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【発明の名称】 歩行型耕耘機のハンドル構造
【発明者】 【氏名】笹岡 雅行

【要約】 【課題】運搬時や保管時における耕耘機のコンパクト化を図ることのできる歩行型耕耘機のハンドル構造を提供する。

【解決手段】本発明を適用しなければ耕耘機10は、長さA、高さBの立体物であり、これが保管若しくは運搬の単位となる。本発明を適用すれば、抵抗棒19を前に回し、ハンドル上部70を前へ反転し、加えてL2だけ後退させることで、耕耘機10を、長さa(a<A)、高さb(b<B)の極めてコンパクトな立体物にすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体フレームにエンジンなどの動力源を載せ、この動力源で駆動する耕耘爪を機体フレームの下に配置し、機体フレームの後部から斜め上に操作ハンドルを延ばした歩行型耕耘機において、前記操作ハンドルは、前記エンジンの上面レベルとほぼ等しいレベルに折り曲げ部を備え、この折り曲げ部を境に下方をハンドル下部、上方をハンドル上部とし、折り曲げ部に横に延びる長ボルトを備え、この長ボルトを中心にしてハンドル上部を前方へ反転できるようにし、且つ長ボルトに係合する長孔をハンドル上部に備え、ハンドル上部を前方へ折り曲げる前にハンドル上部を長孔の分だけ後方へ移動すること及びハンドル上部を前方へ折り曲げた後にハンドル上部を長孔の分だけ後方へ移動することができるようにしたことを特徴とする歩行型耕耘機のハンドル構造。
【請求項2】 前記ハンドル下部を、ハンドルポストと、このハンドルポストにスライド可能に上から挿入するスライド軸と、前記ハンドルポストを縮径することでこのスライド軸をハンドルポストに固定するハンドルポスト締付け機構と、で構成したことを特徴とする請求項1記載の歩行型耕耘機のハンドル構造。
【請求項3】 前記スライド軸の上部に略水平に扇板を取付け、この扇板の要の位置を旋回点とする旋回ブラケットを前記扇板に載せ、この旋回ブラケットに前記ハンドル上部を取付け、旋回ブラケットからピンを延ばし、このピンを扇板側に開けた複数個の止め孔に選択的に挿入することで、ハンドル上部を旋回方向に位置変更可能に構成したことを特徴とする請求項2記載の歩行型耕耘機のハンドル構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は運搬時や保管時における耕耘機のコンパクト化並びに耕耘作業に応じてハンドルポジションを容易に変更できる歩行型耕耘機のハンドル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】歩行型耕耘機は、例えば■実公昭60−12783号公報「動力耕耘機の操作ハンドル調整装置」や■実公昭46−34651号公報「前後向き変更自在ハンドル枠体付歩行型移動農機」に示される通りに、耕耘機自体若しくは農機はエンジの動力で前進するが、作業者は耕耘機若しくは農機に連れて歩行するというものである。
【0003】詳しくは、上記■の耕耘機は、同公報の第1図によれば、エンジン5(符号は公報記載のものを流用。以下同様。)でロータリ耕耘爪3を回して、耕耘すると共に自走する。作業者(操作者)は操作ハンドル9に手を添え、操作ハンドル9に付属するレバー類を適宜操作する。操作ハンドル9は想像線で示すように、必要に応じて右又は左に旋回させることができることを特徴とする。
【0004】上記■の農機は、同公報の第1図によれば、エンジン8で駆動車輪9を回すことで自走する。作業者(操作者)は握杆17を手で握ることで運転を実行する。この農機は、握杆17を180゜反転することができるようにしたことを特徴とし、Uターンに伴なう農作業能率の低下を防止することができるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記■の第1図に示された耕耘機の姿は、農機具メーカの出荷姿、農機具販売店での展示姿、田畑での使用姿に相当する。この耕耘機を運搬若しくは保管する場合は、第1図の姿のまま、又は操作ハンドル9を外した状態で運搬若しくは保管することになる。第1図の姿のままでは操作ハンドル9が大きく張出しているために運搬の際の積載面積が大きく、運搬機数を増加することができず運搬費用が嵩み、倉庫等に保管するにしても保管面積が大きくなり保管費用が嵩む。操作ハンドル9を外すことで運搬費用や保管費用の低減は図れるが、操作ハンドル9の組付け作業が必要となる。
