| 【発明の名称】 |
田植機の苗植付装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】牧原 邦充
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| 【要約】 |
【課題】苗載せ台を合理的な位置で分割して楽な操作で横幅方向での寸法の縮小を図り得る田植機の苗植付装置を構成する。
【解決手段】苗載せ台22を一方の移動端に設定し、主苗載せ台22Mから分離苗載せ台22Sを分離した後、分離苗載せ台22を分離方向に移動させることで、分離苗載せ台22Sの反苗載せ面に対して一端が連結された補助アーム77の他方の端部が苗植付装置Aのフレーム46に連係し、この補助アーム77の揺動によって分離苗載せ台22Sを主苗載せ台22Mの苗載せ面側の格納部に案内できるよう構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数条の苗載せ面が形成された傾斜姿勢の苗載せ台と、夫々の苗載せ面に載置された苗の下端から苗を切り出して圃場面に移植する複数の植付機構と、苗載せ台を横方向に移動自在に支持する摺動レールと、この摺動レールに沿って苗載せ台を往復移動させる横送り機構とを備えて成る田植機の苗植付装置であって、前記苗載せ台が、苗載せ台の端部位置の分離苗載せ台と、この分離苗載せ台が連結する主苗載せ台とで構成されると共に、これらの連結と分離との切換を行う連結手段を備え、この連結手段の連結解除によって分離した分離苗載せ台を主苗載せ台の苗載せ面の側に形成された格納部まで案内する補助アームが、必要に応じて分離苗載せ台と苗植付装置のフレームとに連係できるよう構成されている田植機の苗植付装置。 【請求項2】 前記補助アームが、分離苗載せ台に対して一方の端部が連結され、他方の端部が苗植付装置のフレームに対して連結及び分離自在に構成されている請求項1記載の田植機の苗植付装置。 【請求項3】 前記補助アームが、苗植付装置のフレームに対して一方の端部が連結され、他方の端部が分離苗載せ台に対して連結及び分離自在に構成されている請求項1記載の田植機の苗植付装置。 【請求項4】 前記補助アームの前記他方の端部が連結状態にある場合に、フレーム側の端部を中心にした補助アームの揺動によって、揺動端側に連結した分離苗載せ台を前記格納部まで案内するよう構成されている請求項2又は3記載の田植機の苗植付装置。 【請求項5】 前記苗載せ台を横方向の移動端、あるいは、この移動端の近傍位置に達した場合にのみ、前記補助アームの連係が許されるよう構成されている請求項1記載の田植機の苗植付装置。 【請求項6】 前記苗載せ台を横方向の移動端、あるいは、この移動端の近傍位置に設定した状態で、主苗載せ台から前記分離苗載せ台を分離し、このように分離した分離苗載せ台を前記摺動レールに沿って主苗載せ台から離間する側に引き操作した場合にのみ、補助アームを分離苗載せ台と苗植付装置のフレームとに連係させる自動連係機構を備えている請求項1記載の田植機の苗植付装置。 【請求項7】 前記補助アームが、前記苗載せ台の反苗載せ面の側に配置されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の田植機の苗植付装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数条の苗載せ面が形成された傾斜姿勢の苗載せ台と、夫々の苗載せ面に載置された苗の下端から苗を切り出して圃場面に移植する複数の植付機構と、苗載せ台を横方向に移動自在に支持する摺動レールと、この摺動レールに沿って苗載せ台を往復移動させる横送り機構とを備えて成る田植機の苗植付装置に関し、詳しくは、トラックでの運搬時や格納時において苗載せ台の横方向での寸法を縮小する技術に関する。 【0002】 【従来の技術】上記のように構成された苗植付装置として特開平10‐33033号公報に示されるものが存在し、この従来例では、苗載せ台が中央位置の苗載せ部と、この両端の苗載せ部とで構成されると共に、夫々の苗載せ部をロック機構によって連結する状態と、このロック機構による連結を解除して分離する状態とに切換自在に構成され、トラックで運搬する場合には、ロック機構による連結を解除して両端の苗載せ部を分離し、このように分離した苗載せ部を、中央位置の苗載せ部の両側部の苗載せ面の側に乗せ付ける状態に支持することで苗載せ台の横幅方向での寸法を縮小し得るものとなっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】苗載せ台の横幅方向での寸法の縮小を図る場合に、従来の技術のように苗載せ台の両端部を分離するものでは、中央の苗載せ部に対して両端の2箇所にロック機構を備え、両端の苗載せ部を着脱自在に構成する必要から構造が複雑化しやすい。そこで、苗載せ台の一方の端部だけを分離自在に構成し、この分離自在に構成された側の端部に苗載せ台を移動させた状態で、苗載せ台の端部を分離することで従来の技術と同様に苗載せ台の横幅方向での寸法の縮小を可能にすると同時に、構造の簡素化を図ることも考えられている。