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【発明の名称】 薄型冷却装置
【発明者】 【氏名】島貫 忠好

【氏名】北原 孝志

【要約】 【課題】携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに装着する薄型冷却装置において、ファンを使用しない薄型冷却装置を提供する。また、外部接続用コネクタを持たないPCカードおよび外部へコネクタ接続する外部接続用コネクタ付きPCカードを冷却することができる薄型冷却装置を提供する。

【解決手段】携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入し携帯型電子機器内の熱を吸熱する吸熱部と、携帯型電子機器の装置外に設ける放熱部とを備える薄型冷却装置であって、携帯型電子機器内の熱を作動液と気泡の自然循環によって冷却する。なお、作動液と気泡は、金属で形成する中空管と柔軟性を有する樹脂チューブとからなる密封パイプに封入する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入し携帯型電子機器内の熱を吸熱する吸熱部(2)と、携帯型電子機器の装置外に設ける放熱部(3)とを備える薄型冷却装置であって、携帯型電子機器内の熱を作動液と気泡の自然循環によって冷却する、ことを特徴とする薄型冷却装置。
【請求項2】前記作動液と気泡は、金属で形成する中空管(5)と柔軟性を有する樹脂チューブ(6)とからなる密封パイプ(4)に封入する、ことを特徴とする請求項1記載の薄型冷却装置。
【請求項3】前記薄型冷却装置は、吸熱部(2)側に配置される密封パイプ(4)を放熱部(3)側に配置される密封パイプ(4)に対して下方に傾斜させて設置する、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の薄型冷却装置。
【請求項4】携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入し携帯型電子機器内に外気を導入する排気部を形成する空気通路部と、当該空気通路部に外気を供給する携帯型電子機器の装置外に設けたファン部とを備える薄型冷却装置において、前記空気通路部(21)に形成する排気部の吹き出し面を変更可能にする、ことを特徴とする薄型冷却装置。
【請求項5】前記空気通路部(21)は、開口部(23)と、前記開口部(23)の上面および下面のいずれか一方の面に設置する排気部の吹き出し面を形成するガイド板(24)と、前記開口部(23)の他方の面に設置する遮蔽板(25)とを取外し可能にする、ことを特徴とする請求項4記載の薄型冷却装置。
【請求項6】前記薄型冷却装置は、前記空気通路部(21)とファン部(22)とを分離および接続可能にし、前記空気通路部(21)とファン部(22)とを上下方向を反転可能にする、ことを特徴とする請求項4記載の薄型冷却装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯型電子機器を局所冷却、あるいは全体冷却するための薄型冷却装置に関し、特に、携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに装着して好適に携帯型電子機器を冷却することを実現する薄型冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードサイズのPCカードには、ICメモリカードなどのように外部接続用コネクタを持たないPCカードと、モデム、LAN、SCSIなどのように外部へコネクタ接続する外部接続用コネクタ付きPCカードとがある。
【0003】上記のPCカードを冷却する、あるいはPCカードを装着する携帯型電子機器を冷却する場合において、携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入し携帯型電子機器内に外気を導入する排気部を形成する空気通路部と、当該空気通路部に外気を供給する携帯型電子機器の装置外に設けたファン部とを備える薄型冷却装置を使用する。
【0004】図10は従来技術の図を示すものである。同図において、薄型冷却装置51は空気通路部71と、ファン部72とからなる。空気通路部71は、PCMCIAカードに形成して携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入し、携帯型電子機器内に外気を導入する排気部を形成する。また空気通路部71は、略コ字形状に形成し、上面に排気部の吹き出し面を形成するガイド板74を設置し、一端に携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入して電気的接続するコネクタ57を含む。
