位置に操作すべきところ、誤操作により超低速位置に操作したとしても、機体の走行速度は超低速走行となるので安全である。 【0039】請求項2記載の発明によれば、レバーガイドを機体進行方向と交差する方向に延設し、超低速位置を機体外側方に配置したことにより、畦越時等の超低速走行時には降車したまま操作レバーを操作することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月26日(1999.10.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082337 【弁理士】 【氏名又は名称】近島 一夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−120019(P2001−120019A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月8日(2001.5.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−304663 |
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