しかし、分離した苗載せ台を乗せ付ける場合には、分離した苗載せ台を作業者が持ち上げた状態で予め設定された乗せ付け位置まで移動させてセットすることになるので、重く扱い難いばかりでなく、乗せ付け位置へのセットに手間取ることも多く、苗載せ台を合理的な位置で分離して横幅方向での寸法の縮小を図り得る構造が望まれている。本発明の目的は、苗載せ台を合理的な位置で分割して楽な操作で横幅方向での寸法の縮小を図り得る田植機の苗植付装置を構成する点にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請求項1)は複数条の苗載せ面が形成された傾斜姿勢の苗載せ台と、夫々の苗載せ面に載置された苗の下端から苗を切り出して圃場面に移植する複数の植付機構と、苗載せ台を横方向に移動自在に支持する摺動レールと、この摺動レールに沿って苗載せ台を往復移動させる横送り機構とを備えて成る田植機の苗植付装置において、前記苗載せ台が、苗載せ台の端部位置の分離苗載せ台と、この分離苗載せ台が連結する主苗載せ台とで構成されると共に、これらの連結と分離との切換を行う連結手段を備え、この連結手段の連結解除によって分離した分離苗載せ台を主苗載せ台の苗載せ面の側に形成された格納部まで案内する補助アームが、必要に応じて分離苗載せ台と苗植付装置のフレームとに連係できるよう構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 【0005】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項1において、前記補助アームが、分離苗載せ台に対して一方の端部が連結され、他方の端部が苗植付装置のフレームに対して連結及び分離自在に構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 【0006】本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項1において、前記補助アームが、苗植付装置のフレームに対して一方の端部が連結され、他方の端部が分離苗載せ台に対して連結及び分離自在に構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 【0007】本発明の第4の特徴(請求項4)は請求項2又は3において、前記補助アームの前記他方の端部が連結状態にある場合に、フレーム側の端部を中心にした補助アームの揺動によって、揺動端側に連結した分離苗載せ台を前記格納部まで案内するよう構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 【0008】本発明の第5の特徴(請求項5)は請求項1において、前記苗載せ台を横方向の移動端、あるいは、この移動端の近傍位置に達した場合にのみ、前記補助アームの連係が許されるよう構成されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 【0009】本発明の第6の特徴(請求項6)は請求項1において、前記苗載せ台を横方向の移動端、あるいは、この移動端の近傍位置に設定した状態で、主苗載せ台から前記分離苗載せ台を分離し、このように分離した分離苗載せ台を前記摺動レールに沿って主苗載せ台から離間する側に引き操作した場合にのみ、補助アームを分離苗載せ台と苗植付装置のフレームとに連係させる自動連係機構を備えている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 【0010】本発明の第7の特徴(請求項7)は請求項1〜6いずれか1項において、前記補助アームが、前記苗載せ台の反苗載せ面の側に配置されている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 【0011】〔作用〕 【0012】上記第1の特徴によると、連結手段の連結解除によって分離苗載せ台を主苗載せ台から分離して、この分離苗載せ台を格納部にセットする場合には、補助アームを分離苗載せ台と苗植付装置のフレームとに亘って連係することにより、この補助アームで分離苗載せ台を格納部まで案内することが可能となり、従来例のように分離苗載せ台を分離状態で持ち上げる操作を行う必要がないばかりか、補助アームが案内する方向に分離苗載せ台を移動するだけで分離苗載せ台を格納部の適正な位置まで送ることが可能となる。特に、補助アームの一端を苗植付装置のフレームに連係するので、例えば、補助アームの一端を主苗載せ台に連係するものと比較して強固な支持が可能となって分離苗載せ台を安定して高い精度で案内できるものとなる。 【0013】上記第2の特徴によると、補助アームの一方の端部が分離苗載せ台の側に連結されているので、分離苗載せ台を格納部にセットする場合には、補助アームの他方の端部を苗植付装置のフレームに連係するだけで済み、この連係のための構造も単一で済むものとなる。 