【0005】ファン部72は、空気通路部71に外気を供給するために携帯型電子機器の装置外に設ける。またファン部72は、ファン装置81と、空気入口82と、エアーフィルタ83と、上カバー84とをこの順番に配置している。また、ファン装置81は、空気通路部71の一端に設けるコネクタ57と導線によって接続され、ファン装置81の駆動は、空気通路部71が携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入され、携帯型電子機器が作動するとコネクタ57はファン装置81に電力を供給する。
【0006】図11は従来技術の図を示すものである。同図において、前述の薄型冷却装置51は携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入され、ファン部72によって上方向より外気を吸気し、空気通路部71の上側に供給される。なお、ファン部72が上方向に突出しているので、空気通路部71の上側にはICメモリカードなどのように外部接続用コネクタを持たないPCカード90をPCMCIAカードスロットに挿入する。なお、外部接続用コネクタ付きPCカード91は空気通路部71の下側、あるいは、PCカード90の上側に位置するPCMCIAカードスロットに挿入することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の技術では次のような問題点がある。
【0008】1)薄型冷却装置は、装着するPCMCIAカードスロットが限定され、自由度がなく、ICメモリカードなどのように外部接続用コネクタを持たないPCカードを冷却できるが、モデム、LAN、SCSIなどのように外部へコネクタ接続する外部接続用コネクタ付きPCカードを冷却することができない。
【0009】2)ファンを使用する薄型冷却装置は、騒音が発生するという問題がある。
【0010】3)また、上面から吸気するため、沈降性塵埃(綿屑のような大きな塵埃)が携帯型電子機器の筺体内に取り込まれないようにエアーフィルタをファンの吸い込み面に設ける必要があり、そのため、音が大きくなるという問題がある。
【0011】この発明の主な課題は、1)ファンを使用しない薄型冷却装置を実現する。
2)外部接続用コネクタを持たないPCカードおよび外部へコネクタ接続する外部接続用コネクタ付きPCカードを冷却することができる薄型冷却装置を実現する。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決するために、この発明では次のような手段を取る。
【0013】1)携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに装着する薄型冷却装置において、携帯型電子機器内の熱を作動液と気泡の自然循環によって冷却する。
【0014】上記の手段を取ることにより、携帯型電子機器内の熱を作動液と気泡とによって携帯型電子機器の装置外に放出する。これにより、ファンを使用することなく冷却する。
【0015】2)携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに装着する薄型冷却装置において、携帯型電子機器内に外気を導入する空気通路部に形成する排気部の吹き出し面を変更可能にする。
【0016】上記の手段を取ることにより、外気の吹き出し面を上面または下面に変更することで、外部接続用コネクタを持つPCカードに外気を供給する。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示したような実施の形態をとる。
【0018】図1に示すように、薄型冷却装置は、携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入し携帯型電子機器内の熱を吸熱する吸熱部2と、携帯型電子機器の装置外に設ける放熱部3とを備える薄型冷却装置1であって、携帯型電子機器内の熱を作動液と気泡の自然循環によって冷却する。
【0019】上記の実施の形態をとることにより、携帯型電子機器内の熱は作動液が蒸発し蒸気移動によって低温部である放熱部に移動することで、携帯型電子機器の装置外に放出される。また、ファンを使用することなく冷却するので、機械的な動作がなく保守を不要にし、さらに音を発生させない。
