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【発明の名称】 草抜き機
【発明者】 【氏名】寺林 浩二

【要約】 【課題】確実に草抜きができるようにすると共に、草株をつかんで引き上げたのち、草をはなす行程を、連続的に、繰り返すことができる草抜き機を提供する。

【解決手段】往復動杆20が下死点まで移動するとき、固定ピン102、102に降下するホルダ部41、42のピン当接部421、421が当接して開いていたホルダ部が閉じ、開いて接地したつかみ部401、402が閉じて草をつかみ、往復動杆が下死点から上方へ移動するとき、上昇するホルダ部の外側面が出没ピン103、103に当接してホルダ部が閉じたまま移動し、つかみ部で挟んだ草を引き上げ、往復動杆が上死点に移動するとき、上昇するホルダ部の切欠き411、411の中に出没ピンが没入し、さらにホルダ部の下面に没入して、コイルバネ44が反発し、ホルダ部後端の摺動部432、432が開き案内104、104に沿つて摺動しホルダ部を開き、つかみ部が開き草をはなす。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プライヤ状草抜き40と、往復動杆20と、プライヤ状草抜き40と往復動杆20とを収容する支持板10及び被覆板60とを備え、プライヤ状草抜き40は、その回動点軸棒50より前部につかみ部401、402、回動点軸棒50より後部にホルダ部41、42を設け、つかみ部401、402は前端で草等をつかみ又ははなすように形成され、ホルダ部41、42は前端外側面にピン当接部421、421、中間部外側面に円弧状切欠き411、411、内側面にコイルバネ44の取付部441、441、後端に摺動部432、432をそれぞれ形成してなり、往復動杆20は、支持板10上に立設した1対のレール101、101に沿つて摺動可能に支持されて直線的に往復動できるように形成され、先端はプライヤ状草抜き40の回動点軸棒50に回動可能に連結し、後端はクランク運動装置30に往復動可能に連結されてなり、支持板10は、前端に開口部11、両側端及び後端に立ち上がり部12が設けられて、被覆板60により被覆され、板10上の開口部11近くに、ホルダ部41、42のピン当接部421、421に当接してホルダ部41、42が閉じられるようにした1対の固定ピン102、102を立設し、中間の板10上に1対の圧縮コイルバネにより出没できるようにした出没ピン103、103であつて、ホルダ41、42が開いて移動するとき、その切欠き411、411内に没入し、さらに、ホルダ41、42の下面に没入できるようにしたものと、ホルダ部41、42の後端の摺動部432、432を案内してホルダ部41、42を開くようにした1対の開き案内104、104をそれぞれ立設してなることを特徴とした草抜き機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、草株(草株に類似するものを含む)を除去するのに使用する草抜き機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、草株抜きは手作業以外に有効な手段がなかつた。スコップ状や鎌状の草抜き具もあつたが、前者は、草株と共にかなりの土を取り去る欠点があり、芝生面や作物土壌の草抜きとしては不適切で、後者は、かなりの体力を必要とすると共に、草株全部を引き抜くことが困難な欠点があつた。そこで、本発明者は、手作業と同様に、草株を確実につかんで引き上げ、その際、草回りの土壌を極力取り去ることなく草抜きできる草抜き機の開発に成功した。また、本発明者が開発した草抜き機は、動力により草株をつかんで引き上げるので、極めて強力に作業できると共に、草つかみ、草引き上げを一定ストロークで繰り返し行い、短時間で多量の草抜きをすることに成功した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、確実に草株をつかんで、強力に草を引き上げて、草抜きができるようにした草抜き機を提供するものである。また、本発明は、草株をつかんで引き上げたのち、草をはなす行程を、連続的に、機械的に、繰り返すことができる草抜き機を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明草抜き機は、上記課題を達成するため、図示するように、プライヤ状草抜き40と、往復動杆20と、プライヤ状草抜き40と往復動杆20とを収容する支持板10及び被覆板60とを備え、プライヤ状草抜き40は、その回動点軸棒50より前部につかみ部401、402、回動点軸棒50より後部にホルダ部41、42を設け、つかみ部401、402は前端で草等をつかみ又ははなすように形成され、ホルダ部41、42は前端外側面にピン当接部421、421、中間部外側面に円弧状切欠き411、411、内側面にコイルバネ44の取付部441、441、後端に摺動部432、432をそれぞれ形成してなり、往復動杆20は、支持板10上に立設した1対のレール101、101に沿つて摺動可能に支持されて直線的に往復動できるように形成され、先端はプライヤ状草抜き40の回動点軸棒50に回動可能に連結し、後端はクランク運動装置30に往復動可能に連結されてなり、支持板10は、前端に開口部11、両側端及び後端に立ち上がり部12が設けられて、被覆板60により被覆され、板10上の開口部近くに、ホルダ部41、42のピン当接部421、421に当接してホルダ部41、42が閉じられるようにした1対の固定ピン102、102を立設し、中間の板10上に1対の圧縮コイルバネにより出没できるようにした出没ピン103、103であつて、ホルダ41、42が開いて移動するとき、その切欠き411、411内に没入し、さらに、ホルダ41、42の下面に没入できるようにしたものと、ホルダ部41、42の後端の摺動部432、432を案内してホルダ部41、42を開くようにした1対の開き案内104、104をそれぞれ立設してなるものである。
【0005】本発明において、往復動杆20が下死点まで移動するときは、図2に示すように、固定ピン102、102に下降するホルダ部41、42のピン当接部421、421が当接して開いていたホルダ部41、42が閉じると共に、開いて接地したつかみ部401、402の先端が閉じて、つかみ部401、402の先端で草を挟み、往復動杆20が下死点から上方へ移動するときは、図3、図4に示すように、上昇するホルダ部41、42の外側面が出没ピン103、103に当接してホルダ部41、42が閉じたまま移動し、つかみ部401、402の先端で挟んだ草を引き上げ、往復動杆20が上死点に移動するときは、図5に示すように、上昇するホルダ部41、42の切欠き411、411の中に出没ピン103、103が没入し、さらにホルダ部41、42の下面に没入して、コイルバネ44が反発し、ホルダ部後端の摺動部432、432が1対の開き案内104、104に沿つて摺動して、ホルダー部41、42を開き、つかみ部401、402の先端が開き草をはなす、往復動杆20が上死点から下死点に移動するときは、図6に示すように、ホルダ部41、42はその下面に出没ピン103、103を入れたまま、コイルバネ44の反発を受けて、ホルダ部41、42は開いたまま移動し、つかみ部401、402の先端を開いたまま接地するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態が図1乃至図6に示されている。本発明実施例の草抜き機は、本体1と駆動部2とバッテリー又はガソリンタンク3と車輪4付きの把手ハンドル5とからなる。本体1は、プライヤ状草抜き40と、往復動杆20と、クランク運動装置30とを備えている。本体1の構成及び作用は、課題を解決するための項で説明したとおりで、詳細説明は省略する。本体1のクランク運動装置30は、バッテリー又はガソリンタンク3による電動機又は内燃エンジン2の駆動回転に連動して回転する円板31と、それに取りつけたクランクピン32と、往復動杆20を直線的に往復動させるようにクランクピン32を回動可能に長孔331に嵌合したクランクアーム33を設けている。従つて、プライヤ状草抜き40のつかみ部401、402の先端が、開いたまま、図6に示すように、接地して草70を取り囲んだのち、草株を挟むと、図2、図3及び図4に示すように、つかみ部401、402は、先端を閉じたまま上昇し、草70は引き抜かれて引き上げられ、往復動杆20が上死点に達したときは、図5に示すように、つかみ部401、402が開くので、引き上げられた草70をはなす。次いで、つかみ部401、402は、開いたまま下降して接地し、次の引き抜く草70を取り囲む。このような動作を、連続的に、機械的に、繰り返して行うことになる。なお、往復動杆20を調整することにより、図1に示すように、少し土中に突き進むように接地して草株近くをつかむことが望ましい。また、把手ハンドル5はコ字状に形成して片手で引っぱり易くすることが望ましい。さらに、つかみ部401、402の横に伸びた部分はなるべく短い方が望ましい。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、草株を確実につかんで、強力に引き上げることができるので、草株の除去が容易で、従来のように、手作業で体力によつて草抜きする必要はなく、また、手作業に比べて草株の引き抜き力が強く、さらに、従来の草の引抜き道具のように、草株周辺の土を取り去る割合も少ない利点がある。また、本発明は、草株をつかむ、草を引き上げる、草をはなすの動作が、一定時間毎に、規則正しく行われ、その間に、草から草へと移動すれば、迅速容易かつ短時間に多量の草抜きをすることができることになる。
【出願人】 【識別番号】398010818
【氏名又は名称】寺林造園土木株式会社
【出願日】 平成11年12月17日(1999.12.17)
【代理人】 【識別番号】100070253
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 弥一
【公開番号】 特開2001−169601(P2001−169601A)
【公開日】 平成13年6月26日(2001.6.26)
【出願番号】 特願平11−358742