【0014】上記第3の特徴によると、補助アームの一方の端部が苗植付装置のフレームに連結されているので、分離苗載せ台を格納部にセットする場合には、補助アームの他方の端部を分離苗載せ台に連係するだけで済み、この連係のための構造も単一で済むものとなる。 【0015】上記第4の特徴によると、補助アームを連係状態に設定した場合には、フレーム側の端部を中心とした補助アームの揺動によって揺動端に連係した分離苗載せ台を円弧状の軌跡に従って案内するものとなり、強固なフレームを基準とした単純な作動形態で分離苗載せ台を格納部にセットできるものとなる。 【0016】上記第5の特徴によると、苗載せ台が移動端位置、あるいは、移動端の近傍の位置に達した場合にのみ、補助アームを分離苗載せ台と苗植付装置のフレームとに亘って連係することが許されるので、苗載せ台を誤った位置にセットして連係を行う如き不都合が回避して、苗載せ台を適正な位置に設定した状態で、端部側の苗載せ台を分離、格納することを可能にし、又、苗載せ台のうち一方に寄せた側を分離するので、従来例のように両端を分離しないで済む。 【0017】上記第6の特徴によると、苗載せ台を横方向の移動端、あるいは、この移動端の近傍位置に設定した状態で、分離苗載せ台を主苗載せ台から分離して摺動レールに沿って主苗載せ台から離間する方向に操作した場合にのみ、自動連係機構が補助アームを分離苗載せ台と苗植付装置のフレームとに亘って連係するので、苗載せ台を誤った位置にセットした状態で分離苗載せ台の格納操作を行うことが不可能であるばかりか、補助アームの自動的な連係によって作業者が連係を手動で行うことの手間を解消できるものとなる。 【0018】上記第7の特徴によると、補助アームを苗載せ台の反苗載せ面に配置することで、苗載せ台に対する苗の載置の妨げになることがなく、又、苗植付装置のフレームに対する連係も容易に行えるものとなる。 【0019】〔発明の効果〕従って、苗載せ台を分割して補助アームを介して分離苗載せ台を案内すると云う楽な操作で横幅方向での寸法の縮小を図り得る田植機の苗植付装置が合理的に構成されたのである(請求項1)。又、複雑化を招来することなく補助アームの連係を容易に行えるものとなり(請求項2、3)、簡単で部品数の少ない構造でありながら苗載せ台を合理的な位置で分割して分離苗載せ台を格納部に精度高くセットできるものとなり(請求項4)、苗載せ台の横幅を縮小する際には苗載せ台を必然的に適正な位置にセットして補助アームを利用した縮小操作を行えるものとなり(請求項5)、苗載せ台の横幅を縮小する際には苗載せ台を適正な位置にセットして、縮小を行うための操作を開始するだけで自動的に補助アームを連係状態に切換え、この補助アームを利用した縮小操作を行えるものとなり(請求項6)、補助アームが苗植付作業の妨げにならず、最短距離で苗植付装置のフレームと補助苗載せ台とを連係する位置に配置できるものとなった(請求項7)。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、ステアリング操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2を備えた走行機体の前部にエンジン3を搭載すると共に、この走行機体の前部にエンジン3からの動力が伝えられる静油圧式の無段変速装置H、この無段変速装置Hからの動力が伝えられる前部位置のミッションケース4、及び、このミッションケース4からの動力が伝えられる後部位置の後車軸ケース5夫々を配置し、又、走行機体の中央部にステアリングハンドル6と運転座席7とを配置し、走行機体の後端部に対しリフトシリンダ8で駆動昇降操作される平行4連型のリンク機構Lを介して8条植用の苗植付装置Aを連結し、又、走行機体の後部に施肥装置Bを備えて水田作業機としての田植機を構成する。 【0021】前記ミッションケース4には左右の前車輪1,1に動力を伝える差動機構(図示せず)と、単位走行距離に対する苗植付装置Aの苗植付作動回数を設定する株間変速機構(図示せず)とを内蔵すると共に、このミッションケース4から苗植付装置Aに対する動力の伝動と遮断とを行う植付クラッチCとを内蔵している。又、前記後車軸ケース5には左右の後車輪2,2に動力を伝える伝動機構(図示せず・差動機構は備えていない)を内蔵している。 【0022】運転座席7の前方のメータパネル部の左側部に前記無段変速装置Hを変速操作する主変速レバー9を配置し、運転座席7の左側部に前記ミッションケース内のギヤ式の副変速装置(図示せず)を変速操作する副変速レバー10を配置し、運転座席8の右側部に苗植付装置Aの昇降制御と植付クラッチCの制御とを行う昇降レバー11を配置し、ステアリングハンドル7の近傍位置に強制昇降レバー12を配置してある。尚、昇降レバー11は苗植付装置Aの昇降制御と、植付クラッチCの入り切りの制御とを行い、又、強制昇降レバー12は接地状態にある苗植付装置Aを上限まで強制的に上昇させる制御と、この強制上昇と連動して植付クラッチCを切る制御と、この強制上昇制御で上昇状態にある苗植付装置Aを接地レベルまで強制的に下降させる制御とを行うものとなっており、植付クラッチCは図34に示す如く電動モータCMの駆動力で入り切り制御されるよう構成されている。 