| 【発明の名称】 |
移植機のマーカ制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 八郎
【氏名】松川 雅彦
【氏名】遠藤 智恵
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| 【要約】 |
【課題】植付部が下降位置にあるときに、マーカの繰出しモード設定とは異なる任意のマーカの繰出し操作が可能なマーカ制御装置を得る。
【解決手段】乗用田植機1は、走行機体5に植付部10が昇降自在に支持され、またレバー操作により作業位置と非作業位置とに移動可能な左・右マーカ50を有している。この左・右マーカ50は、手元操作レバー38の操作により、植付部10が「上げ」位置にある状態で、その繰出しを植付部10の昇降に伴い自動的に交互に切換える自動モードと、左右同時に繰出す双方モードと、繰出しを停止する停止モードのいずれかに設定可能である。更に、手元操作レバー38により、植付部10が下降位置にある状態で、モード設定とは異なる左・右マーカ50の任意の繰出し・収納操作が可能であり、例えば左右一方のマーカ50を繰り出した後に、他方のマーカ50を繰り出したい場合、再び植付部10を上昇させてモード設定をし直す必要がない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 運転席を有する走行機体にリンク機構を介して作業部を昇降自在に支持すると共に、上昇収納される非作業位置と下降繰出される作業位置とに移動可能な左右マーカを備えた移植機のマーカ制御装置において、前記左右マーカの繰出しを前記作業部の昇降に伴い自動的に交互に切換える自動モードと、左右同時に繰出す双方モードと、繰出しを停止する停止モードと、のいずれかのモードに設定する設定操作と、前記モード設定とは異なる前記左右マーカの任意の繰出し及び収納操作とを、前記運転席の操作部に設けた1個の操作レバーにて行う、ことを特徴とする移植機のマーカ制御装置。 【請求項2】 前記操作レバーにより、前記作業部の上昇位置にて前記左右マーカのモード設定を可能とすると共に、前記作業部の下降位置にて前記左右マーカの繰出し及び収納操作を可能とした、ことを特徴とする請求項1記載の移植機のマーカ制御装置。 【請求項3】 前記作業部の上昇位置での前記操作レバーによる前後方向の一方への操作で、前記左右マーカの繰出しが自動モードに切換えられ、前記自動モードにおいて、前記作業部の下降位置での前記操作レバーの前後方向の同方向への操作で、前記自動モードにて設定された左右いずれか一方のマーカと反対側の左右いずれか他方のマーカが繰出されると共に、前記操作レバーの前後方向の他方向への操作で、前記左右マーカが同時収納され、また、前記作業部の上昇位置での前記操作レバーによる前後方向の他方への操作で、前記左右マーカの繰出しが双方モード又は停止モードに順次切換えられ、前記双方モード又は停止モードにおいて、前記作業部の下降位置での前記操作レバーの前後方向の同方向への操作で、前記左右マーカが同時収納されると共に、前記左右マーカの繰出しが双方モードの場合に前記操作レバーの前後方向の他方向への操作で、左右いずれか一方のマーカが繰出される、ことを特徴とする請求項1記載の移植機のマーカ制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機等の移植機に係り、詳しくは左右マーカの繰出しを制御する移植機のマーカ制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、乗用田植機等の移植機は、苗の植付条間を適正に保持し、また機体の直進性を良好にするために、植付作業時に、次工程の機体走行基準線となる線を田面に引くマーカ装置を備えている。 【0003】そして従来、この種マーカ装置として、例えば本件出願人の出願に係る特公平7−102006号公報に記載の技術が公知であり、この従来例によれば、マーカを機体側方に下降繰出す作業位置から上昇収納する非作業位置へ移動するのに、植付部の昇降動作に連動して行い、かつ左右いずれか一方のマーカを非作業位置にて保持する機械的なロック部材を植付部の昇降作動に伴って左右交互に切換えて、圃場端における機体回向時に、植付部を昇降することにより左右マーカを自動的に作業位置に切換えるように構成されている。 【0004】これにより、例えば最初に右マーカを作業位置に繰出して圃場面に線を引き、枕地にて回向した後は、次に反対側の左マーカを作業位置に繰出して圃場面に線を引きながら移植作業を行えば、前記基準線を目安として走行しながら、該基準線に沿って整列状の移植が可能となる。 【0005】一方、上述した従来のマーカ装置は、機械的なロック部材を植付部の昇降作動に伴って自動的に左右交互に切換えていたため、機構が複雑になることや、一定の場合、運転者は座席下方のロック部材を操作しなければならない等、煩雑な作業が必要であること等から、近年、1本の操作レバーで作業部の昇降と左右マーカの切換え操作等を可能としたものも出現している。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した1本の操作レバーによる左右マーカの切換え操作において、例えば左右マーカの繰出し・収納の動作は植付部の昇降動作に連動して行われるようにしていたため、植付部が下降し左右一方のマーカが繰出された後に、操作の誤り等に気付いて他方のマーカを繰出したいと考える場合には、直ちに植付部を上昇させて繰出し方向の設定をやり直してから再び植付部を下降させ、該他方のマーカを繰出さなければならなかったため、一旦繰出されたマーカの修正操作が煩雑であり、作業効率が低下するという課題があった。 