| 【発明の名称】 |
ロータリ耕耘装置の伝動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】村上 達三
【氏名】佐伯 英明
【氏名】越智 健市
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| 【要約】 |
【課題】ロータリ耕耘装置3から補助作業機27への動力伝達の改良。
【解決手段】ロータリ耕耘装置3の伝動ボックス5から、側方伝動軸21の内装されている左ビーム19aを左方向に延出し、左ビーム19aから補助伝動装置Aの内装されている補助動力取出ケース20、及び、補助作業機連結アーム24を夫れ夫れ後方に向けて延出し、伝動ボックス5から側方伝動軸21を介して補助伝動装置Aに動力を伝達し、補助作業機連結アーム24の後端部に補助作業機27を上下回動自在に連結すると共に、補助動力取出ケース20の後端部に補助作業機27へ動力伝達する補助作業機伝動装置Bを上下回動自在に連結し、これらの作業機連結軸心と伝動装置連結軸心とを、側面視で一致させる。しかして、補助作業機伝動装置Bのベルト伝動状態を適正張力に維持しながら、補助作業機27の作業深さ調節を迅速円滑に行なうことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ロータリ耕耘装置3の伝動ボックス5には側方伝動軸21の内装されているビーム19を左右方向に延出するように取り付け、前記ビーム19から補助伝動装置Aの内装されている補助動力取出ケース20、及び、補助作業機連結アーム24を後方に向けて夫れ夫れ延出して、前記伝動ボックス5から側方伝動軸21を介して補助伝動装置Aに動力を伝達する構成とし、前記補助作業機連結アーム24の後端部に補助作業機27を上下回動自在に連結すると共に、補助動力取出ケース20の後端部に補助作業機27へ伝動する補助作業機伝動装置Bを上下回動自在に連結し、これらの作業機連結軸心と伝動装置連結軸心とを側面視で一致させることを特徴とするロータリ耕耘装置の伝動装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ロータリ耕耘装置から補助作業機への伝動装置の改良に関する。 【0002】 【従来技術】従来のロータリ耕耘装置の補助作業機への伝動装置は、図4及び図5に示すように構成されていた。即ち、ロータリ耕耘装置3の伝動ボックス5には、側方伝動軸21の内装されている左ビーム19aを左側に延出するように取り付け、この左ビーム19aには、補助伝動装置Aの内装されている補助動力取出ケース20、及び、補助作業機連結アーム24を後方に向けて夫れ夫れ延出し、前記補助作業機連結アーム24の後端部には、補助作業機27を上下回動自在に連結し、また、前記補助動力取出ケース20の後端部に補助作業機27に動力を伝達する補助作業機伝動装置Bの前端部を上下回動自在に連結し、ロータリ耕耘装置3から補助作業機27に動力を伝達しながら補助作業をする構成であった。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】しかし、従来装置にあっては、補助作業機連結アーム24の後端部に連結した補助作業機27の上下回動軸心と、補助動力取出ケース20の後端部に連結した補助作業機伝動装置前端の上下回動軸心とが、側面視で一致しない構成であった。 【0004】従って、ロータリ耕耘装置3に連結している補助作業機27の作業深さを調節すると、補助作業機伝動装置Bの補助伝動ベルト28の張力を再調節する必要があり、補助作業機27の作業深さ調節を迅速・円滑に行なえないという不具合があった。 【0005】そこで、この発明はこのような不具合を解消しようとするものである。 【0006】 【問題を解決するための手段】このような技術的課題を解決するために、請求項1の発明は、ロータリ耕耘装置3の伝動ボックス5には側方伝動軸21の内装されているビーム19を左右方向に延出するように取り付け、前記ビーム19から補助伝動装置Aの内装されている補助動力取出ケース20、及び、補助作業機連結アーム24を後方に向けて夫れ夫れ延出して、前記伝動ボックス5から側方伝動軸21を介して補助伝動装置Aに動力を伝達する構成とし、前記補助作業機連結アーム24の後端部に補助作業機27を上下回動自在に連結すると共に、補助動力取出ケース20の後端部に補助作業機27へ伝動する補助作業機伝動装置Bを上下回動自在に連結し、これらの作業機連結軸心と伝動装置連結軸心とを側面視で一致させることを特徴とする。 