| 【発明の名称】 |
農作業機のリアヒッチ |
| 【発明者】 |
【氏名】宮崎 智一
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| 【要約】 |
【課題】本機の後方に作業部を連結するためのリアヒッチであって、本機側に設けた昇降可能の本機側ヒッチと、作業部側に設けた作業部側ヒッチとの連結により、本機と作業部とを連結するリアヒッチにおいて、本機と作業部との連結作業を容易にする。
【解決手段】本機側ヒッチの上部に誘導フックを突出状に設ける一方、作業部側ヒッチに上記誘導フックと係脱自在の誘導ピンを設けて、誘導フックに誘導ピンを係合させることにより、本機側ヒッチに作業部側ヒッチを誘導・連結可能とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本機(1) の後方に作業部(2) を連結するためのリアヒッチ(A) であって、本機(1) 側に設けた昇降可能の本機側ヒッチ(35)と、作業部側に設けた作業部側ヒッチ(36)との連結により、本機(1) と作業部(2) とを連結するリアヒッチ(A) において、本機側ヒッチ(35)の上部に誘導フック(50)を突出状に設ける一方、作業部側ヒッチ(36)に上記誘導フック(50)と係脱自在の誘導ピン(55)を設けて、誘導フック(50)に誘導ピン(55)を係合させることにより、本機側ヒッチ(35)に作業部側ヒッチ(36)を誘導・連結可能としたことを特徴とする農作業機のリアヒッチ。 【請求項2】 上記誘導フック(50)の深さを、誘導ピン(55)の直径よりも大きく形成したことを特徴とする請求項1記載の農作業機のリアヒッチ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、農作業機のリアヒッチに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、農業用トラクタ等の本機の後部に、リアヒッチを介し作業部を昇降自在に連結した農作業機があり、上記リアヒッチは、本機側の係止凹部に、作業部側の係止ピンを着脱可能に係合させることで、本機と作業とを連結・離脱できるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、本機と作業機とを連結する際に、本機と作業機との相対位置や姿勢を正確に一致させなければ、前記係止凹部と係止ピンとの係合が円滑に行われず、そのため、連結作業が難しく熟練を要するという問題がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、本機の後方に作業部を連結するためのリアヒッチであって、本機側に設けた昇降可能の本機側ヒッチと、作業部側に設けた作業部側ヒッチとの連結により、本機と作業部とを連結するリアヒッチにおいて、本機の後方に作業部を連結するためのリアヒッチであって、本機側に設けた昇降可能の本機側ヒッチと、作業部側に設けた作業部側ヒッチとの連結により、本機と作業部とを連結するリアヒッチにおいて、本機側ヒッチの上部に誘導フックを突出状に設ける一方、作業部側ヒッチに上記誘導フックと係脱自在の誘導ピンを設けて、誘導フックに誘導ピンを係合させることにより、本機側ヒッチに作業部側ヒッチを誘導・連結可能としたことを特徴とする農作業機のリアヒッチを提供せんとするものである。 【0005】また、上記誘導フックの深さを、誘導ピンの直径よりも大きく形成したことにも特徴を有するものである。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は次の通りである。 【0007】本機としての農業用トラクタの後部に、昇降用油圧シリンダにより後端部を昇降可能とした本機側ヒッチの前端を枢着し、同本機側ヒッチの後端縁上下部にそれぞれ上下係止凹部を形成する一方、作業部側ヒッチの前端縁上下部に、それぞれ上記上下係止凹部に係合固定及び離脱自在の上下係止ピンを配設し、上記昇降用油圧シリンダによる本機側ヒッチの後端部の上昇作動を利用して、上下係止凹部と上下係止ピンとを係合させることで、本機と作業部とを連結するようにしている。 【0008】特に、上記作業部側ヒッチの上面に誘導枠体を突設し、同誘導枠体の上端に左右方向に伸延した誘導ピンを配置し、上記本機側ヒッチの上面後部に上方向に開口した誘導フックを突設して、連結作業に際し、上記誘導ピンの下方に誘導フックを位置させ、本機側ヒッチの後端を上昇させると、まず、上記誘導フックと誘導ピンとが係合し、その後の上昇作動により、作業部の姿勢とを正規の位置に修正しながら、上下係止凹部と上下係止ピンとを係合させて、本機と作業部とを連結するようにしている。 【0009】 【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明する。 