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【発明の名称】 電子部品収納ケース
【発明者】 【氏名】深井 喜久司

【氏名】斉藤 浩二

【氏名】安田 太郎

【要約】 【課題】廃棄処理が容易であると共に電子部品供給装置の部品貯蔵室への部品補充を容易に行える電子部品収納ケースを提供する。

【解決手段】ケース本体1が紙材から形成されているので、使い捨てが可能で廃棄処理が極めて容易である。しかも、使用後のケースを焼却するような場合でも焼却自体が容易であると共に焼却時に有毒ガスを生じないので環境汚損を生じる心配もない。また、ケース本体1に設けた押圧表示部1dを指先で押圧するだけで部品投入口1fを簡単に形成できるので、バルクフィーダの部品貯蔵室への部品補充を簡単な作業で迅速に行うことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 多数のバルク状電子部品を収納し、バルク状電子部品を取り扱う電子部品供給装置の部品貯蔵室に電子部品を補充するためのケースであって、焼却可能な材料から形成された直方体形状のケース本体を備え、前記ケース本体は、微細孔の連続から成る引き裂き線をその1辺に有し、この引き裂き線の長手方向両側に位置するケース本体の2つの側面それぞれに押圧箇所表示部を有しており、2つの押圧箇所表示部を内側に押圧することにより、引き裂き線を引き裂いて同部分に部品投入口を形成できるようにした、ことを特徴とする電子部品収納ケース。
【請求項2】 多数のバルク状電子部品を収納し、バルク状電子部品を取り扱う電子部品供給装置の部品貯蔵室に電子部品を補充するためのケースであって、焼却可能な材料から形成された直方体形状のケース本体を備え、前記ケース本体は、微細孔の連続から成る引き裂き線をその1辺に有し、一方、前記部品貯蔵室の部品補充口は、内側に張り出した少なくとも1つの押圧部を開口部分の内面に有しており、ケース本体の引き裂き線が形成されている部分を部品補充口の押圧部に押し込むんで引き裂き線の長手方向両側に位置するケース本体の2つの側面を内側に押し込むことにより、引き裂き線を引き裂いて同部分に部品投入口を形成できるようにした、ことを特徴とする電子部品収納ケース。
【請求項3】 多数のバルク状電子部品を収納し、バルク状電子部品を取り扱う電子部品供給装置の部品貯蔵室に電子部品を補充するためのケースであって、焼却可能な材料から形成された一面開口の直方体形状のケース本体と、焼却可能な材料から形成されケース本体の開口を覆う帯状のカバーテープとを備え、前記カバーテープは、一端側を開口縁に接着されて開口を覆うと共に、開口被覆部分よりも長い残りの部分を開口側に折り返され、その他端側の一部を剥がし代を残してケース表面に接着されており、剥がし代を引っ張ってカバーテープの他端側をケース本体から剥がした後にこの他端側をさらに引っ張ることにより、カバーテープの開口接着部分を折り返し部分側から徐々に剥離して同部分に部品投入口を形成できるようにした、ことを特徴とする電子部品収納ケース。
【請求項4】 多数のバルク状電子部品を収納し、バルク状電子部品を取り扱う電子部品供給装置の部品貯蔵室に電子部品を補充するためのケースであって、焼却可能な材料から形成された一面開口の直方体形状のケース本体と、焼却可能な材料から形成されケース本体の開口を覆う帯状のカバーテープとを備え、前記カバーテープは、一端側を開口縁に接着されて開口を覆うと共に、開口被覆部分よりも長い残りの部分の一部を剥がし代を残してケース表面に接着されており、剥がし代を引っ張ってカバーテープの他端側をケース本体から剥がした後にこの他端側を開口側に折り返してからさらに引っ張ることにより、カバーテープの開口接着部分を折り返し部分側から徐々に剥離して同部分に部品投入口を形成できるようにした、ことを特徴とする電子部品収納ケース。
【請求項5】 焼却可能な材料が紙材である、ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電子部品収納ケース。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルク状の電子部品を取り扱う電子部品供給装置の部品貯蔵室に、電子部品を補充するのに有用な電子部品収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】バルク状の電子部品を取り扱う電子部品供給装置、所謂バルクフィーダは、部品貯蔵室にバルク状に貯蔵されている電子部品を所定向きに整列して部品取出位置に供給するものであり、例えば本出願人による特開平8−48419号公報に開示されている。このバルクフィーダは、例えば基板に電子部品を搭載するラインに用いられ、部品取出位置に供給された電子部品は吸着ノズル等の取出器具によって順次取り出され基板に搭載される。