【0007】本発明は、斯かる課題を解消するためになされたもので、その目的とするところは、作業部の下降位置にて、マーカの繰出しモードの設定とは異なる任意のマーカの繰出し操作等を行うことのできる移植機のマーカ制御装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、運転席(9)を有する走行機体(5)にリンク機構(8)を介して作業部(10)を昇降自在に支持すると共に、上昇収納される非作業位置と下降繰出される作業位置とに移動可能な左右マーカ(50L,50R)を備えた移植機(1)のマーカ制御装置において、前記左右マーカ(50L,50R)の繰出しを前記作業部(10)の昇降に伴い自動的に交互に切換える自動モードと、左右同時に繰出す双方モードと、繰出しを停止する停止モードと、のいずれかのモードに設定する設定操作と、前記モード設定とは異なる前記左右マーカ(50L,50R)の任意の繰出し及び収納操作とを、前記運転席(9)の操作部に設けた1個の操作レバー(38)にて行う、ことを特徴とする。 【0009】請求項2記載の発明は、前記操作レバー(38)により、前記作業部(10)の上昇位置にて前記左右マーカ(50L,50R)のモード設定を可能とすると共に、前記作業部(10)の下降位置にて前記左右マーカ(50L,50R)の繰出し及び収納操作を可能とした、ことを特徴とする。 【0010】請求項3記載の発明は、前記作業部(10)の上昇位置での前記操作レバー(38)による前後方向の一方への操作で、前記左右マーカ(50L,50R)の繰出しが自動モードに切換えられ、前記自動モードにおいて、前記作業部(10)の下降位置での前記操作レバー(38)の前後方向の同方向への操作で、前記自動モードにて設定された左右いずれか一方のマーカと反対側の左右いずれか他方のマーカが繰出されると共に、前記操作レバー(38)の前後方向の他方向への操作で、前記左右マーカ(50L,50R)が同時収納され、また、前記作業部(10)の上昇位置での前記操作レバー(38)による前後方向の他方への操作で、前記左右マーカ(50L,50R)の繰出しが双方モード又は停止モードに順次切換えられ、前記双方モード又は停止モードにおいて、前記作業部(10)の下降位置での前記操作レバー(38)の前後方向の同方向への操作で、前記左右マーカ(50L,50R)が同時収納されると共に、前記左右マーカ(50L,50R)の繰出しが双方モードの場合に前記操作レバー(38)の前後方向の他方向への操作で、左右いずれか一方のマーカが繰出される、ことを特徴とする。 [作用]以上の発明特定事項に基づき、本発明における移植機(1)は、走行機体(5)にリンク機構(8)を介して作業部(10)が昇降自在に支持され、また上昇収納される非作業位置と下降繰出される作業位置とに移動可能な左右マーカ(50L,50R)を有している。これら左右マーカ(50L,50R)は、運転席(9)の操作部に設けた1個の操作レバー(38)の操作により、前記作業部(10)が上昇位置にある状態で、その繰出しを前記作業部(10)の昇降に伴い自動的に交互に切換える自動モードと、左右同時に繰出す双方モードと、繰出しを停止する停止モードと、のいずれかのモードに設定することが可能となっている。 【0011】更に、この左右マーカ(50L,50R)は、前記1個の操作レバー(38)の操作により、前記作業部(10)が下降位置にある状態で、前記モード設定とは異なる任意の繰出し及び収納操作が可能となっており、例えば左右いずれか一方のマーカ(50)を繰り出した後に、改めて他方のマーカ(50)を繰り出したい場合にも、再度作業部(10)を上昇させて繰り出しモードの設定をし直す必要がなく、これにより操作性の改善が図られる。 【0012】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。 【0014】図1に示すように、乗用田植機1は、前輪2及び後輪3により支持された走行機体5を有しており、該走行機体5にはその前方部分のボンネット4内にエンジン6が搭載され、走行機体5の後部には座席シート7を有する運転席9が配設されている。この座席シート7の側方には、後述する植付部10の昇降及び植付クラッチの操作を行う手動操作レバー17が設けられていて、この手動操作レバー17は、レバーガイド21に沿い「上げ」、「固定」、「下げ(自動)」、「植付(自動)」の各位置に操作可能となっている。 【0015】前記走行機体5の後方には、昇降リンク機構8を介して作業部としての植付部10が昇降自在に支持され、該植付部10には多数のプランタアーム11、フロー卜14及びマット苗を縦方向に載置し得る苗載せ台12が備えられている。また、植付部10の左右両端部には、左右マーカ50(L,R)が取り付けられていて、この左右マーカ50(L,R)は、例えば後述する自動モードにおいては、植付部10の昇降に伴い機体側方に下降繰出す作業位置と、上昇収納する非作業位置とに自動的かつ交互に切換えられるようになっており、作業位置においては圃場面に走行機体5の走行基準線を引くことができる。 【0016】前記走行機体5には、昇降リンク機構8に固着されたリンクブラケット44との間に油圧シリンダ19が配設されていて、前記手動操作レバー17の操作に基づき、座席シート7の下部のリヤカバー26内に配置された制御部39を介して油圧コントロールバルブ35が制御され、更に該油圧コントロールバルブ35により前記油圧シリンダ19が伸縮制御されて、植付部10が昇降作動する。