【0006】また、上記■の第1図に示される様に握杆17を反転して、積載面積や保管面積を低減することも考えられるが、第1図から明らかなように反転するだけではそれほど載置面積や保管面積の低減効果はない。そこで、本発明の目的は運搬時や保管時における耕耘機のコンパクト化並びに耕耘作業に応じてハンドルポジションを容易に変更できる歩行型耕耘機のハンドル構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1は、機体フレームにエンジンなどの動力源を載せ、この動力源で駆動する耕耘爪を機体フレームの下に配置し、機体フレームの後部から斜め上に操作ハンドルを延ばした歩行型耕耘機において、操作ハンドルは、エンジンの上面レベルとほぼ等しいレベルに折り曲げ部を備え、この折り曲げ部を境に下方をハンドル下部、上方をハンドル上部とし、折り曲げ部に横に延びる長ボルトを備え、この長ボルトを中心にしてハンドル上部を前方へ反転できるようにし、且つ長ボルトに係合する長孔をハンドル上部に備え、ハンドル上部を前方へ折り曲げる前にハンドル上部を長孔の分だけ後方へ移動すること及びハンドル上部を前方へ折り曲げた後にハンドル上部を長孔の分だけ後方へ移動することができるようにしたことを特徴とする。
【0008】機体フレームから後斜め上に延ばした操作ハンドルを、折り曲げ可能にし、運搬や保管の際にはハンドル上部を前へ反転する。加えて、反転後にハンドル上部を長孔の分だけ後退させることで、一層のコンパクト化を図る。
【0009】請求項2は、ハンドル下部を、ハンドルポストと、このハンドルポストにスライド可能に上から挿入するスライド軸と、ハンドルポストを縮径することでこのスライド軸をハンドルポストに固定するハンドルポスト締付け機構と、で構成したことを特徴とする。
【0010】操作ハンドルの一部をハンドルポストとスライド軸で構成し、ハンドルポストに対してスライド軸をスライドさせることで、操作ハンドルの長さを調整する。この結果、グリップの地面からの高さを変更することができる。
【0011】請求項3は、スライド軸の上部に略水平に扇板を取付け、この扇板の要の位置を旋回点とする旋回ブラケットを扇板に載せ、この旋回ブラケットにハンドル上部を取付け、旋回ブラケットからピンを延ばし、このピンを扇板側に開けた複数個の止め孔に選択的に挿入することで、ハンドル上部を旋回方向に位置変更可能に構成したことを特徴とする。
【0012】操作ハンドルに扇板と旋回ブラケットとを介在させて、ハンドル上部を水平旋回可能にする。耕耘直後の耕土を踏みたくないときときなどに、ハンドル上部を右又は左に旋回させておくことは有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。図1は本発明に係る歩行型耕耘機の側面図であり、歩行型耕耘機(以下、耕耘機と言う)10は、機体フレームを兼ねたケーシング11に動力源としてのエンジン12を載せ、このエンジン12の動力をクラッチ13、バーチカルシャフト14、べベルギヤセット15,16を介して耕耘軸17に伝達して耕耘爪18を回すことで、耕耘しつつ自走する小型耕耘機であり、ケーシング11から後方斜め上に操作ハンドル20を延ばし、作業者はこの操作ハンドル20のグリップ22に手を添えつつ連れ歩く歩行型耕耘機である。
【0014】19は抵抗棒であり、この抵抗棒19を土に差込むことで、耕耘爪18の耕耘深さHを設定すると共に耕耘爪18の牽引力に抗する抵抗力を付加する作用をなす。また、操作ハンドル20は、エンジン12の上面レベルLLとほぼ等しいレベルに折り曲げ部21を備え、この折り曲げ部21を境に下方をハンドル下部25、上方をハンドル上部70とし、このハンドル上部70をハンドル下部25に対して前方へ反転できるようにしたことを特徴とする。
