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【発明の名称】 キャビネットラック
【発明者】 【氏名】石橋 誠輝

【氏名】石井 誠

【要約】 【課題】組立作業を容易にすることができ、かつ、電子機器への制御線や電源線の接続作業の際の取り外し作業を容易にできるキャビネットラックの提供。

【解決手段】下板部材 1と、この下板部材の前面両側に溶接された略コ字状の前板部材 2と、下板部材の背面側から上面側を塞ぐ略L字状の上部背面部材 6と、この上部背面部材及び下板部材に取着されて側面側の空間を塞ぐ両側部材9,10と、前面側の空間を塞ぐ扉11とを備え、上部背面部材及び両側部材に電子機器Aへの電源線24及び制御線25の電線挿通孔26を設けている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下板部材と、この下板部材の前面両側から上面側に延出する両側部を下板部材に対して平行な連結部で連結した略コ字状の前板部材と、下板部材の背面側に取着される背板部及びこの背板部に連設されて前板部材に取着される上板部を有した略L字状の上部背面部材と、この上部背面部材の上板部及び下板部材に取着されて上部背面部材及び前板部材間で形成される側面側の空間を塞ぐ両側部材と、下板部材及び前板部材間で形成される前面側の空間を塞ぐ扉とを備えて成り、前記上部背面部材及び両側部材の少なくとも一方に電子機器への電源線及び制御線の電線挿通孔を設けたことを特徴とするキャビネットラック。
【請求項2】 前記上部背面部材の上板部に引掛孔又は引掛爪を設けるとともに前記両側部材の上側に引掛爪又は引掛孔を設け、引掛爪を引掛孔に引掛けるとともに両側部材の下側を前記下板部材にねじ止めして両側部材を取着可能としたことを特徴とする請求項1記載のキャビネットラック。
【請求項3】 前記上部背面部材の上板部の両側に、引掛孔に引掛爪を引掛けた状態で両側部材の上面及び上板部の上面を略面一とする落とし込み片を設けたことを特徴とする請求項2記載のキャビネットラック。
【請求項4】 前記上板部の前板部材側の先端及び前板部材の連結部の後端を、上板部を前板部材に取着するねじの頭部よりも下段側に落とし込んだことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のキャビネットラック。
【請求項5】 前記下板部材に、電線挿通孔に沿って電線挿通孔から挿通された電線を束ねるケーブルサポート部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のキャビネットラック。
【請求項6】 前記電線挿通孔は、上部背面部材及び両側部材の少なくとも一方の下端から上方向に切欠して形成されたことを特徴とする請求項5記載のキャビネットラック。
【請求項7】 前記前板部材の連結部の一部を両側部よりも前面に突出させるとともに前記下板部材の一部を前板部材の両側部よりも前面に突出させ、これら連結部の一部及び下板部材の一部に前記扉を開閉自在に枢支させたことを特徴とする請求項1乃至請求項6記載のキャビネットラック。
【請求項8】 前記前板部材の両側部間に、電子機器への制御線を束ねるケーブルサポート部材を取着したことを特徴とする請求項1乃至請求項7記載のキャビネットラック。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器を収納するキャビネットラックに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のキャビネットラックは、底板と、この底板の四周のうちの三方に取着される側板と、これらの側板の先端に取着される天板と、底板の四周の残りの一方に取着される扉とを分割形成し、制御線を接続する制御線接続部を扉側とするとともに電源線を接続する電源線接続部を扉に対向する側板側として電子機器を配設するものである。
【0003】底板には、その四隅から上部方向に延出する4本の支柱が取着され、これらの支柱に天板及び3つの側板を螺子により取着している。
【0004】このキャビネットラックにあっては、底板、天板、3つの側板の全ての面が分割形成され、天板及び3つの側板を底板から上部方向に延出する4つの支柱に螺子により取着しているので、各板全てを螺子により組み立てる必要があり、組立作業が煩わしいという問題があった。
【0005】なお、組立作業性を向上させるために、特開平7−95626号に示すものが存在する。このものは、底板と、底板の一方側面及び背面を覆うL字状側板と、底板の残りの他方側面を覆う側板と、底板の天井面を塞ぐ天井板とを有し、底板及び天井板に各側板を螺子により取着したものである。