【0023】図1〜図6に示すように、前記リンク機構Lは左右一対のトップリンク15と左右一対のロアーリンク16と、後端の縦リンク17とで構成され、この縦リンク17の下端部に対して、苗植付装置Aの伝動ケース18が前後向き姿勢のローリング軸芯X周りでローリング自在に連結されている。又、伝動ケース18に対して走行機体3からの動力が伝えられる伝動軸19が形成され、苗植付装置Aはこの伝動ケース18と、この伝動ケース18に連結する横長姿勢の角パイプ状のツールフレーム20と、このツールフレーム20に前端が連結固定され、前記伝動ケース18からの動力が分岐して伝えられる4つのチェーンケース21と、夫々のチェーンケース21の後部の左右位置に配置された8条分の植付機構Dと、マット状苗Wを載置する傾斜姿勢の苗載せ台22と、5つの整地フロート23とを備えている。尚、この5つの整地フロート23のうち左右方向での中央位置のもの23Cは圃場面Sに追従して苗植付装置Aの昇降制御を行う際のセンサフロートとして使用される。 【0024】前記施肥装置Bは、粒状や粉状の肥料を貯留するホッパー26を備えると共に、このホッパー26からの肥料を繰出す8条分の繰り出し機構27と、繰出し機構27から繰り出された肥料を風圧で送るようブロアモータ28Mで駆動される送風ブロア28と、この送風ブロア28からの送風作用によって肥料が送られる8本の施肥ホース29と、これらの施肥ホース29からの肥料を圃場面S下に送り込むよう前記5つの整地フロート23に支持された8つの作溝器30とを備えて構成されている。 【0025】図7、図8、図12に示すように植付機構Dは、前記チェーンケース21からの動力で横向き姿勢の軸芯周りで回転するロータリケース33と、このロータリケース33に一対ずつ取付けられた植付アーム34と、夫々の植付アーム34に備えた植付爪35とを有し、植付作業時には苗載せ台22に載置したマット状苗Wの下端から植付爪35が苗を切り出して圃場面Sに移植する作動を行うよう構成されている。又、夫々のチェーンケース21の後端部に畦際クラッチEを内蔵し、この畦際クラッチEの切り操作によって左右一対のロータリケース33への伝動を遮断して、2条の植付を停止し得るものとなっている。図5、図6に示すように、前記伝動ケース18の左側面には、螺旋溝37Sが形成された螺軸37をゴム製の蛇腹で覆う状態で、かつ、横向き姿勢の軸芯周りで突設してあり、この螺軸37の螺旋溝37Sに係入するコマ部材38をホルダー39を介して苗載せ台22の反苗載せ面の側に固設することで横送り機構Fを構成してあり、この横送り機構Fによって苗載せ台22を横方向に往復作動させるものとなっている。又、前記伝動ケース18の右側面には横向き姿勢の軸芯周りで回転自在に駆動軸41を配置し、この駆動軸41に対し前記螺軸37による苗載せ台22の往復移動ストロークに等しい間隔で一対の駆動アーム42,42を備えている。 【0026】図2、図3に示すように、前記チェーンケース21の上面に横長姿勢の摺動レール43を備え、苗載せ台22の反苗載せ面の側に上下方向の中央位置に横長姿勢のガイドレール44を備え、前記ツールフレーム20の両端部に立設した左右の支柱45、45同士に亘って横長姿勢のパイプフレーム46を備え、前記苗載せ台下面の案内シュー47(図21を参照)を摺動レール43に載置すると同時に、図7〜図11に示すように、パイプフレーム46に備えた複数のガイドローラ48をガイドレール44に係入することで、摺動レール43とガイドレール44とによって苗載せ台22を左右方向に移動自在に支持している。尚、ツールフレーム20の両端位置には摺動レール43の左右外端に張り出す形状の丸パイプ製の保護フレーム49を備えている。 【0027】図3、図4に示すように、縦リンク17の上端位置と苗載せ台22との間にバランスバネ51を介装すると共に、この縦リンク17の上端に備えたローリングモータ52の駆動力でネジ式に横方向に作動するロッド53の両端と前記パイプフレーム46との間にローリングバネ54を介装することでローリングモータ52の駆動力で苗植付装置Aをローリング作動させるローリング作動系を構成してある。そして、この構成によって苗載せ台Aが左右にスライド作動して左右の重量バランスが崩れる場合にもバランスバネ51の付勢力によって苗植付装置Aの姿勢を大きく崩すことがなく、又、走行機体が左右方向に傾斜した際にはローリングモータ52の駆動力でロッド53を作動させローリングバネ54を介して苗植付装置Aのローリング姿勢を修正することによって、該苗植付装置Aを圃場面Sに追従する姿勢に維持できるものとなっている。 【0028】図2、図3、図18、図19に示すように、苗載せ台22には縦壁22Aを境界位置に配置した8つの苗載せ面22Bが備えられると共に、夫々の苗載せ面22Bにはマット状苗Wの浮き上がりを阻止するよう複数の苗ステー58と、マット条苗Wを下方に送る縦送り機構Gと、縦壁22Aに内装する状態の苗残量センサTとを備えている。