| 【発明の名称】 |
作業車の操作構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】久保下 竹男
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体に作業装置(2)を昇降自在に連結して、前記作業装置(2)に動力を伝達する作業クラッチ(8)と、次の作業行程の指標を作業地に付けるマーカ(12)とを備え、機体操縦部(46)の操縦ハンドル(32)の下側に人為的に操作される操作具(31)を備えると共に、前記操作具(31)を操作することにより、前記作業クラッチ(8)の入り切り操作、及び前記マーカ(12)の作動状態の切換操作が行われるように構成してある移動作業機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、走行機体に対して昇降自在に苗植付装置を連結し、走行機体側から作業クラッチを介して前記苗植付装置に動力を伝達するよう構成するとともに、前記苗植付装置の左右両側に次回作業行程における圃場面に走行指標を描く線引きマーカを外方突出する作用姿勢に設定可能な作用状態と機体内方に引退する姿勢に保持する格納状態とに切り換え自在に設けてある田植機の操作構造に関する。 【0002】 【従来の技術】上記田植機において、従来では、中立位置から正逆操作することで左右両線引きマーカのうちのいずれかを選択的に作用状態に切り換えるための切換操作具を設けるとともに、この切換操作具の左右いずれかの線引きマーカの選択操作に連動して作業クラッチを入り操作させるよう構成することが考えられた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記したような操作構造は、この種の田植機では、圃場での植付け作業、特に畦際での走行時において、苗植付装置の昇降作動、前記線引きマーカの選択操作、作業クラッチの入り切り操作等複数の同時操作を要することから、作業状態の変化により切り換える複数の対象装置〔作業クラッチと線引きマーカ〕の操作具を兼用化させて、操作性を向上させるようにしたものであるが、以下のような欠点があった。つまり、圃場において往復走行によって植付け作業を行う場合には上記構成によると操作性が向上して便利であるが、当該圃場での往復走行作業を終了した後、枕地に対する植付け作業を行う場合には、機体の左右両側には畦や既植苗が存在しているから、線引きマーカを使用することができない。このような場合には、前記兼用操作具によって作業クラッチを入り操作させると、線引きマーカが誤って作用姿勢に切り換わってしまうこととなり、苗を損傷させたり、線引きマーカ自身を損傷させるおそれがあった。本発明は上記不具合点を解消することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒頭に記載した田植機の操作構造において、走行機体の操縦部に、中立位置から所定方向の正逆揺動操作によって前記各線引きマーカのうちのいずれかを選択的に作用状態に切り換えるとともに、前記所定方向と交差する方向に揺動操作することによって、前記作業クラッチを入り操作する操作具を備えてある点にある。 【0005】 【作用】前記操作具を中立位置から所定方向に正逆操作することで左右いずれかの線引きマーカを作用状態に切り換えるための選択が行え、前記所定方向と交差する方向に揺動操作することで作業クラッチを入り操作することができるので、操作具を兼用化して、複数の操作具を持ち替える等の煩わしさ無く操作性の向上を図ることができるものでありながら、操作方向を異ならせることによって、夫々単独で切り換え操作が可能になるとともに操作誤りが少ないものになる。 【0006】 【発明の効果】従って、操作具に兼用化によって、線引きマーカの切り換え選択操作と作業クラッチの入り操作を、ほぼ同時に操作することを可能にして操作性の向上が図れるものでありながら、各別の単独操作が行え且つ操作誤りも未然防止できて既植苗や線引きマーカ等の損傷のおそれも少ないものに抑制できる田植機の操作構造を提供できるに至った。 【0007】 【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1に示すように、乗用型走行機体の後部にリンク機構1を介して昇降自在に苗植付装置2を連結して乗用型田植機を構成してある。走行機体には前部に搭載されたエンジン3の動力がベルト伝動装置4及びミッションケース5を介して前後車輪6,7及び苗植付装置2に伝えられるよう伝動系を構成し、苗植付装置2に対する動力はミッションケース5内の作業クラッチ8により断続操作自在に構成してある。 【0008】苗植付装置2は、植付け用苗を載置して往復横移動する苗のせ台9、苗のせ台9の下端部から一株づつ苗を取り出して圃場に植付ける植付機構10、泥面上を滑走する接地フロート11等を備えて構成され、左右両側部には作業走行に伴って次回作業行程の際の走行指標となる線溝を泥面上に描くための線引きマーカ12を出退自在に設けてある。