| 【発明の名称】 |
農用トラクタの作業機連結装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】村上 達三
【氏名】佐伯 英明
【氏名】菰田 祥二
【氏名】高橋 恒
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| 【要約】 |
【課題】農用トラクタへのロータリ耕耘装置の連結容易化。
【解決手段】スタンド21を後傾斜姿勢に起立して、ロータリ耕耘装置5を起立姿勢に保持し、トラクタ1の後方に所定間隔離してロータリ耕耘装置5を配置し、本機側2P連結部19,19とロータリ耕耘装置5側の作業機側2P連結部18,18を、同じ高さにセットする。次いで、トラクタ1側の下降回動しているリフトアーム3,3に、リフトロッド4,4の上端部を連結すると共に、リフトロッド4,4の下端部をロータリ耕耘装置5側の連結部に連結する。次いで、リフトアーム3,3を上昇回動し、ロータリ耕耘装置5側のスタンド21を引き上げながらロータリ耕耘装置5を前方に移動し、本機側2P連結部19,19に作業機側2P連結部18,18を接近させて嵌合支持し、ロータリ耕耘装置5を連結する。次いで、トラクタ1側のPTO軸8とロータリ耕耘装置5側の動力取入軸7との間を、自在継手9により連結し、動力伝動状態とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体2の後部にリフトアーム3,3,リフトロッド4,4を介して二P連結方式でロータリ耕耘装置5を昇降自在に連結した農用トラクタ1であって、ロータリ耕耘装置5には、中央伝動ボックス6と、前記中央伝動ボックス6に軸架されていて、トラクタ1側のPTO軸8から自在継手9を介して動力が伝達される動力取入軸7と、上部側が前方に位置し下部側が後方に位置するように側面視で前傾斜姿勢の耕耘伝動ケース11aと、耕耘伝動ケース11aの下部に設けられている耕耘装置11cと、前記中央伝動ボックス6の上部後方にその上端部が支持されていて、下端部ほど前方に位置するように側面視で後傾斜姿勢のスタンド21とを具備し、トラクタ1の機体2と前記ロータリ耕耘装置5との間には、同じ高さに設定できる本機側2P連結部19、及び、作業機側2P連結部18を設け、これらの本機側2P連結部19と作業機側2P連結部18を所定間隔離した状態で、トラクタ1の機体2後方に前記ロータリ耕耘装置5を配置し、下降回動状態の前記リフトアーム3,3に連結されているリフトロッド4,4の下端部をロータリ耕耘装置5の連結部に連結し、次いで、リフトアーム3,3を上昇回動させながら、本機側2P連結部19に作業機側2P連結部18を接近・合致させて連結することを特徴とする農用トラクタの作業機連結装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、農用トラクタの作業機連結装置の改良に関する。 【0002】 【従来技術】トラクタの機体後部に2P連結方式でロータリ耕耘装置を連結し、リフトアーム,リフトロッドを介してロータリ耕耘装置を昇降させる構成とし、このロータリ耕耘装置には、中央伝動ボックスと、上部が前方に位置し下部側が後方に位置するように側面視で前傾斜姿勢の耕耘伝動ケースと、前記中央伝動ボックスに軸架されていて、且つ、トラクタのPTO軸から自在継手を介して動力が伝達される動力取入軸とを有し、中央伝動ボックスの前側にはロータリ耕耘装置を支持するスタンドを設け、トラクタ1の機体後方に、同じ高さの本機側2P連結部と作業機側2P連結部を所定間隔離した状態として、ロータリ耕耘装置を配置し、下降回動状態のリフトアームに連結されているリフトロッドの下端部をロータリ耕耘装置の連結部に連結し、リフトアームを上昇回動させながら、本機側2P連結部に作業機側2P連結部を接近・合致させて、トラクタにロータリ耕耘装置を連結するものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来装置にあっては、中央伝動ボックスの前側には、上下方向に沿ったスタンドを設けて、ロータリ耕耘装置を起立姿勢に保持する構成であるので、トラクタ側の本機側2P連結部とロータリ耕耘装置側の作業機側2P連結部とを合致させて両者を連結し、次いで、トラクタ側のPTO軸とロータリ耕耘装置側の動力取入軸との間を自在継手で連結する際に、中央伝動ボックスの前側に位置しているスタンドが邪魔になり、動力伝動状態にしにくいという不具合があった。 