なお、前記手動操作レバー17の操作位置は、レバー位置検出ポテンショメータ42により検出され、この検出値に応じて前記制御部39を介して油圧コントロールバルブ35が制御される。 【0017】また、図2(a)に示すように、前記運転席9の前部には、ステアリングホイール13が設けられ、そのステアリングコラム13aのスイッチボックス51に手元操作レバー38が取り付けられている。 【0018】この手元操作レバー38は、図示しない弾発部材により、手を離すと図の基準位置に自動復帰するように付勢されていて、この基準位置を中心として上下方向に操作可能であると共に、この上下操作とは独立して機体前後方向に操作可能となっている。前記スイッチボックス51内には、植付部10を制御すべく手元操作レバー38の上下方向位置を検出する切換スイッチ43と、左右マーカ50(L,R)の繰出しを制御すべく手元操作レバー38の前後方向位置を夫々検出するモード切換スイッチ52及び方向切換スイッチ53が内蔵されている。 【0019】なお、前記手元操作レバー38は、植付部10の誤操作防止のため、前記手動操作レバー17が「植付」位置に操作されているときにのみ、該手元操作レバー38による植付部10の昇降制御が可能となっている。 【0020】そして、前記手元操作レバー38を、基準位置から上方向に1回操作すると、その操作が前記切換スイッチ43により検出されて、前記制御部39を介し植付部10が上昇制御され(「上げ」)、同様に下方向に1回操作すると植付部10が下降制御され(「下げ」)、更にこの下げ位置から下方向に1回操作すると植付部10が植付位置(「植付」)に制御される。 【0021】本発明では、前記左・右マーカ50の繰出しを前記作業部10の昇降に伴い自動的に交互に切換える自動モードと、左右同時に繰出す双方モードと、繰出しを停止する停止モードと、のいずれかのモードに設定する設定操作と、前記モード設定とは異なる前記左・右マーカ50の繰出し及び収納操作とを、前記運転席9の操作部に設けた1個の操作レバーにて行うようにしている。 【0022】本実施の形態では、前記1個の操作レバーを手元操作レバー38と兼用しており、この手元操作レバー38により、左・右マーカ50のモード設定が可能であり、また、この手元操作レバー38により、植付部10の上昇位置にて左・右マーカ50のモード設定を可能とすると共に、植付部10の下降位置にて左・右マーカ50の繰出し及び収納操作を可能としたものである。 【0023】具体的には、植付部10が「上げ」位置にあるときに、前記手元操作レバー38を、機体前後方向の後方(図2(a)のA方向)に操作すると、その操作が前記方向切換スイッチ53により検出されて、前記制御部39を介し左・右マーカ50の繰出しモード(後述する)が自動モードに設定されると共に、同方向への操作毎に左・右マーカ50の左右作業位置への繰出し方向が選択的に切換えられる。更に、前記手元操作レバー38を、前方(図2(b)のB方向)に操作すると、その操作が前記モード切換スイッチ52により検出されて、前記制御部39を介し左・右マーカ50の繰出しモード(後述する)が停止モード又は双方モードに順次切換えられる。 【0024】すなわち、図2(a)〜(c)に示すように、マーカのモード設定において、植付部10が「上げ」位置にあるときに、手元操作レバー38を基準位置から後方(A方向)に1回操作すると、左・右マーカ50の繰出しを植付部10の昇降に伴い自動的に左右交互に切換える自動モードとなり、この自動モードにおいて初期状態にあっては右マーカ50Rが作業位置に繰出され、次いで同方向にもう1回操作すると、左マーカ50Lが作業位置に繰出されるモードに設定されて、1回操作するごとに繰出しモードが順次右→左→右→・・・と切り換えられる(図2(b)参照)。 【0025】また、手元操作レバー38を基準位置から前方(B方向)に1回操作すると、左・右マーカ50の繰出しを停止する停止モード(OFFモード)となり、同方向にもう1回操作すると、左・右マーカ50の双方が作業位置に繰出される双方モードとなり、1回操作するごとに繰出しモードが順次停止モード→双方モード→停止モード→・・・と切り換えられる(図2(c)参照)。 【0026】なお、停止モードの場合、前記切換えスイッチ52,53はオフであり、左・右マーカ50の繰出しは行われない。また、自動モードの場合、例えば植付部10が一回昇降される毎に、左・右マーカ50の繰出し順序が自動的に左右交互に切換えられる。更に、双方モードの場合は、左右マーカ50の両方が繰り出される。 【0027】図3(a)(b)は、左右マーカ50L,50Rを備えた左右夫々のマーカ装置60,60のうち、左側のマーカ装置60の概要を示している。 【0028】このマーカ装置60は、保持ケース61内に電動式のマーカシリンダ62を有し、該保持ケース61の外側端部には回動軸63が回動可能に軸装されている。この回動軸63には、先端側にマーカ50Lが取付けられたマーカアーム64と揺動板65とが夫々一体的に固定されていて、該揺動板65に形成された長孔65aに前記マーカシリンダ62の作動杆62aの先端部が係止されている。前記揺動板65は、スプリング66により常時一方向(図の反時計方向)に付勢されていると共に、前記作動杆62aには、検出金具67が取付けられている。