| 【発明の名称】 |
田植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹田 裕一
【氏名】中尾 敏夫
【氏名】小川 雄一
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| 【要約】 |
【課題】輸送または洗車などの簡略化、並びに送風抵抗の低減、並びに肥料搬送風の安定供給などを図る。
【解決手段】機体後部に施肥機(36)を装備させる田植機において、施肥機(36)の肥料繰出部(38)よりも前方で機体中央部に施肥用送風機(41)を設置させたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体後部に施肥機を装備させる田植機において、施肥機の肥料繰出部よりも前方で機体中央部に施肥用送風機を設置させたことを特徴とする田植機。 【請求項2】 施肥用送風機を運転席の下方に設置させたことを特徴とする請求項1に記載の田植機。 【請求項3】 施肥用送風機を本機ステップの内部に設置させたことを特徴とする請求項1に記載の田植機。 【請求項4】 肥料繰出部に接続させる施肥用送風機の送風管を出口側の断面が末広がり形に大きくなるように形成したことを特徴とする請求項1に記載の田植機。 【請求項5】 施肥用送風機の送風モータを吸込口及び吐出口よりも高位置に配設させたことを特徴とする請求項1に記載の田植機。 【請求項6】 施肥用送風機の吸込口を本機ステップの内部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の田植機。 【請求項7】 施肥用送風機の肥料搬送風吐出方向と肥料繰出部からの肥料搬送方向を一致させたことを特徴とする請求項1に記載の田植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業を行うと共に、植付条の側方に施肥を行う田植機に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、施肥ホッパ内の肥料を送風機の空気送給管からの送風によって搬送して施肥を行う技術がある。前記従来技術は、肥料繰出部の下側に前記空気送給管を左右長手方向に配設し、空気送給管と多条用の複数の肥料繰出部を接続させると共に、空気送給管の一側端に送風機を取付けるから、送風機が機外側に位置して障害物に衝突させ易いと共に、送風機を機体内方に収納して衝突を防ぐことにより、作業後の洗車時に送風機または空気送給管の接続開口から水が入り込み易く、送風機のモータが錆びたり、湿気によって肥料が固って詰る不具合がある。また、多条用の各肥料繰出部の送風圧力を均等にするには、大径の空気送給管を用いたり、送風機の送風量を多くする必要があり、肥料を搬送する送風構造の簡略化及び小型化並びに取扱い操作性の向上などを容易に図り得ない等の問題がある。 【0003】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、機体後部に施肥機を装備させる田植機において、施肥機の肥料繰出部よりも前方で機体中央部に施肥用送風機を設置させたもので、従来の機体外側設置構造のように機体内外に送風機を出入させる必要がなく、送風機の衝突防止または浸水防止を図ることなく輸送または洗車などを容易に行い得ると共に、両側の肥料繰出部と送風機の接続距離を短縮して送風抵抗の低減並びに肥料搬送風の安定供給などを容易に図り得るものである。 【0004】また、施肥用送風機を運転席の下方に設置させたもので、衝突等によって損傷させる不具合、雨水または洗車水が入り込む不具合、並びに運転席回りでの作業者の移動が制限される不具合などを容易になくし得、送風機取付け構造の簡略化並びに作業性向上などを容易に図り得るものである。 【0005】また、施肥用送風機を本機ステップの内部に設置させたもので、衝突等によって損傷させる不具合、雨水または洗車水が入り込む不具合、並びに運転席回りでの作業者の移動が制限される不具合などを容易になくし得、送風機取付け構造の簡略化並びに作業性向上などを容易に図り得るものである。 【0006】また、肥料繰出部に接続させる施肥用送風機の送風管を出口側の断面が末広がり形に大きくなるように形成したもので、前記送風管内部の送風抵抗を少なくして送風圧力損失を容易に低減し得、送風機の小型軽量化並びに肥料搬送風力の確保などを容易に図り得るものである。 