【0006】このものによれば、L字状側板により底板の一方側面及び背面を覆うとともに、残りの他方側面を側板で覆っているので、背面板を別体で構成したものに比べて螺子の取付箇所を少なくして、組立作業性を向上させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したキャビネットラックにあっては、一方側面と背面とを一体のL字状側板で覆っているので、電源線や制御線を挿通して他方側面側から電子機器への接続作業を行う場合、他方側面側の側板を、天井板の1辺と、底板の1辺との2辺から外すことで行える。
【0008】しかしながら、スペースの関係で他方側面側から電子機器への接続作業が困難なときで、一方側面側から電子機器への接続作業を行う場合、L字状側板を、天井板の隣合う2辺と、底板の隣合う2辺との4辺とから外す必要があり、電子機器への制御線や電源線の接続作業の際の取り外し作業が困難であった。
【0009】本発明は、かかる事由に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、組立作業を容易にすることができ、かつ、電子機器への制御線や電源線の接続作業の際の取り外し作業を容易にすることができるキャビネットラックを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するために、請求項1記載のキャビネットラックは、下板部材と、この下板部材の前面両側から上面側に延出する両側部を下板部材に対して平行な連結部で連結した略コ字状の前板部材と、下板部材の背面側に取着される背板部及びこの背板部に連設されて前板部材に取着される上板部を有した略L字状の上部背面部材と、この上部背面部材の上板部及び下板部材に取着されて上部背面部材及び前板部材間で形成される側面側の空間を塞ぐ両側部材と、下板部材及び前板部材間で形成される前面側の空間を塞ぐ扉とを備えて成り、前記上部背面部材及び両側部材の少なくとも一方に電子機器への電源線及び制御線の電線挿通孔を設けた構成としてある。
【0011】請求項2記載のキャビネットラックは、請求項1のものの上部背面部材の上板部に引掛孔又は引掛爪を設けるとともに前記両側部材の上側に引掛爪又は引掛孔を設け、引掛爪を引掛孔に引掛けるとともに両側部材の下側を前記下板部材にねじ止めして両側部材を取着可能とした構成としてある。
【0012】請求項3記載のキャビネットラックは、請求項2のものの上部背面部材の上板部の両側に、引掛孔に引掛爪を引掛けた状態で両側部材の上面及び上板部の上面を略面一とする落とし込み片を設けた構成としてある。
【0013】請求項4記載のキャビネットラックは、請求項1乃至請求項3のものの上板部の前板部材側の先端及び前板部材の連結部の後端を、上板部を前板部材に取着するねじの頭部よりも下段側に落とし込んだ構成としてある。
【0014】請求項5記載のキャビネットラックは、請求項1乃至請求項4のものの下板部材に、電線挿通孔に沿って電線挿通孔から挿通された電線を束ねるケーブルサポート部を設けた構成としてある。
【0015】請求項6記載のキャビネットラックは、請求項5のものの電線挿通孔は、上部背面部材及び両側部材の少なくとも一方の下端から上方向に切欠して形成された構成としてある。
【0016】請求項7記載のキャビネットラックは、請求項1乃至請求項6のものの前板部材の連結部の一部を両側部よりも前面に突出させるとともに前記下板部材の一部を前板部材の両側部よりも前面に突出させ、これら連結部の一部及び下板部材の一部に前記扉を開閉自在に枢支させた構成としてある。
【0017】請求項8記載のキャビネットラックは、請求項1乃至請求項7のものの前板部材の両側部間に、電子機器への制御線を束ねるケーブルサポート部材を取着した構成としてある。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態1のキャビネットラックを図1乃至図6に基づいて説明する。本実施形態のキャビネットラックは、図1に示すように、下板部材 1と、この下板部材 1の前面両側から上面側に延出する両側部 3,4を下板部材 1に対して平行な連結部 5で連結した略コ字状の前板部材 2と、下板部材 1の背面側に取着される背板部 7及びこの背板部 7に連設されて前板部材 2に取着される上板部 8を有した略L字状の上部背面部材 6と、この上部背面部材 6の上板部 8及び下板部材 1に取着されて上部背面部材 6及び前板部材 2間で形成される側面側の空間を塞ぐ両側部材9,10と、下板部材 1及び前板部材 2間で形成される前面側の空間を塞ぐ扉11と、を備えたものである。