【0020】さらに、図1に示すように、前記作動液と気泡は、金属で形成する中空管5と柔軟性を有する樹脂チューブ6とからなる密封パイプ4に封入する。
【0021】上記の実施の形態をとることにより、作動液と気泡とを封入する密封パイプは、吸熱部において樹脂チューブによって小スペースに形成され、作動液と気泡とを循環させる。
【0022】さらに、図3に示すように、前記薄型冷却装置1は、吸熱部2側に配置される密封パイプ4を放熱部3側に配置される密封パイプ4に対して下方に傾斜させて設置する。
【0023】上記の実施の形態をとることにより、作動液と気泡との流路は、入り口から出口にかけて上向きの傾斜を形成することで、吸熱部において吸熱した作動液と気泡とが蒸発し蒸気移動して放熱部側に設ける凝縮部へ移動する際に、圧力差を増加させるとともに、凝縮した作動液を重力によって加熱部へと液戻りする際に作動液と気泡の自然循環を促進する。
【0024】また、図5および図8に示すように、薄型冷却装置1は、携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入し携帯型電子機器内に外気を導入する排気部を形成する空気通路部21と、当該空気通路部21に外気を供給する携帯型電子機器の装置外に設けたファン部22とを備える薄型冷却装置1において、前記空気通路部21に形成する排気部の吹き出し面を変更可能にする。
【0025】さらに、図4および図5に示すように、前記空気通路部21は、開口部23と、前記開口部23の上面および下面のいずれか一方の面に設置する排気部の吹き出し面を形成するガイド板24と、前記開口部23の他方の面に設置する遮蔽板25とを取外し可能にする。
【0026】上記の実施の形態をとることにより、外気の吹き出し面を上面または下面に変更する。例えば、外気の吹き出し面を下面に設定し、外部接続用コネクタを持つPCカードの真上のスロットに装着することで、外部接続用コネクタを持つPCカードに外気を供給する。
【0027】さらに、図7および図8に示すように、前記薄型冷却装置1は、前記空気通路部21とファン部22とを分離および接続可能にし、前記空気通路部21とファン部22とを上下方向を反転可能にする。
【0028】上記の実施の形態をとることにより、空気通路部とファン部とを互いに分離し、ファン部の突出部の方向と、外気の吹き出し面とを所望により上面または下面に変更した後、互いに接続する。例えば、外部接続用コネクタを持つPCカードの真上のスロットに装着する。あるいは、外部接続用コネクタを持つPCカードの真下のスロットに装着することで、外部接続用コネクタを持つPCカードに外気を供給する。
【0029】
【実施例】この発明による代表的な実施例を図1ないし図9によって説明する。なお、以下において、同じ箇所は同一の符号を付して有り、詳細な説明を省略することがある。
【0030】図1は本発明の実施例の図を示す。
【0031】同図において、薄型冷却装置1は、携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入し携帯型電子機器内の熱を吸熱する吸熱部2と、携帯型電子機器の装置外に設ける放熱部3とで構成する。放熱部3は、アルミニウムなどの熱伝導性の良好な材料で形成するヒートシンク8からなり、ヒートシンク8は例えば放熱孔10を形成する。一方、吸熱部2は、金属で形成する中空管5と柔軟性を有する樹脂チューブ6とからなる密封パイプ4を構成し、密封パイプ4には例えば少量の水やフロンなどの作動液と気泡とを封入し、ヒートシンク8に形成する凝縮部9と連結している。
【0032】上記構成において、携帯型電子機器内の熱は、吸熱部2によって吸熱され、作動液が蒸発し、圧力差による蒸気移動によって低温部である凝縮部9へと高速移動し、凝縮部9おいて作動液が冷却されて凝縮し放熱部3によって放熱される。また、凝縮した作動液は毛細管現象または重力によって加熱部へと液戻りする。つまり、作動液と気泡の自然循環によって冷却するようにしている。なお、吸熱部2の先端には携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入して装着するコネクタ7を含んでもよい。
【0033】ところで、図2(a)に示すように、吸熱部2に構成する前述の密封パイプ4は、液戻りが容易になるように液戻り側を下側に、凝縮部9への移動側を上側になるように配置することが好ましい。また、吸熱部2は、樹脂部15内に密封パイプ4を配置し、樹脂部15の表面を例えばステンレスなどの材料で形成する上フタ16と下フタ17とで覆うように形成してもよい。なお、図2(b)に示すように、放熱部3のヒートシンク8はフィン18を形成してもよい。
【0034】図3は本発明の実施例の図を示す。
【0035】同図において、密封パイプ4は吸熱部2側に配置される密封パイプ4を放熱部3側に配置される密封パイプ4に対して下方に傾斜させて設置する。すなわち、作動液と気泡との流路を入り口から出口にかけて上向きの傾斜を形成することで、作動液と気泡の自然循環を促進するようにする。
【0036】図4は本発明の実施例の図を示す。
【0037】同図において、薄型冷却装置1は空気通路部21と、ファン部22とからなる。空気通路部21は、略コ字形状に形成し、ファン部22からの外気を導入するとともに、一端に携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入して電気的接続するコネクタ7を含む。また、空気通路部21は、底部に形成する開口部23と、前記開口部23の上面および下面のいずれか一方の面に設置する排気部の吹き出し面を形成するガイド板24と、前記開口部23の他方の面に設置する遮蔽板25とを取外し可能にして取付けるように構成する。すなわち、ガイド板24と遮蔽板25との取付け面を適宜に選択することによって空気通路部21に形成する排気部の吹き出し面を変更可能にする。
【0038】一方、ファン部22は、ファン装置31と、空気入口32と、エアーフィルタ33と、上カバー34とをこの順番に配置している。なお、下面から吸気する場合など薄型冷却装置1の装着状態によってはエアーフィルタ33を不要にしてもよい。また、ファン装置31は、空気通路部21の一端に設けるコネクタ7と導線によって接続され、ファン装置31の駆動は、空気通路部21が携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入され、携帯型電子機器が作動するとコネクタ7は図示しない導線を介してファン装置31に電力を供給する。
【0039】図5は本発明の実施例の図を示す。
【0040】同図(a)において、薄型冷却装置1は、前記ガイド板24を前記空気通路部21に形成する開口部23の下面に設置して排気部の吹き出し面を下側にした場合を示している。また、同図(b)において、薄型冷却装置1は、前記ガイド板24を前記空気通路部21に形成する開口部23の上面に設置して排気部の吹き出し面を上側にした場合を示している。
【0041】図6は本発明の実施例の説明図を示す。
【0042】同図(a)において、前述の図5(a)に示した吹き出し面を下側にした場合は、薄型冷却装置1を外部接続用コネクタ付きPCカード91の真上のスロットに装着することで、外部接続用コネクタ付きPCカード91に外気を供給することができる。また、同図(b)において、前述の図5(b)に示した吹き出し面を上側にした場合は、薄型冷却装置1を外部接続用コネクタを持たないPCカード90の真下のスロットに装着することでPCカード90に外気を供給することができる。なお、必要によって、薄型冷却装置1の装着状態を下面から吸気するように装着してもよい。
【0043】図7は本発明の実施例の図を示す。
【0044】同図において、薄型冷却装置は、空気通路部21とファン部22とを分離および接続可能にし、空気通路部21とファン部22とを上下方向を反転可能にする場合を説明する。
【0045】空気通路部21は、略コ字形状に形成し、上面に排気部の吹き出し面を形成するガイド板24を設置し、一端に後述するファン部22と接続する電源コネクタ41を2箇所に設け、他端に携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入して電気的接続するコネクタ7を設ける。また、コネクタ7と電源コネクタ41とは導線42によって接続されている。
【0046】一方、ファン部22は、ファン装置31と、空気入口32と、エアーフィルタ33と、上カバー34とをこの順番に配置している。なお、下面から吸気する場合など薄型冷却装置1の装着状態によってはエアーフィルタ33を不要にしてもよい。また、ファン部22は、前記2箇所に設けた電源コネクタ41と接続するコネクタピン43を電源コネクタ41に対向させて設け、ファン装置31は、コネクタピン43と図示しない導線によって接続されている。
【0047】ファン装置31の駆動は、ファン部22が空気通路部21に装着され、空気通路部21が携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入され、携帯型電子機器が作動するとコネクタ7は電源コネクタ41を介してファン装置31に電力を供給する。
【0048】図8は本発明の実施例の図を示す。