【0007】また、施肥用送風機の送風モータを吸込口及び吐出口よりも高位置に配設させたもので、送風モータと送風ファンの間に放熱間隙を形成しても送風モータに浸水する不具合を容易になくし得、送風モータの空冷構造または防水構造などの簡略化を容易に図り得るものである。 【0008】また、施肥用送風機の吸込口を本機ステップの内部に設けたもので、吸込口の防水カバーとして本機ステップを兼用し得、雨天作業時または洗車時に吸込口に水が吸込まれる不具合を容易になくし得、雨天作業用の防水カバーを省略し得、取扱い操作性の向上などを容易に図り得るものである。 【0009】また、施肥用送風機の肥料搬送風吐出方向と肥料繰出部からの肥料搬送方向を一致させたもので、従来の肥料搬送風吐出方向が機体左右方向で肥料搬送方向が機体後向きに形成された構造に比べ、送風抵抗を少なくして送風圧力損失を容易に低減し得、送風効率の向上並びに送風動力の低減などを容易に図り得るものである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共に、前記ミッションケース(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共に、足掛台(11)を介して作業者が搭乗するステップである車体カバー(12)によって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。 【0011】また、図中(15)は6条植え用の苗載台(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。また前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。 【0012】また、図中(29)は主変速レバー、(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(31)は植付け感度設定器、(32)は主クラッチペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条分均平用サイドフロート、(36)は6条用の施肥機である。 【0013】さらに、図3、図4、図5、図6に示す如く、肥料を入れる施肥ホッパ(37)と、肥料を定量供給する肥料繰出部である肥料繰出ケース(38)と、フロート(34)(35)の側条作溝器(39)にフレキシブルパイプ製搬送ホース(40)を介して肥料を排出させるターボブロワー型送風機(41)と、中空形の肥料搬送空気送給用エアダクト(42)とを、前記施肥部(36)に備えると共に、運転席(13)前側に送風機(41)を取付け、6条分6組の肥料繰出ケース(38)…にエアダクト(42)を接続させている。 【0014】また、前記車体フレーム(3)後端の左右支柱(43)上端間に横架する水平フレーム(44)両側に左右ベースフレーム(45)(45)を取付け、前後方向に略水平に横架させる前記ベースフレーム(45)を介して施肥部(36)を設けると共に、ベースフレーム(45)後端部と車体フレーム(3)間にサイドステー(46)を連結させ、左右ベースフレーム(45)(45)に縦フレーム(47)を立設させて中央の受板(48)と左右の受板(49)を支持させるもので、中央及び左右受板(48)(49)の上部前側を丸パイプ形の前フレーム(50)で、また上部後側を四角パイプ形の後フレーム(51)で一体固定させて、前後フレーム(50)(51)に6組の繰出ケース(38)を固定支持させる。 【0015】さらに、前記繰出ケース(38)の上面前側の取入口(52)に前記ホッパ(37)の下部出口(53)を嵌着させると共に、前記繰出ケース(38)前面下側に取出口(54)を形成し、着脱自在なキャップ(55)によって取出口(54)を閉塞している。 【0016】また、前記繰出ケース(38)下面に底蓋(56)を着脱自在に固定させると共に、硬質合成樹脂製の前記底蓋(56)下面に出口(57)を形成するもので、前記エアダクト(42)に前端部を嵌着させる軟質合成樹脂製の接合パイプ(58)を備え、該パイプ(58)後端に硬質合成樹脂製のホースジョイント(59)前端を着脱自在に嵌着させると共に、前記ジョイント(59)後端に前記搬送ホース(40)を嵌着させ、前記送風機(41)の送風をエアダクト(42)からホースジョイント(59)及びホース(40)に吹出させ、底蓋(56)の出口(57)からジョイント(59)中間に落下する肥料を搬送ホース(40)に移動させるもので、T字形フランジを形成する前記ジョイント(59)中間に入口(60)を上向き開放に形成し、底蓋(56)の出口(57)に嵌合キャップ(61)を固定させ、該キャップ(61)を前記入口(60)の外壁に着脱自在に嵌着させ、出口(57)を入口(60)に接続させている。 