【0015】さらには、ハンドル下部25を、ハンドルポスト26と、このハンドルポスト26にスライド可能に上から挿入したスライド軸27と、ハンドルポスト26を縮径することでこのスライド軸27をハンドルポスト26に固定するハンドルポスト締付け機構29とで構成する。すなわち、ハンドルポスト26の上部と、スライド軸27の下部と、ハンドルポスト締付け機構29とで操作ハンドルの上下スライド機構30を構成したことを特徴とする。
【0016】この様な操作ハンドル20の詳細な構造を以下に順に説明する。図2は本発明で採用した操作ハンドルの上下スライド機構の分解斜視図であり、詳しく述べるならばハンドルポスト26の上部に所定長さのすり割溝31を設け、このすり割溝31を塞がぬようにしてバンド32を巻き、このバンド32の両端にナット33及びスリーブ34を取付け、このスリーブ34からボルト35を挿入し、このボルト35の先をナット33に捩じ込む。レバー36を操作すれば、ハンドルポスト26上部を縮径することができる。すなわち、すり割溝31とバンド32とナット33とスリーブ34とボルト35とレバー36とで、ハンドルポスト締付け機構29を構成したことになる。
【0017】この様なハンドルポスト26に上から先ず樹脂スリーブ40を嵌める。この樹脂スリーブ40はすり割41を施すことで拡縮径可能にした円筒部材であり、一端に鍔42を備え、内面に縦突起43を備え、外面にダボ44,44を一体的に備える。ダボ44,44を、ハンドルポスト26側の小孔45,45に嵌め込むことにより、ハンドルポスト26に嵌合した後に、樹脂スリーブ40が回転若しくは抜けることを防止する。
【0018】また、スライド軸27(このスライド軸は中空、中実の何れであってもよい。)に縦溝47を設け、この縦溝47の下部にビス48を捩じ込む。
【0019】図3は本発明に係る操作ハンドルの上下スライド機構の縦断面図であり、ハンドルポスト26に樹脂スリーブ40を嵌め込み、この樹脂スリーブ40にスライド軸27を上から挿入したことを示し、縦突起43が縦溝47に嵌っているため、回転させること無く、矢印■の如くスライド軸27を下げることができる。また、スライド軸27を矢印■の如く上げるとついには縦突起43の下端にビス48が当る。これがスライド軸27の上昇限になる。
【0020】図4は本発明に係る操作ハンドルの上下スライド機構の平面断面図であり、レバー36を握ってボルト35を回すことによりバンド32を緩めれば、スライド軸27を図面表裏方向にスライドさせることができる。ボルト35を締めて、バンド32を縮径させれば、その位置でスライド軸27はハンドルポスト26に対して固定できる。ナット33並びにボルト35のねじを2条ねじにすれば、見掛け上ねじリードが2倍に、少ないボルト35の回転で、ボルト35を緩めること/締め付けることができる。
【0021】以上の構成により、図1において想像線で示した如くにグリップ22のレベルを、作業者の身長、好みに合せて自由に設定することができる。ジェットスキー(1〜2人乗り小型モータボート)で採用されているチルトハドルは、ハンドル下部にハンドル上部をヒンジで繋ぎ、このヒンジを折り曲げ点としてハンドル上部をスイングさせることができるものである。しかし、このようなチルトハンドルではグリップの角度がチルト角度に比例して変化するために運転者は手首や肘を曲げてその変化を吸収しなければならない。この点、本実施例ではグリップ22は、図1で実線及び想像線で示した通りに平行に上下するので、作業者は手首や肘を格別に曲げる必要はなく、作業に伴なう疲労を軽減することができる。
【0022】次に、折り曲げ部21の構造及び作用を説明する。図5は本発明に係る扇板及び折り曲げ部の分解斜視図であり、スライド軸27の上部に略水平に扇板51を取付け、この扇板51の要の部位にボルト孔52を開けるとともに、このボルト孔52を中心とした円弧溝53を開けておき、また扇板51の周部を立上げて周壁54とし、この周壁54に複数個の止め孔55,55,55(個数は任意である。)を開ける。そして、この様な扇板51に載せる旋回ブラケット60は、チャンネル状のブラケット本体61の底にボルト孔62及び円弧溝63を開け、ボルト孔62と扇板51側のボルト孔52とをボルト64,ナット65で締結することで扇板51に対してブラケット本体61を水平旋回可能に取付ける。66はブラケット本体61側の円弧溝63と扇板51側の円弧溝53とに渡した頭付きピンである。