苗ステー58は上部位置の支柱体59と下部位置の支持プレート60との間に亘って支持されている。図16、図21、図22、図23に示すように、苗載せ台22の下部に横向き姿勢の軸芯周り周りで回動自在に断面形状六角の縦送り軸61を備え、前記縦送り機構Gは縦送り軸61に外嵌する下部ローラ62と、この上方に配置された上部ローラ63と、これらに巻回した縦送りベルト64とで構成されている(同図に示すように1条の苗載せ面22Bに対して左右一対の縦送りベルト64が配置されている)。又、縦送り軸61には前記左右一対の駆動アーム42、42に接当する被操作アーム65と、この被操作アーム65からの駆動力を縦送り軸61に伝える一方向クラッチ66とを備え、縦送り軸61からの回転動力を隣接する2条の縦送り機構G、Gに対して伝えるようレバー67を介して操作される縦送りクラッチJを隣接する下部ローラ62の間に備えている。又、苗残量センサTは、苗載せ台22に載置されたマット状苗Wに接当するよう突出付勢された接当片68と、この接当片68の姿勢から苗Wの存否を判別するリミットスイッチ69とで構成されている。 【0029】尚、前記整地フロート23は後部位置の横向き姿勢の軸芯周りでの揺動によって、その前端部が上下に変位するよう支持され、この整地フロート23うち左右方向での中央位置のフロート23Cの揺動姿勢から苗植付装置Aと圃場面Sとの上下方向での相対距離を計測する検出系を備え、この検出系からの検出結果を目標値に維持するよう前記リフトシリンダ8を制御する昇降制御手段(図示せず)を備えている。又、図3に示すように、苗植付装置Aの前面側にはレバーガイド71に係合支持される状態で苗取り量調節レバー72と植付深さ調節レバー73が備えられ、これらのレバー72、73のうち苗取り調節レバー72は上下方向に操作することで摺動レール43を上下方向に変位させて植付爪35の作動軌跡と摺動レール43の相対位置の変化から苗の取り出し量を調節できるものとなり、又、植付深さレバー73は上下に調節することで整地フロート23の後端位置を上下に変位させることで植付爪35の作動軌跡と圃場面Sとの相対位置の変化から植付爪35が圃場面Sに対して苗を挿入する深さを調節できるものとなっている。 【0030】このように構成されたので、苗の移植を行う場合には苗取り量と植付深さとを必要な値に設定した状態で、圃場面Sに追従して苗植付装置Aの昇降を行う制御状態で前記植付クラッチCを入り操作することにより、横送り機構Fからの駆動力で苗載せ台22を摺動レール43に沿って横方向に送りながら、苗載せ台22に載置したマット状苗Wの下端の苗を植付爪35が横方向に順次切り出して圃場面Sに移植すると共に、苗載せ台22が横移動方向の端部に達すると駆動アーム42に対する被操作アーム65との接当で縦送り軸61を設定量だけ回転させて夫々の縦送り機構Gを作動させてマット状苗Wを下方に送るものとなっている。そして、苗の植付条数を減ずる場合には、前記畦際クラッチEと縦送りクラッチJとに連係する4つの畦際クラッチレバー74(図1を参照)の何れかを選択して切り操作することで植付条の2条単位の植付を停止できるものとなっている。 【0031】この苗植付装置Aでは、苗載せ台22のうち前記被操作アーム65と反対側の端部の2条の苗載せ面部分を分離苗載せ台22Sに設定し、残りの6条の苗載せ面部分を主苗載せ台22Mに設定し、この主苗載せ台22Mに対して分離苗載せ台22Sを連結手段Kを介して連結及び分離自在に構成すると共に、主苗載せ台22Mの分離苗載せ台22Sの側の端部位置の苗載せ面22Bの側に分離苗載せ台22Sを支持する格納部Pを形成し、又、連結手段Kの連結解除によって分離された分離苗載せ台22Sを格納部Pまで案内する補助アーム77を備えている。 【0032】つまり、前記ガイドレール44は主苗載せ台22Mと分離苗載せ台22Sとに対応した寸法に予め分割され、図22、図23に示すように、前記縦送り軸61は主苗載せ台22Mと分離苗載せ台22Sとに対応した寸法に予め分割されると共に、分割面の位置には分離苗載せ台22S側の縦送り軸61の端部に外嵌して一体回転するブッシュ78を主苗載せ台22M側の縦送り軸61に対してスライド移動自在に外嵌し、かつ、バネ79で突出方向に付勢して成るジョイントを備えている。苗ステー58は主苗載せ台22Mの6条分のものと、分離苗載せ台22Sの2条分のものとが形成され、前記苗残量センサTのうち分割面に位置するものは、図16、図18に示すように、主苗載せ台22M側に取り付けた支持プレート80を介して備えられている。 【0033】前記連結手段Kは、図13〜図19に示すように、主苗載せ台22Mの端部に固設されたナット81と、分離苗載せ台22Sに横方向に貫通するノブ82N付きのネジ軸82とで構成された上下一対のロックネジと、図11、図12に示すように、揺動操作によって基端部の挟圧部材83Aが分離苗載せ台22S側の縦壁22Aと主苗載せ台22M側の縦壁22Aとを挟圧して連結する状態と、この挟圧状態を解除する状態とに切換自在な挟圧部83Aを備えた3つのロックレバー83とで成っている。