【0019】下板部材 1は、一枚の鉄板を折曲して底板12とこの底板12の四周から立設する4つの立上片13とを形成している。4つの立上片13のうちの前面側以外の3つの立上片13には、内部に挿通された電線を束ねるケーブルサポート部14が形成されている。このケーブルサポート部14は、立上片13の上端側の一部を突出させて内部方向で底板12に平行に折曲して形成され、立上片13との間に形成された切溝15に電線を束ねる紐16(図6参照)を挿通することで、電線を束ねることができるようになっている。また、前面側の立上片13は、その先端から底板12と平行に内方向に折曲された第1折返片 13aを形成し、連結部 5との間で扉11を開閉自在に枢支するようにしている。
【0020】前板部材 2は、断面大略コ字状に形成され、下板部材 1の前面両側から上面側に延出する両側部 3,4と、この両側部 3,4の上端を下板部材 1に対して平行に連結する連結部 5とを有して略コ字状に形成されている。両側部 3,4は、側面側に位置して前面側の立上片13よりも背面側で両側の立上片 13,13に溶接にて取着される側片17と、この側片17の前面側から内方向に折曲した前片18と、側片17の背面側から内方向に折曲した背片19とにより形成されている。前片18は、下板部材1の両側の立上片 13,13に取着される基端側と、連結部 5によって連結される先端側とを切断して両側の立上片13に側片17が当接するようにしている。また、背片19は、下板部材 1の両側の立上片 13,13に取着される基端側で側片17との連設部分を切り込んで、両側の立上片 13,13が差し込まれる(図6参照)ように形成されている。
【0021】連結部 5は、一枚の鉄板を折曲し、上面側に位置して底板部材 1に平行な連結片20と、この連結片20の前面側で下板部材 1方向に垂下して背面方向に折り返した第2折返片21と、連結片20の背面側で下板部材 1方向に垂下した垂下片22とを形成している。垂下片22には、下板部材 1側に落とし込んで上面に上部背面部材6の上板部 8を螺子23により取着する舌片 22aが形成されている。この連結部 5は、その連結片20を両側部 3,4の先端に溶接にて取着した状態で、その前面側の一部である第2折返片21が両側部 3,4の前片18よりも前面に突出し、上述した前面側の立上片13との間で扉11を開閉自在に枢支できるようになっており、扉11を両側部材9,10とは別に取着することができ、両側部材9,10の取り外し時に扉11を外す必要がなく、両側部材9,10を外す作業を容易にしている。
【0022】上部背面部材 6は、一枚の鉄板を折曲し、下板部材 1の背面側に取着される背板部 7と、この背板部 7に連設されて前板部材 2に取着される上板部 8とを一体として略L字状に形成されている。背板部 7は、その幅方向中央で下端から上方向を切欠し、背板部 7を下板部材 1に取着した状態で電子機器A(図6参照)への電源線24及び制御線25の電線挿通孔26としている。上板部 8は、基端を背板部7に連設させるとともに先端を前板部材 2の連結部 5方向に延出させている。上板部 8の両側には、下段に落とし込んだ落とし込み片27が形成され、両側部材9,10を取着した状態で両側部材9,10の上端面と上板部 8の上端面とが略面一となるようにしており、組み立てた状態での見栄えを良くするようにしている。
【0023】落とし込み片27には、その基端側に後述する両側部材9,10の引掛爪29を引掛ける引掛孔28が形成されており、両側部材9,10の着脱作業の際に、両側部材9,10の下側のねじを着脱するとともに引掛爪29を引掛孔28から外すことで行うことができ、両側部材9,10の着脱作業を容易にしている。上板部 8の先端8aは、前板部材2の連結部 5の舌片 22aに取着する螺子23の頭部よりも下段側に落とし込んでいるので、上述した連結部 5の舌片 22aも下段側に落としている関係上、上部背面部材 6の上板部 8を螺子23で前板部材 2に取着したときに、螺子23の頭部が上板部 8よりも外側に突出する恐れがなく、見栄えを良くするようにしている。
【0024】両側部材9,10は、その上端側から両側にかけて内方向に折曲された内向片9a,10aを形成し、上端側の内向片9aに、上述した引掛孔28に引掛られる引掛爪29を形成しており、この引掛爪29を引掛孔28に引掛けることで上部背面部材 6に両側部材9,10を取着することができるようになっている。また、両側部材9,10の幅方向中央を下端から上方向に切欠し、両側部材9,10を下板部材 1に取着した状態で電子機器A(図6参照)への電源線24及び制御線25の電線挿通孔26としている。