【0023】チャンネル状のブラケット本体61の左右壁にスリーブ68及び後方に開口したU断面のUホルダ69を掛け渡す。また、ハンドル上部70の横パイプ部71に長円形状のプレート72L,72Rを取付け、プレート72L,72Rの各々に十分に長い長孔73,73を開けておく。加えて、長ボルト76、ロック爪77、レバー78を一体形成してなるハンドルロックレバー75を準備する。
【0024】そして、Uホルダ69に横パイプ部71を当てると共に、前記プレート72L,72Rをスリーブ68の両端に添え、ハンドルロックレバー75の長ボルト76を、一方のプレート72Rの長孔73、スリーブ68、他方のプレート72Lの長孔73に通し、ロックナット79に捩じ込む。この様にして、旋回ブラケット60にハンドル上部70を取付けることができる。
【0025】図6は本発明に係る扇板及び折り曲げ部の断面図であり、スライド軸27に扇板51を取付け、この扇板51に旋回ブラケット60を載せ、ボルト64即ち扇の要(かなめ)を中心に旋回ブラケット60を図面表裏方向に旋回可能にし、この様な旋回ブラケット60のUホルダ69にハンドル上部70を取付けたことを示す。加えて、旋回ブラケット60からピン81を延ばし、このピン81を、周壁54の止め孔55に差込むことで旋回ブラケット60を、非旋回状態に保つ様にする。ピン81を、ガイド筒82内をスライド自在に収納し、スプリング83で前進側に押出し、ワイヤ84及びT字握り85を人手で引くことで後退させることができるように構成する。
【0026】図7は本発明に係る旋回ホルダの平面断面図であり、T字握り85を引き、ピン81を中央の止め孔55から外し、旋回ブラケット60を右旋回し、ピン81を右の止め孔55に差込む、又は旋回ブラケット60を左旋回し、ピン81を左の止め孔55に差込むことができることを示す。
【0027】図8は本発明に係る耕耘機の平面図であり、T字握り85を引き/戻すことでピン81を抜き/差しすれば、想像線で示すハンドル上部70を、実線で示す位置に旋回させることができることを示す。農作業の種類によっては耕耘直後の耕土を、作業者が踏むことを嫌う。このときに、実線の位置にハンドル上部70を旋回させることができれば、作業者は耕耘直後の耕土を踏むこと無く、作業を続けることができる。
【0028】次に、折り曲げ部の作用を説明する。図9は作業時における折り曲げ部を示す斜視図であり、農作業時には、Uホルダ69に横パイプ部71を預けた状態でプレート72L,72Rを、長ボルト76及び想像線で示すロックナット79にて旋回ブラケット60に固定するとともに、ロック爪77を横パイプ部71に引掛けていおく。なお、前記ロックナット79は図示せぬ空転止めを施してあるので、空回りすることはない。
【0029】従って、基本的には長ボルト76をロックナット79に捩じ込むことで、強固にプレート72L,72Rを旋回ブラケット60に固定することができる。仮に、この締め付けが弛むと横パイプ部71がUホルダ69から外れる虞れはある。しかし、ロック爪77が横パイプ部71に掛っているので、横パイプ部71がUホルダ69から外れることはない。これがロック爪77を設けた理由である。
【0030】ハンドル上部70を折り曲げるには、先ずレバー78を矢印■の如く引く。これで、ロック爪77が横パイプ部71から外れる(矢印■)と共に、長ボルト76がロックナット79に対して弛み状態となる。
【0031】図10は本発明に係るハンドル上部の折り曲げ初期作用図であり、作業者はハンドル上部70を矢印■の如く引く。長孔73の分だけプレート72L,72Rが後退し、この結果、Uホルダ69から横パイプ部71が外れる。そこで、次に矢印■の如くハンドル上部70を前へ反転させる。