そして、作動杆62aが伸長すると、この検出金具67が繰出し側の検出スイッチ68に当接して検出され、また、作動杆62aが縮小すると、この検出金具67が収納側の検出スイッチ69に当接して検出される。 【0029】前記マーカシリンダ62は、左右側のマーカ装置60,60に夫々1個づつ設けられていて、これらのマーカシリンダ62により、植付部10の下降位置にて、左右マーカ50の繰出し及び収納操作が可能となっている。 【0030】すなわち、左右マーカ50の繰出しモードが自動モードにあるときに、植付部10の下降位置(「下げ」又は「植付」)での前記手元操作レバー38を、機体前後方向の後方(図2(a)のA方向)に操作すると、自動モードにて設定された左右いずれか一方のマーカと反対側の左右いずれか他方のマーカが繰出される。また、自動モードにあるときに、植付部10の下降位置での前記手元操作レバー38を、機体前後方向の前方(図2(a)のB方向)に操作すると、繰出し側のマーカも収納されて左右双方のマーカ50が上昇収納される。 【0031】更に、左右マーカ50の繰出しモードが双方モード又は停止モードにあるときに、植付部10の下降位置での前記手元操作レバー38を、機体前後方向の前方(図2(a)のB方向)に操作すると、左右マーカ50が同時に上昇収納される。また、左右マーカ50の繰出しモードが双方モードにあるときに、前記手元操作レバー38を、機体前後方向の後方(図2(a)のA方向)に操作すると、左右いずれか一方のマーカが繰出される。 【0032】この場合、手元操作レバー38によるマーカの繰出しモードの設定操作と、モード設定とは異なるマーカの繰出し・収納操作による操作方向が略々合致するようになっているため、新たな操作へのとまどいを軽減することができる。 【0033】図4(a)は、左右マーカの繰出しモードの設定と、モード設定とは異なる任意のマーカの繰出し・収納操作が可能な条件を示したものである。 【0034】すなわち、繰出しモードの設定は、各モニタ及び警報ブザーを作動状態とするための植付スイッチがONで、かつ油圧カム(後述の平板カム30)が「下げ」又は「植付」位置以外、すなわち「上げ」又は「固定」位置にあり、かつ植付部10が所定高さより上にあるときに可能であり、また、モード設定とは異なる任意のマーカの繰出し・収納操作は、前記植付スイッチがONで、かつ油圧カムが「下げ」又は「植付」位置にあり、かつ植付部10が所定高さ以下にあるときに可能である。 【0035】次に、図4(b)は、左右マーカのモード切換え操作とモード切換え操作後のマーカの動作、及びモード設定とは異なる任意のマーカの繰出し・収納操作時のマーカの動作を示している。この図4(b)で明らかなように、手元操作レバー38によるマーカの繰出しモードの設定操作と、モード設定とは異なる任意のマーカの操作による操作方向とが略々合致している。 【0036】次に、図5(及び図1)に基づき、植付部10の昇降制御について簡単に説明する。 【0037】手元操作レバー38を操作すると、リヤカバー26内に配置されたバルブ作動機構22が作動し、このバルブ作動機構22により前記油圧コントロールバルブ35が操作されて植付部10が昇降制御される。 【0038】すなわち、前記バルブ作動機構22はカム回動モータ41を有し、このカム回動モータ41は小ギヤ23を介して平板カム30に噛合されている。この平板カム30は、バルブ操作板36を介して油圧コントロールバルブ35に連結され、この油圧コントロールバルブ35の回動により油圧シリンダ19が伸縮制御される。 【0039】一方、手元操作レバー38は、制御部39を介してカム回動モータ41と電気的に接続されていて、該手元操作レバー38の上下方向の操作により、その操作内容が前述の切換スイッチ43により判別される。このため、該切換スイッチ43からの制御信号で、前記カム回動モータ41により平板カム30が回動され、油圧コントロールバルブ35を介して油圧シリンダ19が伸縮され、更に昇降リンク機構8を介して植付部10が昇降制御される。 【0040】なお、他の実施の形態として、手動操作レバー17を「固定」位置に操作した場合は、マーカ50の作動を停止することもできる。 【0041】すなわち、手動操作レバー17を「上げ」位置に操作した場合、左右マーカ50L,50Rが共に収納され、「固定」位置では、マーカの繰出し・収納動作が停止され、「下げ」・「植付」位置では、マーカが指定方向に繰出される。これにより、機体の近傍にいる人や物にマーカ50が当たるおそれがある場合等に、植付部10の高さに関係なく、マーカの繰出し・収納動作を停止することができるので、上記のような不都合を回避することができる。 【0042】また、手動操作レバー17が「植付」位置に操作されている状態で、例えば植付部10の下降によってマーカ50の繰出し動作中に、誤って手元操作レバー38によるモード設定とは異なる任意のマーカ操作をしてしまった場合、それまでのマーカの繰出し方向とは逆方向のマーカが不用意に繰出されるおそれがある。このため、マーカの繰出し・収納動作中は、制御部39において植付部10の昇降に伴う操作以外のマーカの繰出し・収納操作を受け付けないようにすることもできる。 【0043】更に、本実施の形態では、マーカの繰出し・収納動作中は、植付部10の昇降操作以外のマーカの繰出し・収納操作ができないことを、モニタ表示によりオペレータに知らせると共に、マーカの繰出し・収納操作時にその操作が受け付けられたか否かを知らせることができるようにしている。