【0003】この種のバルクフィーダは、多数の電子部品を貯蔵するための部品貯蔵室を有するが、その貯蔵数量には部品形状やサイズとの関係から自ずと制限があるため、部品供給を連続して行うには貯蔵部品が無くなる前に部品貯蔵室に電子部品を補充する必要が生じる。
【0004】補充用の電子部品はプラスチップケースに種類別に収納されているため、部品補充を行う作業者は必要な電子部品を収納しているプラスチックケースを選択してその蓋を開け、このプラスチックケースから直接部品貯蔵室に電子部品を投入している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】部品補充に用いられている従来のプラスチックケースは、原材料によっては回収により再利用が可能ではあるが、その殆どは燃えないゴミとして廃棄されているのが現状である。近年におけるゴミ処理問題を考えれば、この種のケースには極力プラスチックを原材料として使用しない方向で対応すべきであり、需用者からも使い捨てが可能で廃棄処理が容易なものが電子部品収納ケースとして望まれている。
【0006】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、廃棄処理が容易であると共に電子部品供給装置の部品貯蔵室への部品補充を容易に行える電子部品収納ケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明は、多数のバルク状電子部品を収納し、バルク状電子部品を取り扱う電子部品供給装置の部品貯蔵室に電子部品を補充するためのケースであって、焼却可能な材料から形成された直方体形状のケース本体を備え、前記ケース本体は、微細孔の連続から成る引き裂き線をその1辺に有し、この引き裂き線の長手方向両側に位置するケース本体の2つの側面それぞれに押圧箇所表示部を有することをその特徴としている。
【0008】この電子部品収納ケースによれば、ケース本体に設けられた2つの押圧箇所表示部を指先で挟んで内側に押圧することにより、引き裂き線の隣接する部分を外向きに押し広げて引き裂き線が引き裂き、同部分に部品投入口が形成することができる。
【0009】また、本発明は、多数のバルク状電子部品を収納し、バルク状電子部品を取り扱う電子部品供給装置の部品貯蔵室に電子部品を補充するためのケースであって、焼却可能な材料から形成された直方体形状のケース本体を備え、前記ケース本体は、微細孔の連続から成る引き裂き線をその1辺に有し、一方、前記部品貯蔵室の部品補充口は、内側に張り出した少なくとも1つの押圧部を開口部分の内面に有することをその特徴としている。
【0010】この電子部品収納ケースによれば、ケース本体の引き裂き線が形成されている部分を部品補充口の押圧部に押し込むんで引き裂き線の長手方向両側に位置するケース本体の2つの側面を内側に押し込むことにより、引き裂き線を引き裂いて同部分に部品投入口を形成できる。
【0011】さらに、本発明は、多数のバルク状電子部品を収納し、バルク状電子部品を取り扱う電子部品供給装置の部品貯蔵室に電子部品を補充するためのケースであって、焼却可能な材料から形成された一面開口の直方体形状のケース本体と、焼却可能な材料から形成されケース本体の開口を覆う帯状のカバーテープとを備え、前記カバーテープは、一端側を開口縁に接着されて開口を覆うと共に、開口被覆部分よりも長い残りの部分を開口側に折り返され、その他端側の一部を剥がし代を残してケース表面に接着されていることをその特徴としている。
【0012】この電子部品収納ケースによれば、剥がし代を引っ張ってカバーテープの他端側をケース本体から剥がした後にこの他端側をさらに引っ張ることにより、カバーテープの開口接着部分を折り返し部分側から徐々に剥離して同部分に部品投入口を形成できる。