【0032】図11は本発明に係るハンドル上部の折り曲げ末期作用図であり、一杯に反転させたハンドル上部70を矢印■の如く後退させる。図12(a)〜(d)は本発明に係るハンドル上部の長孔の作用説明図であり、(a)で示すプレート72LをL1だけ図右に後退させたものを(b)に示し、この状態から(c)に示すようにハンドル上部70を約180゜反転し、(d)でプレート72LをL2(L2=L1)だけ、後退させる。
【0033】図13は本発明に係る耕耘機の側面作用図であり、本発明を適用しなければ耕耘機10は、長さA、高さBの立体物であり、これが保管若しくは運搬の単位となる。本発明を適用すれば、抵抗棒19を前に回し、ハンドル上部70を前へ反転し、加えてL2だけ後退させることで、耕耘機10を、長さa(a<A)、高さb(b<B)の極めてコンパクトな立体物にすることができる。なお、操作ハンドル20は図3に基づいて縮めておく。そして、ハンドル上部70はエンジン12の幅より広い2本バーハンドルであるため、エンジン12の側方へ納めることができる。この結果、高さbはエンジン12上部までの地上高さにほぼ合せることができる。
【0034】尚、図2〜4で説明した樹脂スリーブ40は潤滑性を有し、ハンドルポスト26とスライド軸27とに介在することで、スライドを円滑にすることができる。ハンドルポスト26やスライド軸27の摩耗を抑える効果も発揮する。しかし、この樹脂スリーブ40を省いて、ハンドルポスト26にスライド軸27を直接差込むことは差支えない。
【0035】また、図6において、略横置きしたピン81を縦向きに変更し、この縦向きのピンで旋回ブラケット60を扇板51に掛け止めるようにしてもよい。そうすれば、周壁54を省くことができる。従って、扇板51の細部構造は本実施例に限るものではない。
【0036】図1においてケーシング11にエンジン13を載せ、ケーシング11に耕耘軸17を取付けることで、機体フレームを省略し、耕耘機10の軽量化、低コスト化を図った。しかし、機体フレームを準備し、この機体フレームにエンジン13を載せ、機体フレームにギヤケース(減速機ケース)を取付け、このギヤケースに耕耘軸17を取付けてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮する。請求項1は、機体フレームにエンジンなどの動力源を載せ、この動力源で駆動する耕耘爪を機体フレームの下に配置し、機体フレームの後部から斜め上に操作ハンドルを延ばした歩行型耕耘機において、機体フレームから後斜め上に延ばした操作ハンドルを、折り曲げ可能にし、運搬や保管の際にはハンドル上部を前へ反転し、加えて、反転後にハンドル上部を長孔の分だけ後退させることで、一層のコンパクト化を図るようにしたものである。
【0038】運搬や保管の収納効率を上げるためにハンドル上部を取外すと、このハンドル上部の着脱作業が面倒であり、外したハンドル上部を紛失する虞れもあり、農作業の効率を低下させる要因になる。この点、請求項1ではハンドル上部を取外さないハンドル上部を紛失する心配はなく、折畳むだけであるからその作業の為に農作業の能率を下げる虞れもない。
【0039】請求項2は、操作ハンドルの一部をハンドルポストとスライド軸で構成し、ハンドルポストに対してスライド軸をスライドさせることで、操作ハンドルの長さを調整する。この結果、グリップの地面からの高さを変更することができ、耕耘機の使い勝手を高めることができる。
【0040】請求項3は、操作ハンドルに扇板と旋回ブラケットとを介在させて、ハンドル上部を水平旋回可能にする。耕耘直後の耕土を踏みたくないときときなどに、ハンドル上部を右又は左に旋回させておくことは有効であり、耕耘機の使い勝手を高めることができる。
【出願人】 【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
【出願日】 平成12年1月18日(2000.1.18)
【代理人】 【識別番号】100067356
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 容一郎
【公開番号】 特開2001−197801(P2001−197801A)
【公開日】 平成13年7月24日(2001.7.24)
【出願番号】 特願2000−9521(P2000−9521)