| 【発明の名称】 |
冷却装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮根 哉
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| 【要約】 |
【課題】電動ファンからの空気流を円滑に流動させることにより、フィン支持面の縁部又は端部付近にダストが堆積する従来の欠点を解消し、電子部品に対する冷却効果を向上させ、電動ファンの負荷を増大させない冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却装置は、複数のフィン12a及び複数のフィン12aを一体的に支持するフィン支持面11aを有しCPU15に近接配置されるヒートシンク12と、ヒートシンク12に向けて空気を吹きつける電動ファン13とを備える。この冷却装置は、フィン支持面11aが、電動ファン13による空気流14を導く傾斜面として形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のフィン及び該複数のフィンを一体的に支持するフィン支持面を有し電子部品に近接配置されるヒートシンクと、該ヒートシンクに向けて空気を吹きつける電動ファンとを備えた冷却装置において、前記フィン支持面が、前記電動ファンによる空気流を導く傾斜面として形成されることを特徴とする冷却装置。 【請求項2】 前記複数のフィンが相互に平行に延びる板状部材として形成され、前記傾斜面が板状部材の延在方向に向かって傾斜する、請求項1に記載の冷却装置。 【請求項3】 前記傾斜面が、前記電動ファンに対向する位置から前記板状部材の延在方向に向かって前記電動ファンから離れる方向に徐々に傾斜する、請求項2に記載の冷却装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷却装置に関し、更に詳しくは、コンピュータ装置内の回路基板に実装された電子部品を強制冷却する冷却装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、コンピュータ装置では、中央演算装置(CPU)の動作が一層高速化され、これに伴ってCPUの発熱量が増大し、装置内における温度上昇が従来に比して顕著になっている。この温度上昇はデータ転送等の動作を不安定にする要因となるので、CPUの近傍に冷却装置を配設し、CPUを強制冷却している。この冷却装置は、相互に平行に延びる矩形板状の複数のフィンを有するヒートシンクと、ヒートシンクに向けて空気を吹きつける電動ファンとを備える。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷却装置では、複数のフィンを支持するフィン支持面が平坦状で、電動ファンからの空気流がフィン支持面に沿って円滑に流れないので、電動ファンの直下及びその近傍以外には空気流の影響が及ばないという問題があった。このため、フィン支持面の縁部又は端部付近では空気流が微弱になってダストの集中を招き、長期間使用する内にダストが堆積して冷却効果が損なわれ、また、電動ファンにかかる負荷が過大になって消費電力が増大する等の問題が生じていた。 【0004】本発明は、上記に鑑み、電動ファンからの空気流を円滑に流動させることにより、フィン支持面の縁部又は端部付近にダストが堆積する従来の欠点を解消し、CPU等の電子部品に対する冷却効果を向上させることができ、電動ファンの負荷を増大させない冷却装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の冷却装置は、複数のフィン及び該複数のフィンを一体的に支持するフィン支持面を有し電子部品に近接配置されるヒートシンクと、該ヒートシンクに向けて空気を吹きつける電動ファンとを備えた冷却装置において、前記フィン支持面が、前記電動ファンによる空気流を導く傾斜面として形成されることを特徴とする。 【0006】本発明の冷却装置では、傾斜面に沿って電動ファンからの空気流を円滑に流動させることができるので、フィン支持面の縁部又は端部付近におけるダストの堆積を防止し、電子部品に対する冷却効果を向上させることができる。また、ダストの堆積を回避できるので、電動ファンにかかる負荷の増大がない。 【0007】ここで、本発明の好ましい冷却装置では、前記複数のフィンが相互に平行に延びる板状部材として形成され、前記傾斜面が板状部材の延在方向に向かって傾斜することが好ましい。この場合、良好に機能する傾斜面形状が得られる。 【0008】また、前記傾斜面が、前記電動ファンに対向する位置から前記板状部材の延在方向に向かって前記電動ファンから離れる方向に徐々に傾斜することも本発明の好ましい態様である。これにより、良好に機能する傾斜面形状を得ることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実施形態例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態例における冷却装置を示す斜視図である。冷却装置は、コンピュータ装置内の回路基板10に実装されたCPU15(図2)上に配設されており、CPU15で発生する熱を発散させるヒートシンク12と、ヒートシンク12に向けて空気流を吹きつける電動ファン13とを有する。 【0010】ヒートシンク12は、相互に平行に延びる略矩形板状の複数のフィン12aと、支持部11とを有する。支持部11は、上方から見て矩形状に形成され、表面に絶縁材が塗布された金属材料から成り、回路基板10に実装されたCPU15の表面に平坦状の底面を接触させている。支持部11は上面が、複数のフィン12aを一体的に支持するフィン支持面(傾斜面)11aとして形成される。複数のフィン12a上の中央部分には電動ファン13が配設されている。 【0011】フィン支持面11aは、電動ファン13に対向する位置を頂部とし、この頂部からフィン支持面11aの両縁部(図1の左右)に向かって電動ファン13から離れる方向に徐々に傾斜する。なお、支持部11は、中実部として、或いは中空部として構成することができる。 【0012】本実施形態例の冷却装置は、以下のように作動する。図2は、本冷却装置の作動状態を示す側面図である。電源の供給により電動ファン13が回転を開始すると、電動ファン13から吹き出された空気流14が、電動ファン13に対向する頂部からフィン支持面11aの傾斜に沿ってフィン支持面11aの両縁部に向かって流動する。これにより、CPU15から直接的に、或いは輻射によって伝達された熱が強制的に発散され、CPU15が冷却される。 【0013】本冷却装置では、電動ファン13からの空気流14がフィン支持面11aに沿ってフィン支持面11aの両縁部に向かって円滑に流動するので、フィン支持面11の両縁部付近におけるダストの堆積を防止し、CPU15に対する冷却効果を向上させることができる。また、ダストの堆積が回避されるので、電動ファン13に対する負荷の増大が回避される。 【0014】図3は、本発明の第2実施形態例における冷却装置を示す側面断面図である。本実施形態例では、電動ファン13の配置及びフィン支持面11aの形状が第1実施形態例と異なるが、他の構成は同様である。 【0015】本冷却装置では、電動ファン13が複数のフィン12a上の一方の側に寄せて配置されており、フィン支持面11aが、電動ファン13に対向する位置からフィン支持面11aの一方の縁部に向かって電動ファン13から離れる方向に徐々に傾斜する。 【0016】このような本実施形態例によっても、電動ファン13からの空気流14をフィン支持面11aの一方の縁部に向かって円滑に流動させ、第1実施形態例と同様の効果を得ることができる。 【0017】以上、本発明をその好適な実施形態例に基づいて説明したが、本発明の冷却装置は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施した冷却装置も、本発明の範囲に含まれる。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷却装置によると、電動ファンからの空気流を円滑に流動させることにより、フィン支持面の縁部又は端部付近にダストが堆積する従来の欠点を解消し、CPU等の電子部品に対する冷却効果を向上させることができ、電動ファンの負荷を増大させることがない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000119793 【氏名又は名称】茨城日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年6月9日(1999.6.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096231 【弁理士】 【氏名又は名称】稲垣 清
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| 【公開番号】 |
特開2000−353889(P2000−353889A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月19日(2000.12.19) |
| 【出願番号】 |
特願平11−162544 |
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