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【発明の名称】 ロータリ耕うん機
【発明者】 【氏名】中川 秀明

【氏名】泉原 亘

【要約】 【課題】ハンドルが折り畳み可能で、移動、収納時にコンパクトにできるロータリ耕うん機を提供する。

【解決手段】前部に耕うん部3、後部に駆動輪4を設け、耕うん部3と後駆動輪4の間にエンジン15を搭載したロータリ耕うん機1であって、運転作業用のハンドル6を折り畳み可能に構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前部に耕うん部、後部に駆動輪を設け、耕うん部と後駆動輪の間にエンジンを搭載したロータリ耕うん機において、運転用のハンドルを折り畳み可能に構成したことを特徴とするロータリ耕うん機。
【請求項2】 前部に耕うん部、後部に駆動輪を設け、耕うん部と後駆動輪の間にエンジンを搭載したロータリ耕うん機において、伝動ケースを左右2分割で構成し、ハンドル支柱を取付けるための支え枠を左右の各伝動ケース後部から上方に向かってそれぞれ突設して左右一対とし、組立時、左右の伝動ケース同士を合わせた時に左右の支え枠間には隙間が形成されることを特徴とするロータリ耕うん機。
【請求項3】 前部に耕うん部、後部に駆動輪を設け、耕うん部と後駆動輪の間にエンジンを搭載したロータリ耕うん機において、運転用のハンドルを取付けるためのハンドル支柱の側部にチェンジレバー用パネルを一体的に設けたことを特徴とするロータリ耕うん機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前部に耕うん部、後部に駆動輪を設け、耕うん部と後駆動輪の間にエンジンを搭載して、主として歩行型の耕うん作業を行うロータリ耕うん機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、主として歩行型の耕うん作業を行うための、前部に耕うん部、後部に駆動輪を設け、耕うん部と後駆動輪の間にエンジンを搭載したタイプのロータリ耕うん機はよく知られている。しかしながら、従来のロータリ耕うん機は、例えばトラック等に積むときに運転用のハンドルの背が高く、これが邪魔になって上手く積むことができないという不具合を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の問題を解決するために為されたものであり、その目的とするところは、ハンドルが折り畳み可能で、移動、収納時にコンパクトにできるロータリ耕うん機を提供することにある。また、他の目的は、組立時にハンドル支柱をガタつかずにしっかりと取付けられる構造としたロータリ耕うん機を提供することにある。さらに、他の目的は、ハンドル支柱にチェンジレバー用パネルを一体的に設けて部品点数を少なくできるロータリ耕うん機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、前部に耕うん部、後部に駆動輪を設け、耕うん部と後駆動輪の間にエンジンを搭載したロータリ耕うん機において、運転用のハンドルを折り畳み可能に構成したことを特徴としている。また、請求項2の発明は、前部に耕うん部、後部に駆動輪を設け、耕うん部と後駆動輪の間にエンジンを搭載したロータリ耕うん機において、伝動ケースを左右2分割で構成し、ハンドル支柱を取付けるための支え枠を左右の各伝動ケース後部から上方に向かってそれぞれ突設して左右一対とし、組立時、左右の伝動ケース同士を合わせた時に左右の支え枠間には隙間が形成されることを特徴としている。さらに、請求項3の発明は、前部に耕うん部、後部に駆動輪を設け、耕うん部と後駆動輪の間にエンジンを搭載したロータリ耕うん機において、運転用のハンドルを取付けるためのハンドル支柱の側部にチェンジレバー用パネルを一体的に設けたことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係るロータリ耕うん機の構成を示す側面図である。本発明に係るロータリ耕うん機1は、図1に示すように、伝動ケース2の前方(図の左側)に耕うん部3を、中央に伝動入力軸を、後方(図の右側)左右に後駆動輪4をそれぞれ略水平方向に並べて設けている。そして、伝動ケース2の上部に搭載されたエンジン15は、耕うん部3と後駆動輪4の間に位置している。
【0006】伝動ケース2の後部には、運転用のハンドル6とチェンジレバー10がそれぞれ配設されている。チェンジレバー10は、固定用ピン11の位置で分割できるようになっている。また、耕うん機前部のロータリカバー13には取っ手14が取付けられている。