これは、マーカが動作中か否かをオペレータが容易に把握できるようになっていないと、マーカの繰出し・収納操作を行ってもマーカが作動しないととまどいを生じるため、マーカの動作中は繰出し又は収納方向のマーカモニタ(図示せず)を点滅表示させると共に、マーカの繰出し・収納操作が受け付けられた場合は、ブザー等の短音を吹鳴させるようにしている。 【0044】図6は、本実施の形態の制御ブロック図を示しており、前記制御部39はマイクロコンピュータ(以下、CPUという)を有し、このCPUに、植付部制御用の切換スイッチ43、マーカ制御用のモード切換スイッチ52及び方向切換スイッチ53、植付部10の昇降位置を検出するリフト角ポテンショメータ87からの信号が入力され、該CPUにより、植付部10を昇降制御するカム回動モータ41、左右マーカ50が作業位置にあるか否かを知らせるランプ84L,84R、マーカシリンダ62L,62Rが制御される。 【0045】次に、図7〜図11のフローチャートに基づき、本実施の形態の制御動作を説明する。 【0046】図7は、マーカ制御に関するメインのフローチャートを示し、Aはマーカモード切替えに関するルーチンであり、Bはコントロールモードセットに関するルーチンであり、Cはマーカモニタに関するルーチンであり、Dはマーカコントロールに関するルーチンである。 【0047】次に、図8のマーカモード切替えに関するフローチャートに基づき、制御動作を説明する。 【0048】S1で植付スイッチのON,OFFを判断し、OFFなら、S2においてマーカモードをOFFとして植付クラッチフラグをクリアし、更に手動収納フラグをクリアして最初のステップに戻り、ONなら、S3において、前回植付スイッチのON,OFFを判断する。このS3で、前回植付スイッチのON,OFFを判断し、ONならS5に進み、OFFならS4でマーカモードをオート右に設定してS5に進む。 【0049】S5では、前回のマーカR(右)出力の有無を判断し、R出力が有れば最初に戻り、R出力が無ければS6で前回のマーカL(左)出力の有無を判断する。このS6で、L出力が有れば最初に戻り、無ければS7においてカム(平板カム30)位置を判断する。このS7では、カム位置が下げor植付か否かを判断し、下げor植付なら後述のS28に進み、下げor植付以外ならS8に進む。このS8では、カム位置が上げor固定か否かを判断し、カム位置が上げor固定以外なら最初に戻り、カム位置が上げor固定ならS9に進む。このS9では、植付部の高さ(リフト)がマーカ収納点より上か否かを判断し、リフトがマーカ収納点以下なら最初に戻り、リフトがマーカ収納点より上なら、S10において手動収納フラグをクリアして、S11に進む。このS11では、手元操作レバーによる前方向操作の有無を判断し、前方向操作が有れば後述のS22に進み、無ければS12において、マーカモードがオートか否かを判断する。 【0050】S12では、マーカモードがオートモードか否かを判断し、オートモード以外であれば後述のS19に進み、オートモードならS13に進む。このS13では、植付クラッチの入切を判断し、切ならS15に進み、入ならS14でマーカモードを方向反転させてS15に進む。このS15では、植付クラッチフラグをクリアして、S16に進み、このS16で手元操作レバーによる後方向操作の有無を判断する。そして、S16で後方向操作が無ければ最初に戻り、後方向操作が有ればS17に進んで、前回の後方向操作の有無を判断する。そして、このS17で、前回の後方向操作が有れば最初に戻り、無ければS18において、マーカモードを方向反転させると共に、ブザーフラグをセットする。 【0051】また、前述のS19では、手元操作レバーによる後方向操作の有無を判断し、後方向操作が無ければ最初に戻り、後方向操作が有ればS20において前回の後方向操作の有無を判断する。そして、このS20で、前回の後方向操作が有れば最初に戻り、無ければS21にてマーカモードをオート右に設定すると共に、ブザーフラグをセットする。 【0052】更に、前述のS22では、手元操作レバーによる前回の前方向操作の有無を判断し、前方向操作が有ればS12に進み、無ければS23において、ブザーフラグをセットして、S24に進む。このS24では、マーカモードがオートモードか否かを判断し、オートモードであればS25でマーカモードをOFFとし、また、マーカモードがオートモード以外であれば、S26において、マーカモードが両落ちかOFFかを判断する。そして、マーカモードが両落ちであればS25においてマーカモードをOFFとし、また、マーカモードがOFFなら、S27でマーカモードを両落ちに設定する。 【0053】更にまた、S28以降のステップは、植付部10が下げ又は植付位置にある状態での、手元操作レバー38によるマーカのモード設定とは異なる任意の操作を示しており、このS28では、カム位置が下げor植付の場合に、手元操作レバー38による前方向操作の有無を判断し、前方向操作が無ければS30に進み、前方向操作が有ればS29に進む。このS29では、手元操作レバー38による前回の前方向操作の有無を判断し、前方向操作が無ければ後述のS35に進み、前方向操作が有ればS30に進む。このS30では、手元操作レバー38による後方向操作の有無を判断し、後方向操作が無ければ最初に戻り、後方向操作が有ればS31において手元操作レバー38による前回の後方向操作の有無を判断する。そして、前回の後方向操作が有れば最初に戻り、無ければS32に進む。このS32では、マーカモードがオートモードか否かを判断し、オートモードであれば、S33でマーカモードを方向反転してS38に進み、オートモード以外であればS34においてマーカモードをオート右としてS38に進む。 