【0017】さらに、取入口(62)を有する入口板(64)と、同一円周上に略四角形の複数の繰出口(65)…を有する繰出ロールである繰出板(66)と、排出口(67)を有する出口板(68)を備え、略円形平板製の前記各板(64)(66)(68)を繰出ケース(38)と底蓋(56)の間に多層状に配設させると共に、繰出ケース(38)に繰出軸(69)を略垂直に回転自在に軸支させ、各板(64)(66)(68)の中央部に繰出軸(69)下端側を貫通させ、各板(64)(66)(68)を下方に抜出し自在に繰出軸(69)に支持させ、各板(64)(66)(68)を繰出ケース(38)と底蓋(56)間に弾圧させるもので、入口板(64)と出口板(68)を繰出ケース(38)に係止させ、各板(64)(68)に対して繰出軸(69)を遊転させると共に、繰出板(66)を繰出軸(69)に係合軸支させ、繰出軸(69)によって繰出板(66)を強制的に回転させ、取入口(62)から繰出口(65)に入った肥料を排出口(67)に移動させて出口(57)方向に落下させるように構成している。また、前記繰出軸(69)にバネ製掻落し棒(70)を固定させ、底蓋(56)及び出口(57)の肥料を落下させる。 【0018】さらに、前記エンジン(2)出力を植付部(15)に伝達させるPTO軸(71)をミッションケース(4)から後方に延出させると共に、前記左支柱(43)に軸受ケース(72)を溶接またはボルト止め固定させ、軸受ケース(72)の入力軸(73)を前記PTO軸(71)中間にチェン(74)を介して連動連結させ、軸受ケース(72)の出力軸(75)後端部に1対のベベルギヤ(76)を介して繰出用駆動部材である縦駆動軸(77)を略垂直に連動連結させている。また、背面視で左側から2組目と3組目の繰出ケース(38)間に縦駆動軸(77)上端を臨ませ、前記繰出軸(69)に1対のベベルギヤ(78)を介し連動連結する左右方向に長手状の繰出入力軸(79)に、前記縦駆動軸(77)の上端を1対のベベルギヤ(80)を介して連動連結させる。そして、前記PTO軸(71)の回転によって入力軸(79)を介して繰出軸(69)を回転させて肥料の繰出しを行うように構成している。また、前記縦駆動軸(77)の中間に無段変速機構であるリングコーン無段変速機(81)を介設させ、前記繰出軸(69)の回転を無段変速させ、繰出ケース(38)から繰出される肥料の繰出量を調節するように構成している。 【0019】さらに、図2、図6、図7に示す如く、送風ファン(82)を内設させるファンケース(83)と、前記送風ファン(82)を駆動する電動送風モータ(84)を、前記送風機(41)に備えるもので、前記運転席(13)下方の車体カバー(12)内部に補助車体フレーム(85)を介してファンケース(83)を固定させ、ファンケース(83)上面に送風モータ(84)を取付け、ファンケース(83)下面に吸込口(86)を下向きに開口させ、ファンケース(83)後面に吐出口(87)を形成し、前記エアダクト(42)を吐出口(87)に接続させ、運転席(13)後方の車体カバー(12)上面のスペースを利用してエアダクト(42)を施肥機(36)全幅に末広がり形に延設させる。 【0020】また、前後フレーム(50)(51)と同様に前記受板(48)(49)に四角パイプ形の下フレーム(88)を一体固定させ、下フレーム(88)に係合板(89)を着脱自在にボルト止め固定させ、係合板(89)の下向き開口ノッチ(90)にホースジョイント(59)を下方から係入させて着脱自在にボルト止め固定させ、下フレーム(88)から係合板(89)を取外す操作、または係合板(89)からホースジョイント(59)を取外す操作のいずれかにより、エアダクト(42)から接合パイプ(58)を抜取ってホースジョイント(59)を底蓋(56)から離反させ、底蓋(56)を取外して繰出ケース(38)の掃除などを行うように構成している。 【0021】また、走行車(1)の左右幅中央で運転席(13)下方の車体カバー(12)内部に送風機(41)を配設させ、上下幅を略均一形成するエアダクト(42)前部の吐出口(87)連結部に対し、接合パイプ(58)を接続させるエアダクト(42)後部を平面視で末広がり形に形成し、エアダクト(42)の前側に対して後側の断面積を連続的に大きく形成し、エアダクト(42)の管内空気抵抗を全体が同一大きさのものに比べて小さくし、6条分の各搬送ホース(40)への送風量が略等しくなるように構成している。