又、下部のノブ82Nの位置を前記摺動レール43の上面近傍位置に配置することで、苗載せ台22が分離苗載せ台22Sの側のストロークエンドに達した際にのみ摺動レール43に妨げられることなく回動操作を行えるものとなっている(図16を参照)。更に、主苗載せ台22Mと分離苗載せ台22Sとの分割面の下部位置には、図22に示すように、主苗載せ台22Mの側に軸85周りで揺動によって分離苗載せ台22Sの被係合部86に係合する揺動片87をバネ88の付勢力で係合方向に付勢して備えてあり、この揺動片87は苗載せ台22全体が分離苗載せ台22S側の端部に達した際に摺動レール43に備えた接当片89との接当によりバネ88の付勢力に抗して係合解除方向に揺動作動するよう構成されている。又、図17に示すように、上方のロックネジを構成するナット81の近傍位置に主苗載せ台22Mの側にと分離苗載せ台22Sが分離したこと検出するリミットスイッチ型の分離センサ90を備えている。尚、この分離センサ90は主苗載せ台22Mの構成部材にセンサ本体が支持され、このセンサ本体から突出する接触片が分離苗載せ台22Sの構成部材に接触することで接触の有無を判別するものが用いられれいる。 【0034】図24に示すように、主苗載せ台22Mの分割面の上部位置に貫通孔91を穿設し、この貫通孔91に係合する係合ピン92を分割苗載せ台22Sの側に備えてあり、図7〜図12、図20、図25に示すように、前記格納部Pは主苗載せ台22Mの苗載せ面22Bの側の上部位置に設けたアーチ状のロッド95の外端側に備えたゴム製の支持部材96と、内端側の係合用のバネ板材97とを備えると共に、主苗載せ台22Mの苗載せ面22Bの側の下部位置に設けたアーチ状のロッド98に両端位置に備えたゴム製の支持部材96と、この下部位置において分離苗載せ台22Sの下部を上方から押さえ込むよう横向き姿勢の軸芯周りでの揺動自在、かつ、バネ99で押圧方向に付勢された押圧ロッド100とを備えて構成されている。尚、バネ板材97には係合孔部97Aとガイド面97Bとが形成されており、分離苗載せ台22Sの苗載せ面側の下部位置には把手101(図19を参照)を備えている。 【0035】図15、図17、図24〜図29に示すように、前記補助アーム77は、金属板を上下方向に広幅のチャンネル状に成形した素材が用いられると共に、分離苗載せ台22Sの上下方向の中間位置に連結固定された支持部材103に対して縦向き姿勢の支軸104周りで揺動自在に支持されて成り、この補助アーム77の反支持部材側の端部の下面は反支持部材側ほど低レベルとなる傾斜面と連なる状態で水平姿勢の接当面77Sが形成され、又、傾斜面の近傍位置に横向き姿勢の軸芯周りで遊転支持されたガイドローラ105を備え、更に、この端部には下方に向けて縦向き姿勢の軸体106を突設し、この軸体106の下端には接当アーム107を備えている。又、支軸104の近傍位置に対して支持部材103に固設される被係合部材108を配置してあり、この被係合部材108の係合孔108Aに係脱するロック片109を補助アーム77の長手方向に沿ってスライド作動自在なロッド110の一方の端部に備え、ロック片109を係合孔108Aの方向に付勢するバネ111を備えることで、この係合孔108Aに対するロック片109の係合によって補助アーム77を分離苗載せ台22Sと平行な姿勢に維持できるよう構成してあり、このロッド110の反ロック片側の端部を折り曲げて被操作部110Aを形成してある。 【0036】又、前記パイプフレーム46の分離苗載せ台22Sの側の端部に対してて金属板を折り曲げ成形して上壁と下壁とを一体形成したブラケット113を備えると共に、このブラケット113の上壁と下壁との間に前記軸体106を抱き込む円弧状の接当部材114を備え、この接当部材114に対して軸体106を案内するガイド凹部113A,113Aを上壁と下壁とに形成し、又、この接当部材114に接当した軸体106に係合保持するようバネ115で付勢され、軸116周りで揺動自在な一対のロックアーム117を備え、更に、ブラケット113の上壁に連なる状態で分離苗載せ台22Sの外端側ほと高いレベルとなる傾斜面となる案内面113Sを形成している。 【0037】図32、図33に示すように前記保護フレーム49は、前記ツールフレーム20に対して横方向に出退自在に支持されると共に、基端側と先端側とにロック孔49A、49Aを穿設してあり、ツールフレーム20に固設した支持部材118に対して夫々のロック孔49A、49Aに係脱自在なロックピン119を係合方向にバネ120で付勢する状態で備えている。又、図31(イ)、(ロ)に示すように前記摺動レール43を主摺動レール43Mと、この摺動レール本体43Mの両端位置の分離摺動レール43S、43Sとで分離及び連結自在に連結して構成してある。