【0013】さらにまた、本発明は、多数のバルク状電子部品を収納し、バルク状電子部品を取り扱う電子部品供給装置の部品貯蔵室に電子部品を補充するためのケースであって、焼却可能な材料から形成された一面開口の直方体形状のケース本体と、焼却可能な材料から形成されケース本体の開口を覆う帯状のカバーテープとを備え、前記カバーテープは、一端側を開口縁に接着されて開口を覆うと共に、開口被覆部分よりも長い残りの部分の一部を剥がし代を残してケース表面に接着されていることをその特徴としている。
【0014】この電子部品収納ケースによれば、剥がし代を引っ張ってカバーテープの他端側をケース本体から剥がした後にこの他端側を開口側に折り返してからさらに引っ張ることにより、カバーテープの開口接着部分を折り返し部分側から徐々に剥離して同部分に部品投入口を形成できる。
【0015】本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1は本発明の第1実施形態を示すもので、図中の符号1はケース本体である。
【0017】ケース本体1は、外観が直方体形状を成しており、8面全てを適度な剛性を有する紙材、例えば段ボール原紙や白板紙等を含む板紙から形成されている。
【0018】このケース本体1は、型抜きした印刷板紙を接着して平面状の折りたたみ状態としたものを、使用に際して箱型に整形して糊しろを接着することで図1に示すような形状となる。ちなみに、部品収納前のケース本体1は8面のうちの1つを開口しており、開口を塞ぐ部分の糊代は開口を通じてケース本体1内に電子部品を収納した後に接着される。
【0019】図2(A)〜図2(C)はケース本体1内に収納されるバルク状電子部品の形状例を示すもので、図2(A)の電子部品P1は正4角柱形を成し、図2(B)の電子部品P2は偏平4角柱形を成し、図2(C)の電子部品P3は円柱形を成している。また、電子部品の種類としは、チップコンデンサやチップ抵抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、LCフィルターやネットワーク等の複合部品や、LCフィルターやネットワーク等の複合部品や、半導体素子等の集積回路部品等が挙げられる。勿論、図示例以外の形状を有する電子部品や前記以外の種類の電子部品をケース本体1内に収納してもよい。
【0020】また、ケース本体1は、図1中の上面1aと左側面1bとの境界に当たる一辺に、微細長孔や微細円孔の連続から成る引き裂き線1c、所謂ミシン目を備えている。
【0021】さらに、ケース本体1は、前記引き裂き線1cの長手方向両側に位置する2つの側面それぞれの引き裂き線1cに近い位置に押圧箇所表示部1dを備えている。この押圧箇所表示部1dは、円やその他形状の図形内に「PUSH」や「押」等の文字を設けたもので、印刷またはシール貼り付け等の手法によってケース本体1に設けられている。
【0022】さらに、ケース本体1は、押圧箇所表示部1dが設けられた側面の一方に、収納内容表示部1eを備えている。この収納内容表示部1eは、矩形やその他形状の図形内に部品種類と収納個数等の文字を設けたもので、印刷またはシール貼り付け等の手法によってケース本体1に設けられている。
【0023】図1に示した電子部品収納ケースを用いて図示省略のバルクフィーダの部品貯蔵室に電子部品を補充するときには、図3に示すように、ケース本体1の2つの押圧箇所表示部1dを指先で挟んで図中矢印方向(内側)に押圧する。
【0024】この押圧により、図3中の上面1aの引き裂き線1cに近い部分と左側面1bの引き裂き線1cに近い部分が外向きに押し広げられて引き裂き線1cが引き裂かれ、同部分に菱形状の部品投入口1fが形成される。
【0025】前記の押圧によりケース本体1の引き裂き線1c部分に部品投入口1fが形成された後は、この投入口1fが下向きとなるようにケース本体1を斜めにしながら、投入口1fをバルクフィーダの部品貯蔵室の部品補充口に向き合わせる。勿論、ケース本体1の引き裂き線1c部分を部品貯蔵室の部品補充口に向き合わせから、前記の押圧操作を行って投入口1fを形成するようにしてもよい。
【0026】これにより、ケース本体1内に収納されている電子部品が投入口1fを通じて自重落下して、バルクフィーダの部品貯蔵室内に補充される。ケース本体1内に収納されている電子部品の数は15000個や50000個等というように予めそのサイズに応じて数が決められているので、部品貯蔵室内に補充される部品数は簡単にカウントできる。