【0007】ここで、上記ハンドル6の構成について説明する。図2は、図1のハンドル6のA方向矢視図、図3は、図2の一部拡大図、図4は、ハンドル6とハンドル支柱5との接続部位の拡大図である。ハンドル6は、ハンドル支柱5の先端部に取付けられ、且つハンドル支柱5先端部のハンドル回動軸8を中心にハンドル6が回動自在に軸支されている。ハンドル6の幅方向に、補強と取っ手の機能を兼ねたバー7が取付けられている。また、ハンドル6の下端の左右両側にそれぞれハンドル折り畳み時の固定用のフランジ板9、9が設けられている。なお、ハンドル6は、固定用ノブ12によって作業時はハンドル位置6Aに固定されている。
【0008】そして、ハンドル6を回動軸8を中心に下方に回動すると、ハンドル6に設けられた左右のフランジ板9、9の孔9Aが、ハンドル支柱5の孔の位置16Aまで回動されて、ハンドル支柱5を両側から挟むように固定用ノブ12によって固定する。こうして、折り畳み時はハンドル6がハンドル位置6Bに固定される。以上のように、耕うん機1の移動、収納時は、ハンドル6を折り畳んでコンパクトにすることができる。この際、ロータリカバー13の取っ手14とハンドル6のバー7を両手で持って持ち上げることができる。
【0009】次に、ハンドル支柱の取付構造について説明する。図5は、ハンドル支柱の取付構造を示すもので耕うん機を背面から見た矢視図である。伝動ケース2は板金製の左右2分割のケース2A、2Bで構成され、組立時に左右のケースを合わせるようになっている。左右の各伝動ケース2A、2B後部から上方斜め方向に向かって左右一対の支え枠17A,17Bを突設している。この左右一対の支え枠17A,17Bはハンドル支柱5を取付けるためのもので、ハンドル支柱5を左右の支え枠17A,17Bで両側から挟み込むようにして固定支持している。なお、この組立時に、左右の伝動ケース2A,2B同士をぴったりと合わせた時、これらと一体的に設けられている左右の支え枠17A,17Bの合わせ面には若干の隙間Dが形成されるように構成されている。
【0010】このように、左右の伝動ケース2A,2B同士を合わせるとともに、左右の支え枠17A,17Bでハンドル支柱5の下端部を両側から挟み込むようにして合わせた際に、左右の支え枠17A,17Bの合わせ面に隙間Dがあいているので、所定の位置をボルト18で締め付けて固定することにより支え枠17が撓み、ハンドル支柱5がガタつかずにしっかりと固定保持される。
【0011】次に、チェンジレバー用パネルについて説明する。図6は、図1の耕うん機を反対側から見た側面図、図7は、チェンジレバー用パネルの取付構造を示す平面図である。すなわち、ハンドル支柱5の右側(つまりチェンジレバー10側)側部にチェンジレバー用パネル19を一体的に設ける。もう少し具体的に説明すると、ハンドル支柱5の右側側部の所定位置に板状のステー20を溶接等によって取付け、このステー20にチェンジレバー用パネル19をネジ等で取付ける(図7参照)。このように、チェンジレバー用パネル19をハンドル支柱5と一体的に設けることにより、構造が簡単で部品点数が少なくなり、コスト的にも安価にできる。
【0012】次に、エンジンを搭載するためのエンジンベースについて説明する。前述したように、伝動ケース2は、左右に2分割されたケース2A,2Bを合わせる方式としたものであるが(図5参照)、この伝動ケース2A,2Bの上面をフラット面とし、エンジンベース21を構成している(図1及び図6参照)。すなわち、伝動ケース2とエンジンベース21が一体化された構造とすることにより、低重心化が可能となり、耕うん時に安定して作業ができる。
【0013】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1に係る発明によれば、前部に耕うん部、後部に駆動輪を設け、耕うん部と後駆動輪の間にエンジンを搭載したロータリ耕うん機において、運転用のハンドルを折り畳み可能に構成したことにより、耕うん機の移動、収納時は、ハンドルを折り畳んでコンパクトにすることができ、移動、収納に便利である。
【0014】また、請求項2に係る発明によれば、上記ロータリ耕うん機において、伝動ケースを左右2分割で構成し、ハンドル支柱を取付けるための支え枠を左右の各伝動ケース後部から上方に向かってそれぞれ突設して左右一対とし、組立時、左右の伝動ケース同士を合わせた時に左右の支え枠間には隙間が形成されるようにしたので、ボルトで支え枠を締め付けて固定すると支え枠が撓んで、左右の支え枠で挟持されたハンドル支柱がガタつかずにしっかりと固定保持される。
【0015】さらに、請求項3に係る発明によれば、上記ロータリ耕うん機において、運転用のハンドルを取付けるためのハンドル支柱の側部にチェンジレバー用パネルを一体的に設けることにより、構造が簡単で部品点数が少なくなり、コスト的にも安価にできる。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成11年10月26日(1999.10.26)
【代理人】 【識別番号】100077779
【弁理士】
【氏名又は名称】牧 哲郎 (外2名)
【公開番号】 特開2001−120003(P2001−120003A)
【公開日】 平成13年5月8日(2001.5.8)
【出願番号】 特願平11−303341