【0054】次に、前述のS35では、マーカモードがOFFかオートor両落ちかを判断し、マーカモードがOFFなら最初に戻り、マーカモードがオートor両落ちなら、S36において、手動収納フラグがセットされているか否かを判断する。そして、このS36で、手動収納フラグがセットされていれば最初に戻り、セットされていなければS37で手動収納フラグをセットし、更にS38において、ブザーフラグをセットする。 【0055】次に、図9のコントロールモードセットに関するフローチャートに基づき、制御動作を説明する。 【0056】S51で、手動操作レバー17の操作位置(油圧操作)が「上げ」か否かを判断し、「上げ」でなければS53に進み、油圧操作が「上げ」ならS52に進み、ここでカム位置が「上げ」か否かを判断する。そして、カム位置が「上げ」なら後述のS93に進み、「上げ」以外ならS53において、植付部の油圧操作が「下げ」か否かを判断する。このS53で、油圧操作が「下げ」ならS57に進み、油圧操作が「下げ」以外なら、S54に進み、ここで植付部の油圧操作が「植付」か否かを判断する。そして、「植付」以外なら後述するS70に進み、「植付」ならS55においてカム位置が「植付」か否かを判断する。このS55で、カム位置が「植付」以外なら最初に戻り、カム位置が「植付」ならS56において植付部のリフト量がマーカ収納点より上か下かを判断する。そして、マーカ収納点より上なら、最初に戻り、マーカ収納点より下なら、S58に進み、ここで手動収納フラグがセットされているかクリアされているかを判断する。そして、手動収納フラグがセットされていれば、後述のS93に進み、クリアされていればS59において、マーカモードがオートモードか否かを判断する。そして、マーカモードがオートモード以外なら後述のS82に進み、また、マーカモードがオートモードなら、S60において、マーカの繰出し方向の指令がL(左)かR(右)かを判断する。そして、マーカの繰出し方向の指令がLなら後述のS73に進み、マーカの繰出し方向の指令がRならS61にてコントロールモードがR収納にセットされているか否かを判断する。このS61で、コントロールモードがR収納にセットされていなければS63に進み、R収納にセットされていれば、S62で休止タイマをスタート(マーカ動作中の作動を禁止)させてS63に進み、このS63で、R振出しスイッチがONかOFFかを判断する。そして、R振出しスイッチがONなら、S65においてコントロールモードをクリアしてS68に進み、R振出しスイッチがOFFなら、S64でコントロールモードがR振出しにセットされているか否かを判断する。そして、コントロールモードがR振出しにセットされていればS67に進み、R振出しにセットされていなければ、S66でLマーカ縮小用の遅延タイマをスタートさせると共に、S67でコントロールモードをクリアし、R振出しをセットして、S68に進む。このS68では、L収納スイッチのON・OFFを判断し、ONなら最初に戻り、OFFならS69でコントロールモードをL収納にセットする。 【0057】また、前述したS70では、リフトレバーが固定か否かを判断し、固定でなければ最初に戻り、固定ならS71においてカム位置が固定か否かを判断する。そして、カム位置が固定でなければ最初に戻り、カム位置が固定なら、S72でコントロールモードをクリアすると共に、休止タイマをスタートさせ、手動収納フラグをクリアする。 【0058】更に、前述のS73において、コントロールモードがL収納にセットされているか否かを判断し、L収納にセットされていなければS75に進み、L収納にセットされていれば、S74で休止タイマをスタートさせてからS75に進み、ここで、L振出しスイッチのON・OFFを判断する。そして、L振出しスイッチがONなら、S77でコントロールモードをクリアしてS80に進み、L振出しスイッチがOFFなら、S76でコントロールモードがL振出しにセットされているか否かを判断する。そして、コントロールモードがL振出しにセットされていればS79に進み、L振出しにセットされていなければ、S78でR縮小用の遅延タイマをスタートさせると共に、S79でコントロールモードをクリアして、L振出しにセットし、S80に進む。このS80では、R収納スイッチのON・OFFを判断し、R収納スイッチがONなら最初に戻り、R収納スイッチがOFFなら、S81でコントロールモードをR収納にセットする。 【0059】更にまた、前述したS82では、マーカモードがOFFか両落ちかを判断し、マーカモードがOFFならS93に進み、マーカモードが両落ちならS83でコントロールモードがR収納にセットされているか否かを判断する。コントロールモードがR収納にセットされていれば、S85に進み、コントロールモードがR収納にセットされていなければ、S84でコントロールモードがL収納にセットされているか否かを判断する。そして、コントロールモードがL収納にセットされていなければ、S86に進み、L収納にセットされていれば、S85で休止タイマをスタートさせ、S86に進む。このS86では、R振出しスイッチのON・OFFを判断し、R振出しスイッチがONなら、S87でコントロールモードをクリアしてからS91に進み、R振出しスイッチがOFFなら、S88でコントロールモードがR振出しにセットされているか否かを判断する。そして、コントロールモードがR振出しにセットされていれば、S90に進み、R振出しにセットされていなければ、S89でL伸長用の遅延タイマをスタートさせ、次いでS90でコントロールモードをクリアすると共に、R振出しにセットして、S91に進む。