さらに、送風機(41)によるエアダクト(42)の送風方向と、搬送ホース(40)の肥料搬送方向を略一致させ、ホースジョイント(59)を介して分岐ホース(42)と搬送ホース(40)を一直線形に接続させ、送風機(41)の吐出口(87)乃至ホースジョイント(59)間の送風圧力損失の低減を図ると共に、車体カバー(12)によって送風機(41)上面側を遮閉させ、雨天作業時または洗車時にファンケース(83)内に水が入るのを防いでいる。 【0022】また、前記エアダクト(42)の末広がり後部両側に開閉自在な蓋(91)を取付け、蓋(91)を取外してエアダクト(42)内部の掃除を行うと共に、車体フレーム(3)に固定させたミッションケース(4)上面に向けて吸込口(86)を開口させ、吸込口(86)開口部下方をミッションケース(4)によって遮閉させ、吸込口(86)からファンケース(83)内部に水または泥土が入るのを防いでいる。 【0023】上記から明らかなように、機体後部に施肥機(36)を装備させる田植機において、施肥機(36)の肥料繰出部である肥料繰出ケース(38)よりも前方で機体中央部に施肥用送風機(41)を設置させ、従来の機体外側設置構造のように機体内外に送風機(41)を出入させる必要がなく、送風機(41)の衝突防止または浸水防止を図ることなく輸送または洗車などを行えると共に、両側の肥料繰出ケース(38)と送風機(41)の接続距離を短縮して送風抵抗の低減並びに肥料搬送風の安定供給などを図るもので、施肥用送風機(41)を運転席(13)の下方に設置させ、衝突等によって損傷させる不具合、雨水または洗車水が入り込む不具合、並びに運転席(13)回りでの作業者の移動が制限される不具合などをなくし、送風機(41)取付け構造の簡略化並びに作業性向上などを図る。 【0024】また、施肥用送風機(41)を本機ステップである車体カバー(12)の内部に設置させ、衝突等によって損傷させる不具合、雨水または洗車水が入り込む不具合、並びに運転席(13)回りでの作業者の移動が制限される不具合などをなくし、送風機(41)取付け構造の簡略化並びに作業性向上などを図ると共に、肥料繰出ケース(38)に接続させる施肥用送風機(41)の送風管であるエアダクト(42)を出口側の断面が末広がり形に大きくなるように形成し、前記エアダクト(42)内部の送風抵抗を少なくして送風圧力損失を低減し、送風機(41)の小型軽量化並びに肥料搬送風力の確保などを図る。 【0025】また、施肥用送風機(41)の送風モータ(84)を吸込口(86)及び吐出口(87)よりも高位置に配設させ、送風モータ(84)と送風ファン(82)の間に放熱間隙を形成しても送風モータ(84)に浸水する不具合がなくなり、送風モータ(84)の空冷構造または防水構造などの簡略化を図れると共に、施肥用送風機(41)の吸込口(86)を車体カバー(12)下面側の内部に設け、吸込口(86)の防水カバーとして車体カバー(12)を兼用し、雨天作業時または洗車時に吸込口(86)に水が吸込まれる不具合をなくし、雨天作業用の防水カバーを省略し、取扱い操作性の向上などを図る。また、施肥用送風機(41)の肥料搬送風吐出方向と肥料繰出ケース(38)からの肥料搬送方向を一致させ、従来の肥料搬送風吐出方向が機体左右方向で肥料搬送方向が機体後向きに形成された構造に比べ、送風抵抗を少なくして送風圧力損失を低減し、送風効率の向上並びに送風動力の低減などを図る。 【0026】さらに、図8、図9に示す如く、前記車体フレーム(3)上面と運転席(13)下面の間に送風機(41)を縦形に略垂直に設け、平面視で二等辺三角形状のエアダクト(42)の頂角部に送風機(41)の吐出口(87)を接続させ、エアダクト(42)の底辺部に6条分の肥料繰出ケース(38)を配置させて各ホースジョイント(59)を接続させるもので、エアダクト(42)の容積を図4及び図7のものよりも大きく形成し、6条分の肥料搬送ホース(40)の送風圧力を略均等に保つと共に、エアダクト(42)全体を側面視で前低後高に傾斜させ、エアダクト(42)の末広がり後側内部に肥料または埃が留まるのを防いでいる。 【0027】さらに、図10、図11に示す如く、運転席(13)後側の車体カバー(12)上面に送風機(41)を設置させ、平面視山形に配置させる左右の送風管形エアダクト(42)に6条分の肥料繰出ケース(38)を配設させるもので、6条分のエアダクト(42)の中間に送風機(41)を設け、側面視で前高後低にエアダクト(42)を傾斜させ、エアダクト(42)前部高位置に送風機(41)を接続させ、エアダクト(42)後部低位置に前高後低のホースジョイント(59)を介して搬送ホース(40)を設け、送風機(41)の吐出口(87)乃至搬送ホース(40)を側面視で略一直線形に接続させ、搬送ホース(40)に至る送風損失を低減させる。