| 【発明の名称】 |
根切り用耕耘装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】川口 貞男
【氏名】田中 智明
【氏名】山崎 辰雄
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| 【要約】 |
【課題】牽引車が小型の場合にも、その耐久力にて十分な作業を行うことができる根切り用耕耘装置を提供すること。
【解決手段】耕耘伝動ケースに耕耘爪軸を横断貫通状態に取り付け、同耕耘爪には、耕耘伝動ケースを中心に左右対称位置に左右一対の根切り用の直刀爪を取り付けると共に、その外側方に左右一対の耕耘用のナタ爪を取り付け、これら直刀爪とナタ爪の後方位置に左右一対の覆土ディスクを配置した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 耕耘伝動ケース(10)に耕耘爪軸(12)を横断貫通状態に取り付け、同耕耘爪軸(12)には、耕耘伝動ケース(10)を中心に左右対称位置に左右一対の根切り用の直刀爪(13)を取り付けると共に、その外側方に左右一対の耕耘用のナタ爪(14)を取り付け、これら直刀爪(13)とナタ爪(14)の後方位置に左右一対の覆土ディスク(30)を配置したことを特徴とする根切り用耕耘装置。 【請求項2】 左右一対の覆土ディスク(30,30) は、左右幅方向に位置調節可能としたことを特徴とする請求項1記載の根切り用耕耘装置。 【請求項3】 耕耘伝動ケース(10)には、左右一対の尾輪(19,19) を尾輪支持フレーム(17)を介して取り付けると共に、両尾輪(19,19) は尾輪支持フレーム(17)を介して前後方向の軸線廻りに一体的に揺動自在となしたことを特徴とする請求項1又は2記載の根切り用耕耘装置。 【請求項4】 耕耘伝動ケース(10)には、直刀爪(13)とナタ爪(14)の上方を被覆するロータリカバー(15)を設けると共に、同ロータリカバー(15)は、中央部のロータリカバー本体(15a) と、同ロータリカバー本体(15a) の左右側端縁部に上方へ跳ね上げ調節可能に取り付けた左・右側跳ね上げカバー体(15b,15b) とを具備することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の根切り用耕耘装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、根切り用耕耘装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、根切り用耕耘装置の一形態として、耕耘伝動ケースにロータリプラウ回動用支軸を横断貫通状態に取り付け、同ロータリプラウ回動用支軸の左右側端部にそれぞれロータリプラウを取り付けて、同ロータリプラウにより根切りを行うと共に、畝成形を行うようにしている。 【0003】そして、両ロータリプラウの上方はロータリカバーにより被覆しており、同ロータリカバーは、ロータリプラウの直上方に位置する部分を上方へ段付き突状に形成して、ロータリプラウとの干渉を回避している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した根切り用耕耘装置では、ロータリプラウの回転半径が大きいために、上下左右方向への振動が大きく、かかる根切り用耕耘装置を牽引する牽引車が小型の場合には耐久力に不安がある。 【0005】しかも、ロータリプラウを使用すると、前記したようにロータリプラウの直上方に位置する部分を上方へ段付き突状に形成した特殊ロータリカバーを設ける必要性があり、かかるロータリカバーは製造価格が高いという不具合がある。 【0006】 【課題を解決するための手段】そこで、 本発明では、 耕耘伝動ケースに耕耘爪軸を横断貫通状態に取り付け、同耕耘爪軸には、耕耘伝動ケースを中心に左右対称位置に左右一対の根切り用の直刀爪を取り付けると共に、その外側方に左右一対の耕耘用のナタ爪を取り付け、これら直刀爪とナタ爪の後方位置に左右一対の覆土ディスクを配置したことを特徴とする根切り用耕耘装置を提供せんとするものである。 【0007】また、本発明は、次の構成にも特徴を有する。 【0008】■左右一対の覆土ディスクは、左右幅方向に位置調節可能としたこと。 【0009】■耕耘伝動ケースには、左右一対の尾輪を尾輪支持フレームを介して取り付けると共に、両尾輪は尾輪支持フレームを介して前後方向の軸線廻りに一体的に揺動自在となしたこと。 【0010】■耕耘伝動ケースには、直刀爪とナタ爪の上方を被覆するロータリカバーを設けると共に、同ロータリカバーは、中央部のロータリカバー本体と、同ロータリカバー本体の左右側端縁部に上方へ跳ね上げ調節可能に取り付けた左・右側跳ね上げカバー体とを具備すること。 【0011】 【発明の実施の形態】以下に、 本発明の実施の形態について説明する。 【0012】すなわち、 本発明に係る根切り用耕耘装置は、耕耘伝動ケースに耕耘爪軸を横断貫通状態に取り付け、同耕耘爪軸には、耕耘伝動ケースを中心に左右対称位置に左右一対の根切り用の直刀爪を取り付けると共に、その外側方に左右一対の耕耘用のナタ爪を取り付け、これら直刀爪とナタ爪の後方位置に左右一対の覆土ディスクを配置している。 