具体的には主摺動レール43Mの両端の下面側に、この主摺動レール43Mの下面に備えたボルト122と螺合する蝶ナット123を備え、分離摺動レール43Sの分割端の下面側にはボルト122に外嵌したカラー124で締め付けられるよう切り欠き部が形成されたプレート125を備えている。そして、摺動レール43を分割する場合には蝶ナット123を緩め操作して分離摺動レール43Sを外方に引き操作することで主摺動レール43Mから分離摺動レール43Sを取り外せるものとなっている。尚、このように取り外した分離摺動レール43Sは、左右の支柱45夫々に設けた係止片126に対して、その開口部に左右のを挿通する状態で係止することで苗植付装置Aに保持されるものとなっている。 【0038】この田植機では、苗植付装置Aの横幅が2.7メートル程度の寸法になっており、この寸法を縮小することで、4トントラックの荷台の横幅方向の寸法2.4メートル以内に収まるものとなっている。そして、この寸法の縮小を行う際には、以下の手順で操作を行うものとなっている。 【0039】まず、昇降レバー11の操作で植付クラッチCを入り制御して苗載せ台22を分離苗載せ台の側の端部(同図で左側の移動端)まで移動させ、この端部に達したタイミングで植付クラッチCを切って移動を停止させ、次に、この状態でロックネジのノブ82Nとロックレバー83との操作によって主苗載せ台22Mに対して分離苗載せ台22Sを分離する。このように苗載せ台22を端部位置にセットした場合には、図22に示す如く揺動片87が接当片89との接当によって係合解除姿勢に達しており、この状態では分離苗載せ台22Sを摺動レール43に沿って外方に移動可能となっている。そして、図17、図18に示すように、分離苗載せ台22Sを外方に引き操作することで分離苗載せ台22Sと補助アーム77とが一体的に外方に移動するものとなり、図26、図27に示すように、この移動によって補助アーム77のガイドローラ105がブラケット113の案内面113Sとの接当によって該分離苗載せ台22Sを上方に持ち上げ、更に移動操作を継続することで、ブラケット113の上面に補助アーム77の接当面77Sが乗り上げた状態に達すると同時に、図29に示すように、補助アーム77の軸体106がブラケット113の接当部材114に接当する位置まで送られる結果、ロックアーム117が軸体106を抱き込んでロック状態に達する。尚、このように分離苗載せ台22Sを移動操作することで補助アーム77を連係状態に設定する系で自動連係機構が構成されている。 【0040】この状態に達するとロッド110の端部の被操作部110Aが接当部材114に接当してロック片109を被係合部材108の係合孔108Aから分離させて補助アーム77の支軸104周りでの揺動を許するものとなっており、この状態では分離苗載せ台22Sが持ち上げられることで補助苗載せ台22Sの案内シュー47が摺動レール43から浮き上がり、図17に示す如く、分離苗載せ台22Sのガイドレール44に形成された切り欠き部44Aがガイドローラ48の位置に達する結果、これらに妨げられること無く、分離苗載せ台22Sを後方に引き出せるものとなっている。 【0041】次に、前記把手101を作業者が握る等の形態で分離苗載せ台22Sを後方に引き出す操作を行うことで、図25に示すように、補助アーム77が軸体106の軸芯周りで揺動することによって分離苗載せ台22Sを主苗載せ台22Mの側に案内すると同時に、支軸104周りでの分離苗載せ台22Sの揺動によって該分離苗載せ台22Sの苗載せ面22Bの姿勢を主苗載せ台22Mの苗載せ面22Bと平行となる姿勢に維持でき、この揺動の移動端に分離苗載せ台22Sを送ることで分離苗載せ台22Sを格納位置Pにセットできるものとなっている。このセット時には係合ピン92がバネ板材97の係合孔97Aに対して係合するものとなり(図30を参照)、又、図12に示すように、この状態で押圧ロッド100によって分離苗載せ台22Sの下部を押圧することで分離苗載せ台22Sを格納部Pに保持できるものとなっている。このように分離苗載せ台22Sが格納部Pにセットされた場合には、平面視において、この分離苗載せ台22Sの内側の1条だけが、主苗載せ台22Mに重複するものとなっており、この重複量、即ち、1条分の寸法(約30センチメートル)だけ苗載せ台22の横幅の縮小が可能となっている。 【0042】補助アーム77が分離苗載せ台22Sを格納部Pに案内する場合には、揺動操作の初期において前記軸体106の下端に形成した接当アーム107がブラケット113の下壁の下面に接当して補助アーム77の傾斜を抑制するものとなっており、又、図25に示すように、前記補助アーム77は主苗載せ台22Mの苗載せ面22Bと直交する姿勢のデッドポイントDPを越えることになるので、格納部Pにセットされた分離苗載せ台22Sは自重によって主苗載せ台22Mに支持される状態で位置が安定するものとなっている。 