【0004】そこで、この発明では、このような不具合を解消しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】このような技術的課題を解決するために、請求項1のの発明は、機体2の後部にリフトアーム3,3,リフトロッド4,4を介して二P連結方式でロータリ耕耘装置5を昇降自在に連結した農用トラクタ1であって、ロータリ耕耘装置5には、中央伝動ボックス6と、前記中央伝動ボックス6に軸架されていて、トラクタ1側のPTO軸8から自在継手9を介して動力が伝達される動力取入軸7と、上部側が前方に位置し下部側が後方に位置するように側面視で前傾斜姿勢の耕耘伝動ケース11aと、耕耘伝動ケース11aの下部に設けられている耕耘装置11cと、前記中央伝動ボックス6の上部後方にその上端部が支持されていて、下端部ほど前方に位置するように側面視で後傾斜姿勢のスタンド21とを具備し、トラクタ1の機体1と前記ロータリ耕耘装置5との間には、同じ高さに設定できる本機側2P連結部19、及び、作業機側2P連結部18を設け、これらの本機側2P連結部19と作業機側2P連結部18を所定間隔離した状態で、トラクタ1の機体2後方に前記ロータリ耕耘装置5を配置し、下降回動状態の前記リフトアーム3,3に連結されているリフトロッド4,4の下端部をロータリ耕耘装置5の連結部に連結し、次いで、リフトアーム3,3を上昇回動させながら、本機側2P連結部19に作業機側2P連結部18を接近・合致させて連結することを特徴とする。 【0006】 【発明の作用及び効果】請求項1の発明は、次のようにしてトラクタ1にロータリ耕耘装置5を連結する。即ち、先ず、図4に示すように、スタンド21を後傾斜姿勢に起立して、前傾斜姿勢の耕耘伝動ケース11aを支持して、ロータリ耕耘装置5を起立姿勢にし、トラクタ1の後方に所定間隔離してロータリ耕耘装置5を配置し、本機側2P連結部19,19とロータリ耕耘装置5側の作業機側2P連結部18,18を、同じ高さにセットする。 【0007】次いで、図5に示すように、トラクタ1側の下降回動しているリフトアーム3,3に、リフトロッド4,4の上端部をピンにより連結すると共に、リフトロッド4,4の下端部をロータリ耕耘装置5の連結部にピンにより連結する。次いで、図6に示すように、リフトアーム3,3を上昇回動し、ロータリ耕耘装置5側のスタンド21を引き上げながらロータリ耕耘装置5を前方に移動し、本機側2P連結部19,19に作業機側2P連結部18,18を接近させて嵌合支持し、抜け止めピンを挿入してロータリ耕耘装置5を連結する。 【0008】次いで、図7に示すように、トラクタ1側のPTO軸8とロータリ耕耘装置5側の動力取入軸7との間を、自在継手9により連結し、動力伝動状態とする。前記のようにしてトラクタ1にロータリ耕耘装置5を連結し動力伝動状態とするので、前傾斜姿勢の耕耘伝動ケース11aを支えている後傾斜姿勢のスタンド21を持ち上げながらロータリ耕耘装置5を前方に移動させて連結するので、棒状の簡単な構成のスタンド21でありながら、ロータリ耕耘装置5の前方への移動がスムーズになり、トラクタ1にロータリ耕耘装置5を円滑に連結することができる。 【0009】また、中央伝動ボックス6の後方にスタンド21の上端部が支持されていて、スタンド21の下端部が前側に位置するように側面視で後傾斜姿勢でロータリ耕耘装置5を起立保持するので、中央伝動ボックス6の前側には空間が形成されて、PTO軸8と動力取入軸7との間を自在継手9により容易に連結することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例の形態について説明する。図1は全体側面図、図2は全体平面図、図3は要部の背面図である。農用トラクタ1の機体2後部には、リフトアーム3,3,リフトロッド4,4を介して、ロータリ耕耘装置5を昇降自在に連結している。 