【0013】このようにして、直刀爪により根切りを行うと共に、ナタ爪により耕耘して除草と空気の供給(土の活性化)を行い、さらに、覆土ディスクにより耕耘した土を外側方へ覆土して畝成形を行うことができる。 【0014】この際、直刀爪とナタ爪は、従来のロータリプラウに比べて回転半径が小さいことから、上下左右方向への振動が小さく、かかる根切り用耕耘装置を牽引する牽引車が小型の場合にも、その耐久力にて十分な作業を行うことができる。 【0015】しかも、製造価格の高い特殊ロータリカバーを使用する必要性がなく、通常の製造価格の安いロータリカバーを使用することができる。 【0016】また、左右一対の覆土ディスクは、左右幅方向に位置調節可能としている。 【0017】このようにして、左右一対の覆土ディスクを適宜左右幅方向に位置調節することにより、所望の畝成形を適正に行うことができる。 【0018】また、耕耘伝動ケースには、左右一対の尾輪を尾輪支持フレームを介して取り付けると共に、両尾輪は尾輪支持フレームを介して前後方向の軸線廻りに一体的に揺動自在となしている。 【0019】このようにして、根切り用耕耘装置の後部を支持する左右一対の尾輪を圃場面の凹凸に追随させることができて、前記した根切り作業性と土中への空気供給作業性と畝成形作業性とを良好に確保することができる。 【0020】また、耕耘伝動ケースには、直刀爪とナタ爪の上方を被覆するロータリカバーを設けると共に、同ロータリカバーは、中央部のロータリカバー本体と、同ロータリカバー本体の左右側端縁部に上方へ跳ね上げ調節可能に取り付けた左・右側跳ね上げカバー体とを具備している。 【0021】このようにして、左・右側跳ね上げカバー体を、適宜上方へ跳ね上げ調節することにより、外側上方へ飛散される耕耘土の移動を円滑なものとなすことができると共に、同飛散土を所望の位置に落下させることができる。 【0022】 【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。 【0023】図1 〜図3に示すAは、本発明に係る根切り用耕耘装置であり、Bは、かかる根切り用耕耘装置Aを昇降自在に連結して牽引する牽引車である。Gは圃場、Uは畝、1は伝動ケース、2は昇降用シリンダ、3は、牽引車Bの後端部に設けたヒッチ体、4は、牽引車Bの後車輪である。 【0024】根切り用耕耘装置Aは、図1 〜図3に示すように、上下方向に伸延する耕耘伝動ケース10の上端部を前記ヒッチ体3に連結体11を介して連結し、同耕耘伝動ケース10の上端部に前記した伝動ケース1を連動連結する一方、同耕耘伝動ケース10の下端部に耕耘爪軸12を左右方向に横断貫通状態に取り付け、同耕耘爪軸12の左右側部にそれぞれ複数の直刀爪13とナタ爪14とを取り付けている。 【0025】このようにして、牽引車Bより伝動ケース1を介して耕耘伝動ケース10に動力を伝達し、同耕耘伝動ケース10より耕耘爪軸12に動力を伝達して、同耕耘爪軸12に取り付けた直刀爪13とナタ爪14とを回動させるようにしている。 【0026】この際、直刀爪13は、耕耘伝動ケース10寄り位置に配設して、畝U上に植設されたキビK等の根を切断すると共に、畝Uの側面を成形するようにしており、かかる直刀爪13よりも外側方に配設した直刀爪14は、同直刀爪13により成形された畝Uの側面の外側方に位置する土を、外方へ耕耘しながら放出させて、畝Uを成形するようにしている。 【0027】そして、耕耘伝動ケース10の上部には、上記した直刀爪13とナタ爪14の直上方を被覆するロータリカバー15を左右側方へ張り出し状に取り付けている。 【0028】しかも、ロータリカバー15は、中央部のロータリカバー本体15a と、同ロータリカバー本体15a の左右側端縁部に蝶番15c,15c を介して上方に跳ね上げ自在に取り付けた左・右側跳ね上げカバー体15b,15b と、各跳ね上げカバー体15b,15bを上方へ所望の角度に跳ね上げ調節する左・右側跳ね上げ調節体15d,15d とを具備している。 【0029】また、耕耘伝動ケース10の上部後端には、ロータリフレーム16を後方へ伸延させて形成し、同ロータリフレーム16の直上方位置に、前後方向に伸延する尾輪支持フレーム17の前端部を配置すると共に、同前端部をロータリフレーム16に枢支ブラケット18を介して枢支し、同ロータリフレーム16と尾輪支持フレーム17との間に尾輪昇降調節体18を介設して、尾輪支持フレーム17の後端部に左右一対の尾輪19,19 を尾輪支持体20を介して取り付けている。 【0030】ここで、尾輪昇降調節体18は、ロータリフレーム16と尾輪支持フレーム17との間に、正逆回転操作に連動して伸縮作動する伸縮片18a を介設し、同伸縮片18aの上端部に回転操作用ハンドル18b を取り付けて、同回転操作用ハンドル18b を正逆回転操作することにより、左右一対の尾輪19,19 を尾輪支持フレーム17及び尾輪支持体20を介して昇降位置調節することができるようにしている。 【0031】そして、尾輪支持体20は、尾輪支持フレーム17の後端部の上側に、左右方向に伸延する支持アーム21の中央部を上側枢支ブラケット22を介して前後方向に軸線を向けた上側枢軸23により枢支して、同支持アーム21を上側枢軸23を中心に揺動自在となし、同支持アーム21の左右側端部にはそれぞれ支柱取付体24,24 を支持アーム21の伸延方向に伸縮位置調節自在に取り付け、各支柱取付体24,24 より支柱支持アーム29,29 を後方へ向けて伸延させて、各支柱支持アーム29,29 の後端部に尾輪支柱25,25 を上下位置調節自在に取り付けて形成しており、各尾輪支柱25,25 の下端部に尾輪19,19 を取り付けている。