【0049】同図(a)において、前述の図7に示した状態から空気通路部21を上下方向を反転させてファン部22に装着した場合を示し、同図(b)において、前述の図7に示した状態からファン部22を上下方向を反転させて空気通路部21に装着した場合を示している。
【0050】図9は本発明の実施例の説明図を示す。
【0051】同図(a)において、前述の図8(a)に示した吹き出し面を下側にした場合は、薄型冷却装置1を外部接続用コネクタ付きPCカード91の真上のスロットに装着することで、外部接続用コネクタ付きPCカード91に外気を供給することができる。また、同図(b)において、前述の図8(b)に示した吹き出し面を上側にした場合は、薄型冷却装置1を外部接続用コネクタ付きPCカード91の真下のスロットに装着することで、外部接続用コネクタ付きPCカード91に外気を供給することができる。
【0052】なお、当然のことながら、前述の図7に示した状態で空気通路部21とファン部22とを装着した場合は、薄型冷却装置1を外部接続用コネクタを持たないPCカード90の真下のスロットに装着することでPCカード90に外気を供給することができる。また、下面から吸気するように装着する場合は、薄型冷却装置1を外部接続用コネクタを持たないPCカード90の真上のスロットに装着することでPCカード90に外気を供給することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次に示すような効果が期待できる。
【0054】携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入し携帯型電子機器内の熱を吸熱する吸熱部と、携帯型電子機器の装置外に設ける放熱部とを備える薄型冷却装置であって、携帯型電子機器内の熱を作動液と気泡の自然循環によって冷却することにより、携帯型電子機器内の熱は作動液が蒸発し蒸気移動によって低温部である放熱部に移動することで、携帯型電子機器の装置外に放出することができる。また、ファンを使用することなく冷却することができ、機械的な動作がなく保守を不要にすることができる。さらに、音を発生させないようにすることができる。
【0055】さらに、前記作動液と気泡は、金属で形成する中空管と柔軟性を有する樹脂チューブとからなる密封パイプに封入することにより、作動液と気泡とを封入する密封パイプは、吸熱部において樹脂チューブによって小スペースに形成され、作動液と気泡とを容易に循環させることができる。
【0056】さらに、吸熱部側に配置される密封パイプを放熱部側に配置される密封パイプに対して下方に傾斜させて設置することにより、作動液と気泡との流路は、入り口から出口にかけて上向きの傾斜を形成することで、吸熱部において吸熱した作動液と気泡とが蒸発し蒸気移動して放熱部側に設ける凝縮部へ移動する際に、圧力差を増加させるとともに、凝縮した作動液を重力によって加熱部へと液戻りする際に作動液と気泡の自然循環を促進することができる。
【0057】また、携帯型電子機器のPCMCIAカードスロットに挿入し携帯型電子機器内に外気を導入する排気部を形成する空気通路部と、当該空気通路部に外気を供給する携帯型電子機器の装置外に設けたファン部とを備える薄型冷却装置において、前記空気通路部に形成する排気部の吹き出し面を変更可能にする。さらに、前記空気通路部は、開口部と、前記開口部の上面および下面のいずれか一方の面に設置する排気部の吹き出し面を形成するガイド板と、前記開口部の他方の面に設置する遮蔽板とを取外し可能にすることにより、外気の吹き出し面を下面に変更し、外部接続用コネクタを持つPCカードの上面に装着することで、外部接続用コネクタを持つPCカードに外気を供給することができ、外部接続用コネクタを持つPCカードを冷却することができる。
【0058】さらに、前記空気通路部とファン部とを分離および接続可能にし、前記空気通路部とファン部とを上下方向を反転可能にすることにより、空気通路部とファン部とを互いに分離し、ファン部の突出部の方向と、外気の吹き出し面とを所望により上面または下面に変更した後、互いに接続し、外部接続用コネクタを持つPCカードの上面または下面に装着することで、外部接続用コネクタを持つPCカードを冷却することができる。
【出願人】 【識別番号】000136136
【氏名又は名称】株式会社ピーエフユー
【出願日】 平成11年6月10日(1999.6.10)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−353891(P2000−353891A)
【公開日】 平成12年12月19日(2000.12.19)
【出願番号】 特願平11−163466