【0025】扉11は、その一端側が下板部材 1の第1折返片 13aと前板部材 2の第2折返片21との間に開閉自在に枢支され、他端側に配設された操作部(図示せず)を操作することにより、鎖錠板(図示せず)が前板部材 2の両側部 3に係合したり非係合したりして、閉じた状態と開いた状態に保持することができるようになっている。
【0026】なお、図において 30,31は、前板部材 2の両側部 3,4に各々両側が溶接され、電子機器Aを取着するとともに電子機器Aに接続される制御線25を束ねるケーブルサポート部材であり、制御線25である電線を電子機器Aの前面近傍で束ねることができ、外部から電線25(制御線)を引張ったときの力を和らげて、電線25(制御線)の抜け止めを行うことができるとともに、扉11を開いたときの見栄えを良くすることができるようになっている。
【0027】次に、本実施形態のキャビネットラックの組立方法と内部に配設される電子機器への電線接続方法とを説明する。
【0028】先ず組立作業は、下板部材 1の両側の立上片 13,13に予めケーブルサポート部30,31が溶接された前板部材 2の側片 17,17の下端を溶接する。次に、上部背面部材 6の背板部 7を下板部材 1の背面側の立上片13に螺子止めするとともに上部背面部材 6の上板部 8の先端8aを前板部材 2の連結部 5に形成された舌片 22aの外面に係合させて螺子23止めすることにより上部背面部材 6と下板部材 1及び前板部材 2とを組み立てる。最後に、両側部材9,10の上端側の引掛爪 29,29を上部背面部材 6の引掛孔 28,28に引掛けるとともに両側部材9,10の下端側を下板部材1の両側の立上片 13,13に螺子止めすることにより両側部材9,10を下板部 1及び上部背面部材 6間に取着して組み立て完了となる。従って、上部と背面とを略L字状に形成された上部背面部材 6で一体形成しているので、各部材を取り付ける螺子の数を少なくでき、もって組立作業を容易にすることができる。
【0029】電子機器への電線接続方法は、組み立てられた両側部材9,10のうちの一方から電線を挿通する場合には、両側部材9,10の他方を下板部材 1及び上部背面部材 6から外し、その外した側から電線を引き回すことにより行う。逆に両側部材9,10のうちの他方から電線を挿通する場合には、両側部材9,10の一方を下板部材 1及び上部背面部材 6から外し、その外した側から電線を引き回すことにより行う。さらに、電線を上部背面部材 6から挿通する場合には、両側部材9,10のどちらでも外して電線の引き回し作業を行うことができる。特に、両側部材9,10のどちらでも、下板部材 1の1辺と上部背面部材 6の1辺との合計2辺のみを外せば外すことができ、電子機器Aへの制御線25や電源線24の接続作業の際の取り外し作業を容易にすることができる。
【0030】本実施形態のキャビネットラックにおいて、下板部材 1の各ケーブルサポート部14,14,14は、下板部材 1と上部背面部材 6及び両側部材9,10との間に形成される電線挿通孔26,26,26に沿って設けられているので、外部から電線を引張ったときの力を和らげて、電線の抜け止めを行うことができるようになっている。また、各電線挿通孔26,26,26は、上部背面部材 6と両側部材9,10の下端から切欠して形成されているので、先に下板部材 1のケーブルサポート部14に電線 24,25を紐で束ねておき、その後、上部背面部材 6及び両側部材9,10を下板部材 1に取着することができ、電子機器Aへの電源線24や制御線25等の電線を接続するときに上部背面部材 6及び両側部材9,10の少なくとも一方を外した状態で行うことができ、電源線24や制御線25等の電線の接続作業を容易にすることができる。
【0031】なお、本実施形態によれば、電子機器Aの前面側に制御線25を接続するとともに電子機器Aの背面側に電源線24を接続するようになっているが、前面側に電源線24を接続するとともに背面側に制御線25を接続するようなものでも良い。