【0007】 【発明の作用及び効果】ロータリ耕耘装置3の伝動ボックス5から左右方向に延出しているビーム19には、補助伝動装置Aの内装されている補助動力取出ケース20、及び、補助作業機連結アーム24を後方に向けて夫れ夫れ延出し、前記伝動ボックス5から側方伝動軸21を経て補助伝動装置Aに動力を伝達する構成とし、前記補助作業機連結アーム24の後端部に補助作業機27を上下回動自在に連結する作業機連結軸心と、補助動力取出ケース20の後端部に補助作業機伝動装置Bを上下回動自在に連結する伝動装置連結軸心とをを、側面視で一致させるように構成したので、補助作業機27及び補助作業機伝動装置Bは同一軸心を中心にして関連的に上下回動し、補助作業機伝動装置Bの補助伝動ベルト28を適正張力に維持しながら補助作業機27を上下調節して、補助作業機27の作業深さ調節を動力伝動状態で迅速円滑に行なうことができる。 【0008】 【発明の実施の形態】図1〜図5に基づき、本発明の一実施例の形態について説明する。トラクタの機体1後部のヒッチ2には、ロータリ耕耘装置3を2P連結方式で上下回動自在に連結して、リフトアーム4,4によりロータリ耕耘装置3を昇降する構成である。 【0009】ロータリ耕耘装置3は次のように構成している。左右方向中間部には、伝動ボックス5を配置して、機体1後部のPTO軸(図示省略)から自在継手(図示省略)を介して、伝動ボックス5の動力取入軸6に動力を伝達する。伝動ボックス5の左右両側部から連結アーム7,7を前方に延出し、連結アーム7,7の前端部に2P連結部8,8を設けている。また、伝動ボックス5には耕耘マスト9を取り付け、耕耘マスト9の上端部にはスクリュー式で伸縮する上下調節装置10を取り付けている。 【0010】伝動ボックス5から斜め後下方に耕耘伝動ケース11を延出し、耕耘伝動ケース11の下部に架設した耕耘軸12には、耕耘パイプ,耕耘爪からなる耕耘装置13を装着している。伝動ボックス5には伝動軸14を左右方向に沿わせて軸架し、動力取入軸6側のベベルギヤ15,伝動軸14側のベベルギヤ15aを介して伝動軸14に動力を伝達し、更に、伝動軸14側のスプロケット16,耕耘伝動チエン17,耕耘軸12側のスプロケット16aを介して、耕耘軸12に動力を伝達する。耕耘装置13を耕耘カバー18で被覆している。 【0011】伝動ボックス5の左右両側から左・右ビーム19a,19bを左右に延出し、左ビーム19aの端部には、補助伝動装置Aの内装されている補助動力取出ケース20を、斜め後上方に向けて延出している。左ビーム19a内には側方伝動軸21を軸架して、伝動軸14から動力が伝達される構成として、側方伝動軸21の左側端部を補助動力取出ケース20内に延出している。補助動力取出ケース20の後端部には、補助伝動装置Aの動力を取り出す補助動力取出軸22を軸架し、補助動力取出軸22には補助動力取出プーリ23を取り付けている。側方伝動軸21の動力は、補助伝動装置Aを構成するプーリ25,伝動ベルト26,補助動力取出軸22側のプーリ25aを経由して、補助動力取出プーリ23に伝達する。左・右ビーム19a,19bの左右中間部には、補助作業機連結アーム24,24を取り付けて、斜め後上方に向けて延出し、補助作業機連結アーム24,24の後端部における側面視で前記補助動力取出軸22の軸心と一致する位置に、補助作業機27を上下回動自在に枢支連結する補助連結部24a,24aを設けている。 【0012】また、例えば、畝成形機のような補助作業機27を耕耘カバー18に取り付けて、補助作業機27を耕耘装置13の後方に配置し、補助作業機27の連結棒27a,27aの前端部を、前記補助作業機連結アーム24の補助連結部24a,24aに嵌合連結し、連結棒27a,27aの前後中間部を前記上下調節装置10の下端部に連結して、補助作業機27を上下調節できる構成としている。 【0013】また、前記補助伝動装置Aから補助作業機伝動装置Bを経由して補助作業機27に動力を伝達する。即ち、補助作業機伝動装置Bを構成する前記補助動力取出プーリ23,補助伝動ベルト28,補助プーリ29を経由して、補助作業機27に動力を伝達し、畝押圧板30を往復揺動させ畝の側面を固める構成である。 【0014】前記のように構成したので、補助作業機27における連結棒27a,27a前端のピンを、補助作業機連結アーム24の補助連結部24a,24aに枢支連結し、上下調節装置10により補助作業機27を上下調節する。すると、補助動力取出プーリ23,補助伝動ベルト28,補助プーリ29からなる補助作業機伝動装置Bも、補助動力取出プーリ23の軸心回りに関連的に回動し、しかも、補助作業機27及び補助作業機伝動装置Bの回動中心が側面視で一致しているので、補助伝動ベルト28の張力を適正に維持しながら上下調節できて、補助作業機27の深さ調節を円滑迅速に行なうことができる。 【0015】従来装置は、図4及び図5に示すように、補助作業機27の上下回動支点と補助動力取出プーリ23,補助伝動ベルト28,補助プーリ29からなる補助作業機伝動装置Bの上下回動中心が一致していないので、補助作業機27の作業深さ調節をすると、補助伝動ベルト28の張力を再調節する必要があり、補助作業機27の深さ調節を迅速円滑に行なうことができないという不具合があった。