【0010】図1は、本発明に係るリアヒッチAを具備する農作業機Bを示しており、同農作業機Bは、前方に配置した本機1としての農業用トラクタの後方に、作業部2としてのロータリ耕耘機を、リアヒッチAを介して連結している。 【0011】本機1は、前低後高に傾斜させて配置した平面視略矩形状・側面視略へ字形状のメインフレーム3の下方にサブフレーム4を連結して機体フレーム5を構成し、メインフレーム3の前端部を前高後低に傾斜させて延出し、その上面に操作コラム6を立設し、その上面、左右側面及び左右側方に、それぞれステアリングホイル7、各種操作レバー8及び各種ペダル9等を配設している。 【0012】上記操作コラム6の後方には、所定間隔を設けて座席10を配置し、その右側に作業部2の昇降作動を制御するための昇降レバー11を前後傾動自在に配設し、同座席10の後方にエンジン12を内蔵した原動機部13を配置している。 【0013】また、上記機体フレーム5の下部に前後車軸14,15 を配置して、同前後車軸14,15 の左右端部に、それぞれ左右側の前後車輪16,17 を配設し、メインフレーム3とサブフレーム4との間に配置した走行駆動機構18を介して、上記エンジン12の出力軸19からの動力を左右側の前後車輪16,17 を駆動し、更に、上記出力軸19と、後述するヒッチ軸38と同軸的に設けたPTO軸20とを、テンションクラッチ21を具備するベルト伝動機構22を介し連動連結して、作業部2の昇降作動にかかわりなく作業部2への動力伝達を可能にしている。 【0014】作業部2は、作業部フレームを兼ねる伝動ケース23を前高後低に傾斜させて配置し、同伝動ケース23の上下部に、それぞれ左右方向に伸延した入力軸24と耕耘軸25とを軸架し、同入力軸24と耕耘軸25とを伝動ケース23中に設けたチェン伝動機構により連動連結し、入力軸24と前記PTO軸20との間にベルトを巻回して、エンジン12からの動力により、耕耘軸25に多数植設した耕耘爪26を回動させて、耕耘作業を行うようにしている。 【0015】上記耕耘爪26の上方はロータリカバー27で覆われており、耕耘爪26の後方を覆うリアカバー28の上端縁を上記ロータリカバー27の後端縁に回動自在に枢着し、耕土表面に摺接したリアカバー28後端の上下動を、フィードバックロッド30及びフィードバックワイヤ31を介し、後述する昇降用油圧シリンダ39を制御する油圧制御弁(図示せず)に伝達して、作業部2の昇降作動をフィードバック制御して耕深を一定に保持するようにしている。 【0016】リアヒッチAは、本機側ヒッチ35と作業部側ヒッチ36とで構成されている。 【0017】本機側ヒッチ35は、側面視において、頂点を前方にして前後方向に伸延した略三角形状の左右一対の側板37,37 よりなり、図2で示すように、本機1の後端部に位置するサブフレーム4の後面に、左右方向に伸延したヒッチ軸38を軸架し、同ヒッチ軸38に本機側ヒッチ35の前端部を上下回動自在に枢着し、同本機側ヒッチ35の中途部とメインフレーム3後端部との間に、昇降用油圧シリンダ39を介設して、同昇降用油圧シリンダ39の伸縮作動により本機側ヒッチ35の後部を昇降させるようにしており、同本機側ヒッチ35の後端部上面に、上方向に開口した上係止凹部40を形成し、同本機側ヒッチ35の後端部下面に、斜め後下方に向って略V字形状に開口した下係止凹部41を形成し、同下係止凹部41の斜め前下方位置に、左右方向に伸延した枢軸42を介し、後部を下方向、即ち、係止方向に回動付勢された係止状態保持具43の前端を枢着し、同係止状態保持具43の下面に係止鉤44を形成して、次に説明する下係止ピン48の後方向移動を阻止するようにしている。 【0018】作業部側ヒッチ36は、図2で示すように、作業部2の前端部に位置する伝動ケース23の上部前面に、前方向に開口した略コ字形状の左右一対の上下係止ピン支持部45,46 を前方向に突設し、同上下係止ピン支持部45,46 の先端部に、それぞれ左右方向に伸延した上下係止ピン47,48 を挿通して、同上下係止ピン47,48 を前記上下係止凹部40,41 に係止させて、本機側ヒッチ35と作業部側ヒッチ36とを連結し、係止状態保持具にて下係止ピン48の後方向移動を阻止して連結状態を保持するようにしている。 【0019】かかるリアヒッチAにおいて、本発明では、前記本機側ヒッチ35の上面で、上係止凹部40の前方位置に、誘導フック支持体49を上方向に突設し、同誘導フック支持体49の後面上部に、上方向に開口した誘導フック50の前端縁を固着する一方、左右側の上係止ピン支持部45の外側面に、それぞれ平面視で略Z字形状に屈折し、側面視では前高後低に傾斜した前側支持杆51の下端部を上係止ピン47を介して枢着すると共に、伝動ケース23の前端部上面に枢支部52を突設し、同枢支部52の左右両面に、それぞれ前高後低に傾斜した後側支持杆53の下端部を枢支部ピン54を介して枢着し、左右側の前後側支持杆51,53 の上端部を誘導ピン55を介し連結して、上記誘導ピン55が上係止ピン47の斜め前上方に位置し、かつ、左右側の前後側支持杆51,53 の間に、前記誘導フック50を挿入可能の間隙d(図5参照)を有する誘導枠体56を形成しており、特に、上記誘導フック50の深さを誘導ピン55の直径よりも大きく形成している。 