【0011】ロータリ耕耘装置5は、次のように構成されている。左右方向中央部には、中央伝動ボックス6を配置し、この中央伝動ボックス6の前方へ突出するように設けている動力取入軸7には、トラクタ1の機体2後部のPTO軸8から自在継手9を介して動力が伝達される。 【0012】中央伝動ボックス6には、左右横方向に伸びる横フレーム10を取り付けている。この横フレーム10は、前横フレーム部10a、後横フレーム部10b、及び、前横フレーム部10a,後横フレーム部10bの両端部を連結する左・右連結フレーム部10c,10cにより構成されている。 【0013】横フレーム10にカルチロータリ耕耘装置部11を取り付けている。このカルチロータリ耕耘装置部11は、横フレーム10の後横フレーム部10bに左右移動自在に取り付けられていて、且つ、上部が前方に位置し、下部が後方にするように、側面視で前傾斜姿勢とした耕耘伝動ケース11a、耕耘伝動ケース11aに内装されているスプロケット,チエンからなる伝動装置(図示省略)、耕耘伝動ケース11aの下端部に軸架している耕耘軸11b、耕耘軸11bに取り付けている耕耘パイプ,耕耘爪からなる耕耘装置11cにより構成されている。 【0014】このカルチロータリ耕耘装置部11は、取付部材12を介して、後横フレーム部10bに左右方向に移動自在に装着されている。また、中央伝動ボックス6の両端部から左右方向に左・右耕耘伝動軸13,13を延出し、この左・右耕耘伝動軸13,13のスプライン溝部に、耕耘伝動ケース11aの上端部に軸架したスプロケット(図示省略)を嵌合して、カルチロータリ耕耘装置部11を伝動可能状態で左右に移動できる構成としている。 【0015】また、図3に示すように、中央伝動ボックス6には、左・右手動操作具14,14により、正逆転することのできる左右方向に沿った左・右ねじ筒15,15を軸架している。前記左右の耕耘伝動ケース11a,11aの上部には左・右ねじ棒16,16を取り付け、この左・右ねじ棒16,16の内側部を左・右ねじ筒15,15にねじ嵌合し、左・右手動操作具14,14を回転操作することにより、左右のカルチロータリ耕耘装置部11を左右に移動調節する構成としている。 【0016】前記横フレーム10の中央寄り部分からロータリ連結板17,17を前方に延出し、ロータリ連結板17,17の前端部に設けている作業機側2P連結部18を、機体2後部のヒッチ19,19(本機側2P連結部19)に後側から嵌合装着し、固定ピン(図示省略)により抜け止めをして連結し、ロータリ耕耘装置5を上下回動自在に構成している。 【0017】リフトアーム3,3に連結されているリフトロッド4,4の下端部を、ロータリ耕耘装置5側のロータリ連結板17,17の連結孔17aに連結し、油圧昇降シリンダ20を伸縮させてロータリ耕耘装置5を昇降させる構成としている。また、ロータリ連結板17,17における中央伝動ボックス6の後方位置に、棒状のスタンド21の上端部を横軸回りに支持し、スタンド21を下方に回動してその下端部をカルチロータリ耕耘装置部11の前方に位置するように回動させると、スタンド21の上部が後方に位置し、下部が前方に位置する側面視で後傾斜状態にすると、前傾斜姿勢の耕耘伝動ケース11aを支えて、ロータリ耕耘装置5を起立姿勢で支える構成としている。 【0018】次に、図4〜図7に基づきロータリ耕耘装置5のトラクタ1への連結方法について説明する。先ず、図4に示すように、ロータリ耕耘装置5をトラクタ1の後方に所定間隔離して配置し、後傾斜姿勢のスタンド21により前傾斜姿勢の耕耘伝動ケース11aを支えて、ロータリ耕耘装置5を起立姿勢に保持し、ヒッチ119,19の連結凹部とロータリ耕耘装置5側の作業機側2P連結部18,18を、同じ高さにセットする。 【0019】次いで、図5に示すように、リフトアーム3,3を下降回動して、リフトロッド4,4を下降させて、リフトロッド4,4の下端部をロータリ耕耘装置5側のロータリ連結板17,17の連結孔17aに連結する。次いで、図6に示すように、リフトアーム3,3を上昇回動し、リフトロッド4,4を介してロータリ耕耘装置5を上昇させつつ前方に移動させ、スタンド21の下端部を地面に引きずりながら、ロータリ耕耘装置5は前側に移動し、ヒッチ19,19の連結凹部にロータリ連結板17,17の作業機側2P連結部18,18を嵌合装着し、ピンにより抜け止めをして、ロータリ耕耘装置5を連結する。 