【0043】この後に、蝶ボルト123を緩め操作して両端の分離摺動レール43S、43Sを取り外して左右の支柱45に設けた係止片126(図9を参照)に対して、図4に示すように、その開口部に挿通する状態で係止し、両端の保護フレーム49のロックピン119を抜き出し保護フレームを内方に押し込んだ後に外端側のロック孔49Aを選択してロックピン119を挿通することで苗植付装置A全体の横幅が縮小されるものとなっている。この後、補助苗載せ台22Sを主苗載せ台22Mに連結する場合には逆の操作を行うことで済むものなっている。 【0044】この田植機では、昇降制御用、及び、植付クラッチC制御用の制御系が図34に示すようにマイクロプロセッサを有した制御装置130を備えて構成されている。つまり、この制御装置130に対して、前記昇降レバー11の操作位置を計測するポテンショメータ型のレバーセンサ11S、前記強制昇降レバー12の操作を検出する強制昇降スイッチ12S、前記整地フロート23Cの姿勢を計測するフロートセンサ23S、感度設定ダイヤル131で操作される感度設定器131S、リンク機構Lの姿勢から苗植付装置Aが上限に達したことを判別する上限センサ132、前記分離センサ90夫々からの信号が入力する系が形成されると共に、前記リフトシリンダ8に対する作動油の制御を行う電磁弁8V、前記植付クラッチCを制御する電動モータCM夫々に制御信号を出力する系が形成されている。そして、この制御装置130では苗植付装置Aの整地フロート23を圃場面Sに接地させ、圃場面Sに追従する昇降制御を行う場合には、感度設定器131Sで設定される感度値に対応した目標姿勢に整地フロート23Cの姿勢を維持する自動制御を行い、又、この自動制御時に強制昇降レバー12が上昇方向に操作されたことを強制昇降センサ12Sからの信号で検出した場合には自動制御に優先して電磁弁8Vを制御して苗植付装置Aの上昇を開始すると共に、電動モータCMを制御して植付クラッチCの切り操作を行い、上限センサ132で苗植付装置Aが上限まで上昇したことを検出すると上昇を停止し、更に、この上昇状態で強制昇降レバー12が下降方向に操作されたことを強制昇降センサ12Sからの信号で検出した場合には整地フロート23が接地するまで苗植付装置Aを下降させ、整地フロート23が接地した後には自動制御に復帰するものとなっている。特に、この制御装置130では、主苗載せ台22Mから分離苗載せ台22Sを分離した状態にあることを分離センサ90からの信号で検出した場合には昇降レバー11の操作時にも植付クラッチCの入り制御を行えないようにプログラムが設定されている。 【0045】このように、本発明では、補助アーム77の一方の端部が分離苗載せ台22Sの側に支持されているので、両端を連係するものと比較して着脱自在に構成すべき連係部分を単一にして構造の簡素化を可能にすると共に、苗植付装置Aの横幅方向の寸法を縮小する場合には苗載せ台22を分離苗載せ台22Sの側の移動端の位置に設定し、連結手段Tの連結を解除して人為操作で分離苗載せ台22Sを主苗載せ台22Mから分離する操作を行うだけで、補助アーム77が苗植付装置Aの側のパイプフレーム46の側に自動的に連係するものとなり、この連係状態で分離苗載せ台22Sを苗載せ面の側に移動させる操作を行うことで、補助アーム77の揺動によって分離苗載せ台22Sを円弧状の軌跡に沿って分離苗載せ台22Sを格納部Pに案内し、適正な位置にセットできるものとなっている。特に、苗載せ台22を分離苗載せ台22Sの側の移動端に設定した場合に分離苗載せ台22Sの分離を許す構造を備えているので、苗載せ台22を誤った位置にセットして操作を開始する不都合が無く、このように苗載せ台22を適正な位置にセットして分離苗載せ台22Sを分離して外方に移動した場合にのみ補助アーム77の連係が自動的に行われるので、作業者の操作の手間を省き、更に、補助アーム77の揺動による円滑な作動で分離苗載せ台22を格納部Pにセットして苗載せ台22の横方向での寸法の縮小を楽に行えるものとなっている。 【0046】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態以外に、例えば、補助アーム77の一方の端部を苗植付装置Aのパイプフレーム46等に揺動自在に支持し、非連係時には、この補助アーム77の揺動を規制し、苗載せ台22を移動端部に寄せ、分離苗載せ台22Sを分離し更に分離方向に移動操作した際に本発明の実施例と同様に規制された揺動を許すとともに補助アーム77の他方の端部が分離苗載せ台22Sの側に自動的に連結するよう構成して実施することも可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成11年7月9日(1999.7.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−16929(P2001−16929A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月23日(2001.1.23) |
| 【出願番号】 |
特願平11−195877 |
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