【0020】次に、上記リアヒッチAによる本機1と作業部2との連結作業について説明する。 【0021】まず、作業部2を通常の姿勢で地表に載置しておき、本機1をバックさせて、図3で示すように、作業部2側の誘導枠体56の間隙dに、本機1側の誘導フック50を挿入して、同誘導フック50を誘導ピン55の下方に位置させる。 【0022】次いで、昇降用油圧シリンダ39を作動させて、本機側ヒッチ35の後部を上昇させると、図4で示すように、誘導フック50に誘導ピン55が係止され、この状態で作業部2の前部が持ち上がり、作業部2が自重によって誘導ピン55を中心として傾動しながら本機1側に引き寄せられて、上下係止ピン47,48 が上下係止凹部40,41 にそれぞれ係止され、係止方向に付勢された係止状態保持具43の係止鉤44が下係止ピン48の後方移動を阻止して、本機1と作業部2との連結作業が完了する。 【0023】このように、上記間隙d中に誘導フック50を挿入しさえすれば、昇降用油圧シリンダ39により本機側ヒッチ35の後部を上昇させるだけで、本機1と作業部2とを連結することができ、しかも、図5で示すように、本機側ヒッチ35と作業部側ヒッチ36との姿勢や、誘導フック50と誘導ピン55との相対位置が多少ずれていても、本機側ヒッチ35後部の上昇作動中に、これらのずれが修正されて、上下係止凹部40,41 に上下係止ピン47,48 を確実に係止させることができるので、上記連結作業を容易にして、未熟練者でもこの作業を行うことができる。 【0024】また、誘導フック50の深さを誘導ピン55の直径よりも大きく形成して、誘導フック50の内部において、誘導ピン55に上下方向の遊びを設定しており、上述した本機側ヒッチ35後部上昇作動中の作業部側ヒッチ36の姿勢修正が円滑に行えるようにしている。 【0025】また、本機1と作業部2との連結を解除してこれらを分離するには、昇降用油圧シリンダ39の作動により、本機側ヒッチ35の後部を下降させて、作業部2の重量を地表に負担させ、この状態で、係止状態保持具43の係止鉤44と下係止ピン48との係合を解除し、更に昇降用油圧シリンダ39の作動により本機側ヒッチ35の後部を下降させると、下係止ピン48、上係止ピン47、誘導ピン55の順序で係合が解除されるので、本機1を前進させて上記間隙dから誘導フック50を抜き出せば良い。 【0026】 【発明の効果】本発明によれば次のような効果を得ることができる。 【0027】請求項1記載の発明では、本機の後方に作業部を連結するためのリアヒッチであって、本機側に設けた昇降可能の本機側ヒッチと、作業部側に設けた作業部側ヒッチとの連結により、本機と作業部とを連結するリアヒッチにおいて、本機の後方に作業部を連結するためのリアヒッチであって、本機側に設けた昇降可能の本機側ヒッチと、作業部側に設けた作業部側ヒッチとの連結により、本機と作業部とを連結するリアヒッチにおいて、本機側ヒッチの上部に誘導フックを突出状に設ける一方、作業部側ヒッチに上記誘導フックと係脱自在の誘導ピンを設けて、誘導フックに誘導ピンを係合させることにより、本機側ヒッチに作業部側ヒッチを誘導・連結可能としたことによって、本機側ヒッチと作業部側ヒッチとの連結動作開始に先だって、誘導フックと誘導ピンとが係合して、作業部側ヒッチの位置及び姿勢を、正規の連結開始位置に修正するので、本機と作業部との連結作業が容易になり、未熟練者でも上記連結作業を行うことができる。 【0028】請求項2記載の発明では、上記誘導フックの深さを、誘導ピンの直径よりも大きく形成したことによって、上記作業部側ヒッチの姿勢修正を円滑に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月26日(1999.8.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080160 【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−61303(P2001−61303A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月13日(2001.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−239637 |
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