このS91では、L振出しスイッチのON・OFFを判断し、L振出しスイッチがONなら最初に戻り、L振出しスイッチがOFFなら、S92でコントロールモードをL振出しにセットする。 【0060】また、前述のS93においては、コントロールモードがR振出しにセットされているか否かを判断し、R振出しにセットされていれば、S95に進み、R振出しにセットされていなければ、S94でコントロールモードがL振出しにセットされているか否かを判断する。コントロールモードがL振出しにセットされていなければ、S96に進み、L振出しにセットされていれば、S95で休止タイマをスタートさせてから、S96に進む。このS96で、R収納スイッチのON・OFFを判断し、R収納スイッチがONならS97でコントロールモードをクリアしてからS101に進み、R収納スイッチがOFFなら、S98において、コントロールモードがR収納にセットされているか否かを判断する。そして、コントロールモードがR収納にセットされていれば、S100に進み、R収納にセットされていなければ、S99でL縮小用の遅延タイマをスタートさせてから、S100でコントロールモードをクリアし,R収納にセットして、S101に進む。このS101では、L収納スイッチのON・OFFを判断し、L収納スイッチがONなら最初に戻り、L収納スイッチがOFFなら、S102でコントロールモードをL収納にセットする。 【0061】次に、図10のマーカモニタに関するフローチャートに基づき、制御動作を説明する。 【0062】S121で、マーカモードがオートモードか否かを判断し、オートモードでなければ後述のS133に進み、オートモードならS122で繰出し(振出し)方向の指令がL(左)かR(右)かを判断する。繰出し方向の指令がLなら、後述のS128に進み、繰出し方向の指令がRなら、S123でコントロールモードがR振出しになっているか否かを判断する。コントロールモードがR振出しなら、S125に進み、コントロールモードがR振出しでなければ、S124においてコントロールモードがR収納かクリアされているか否かを判断する。そして、コントロールモードがR収納なら、S125でマーカモニタRを点滅させてS147に進み、コントロールモードがR収納かクリアされていれば、S126で手動収納フラグがセットされているかクリアされているかを判断し、手動収納フラグがセットされていれば、S149に進み、手動収納フラグがクリアされていればS127でマーカモニタRを点灯させてS147に進む。 【0063】また、前述のS128では、コントロールモードがL振出しになっているか否かを判断し、コントロールモードがL振出しなら、S130に進み、コントロールモードがL振出しでなければ、S129でコントロールモードがクリアかL収納かを判断する。このS129で、コントロールモードがL収納になっていれば、S130でマーカモニタLを点滅させてS147に進み、コントロールモードがクリアなら、S131で手動収納フラグがセットされているかクリアされているか否かを判断する。そして、手動収納フラグがセットされていればS149に進み、手動収納フラグがクリアされていれば、S132でマーカモニタLを点灯させてS147に進む。 【0064】前記S133では、マーカモードがOFFか両落ちかを判断し、マーカモードがOFFなら後述のS141に進み、マーカモードが両落ちなら、S134でコントロールモードがR振出しか否かを判断する。コントロールモードがR振出しなら、S138に進み、コントロールモードがR振出しでなければ、S135に進み、ここで、コントロールモードがL振出しか否かを判断する。コントロールモードがL振出しならS138に進み、コントロールモードがL振出しでなければ、S136に進み、ここでコントロールモードがR収納か否かを判断する。そして、コントロールモードがR収納なら、S138に進み、コントロールモードがR収納なら、S137に進み、コントロールモードがクリアかL収納かを判断する。そして、コントロールモードがL収納ならS138でマーカモニタRLを点滅させてS147に進み、コントロールモードがクリアなら、S139で手動収納フラグがセットされているか否かを判断する。手動収納フラグがセットされていなければ、S140でマーカモニタRLを点灯させて、S147に進み、手動収納フラグがセットされていれば、S149でマーカモニタRLを消灯させてS147に進む。 【0065】前述したS141では、コントロールモードがR収納か否かを判断し、R収納ならS143に進み、R収納でなければ、S142でコントロールモードがクリアかL収納かを判断する。コントロールモードがクリアならS149に進み、コントロールモードがL収納なら、S143でコントロールモードR収納か否かを判断する。そして、コントロールモードR収納でなければ、S145に進み、コントロールモードR収納なら、S144でマーカモニタRを点滅させて、S145に進む。このS145では、コントロールモードがL収納か否かを判断し、L収納でなければ、S147に進み、コントロールモードがL収納なら、S146でマーカモニタLを点滅させ、S147に進む。このS147では、ブザーフラグがリクアされているかセットされているかを判断し、ブザーフラグがリクアされていれば、最初に戻り、ブザーフラグがセットされていれば、S148でブザーをONし、かつブザーフラグをクリアする。 