【0027】このように、第1実施形態の電子部品収納ケースによれば、ケース本体1が紙材から形成されているので、使い捨てが可能で廃棄処理が極めて容易である。しかも、使用後のケースを焼却するような場合でも焼却自体が容易であると共に焼却時に有毒ガスを生じないので環境汚損を生じる心配もない。
【0028】また、ケース本体1に設けた押圧表示部1dを指先で押圧するだけで部品投入口1fを簡単に形成できるので、バルクフィーダの部品貯蔵室への部品補充を簡単な作業で迅速に行うことができる。
【0029】前述の第1実施形態では、ケース本体1に設けた押圧表示部12を指先で押圧することにより部品投入口1fを形成する方法を示したが、図4(A)と図4(B)に示すような方法を採用すれば、投入口1fをわざわざ形成することなく、ケース本体1の一部を部品補充口に差し込むだけで部品貯蔵室への部品補充を簡単に行うことができる。
【0030】図4(A)において符号11はバルクフィーダの部品貯蔵庫、符号11aは部品貯蔵庫11内に形成された部品貯蔵室、符号11bは部品貯蔵室21に設けられた部品補充口である。部品補充口11bの幅は前記ケース本体1の幅とほぼ一致しており、また、部品補充口11bの開口部分の内面には内側に張り出した2つの押圧部11cが対向して形成されている。ちなみに、図示例の押圧部11cは、部品補充口11bの開口縁から内側に向かって斜め下向きに傾く傾斜面を有している。
【0031】部品貯蔵室11に電子部品を補充するときには、図4(B)に示すように、ケース本体1の引き裂き線11が形成されている部分を下に向けて、同部分を2つの押圧部11bの間に押し込む。
【0032】この押し込みにより、ケース本体1の2つの押圧箇所表示部1dが押圧部11bにより内側に押圧され、前記と同様の作用にて引き裂き線1cが引き裂かれ、同部分に菱形状の部品投入口1fが形成される。ちなみに、この押圧動作は押圧部11cが1個であっても同様に行うことができる。これと同時に、ケース本体1内に収納されている電子部品Pが投入口1fを通じて自重落下して、バルクフィーダの部品貯蔵室内に補充される。
【0033】また、前述の第1実施形態では、ケース本体1の2つの押圧箇所表示部1dを内側に押圧することで、図3中の上面1aの引き裂き線1fに近い部分と左側面1bの引き裂き線1cに近い部分を外向きに押し広げて引き裂き線1cを引き裂くようにしたものを例示したが、図5に示すように、図中の上面1aの引き裂き線1cに近い部分に屈曲用溝1gを予め形成し、また、左側面1bの引き裂き線1cに近い部分に同様の屈曲用溝1gを予め形成しておけば、両部分が外向きに押し広げられるときの屈曲の方向付けを行うことができ、これにより引き裂き線1cの引き裂きを確実且つ良好に行うことができる。
【0034】[第2実施形態]図6は本発明の第2実施形態を示すもので、図中の符号31はケース本体、符号32は帯状のカバーテープである。
【0035】ケース本体31は、外観が直方体形状を成し、図中の左側面を開口(符号31a)しており、7面全てを適度な剛性を有する紙材、例えば段ボール原紙や白板紙等を含む板紙から形成されている。
【0036】このケース本体31は、型抜きした印刷板紙を接着して平面状の折りたたみ状態としたものを、使用に際して箱型に整形して糊しろを接着することで図6に示すような形状となる。ちなみに、ケース本体31内には開口31aを通じて電子部品が収納される。収納される電子部品の形状及び種類は第1実施形態で説明した通りである。
【0037】また、ケース本体31は、図中の右側面に、収納内容表示部31bを備えている。この収納内容表示部31bは、矩形やその他形状の図形内に部品種類と収納個数等の文字を設けたもので、印刷またはシール貼り付け等の手法によってケース本体31に設けられている。
【0038】一方、カバーテープ32は、所定の幅と長さを有する帯状を成しており、可撓性と適度な引っ張り強度を有する紙材、例えばセロハンや加工紙を含む薄葉紙や雑種紙から形成されている。図示例のカバーテープ32は、開口31aの幅よりも大きな幅と開口31aの縦長さの3倍よりも大きな長さを有している。
【0039】このカバーテープ32は、図7に示すように、図6中のケース上面31cの開口31aに近い部分にその一端32aを適当な接着剤を用いて接着され、この一端から下方に延びる部分を開口31aの縁に同様に接着されて開口31aを覆っている。また、カバーテープ32は、開口被覆部分よりも長い残りの部分を開口側に折り返され、その他端側の一部32bを剥がし代32cを残してケース上面31cに前記同様に接着されている。