また、図12のように、ファンケース(83)に左右吐出口(87)を形成して左右エアダクト(42)を接続させたり、図13のように、ファンケース(83)の吐出口(87)に対向させてエアダクト(42)内部に左右分配用突条形仕切(42a)を形成し、6条分のエアダクト(42)を左右3条に中央部で分割し、吐出口(87)に近い中央寄りの搬送ホース(40)と離れた側方の搬送ホース(40)の送風圧力差を従来の単一エアダクト構造よりも小さくし、6条の各肥料搬送用送風圧力を均等にし、かつ送風損失を低減して送風機の小型化を図る。 【0028】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、機体後部に施肥機(36)を装備させる田植機において、施肥機(36)の肥料繰出部(38)よりも前方で機体中央部に施肥用送風機(41)を設置させたもので、従来の機体外側設置構造のように機体内外に送風機(41)を出入させる必要がなく、送風機(41)の衝突防止または浸水防止を図ることなく輸送または洗車などを容易に行うことができると共に、両側の肥料繰出部(38)と送風機(41)の接続距離を短縮して送風抵抗の低減並びに肥料搬送風の安定供給などを容易に図ることができるものである。 【0029】また、施肥用送風機(41)を運転席(13)の下方に設置させたもので、衝突等によって損傷させる不具合、雨水または洗車水が入り込む不具合、並びに運転席(13)回りでの作業者の移動が制限される不具合などを容易になくすことができ、送風機(41)取付け構造の簡略化並びに作業性向上などを容易に図ることができるものである。 【0030】また、施肥用送風機(41)を本機ステップ(12)の内部に設置させたもので、衝突等によって損傷させる不具合、雨水または洗車水が入り込む不具合、並びに運転席(13)回りでの作業者の移動が制限される不具合などを容易になくすことができ、送風機(41)取付け構造の簡略化並びに作業性向上などを容易に図ることができるものである。 【0031】また、肥料繰出部(38)に接続させる施肥用送風機(41)の送風管(42)を出口側の断面が末広がり形に大きくなるように形成したもので、前記送風管(42)内部の送風抵抗を少なくして送風圧力損失を容易に低減でき、送風機(41)の小型軽量化並びに肥料搬送風力の確保などを容易に図ることができるものである。 【0032】また、施肥用送風機(41)の送風モータ(84)を吸込口(86)及び吐出口(87)よりも高位置に配設させたもので、送風モータ(84)と送風ファン(82)の間に放熱間隙を形成しても送風モータ(84)に浸水する不具合を容易になくすことができ、送風モータ(84)の空冷構造または防水構造などの簡略化を容易に図ることができるものである。 【0033】また、施肥用送風機(41)の吸込口(86)を本機ステップ(12)の内部に設けたもので、吸込口(86)の防水カバーとして本機ステップ(12)を兼用でき、雨天作業時または洗車時に吸込口(86)に水が吸込まれる不具合を容易になくすことができ、雨天作業用の防水カバーを省略でき、取扱い操作性の向上などを容易に図ることができるものである。 【0034】また、施肥用送風機(41)の肥料搬送風吐出方向と肥料繰出部(38)からの肥料搬送方向を一致させたもので、従来の肥料搬送風吐出方向が機体左右方向で肥料搬送方向が機体後向きに形成された構造に比べ、送風抵抗を少なくして送風圧力損失を容易に低減でき、送風効率の向上並びに送風動力の低減などを容易に図ることができるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月9日(1999.7.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062270 【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開2001−16939(P2001−16939A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月23日(2001.1.23) |
| 【出願番号】 |
特願平11−195155 |
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