【0066】次に、図11のマーカコントロールに関するフローチャートに基づき、制御動作を説明する。 【0067】S161で、休止タイマが0か否かを判断し、休止タイマが0でなければ、S162において、マーカシリンダR,Lの駆動停止し、休止タイマが0なら、S163でコントロールモードがR振出しセットになっているか否かを判断する。コントロールモードがR振出しセットになっていなければ、S166でマーカシリンダRが伸長方向に駆動するのを停止して、S167に進む。また、コントロールモードがR振出しセットになっていれば、S164に進み、ここで、R振出しスイッチのON・OFFを判断する。そして、R振出しスイッチがONなら、前述のS166に進み、R振出しスイッチがOFFなら、S165でマーカシリンダRを伸長方向に駆動してS167に進む。このS167では、コントロールモードがL振出しセットになっているか否かを判断し、コントロールモードがL振出しセットになっていなければ、S171でマーカシリンダLの伸長方向への駆動を停止してS172に進み、また、コントロールモードがL振出しセットになっていれば、S168に進み、ここでL振出しスイッチのON・OFFを判断する。 【0068】そして、L振出しスイッチがONなら、S171に進み、L振出しスイッチがOFFなら、S169に進み、ここでL伸長用の遅延タイマが0か否かを判断する。そして、遅延タイマが0でなければS172に進み、遅延タイマが0なら、S170でマーカシリンダLを伸長方向に駆動し、S172に進む。このS172では、コントロールモードがR収納にセットされているか否かを判断し、コントロールモードがR収納にセットされていなけれは、S176でマーカシリンダRの縮小方向への駆動を停止して、S177に進み、コントロールモードがR収納にセットされていれば、S173においてR収納スイッチのON・OFFを判断する。そして、R収納スイッチがONなら、S176に進み、R収納スイッチがOFFなら、S174に進む。このS174では、R縮小用の遅延タイマが0か否かを判断し、0でなければS177に進み、0ならS175でマーカシリンダRを縮小方向に駆動して、S177に進む。 【0069】このS177では、コントロールモードがL収納セットになっているか否かを判断し、コントロールモードがL収納セットになっていなければ、S181でマーカシリンダLの縮小方向への駆動を停止してS182に進み、コントロールモードがL収納セットになっていれば、S178でL収納スイッチのON・OFFを判断する。L収納スイッチがONならS181に進み、L収納スイッチがOFFなら、S179に進み、L縮小用の遅延タイマが0か否かを判断する。そして、遅延タイマが0でなければ、S182に進み、遅延タイマが0なら、S180でマーカシリンダLを縮小方向に駆動し、S182に進む。 【0070】このS182では、マーカモードがオートモードか否かを判断し、オートモードでなければ最初に戻り、オートモードならS183において、植付部のリフト量がマーカ収納点より上か否かを判断する。リフト量がマーカ収納点より上なら、最初に戻り、マーカ収納点より上でなければ、S184に進む。このS184では、カム位置が植付位置にあるか否かを判断し、植付位置になければ最初に戻り、植付位置にあれば、S185で植付クラッチフラグをセットする。 【0071】 【発明の効果】以上説明した通り、請求項1記載の発明によれば、左右マーカのモード設定操作と、このモード設定とは異なる左右マーカの任意の繰出し及び収納操作とを1個の操作レバーにて行うようにしたことで、マーカの繰出し操作等を自由に行うことができると共に、操作レバーの1本化により部品点数の削減が図られ、コスト低減及びマーカ操作の簡略化を図ることができる。 【0072】請求項2記載の発明によれば、操作レバーにより、作業部の上昇位置にて左右マーカのモード設定を可能とすると共に、作業部の下降位置にて左右マーカの繰出し及び収納操作を可能としたことで、作業部の下降位置での左右マーカの繰出し操作が可能となり、例えば左右いずれか一方のマーカを繰出した後に、改めて他方のマーカを繰出したいような場合にも、再び作業部を上昇させて繰出しを設定し直す必要がないので、作業効率の向上を図ることができる。また、例えば前記操作レバーを従来のモード切換レバーと兼用することで、新たな部品を追加することなく機能のみを増強することができる。 【0073】請求項3記載の発明によれば、作業部の上昇位置での操作レバーによるモード設定操作と、このモード設定とは異なる操作でかつ作業部の下降位置での操作レバーによる左右マーカの任意の繰出し及び収納操作とを略々合致させたことにより、新たな操作へのとまどいを軽減しつつ、モード設定とは独立の任意のマーカ繰出しを行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月21日(1999.9.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082337 【弁理士】 【氏名又は名称】近島 一夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−86805(P2001−86805A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月3日(2001.4.3) |
| 【出願番号】 |
特願平11−267784 |
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