【0040】図6に示した電子部品収納ケースを用いて図示省略のバルクフィーダの部品貯蔵室に電子部品を補充するときには、図8に示すように、開口31aの下部が部品貯蔵室の部品補充口に向き合うようにケース本体31を斜めにする。そして、カバーテープ32の剥がし代32cを指先でつまんで持ち上げて他端側の接着部32bをケース上面31cから剥離する。そして、図9に示すように、剥がし代32cを指先でつまんだまま、カバーテープ32を矢印方向に引っ張る。
【0041】これにより、カバーテープ32の開口接着部分が折り返し部分側から徐々に剥離されて部品投入口31dが形成され、ケース本体31内に収納されている電子部品がこの部品投入口31dを通じて自重落下して、バルクフィーダの部品貯蔵室内に補充される。ケース本体31内に収納されている電子部品の数は15000個や50000個等というように予めそのサイズに応じて数が決められているので、部品貯蔵室内に補充される部品数は簡単にカウントできる。
【0042】このように、第2実施形態の電子部品収納ケースによれば、ケース本体31及びカバーテープ32が紙材から形成されているので、使い捨てが可能で廃棄処理が極めて容易である。しかも、使用後のケースを焼却するような場合でも焼却自体が容易であると共に焼却時に有毒ガスを生じないので環境汚損を生じる心配もない。
【0043】また、カバーテープ32の剥がし代32cを持ち上げて引っ張るだけで部品投入口31dを簡単に形成できるので、バルクフィーダの部品貯蔵室への部品補充を簡単な作業で迅速に行うことができる。
【0044】前述の第2実施形態では、ケース本体31に設けたカバーテープ32を開口31部分で重なるように折り返したものを例示したが、図10に示すように、図中のケース下面31eの開口31aに近い部分にその一端を接着し、この一端から上方に延びる部分を開口31aの縁に接着して開口31aを覆うと共に、開口被覆部分よりも長い残りの部分の一部32bを剥がし代32cを残してケース上面31cに接着するようにしてもよい。
【0045】図10に示した電子部品収納ケースを用いて図示省略のバルクフィーダの部品貯蔵室に電子部品を補充するときには、図11に示すように、カバーテープ32の剥がし代32cを指先でつまんで持ち上げて他端側の接着部32bをケース下面31eから剥離した後、この他端側を開口31a側に折り返す。そして、そして、ケース本体31を上下反転してから開口31aの下部が部品貯蔵室の部品補充口に向き合うようにケース本体31を斜めにする。そして、剥がし代32cを指先でつまんだまま、カバーテープ32を矢印方向に引っ張る。これにより、前記と同様に、カバーテープ32の開口接着部分が折り返し部分側から徐々に剥離されて部品投入口31dが形成され、ケース本体31内に収納されている電子部品Pがこの部品投入口31dを通じて自重落下して、バルクフィーダの部品貯蔵室内に補充される。
【0046】尚、前述の第1,第2実施形態において、ケース本体内に収納されている電子部品に静電気を生じる場合には、ケース本体の内面及びカバーテープの内面に静電防止剤を含浸させるか或いはそのコーティング層を形成するようにするとよい。
【0047】また、前述の第1,第2実施形態では、ケース本体とカバーテープを紙材から形成したものを示したが、紙材と同様の焼却容易性と廃棄容易性を有するものであればパルプ(植物体から取り出したセルロースを多く含んだ植物繊維の集まり合ったもの)以外の材料を用いてケース本体とカバーテープを形成するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による電子部品収納ケースによれば、廃棄処理が容易であると共に電子部品供給装置の部品貯蔵室への部品補充を容易に行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000204284
【氏名又は名称】太陽誘電株式会社
【出願日】 平成11年3月29日(1999.3.29)
【代理人】 【識別番号】100069981
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 精孝 (外1名)
【公開番号】 特開2000−277982(P2000−277982A)
【公開日】 平成12年10月6日(2000.10.6)
【出願番号】 特願平11−85784