しかし、この実施例では前記のように構成したので、このような不具合を解消することができる。 【0016】次に、図6に基づきロータリ耕耘装置3の伝動装置の他の実施例について説明する。伝動ボックス5の動力取入軸6には、機体1後部のPTO軸(図示省略)から自在継手(図示省略)を介して動力を伝達する。伝動ボックス5から斜め後下方に耕耘伝動ケース11を延出し、耕耘伝動ケース11の下部に架設した耕耘軸(図示省略)には、耕耘パイプ,耕耘爪からなる耕耘装置(図示省略)を装着している。 【0017】伝動ボックス5には伝動軸14を左右方向に沿わせて軸架し、動力取入軸6側のベベルギヤ15には、伝動軸14に回転自在に遊転支持している正転ベベルギヤ31及び逆転ベベルギヤ32を噛み合わせ、正転ベベルギヤ31及び伝動軸14の孔部14a,31aにピン33を挿通して、正転連結状態としたり、あるいは、逆転ベベルギヤ32及び伝動軸14の孔部14a,32aにピン33を挿通して、逆転連結状態とし、ベベルギヤ15から伝動軸14に正転動力、あるいは、逆転動力を伝達する構成としている。伝動軸14に伝達された動力を、更に、伝動軸14側のスプロケット16,耕耘伝動チエン17,耕耘軸(図示省略)側のスプロケット(図示省略)を介して、耕耘軸(図示省略)に伝達し、耕耘装置(図示省略)を正転駆動あるいは逆転駆動する。 【0018】前記のように、耕耘軸(図示省略)を正転駆動あるいは逆転駆動できるので、耕耘軸(図示省略)に正転あるいは逆転に適した耕耘爪を取り付けることにより、複数の耕耘作業を簡単な構成によりすることができる。次に、図7及び図8について説明する。 【0019】左・右前輪34,34及び左・右後輪35,35を有する農用トラクタの機体1後部には、PTO軸36を設けると共に、ヒッチ2を油圧昇降装置(図示省略)により昇降自在に設けている。ヒッチ2に連結した作業機体37に、例えば、播種作業機38を取り付けている。この播種作業機38は、種子ホッパ39、種子繰出装置40、種子パイプ41等で構成されていて、種子繰出装置40にはPTO軸36から伝動装置(図示省略)を経由して動力を伝達し、種子を繰り出す構成である。 【0020】作業機体37に取り付けられている連結枠体42には、溝切機43を所定範囲上下動自在に支持している。後車軸44における左・右後輪35,35の内側位置には、ディスク45を取り付けると共に、支持棒46の前端部を遊転自在に連結して、支持棒46の自由端側を後方に延出している。支持棒46には、前記ディスク45を左右から挟持押圧するブレーキシュ47,47を軸支し、ブレーキシュ47,47には開放側に作用する開放スプリング48を介装している。 【0021】また、ブレーキシュ47,47の後端部に左・右リンク49,49を連結し、左・右リンク49,49の後端部に第2スプリング50の前端部を連結し、第2スプリング50の後端部を溝切機43を牽引する牽引棒51の屈曲上部51aに連結している。また、牽引棒51の屈曲下部51bを支持棒46の前後方向の長孔46aに移動自在に装着し、牽引棒51の屈曲下部51bに第3スプリング52の前端部を連結すると共に、前記支持棒46の後端部に第3スプリング52の後端部を連結している。 【0022】しかして、トラクタが走行すると、溝切機43により溝を切り、種子ホッパ39の種子を種子繰出装置40で繰り出し、種子パイプ41を経て溝に播種する。このような作業中に、溝切機43が所定の適正深さで溝を切りしているときには、第2スプリング50及び第3スプリング52がバランスを保ち、ブレーキシュ47,47はディスク45を挟まない状態を維持している。 【0023】しかし、溝切機43の溝の深さが所定深さ以上に深くなり牽引抵抗が増加し、牽引抵抗が第3スプリング52より大になると、第2スプリング50が牽引棒51により後方に引っ張られて伸長し、開放スプリング48に抗してブレーキシュ47,47を閉鎖回動させ、ディスク45を挟む。すると、ディスク45の反時計方向への回転により、ブレーキシュ47,47、支持棒46を介して牽引棒51が持ち上げられ、溝切機43を引き上げ、浅い適正深さに復帰させる。従って、溝切機43の溝の深さを適正に維持しながら播種作業をすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月30日(2000.3.30) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−275402(P2001−275402A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月9日(2001.10.9) |
| 【出願番号】 |
特願2000−94827(P2000−94827) |
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