【0020】次いで、図7に示すように、機体2後部のPTO軸8とロータリ耕耘装置5側の動力取入軸7との間を、自在継手9により連結し、動力伝動状態とする。前記のように、前傾斜姿勢の耕耘伝動ケース11aを支えている後傾斜姿勢のスタンド21を持ち上げながらロータリ耕耘装置5を前方に移動させるので、棒状の簡単な構成のスタンド21でありながら、ロータリ耕耘装置5を前方にスムーズに移動させて連結することができて、また、スタンド21の上部は、中央伝動ボックス6の後方に支持されていて、前側には空間が形成されているので、機体1側のPTO軸8とロータリ耕耘装置5側の動力取入軸7との間を自在継手9で接続する際にスタンド21が邪魔にならず、トラクタ1にロータリ耕耘装置5を円滑に連結することができる。 【0021】次に、図8に基づきトラクタ1に連結するロータリ耕耘装置5の他の実施例について説明する。このロータリ耕耘装置5は、トラクタ1の機体2後部から動力の伝達される中央伝動ボックス(図示省略)、中央伝動ボックス(図示省略)から左右両側方に延出している左・右ビーム(図示省略)、左ビーム(図示省略)の外端部に連結されているサイド耕耘伝動ケース22、右ビーム(図示省略)の端部に連結されているサイドプレート(図示省略)、前記サイド耕耘伝動ケース22及びサイドプレートの下端部に軸架されている耕耘軸23、耕耘軸23に取り付けられている耕耘爪24,24,…、耕耘爪24,24,…の上部及び左右両側部を被覆する耕耘カバー25、耕耘カバー25の後端部に上下回動自在に取り付けられているリヤーカバー26、耕耘カバー25の後側左右両側部とリヤーカバー26の左右両側部の間を被覆するサブサイドカバー27,27等により、構成されている。 【0022】前記サブサイドカバー27,27の後側下部とリヤーカバー26の下側両側部との間には、略三角形状の隙間28が形成されるところ、この隙間28を閉鎖する吐出防止櫛29をサブサイドカバー27,27に取り付けている。前記隙間28には吐出防止櫛29を配置しているので、耕耘した余分な土を逃がすが、稲株の逃げ出しを防止するので、耕耘土壌面に稲株が露出せず圃場表面の仕上がりを良好なものにすることができる。 【0023】次に、図9に基づきロータリ耕耘装置5のリヤーカバー26の他の実施例について、説明する。耕耘カバー25の後端部にリヤーカバー26を上下回動自在に支持し、左・右押圧支持棒30,30により、リヤーカバー26が上下に揺動しないように支持し、リヤーカバー26の後方にはレベラ31を設けている。 【0024】次に、リヤーカバー26へのレベラ31の取付構成について説明する。リヤーカバー26の左・右押圧支持棒30,30取付用の左・右ブラケット32,32の上面部には、コイルスプリング33を介して支持板34を取り付け、この支持板34に板バネ35の前端部を固着し、板バネ35の後端部をレベラ31の左・右連結部31a,31aにピン36により連結して、レベラ31を板バネ35により下方に押圧状態で連結している。 【0025】しかして、耕耘砕土中において、レベラ31はコイルスプリング33により振動しつつ、また、板バネ35により、下方に押圧されながら牽引されることとなり、耕耘表土を適度に押圧し良好に耕耘圃場面を整地することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月27日(2000.3.27) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−269006(P2001−269006A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月2日(2001.10.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−86656(P2000−86656) |
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