前記植付機構10は、植付伝動ケース13に対して横軸芯周りで回転駆動される回転ケース14の両側部に設定特性に基づいて相対回動する植付爪支持ケース15,15を取付け、このケース15,15に配備された夫々の植付爪16,16により苗を植付けるよう構成してある。 【0009】前記作業クラッチ8は、電動モータ17により入り切り操作するよう構成するとともに、当該クラッチ8が切り操作される際において、前記各植付爪支持ケース15,15がほぼ同じ対地高さになる所定回動位相で停止される定位置停止型に構成し、非作業走行時に植付爪が損傷するおそれを少なくするようにしてある。つまり、図4に示すように、作業クラッチ8は、苗植付装置2に対する伝動軸18に入力ギア19を遊端外嵌するとともに、シフト部材20をスプライン外嵌し、入力ギア19とシフト部材20との間に咬合離脱自在な咬合部21を形成してある。そして、シフト部材20は咬合方向にバネ付勢、即ちクラッチ入り付勢され、このシフト部材20を電動モータ17によりギア減速機構22及び押引ロッド23を介してシフトフォーク24により切り操作するよう構成してある。押引ロッド23の連係途中にはストローク吸収用バネ25を介装してある。そして、前記シフトフォーク24には、クラッチ切り操作時において、伝動軸18が所定の回転位相にあるときにのみシフト部材20を切り操作できるよう構成してある。つまり、シフトフォーク24に一体形成した接当部24aが、図5に示すように、シフト部材20における大径鍔部20aに所定の回転位相で形成された係合凹部26内に入り込むことで、クラッチ切り操作を許容するよう構成し、係合凹部26における接当部24aに対する接当規制部Qは厚肉に形成して、電動モータ17によるクラッチ切り操作が低速であってもクラッチ切り操作が確実に行えるようにしてある。 【0010】前記各線引きマーカ12,12は、図3に示すように、機体横外方に突出する作用姿勢と内方側に引退する格納姿勢とに亘り前後軸芯X1周りで回動自在にフレーム27に支持され、且つ、バネ28により作用姿勢に向けて突出回動付勢するよう構成するとともに、苗植付装置2の上昇操作に伴って、苗植付装置2とリンク機構1との相対姿勢変化に基づいて、ワイヤ29を介して強制格納させるよう構成してある。又、苗植付装置2を下降させても各線引きマーカ12,12を格納状態でロック保持するロック機構30,30を各別に備え、この各ロック機構30,30のロック解除を選択的に行うことで、左右いずれかの線引きマーカ12,12を作用姿勢に切り換えることができるよう構成してある。前記選択操作を行う操作具31は、機体操縦部46における操縦ハンドル32の下方側に配備してある。図2に示すように、操作具31は、ハンドルポスト33に固定のブラケット34に縦軸芯Y周りで回動自在に支持された回動支軸35に対して異径嵌合によって一体回動自在並びに上下方向に相対回動自在に握り部36を連係させてあり、回動支軸35に一体形成したアーム37が、横軸芯X2周りで回動自在にブラケット34に支持されたマーカ操作具38に接当係合により連動回動させるよう構成してある。そして、中立位置から前記回動支軸35の軸芯周りでの正逆回動操作で、マーカ操作具38に引き操作によって操作ワイヤ39,39を介して連係される左右ロック機構30,30が選択的に解除操作されるよう構成してある。 【0011】そして、この操作具31は、前記回動支軸35の軸芯周りでの正逆回動操作と交差する方向、即ち、上下方向の回動操作によって作業クラッチ8の入り切り操作を行えるよう構成してある。つまり、前記握り部36はコイルバネ40により上方側の座金41に対する受け止め姿勢に向けて上方付勢するとともに、回動支軸35に一体的に形成した支持部42に電動モータ17の正逆転起動用リミットスイッチ43を配備し、握り部36をコイルバネ40の付勢力に抗して上方回動させると、連動片44がリミットスイッチ43に接当作用して制御装置45を介して電動モータ17が駆動作動して作業クラッチ8が入り操作され、再度、操作すると作業クラッチ8が切り操作されるよう構成してある。 【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成5年7月16日(1993.7.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−78510(P2001−78510A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月27日(2001.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−242465(P2000−242465) |
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