26は伸縮位置調節用ボルト、27は上下位置調節用ボルトである。 【0032】このようにして、左右一対の尾輪19,19 は、尾輪支持体20により圃場面の凹凸に沿って一体的に上下揺動するようにしている。 【0033】しかも、左右一対の尾輪19,19 は、尾輪支持体20により左右幅方向及び上下方向に位置調節が行えるようにして、作業条件に適応させることができるようにしている。 【0034】また、尾輪支持フレーム17の後端部には、左右一対の覆土ディスク30,30 をディスク支持体31を介して取り付けており、同ディスク支持体31は、尾輪支持フレーム17の後端部の下側に、側面視L字状に形成した支持片32の上端部を下側枢支ブラケット33を介して前後方向に軸線を向けた下側枢軸34により枢支して、同支持片32を下側枢軸34を中心に左右揺動自在となし、同支持片32の後端部に左右方向に伸延する四角筒状のアーム連結片36を取り付け、同アーム連結片36の左右両端部にそれぞれ左右方向に伸延するディスク支持アーム37,37 を挿入すると共に、各ディスク支持アーム37,37 を左右位置調節ボルト38,38 により左右方向に伸縮位置調節自在に取り付け、各ディスク支持アーム37,37 の外側端部にディスク支柱39,39 の上端部を取り付けて、各ディスク支柱39,39 の下端部に覆土ディスク30,30 を取り付けている。40は、ディスク支持アーム37に複数形成した伸縮位置調節用のボルト挿通孔である。 【0035】このようにして、覆土ディスク30,30 は、畝Uの左右側方に位置する土を左右外側方に移動させて覆土するようにしており、この際、各覆土ディスク30,30 は、畝Uの左右幅等に応じて左右位置調節ボルト38,38 により左右位置調節を行うことにより、効率良く覆土作業が行えるようにしている。 【0036】 【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得られる。 【0037】■請求項1記載の本発明では、耕耘伝動ケースに耕耘爪軸を横断貫通状態に取り付け、同耕耘爪軸には、耕耘伝動ケースを中心に左右対称位置に左右一対の根切り用の直刀爪を取り付けると共に、その外側方に左右一対の耕耘用のナタ爪を取り付け、これら直刀爪とナタ爪の後方位置に左右一対の覆土ディスクを配置している。 【0038】このようにして、直刀爪により根切りを行うと共に、ナタ爪により耕耘して除草と空気の供給(土の活性化)を行い、さらに、覆土ディスクにより耕耘した土を外側方へ覆土して畝成形を行うことができる。 【0039】この際、直刀爪とナタ爪は、従来のロータリプラウに比べて回転半径が小さいことから、上下左右方向への振動が小さく、かかる根切り用耕耘装置を牽引する牽引車が小型の場合にも、その耐久力にて十分な作業を行うことができる。 【0040】しかも、製造価格の高い特殊ロータリカバーを使用する必要性がなく、通常の製造価格の安いロータリカバーを使用することができる。 【0041】■請求項2記載の本発明では、左右一対の覆土ディスクは、左右幅方向に位置調節可能としている。 【0042】このようにして、左右一対の覆土ディスクを適宜左右幅方向に位置調節することにより、所望の畝成形を適正に行うことができる。 【0043】■請求項3記載の本発明では、耕耘伝動ケースには、左右一対の尾輪を尾輪支持フレームを介して取り付けると共に、両尾輪は尾輪支持フレームを介して前後方向の軸線廻りに一体的に揺動自在となしている。 【0044】このようにして、根切り用耕耘装置の後部を支持する左右一対の尾輪を圃場面の凹凸に追随させることができて、前記した根切り作業性と土中への空気供給作業性と畝成形作業性とを良好に確保することができる。 【0045】■請求項4記載の本発明では、耕耘伝動ケースには、直刀爪とナタ爪の上方を被覆するロータリカバーを設けると共に、同ロータリカバーは、中央部のロータリカバー本体と、同ロータリカバー本体の左右側端縁部に上方へ跳ね上げ調節可能に取り付けた左・右側跳ね上げカバー体とを具備している。 【0046】このようにして、左・右側跳ね上げカバー体を、適宜上方へ跳ね上げ調節することにより、外側上方へ飛散される耕耘土の移動を円滑なものとなすことができると共に、同飛散土を所望の位置に落下させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月16日(1999.12.16) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−169603(P2001−169603A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月26日(2001.6.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−357812 |
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