【0032】また、両側部材9,10に引掛孔を設けるとともに上部背面部材 6に引掛爪を設けても良い。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載のキャビネットラックは、下板部材と、この下板部材の前面両側から上面側に延出する両側部を下板部材に対して平行な連結部で連結した略コ字状の前板部材と、下板部材の背面側に取着される背板部及びこの背板部に連設されて前板部材に取着される上板部を有した略L字状の上部背面部材と、この上部背面部材の上板部及び下板部材に取着されて上部背面部材及び前板部材間で形成される側面側の空間を塞ぐ両側部材と、下板部材及び前板部材間で形成される前面側の空間を塞ぐ扉とを備えて成り、上部背面部材及び両側部材の少なくとも一方に電子機器への電源線及び制御線の電線挿通孔を設けているので、下板部材に略L字状で一体に形成された上部背面部材と両側部材との3つの部材を取着することで、底板の両側、背面及び上面を覆うことができ、ネジの数が少なくなり、もって組立作業が容易となる。また、制御線や電源線等を電子機器へ接続する際には、両側部材の一方側又は他方側を、底板の1辺と天井板の1辺との合計2辺から外すのみで、電線挿通孔から挿通された電線を引き回して行うことができ、もって電子機器への制御線や電源線の接続作業の際の取り外し作業を容易にすることができる。
【0034】請求項2記載のキャビネットラックは、上部背面部材の上板部に引掛孔又は引掛爪を設けるとともに前記両側部材の上側に引掛爪又は引掛孔を設け、引掛爪を引掛孔に引掛けるとともに両側部材の下側を前記下板部材にねじ止めして両側部材を取着可能としているので、両側部材の着脱作業の際には、両側部材の下側のねじを着脱することで行えることとなり、請求項1記載の効果に加え、更に組立作業を容易にすることができ、かつ、電子機器への制御線や電源線の接続作業の際の取り外し作業を容易にすることができる。
【0035】請求項3記載のキャビネットラックは、上部背面部材の上板部の両側に、引掛孔に引掛爪を引掛けた状態で両側部材の上面及び上板部の上面を略面一とする落とし込み片を設けているので、両側部材の上側を上部背面部材の落とし込み片に引掛けると、上部背面部材の上板部及び両側部材の上面を略面一とすることができ、請求項2記載の効果に加え、見栄えを良くすることができる。
【0036】請求項4記載のキャビネットラックは、上板部の前板部材側の先端及び前板部材の連結部の後端を、上板部を前板部材に取着するねじの頭部よりも下段側に落とし込んでいるので、上部背面部材の上板部をねじで前板部材の連結部に取着したときに、螺子の頭部が上板部よりも外側に突出する恐れがなく、請求項3記載の効果に加え、更に見栄えを良くすることができる。
【0037】請求項5記載のキャビネットラックは、下板部材に、電線挿通孔に沿って電線挿通孔から挿通された電線を束ねるケーブルサポート部を設けているので、電線挿通孔から挿通された電線を電線挿通孔近傍で束ねることができ、請求項1乃至請求項4記載の効果に加え、外部から電線を引張ったときの力を和らげて、電線の抜け止めを行うことができる。
【0038】請求項6記載のキャビネットラックは、電線挿通孔は、上部背面部材及び両側部材の少なくとも一方の下端から上方向に切欠して形成されているので、先に下板部材のケーブルサポート部に電線を紐で束ねておき、その後、上部背面部材及び両側部材を下板部材に取着することができ、請求項5記載の効果に加え、電子機器への電源線や制御線等の電線を接続するときに上部背面部材及び両側部材の少なくとも一方を外した状態で行うことができ、電源線や制御線等の電線の接続作業を容易にすることができる。
【0039】請求項7記載のキャビネットラックは、前板部材の連結部の一部を両側部よりも前面に突出させるとともに前記下板部材の一部を前板部材の両側部よりも前面に突出させ、これら連結部の一部及び下板部材の一部に前記扉を開閉自在に枢支させているので、扉を両側部材とは別に取着することができ、請求項1乃至請求項6記載の効果に加え、両側部材の取り外し時に扉を外す必要がなく、両側部材を外す作業が容易となる。
【0040】請求項8記載のキャビネットラックは、前板部材の両側部間に、電子機器への制御線を束ねるケーブルサポート部材を取着しているので、電線を電子機器の前面近傍で束ねることができ、請求項1乃至請求項7記載の効果に加え、外部から電線を引張ったときの力を和らげて、電線の抜け止めを行うことができるとともに、扉を開いたときの見栄えを良くすることができる。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成11年6月8日(1999.6.8)
【代理人】 【識別番号】100111556
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
【公開番号】 特開2000−349468(P2000−349468A)
【公開日】 平成12年12月15日(2000.12.15)
【出願番号】 特願平11−160385